店主「こちら『おふくろの卵焼き』となっていまーす」

男「ありがとうございます・・・」

店主「それではごゆっくり」

男「・・・食ってみっか」

ﾊﾟｸﾊﾟｸ

男「こ・・・この味は！」

男「おふくろの味だぁ・・・」

男「普通よりも砂糖を入れすぎて甘いおふくろの味だぁ」

男「うますぎて箸が止まらない！」

店主（ふふ喜んでくれたみたいね）

男「ふぅ・・・ごちそうさまでしたー」

店主「えー会計240円となりまーす」

男「はい」ﾁｬﾘﾝ

店主「ありがとうございました〜！」

男（今度友達連れて行こうかな）

ひったくり犯「ちっ・・・走ったせいで腹が減ったぜ・・・」

ひったくり犯「おふくろの味屋？小料理屋か？ここで腹ごしらえするか」

店主「いらっしゃいませー！」

ひったくり犯「ど〜も」

店主「何に致しますでしょうか！」

ひったくり犯「んーっと・・・この肉じゃがとカレーライスで」

店主「2点でよろしいでしょうかー？」

ひったくり犯「はい」

店主「少々お待ちを」

店主「こちら肉じゃがとカレーライスでございます」

ひったくり犯「お・・・うまそうだな」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

ひったくり犯「これは・・・」




母「たかし！たかし！」

たかし「何だよ・・・」

母「ま〜た友達のもの盗ったんだね！？」

たかし「とってねえよ」

母「はやくだしなさい！」ｺﾞﾂﾝ

たかし「・・・わーったよ」




母「今日は暴力振るってごめんね？ほらたかしの好きな肉じゃがとカレーだよ」

たかし「・・・」ﾊﾟｸﾊﾟｸ



ひったくり犯「あんときの味だぁ・・・」

ひったくり犯「・・・」ﾀﾞｯ

店主「あっお会計！」

店主「・・・まぁいいか理由は分かってるしね」

ひったくり犯「すいっません！そこの店でひったくりしました！」

警官「えっ・・・えっ？」

ひったくり犯「ひったくりました！」

警官「・・・えっととりあえず署まで来てもらいます」

ひったくり犯「はいそうしてください！」

警官「？？？」

店主「私の正体が知りたいって？」

店主「あなたたちの母親の顔を思い出してみて」

店主「それが私よっ♪」

そこはかとない短編的な香りがたまらない

記憶喪失だけどおふくろの味を食べて
全てを思い出す展開とか

>>8了解

男「くっ・・・何なんだ・・・俺は誰なんだ一体どこで生まれたんだ・・・」

男「さっき転んで何も思い出せねえ・・・」

店主「あなた今何も思い出せないんじゃない？」

男「！？あなたは・・・？」

店主「通りすがりの小料理店主よついてきなさい」

男「・・・はい」

店主「私はあなたの全てが分かるわ」

男「俺の・・・全て・・・教えてください！」

店主「まぁまぁこの卵焼きでも食べて落ち着きなさい」

男「は・・・はぁ」ﾊﾟｸ

男「！？」

店主（どうやら思い出したようね）

男「・・・これは・・・全て思い出したぞ！」

店主「それは良かったじゃあこの顔は分かるかな？」

店主は顔の三角筋とマスクを取った

男「・・・おふくろっ！」

店主「ふふそうよあなたのお袋よ」

男「・・・母さん・・・母さん！」

記憶喪失編END