あのぶっ飛んでたやつか

あれか

アルミン「いやあ、やっと訓練兵になれたよ」

エレン「飯食べたいだけで訓練兵になるって適当だな」

アルミン「いいんだよ。僕にとったら訓練なんて赤子の手を捻るようなものだ」

エレン「うーん、腹が立つ」

ライナー「」ｺｿｺｿ

コニー「懲りねえな」

ライナー「うるさい！」

ベルトルト「あれくらいで挫けては兵士失格だよ。悪い事はいわない。開拓地に戻るんだ」

マルコ「まったく…」ﾊｱﾊｱ

コニー「俺はもうパスする…」

ライナー「わかったわかった。さっさとどっかいけ。巨人の餌になってこい」ｼｯｼｯ

コニー「どうなっても知らねえぞ」

マルコ「君に心配される程、僕らは落ちぶれてないよ」

コニー「どこが」

アルミン「そろそろかな…」

エレン「え？」

アルミン「SPTが届くはずだ。外に出よう」

エレン「おう」


マルコ「見て、コンパクトカメラを買ったんだ」

ライナー「おお！でかした！」

ベルトルト「さすがマルコ！！痺れるなあ！」

アルミン「エレンは下がっててね」

アルミン「」ｶﾁｶﾁ

エレン「？」

アルミン「よし…」

ﾄﾞﾋｭ- ﾊﾞ-ﾝ!!

カプセル「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

エレン「ええ…どっから降ってきたんだよ…」

アルミン「秘密」ﾊﾟｶ

アルミン「ああ！！」

エレン「何だ」

アルミン「見てよエレン！食料だ！」

エレン「色々あるな」

アルミン「訓練兵やめるね」

エレン「おい！」

アルミン「僕は無駄に動くのは嫌いなんだよ」

アルミン「……肝心のSPTがないな…」

エレン「入れ忘れたのか」

アルミン「…あのバカ上司…」

エレン「上司？」

アルミン「君達でいうところの教官だよ」

エレン「ああ、わかった気がする」


マルコ「」ﾊﾟｼｬ

ライナー「良いの撮れたか？」

マルコ「ああ…奴がいるのは気に入らないが、後で修正して僕にしてやる」

ベルトルト「僕にも頼むよ」

マルコ「一枚パン一個だ」

ライナー「何！？」

ベルトルト「そんな！」

マルコ「はは！僕はただで上げるほどお人よしじゃないよ！」

ライナー「ぐっ…仕方ないか…」

ベルトルト「そうだね…」

マルコ「修正verは食事全てだ」

ライナー「何だとぉ！」ﾊﾞﾝ

ベルトルト「それはおかしいよ！！」ﾄﾞﾝ

エレン「何騒いでんだよお前ら」

ライナー「エレン！」

アルミン「…」ｶﾁｬ

エレン「撃つな撃つな」

アルミン「じゃ、殴る」ｼｬｷﾝ

エレン「まあ、待て」ｶﾞｼ

ベルトルト(逃げたほうが…)

ライナー(うむ…危険だ…)

マルコ「」ｶｼｬｶｼｬ

アルミン「…あいつは殺っていいよね」

エレン「許可する」

アルミン「」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

マ○コ「」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

アルミン「変態が…」ﾊﾞｷ

ライナー(カメラが！)

ベルトルト(糞ぉ！)

アルミン「…」

ライナー「くそ！逃げるぞ！」

ベルトルト「うわぁ！」

エレン「こいつどうする？」ｹﾞｼ

アルミン「廃棄処分したい所だけど仕方ないからゴミ箱に放りこんどいて」

エレン「わかった」ﾎﾟ-ｲ

寮

アルミン「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

エレン「落ち着きないな」

アルミン「僕に視線を感じる…」

エレン「ん？」ｷｮﾛｷｮﾛ

エレン「！　後ろ！」

アルミン「！」ｸﾙ

ジャン「しまった！」

アルミン「何してんだ」

ジャン「えーと…その…ハハ…」

ジャン「」ﾊﾞﾀ

エレン「殴りすぎじゃね？」

アルミン「ゴキブリ以上のしぶとさだ。これぐらい大丈夫」

エレン「まぁ…自業自得か…」

アルミン「さ、教官のとこへ行こ」

エレン「どう言えばいいんだか…」

ジャン「くっ…俺は…諦めないぞ…アルミン…お前を必ず落としてやる…」

エレン「失礼しまーす…」

キース「…」

エレン「あれ？何でいるの変態禿」

アルミン「わぁ。お久しぶりです」

キース「よく教官に向かってそんな事がいえるな…」

エレン「えー、まさか復帰ですか？やめてくださいよ。不潔」

キース「……復帰ではない」

アルミン「じゃあ何でここにいるの禿教官？」

キース「…」ｷﾞﾛ

アルミン「怖くありませんよ？」

キース「よく教官に向かってそんな事がいえるな…」

エレン「えー、まさか復帰ですか？やめてくださいよ。不潔」

キース「……復帰ではない」

アルミン「じゃあ何でここにいるの禿教官？」

キース「…」ｷﾞﾛ

アルミン「怖くありませんよ？」

エレン「教官じゃないならいいんです。どいてください」

キース「だが…」

アルミン「急いでるんですが」ｶﾁｬ

キース「……」ｻｯ

アルミン「物分かりがよくて助かります〜」

エレン「おおう…」

アルミン「教官ー」ﾀﾀﾀ

教官「アルミンくんか。どうした」

アルミン「訓練兵やめますね」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

教官「え？は？え？」

アルミン「ベットはありがたく使わせてもらうんで！さようなら！」

教官「…？」

アルミン「わかってくれたよ」

エレン「一方的に話しただけじゃねえか」

アルミン「支給された食料、エレンも一緒に食べようよ」

エレン「おう、いいぞ」

ジャン「うまいんだろうな？」

アルミン「大丈夫だと思う……よ…」

エレン「…」

アルミン「…」

ジャン「？　どうした」

アルミン「本当に懲りないね」

ジャン「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

エレン「逆に尊敬するぞ」

ジャン「…」ｽﾞ-ﾝ

エレン「…なぁ、ジャンも一緒に食っていいんじゃねえか？」

アルミン「何で？」

エレン「ジャンにはそんなに悪意感じられないんだよな」

アルミン「…エレンがいいなら別にいいけどさぁ…」

アルミン「ジャン、立てる？」

ジャン「お、おお//」

エレン「食堂でいいか」

アルミン「そうだね」


エレン「食堂についたぞ！」

アルミン「人は…まぁ、ほどほどにいるね」

アルミン「端っこで食べようか」ﾄｺﾄｺ

サシャ「あのー…」

アルミン「？　何ですか？」

サシャ「それ…食べ物ですか？」

アルミン「うん、そうだけど」

サシャ「おお！」

アルミン「」ﾋﾞｸｯ

サシャ「少し！少し分けてくれませんか！？」

アルミン「ああ…うん、１袋なら」ｽｯ

サシャ「やったぁ！ありがとうございます！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

アルミン「はは…」

エレン「全部取られなくて良かったな」

アルミン「えっ」

アルミン「」ﾋﾞﾘ

エレン「それは何ていうんだ？」

アルミン「ポテトチップス。かんたんにいうと芋を揚げたものだよ」

エレン「ふーん」ﾊﾟﾘ

ジャン「うめぇ！」

アルミン「それは良かった」ﾎﾟﾘ

エレン「そっちは？」

アルミン「チョコレートだよ。溶けるから早めに食べてね」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ ｻﾞﾜｻﾞﾜ

モブ「あ、あのー」

アルミン「へ？何ですか？」

モブ「美味しい物くれるって聞いたんですが…」

モブ2「俺も！」

モブ3「私も！」

アルミン「な、なんだ…」

エレン「誰から？」

モブ「サシャから…」

エレン「やっぱり…」

アルミン「えーと、上げるから押さないでくれ！」

ﾜ-ﾜ- ｷｬ-ｷｬ-

初めて女子が登場した！

アルミン「全部無くなっちゃった」

エレン「…」

ジャン「…」

アルミン「あはは…ごめんね、二人共…」

次の日

アルミン「おはよーエレンー」

エレン「んぬ…後15分…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

アルミン「訓練あるんでしょー」ｽﾞﾘ

エレン「痛！」ﾄﾞｼ-ﾝ

アルミン「はいはい、起きた起きた」

エレン「…ふゎぁ…」

食堂

エレン「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

アルミン「…ねえエレン」

エレン「んー」

アルミン「みんななぜか僕の方見てるんだけど…」

エレン「え？」

ｼﾞ- ｼﾞ- ｼﾞ-

エレン「…確かに」

ﾓﾌﾞ「すみません！」

アルミン「何ですか…？」

ﾓﾌﾞ「ちょっと来てほしいんです…」

アルミン「あ…うん…じゃあ」

エレン「おう」

アルミン「…」

エレン「何だったんだ？」

アルミン「…告白された…」

エレン「え！」

エレン「……それで、どうしたんだ？」

アルミン「勿論断ったよ」

エレン「そ、そうか」ﾌｩ

アルミン「昨日一目見て好きになったんだと…」

エレン「一目惚れか…」

ﾓﾌﾞ(男)「おい！」

アルミン「え？」

ﾓﾌﾞ(男)「ちょっと来てくれ！」

アルミン「…」

アルミン「…」ﾊｧ

エレン「…まさか」

アルミン「あ…はは…告白されちゃった…」

エレン「…」

アルミン「…」

エレンフェロモンが感染したのか

アルミン「はぁ…」

ﾓﾌﾞf「エレン…」ﾊｱﾊｱ

エレン「…」

ﾓﾌﾞh「アルミンさん、ちょっと…」

アルミン「はい…」

ﾓﾌﾞl「エレェン…」ﾄﾞﾋﾟｭ

エレン(何だこの違い)

エレンに寄ってくるのは野獣ばかり

アルミン「ああ…朝だけで30回は告白されたよ…」ｸﾞﾀ

エレン「俺は陰湿な奴ばっかなんだが…」ﾁﾗ

ライナー「」ﾁﾗ

ベルトルト「」ﾁﾗ

エレン「お前らの事だよ」

ライナー「」ﾋﾞｸｩ

ベルトルト「」ﾋﾞｸｩ

お、期待!

格闘訓練

アルミン「じゃあ頑張って」

エレン「おう」

ﾓﾌﾞy「アルミンさん！一緒にやりませんか？」

アルミン「え、僕は訓練兵じゃ…」

ﾓﾌﾞe「俺もアルミンと組みたい！」

アルミン「えーと…」

ﾓﾌﾞd「なら次は俺！」

アルミン「あの…話聞いてくれたら嬉しいなー…」

ﾓﾌﾞv「じゃあその次はあたしでお願いします！」

アルミン「あ…」

ﾓﾌﾞf「エレェン！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

エレン「うわ！」ｻｯ

ライナー「おひょう！」ﾋﾟｮﾝ

エレン「ああもう！危ねえなあ！」

ベルトルト「その表情いいね！」

エレン「何なんだよお前らぁぁぁ！！！」

アルミン「結局訓練しちゃった…」

エレン「泣きたい…」

ライナー「」ﾑﾌﾌ

ベルトルト「」ﾑﾌﾌ

アルミン「何で急に…モテだしたんたあよ…」ｸﾞﾀｧ

エレン「守ってくれよ…？」

アルミン「ああ…努力するよ」

立体機動訓練

アルミン「あ、SPTないから着いていけないんだ」

エレン「ええ…」

ライナー「」ｷﾗﾝ

ベルトルト「」ｷﾗﾝ

アルミン「ごめんね」

エレン「段々適当になってないか」

エレン「襲われたらどうしよう」

アルミン「このスイッチを押してくれ」ｽｯ

エレン「何だよこれ」

アルミン「このスイッチを押せば僕が駆けつけるよ」

エレン「どうやって？」

アルミン「考えてない」

エレン「…」

エレン「まあいいや…行ってくる」

アルミン「うん。行ってらっしゃーい」


ライナー「OK？」

ベルトルト「OK！」

エレン「」ﾄﾞｼｭ ﾄﾞｼｭ

エレン()ﾁﾗ

エレン(良かった…付いてきてないな)ﾎｯ

ライナー「イェイ！」ﾌﾞﾊﾞ-ﾝ

エレン「！？」ﾄﾞｺﾞ-ﾝ

エレン「く…うう…」

ベルトルト「ナイスだよライナー」

ライナー「ははは」

ベルトルト「さて…」ｺﾞｿｺﾞｿ

ベルトルト「スイッチは壊しとかないとね」ﾊﾞｷﾞ

ライナー「よし…」ｼﾞｭﾙ

エレン「てめぇら…！」

エレン「許さねえぞ！」

ライナー「くらえ！」ｸﾞｲ

エレン「！？」ｺﾞｸ

エレン「…っ、体が…」

ベルトルト「痺れ薬さ！」

エレン「ぐぅ…」

ライナー「おらぁ！」ﾋﾞﾘ

エレン「…くっ…服が…」

ベルトコンベア「ハハハ！さあやるよ！」

アルミン「…」ﾊﾟｼｬ

ライナー「！？」

ベルトルト「！？」

!?

アルミン「やぁ、一枚撮らせてもらったよ」

ライナー「どうやってここに来た！？」

アルミン「運んでもらったの。ね♪」

ﾓﾌﾞy「ねー♪」

ベルトルト「……」ｷﾞﾘ

アルミン「この写真どーしよっかなぁ…バラまいたら面白そうだなぁ…」ｸｽ

アルミン「街中で大騒ぎになって社会的に死ぬだろうね。楽しみだよ♪」

ライナー「ぐっ…」

アルミン「で、お前等の行動は？」

ライナー「逃げるぞ！」

アルミン「はい！皆さん！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

みんな「」ｻﾞｯ

ベルトルト「！？」

アルミン「僕に告白してきた人達だよ。頼んだらすんなり協力してくれた」

ライナー「なんで場所がわかったんだ！」

アルミン「…壊せばわかるに決まってるでしょ？馬鹿なの？
どっかに放り投げておけばよかったね」

ライナー「…」

アルミン「じゃあ皆さんお願いします」

…………………

アルミン「大丈夫？」

エレン「ライナー達は…」

アルミン「みんなが連れていった。もう大丈夫」

エレン「よかった…」

アルミン「よいっしょ」ﾋｮｲ

アルミン「戻るの時間あるから寝てていいよ」

エレン「立体機動装置使わねえのか…？」

アルミン「僕使えないし」

エレン「優秀じゃなかったのかよ」

アルミン「うるさいなぁ」

エレン「赤子の手を捻るようなもの…」

アルミン「うるさいって！」

アルミン「写真を教官に渡して来たから多分あいつらは開拓地送りだよ」

エレン「ああ…頼りになるな」

アルミン「もっと褒めてくれ。僕今日は本当に頑張ったんだよ」

エレン「おお…ありがとう」

アルミン「１ヶ月予定ビッシリになっちゃった」

エレン「何でだよ」

アルミン「協力の礼が１日デートなんだ」

エレン「え？でもすんなり協力してくれたとか言ってなかったか？」

アルミン「…あはは…ちょっと脅しみたいな…」

エレン「…まぁ、頑張れよ」

アルミン(…)

エレン「どうした？」

アルミン「ねえエレン」

エレン「ん？」

アルミン「もし僕がエレンとデートしたいって言ったら、デートしてくれる？」

エレン「は、はあ！？何言ってんだ！」

アルミン「僕本気なんだけど」

エレン「え…えーと…」

不思議とこの二人だとウホってならない

エレン「あ…する…」

アルミン「聞こえない」

エレン「…する」

アルミン「もうちょっと音量上げてほしいなぁ」

エレン「する！！！」

アルミン「…ふふ」

アルミン「ありがとう。じゃあ行こうか」

エレン「え！今！？」

アルミン「してくれるんでしょ？」

エレン「…わかった！行こう！」

アルミン「…やっぱり優しいね。エレンは」

エレン「どこに行くんだ？」

アルミン「さぁ、どこだろうね」

エレン「何だよ！教えろよ！」

アルミン「秘密の所だよ」

終