ネタバレあり
ーー第57回壁外調査ーー
ゴロゴロゴロゴロゴロ……
リヴァイ「確かに、俺も見たことはない」
ハンジ「ないこの色!絶対なにかあるって!」ワクワク
ミケ「スン……スンスン………」
ミケ「…………初めての臭いだ……」
ハンジ「やっぱり!?絶対なにかあるって!調べたい~~~!!!」ウキウキ
リヴァイ「ガキかお前は………ちょっとは黙ってろ」
エルヴィン「しかし…これは嵐になりそうだな………」
リヴァイ「まったく、ついてねぇ………」
ポツ………ポツ……ポツポツ
リヴァイ「チッ……降ってきやがったか……」
ポツポツ…ザァァァァァァァ
ハンジ「うわぁ!本降りになっちゃったよぉ!!」
エルヴィン「いかん!とりあえず全員を巨大樹の下へ入れろ!」
リヴァイ「巨人は雨で動けないはずだ!早く行くぞ!」
信号弾「バシュゥゥゥ……」
ーー少し離れたところーー
ザァァァァァァァ
ペトラ「うわぁ!ふってきてるよぉぉ!!」
オルオ「安心しろペトラ!!俺の服全部貸してや…… ペトラ「いらない」
グンダ「おい!信号弾だ!!」
エルド「なになに……巨大樹まで撤退……陣形は考えるな…………マジかよ!!」
エレン「でも、あの木なら雨は防げそうですね」
グンダ「よし!とりあえず急ぐぞ!」
ダダッダダッダダッ……
ーー
ーーー
ハンジ「…………てことがあってね、一応信号弾3発くらい撃ったんだけどな~」
ライナー「すみません……」
ハンジ「いやいいよいいよ、別にあなたが悪いんじゃないんだし」
リヴァイ「で、今集まったのはこれだけか……?」
エレン「……のようですね」
エルヴィン「とりあえず点呼をしよう、まずは…….君から」
エレン「は!第57回壁………」
エルヴィン「あ、もう名前だけでいいよ」
エレン「は!エレン・イェーガーです!」
ミカサ「ミカサ・アッカーマンです」
アルミン「シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです!(なんで出身言ったんだろ………癖だねもう)
ライナー「ライナー・ブラウンです」
ベルトルト「ベルトルト・フーバーです」
ジャン「ジャン・キルシュタインです!」
コニー「コニー・スプリンガーです」
サシャ「サシャ・ブラウスです!」
クリスタ「(芋は無いんだね………)クリスタ・レンズです!」
ライアルその他(結婚しよ)
ユミル「………ユミルです」
ハンジ「ん?君のファーストネームは?」
ユミル「……諸事情によりお答えできません」
ハンジ「まぁいいや、これで君たちは全部だね?」
エレン「は!残りは現在行方不明です!」
リヴァイ「おいオルオ、お前らも一応やっとけ」
オルオ「は……はい!」
wktk
オルオ「オルオ・ボザドです!今回は調査兵団特別作戦班、通称リヴァイ班に入れて光栄に……オデュ!?」ガリッ
ペトラ(名前だけでいいのにいっぱい喋るから………)
ペトラ「ペトラ・ラルです!」
グンダ「グンダ・シュルツです」
エルド「エルド・ジンです」
オルオ「」
リヴァイ「これで兵は全部か……」
ハンジ「一応私たち上官もやっとこうよ」
ハンジ「私は分隊長のハンジ・ゾエ」
ハンジ「んで、こっちが分隊長ミケ・ザカリアスで、この仏頂面がリヴァイね」
リヴァイ「てめぇ……削がれたいのか?」
ミケ「ミケですよろしく」
エルヴィン「最後になったが、団長のエルヴィンだ」
ハンジ「18人か……もっといたのにね♪」
リヴァイ「なにはしゃいでんだ…」
エルヴィン「とりあえず、嵐がやむまで待とう」
ハンジ「じゃ、その間は宴会……」
リヴァイ「この変人の言うことは聞かなくていいからな」
ハンジ「ちょっと!変人はヒドイよ!」
リヴァイ「じゃ、変態だな」
ハンジ「ひでぇ……」
エレン「あのペトラさん、この人は放っておいていいんでしょうか?」
オルオ「」
ペトラ「大丈夫♪気にしない気にしない」
アルミンたち((やっぱり調査兵団て変な人しかいない……))
リヴァイ班に女がいるなんて……エレンを守らなければ
ミカ配戻
エルヴィン「ま、固くなっててもあれだし、一応休憩てことにしよう」
ハンジ「ワーイワーイヒャッホーーー」
リヴァイ(もはやキチ○イだな)
ライナー「ふぅ~疲れた~~」
ベルトルト「今日はあんまり巨人と会わないね」
ユミル「いいことじゃねえか、な、クリスタ?」
クリスタ「けが人は出てほしくないからね……」
ユミルライナーアルミン(結婚しよ)
エレン「ペトラさん、若い時漏らしたって本当ですか!?」
ペトラ「な…….漏らしないわよ!あとまだ若いよ!!」
ミカサ(またエレンにつくゴミが増えた………)
アルミン(あれ?なんか胃痛が…)キリキリキリ
ーー数時間後ーー
リヴァイ「エルヴィン、やんできたぞ」
エルヴィン「分かった、もう日暮れだし、このまま今日はここで寝よう」
リヴァイ「行方不明の奴らは?」
エルヴィン「明日捜索する、一応巨人に備えながらみんなをやすませよう」
リヴァイ「……充分休んでんじゃねえか?」
ジャ、オルオサントペトラサンデションベンマミレニナッタンデスカ!
チガウッテ~~
ソグ イツウガヤバイヤバイヤバイ
クリスタァ~チョ、ユミルクルシイ…ケッコンシヨ
タタイテカブッテジャンケンポン!バッ
コニーオソイデスヨ、ウルセーモッカイダ!
エルヴィン「…………やっぱりランニングでもさせようかな……」
エルヴィン「まぁ、いいや」
リヴァイ「お前本当に後輩に甘いな」
ーー翌日ーー
エルヴィン「というわけで、行方不明者の捜索を行う!」
エルヴィン「万が一に備え、立体起動装置と信号弾は各自持っていくこと、以上!」
リヴァイ「俺の班は東の方へ行くぞ」
エルヴィン「他のみんなも北、西、南に分かれて行動してくれ」
一同「「はっ!」」
ーー
ーーー
ーーーー
ライナー「しっかし本当どこいったんだろな~」
ベルトルト「それを今探してるんじゃないか」
ライナー「だな、」
ミカサ(エレンはあの雌犬と一緒に行ってしまった……チビとあの女、削ぐ」
ジャン(ミカサミカサミカサミカサミカサミカサ)
アルミン(胃がそろそろ限界だ……この場をなんとかしないと…)キリキリ
アルミン「あ!村があるよ!」
ライナー「お?マジか行ってみよーぜ」ダッダッダッダッ
ベルトルト(ライナーは意外と子どもなのかもね……)ザッザッザッ
ーー村ーー
ライナー「!!!」
ベルトルト「!?!?」
アルミン「あれ?意外とがいないね」
ミカサ「とにかく行方不明者を探そう(早く帰らねばあの女にエレンが)」
ーーリヴァイ班ーー
ペトラ「……っくちゅ!」
エレン「……ックション!」
オルオ「なんだお前ら?風邪か?」
ーー村ーー
アルミン「おーい、誰かいませんかー?」
ミカサ「調査兵団の方はいませんかー」
ジャン「ミカサーーーーーー(いたら返事してくださーーい)」
ベルトルト「ラ…ライナー………」ヒソヒソ
ライナー「ああ……ここは紛れもなく……」ヒソヒソ
ベルトルト「……………いや、こんなところにはなかったはずだ」
ベルトルト「第一、もっと荒らされてたじゃないか」
ベルトルト「こんなに早く復旧できるとは思えないし……」
ライナー「だな、人違いならぬ村違いだな」
ベルトルト「村違い………フフッ」
ライナー「何笑ってんだこの野郎」
元ネタジパング?
ジパングだよね?
トトトト……
ドンッ
ライナー「ん?なんだ子どもか……」
ベルトルト「こらこら、あんまり走っちゃ……」
ベルトルト(11)「あっ、ごめんなさい」
ライナー(11)「うわっ!?す…すみませんでした!」ダッダッダッダッ
ダン「ご……ごめんなさい。おいまてよ!」ダッダッダッダッ
ミカサ「アルミン、この村には調査兵団はいないみたい」
アルミン「じゃあ、移動しよっか」
ミカサ「そうすべき(一刻も早く帰らなければ……)
ジャン「おいお前らどうしたんだ?」
ベルトルト「……………」
ライナー「……………」
ジャン「おーい、おーい?」
ライナー「あ、いや大丈夫だ」
ベルトルト「………あ、ほらアルミンたちについて行かなきゃ」ザッザッザッ
ジャン「お?おう………(なんだなんだ???)」ザッザッザッ
ーー夜ーー
エルヴィン「結局誰一人見つからなかったか……」
リヴァイ「なぁ、おかしくないか?」
ハンジ「なにが?ちゃんと18人いるじゃん」
リヴァイ「いや、人数じゃねぇ」
リヴァイ「お前の好きな巨人が、今日は一匹も見なかった」
ミケ「たしかに巨人の匂いは今もしない」
ハンジ「まぁ気まぐれだからねあの子たちは、どっか遊びに行ってるんじゃないの?」
リヴァイ「いつからお前のペットになったんだ巨人は?」
ハンジ「細かいのは気にしない気にしない♪」
クリスタ「でもみんなどこ行っちゃったんだろ……」
アルユミ(結婚……)
ユミル「ほんと、お前は優しいな~~」ギュー
クリスタ「あ、もう!ユミルってば!」
アルミン(僕も女だったらあーゆーことできたのかな?)
ミカサ「エレンあの女になにかされなかった?」
エレン「誰のことをいってるんだ?」
ジャン(そんな死に急ぎはほっといて俺と……)
アルミン(…クリスタパワーで回復した僕の胃が………)キリキリ
>>19
謎の少年って回想でライベルと一緒に出てる人のこと?
それなら本誌で名前出てるぞ
ライナー「ベルトルト、今日のは……どう思う?」
ベルトルト「………何とも言えないな……」
ライナー「故郷はともかくとして、なぜダンが生きてる?なぜガキの頃の俺たちがいるんだ?」
ライナー「俺たちが……来ちまったのか……過去に……?」
ベルトルト「じゃあここにいる16人もかい?僕たち含めて18人が過去にヒョッコリ来たってことかい?」
ライナー「分からんが…多分そうだろうな………」
ベルトルト「どうする?団長たちに報告する?」
ライナー「………あぁ、だがみんなが寝静まってからにしよう」
ベルトルト「分かった」
>>23
ぜひ教えてください!本誌がないんだ、ググっても出てこなかったから勝手に決めたけど、
あるんだったらそっち使いたいんでお願いします!
リヴァイ「エルヴィン、明日はどうする?」
エルヴィン「明日も引き続き捜索を行う」
リヴァイ「でもそろそろ帰らねぇと食料もやばいぞ?日帰りの予定で来てんだから」
リヴァイ「それにな、なぜか知らんがちゃんと計算して持ってきた食料が計算あわねぇんだ」
エルヴィン「というと?」
リヴァイ「予備含めて三日分は持ってきたはずが、もうほぼスッカラカンだ」
エルヴィン「なん………だと?」
リヴァイ「失う人数は多いが仕方ないと俺は思うが……帰るしかねぇ」
エルヴィン「………分かった、明日は帰還する」
リヴァイ「ふぅ…やっとか」
クリスタイッショニネルゾ
ヘンナコトシナイデヨ?シネーヨ(シタイケド)
エレンイッショニネヨウ
イヤダヨオマエキノウモナンカシテキタダロ
テメェウラヤマシインダヨ!ナンダヨフクガノビルダロ!
アッチムイテホイ!ギャハハハ、サシャヨエーーー!ムゥゥ
リヴァイ「お前らもう少し静かに寝れねぇのか?」
一同「」
リヴァイ「明日は壁内へ帰る、それを言いにきただけだ、早く寝ろ」
一同「「………」」
ーー翌日ーー
エルヴィン「では今から壁内へ移動する」
エルヴィン「万が一に備え、立体起動装置と信号弾は各自持っていくこと、以上!」ザッザッザッ
リヴァイ「全員エルヴィンについていけ」
一同「「は!」」ゾロゾロ
ペトラは登場少ない??
ーー数時間後ーー
ハンジ「あとどれくらい壁まである?」
リヴァイ「壁が見えねぇからまだまだあるな」
ハンジ「えぇ~もう疲れた~」
ザッザッザッ……
ハンジ「どしたの団長?いきなり止まって」
エルヴィン「あれを見ろ………」
リヴァイ「!」
ハンジ「!」
頭フサフサキース「いいか!!いつどこで巨人に襲われてもいいようにしろ!!」
フサフサキース「そのために立体起動放置と信号弾は必ず持って行け!!」
.
エルヴィン「………調査兵団だ……」
今日はここまで
できたらまた夜書くけど…
>>29
増やします!!!
でもペトラさん登場さすとオルオさん絶対ついてくるからなぁ……
フサフサwww
>>31
ありがとうございます!
オルオは舌噛ませとけば良いと思いますw
>>25
微バレ注意
べリック
>>34
ありがとう!全く知らなかったわ!
もう早く11巻出てくんないかな~
てことで、再開
リヴァイ「どういうことだ?あんな奴いたか?」
ハンジ「ううん、私は見たことない……」
エルヴィン「あの話は本当だったか…………」
ハンジ「え?エルヴィン何か知ってんの!?教えて教えて!!」
エルヴィン「後で皆に教える、今はあの調査兵団に見つからないようにしろ」
ハンジ「え~なんで?あれも一応調査兵団じゃん」
エルヴィン「見つかっては厄介なことになる、事情は後で話すからとにかくあの巨大樹に戻るぞ」
信号弾「バシュゥゥゥゥ」
ーーー
ーーーー
エルド「おい!信号弾だ!」
オルオ「ん~……なに!?また撤退だと!?」
ペトラ「戻るって、またあの木の所に!?」
オルオ「それ以外にどこがあるんだ?それともこのままここで野宿で……フギャ!?」ガリッ
ペトラ(やった!!噛んだ!!)
オルオ「」
エレン「みんなにも伝わってるんですかねこれ?」
ペトラ「う~~ん、どうだろう……」
ペトラ「ま、とにかく帰ろう」
グンダ「ほらオルオ、しっかりしろよ」
エルド「お前ほんっとに学習しないな」
ーーー
ーーーー
ミカサ「撤退の信号弾………!」
アルミン「また戻るのか」
クリスタ「え?けが人でもでたの?」
ユミル「お前は本当に心配屋だな」
クリスタ「だって、なにかあったら………」
アルユミライ「結婚しよ」
クリスタ「ふぇ!?」
アルユミライ(やべ……声に出しちまった……)
ベルトルト「………とにかく命令が出てるんだ、引き返そう」
ーー巨大樹の森ーー
エルヴィン「みんな集まったか?」
ハンジ「ひぃふぅみぃ………うん、18人いるよ」
リヴァイ「エルヴィン………なぜ引き返した?」
エルヴィン「あぁ、そうだったな」
エルヴィン「みんな聞いてくれ!」
エルヴィン「なぜ引き返したか、みんなも疑問に思ってるだろうが…」
エルヴィン「これにはちゃんとした理由がある」
エルヴィン「今からその理由を説明したいと思う」
エルヴィン「まず、昨日の夜、ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーから妙な報告があった」
エルヴィン「内容としては、"行方不明者捜索中に、不思議な村に入った」
エルヴィン「その村は自分の故郷と瓜二つで、さらに驚くべきことに自分の幼少期に瓜二つの少年に出会った" というものだ」
ザワザワ
ナンダソレ ホントニミョウナホウコクダナ
エルヴィン「しかも私の調べによると、その村はこのような場所には前回は無かった」
エルヴィン「また二人も "自分たちの故郷はこのような場所には無い、また故郷は数年前に滅びた" と言っている」
コニー(ダメださっぱりワカンネェ)
サシャ(なんか分からんけど飯はありそうやな)
エレン「じゃあ、こいつらの故郷が突然過去から現れたってことなんですか?」
リヴァイ「だといいが、逆じゃねぇか?」
アルミン「え?それってどういう……」
リヴァイ「ペトラ、昨日の月齢は?」
ペトラ「は…はい!(なんで私が月齢書いてるの知ってるんですか~///)日記ペラペラ
ペトラ「えっと……満月です」
リヴァイ「………たった一日で変わるものなのか?」
一同「「えッ!?」」ウエムク
一同「「木が邪魔で見えない………」」
リヴァイ「なんのための立体軌道だ?さっさと登って来い」バシュゥ
ーー木の上ーー
コニー「昼間だしよく見えねぇ」
サシャ「コニーはダメですね~ほらあそこですよ」
クリスタ「三日月…………!」
ユミル「どうなっんだ!?」
エルヴィン「つまり、故郷が過去から来たのではなく、我々が故郷のある時代に来た………」
ユミル「……はん、おとぎ話じゃあるまいし……」
ライナー「じゃあこの状況を他にどう解釈するんだ?」
ユミル「…………………」
エルヴィン「さらに今日、"この時代の調査兵団"を発見した」
ハンジ「あぁ……!さっきの!?」
エルヴィン「とにかく、これからの動きをすぐに決めなければならない」
エルヴィン「分隊長と兵長は残れ、他の者は指示があるまで待機!妙な動きはするな!」
一同「「は!」」
ーーー
ーーーー
ハンジ「さて、どうする?」
リヴァイ「なんで、てめぇが仕切るんだ?」
ミケ「私は、歴史を変えてはならないと思う」
ハンジ「それは私も思う!だってさ、変えちゃったら元の時代に戻れないかもしれないもんね~」
リヴァイ「チッ、無視か」
ミケ「だが歴史を変えないということは相当難しいと思う」
4人「「う~~ん」」
ーーー
ーーーー
ミカサ「アルミン、それどういうこと?」
エレン「えっと、歴史を変えないというのは無理だってどういうことだ?」
ペトラ「その話、私にも聞かせて?」
オルオ「そんな奴の戯言放って…… ペトラ「黙れ」
オルオ「」
アルミン「うん、本来なら僕たちはここにはいない」
アルミン「なら、ここには元々空気があったはずだ」
アルミン「しかしその空気は僕たちがいることでどこかにいってしまった」
アルミン「そのおかげで、空気の乱れが発生して、本来なら降らないはずの雨を降らしてしまう可能性もあるんだ」
ペトラ「そんな、まさか~」
グンダ「なんか随分とでかい話になってんな」
ユミル「そんなのただの疑心暗鬼の塊じゃねぇか」
アルミン「ま、そうなんだけどね」
アルミン「僕が言いたいのはそうじゃなくて、過去を再現するのは不可能に近いってことを言いたいんだ」
アルミン「未来はさ、この通りじゃなきゃダメってことはない」
アルミン「でも歴史を変えないっていうのは、過去をそっくりそのままその通りにする必要があるんだ」
アルミン「で、今言ったようにそれは不可能に近い」
ミカサ「じゃあ、私たちは私たちの時代には帰れないの!?」
アルミン「そこまでは分からない」
アルミン「もし、今いるこの世界が僕たちの時代と一つのものだったら」
アルミン「つまり僕たちが時代だけを超えてきたなら、僕たちは過去を再現しなきゃあの未来はないし、それは不可能だ」
エレン「マジかよ…….でも俺たちは時代を超えてきたんだろ?」
クリスタ「他に何かあるの?」
アルミン「あるよ、時代だけじゃなく、世界も超えてきた場合の可能性が」
一同「「???」」
アルミン「今言ってきたのはこの世界が僕たちの時代と繋がってるのとを前提としてる」
アルミン「でもそうじゃなくて、僕らの時代を繰り返してる、僕らの世界とは全く別の世界に来てしまった可能性は否定できない」
アルミン「例えるなら、一本の木を途中で切ったのと、違う高さで同じように成長してきた二本の木…….て感じかな?」
一同「「」」アゼン
アルミン「ご……ごめん、難しすぎたかな?」アセアセ
面白い
ユミル「ま、要するに歴史通りに動くのは無理だってことだな」
サシャ「コニー、話分かりました?」
コニー「脳みそ沸騰した……」ピーーー
エレン「てよ、よく分かんねぇけど、俺たちはどうすりゃいいんだ?」
アルミン「団長たちが決めることであって、僕は知らないよ」
ペトラ「ねぇグンダ、話ついて行けた?」
グンダ「解せぬ」
エルド「今期は優秀な奴が多いな……座学何点だったんだろな?」
ペトラ「私は1000分の628だったもーん」エヘヘ
オルオ「俺を超えるとはさすがは俺のよm……. ペトラ「オルオに分けるわけないじゃん、あとオルオに嫁いだつもりはないよ」
オルオ「」
>>50修正
× ペトラ「オルオに分けるわけないじゃん、あとオルオに嫁いだつもりはないよ」
○ペトラ「オルオに負けるわけないじゃん、あとオルオに嫁いだつもりはないよ」
誤爆すまん
ーー少し離れたところーー
ベルトルト「ライナー」
ライナー「ん?なんだ?」
ベルトルト「僕たちが昨日村に行ったとき、べリック生きてたよね」
ライナー「あぁ……だからだいたいどれくらい前まで来たのか分かる」
ベルトルト「このまま歴史通りに動いたらさ………べリック死んじゃうよね?」
ライナー「!!!」
ライナー「どうする!?このままじゃべリックは死んじまう!」
ライナー「また悲劇を繰り返すことになる!!」
ベルトルト「僕はさ……なにも歴史通りじゃなくてもイイと思うんだ」
ライナー「………!!」
ライナー「じゃあ……お前……助けるのか?べリックを……」
ベルトルト「そのつもりだけど………」
ライナー「それは…ダメだろ」
ベルトルト「え?」
ライナー「それをしたら、俺たちあの時代へ帰れなくなっちまう」
ライナー「もしこの時代で故郷を救っても、それは……あのガキの俺たちの故郷であって、俺たちのじゃない」
ベルトルト「それでいいじゃないか」
ライナー「は!?」
ベルトルト「それでいいじゃないか、あの三人とその故郷を救えば、あの僕たちは、人間を殺したりしなくていい」
ライナー「…………!!」
ベルトルト「正直言うとね……僕辛いんだ、嘘ついてるのが」
ベルトルト「あんなにいっぱい殺して、しかもそれを偽って、僕たちが報われてはいけないのに、幸せなのが」
ベルトルト「僕たちにとって、あの壁内は幸せすぎた」
ベルトルト「僕たち悪魔が住むようなところじゃない、女神もいるしね」
ライナー「クリスタか………」
ベルトルト「好きなんだろ?」
ライナー「……!!!」ギクッ
ベルトルト「ねぇライナー、もしここで僕たちが故郷を我慢して、あの僕たちを助けたら」
ベルトルト「あのライナーは幸せになる権利も資格もある」
ベルトルト「今の僕たちには……….それはない」
ベルトルト「だからせめて、せめてあの僕たちには幸せになってもらおうよ」
ベルトルト「なんの罪悪感も感じずに………さ?」
ライナー「………」
やっぱ巨人組の葛藤はシリアス系進撃SSの肝だと思う
ライナー「……もし歴史通りなら、べリックは明日の夜に俺たちを庇って死に、故郷はほぼ全滅する……」
ベルトルト「そうだ、だからその時になんとかして助けたい」
ライナー「………団長に申請出してもらえるのか?」
ベルトルト「!、やるんだなライナー!」
ライナー「お前があんなに自分の考えを示したのって初めてだろ?」
ライナー「お前のしっかりした意見に俺の適当な意見は蹴散らされましたとさ」
ベルトルト「ライナー!!ありがとう…!….ありがとう……!!」
ライナー「いきなり手握るなよ、俺はホモっぽいがホモじゃねぇ」
ライナー「俺はもう寝る」
ライナー「申請、通しとけよ」ザッザッザッ
ベルトルト「ライナー………」
>>57書きやすいしね
ーーーそのころ、上官たちーーー
リヴァイ「だから、もう歴史なんてどうでもいいじゃねぇか」
エルヴィン「いや、歴史を変えてしまっては我々が帰る方法がなくなる」
ハンジ「もう元からないんだしさ~」
ミケ「いいと思う、あの未来ではなく、新しい未来」
エルヴィン「しかし…………」
期待
ザッザッザッ
ベルトルト「団長」
エルヴィン「ん?えーっと……」
ベルトルト「ベルトルト・フーバーです」
エルヴィン「すまない………で、何の用だ?
ベルトルト「は!明日一日中、私とライナーを自由行動させてください!」
リヴァイ「てめぇ…この非常時になにを言い出すかと思えば……」
ハンジ「その自由行動中、何する気だい?」
ベルトルト「は!私とライナーの故郷と思わしき村の調査に当てたいと思っております」
リヴァイ「ほう……」
ベルトルト「歴史は変えないように最大限努力します!これからの我々を考える際のご参考にも役立てたいと思います」
ハンジ「いいじゃんいいじゃん!調査兵団らしいじゃん!」
ハンジ「いや~ちょうどね、歴史を変えるか変えないかで議論中だったんだ!」
ミケ「私ら三人は歴史は変わってもいいと思っているが、団長が固くてね」
ベルトルト「は…はあ」
リヴァイ「よし、俺が許可する」
リヴァイ「明日一日お前らは別行動、二日後にレポートにしてていしゅつしろ」
エルヴィン「おいリヴァ……」
ベルトルト「は!ありがとうございます」
>>62訂正
×リヴァイ「明日一日お前らは別行動、二日後にレポートにしてていしゅつしろ」
○リヴァイ「明日一日お前らは別行動、二日後にレポートにして提出しろ」
すんません
リヴァイ「いいじゃねぇかエルヴィン、どうせ俺たちだけで言い争っても何も出てこねぇ」
リヴァイ「なら、ちょっとは情報集めねぇとなぁ」
エルヴィン「う~~む」
リヴァイ「それとベルトルト、お前とライナー以外にもう一人連れて行け」
ベルトルト「え……?なんで……?(僕の名前を一発でいってくれた!)」
リヴァイ「てめぇらだけじゃあ信用できねぇ」
ベルトルト「……」ギクゥッ!
リヴァイ「………お前らだけだと、発展しそうだからな」
ベルトルト「……………え?」
ハンジ「そうだねぇ…ベルトルトはともかく、ライナーがねぇ…」
ハンジ「あ!そうだぁ」ニヤ
ハンジ「ユミル連れて行きなよぉ」ニヤニヤ
ベルトルト「!!!///」
ベルトルト「な…なぜそこでユミルが出てくるんですか!?」
ハンジ「だって、女である程度力があって……ベストじゃん」
ハンジ「それにね、お似合いだと思うんだぁ」ニヤニヤニヤニヤ
ベルトルト「いやいやべ別にそんな似合ってるなんてそそんな///」
ハンジ「冗談だよ」
ベルトルト「」
ハンジ「ま、せいぜい頑張りな」
ベルトルト「は……はい、失礼しました………」
ハンジ(フフッ若いって良いねぇ……)
ーー翌日ーー
エルヴィン「本日はここで待機!」
エルヴィン「しかし、ベルトルト・フーバーとライナー・ブラウン並びに、ユミルは諸事情により別行動とする」
ザワザワ
ナンダヨソレ
ユミルナニカアッタノ?
イヤ、ワタシモイマシッタバッカダワ
サンニントモ!ナニカタベモノヲゼヒ……
ウルセェイモオンナ、ツチダンゴデモクッテロ
モウ!ユミルハソウヤッテスグヒトヲ……
ライナー(おいベルトルト!申請出たんなら昨日のうちに言えよな!)ヒソヒソ
ベルトルト(だって君爆睡してたじゃないか!)ヒソヒソ
ーーー
ーーーー
エルヴィン「頼んだぞ」
ライベル「「は!」」
ユミル(……私はなにすりゃいいんだ?)
エルヴィン「ユミルは二人が変なことしないよう、監視しておいてくれ」
エルヴィン「万が一の場合は攻撃も許可するが、命は奪うな」
ユミル「は!(……これかなり重要な役割じゃないか?)」
ライナー「では行って参ります」ザッザッザッ
ーーー故郷ーーー
ユミル「へぇ、ここが噂の村か………」
ベルトルト「………懐かしいね」
ライナー「ああ……思い出すな」
ユミル(なんなんだこの空気は?やりづらいったらありゃしねぇ)
ベルトルト「さて、そろそろユミルにも説明しとかないとね」
ユミル「ん?説明は団長から……」
ライナー「ユミル、黙って聞いてくれ」
ユミル「お…おう……」
ライナー「俺たちの本当の目的は村の調査じゃねぇ」
ユミル「?なんだそりゃ?」
ベルトルト「昨日団長が言ったように、僕らの故郷は滅んでる」
ベルトルト「ことが歴史通りなら、それが今日なんだ」
ライナー「俺たちの本当の目的は村を守り、滅ぼさせねぇことだ」
ユミル「…………そうか」
ベルトルト「あんまり驚かないんだね」
ユミル「まぁ、お前らが調査に行くって聞いた時に、何かあるとは思ってたからな」
ライナー「マジかよ、なんで分かったんだ?」
ユミル「普通こういうことはエレンかミカサ、譲ってもリヴァイ班がやるはずだ」
ユミル「それが、お前らだってことは、お前らから言いに言ったんだろ?」
ユミル「なら何かあるとしか思えねぇじゃねえか」
ライナー「なんという鋭い推理」
ベルトルト「恐るべしユミル……」
ユミル「褒めても何も出ねえぞ」
ユミル「だが、私は何もしないからな」
ユミル「そんなめんどくせえこと、私とは関係無いならやりたいなんて思わねぇよ」
ライナー「いや、大丈夫だ」
ベルトルト「僕ら二人だけで充分だ」
ユミル「まぁせいぜい頑張りな、私は黙認しとくよ」
ライナー「恩に着る……!」
ユミル「ま、人には色々あるしな、それくらい普通だ」
ベルトルト(ユミルってイイな……)
ベルトルト(美形ですらっとしていて、表面は冷めた感じなのに内は燃えている、時には友情をフルに発揮、意外と周りの事を考えてる……)
ライナー「さぁとにかく夜まで待つぞ、べリックを殺した奴だけを狙え」
ベルトルト「残りの巨人は?」
ライナー「べリックを助けた後に無双しろ」
ベルトルト「分かった」
ユミル(…………なんだ?嫌な予感がする……)
今日はここまで、
次からもうちょっと誤爆気をつけるわ
あまりにもヒドスギwww
今までに訂正してない誤爆が大量にあるけど、脳内変換で頑張ってください!すみません
てことでおやすみ
乙期待
早くもパラドックスが起こってしまうのか
ところでここの元ネタだというジパングってのはかわぐちかいじの奴で合ってる?
興味出たから読んでみようと思う
>>73
あってるあってる
漫画だと40ちょい巻と長いよ
あと最終巻あたりは手に入りにくいかも………
再開します
ーー夜ーー
ライナー「………あと数十分後か…………」
ユミル「………なぁお前ら」
ユミル「お前らは怖くねぇのか?」
ベルトルト「なにが怖いの?」
ユミル「だってよ、歴史を変えちまうんだぞ?もうあの時代のようにはならねぇんだぞ?」
ユミル「その手で新しい時代を作らなきゃなんねぇんだぞ?」
ベルトルト「ユミル、それはいつもやってきたことじゃないか」
ベルトルト「僕らが生きてきたあの時代は僕らが作ったものだ、違うかい?」
ユミル「………そうだったな」
ベルトルト「確かにこれからこの世界は僕らの知っている通りにはならないだろうし、どんな方向に向かって行くかも分からない」
ベルトルト「けど、とりあえず歩き出すしか無いと思う」
ライナー「ま、元々俺らの時代でもそうだったしな」
ユミル「……………分かった、変なこと言って済まなかったな」
ベルトルト「歴史を変えることに不安を感じるのは当たり前だと思うよ」
ユミル「……かもな」
………ズゥゥゥン………ズゥゥゥゥン
ライベルユミ「!!」
ベルトルト「来た!」
ライナー「ベルトルト!ギリギリまで引きつけて一気に攻撃するぞ!」
ライナー「べリックがガキの俺たちをかばったあたりで攻撃開始しろ!!」
ベルトルト「分かった!」
子ライナー「うわぁ!なにか来るぞ!」
子ベルトルト「ライナー!早く逃げよう!!」
ユミル巨人「うぅぅぅあぁぁ」ズシィィィィン
ユミル「…………!!!」
ユミル(ありゃ………私じゃねぇか!!)
ユミル(どうなってんだ!?私がこいつらの故郷を襲ったってことなのか!?)
ユミル「おいベルトル!!あの巨人にべリックとやらはやられたのか!?」
ベルトルト「僕らの時代ではね!でもそうはさせない!」
ライナー「ついでに言うとここを滅ぼしたのもあいつだ!」
ユミル「…………」
子ライナー「うわぁぁぁ」ガタガタ
子ベルトルト「ライナー早く!」
ユミル巨人「うぉぉぉぉぉぉぉ」バッ
ライナー「手が……手が来る……!!」
>>79訂正
×ライナー「手が……手が来る……!!」
○子ライナー「手が……手が来る……!!」
ほんとすみません
べリック「なにしてんだお前ら!さっさと逃げろ!」
子ベルトルト「ライナーが動けないんだよ!!」
子ライナー「あぁぁ…」
べリック「クソ!そこどけ!!」ドンッ
子ライナー「いっ……!!」ドサァァァァ
ライナー「よし、そろそろ行く……ん!?」
ユミル「くそっ*」ダッ
ベルトルト「……え!?ねぇユミル何してるんだ!!」
ユミル「あのガキを助ける!!」ダッダッダッダッ
ライナー「丸腰でか!?無理だ!戻れ!!」
ベルトルト「ユミル!!死ぬ気!?」
ユミル(……させねぇ!!私があいつらを襲うなんざ絶対にさせねぇ!!)ダッダッダッダッ
べリック「ライナー、ベルトルト、生きろよ……」
ユミル巨人「うぃぃぃぃぃ」ビュンッ
べリック「来るっ…………!!!」
ダッダッダッダッ
ユミル「させるかぁぁぁぁ!!!」ドンッ!
べリック「うわっ!?」ドシャァ
べリック「痛!!あれ俺どうなって……!?」
ユミル巨人「だぁぁぁぁ」ガシッ
ユミル「ぐっ………」
べリック「え?お兄さんが助け…」
ユミル「早く行け!!逃げろ!!」
べリック「でもそれじゃあお兄さんが……」
ユミル「早く行けっつってんだよ!!」
べリック「う……うん、ありがとうお兄さん!」ダッダッダッダッ
ユミル「………行ったか……」
ユミル(……あのガキ、最後までお兄さんて言いやがった……)
ユミル(やっぱ助けなきゃよかったな……)
ユミル「あーーーん」ガバッ
ユミル(しかし、私はこのまま死ぬのか………?)
ユミル(……はん、私が私に殺されるとは妙な話だなおい……)
ユミル巨人「ういっ」ガブッ
ユミル上半身「……………」ドサッ……
ベルトルト「………!!」
ライナー「…………はっ!」
ライナー「ベルトルト!ユミルを助けろ!!」
ベルトルト「………!ユミル!ユミル!!!」ダッダッダッダッ
ライナー「くそっ!」ダッダッダッダッ
ベルトルト「くっ……………!」
ライナー「…………ウソだろ……」
ユミル「…………」
ベルトルト「ライナー、ユミルを頼む」
ライナー「え?」
ベルトルト「あの巨人を……削いでくる……!」バシュゥ
ーーーー
ーーーーー
ミケ「……………」スンスン
ミケ「………残念だが、即死だったようだ……」スンスン
リヴァイ「チッ…………」
ハンジ「マジ………か……………」
エルヴィン「…………よく帰ってきてくれた」
ライナー「……………」
ベルトルト「……………」
エルヴィン「で、まだ誰にも言ってないんだな?」
ベルトルト「はい………」
エルヴィン「分かった」
エルヴィン「先にみんなの所に行っておいてくれ、後で私たちも行く」
ライベル「はっ」
ーーー
ワイワイガヤガヤ
サシャ「あ!帰ってきたんですね!なにか食べ物はありましたか!?」ワクワク
コニー「なんか面白いことでも分かったか!?」ワクワク
ライナー「……………」
ベルトルト「いや、なにもなかったよ……」
コニー「なんだそれ、つまんねぇ」
クリスタ「ねぇ、ユミル知らない?帰ってきてから見てないんだけど……」
ベルトルト「…………」
ライナー「クリスタ、ユミルは…………」
ザッザッ
エルヴィン「そのことは私から話そう」
クリスタ「団長………?」
エルヴィン「今から言うことは信じがたいかもしれんが、彼女は………」
エルヴィン「………戦死した」
コニー「……え?それはつまり……」
エレン「死んだ……のか?」
サシャ「え?じゃあクリスタがユミルを見なかったのも……」
ライナー「…………そういうことだ」
え…?まじで退場?
巨人だから平気…だよね……?
エルヴィン「そして我々の今後だが……」
エルヴィン「我々は明日一日をここで過ごした後、二日後の明朝0600より壁内へ移動する」
ハンジ「エルヴィン、それは今言わなくても……」
エルヴィン「いや、今言っておいたほうがいいと思ってな」
リヴァイ「お前ら、今日はもう寝ろ」
リヴァイ「それと、時代が変わっても巨人は変わらねぇことを覚えとけ」ザッザッザッ
ーーーー
ーーーーー
グスン……ススッ……
ヒッ……ヒック……
ペトラ「………みんな泣いてるね……」
オルオ「そりゃそうだろ、今まで一緒にやってきた仲間にいきなり会えなくなるからな」
オルオ「俺だってお前が死んだら泣くだろうな… ペトラ「冗談はやめて」
オルオ「」
グンダ(ペトラ……それはあながち冗談じゃないとおもうんだが……)
ザッザッ…
リヴァイ「おい、お前ら」
ペトラ「へ……兵長!」
エルド「兵長、何のご用件で?」
リヴァイ「俺の班の班員として、手伝ってもらいたいことがある」
4人「は!」
オルオ「しかし兵長……新米はどうするんですか?」
エレン「結局巨人に………」グスッ
リヴァイ「……あれは今日は例外だ」
ーー少し離れた所ーー
グンダ「墓………ですか」
リヴァイ「そうだ」
リヴァイ「まぁ、そんな豪華なものにはできんが……作ってやらねぇとな」ザックザック
ペトラ「あの………兵長?」ザックザック
リヴァイ「なんだ……」
ペトラ「いつも死人がでると……こうしてたんですか?」ザックザック
リヴァイ「まあな、立派に戦って死んだのに墓もねぇのは可哀想だろ……」ザックザック
ペトラ「兵長………」
リヴァイ「手ぇ休めるんじゃねぇ、さっさと掘れ」ザックザック
ペトラ「は……はい」ザックザック
ーー翌日ーー
エルヴィン「昨日もいったように今日はこの場で待機とする、以上!」
リヴァイ「あともう一つ」
リヴァイ「あいつの墓を作った、行きたい奴は俺の班員に場所聞いて行ってこい………それだけだ」
ハンジ「リヴァイ………」
リヴァイ「なんだ……」
ハンジ「優しいんだね」
リヴァイ「てめぇの墓も作ってやろうか?」
ハンジ「ハハッ……遠慮しとくよ」
ーーー
ーーーー
クリスタ「あのっ……」
ペトラ「ん?なにクリスタ?」
クリスタ「ユミルの…墓はどこでしょうか………」
ペトラ「あぁ……よく一緒にいたもんね」
ペトラ「こっちだよ」ザッザッ
ーー墓ーー
ペトラ (………ん?兵長……?)ザッザッ
リヴァイ「………………」
ペトラ(兵長が……意外だなぁ)
ペトラ(兵長だったら『死んだ奴のことを考えたところで戻りはしねぇ、時間の無駄だ』っとか言いそうだもんね)
ペトラ(私が死んでもああしてくれるのかな?)
へいちょいい奴やん・・・
ペトラ「お疲れ様です兵長」
クリスタ「お疲れ様です……」
リヴァイ「ん?ペトラとクリスタか……」
ペトラ「ここだよクリスタ」
クリスタ「はい……ありがとうございます」
クリスタ「……………」
リヴァイ「……後は頼んだ……」ザッザッ
ペトラ「はい……」
クリスタ「…………」
ペトラ(この子はなにを思ってるんだろ……)
クリスタ「……………」
ペトラ(やっぱり悲しいんだろな……)
クリスタ「……………」
ベルトルト「……………」
クリスタ「え!?ベルトルト」
クリスタ「いつからいたの?」
ベルトルト「みんなが来るずっと前からね……」
ペトラ(私も分からなかった……)
クリスタ「そっか……」
ペトラ「あ、それじゃそろそろ私帰るね」
クリスタ「じゃあ私も……」
ペトラ「いいの?」
クリスタ「あんまりくよくよしてるとユミルに怒られますからね」
ペトラ「そっか……(強いな……この子は……)」ザッザッ
クリスタ「あ、ベルトルト」
ベルトルト「ん?なんだい?」
クリスタ「ユミルはベルトルトのせいで死んだんじゃないからね」ザッザッ
ベルトルト「…………」
ベルトルト「どうだろうね………」
ベルトルト「僕らがあんな無茶しなかったら生きてたんだろ?」
ベルトルト「あの時、君を力ずくででも止めたら、たぶん今頃はクリスタと遊んでたんだろ?」
ベルトルト「……どうして、べリックを助けたんだい?」
ベルトルト「自分と関係ないことはやらないって、言ってたじゃないか」
ザッザッ……
ベルトルト「!」
誰か嘘だと言ってくれよ…(´;ω;`)
エルヴィン「私も……いいかい?」
ベルトルト「だ…団長……」
ベルトルト「いいですよ」
エルヴィン「ありがとう………」
エルヴィン「……………」
ベルトルト「……………」
ベルトルト「………………」
エルヴィン「…………よく連れて帰ってくれた」
ベルトルト「………………」
エルヴィン「………………責めるなら、私を責めてくれ」
エルヴィン「私は歴史を変えてしまうことを恐れ、目の前の危険に気づけなかった」
エルヴィン「彼女が死んだのは私に責任がある」
エルヴィン「彼女は歴史云々よりも目の前の命を救うことを優先した」
エルヴィン「立派な兵士だ……」
ベルトルト「……それは、ユミルに言ってあげてください」
ベルトルト「君は、優しい人なんだ……と」
エルヴィン「……………」
ベルトルト「分かってます……」
ベルトルト「全ては僕の責任です」
ベルトルト「命令違反をし、歴史を変えようと無茶をした僕が悪いんです」
ベルトルト「自分の勝手な感情で動いた僕の責任なんです」
エルヴィン「……今回の件は命令違反ではない」
エルヴィン「人命救助並びに正当な自衛権の行使だと私は思っている」
ベルトルト「……………」
エルヴィン「……明日は壁内へ移動する」
エルヴィン「この時代に存在してはならない我々が、この時代と接触する」
エルヴィン「下手すれば時代は我々を"敵"と認識するだろう」
エルヴィン「その時、このような事態が発生しないとは言い切れない」
エルヴィン「最悪の場合………いや、今する話ではなかったな」
エルヴィン「では、私はこれで……」ザッザッ
ーー翌日ーー
エルヴィン「では、今から壁内への移動を始める!」
エルヴィン「到着は1200!」
エルヴィン「対巨人戦に備えながら移動せよ!」
一同「「は!」」
アルミン「ジャン、僕の立体起動装置が少しおかしいんだけどみてくれない?」
ジャン「あ?普段から整備してねぇからそういうことになるんだろ?」
ミカサ「ジャン、やってあげて」
ジャン「喜んで!!」
リヴァイ「俺の班は準備いいな?」
ペトラ「はい、大丈夫です」
エルド「いつでも出れます」
エルヴィン「では、総員移動開始せよ」
一同「「は!」」
ーー数時間後ーー
ハンジ「ねぇリヴァイまだ~?」トッコトッコ←馬が歩く音
リヴァイ「ガキかてめぇは……」トッコトッコ
サシャ「お腹減りましたね……」トッコトッコ
コニー「なんでそんなに減るんだよ!?」
ジャン(ミカサミカサミカサ)トッコトッコ
ミカサ(エレンエレンエレン)トッコトッコ
アルミン(胃痛が胃痛が胃痛が)トッコトッコ
ライナー「ふぇ~キツイな~」トッコトッコ
クリスタ「あともう少しだよ!頑張ろう!!」トッコトッコ
ライナー(結婚結婚結婚)トッコトッコ
リヴァイ「おいエルヴィン、壁が見えてきたが……」トッコトッコ
リヴァイ「どうやって中に入るんだ?」トッコトッコ
エルヴィン「この時代の調査兵団と交渉する」トッコトッコ
ハンジ「そんな運良く調査兵団に会えるの?」トッコトッコ
エルヴィン「歴史通りなら、今日帰ってくるはずだ……」トッコトッコ
ハンジ「ふ~~ん」トッコトッコ
フサフサキース「…………」トッコトッコ
兵1「残ったのはこれだけですか……」トッコトッコ
兵2「ボヤくな……ただでさえ帰れば、税の無駄だのただ食いだの言われるんだ」トッコトッコ
兵3「だな」トッコトッコ
フサフサキース「おい……」トッコトッコ
フサフサキース「もうじき門に着く、私語を慎め」トッコトッコ
兵たち「は!」
ーーーー
ハンジ「…………ジャストじゃん!」
ミケ「一応、この時代の人たちは今のところ歴史通りらしいな」
エルヴィン「では、交渉に行って来る」
エルヴィン「他の者は指示があるまで待機」
一同「「は!」
ハンジ「………一人でいいの?」
エルヴィン「……………リヴァイ」ザッザッザッ
リヴァイ「チッ………」ザッザッザッ
ハンジ「行ってらっしゃーい」
ペトラ「…………あれ?」
オルオ「どうした?」
ペトラ「確かここ5年前だよね」
エルド「あの二人の故郷から推測するとね」
ペトラ「てことは、私たちちょうど訓練生だった時じゃない?」
エレン「ペトラさんが訓練生………ちょっと見てみたいな」
ペトラ「な……なに言ってんのよもう!」
ミカサ(削ぐ)
ジャン(そのまま死に急ぎはペトラさんと、んでミカサは俺と……)
アルミン(僕の胃痛は頭痛にも変化しました)グワァングワァン
ハンジ「5年前……か」
ハンジ「確かウォール教が一番でしゃばってた時だよね~」
ミケ「あれは……うざかった」
ハンジ「また面倒臭い時期に飛んできたな~私たち」
ハンジ「どうせなら未来に飛んでほしかったな~、気が楽そうだし々 」
ミケ「どうだろうな」
ハンジ「あ、二人が帰ってきたよ」
エルヴィン「一応、中には入れるそうだ」
ハンジ「やったね!これで一休みできる!!」
ミケ「今まで野宿だったからな」
ペトラ「いやだ~私の訓練時代見ないで~」
エルド「そんな恥ずかしがるなよ」
グンダ「そうだぞ?一応みんな通ってきた道なんだしさ」
オルオ「もう覚悟決めよ…… ペトラ「うるさい」
オルオ「」
コニー「5年前って俺なにしてたっけ?」
サシャ「自分の過去も忘れたんですか!?私は覚えてないですけどね!」
ジャン「ミカサの幼少期……どんな感じだろ…///」
ミカサ「年は違うけどエレンが二人に……///」
アルミン「もう声になってるよ……」
ちょっと切れます
なんかユミル死んだ?のにライナー……結婚とか……
再開
エルヴィン「とりあえず壁まで移動する、そこで今回世話になる人たちが待機している」
リヴァイ「さっさと来やがれ…」
一同「「は!」」
ーー壁ーー
エルヴィン「こちらが今回、我々を中へ入れてくれるこの時代の調査兵団団長だ」
キース「団長のキースだ……」
キース「事情は知らんが人間なら壁内へ入れるべきだと思ってな」
キース「ただ、一応部外者扱いなので、三兵団会議に掛けなければならんが……その間くらいは衣食住は保証する」
エルヴィン「は!ありがとうございます」
キース「中に入るぞ、ついて来い…」
一同「「はっ!」」
>>120
ライナーだしね
ザワザワ…
チョウサヘイダンダ!
マタムダヅカイドモガカエッテキタンダナ
ゼイキンノムダダ!
タダメシクワセテンジャネーゾ!
カイサンシローバッキャロー!
キース「………」ザッザッザッ
兵たち「………」ザッザッザッ
リヴァイ「酷い言われようだな」
エルヴィン「私らはまだましだったんだな」
エレン「こいつら……なにも知らないくせに………!」
ミカサ「エレン、落ち着いて」
5年前って事はズラじゃないエルヴィンも
老婦人「ブラウン!!ブラウン!!」
キース「……!」
老婦人「あの…息子が…ブラウンが見当たらないんですが…」
老婦人「息子は…どこでしょうか…!?」
キース「……!!」
キース「ブラウンの母親だ…持ってこい……」
老婦人「……え?」
エレミカ「……!」
キース「……」
老婦人(右…手……)
キース「それだけしか…取り返せませんでした……」
エレミカ(間違いない……あの時の!)
老婦人「…うぅ……うぁ……」
老婦人「うああああぁぁ…うぁああぁああ」
リヴァイ「……たいして変わってねぇんだな」
エルヴィン「それだけ巨人が手強いってことだ……」
老婦人「 何か直接の手柄はなくても息子の死は人類の反撃の糧になったんですよね!?」
キース「もちろん……」
キース「いや……」
キース「今回の調査で我々は、いや、今回も……くっ……」
キース「何の成果も得られませんでしたぁぁ!!」
キース「私が無能なばかりにただいたずらに兵を死なせ、奴らの正体を突き止めることが、できませんでしたぁぁ!!」
一同「「…………」」
リヴァイ「見てらんねぇな………」
エルヴィン(……私はこの時のこの人の姿に惹かれ、団長に立候補したんだったな……)
ーーー
ーーーー
キース「こっちだ……」
キース「ボロいが、雨風は防げる」
キース「食事は私か私の団員が持ってくるはずだ…」
エルヴィン「は!色々とありがとうございます」
キース「では私は会議に出てくる…」
キース「あなた方がどうなるかはちゃんと報告する…」
エルヴィン「は!なんとお礼申し上げていいものか……」
キース「では」コツコツ
エルヴィン「兵長と分隊長は私の所へ集まれ、他の者はその場で待機」
一同「「は!」」
エレン「………おい、キースってやっぱ教官か?」
アルミン「でも髪あったよ?」
ジャン「ストレスで禿げたとか?」
ライナー「5年でか?早過ぎやしねぇか?」
ベルトルト「でもあり得るよね」
サシャ「なら、あんなにあった髪はどこ行ったんでしょうかね」
コニー「本当だぜ!一本も無くなっちまってたじゃん!」
クリスタ「よほど辛かったのかな……」
ミカサ「今度ファーストネームを聞いたらいいだけの話」
一同「「おぉ~~確かに」」
デモキケルカ?ケッコーカオコワイゾ
イツデモコワカッタンダナアノヒトハ
ペトラ「なんか訓練時代の教官で盛り上がってるね」
グンダ「なんでもあの団長と似てるらしいぞ」
エルド「あれ?俺らの教官てどんなんだったっけ?」
ペトラ「あのずんぐりむっくりの変態じゃん」
エルド「えぇ~どんなんだったっけ?」
ペトラ「覚えてないの!?」
オルオ「ほら、あの入団式の時に『貴様はなんだ!』って言おうとして舌噛んだやつだろ?」
ペトラ「まんまオルオじゃん」
オルオ「」
ーーー
ハンジ「で?これからどうすんのさ?なんか意見ない?」
リヴァイ「だからなんでてめぇが仕切るんだ?」
エルヴィン「とりあえずキース団長からの報告がない限り動けんな」
ミケ「いや、動かない方がいいと思う」
ハンジ「えぇ~退屈じゃん」
リヴァイ「おい変態、遊びじゃねえんだぞ」
エルヴィン「とりあえず待機か……」
リヴァイ「で、あいつらをもし俺たちを味方として受け入れたらどうする?」
エルヴィン「調査兵団に加わる」
リヴァイ「ほぉ~なんで?」
エルヴィン「一番動きやすいだろ」
エルヴィン「それに我々は歴史を知っている」
エルヴィン「その気になれば犠牲者はかなり減るはず……」
リヴァイ「じゃあ俺たちを敵だとしてきたら?」
エルヴィン「……………分からん」
リヴァイ「もし、この時代の人間が俺たちを攻撃してきたら?」
エルヴィン「…………我々からの攻撃は許可せん」
エルヴィン「相手が巨人ならともかく、人間を殺すことはどんな理由であれ許されない」
ハンジ「私はそうは思わないな」
ハンジ「私たちを攻撃してくるものを"敵"として、それを撃破するのは自衛だと思うけどなあ」
ハンジ「だって巨人もそうじゃん」
ハンジ「巨人は人間を攻撃するから"敵"としてんじゃん?」
ハンジ「もし巨人が人間を攻撃しなかったら巨人は"敵"じゃなくなるし、私も巨人と結婚できる」
リヴァイ「ついにイカれたか?」
ハンジ「エレンがそうじゃん、巨人なのに敵じゃない」
ハンジ「だから、この際人間だからって理由は通用しないと思うんだ…」
エルヴィン「最悪の場合、血の雨が降ると?」
ハンジ「まだ決まったわけじゃないけどね」
リヴァイ「同じ人間で、殺しあうのか」
ミケ「あまり良いことではないな」
ハンジ「……ま、今はそんな話しなくてもいいじゃん」
ハンジ「ちょっと外の空気吸ってくるよ」スクッ
リヴァイ「あまり妙なことはするな」
ハンジ「分かってるって♪」スタスタ
リヴァイ「なんであんなにはしゃいでるんだ?」
エルヴィン「さあな」
ーー外ーー
ウォール教「我々に与えられた唯一の壁……云々」
ウォール教「よって、我々はあの壁に手をつけてはならない!……云々」
ハンジ「やってるなぁ」
ハンジ(そういえば壁の上に砲台作る時もああやって演説してたな)
ハンジ(ま、その理由が"壁の中に巨人がいるから"とはねぇ)
ハンジ(この時代の人が知ったらどうなるかな……)
スタスタ…
ドンッ
ハンジ「ったいなぁもう」
信者「おい」
信者「当たっておいて謝りもしないのか?」
ハンジ「なんで?当たってきたのそっちじゃん」
信者「む、なんと無礼な!私をウォール教の信者と分かっての行為か!?」
信者「聞けば主らは壁外からきたらしいが…」
信者「素直に謝りさえできんとは、本当に人間かどうかすら怪しい!!」
ハンジ「はいはい、すみませんね"巨人教"の信者さん」
信者「!!」ビクッ
信者「私たちは……ウォール教だ」
ハンジ「ありゃ?それはそれはすみませんねぇ」
ハンジ「なんとなくウォール教が巨人に関係してるような気がしてね、とっさに出てきてしまったんだ」
信者「なな、私たちは巨人とは関係してない!」
信者「私たちはただ壁の女神たちを……ハンジ「そういえばさ」
ハンジ「巨人の硬い皮膚ってどれくらい硬いんだろねぇ?」
信者「!!」ビクッ
ハンジ「あの硬化皮膚は壁より硬いのかなぁ?」
信者「貴様、何が言いたい………?」
時系列がぐちゃぐちゃになっているが、面白い
ハンジ「別に…ただ興味を持っただけだよ、じゃあね」スタスタ
信者「…………」
信者「あの壁外から来たという奴らは知ってるのか?」
信者「……だとしたらすぐにでも抹殺しなければ……こうしちゃいられない」
信者「すぐ司祭に報告せねば!」ダッダッダッダッ
>>137
よく考えたらまだハンジは壁のこと知らないんだな……
脳内変換で頑張ってください!すみません!
ーーー
ハンジ「帰ったよ~」
リヴァイ「うるせぇ静かに帰って来い」
エルヴィン「妙なことはしてないだろうな?」
ハンジ「大丈夫だって~」
エルヴィン「ならいいんだが……」
ーー???ーー
信者「司祭!あの壁外から来た奴らは壁のことを知っているようです!」
司祭「そんなバカな!!」
司祭「壁のことはウォール教でもごく一部の人間しか知らない機密だ!」
司祭「それを…なぜ……ただの人間が……」
信者「……どうします?始末しますか?」
司祭「…………いや、」
司祭「確か今日から三日間、その外から来た奴らをどうするか」
司祭「それを決める三兵団会議が開かれてるはずだ…」
信者「では、それで……」
司祭「うむ、合法的に始末できる」
信者「しかし、我々は兵団ではないですが……できるのですか?」
司祭「三兵団会議とはいっても、兵法会議のようなものだ、我々の介入も楽にできる」
信者「しかし、もう今日の会議は始まってると思いますが……」
司祭「慌てるな、あと二日あるじゃないか」
司祭「二日もあれば奴らを処分する方向に持って行くのは楽だと思うが………」
信者「その辺は司祭の仕事です、私にはわかりません」
司祭「まあ、なんとかするさ」
ーー夜ーー
サシャ「意外としっかりした食事ですね」モグモグ
コニー「肉があるじゃんか!」モグモグ
ミカサ「エレン、私の分分けてあげる」
エレン「いらねぇよ、自分で食えよ」
ジャン「羨ましい………くそ!」
アルミン「胃痛の時に脂っこいんだよぉ」
ハンジ「ひっさしぶりだねぇ肉肉!!」モグモグ
リヴァイ「マジでうるせぇ」
エルヴィン「それで、我々はどうなるのですか?」
キース「うむ、今日一日ではなんともいえんが……」
キース「明日が分水嶺だろう……」
エルヴィン「そうですか………」
キース「調査兵団としては是非戦力になってもらいたいのだが……」
キース「そううまくいくかは……」
エルヴィン「そうですか………」
キース「ま、会議の三日はこうして衣食住を提供できるが、その後は………」
エルヴィン「いえ、三日だけでもありがたいです」
キース「……そうか」コツコツ
ハンジ「あの人顔怖いけど、根は良い人なんだねぇ~」モグモグ
エルヴィン「ハンジ、あまりそういうことは言うな」
ハンジ「へーい」
ーー翌日ーー
キース「では」コツコツ
エルヴィン「会議二日目、か……」
エレンヒザマクラシテ
イヤダヨユカデネロヨ
ウラヤマ
イツウ
ワイヤワイヤ
リヴァイ「こいつらは自分の行く末を決められてることを自覚してるのか?」
ミケ「さぁ………」
ペトラ「ク~リスタ♪」
クリスタ「うわ!?ペ…ペトラさんか」
ペトラ「暇だしなにかしよっか」
クリスタ「と、言われましても……」
ペトラ「いいじゃん、雑談雑談♪」
クリスタ「え?じゃあなにか面白い話ありますか?」
ペトラ「面白い話?うーん……」
オルオ「チッ!気にいらねぇ」
オルオ「俺のペトラにくっつきやがって」
グンダ「ほっとけないんだろ」
オルオ「ほっとけない?なんだそりゃ……」
グンダ「クリスタはユミルとずっと一緒だったからな…」
グンダ「そのユミルが死んじまったから、ペトラがその代わりになろうと頑張ってるわけ」
オルオ「なんでそんなにペトラのことが分かるんだ?」
オルオ「直接聞いたのか?」
グンダ「勘……だろな」
オルオ「チッ、当てにならねぇ」
エルド「あとオルオ、ペトラはお前のモンじゃねーぞ」
グンダ「もうほっといてやれ、一種のボケだ」
エルド「そんなもんかね………」
オルオ「俺は本気だぞ!?」
エルグン「それはそれで怖ぇぇぇ」
ーーーー
ライナー「おい、ベルトルト」
ベルトルト「ん?なんだい?」
ライナー「お前ユミルの一件以来、ずっと変だぞ?」
ライナー「今まで影だったのが、もはや空気になっちまってるじゃねぇか」
ベルトルト「…………」
ライナー「相談なら乗るぞ?」
ベルトルト「…………別に、ただ考え事してて、何も言ってないだけだ」
ライナー「なに考えてたんだ?」
ベルトルト「色々だよ」
ライナー「なんだよそれ、教えてくれよ」
ベルトルト「長いから嫌」
ベルトルト「ただ、これからはもうすこし人と関わるようにするよ」
ライナー「??、まぁいいけどな」
ーー三兵団会議、二日目ーー
キース「……ですから、調査兵団としては、彼らを迎え入れ、共に闘って行きたいと思います」
憲兵側「まぁ、人類に敵対はしなさそうだ」
駐屯側「だな、別に処分する必要はないな」
総司令「では、処分はしないということで」
「異議あり!!」
司祭「彼らを生かすのは危険です!」
司祭「彼らは壁外出身で、さらにこちらの調査では巨人に詳しいということが判明しました」
司祭「この二つを率直に解釈すると、彼らは巨人の味方である可能性は高いです」
司祭「彼らには巨人に関する知識を残してもらった後に処分するのが一番かと」
「待った!」
キース「彼らは重要な人材です」
キース「情報をもらうことには賛成ですが、処分するには勿体無いと思われます」
憲兵側「それについては我々も同感です」
駐屯側「問題はその人材をどこに配置するかだ」
憲兵側「我々は憲兵としては欲しくないが、雑用に……」
キース「なら兵の少ない我々に配置したほうが効果的……」
駐屯「兵が少ないのは我々も同じだそ!」
司祭「黙れぇ!!ただ飯食いのブタどもめぇぇ!!」
司祭「そのわずかな兵を補うために人類を危機に陥れるというのか!!」
駐屯側「なんだとぉ!新興宗教のウシどもが!!」
駐屯側「彼らが人類にとって危機である証拠はあるのか!」
司祭「では逆に、人類にとって彼らが敵ではないことを証明できるのか!!」
駐屯側「ぐ………」
キース「だが司祭!なにも処分することはないのでは!?」
キース「我々の目的は巨人殺しであり、人殺しではない!!」
司祭「では死刑は人殺しなのか!?」
司祭「この世に死刑がなければ今頃壁内はゴロツキで溢れてる!!」
司祭「それらを防ぐための死刑を"人殺し"といってやめていいのか!?」
キース「ぐっ………」
憲兵側「しかし、なにも殺すことはないのでは!?」
憲兵「仮に彼らが人類の脅威だとして、それらを無くすには壁外追放でもいいんじゃないのか!?」
司祭「得体のしれない奴らを巨人に渡せというのか!?」
司祭「巨人に知性はないが、彼らにはある!」
司祭「彼らが巨人側について我々の脅威となって帰ってくる可能性は否定できない!!」
憲兵側「むぅ…………」
総司令「静粛に」バンバン
総司令「まだ明日もある、今日はこの辺で終わろうじゃないか」
総司令「今のところ、最も有力な措置は彼らを処分すること、これでいいな」
総司令「明日に判断を下す、それまでに色々な措置を考えてきてくれ、以上」
ーー夜ーー
キース「まずいことになった」
エルヴィン「どうしたんです?」
キース「会議で君たちを処分する方向になってきた……」
ナンダヨソレ
オレタチガナニシタッテユウンダ!
ナンダ?オレタチシヌノカ?
ケッキョクジダイハワタシタチニミカタシナカッタノネ
オレタチハヒトトセンソウスルノカ?
イヤ、ソレダケハアッチャダメダ
ジャアオレタチハダマッテコロサレロト!?
リヴァイ「落ち着けお前ら!」
リヴァイ「まだ確定したわけじゃねぇ」
リヴァイ「それにもし、軍どもが俺たちを敵と認識したら、俺は戦うつもりでいる」
アルミン「待ってください!それじゃただの人殺しです!」
リヴァイ「自衛のためだ、やむをえん」
エルヴィン「いや、だめだ」
エルヴィン「なにがあっても人殺しは私が認めん!」
ハンジ「やっぱ敵に人間も巨人もないんだって~」
オルオ「もし攻撃されたら反撃は絶対だと思うぞ!?」
コニー「売られた喧嘩は買う!爺ちゃんの遺言だ!」
ライナー(ベルトルト、いざってときは巨人化するか?)
ライナー(故郷はもう捨てたし、自分の身は自分で守りたい)
ベルトルト(ダメだ!それこそ、本当に敵になっちゃうよ!?)
エレン「俺たちは人を殺さなきゃならねぇのか……?」
エレン「同じ人間だぞ!?」
ジャン「やらなければやられるんだ!!それでもいいのかよ!?」
ミカサ「私はエレンを支持する」
ミカサ「私の故郷では昔、どんな時であれ戦いは避けられてきた」
ジャン「ミカサ!死にてぇのか!?」
サシャ「狩人としては、敵は即座に殺さねばなりませんね」
サシャ「でないとこっちがやられます!」
エルド「向こうは俺たちを人としてみてないんじゃねぇのか!?」
グンダ「それで、俺たちを敵としてるのか……」
ミケ「ならば、我々も向こうを敵とせねば……」
クリスタ「もうやめて!!」
クリスタ「ユミルは、最後に人を救って死んだんだよ?」
クリスタ「なのに人を殺したら、ユミルの死はなんだったの?」
ペトラ「クリスタ………」
キース「まぁ、なんとしても、君たちを殺させはせん!」
オルオ「そんなのが信用できるかぁ!」
エルヴィン「オルオ!口を慎め!我々の恩人だぞ!」
キース「いや、いい」
キース「こんな状況でら、そう思うのも自然だ」
キース「だが、私はなんとしても君たちを救う!」
キース「だから、私を信用してくれ」
一同「「……………」」
キース「では、私は戻る」コツコツ
リヴァイ「………てめぇらももう寝ろ」
リヴァイ「下手すりゃ明日は激しい戦いになるからな……」
エルヴィン「!!、リヴァイ!!何を考えてる!!」
リヴァイ「別に、ただ俺は自分の身を守る」
リヴァイ「お前らもよく考えた方が良い……」
リヴァイ「自分の命を優先するか、自分の名誉を優先するか」
リヴァイ「決めるのはお前ら自身だ」
一同「「………………」」
今日はここまで、
話分かりにくいし、時系列無茶苦茶だし支離滅裂だし……
どうなってしまうのか俺も分からない………
てことでおやすみノシ
超大型は出なかったか、まあ面白いから良いや
ウォール教が権力を持ったのって壁が壊されてからじゃなかったっけ?
>>159
そうなのか?
なんか大砲設置の時にウォール教のせいで手間取ったって言ってたから
既に力持ったとおもってたわ
まあ、ここではこの時から鬱陶しかったということでお願いします
ほんと色々無茶苦茶だ………
てことでほんのちょっと投下
ーー翌日ーー
エレン「……………」
ミカサ「……………」
アルミン「……………」
ライナー「……………」
ベルトルト「……………」
コニー「……………」
サシャ「……………」
ジャン「……………」
クリスタ「……………」
ペトラ「……みんな黙ってるね」
エルド「仕方ないさ、下手すれば人殺しをするんだ」
ペトラ「それを何とかできないかな………」
オルオ「じゃあペトラは自分の命より他人の命を優先するのか?」
ペトラ「………分からない」
グンダ「どちらにせよ、早めに決めておいた方がいいな」
グンダ「いざって時にそうやって悩んでたら絶対に納得いかない結果になる」
グンダ「戦うなら戦う、殺さないなら殺さないと、ちゃんと意思を決めとかないとな」
ペトラ「……………」
ペトラ「……ねぇ、あの子は、ユミルはどうして関係ない子のために命を捨てたのかな?」
エルド「………死んでしまったからな、聞くに聞けないが……」
エルド「優しかったんじゃないのか?または自分と何か関係していた………」
ペトラ「………………」
ーー三兵団会議、三日目ーー
司祭「ですから!昨日も言ったようにすぐに殺処分するべきです!」
駐屯側「いやダメだ!人が人を殺すなんて前代未聞だ!」
司祭「彼らは!人間ではないかもしれないんだぞ!!」
司祭「それに!その17人の犠牲で人類が平和になるんだ!!」
憲兵側「いや!まだ彼らが人類の敵だと決まったわけじゃない!!」
「待った!!」
司祭「な…なんだ!」
キース「彼ら17人は、我々調査兵団が引き受ける!!」
司祭「き…貴様は今まで何を聞いてきたんだ!!」
司祭「すぐにでも殺処分すると………」
キース「聞いてきたからこういう結論に至った!!」
キース「彼らは人類にとってどういう存在かまだ分からない!」
キース「なら試してみようと思わんか!?」
司祭「!?」
キース「我々と共に行動し、巨人に対してどうするかを観察」
キース「彼らが敵かどうかはそれから決めた方がいいかと……」
司祭「だからその間にも……」
キース「それはただの疑心暗鬼だ!!仮説にすぎん!!どこに確証がある!?」
司祭「う…………」
キース「司令!あの17人の身柄は、我々調査兵団が引き受けます!!」
キース「どうでしょうか」
総司令「…………」
総司令「うむ、あの17人は調査兵団に任せる」
司祭「司令!ダメです危険すぎます!!」
総司令「まあ、危険かどうかはもうすこし様子を見てから決めても遅くはないだろう」
総司令「それに君たちは兵ではない」
総司令「世間一般の声が聞けるのはありがたいが」
総司令「君の意見を聞いてると、彼らの殺処分に執着してるように見えるのだが……」
司祭「ぐっ………」ビクッ
総司令「ふん、まあよい」
総司令「結論!彼ららの調査兵団が預かる!!」
総司令「異論は無いな…………解散!!」
>>165訂正
×総司令「結論!彼ららの調査兵団が預かる!!」
○総司令「結論!彼らの身柄は調査兵団が預かる!!」
期待
ーー???ーー
司祭「まずい……奴らは調査兵団と行動することになった」
信者「えぇ!?じゃあどうするんです!?」
司祭「……なんとしても、奴らをこ処分する」
司祭「奴らが調査兵団と行動するなら、壁外へ行くはずだ」
司祭「その時が狙い目だ」
信者「何をするつもりで?」
司祭「できれば短時間で全員を殺す」
司祭「それでいて、我々だけでできる作戦…………」
司祭「…………大砲だ」
投下終了
多分夜には再開する
かなり長くなりそうだけど、読んでくれてる人がいるなら、感謝します
俺「ありがとぉぉぉぉぉ!!!」ブワッ
俺「読んでるよぉぉぉ!!!」
ユミルいなくなって辛いけど(しつこくてごめんね
最後までついてくよ!
待ってる
>>170ほんとありがとう、結末がどうであれ必ずや完結させる!
>>171俺もユミルは死なせたくなかった………
俺「ユミルぅぅ!なんで死んじまったんだよぉぉぉぉ!!」
>>172 俺「僕には待ってくれる人がいるんだ………!!こんなに嬉しいことはない……!!」
てことで再開します
信者「大砲………?」
信者「あの壁上砲のことですか?」
司祭「そうだ、あれは我々の反対を押し切って強引に作ったものだ」
司祭「我々が強引に使おうと文句はあまり言えんはずだ」
信者「なるほど………」
司祭「ちょうどブドウ弾なんかがいいんじゃないか」
司祭「あれなら広範囲にダメージを与えれる」
司祭「相手は巨人ではない、簡単に潰せるはずだ」
司祭「信者!次の壁外調査とそれの参加者、配列を調べあげろ!」
信者「了解しました」
ーー夜ーー
キース「喜べ!貴様らの身柄は我々が預かることになった!!」
エルヴィン「本当ですか!?」
キース「ああ!一時はどうなるかと思ったがなんとかなった!!」
一同「「ぃいやっほーーーい!!」
アルミン「これで人殺しをしなくてすむ!」
エレン「俺たちも死なない!!」
コニー「いや~どうなるかと思ったぜ!」
サシャ「私は初めからそんな予感がしてましたけどね!!」
一同「ん?"貴様"?」
キース「なんだ?なにかおかしいか。」
キース「貴様らはこれより調査兵団に従う!」
キース「そして私はその調査兵団の団長だ!」
キース「上下関係ははっきりしないとな!!」
一同「」
キース「では明日……」コツコツ
ーーー
エレン「ったく、団長は変わんねぇな」
ミカサ「あのハゲは調子に乗ってる」
アルミン「まだ禿げてないよ」
ライナー「じゃあ、教官は一瞬だが俺たちのことを"君たち"と読んでたのか……」
ベルトルト「ライナー、まだ教官は教官じゃないよ」
コニー「?、ベルトルト何訳分かんねえこと言ってんだ?」
サシャ「まったく!コニーはバカですね!私は理解できませんでしたけどね!」
オルオ「チッ、感じの悪い……」
ペトラ「オルオ、人のこと言えないじゃん」
オルオ「」
エルグン(ちょっと、かわいそう………事実だけど)
ーー翌日ーー
キース「貴様らは明日からの壁外調査に参加してもらう」
エルヴィン「もうですか?」
キース「戦場において、早すぎるコトは無い!」
キース「で、貴様らにはしんがりをやってもらう」
キース「まだこちらとしても貴様らの力は分からんのでな」
キース「先頭に立たせて役立たんのでは話にならんのでな!」
一同「は!分かりました!」
キース「出発は明朝0700!0640には準備を済ませ門の前に整列、集合しろ!」
一同「「は!!」
ペトラ「相変わらず声デカイね、あの団長」
グンダ「なかなかの熱血漢だな」
エルド「うちの団長が柔ならあの団長は剛だな」
ペトラ「あ、確かにそんな感じするね」
オルオ「そうか?うちの団長も結構声デカイぞ?」
ペトラ「はぁ、声の話じゃないよ」
オルオ「なんだそりゃ?だって…… ペトラ「もういいから黙って」
オルオ「」
エルグン(今回はペトラが正論だな)
ーー???ーー
信者「報告!!」
信者「次回壁外調査は明日!!奴らの配置は最後尾です!」
司祭「最後尾か……やりやすい」
司祭「明日が楽しみだ………我々の秘密を握る悪どもは排除せねばなぁ」クククッ
ーー夜ーー
ライナー「さぁて明日は壁外調査だ!」
ジャン「ここ三日間壁内でゴロゴロしてたからっておっ死ぬんじゃねえぞ!」
エレン「てめぇよりは死なねえ!」
ジャン「んだと!?この死に急ぎが!!」
ミカサ「やめて二人とも」
ペトラ「クリスタ~~♪」
クリスタ「うわっ!……ペトラさん飲んでますね!?」
ペトラ「だって久々の壁外調査なんだよ?」
クリスタ「……怖くないんですか?巨人が?」
ペトラ「………………どうだろう………分からない」
オルオ「…………みんなはしゃいでますね」
リヴァイ「まあ、久々に体動かせるからな……」
オルオ「兵長、頼みますよ」
オルオ「俺たちは兵長を信じて行動してるんですから」
リヴァイ「………てめぇらもな」
リヴァイ「俺はお前らを信頼してる……だから班員に選んだ」
オルオ「ですな!俺と兵長は一心同体……」
リヴァイ「気持ち悪ぃ………」
オルオ「」
オルオ「……………」
オルオ「…………兵長」
リヴァイ「あ?」
オルオ「俺たちはこの時代で、なにをすればいいんでしょうか」
リヴァイ「………さあな、俺にも分からん」
リヴァイ「ただ………生きりゃいいんじゃねぇか?」
オルオ「生きる………?」
リヴァイ「もともと、俺たちが"あの時代"で巨人を殺してきたのも、自分の命を全うするためだ」
リヴァイ「この時代も、状況が変わっただけで、自分の命を全うすることに変わりはない」
リヴァイ「……と、俺は考えてる」
オルオ「だから、敵が人であっても戦おうとしてたんですね」
リヴァイ「まあな……」
オルオ「兵長………」
オルオ「兵長がいなければ今頃俺はここにはいません!」
オルオ「 ションベン漏らした時もありました!戦いを放棄したい時もありました!」
オルオ「それでも俺が今ここにいるのは、全部兵長のおかげです!」
オルオ「俺は兵ち………ョリャリルワ!?」ガリ
オルオ「」
リヴァイ「………チッ、世話の焼ける……」フキフキ
ーー翌日ーー
キース「では!これより第○○回壁外調査を始める!!全軍!前進!!」
兵たち「ううぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ドドッドドッドドッドドッ
エルヴィン「我々も彼らに続け!」
一同「ううぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ドドッドドッドドッ
ーー壁上ーー
信者「出ました!!調査兵団です!!」
司祭「よし!目標のポイント到達20秒前から秒読みを開始しろ!」
司祭「砲撃班!準備はいいか!」
信者A「オーケーです!装填完了!!角度よし!いつでも撃てます!!」
司祭「見張り!! 変化はないな!」
信者B「壁内に変化なし!」
信者「目標!ポイント到達まで20!」
信者「……19!……18!」
ーーーー
ハンジ「ひっさしぶりに巨人に会える~♪」ドドッドドッ
リヴァイ「突っ込む気にもならねぇ……」ドドッドドッ
ーーーー
信者「……15!……14!」
ーーーー
ミカサ「エレン、私が守る」ドドッドドッ
エレン「自分のことに専念しろ!」ドドッ
ジャン「ケッ!くそが!!」ドドッドドッ
アルミン(I☆Tu☆U & Zu☆Tu☆U)ドドッドドッ
ーーーー
信者「……11!……10!」
ーーーー
ペトラ「今日は噛まないんだね」ドドッドドッ
オルオ「毎回噛んでるわけじゃねぇ……」ドドッドドッ
ーーーー
信者「……9!……8!……7!」
信者「……6!……5!」
司祭「固定砲!打ちぃぃ方始めぇぇぇ!!」
信者「打ちぃぃ方始めぇぇぇ」グイッ
ドゥオォォォォン………
ーーー
ドゥオォォォォン………
ペトラ「ん?なんの音?」
グンダ「爆発音……?」
ヒュゥ………ゥゥウウウウウウウ!
オルオ「伏せろ!!」
ペトラ「え?なん…… オルオ「いいから早く!!」バッ
ヒュゥゥ……
ボオオォォォォンンンナァァァアアア!!!!
オルオ「ガハッ!!」
グンダ「グゥオワ!!」
エルド「ヌゥア!!」
ペトラ「ヒャア!!」
ォォォォォォォンンンンン…………
ーーーー
兵「団長!!後方で謎の爆発が!」
キース「先ほどの爆発音か!?」
兵「分かりません!!爆発による影響も確認できず!」
キース「クソゥ!!」バッ
信号弾「バシュゥゥゥゥ」
陣型はどんなんだろう?
ーーーー
リヴァイ「信号弾だ」
エルヴィン「………巨大樹まで避難……だと!?」
クリスタ「報告!!爆発は砲撃の可能性あり!!」
ミカサ「負傷者は4名!」
エルヴィン「すぐにみんなを巨大樹まで移動させろ!」
ミカクリ「は!!」ドドッドドッ……
エルヴィン「……………」
エルヴィン「我々も移動する!ついて来い!」ドドッドドッ
一同「「は!!」」ドドッドドッ
>>192
後方にペトラ、オルオ、グンダ、エルド
伝達にクリスタ、ミカサ
先頭にハンジ、エルヴィン、リヴァイ、ミケ
他は適当に………
原作無視&分かりにくくてすまん
ーーーー
クリスタ「大丈夫ですか!?」
グンダ「俺は……大丈夫だ……」
エルド「俺も……なんとか…」
クリスタ「ペトラさんは!?」
ペトラ「私は……大丈夫……」
ペトラ「……でも、オルオが………」
オルオ「…………」
ミカサ「………くっ」
ミカサ「巨大樹まで移動します!」
クリスタ「オルオさんは私の馬に…… ペトラ「いや」
ペトラ「私の馬に乗せるよ、ありがとうクリスタ」
ミカサ「早く!移動します!!」ドドッドドッ
最近オルオかっこよくなってるよねw
ーー壁上ーー
信者「ブドウ弾の命中を確認!」
司祭「よし!このまま……」
信者B「司祭!駐屯兵がこちらに向かってきます!」
信者「バレたようです!」
司祭「なに!?くそ!撤退だ!!」
ハンネス「そうはさせん!」
司祭「な!?なぜお前がここにいる!?酒には睡眠薬を……」
ハンネス「こちとら毎日飲んでるわけじゃねぇんだよ!」
ハンネス「連行しろ」
兵たち「は!!」ガシッ
司祭「ま…まて!なにをする!私はウォール教の……」
ハンネス「言い訳は裁判で聞いてやる!さっさと来い!」
>>196
ジャンと同じく、そろそろ報われてもいいと思う
ーー巨大樹の森ーー
キース「全員揃ってるな!?」
兵「点呼完了!大丈夫です!揃ってます!」
エルヴィン「我々も17名揃っていますが……」
エルヴィン「負傷者が4名います」
キース「負傷者がいるのか……」
キース「貴様!爆発は砲撃なんだな?」
エルヴィン「確定ではありませんが……恐らく」
エルヴィン「団長、兵に治療をさせてください」
キース「いや、無理だ」
キース「治療器具も、治療経験のある兵も、前回の調査でなくなった!」
エルヴィン「では、今すぐ壁内に……」
キース「危険だ」
キース「もし貴様の言うように爆発が砲撃ならば、みすみす殺されに行くようなものだ!!」
キース「私はもう、いたずらに兵を死なせたくない」
エルヴィン「………団長、それは私もです」
エルヴィン「団長にはそこの地面に立っている木の棒がなんだか分かりますか」
キース「…………いや、分からんな」
エルヴィン「私の部下の墓です」
キース「!?」
今日はここまで、
読み返したら、壁内が膣内に見えてきた……疲れてんのかな?
>>200
乙です!
続き楽しみにしてます!
>>200
乙です
再開します
エルヴィン「今からちょうど一週間前、ここに立てました」
エルヴィン「訳の分からないこの時代で、本来死ぬべきではないところで死にました」
キース「訳のわからん時代?」
エルヴィン「え?いや、なんでもありません」
エルヴィン「とにかく、すぐに治療を受けさせたいんです」
キース「…………」
キース「分かった」
キース「だが安全のためここで5分待機する」
キース「5分間で砲撃らしいものがない場合は急いで壁内へ帰る」
エルヴィン「は!ありがとうございます」
ーーー
兵「5分経ちました!」
キース「見張り員!砲撃はどうだ!」
兵「大丈夫です団長!5分間ではそれらしきモノ確認できず!」
キース「よし、全軍反転!全速で壁内へ帰る!」
キース「連絡係!壁内に医療班を待機させるよう信号弾を撃て!」
兵「了解!」
信号弾「バシュゥゥゥゥ」
ーーーー
ーーー
ーー
ーー壁上ーー
ハンネス「もう他には信者らはいないな!?」
駐屯兵「は!全員を捕まえました!」
駐屯兵「おい!信号弾だ!」
駐屯兵「なに?どれどれ」
駐屯兵「ん~医療班を待機させろ……」
駐屯兵「ハンネスさん!」
ハンネス「たぶん砲撃で負傷した者がいるんだろ……医療班を読んで来い!門で待機させろ!」
駐屯兵「は!」ダッダッダッダッ
ーー門ーー
一般人「なんだ?なんか騒がしいな……」
一般人「なんや医療班が待機しとるらしいで」
一般人「あ~また無駄遣い野郎共が帰ってくんのか…」
一般人「いや、それがな今回は事情が違うらしい」
一般人「なんだそりゃ」
一般人「どうやらあの壁上砲にやられたらしいで」
一般人「はあ?じゃあ人間に撃たれたんか?」
一般人「そういうことやろな知らんけど…」
駐屯兵「はいどいてどいて~、野次馬は散って散って~」
一般人「なんやねん!俺らゴミみたい扱いよって…………」
駐屯兵「帰ってきたぞ!負傷者4名!医療班はただちに病院まで搬送せぇ!」
医療員「止血します!」
駐屯兵「おいお前ら野次馬どけろ」
医療員「布と水持ってこい!」
駐屯兵「はよ馬車に乗せろ!」
ハヨセェ!
モウフハドコヤ?ミチアケロツットンネン!
ミズ~!シケツマダカ!?
ガヤガヤ
一般人「なんやいつもよりうるさいな」
一般人「あれちゃう?もし死んでもうたら人に殺されたことになるからちゃう?」
一般人「あ~撃たれたもんな~」
ーー夜ーー
エレン「ペトラさんたち、大丈夫かな……」
エルヴィン「団長からの報告がないと何とも言えんな……」
クリスタ「結局あれは砲撃なの?」
コニー「誰が?何のために?」
エルヴィン「それも団長の報告次第だ」
一同「「………」」
ガチャ
キース「……………」
エルヴィン「……どうですか?」
キース「………オルオ、オルオ・ボサド」
キース「……………19時32分死亡」
一同「「!!」」
エレン「オルオさんが………死んだ?」
リヴァイ「……………」
キース「内臓破裂…………病院に運ばれた時に生きてたのが奇跡なくらいだった………」
キース「それと、砲撃した犯人も分かった」
リヴァイ「誰だ?」
キース「ウォール教の司祭含む3人………」
ハンジ「………もしかしたら私のせいだ……」
一同「「!?」」
リヴァイ「クソメガネ!てめぇも殺してやろうか!!」グイッ
エルヴィン「待てリヴァイ」
エルヴィン「ハンジ………それはどういうことだ?」
ハンジ「私のせいでウォール教に私たちが壁の秘密を知ってることがばれたんだ………」
ハンジ「だからウォール教は私たちを闇に葬ろうとした」
ジャン「壁の秘密?」
エルヴィン「あぁ…君たちには言ってなかったな」
エルヴィン「我々がまだこの時代に来る前、あの時代で極秘裏に壁について調べた」
エルヴィン「するととんでもないことが発覚してね」
サシャ「なんなんですか?そのとんでもないことって?」
ハンジ「壁の中に巨人がいたんだよ」
一同「!?」
ハンジ「たぶん巨人を壁の強化に使ってるんだと思う」
アルミン「じゃああの壁いっぱいにギッシリ巨人が詰まってるってことですか!?」
ハンジ「たぶんね」
ミケ「で、そのことが世間にバレないようにウォール教が隠してたってわけさ」
コニー「壁の上に大砲置く時にウォール教が騒いでたのはそれだったのか……」
キース「今の話は本当か!?」
キース「壁の中に巨人がいるかどうかは別として、貴様らは時代時代と言いすぎてる気がする」
キース「貴様ら……」
キース「本当は何者だ!」
エルヴィン「人間です」
エルヴィン「ただこの時代の者ではありません」
キース「どういうことだ……」
エルヴィン「我々は………5年後の世界から来た人間です」
キース「…………そんなおとぎ話を信じろと?」
エルヴィン「今日、部下の墓の前で私がなんと言ったか覚えてますか?」
キース「……訳の分からないこの時代で、本来死ぬべきではないところで死んだ…………と」
エルヴィン「あれはこういう事です」
エルヴィン「なぜ過去に戻ってきたのかも、またなにをすれば良いのかも分からないこの時代で」
エルヴィン「我々は死ぬべきではない、死んではならない…………そう言ったんです」
エルヴィン「信じるも信じないも団長の自由です」
エルヴィン「我々も信じたくない、認めたくない事実です」
エルヴィン「しかし、認めないとこの先どうすればいいのかが分からなくなります」
エルヴィン「だから我々は認め、こうして生きてるんです」
キース「…………分かった」
キース「上には報告しない……今日はもう休め」
キース「明日からは休暇にする」
キース「あんなことがあって我々も調査兵団として動けんくなったからな」コツコツ
ーーー
クリスタ「オルオさんが……死んだ………」
ライナー「死んだんじゃない、殺されたんだ」
ベルトルト「人間にね」
エレン「俺たちはこの時代の人にとって敵なのか?」
コニー「なら俺たちにとっても、この時代の人間は敵だ」
サシャ「やはり、敵ならやるしかないんですね………」
ミカサ「でもやっぱり人は殺してはいけないと思う
ジャン「じゃあどうするってんだ!?こっちは一人殺されてるんだぞ!!」
アルミン「人といってもウォール教だけが僕らを敵視してるんだろ」
エレン「そ、そうだ!ならウォール教を潰せば他の人は殺さなくていい」
オルオ………
ミカサ「ダメ!エレン、あなたはお母さんのような人を増やしたいの!?」
ミカサ「しかも巨人の手ではなく私たちの手で!」
エレン「これ以上増やしたくないからするんじゃないか!」
ミカサ「殺さずとも脅威を与えればもう殺しにはこない」
リヴァイ「いやダメだ」
リヴァイ「あいつらは俺たちを殺さないといけねぇと考えてる」
リヴァイ「あいつらは何が何でも俺たちを殺しにくるだろう」
リヴァイ「そんな中で俺たちが脅威を与えたぐらいでひるむような奴らじゃねぇ」
リヴァイ「エルヴィン……………戦うぞ」
エルヴィン「同じ人間どうしで殺しあうことは何としても避けたい……」
リヴァイ「なに呑気なこと言ってる……」
リヴァイ「さっさと殺さねぇとまた死人が出るぞ」
エルヴィン「リヴァイ、冷静になれ」
リヴァイ「冷静だからこその判断だ」
リヴァイ「自分の命とここにいる13人の命を救うためだ」
エルヴィン「だからといって人殺しをしていいのか?」
リヴァイ「逆にダメなのか?」
エルヴィン「なに?」
リヴァイ「他人を殺して自分がいきる」
リヴァイ「一番簡単で手っ取り早く安全になる方法だ」
リヴァイ「違うか?」
エルヴィン「……………」
エルヴィン「まだ、もう少し様子をみよう」
エルヴィン「ウォール教の動きを観察してからでも遅くないはずだ」
リヴァイ「……チッ、その甘さが命取りにならねぇことを祈る」
エルヴィン「君たちも、指示があるまで勝手に動かないでくれ」
一同「「は!!」」
ーー翌日ーー
エルヴィン「急で悪いが、君たちに諜報活動をしてもらうことになった」
ジャン「ほんとに急だな……」
アルミン「仕方ないよ、僕たちの立場じゃ」
エルヴィン「今から名前を呼ばれた者は前へ出てもらう!」
エルヴィン「エレン、ミカサ、ジャン、ライナー、ベルトルト、コニー!」
エルヴィン「以上6名はこの後私のところへ、他は解散!」
サシャ「私は呼ばれなかったですね……」ゾロゾロ
クリスタ「いいじゃない」ゾロゾロ
アルミン「僕も呼ばれなかったよ」ゾロゾロ
エルヴィン「……では、活動内容を説明する!」
エルヴィン「君たちにはできるだけ多くのウォール教についての情報を持ち帰ってもらいたい」
エルヴィン「活動は個人一人一人で行動しろ!」
エルヴィン「準備が出来次第、活動を開始せよ」
一同「は!」
ーー外ーー
エレン「………てことで来たんだが……」
エレン「なにをすりゃいいかわかんねぇ」
エレン「まず、教会でも行くか……」スタスタ
ーーーー
コニー「だぁ~~!!」
コニー「諜報ってなんなんだ!?」
コニー「団長は確か………情報を集めろって言ってたな」
コニー「何の?何の情報を集めりゃいいんだ?」
街の女性「ちょいとそこのお兄さん」
コニー「ん?なんだ?俺が?」
街の女性「そうそう、あなた調査兵団でしょ?」
コニー「おぉよく分かったな!」
街の女性「やっぱりね!知り合いが調査兵団にいてね」
街の女性「調査兵団の人は何となくで分かるのよ」
街の女性「でね~あっ!」
街の女性「立ち話も何だしそこの喫茶店入ろっか」
コニー「おう!?良いのか?奢ってくれて」
街の女性「まだ奢るとは言ってないけどね、まぁ奢るよ」
コニー「何だそりゃ?そんならそうと言えばいいのに」
ーーー喫茶店ーーー
街の女性「コーヒー二つ」
店員「かしこまりました」
コニー「いや~サンキューな!」
街の女性「いいのよ!私から誘ったんだし」
街の女性「で、私の知り合い何だけど……知ってる?」
コニー「………すまん、知らねえわ」
街の女性「なんで?」
コニー「実は俺は、いや俺たちはこの時代の人間じゃねえんだ」
街の女性「なにそれ?どういうこと?」
コニー「いやさ、俺もよく分からねぇんだけどさ」
コニー「ちょうど10日ぐらい前に5年前から飛ばされちまったんだ」
街の女性「ちょ、チョット待って、ややこしい」
コニー「すまんすまん、要するに5年前から飛ばされたんだ」
街の女性「飛ばされた?」
コニー「おう、なんか嵐に巻き込まれて……気がついたら過去だった」
街の女性「ふ~ん、おとぎ話みたいね」
コニー「みんなそう言うんだな」
街の女性「だってあんまり信じれないでしょそんなの」
コニー「んなもんかねぇ」
街の女性「あれ?じゃ私からしたら5年後から来たんだよね」
コニー「えぇ~っと……そうなるな」
街の女性「じゃ、この先5年間なにが起こるか教えてよ」
コニー「ええ?歴史変わってるし俺らの知ってるようにはならねぇぞ?」
街の女性「いいのいいの、教えてよ~」
コニー「でもあんまり覚えてねぇな」
街の女性「じゃ、特徴的なのだけでいいから」
コニー「そうだなぁ……」
コニー「やっぱ覚えてんのは巨人が攻めてきたことかな」
街の女性「ええ!?街に攻めて来るの!?」
コニー「俺は見てねぇけどな、いや後でみたか…?」
街の女性「どんなのだった?」
コニー「真っ赤で壁よりもデカくて……」
ーーー
ーーーー
街の女性「じゃあ、その超大型巨人ていうのに何人も殺されたんだね……」
コニー「ま、そうなるな」
コニー「街に被害が及んだのはそれくらいかな~」
街の女性「じゃあ、その超大型巨人を食い止めたら街は助かるのね」
コニー「無理だと思うぜ?俺でも……あ!」
街の女性「どうしたの?」
コニー「やっべ思い出した!ウォール教を調べるんだった!」
街の女性「え?調べるの?ウォール教を?」ピク
コニー「あいつらが俺の仲間を殺したんだ、だから色々と調べなくちゃなんねぇ」
街の女性「そう……まあ頑張ってね」
コニー「おう!コーヒーごっそうさんな」ダッダッダッダッ
街の女性「…………情報通りだ」
街の女性「だが……あいつらが私らを調べているのか……………」
街の女性「クソ!あの豚が大砲なんか使うから……」
街の女性「ま、色々分かったしな、いいか」
街の女性「超大型巨人か………なんとかせねば」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ちょっと切れる
夜には再開できると思う
再開します
ーーウォール教、教会ーー
修道士「あ、お帰りなさいませ主教様、どうしたんです?その格好…」
街の女性「あぁ」バサッ
主教「ちょっと情報を集めにね」
主教「司祭を呼んでくれないか?」
修道士「司祭様は今、軍に捕らわれております」
主教「砲撃の件か?」
修道士「はい」
主教(豚が…焦りよって)
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー夜ーー
エルヴィン「ではエレンから報告してくれ」
エレン「は!街の人のウォール教に対する印象を調べてきました!」
エレン「良い印象を抱いている人は少なく、"どうでもいい"か"悪い"という印象を持ってる人が多いようです!」
エルヴィン「よくやってくれた、次にミカサ」
ミカサ「は、私はウォール教の動きを調べました」
リヴァイ「ほう、やるじゃねえか」
ミカサ「基本的には動きはありませんが、砲撃の件で司祭が捕まっていることで非常体制には入っているようです」
エルヴィン「ん、なかなか良い情報を持ってきてくれたな。次、ジャン!」
ジャン「は、私は上下関係について調べ上げました!」
ジャン「現在ウォール教では上から、総主教、主教、司祭の順でまとまっているようです」
エルヴィン「よし、次!」
コニー(やべぇ、何も調べてねえ、なんであいつらはあんなに調べれんだ?)
ライナー「ウォール教の歴史を調べて…」
リヴァイ「座学じゃねえんだ、次行け」
ライナー「」
ベルトルト「は!私は……」
コニー(マジてどうする!?なにもないんだぞ!頭を働かせコニー!なんとか……)
エルヴィン「……では次!」
コニー(まずい!……素直にいうか?)
コニー「は!私は何も分かりませんでした!」
リヴァイ「てめぇ…なめてんのか?」
エルヴィン「そう責めるな、そういう時もある」
コニー(助かった~、団長優し)
ハンジ「コニー、今助かったって思ったでしょ?」
コニー「」
サシャ「やっぱりコニーはダメですね」
リヴァイ「食糧泥棒、黙れ」
サシャ「」
クリスタ(うわ~兵長が不機嫌……)
エルヴィン「まあいい」
エルヴィン「明日は壁上で大砲の調査を全員で行う!」
一同「「は!」」
ーー翌日、壁上ーー
エルヴィン「只今より!壁上砲の調査を行う!」
エルヴィン「砲撃に使用した砲以外も隅々まで調べるように!」
一同「「は!」」
コニー「しかしここも久しぶりだな」
アルミン「あれ?でも僕らが最後登ったのって今から5年後ってことになるんじゃ……」
コニー「ん?あれ?そうなのか?」
ジャン「まだマルコやミーナが生きてた頃だろ?」
アルミン「そうそう」
サシャ「あの~」コソ~
一同「ん?」
サシャ「上官の食糧庫から……お肉盗ってきました……」ニタァ
コニー「ば、バカ!なにしてんだ!」
ジャン「おまえ前にも…いや5年後にもやってたろ!」
サシャ「嘘ですよ嘘」
一同「」
サシャ「いや~なんとなくやってみたかったんです!ほら、懐かしいじゃないですか!」
コニー「あのなぁ…」
ジャン「ま、確かに懐かしいが……」
アルミン「いくらなんでもその場面再現する?」
エレン「何だお前ら?サボっないでしっかり仕事しろよ」
ジャン「んだよ、せっかくノスタルジアを感じてたのによ…」
エレン「はあ?何だそれ?」
ジャン「お前にはそういう感情ねえだろうなぁ……」
エレン「あ?なにがないんだよ?」
アルミン「ま、まぁ別に必要ないから…ね?」
エレン「なんだ、ジャンがいらねえ物持ってるだけか」
ジャン「持ってねえお前はすごいぜ、ある意味でな」
サシャ「………………」
クリスタ「どうしたのサシャ?急に黙り込んで……」
サシャ「…………はっ!」
サシャ「巨人です!巨人の足音がします!」
ライナー「んなわけないだろ」
ベルトルト「そうだよ、超大型も多分来ないし……」
ミケ「巨人接近!馬鹿でかいぞ!距離250!」
ライベル「なに!?」
ライナー「どういうことだ!?」
ベルトルト「僕らは故郷ちゃんと救ったよね!?」
ライナー「そのはずだ!ユミルが命を払って救ってくれたはずだぞ!?」
ベルトルト「なぜ……来るんだ?」
ハンジ「……見えた!超大型じゃない!」
ライベル「なんだ……良かった……」
ハンジ「あれは……獣の巨人だ!」
一同「「獣の巨人!?」」
リヴァイ「何だそいつは?俺は知らねえぞ」
ハンジ「そりゃそうだよ!だって私らの時代でごく少人数しか見てないんだもん」
ミケ「きたぞ!!」
エルヴィン「ミカサ!クリスタ!すぐに駐屯兵団に知らせろ!他の者は応戦しろ!」
一同「「了解!!」
ミカサ「クリスタ!行くわよ!」ダッダッ
クリスタ「うん!」ダッダッ
エルヴィン「砲弾は!?」
エレン「ありません!駐屯兵団が管理してます!」
リヴァイ「間に合わん!」バシュゥ
獣の巨人「おや?なんか飛んでるねぇ」バッ
リヴァイ「!!」ヒュン
獣の巨人「ありゃ?早いなぁ」
リヴァイ「なんだこいつ?言葉を喋ってやがる」
獣の巨人「じゃ、あれ狙おっと」クル
ジャン「!!」
コニー「ジャン!なにしてんだ!」
ジャン「クソ!ガスが吹け上がらねぇ!」
コニー「ジャン!!クソッ!」ダッ
サシャ「コニーなにするんです!?」
コニー「俺がこいつの注意を引く!その間にジャンは逃げろ!」
ジャン「馬鹿野郎!なにしてんだお前が逃げろ!」
コニー「おい毛むじゃら!お前の相手はこの俺だ!!」
獣の巨人「ん?なんだこいつ」
ジャン「コニー!いいから早く逃げろ!!」
獣の巨人「おとりかなぁ?」
リヴァイ「てめぇらそれでも調査兵団か?」タタタ……バシュ
獣の巨人「またこいつだ……」ペチン
リヴァイ「なに!?グッ……」ドサッ
サシャ「兵長!」
リヴァイ「運良く壁の上に落ちた、が、あの野郎立体起動装置を壊しやがった……」
コニー「こっちこいやぁぁ!!」ダッダッダッダッ
獣の巨人「じゃ、お言葉に甘えて」ガシッ
コニー「!?」ギュゥゥゥ
サシャ「コニー!!」ダッ
リヴァイ「やめておけ」ガシッ
サシャ「なぜです!?このままではコニーが握り潰されます!!」
リヴァイ「てめぇが行ったら間違いなくてめぇも死ぬ」
サシャ「"も"、とはどういうことですか!!コニーはまだ生きてます!!」
リヴァイ「落ち着け泥棒」グイッ
サシャ「クソ!は……離さんかい……!」
エルヴィン「ハンジ!なにか弱点はないのか!?」
ハンジ「今は分からない!ただがむしゃらに攻撃しても返り討ちにあうだけだよ!」
エルヴィン「くそ!もう遅いか……!」
コニー「クソ……体が締めつけられてる……」ギュゥゥゥゥ
コニー「骨がイカレちまいそうだぜ……!」ギュゥゥゥゥ
コニー「クソ……俺はここで死ぬのか?」ギュゥゥゥゥ
コニー「まぁ、ジャンが生きてりゃいい……か……」ギュゥゥゥゥ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーーー
コニー「………ん?」パチ
コニー「……ここは………俺の部屋?」
コニー「………………」
コニー「え"っ!?俺帰ってきたのか!?」ガバッ
コニー「間違いない!ここは俺の村の、俺の家の、俺の部屋だ!」キョロキョロ
コニー「ここは俺の時代か?それともまだあの時代か?」
コニー「もし、俺の時代なら、あいつらや団長たちも帰ってきたのか?」
コニー「それともただ偶然あの時代の俺の村にきたのか?」
コニー「もしかして夢か!?」
コニー「もし夢ならいったいどこからどこまでが夢なんだ?」
コニー「あの時代に飛ばされた時から夢だったのか?」
コニー「いや壁外調査前か!?」
コニー「もしかして調査兵団に入る前からか……?」
コニー「……………分かんねぇ」
コニー「今俺何歳だ?」
コニー「ここは夢か?あの時代か?俺の時代か?」
コニー「………そうだ!」
コニー「とりあえずカーチャンに会おう!」
コニー「カーチャンに聞けば状況が分かるかも知んねぇ!」
コニー「カーチャン!カーチャン!!」ドタドタドタ
ーーコニー家、一階ーー
コニー「カーチャン!」ドタドタドタ
母「なんだい?もうじき夜だってのに騒がしいね」
コニー「カーチャン!俺今何歳だ!?何日前からここに来た!?これは夢か!?」
母「なにバカなこと言ってるんだい」
母「あんた、調査兵団で休暇もらったって、大急ぎで家に帰ってきたじゃないか」
コニー「え!?そうなのか?」
母「バカやってないで、さっさと晩飯の準備手伝いな!」
母「でないと肉抜きだよ!」
コニー「ああぁぁ!!分かったやりますやります!!」
母「それでよし」
ーー晩飯ーー
弟「お兄ちゃんってさ、強いの?」モグモグ
コニー「はぁ!?何だそりゃ?」
妹「一応ちょうさへいだんなんだし、強いんじゃないの?」
弟「まあ、生きて帰ってきてるもんな!」
コニー「そうだぜ!?俺は団内でも5本指には入る強さなんだぜ!?」モグモグ
母「また馬鹿なこといって」モグモグ
母「まぁ、憲兵団蹴ったくらいなんだからある程度は強いと思うけど……」
コニー「別に俺がどこ入ろうとかってだろ!?」バンッ
母「別に責めてないよ」モグモグ
母「あんた、憲兵団蹴ったこと、悪いと思ってんだろ」
コニー「う……」
母「はぁ………本当バカだね」
コニー「どうせ俺は憲兵団蹴るバカだよ」
母「違うって」
母「そうやって憲兵蹴ったことを悪く思ってるのがバカだって言ってんの」
コニー「え?」
母「最初あんたは開拓地だと私は思ってたからね」
コニー「んだよそれ」
母「だから兵士になっただけでも、すごいもんだよ」
母「あたしゃ巨人とかなんとかは知らないけど」
母「どういう形であれ、戦ってんだろ?」
母「立派じゃないか」
ハハ「この村で一番なんじゃないかい?」
コニー「マジか!?」ガタッ
母「さすがは腐っても狩猟民族の息子だね」
コニー(そうか……調査兵団入ったこと、怒ってないんだな)
弟「巨人てこんな感じでしょ?ガオーーー」
妹「ちがうよ!こうだよ!!グエーーーー」
母「あんたたち!座って食べなさい!」
コニー(しかし、本当に帰ってきたんだな……)
>>251修正
×ハハ「この村で一番なんじゃないかい?」
○母「この村で一番なんじゃないかい?」
コニー(やっぱ家はいいなぁ………)
妹「あ!それわたしの!」
弟「おまえが食うの遅いからだろ!」
母「いいかげんにしなさい!」
コニー(でも本当に俺が調査兵団でカーチャンは良かったのか……)
コニー(やっぱ、憲兵のほうが良かったんだろな…………)ウトウト
コニー(でも……やっぱ調査兵団じゃなきゃダメなんだ……………)ウトウト
コニー(カーチャン……ごめんな………)
コニー(俺バカだから………)
コニー(なんでか知らねえけど………調査兵団じゃなきゃダメだったんだ…………)
コニー(カーチャン…………憲兵蹴って…………ごめ………ん)
母「あれ?疲れてたのかな?」
コニー(ごめ………ん……………な……………)
ーーー
ーーーー
ーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーー
コニー「………ハッ!!」パチ
ーーーブチュ
サシャ「コニぃぃぃぃぃぃ!!!」
リヴァイ「やめろ暴れるんじゃねぇ!!」
獣の巨人「ありゃ?潰しちゃった?」
サシャ「コニぃぃ!!クソ!離さんかいぃ!!」バッ
リヴァイ「おい待て!!」
サシャ「おんどりゃぁ!よくもコニーを!」ダッ
ハンジ「ダメだ!がむしゃらにしても逆に……」
サシャ「じゃかましい!!私はこいつを削ぐんじゃ!!」ダッダッ……バシュ
アルミン「サシャ!」
サシャ「よっしゃ!捉えた!!」
サシャ「コニーの仇じゃボケェ!!」ゴォォォォォ
サシャ「すりゃっ!!」シャキィィィィン
ーーズシャァァ
サシャ「刃が…………通らへん………………!?」
獣の巨人「なんか鬱陶しいな~こいつ」ガシッ
サシャ「しまった!!」ギュゥゥゥ
ーーー
ミカサ「こっちです!!」ダッダッダッダッ
クリスタ「はやく!早くしないとみんなが!!」ダッダッダッダッ
駐屯兵「どこや!?どこにおんねん!?」ダッダッダッダッ
ミカサ「壁の上で戦ってます!!」ダッダッダッダッ
駐屯兵「なんやねんそれ?」ダッダッダッダッ
駐屯兵「そんなでかいんけ?」ダッダッダッダッ
駐屯兵「とりあえずはよ行くで!」ダッダッダッダッ
ーーはしごーー
駐屯兵「はよ登れ!」
駐屯兵「お前、砲弾背負わせといて無茶言うなや!」
ミカサ「早く!」
駐屯兵「クソ!なんであいつらあんな早いねん」
クリスタ「早く」
クリスタ「早くしないとみんながやられてしまう!」
ミカサ「大丈夫、きっとと持ちこたえてるはず」
クリスタ「だよね、みんな強いもん」
ミカサ「そう、あんな毛むじゃらに負けるわけが………」ピチャ
ミカサ「ん?雨… 」
クリスタ「ミカサ……これ………血………」ベットリ
駐屯兵「おいなんか降ってくるぞ!」
駐屯兵「当たらんようにせえよ」
ミカサ「なにか来……人?」
サシャ「………」ヒュウウウウウゥゥゥゥゥ………
クリスタ「!!!サシャ!!!」
ミカサ「な……!!!」
駐屯兵「おい……今の服きとったぞ………」
駐屯兵「翼のマーク違ったけ?」
駐屯兵「ヤバイんちゃう……?」
ミカサ「………クッ!」
ミカサ「急ごう!エレンが……みんなが危ない!」
クリスタ「嘘だよね………そんな嘘だよね!!」
駐屯兵「おい、お前ら………」
駐屯兵「いや……大丈夫やろ…………」
ーーーー
ーーー
ーー
ーー壁上ーー
ミカサ「みんな!無じ………」
ミケ「ぎゃああああああ!!」
獣の巨人「なんだ、喋れるじゃん」
ーーブチ
ハンジ「ミケ!!」
クリスタ「嘘………」
ミカサ「団長!!」
エルヴィン「来たか!今の我々は防戦だけでも追いつけん!!」
駐屯兵「マジかよ……こんな奴みたことねぇぞ」
駐屯兵「くそ!やるしかないやろ!」
駐屯兵「砲撃班!!準備しろ!!」
駐屯兵「了解!!」
タマーー!タマモッテコイ!
マダウツナ!ヨウスミロ!!
ワヤワヤ
獣の巨人「うわ、なんかいっぱい来た」
獣の巨人「とりあえず帰ろっかな、攻撃してこなさそうやし」
ズシィィィン
ズシィィン
ズシィン………
駐屯兵「巨人!撤退します!!」
エルヴィン「巨人は………逃げたのか?」
エルヴィン「………戦闘用具納め!!生存者確認急げ!」
リヴァイ「誰が医療班を呼んで来い!!」
ライナー「お前ら!大丈夫か!?」
アルミン「僕は大丈夫だけど………」
ジャン「コニーが、サシャが、ミケさんが………!」
エレン「ジャンしっかりしろ!」
ライナー「な………………」
ベルトルト「…………とにかく、みんなを運ぼう!」
ハンジ「君たちは急いで医療班に伝えて!」
駐屯兵たち「は!」
アルミン「ジャン!血が………!」
エレン「ジャン!止血するからじっとしてろ!」
クリスタ「こんな布しかないけど……」
ライナー「…助かる」
エルヴィン「リヴァイ!」
リヴァイ「俺は大丈夫だ」
ベルトルト「兵長!兵長、脚が……」
リヴァイ「足なんざ飾りだ」
ハンジ「なに言ってるの!早く止血!」
ミカサ「…………」
クリスタ「ミカサ!なにボーッとしてるの!?」
ミカサ「人が………血が……」
クリスタ「え?」クル
ジットシテロ!シケツ!
ミズダ!ミズモッテコイ!ヌノモダ!
ハコベ!ヘタニウゴカスナ!バカユラスナ!!
テェカセ!イリョウハンハ!?
スグナオルカラナ!ハヨセェ!
クリスタ「今は一人でも多く助けよう!!ミカサ!早く!」
ミカサ「え……えぇ」
今日はここまで
なんか描写下手だな………
めっちゃ読んでも状況把握できないかも……すまん
てかアニが憲兵団言ってるから出てこない………
てことでおやすみ
原作読んでないですよね*
アニメ派ですか?
べリックは残念ながら12巻収録だ
更新hy
更新hy
どんな展開になるのか気になって仕方ない
死人が結構出るのは意外だった…続き本当に楽しみ
5年前の壁外調査にも参加してるはずのエルヴィンが出ないってことは単純な過去ではなくパラレルワールドなんかな
キースのエルヴィンの存在に何も言わないしこの時代にエルヴィン自体存在しない?
故郷の場所も状況も違ってたし単純な過去ではないだろう
age
1です
なんかこんなに期待されてたとは………
みなさま、すみません
只今ストーリーを作り直しておりますので更新はかなり後になります
とりあえず今書いてる別のSSをさっさと終わらせて来ます(書き溜め貼るだけ)
時系列は頑張って合わせますが、メチャクチャになると思いますご了承ください
あと、時系列を合わせるため、少し原作の世界と異なる場合もありま(まぁ元々原作の世界と同じかどうかも怪しいしねw)
さ、1が戻ってくるまでこのスレ保持すっぞ
>>278
なんか本当ありがとう
まとまったらパッパパッパ貼って行くね♪(クリスタ声)
そういや未来エルヴィン自体この時代の壁外調査についてよく知らないっぽいな
どういう風になるんだろう
続編楽しみに待とう
支援
1です
別のSSが無事終わりましたので、もうしばらくお待ちください
これから書き溜めに専念します
11巻読んだけど結局アニとミカサの格闘訓練どっちが勝ったんだろうね
主頑張れ
皆あげよう!主が来るまで!
「ジパング」読んでないやつが多そうだな
あれに準拠してるのならオチは容易に読めるけど、
あれは面白いパラレル作品だから読んだ方がいい
ついでに、かわぐちかいじなら「太陽の黙示録」もおすすめする
1です!
みなさまありがとうございます!!
おかげで書き溜めが終了しました!!
………が、今日はもう遅いので明日から投下して行きます!!
というわけで皆様おやすみなさい
では投下していきます
ーーーー
ーーーーー
ーー内地の病院ーー
ペトラ「ええ!?それでみんなは!?」
キース「………負傷者多数……」
グンダ「な…………」
エルド「…………こうしちゃいられない」スクッ
キース「おい、貴様らの退院許可はまだ……」
ペトラ「団長、あと頼みます」ダッダッダッ
グンダ「俺たちは先に戦闘治療所に行ってます、団長も早めに来てください!」ダッダッダッ
キース「お、おい……………」
ーーダッダッダッ……
ペトラ「どうするのグンダ?ここから戦闘治療所までかなりあるよ!」ダッダッダッ
グンダ「馬車捕まえろ馬車!」
エルド「おい!馬車が止まってるぞ!!」
ペトラ「なんと運の良い」
騎手「……で、どちらまで?」
グンダ「○○の××まで!」
騎手「お客さん、そこは今緊急の戦闘治療所になっててねぇ、無理なんだ」
ペトラ「だから戦闘治療所まで行きたいの!!仲間がいるのそこに!!」
エルド「すぐに出せ!!」
騎手「は、はいはいただいま!!」アタフタ
ーー夜、戦闘治療所ーー
ハンジ「リヴァイ、痛む?」
リヴァイ「別に、動けるしなんともねぇ…」
クリスタ「ミカサ、そこの包帯とって」
ミカサ「これ?」
アルミン「ライナー、ベルトルトはジャンをお願い」
アルミン「ジャンの怪我が予想以上に酷い上、精神的にも………」
ライベル「分かった」
エルヴィン「アルミン、ジャンは内地の病院へ搬送しよう」
アルミン「し、しかし……」
エルヴィン「目の前であんなことがあったんだ………精神はもう………」
エルヴィン「そんなジャンでは戦闘に出したところで無駄死だ」
エルヴィン「いや、下手すれば足手纏いになる」
アルミン「了解しました」
ジャン「はぁぁ………あぁぁ………」
駐屯兵「おい!そっち持ってくれ」
駐屯兵「ゆっくりな、せーの!」
駐屯兵「よし!載せたな!?」
駐屯兵「よし行け!!」ドドドドド
ミチヲアケロー!
キンキュウバシャガトオルンダ!アケロ!
キュウカンダキュウカンダ!
エルヴィン「誰か負傷者並びに戦死者の確認を!」
ペトラ「戦死者!?」バンッ
ハンジ「あれ?」
リヴァイ「なんでてめぇらがここにいる?内地の病院にいるはずだ」
エルド「猿の巨人に急襲されたときいて飛んで来ました」
グンダ「勝手な行動をお許しください」
騎手「ちょっとお客さーーん、お金まだ払ってもらってないよーー」
駐屯兵「なんだ貴様は!ここは戦闘治療所だ!」
騎手「へ!?いや僕はあそこのお客さんに……」
駐屯兵「放り出せ!」
駐屯兵「了解!」ガシ
騎手「え!?ちょ、まだ僕お金もらってないよぉぉぉぉ」ズルズル
ペトラ「それより戦死者ってどう言うことですか!?ユミルとオルオ以外にまた誰かが!?」
アルミン「ほ、報告します!!」
アルミン「ミケ分隊長!サシャ調査兵!コニー調査兵は………!!」
アルミン「見事な戦死を遂げました………!!!」
アルミン「負傷者多数!内、ジャン調査兵が内地の病院へ搬送されました!!」
エルヴィン「そうか…………」
エルド「な……………分隊長がやられた…………」
グンダ「今で五人か………」
ペトラ「そ……んな……」
エルヴィン「………ちょうどジャンを除いたみんな集まってるな」
エルヴィン「みんな聞いてくれ。今から今後について話し合いたいと思う」
リヴァイ「おいエルヴィン、こんな時に話すことなのかそれは?」
エルヴィン「こんな時だから話すのさ」
エルヴィン「まず、我々に新たな脅威、猿の巨人が出現した」
エルヴィン「それも含め、今分かっている範囲で状況を説明したい、集まってくれ」
エルヴィン「まず我々だが、極力、人との戦闘を避けたい、場合によっては戦闘するかもしれんが………」
エルヴィン「つぎにウォール教、壁の中の巨人のことを知られないために我々を敵視し、攻撃してくる」
エルヴィン「そして猿の巨人、恐らくこいつは我々の時代で言う超超大型や鎧と同じようなものだ」
エルヴィン「リヴァイの話によると知性があるらしい」
エルヴィン「さらに驚くべきことに、ハンジ曰く"17m級の獣の巨人"と、大きさ以外はほとんど一致しているらしい」
エルヴィン「ハンジ、説明を」
ハンジ「うん」
ハンジ「これは我々の時代でも見たものが少ないという謎多き巨人、"獣の巨人"と相似してるんだ」
ハンジ「我々の時代のそれは、壁の中に巨人を出現させたものだ」
ハンジ「どうやって壁の中に巨人を入れたのかは分からないけど、とにかく厄介な存在だ」
ハンジ「何が厄介かというと、奴はは知性を持ち、目的が分からず、さらにちゃんとした言葉も喋れる」
ザワザワ
ナンダト!?
ソンナノキイタコトナイゾ!
ハンジ「そしてこの時代の馬鹿でかい"奴"だけど……」
ハンジ「リヴァイ、奴はしゃべったんだよね?」
リヴァイ「…………あぁ」
ザワザワ
マジカヨ!
オレタチノジダイノモノトオナジトイウワケカ
シカモデカイナンテ……ツヨスギダヨ!
ハンジ「そう、この時代の"奴"はとてつもなく手強い」
ハンジ「……分かってるのはこのくらいかな」
リヴァイ「チッ、ウォール教といい巨人といい」
リヴァイ「いつの時代でもろくな事しねぇ…」
エルヴィン「ちなみに一般大衆は我々を敵視していない…………と」
エルヴィン「今はこんなところだ」
エルヴィン「しかし我々も今はあまり動けない」
エレン「な、なぜ!?」
エルヴィン「我々も今は"この時代の調査兵団"だ」
エルヴィン「上の命令に従わずに独自の行動をすることは許されん」
アルミン「そっか……砲撃の件から調査兵団は動けないんだったね………」
ミカサ「この非常時に堅苦しい……」
エルヴィン「我慢だ、我慢しろ」
エルヴィン「……だからこれからは裏でみんな諜報活動をしてもらう」
リヴァイ「諜報?何を調べるんだ?」
エルヴィン「そうだな…………君たちにはウォール教を調べてもらう」
一同「「!?」」
ーー教会ーー
主教「修道士、一つ頼みがあるんだが」
修道士「はい?なんでしょう?」
主教「総主教と司祭たちを明後日の1200にここに集めてくれ」
修道士「集会か何かで?」
主教「ま、そんなところだ」
主教「今回はウォール教、いや全人類が掛かっている」
修道士「いつもの宴…集会とは何か違うんですか?」
主教「まあ、時期が来たら君たちにも教えるよ……」
主教「とにかく必ず集めておけ!」
修道士「はい」
ーーーーー
グンダ「なんでウォール教なんですか?」
エルヴィン「今の我々にとって脅威は、猿の巨人とウォール教だ」
エルヴィン「猿の巨人のことは調べられないし、残ったウォール教からなんとかする他無い」
エルヴィン「何か動きがあればすぐに伝えてくれ!」
エルヴィン「必要とあらば修道服も用意する」
エレン「そんな物が用意できるなんて……」
ハンジ「私を舐めるんじゃないよエレ~ン♪」
エレン「あ、ハンジさんお手製ですか」
エルド「さすがビーンとソニーの服作るだけありますね」
リヴァイ「あぁ、なぜか手先は器用だからなあの奇行種は」
エルヴィン「どんな形で情報を集めようとかまわない」
エルヴィン「とにかくできるだけ情報、特に動きに注意してくれ」
一同「「はっ!!」」
エルヴィン「みんな、明日から大変だ、今日はもう寝てくれ……」
一同「「はっ!!」」
ーーーー
ーーーーーー
ーー数時間後、少し離れた所ーー
ライナー「……………ベルトルト」
ベルトルト「なに?」
ライナー「この時代では俺たちは……戦士なのか…?」
ベルトルト「…………何で?」
ライナー「俺たちはあの時代では戦士だった……故郷のための、な……」
ライナー「だがこの時代ではどうだ?」
ライナー「ユミルが故郷を救ったこの時代では……超大型巨人や鎧の巨人が攻めてくることはない……」
ベルトルト「ユミル……………」
ライナー「つまり、この時代では俺たちには人類を滅ぼす理由がないんだ…」
ベルトルト「………」
ライナー「だからこの時代では俺たちは、人類に心臓を捧げてみないか?」
ベルトルト「…………………」
ベルトルト「……………ライナー」
ベルトルト「どうせ捧げるなら全てを捧げようじゃないか」
ベルトルト「僕らは超大型と鎧だよ!?こんな素晴らしい力を使わないのは持ったいないんじゃないか!?」
ライナー「ウォール教は兵長たちがなんとかするだろうから……」
ベルトルト「巨人の僕たちの相手は猿の巨人だね」
ライナー「思い立ったが吉日!そうと決まれば早速団長に話しに行くぞ!」
ベルトルト「うん!」
ーー団長の部屋ーー
コンコン
エルヴィン「入ってくれ」
ライベル「失礼します」
エルヴィン「珍しいね、君たちが私のとこにくるとは……」
ベルトルト「今日は団長に知ってもらいたいことがあって来ました」
エルヴィン「なんだい?」
ライナー「信じられないような話なんですが……」
エルヴィン「………信じる信じないは私が決める、君たちは話すだけでいい」
ライナー「………………」
ライナー「実は………」
ベルトルト「………我々二人は、我々の時代で言う6年前にトロスト区を襲った超大型巨人と」
ライナー「鎧の巨人です」
エルヴィン「………………」
エルヴィン「………なぜそれを今更?」
ライナー「我々は、人類に死んでもらうため、破壊と殺戮を繰り返しました」
ライナー「ですが、我々がこうして過去に戻ってきたことでそれは不可能なものとなりました」
ライナー「この時代の我々は、超大型巨人や鎧の巨人などにはなりません!我々が………歴史を変えたんです」
エルヴィン「…………ユミルが死んだ時のことかい?」
ライナー「はい、何はともあれこの時代では、人類を滅ぼすことはしなくていい、もう殺戮と破壊を繰り返さなくていいんです」
ライナー「俺は………この時代の人類を巨人の脅威から守り、平和にしたいんです」
エルヴィン「……随分と滑稽な話だ、人類を滅ぼそうとしていた者が、人類を救うなんてね」
エルヴィン「君が言おうとしている事は分かる」
エルヴィン「猿の巨人だね?」
ライナー「はい、我々であの猿をどうにかしようとベルトルトと相談し、出た結論です」
エルヴィン「………エレンは?巨人化できるが関係無いのか?」
ベルトルト「全くありません」
エルヴィン「…………」
エルヴィン「………分かった信じよう」
ライナー「そ、それでは……」
エルヴィン「我々にこの状況をどうにかできるほどの力は残っていない……猫の手も借りたいくらいだ」
エルヴィン「まさに渡りに船だよ」
ベルトルト「では……!」
エルヴィン「……だがその前に確認したい事がある」
エルヴィン「今まではいざ知らず、今の君たちの敬礼に嘘偽りは?」
エルヴィン「その心臓は、人類に捧げてるのか?」
ライナー「団長、もし我々が心臓を捧げてないとしたら………どうするんです!?」
ベルトルト「ラ、ライナー!?」
エルヴィン「捧げていない………か」
エルヴィン「そうだな………」
エルヴィン「一秒と経たずに君たちは千切りキャベツのようになるだろうね」
リヴァイ「………………」スチャッ……
ベルトルト「な……………!」
ライナー「………私の敬礼に」
ライナー「嘘偽りは全くありません!」
ベルトルト「私の敬礼にも、そんなものは皆無です!」
エルヴィン「…………ライナー、ベルトルト」
エルヴィン「私はその答えが聞きたかった………」
リヴァイ「……………」チャキッ コツコツコツ………
エルヴィン「明日の夜、この事を全員に伝える、いいね?」
ライベル「は!」ビシッ
エルヴィン「…………いい敬礼だ」
エルヴィン「君たちの行動、作戦は明日考える」
エルヴィン「今日はもう寝るべきだ」
ライベル「は!失礼しました!!」
ーーバタン
エルヴィン「…………まさかだね、これで猿の巨人はなんとかなるかな?」
ーー翌日ーー
エレン「今日から諜報活動か……」
アルミン「しっかりウォール教をマークしないと…….」
グンダ「しかし何をどう調べればいいんだか皆目わかんねぇ」
ペトラ「なんか動きがあれば報告するくらいでいいんじゃない?」
エルド「てことは潜り込まなければならないのか?」
エレン「え!?アレ着るんですか!?」
ハンジ「ん~?エレ~ン、何?私のお手製が着れないっていうのぉ?」
エレン「い、いえそういうわけでは……」
ーーコンコン
キース「私だ」ガチャ
エルヴィン「団長、どんなご用件で?」
キース「貴様らに言っておくことがあって来た」
キース「明日の夜、ミケ・ザガリアス、オルオ・ボサド、サシャ・ブラウス、コニー・スプリンガーの火葬が行われる」
一同「「「!!!」」」
キース「参加は自由だ!以上!」
ーーバタン
一同「「………………」」
リヴァイ「……てめぇら、さっさと今日の活動を開始しろ」
リヴァイ「火葬云々はそれからだ」
リヴァイ「この時代の調査兵団は暇かもしれんが、俺たちは俺たちの仕事をする」
エルヴィン「………リヴァイの言うとおりだ」
エルヴィン「キース団長に従いながらも、我々は我々で行動する」
エルヴィン「とにかく、ウォール教に動きがあればすぐに報告するように」
一同「「「はっ!!!」」」
ーーその日の夜ーー
リヴァイ「収穫なしか………」
エルヴィン「そんなうまくはいかないさ」
エルヴィン「さて………」チラ
ライナー「………!」スクッ
ベルトルト「……!」スッ
エルヴィン「全員揃ってるな」
エルヴィン「今から重大な発表がある、みんな黙って聞いてくれ」
ザワザワ
ナンダ?ジュウダイハッピョウ?
ライナートベルトルトガタッテルゾ
エルヴィン「君たちは、超大型巨人と鎧の巨人を覚えているか?」
アルミン「は!覚えてます!」
エレン「忘れるはずがない……!」
ミカサ「エレン………」
グンダ「なんだそれ?」
エルド「あれだ、俺たちの時代でトロスト区が突破されたろ?」
ペトラ「それの原因だよ」
ハンジ「いつかはアレを解剖してみたいねぇ……」
ライベル「」
エルヴィン「解剖はしない」
ハンジ「何言ってるのさエルヴィン、冗談だよ冗談」
ハンジ「そもそも今ここにいないじゃん?いたら解剖するけどね♪」
エルヴィン「だから、ここにいるが解剖は無しだと言っている」
一同「「え?」」
すいません切れます
再開は夜かと……
マジか、楽しみにしとるぜ
まじかー
この発送いいよね
再開します
エルヴィン「今立ってる二人がそうだ」
エルヴィン「ベルトルトが超大型、ライナーが鎧の巨人だそうだ」
エレン「……団長、ふざけないで下さい」
アルミン「エレン!」
エルヴィン「私は事実を言ったまでだ」
エレン「じゃあこいつらが人殺しだと言うのを信じろと!?」
エルヴィン「本人に直接聞けば分かる」
ライベル「………」
エレン「……おい、お前ら本当なのか?」
ベルトルト「………………」
ライナー「………あぁ」
エレン「……!!!!」
エレン「てめぇら……………」グッ
エレン「どういうつもりだぁぁ!!」シャキィィン
ライナー「ッ……!」
アルミン「エレン!!」
エルヴィン「エレン、気持ちは分かるがブレードを納めろ」
エレン「団長、黙ってて下さい……」
エレン「こいつらはたくさんの人を殺した殺人鬼なんですよ……」
エレン「俺の母さんもこいつらにやられた…人類の敵なんですよこいつらは……」
エレン「そんな奴らはさっさと殺さねえと……」
リヴァイ「……」フッ…
エレン「!?」バキィィ
ドンガラガッシャーン!
エレン「くっ……何するんです兵……グフっ」ドコオ
ミカサ「……!!」スッ
アルミン「ミカサ!!」バッ
リヴァイ「………エレン、最後までエルヴィンの話を聞け」
エレン「くっ………」
エルヴィン「………まあ、この二人がそういう事だったのはみんな理解できたな?」
エルヴィン「そこで!我々はこの二人を使って、あの猿の巨人を仕留める!!」
一同「「!!」」
エルヴィン「我々はあの猿の巨人を何とかしなければならないが」
エルヴィン「現時点での我々では到底無理だ!」
エルヴィン「あのリヴァイでさえ歯が立たなかった!」
ペトラ「嘘……」
グンダ「マジかよ………」
リヴァイ「チッ……」
エルヴィン「猫の手も借りたいくらいの兵力不足の我々にとって、この二人がそういう事だったのは渡りに船」
エルヴィン「よって我々はこういう手段に出る!」
エレン「ちょっと待ってください!!こんな奴らを信用するんですか!?」
エレン「こんな殺人鬼を信用するなんて危険すぎます!!」
リヴァイ「エレン、黙ってろ」
エレン「兵長!!」
リヴァイ「いいか、あの猿はこの時代の人間にとって最悪の脅威だ」
リヴァイ「ちょうど、俺たちで言う超大型と鎧のようにな」
エレン「!!」
リヴァイ「奴がまだ壁を壊してない内に、壁を壊す前に俺たちで何とかしなけりゃならねぇ」
リヴァイ「でねぇと、少し違うが5年前の悲劇を繰り返す事になる」
リヴァイ「ちょうど今が5年前だから、お前の母親もいるだろうな……」
エレン「!!!」
リヴァイ「分かったかエレン、今はお前の勝手な感情を振り回してる場合じゃねぇ……」
エレン「……!」
エルヴィン「……エレン、分かってくれるな?」
エレン「…………団長、本当にこいつらは信用できるんですか?」
エルヴィン「この二人の敬礼に嘘偽りは皆無だ!それは私が保証する!」
エレン「………分かりました」
リヴァイ「それとエレン、感情に流されたとはいえ、上官への口の利き方に気をつけろ」
リヴァイ「それとも……また躾が必要か?」ゴゴゴゴ
エレン「い、いえ結構です…」ブルブル
リヴァイ「冗談だ」
エレン「」
ハンジ「……………ブフ!!」
ハンジ「あーははははは!!!リヴァイ!!もう少し空気読もうよ!!あーひゃひゃひゃ!!!」バンバン
リヴァイ「冗談抜きでてめぇにも躾が必要か?」ギロッ
ハンジ「」
エルヴィン「………まぁ、そういう事だ」
エルヴィン「戦闘配置はその時の状況によるが、二人は対猿巨人で決定だ」
エルヴィン「以上だ、解散!」
ーーーーー
ーーーーーー
クリスタ「まさかあの二人がそんなんだったなんて……」
ペトラ「そっか、今まで一緒にやってきたもんね」
ミカサ「エレン、傷は大丈夫?」
エレン「心配するな、俺の自業自得だ」
アルミン「でもさ、勝てるの?」
ライナー「………分からん」
ベルトルト「一応僕よりでかいしね」
エレン「は?何言ってんだお前ら?」
エレン「お前ら責任とれよ、人殺しまくった責任」
エレン「お前らはあの時代でたくさんの命を奪ったんだ」
エレン「その分の命を、この時代で救え」
エレン「だから何が何でも倒せよ、じゃねえと責任放棄になるだろうが」
ベルトルト「…………分かった」
ライナー「それで許されるとは思ってねぇが、やってやるさ」
グンダ「そういえばエレンも巨人だが、対猿巨人の要員にはならんのか?」
エルド「さあな、その辺はエルヴィン団長の指示に従うのさ」
ーー団長室ーー
エルヴィン「ありがとうリヴァイ」
リヴァイ「なんだ……俺は別に何もしてねぇ……」
エルヴィン「さっき冗談を言ったのは、エレンの気を落ち着かせるためだろう?」
リヴァイ「…………さぁな」
リヴァイ「俺はもう寝る、お前も早く寝た方がいい…………」
エルヴィン「フッ……そうするよ………」
ーー翌日ーー
エルヴィン「引き続き、今日もウォール教を調べてくれ」
一同「「はっ!」」
ライナー「さぁて、聞き込みでもするかな」
グンダ「俺たちはどうする?」
エルド「まあ、適当に調べるしかないだろ」
エレン「アルミンはどうする?」
アルミン「僕はウォール教に潜ってみるよ」
ハンジ「あ!じゃあ私のお手製が着る?♪」
アルミン「はい、あれが無いと潜れませんから…」
リヴァイ「………奇行種の着せ替え人形か」
エルヴィン「仕方ないさ」
ーーウォール教教会、12:00ーー
主教「さて、皆にここに集まってもらったのは説明するためだ」
司祭「何を?」
司教「なんだ、酒は出んのか」
主教「今日はそれどころではない」
総主教「で、何を説明するんだ?」
主教「二日前、高さ50mを誇る神の壁を上回る大きさの巨人が現れたのは知ってるな?」
司教「あぁ知ってる、幸い壁内には被害は無かったと聞いているが……」
主教「その通り、だが次にそいつがいつ現れるか分からない」
主教「そしてその時、人類に被害が出ないとも限らない」
司祭「まあそうだろな」
主教「というより、必ず被害が出る」
一同「「なに!?」」
ーー教会内ーー
アルミン(この修道服……僕にピッタリだ)スタスタ
アルミン(なぜハンジ分隊長は僕にピッタリの物を作れるんだ?)スタスタ
アルミン(……ん?この杖……)
アルミン(こっちにはクロブーク………)
アルミン「………潜り込んだかいがあったようだね」
アルミン「どうやら上層部が集まって会議かなにかしているらしいね……」
ーーー
司祭「それはどういうことだ?」
主教「今ここにはいない…勝手に大砲撃った豚司祭がいたよな?」
主教「あいつがなぜ大砲を使ったのかというと、ある人たちを殺すため」
主教「その人たちは未来からきたらしく、事実壁の巨人の事も知っていた」
司教「それであのアホは勝手に撃ったのか」
司祭「結果、アホは捕まったがな」
主教「実は、その人たちはこの先の未来を知ってるんではないかと私が独自で聞き込みをしてな」
主教「驚くべき事実が分かった…」
司祭「なんだそれ?」
主教「信じられんかもしれんが……」
主教「845年、超大型巨人という高さ50mの壁を越える高さの巨人が現れ…」
主教「そいつらの襲撃でトロスト区は全壊、マリアは突破される」
司祭「な、なんだと!?」
司教「それが二日前に現れた猿の巨人のことか……」
主教「もちろん、軍も奴には勝てないだろな」
司祭「ま、そうだろうな」
司教「実際二日前の戦闘では、調査兵の何人かが死んだって話もあるな」
主教「そう、そこで我々は最後の手段に出る!」
司祭「最後の手段?」
主教「我々は……トロスト区の壁の巨人を解放する!!」
一同「「!!!!!」」
司祭「何を馬鹿な事言っている!!」
司教「そうだ!そんな事をしてしまえばウォールマリアは終わりだ!!
司祭「人類の最前線はローゼまで下がってしまうぞ!!」
主教「残念だがお前たちにあれこれ言う権利は無い!!」
司教「なに!?」
主教「この地を治めているのは私であり、この地を自由にする権利もある」
主教「だから今回は"説明"なんだ」
主教「なんとしてもあの化け物を抑えんと人類は危険だ」
主教「仕留めなければ、次はどのような脅威になって帰ってくるか分からない」
司教「だからと言って壁巨人を出さなくても……」
司祭「あれを出すという事は、壁を無くすということ」
司祭「そんなことをしてしまえばトロスト区は壊滅し、マリアが南から破られるぞ!」
主教「壁が破られるという事は無い、奴以外はな」
主教「歴史では奴は壁を壊しているしな」
主教「そうなったら最後、人類は全滅する」
主教「だからこそ、壁巨人を解放してでも奴を倒さねばならんのだ!」
司祭「ぐっ…………」
総主教「…………まあ、好きにしろ」
総主教「だが、責任はとってもらうぞ?」
主教「当然です」
司祭「しかしどうするんだ?」
主教「何が?」
司祭「いや、どうやって中の巨人を解放する?」
主教「爆弾を仕掛ける」
主教「爆弾は爆薬とブレードで作ったものを使う、特製だ」
司教「ブレード?」
主教「中の巨人を動かすには、中の巨人に刺激を与える必要がある」
主教「そして巨人を覆っている外壁は脆い」
主教「そこを叩く!」
主教「まず爆薬の爆発で壁を吹っ飛ばし、中の巨人の皮膚を現させる」
主教「そしてその出てきた皮膚にブレードがグサッと」
主教「あとは勝手に暴れ出すだろ」
主教「それと、この作戦を阻止しようとする連中も来るだろう……」
主教「その時は、皆に戦ってもらう!」
司祭「阻止しに来るって……憲兵団か!?駐屯兵団か!?」
主教「恐らく……それらよりもっと厄介な連中だ……」
司教「なんなんだそれ!?いったい誰なんだ!?」
主教「………さあな」
主教「ただ、皆にも戦ってもらうということを頭に入れておいてくれ」
ーー夜ーー
リヴァイ「チッ、今日も何も掴めないのか?」
エルヴィン「いや、まだアルミンが戻ってない」
エレン「ったく、何してるんだよアルミンは」
ハンジ「火葬はどうする?行く?」
リヴァイ「あ?行くに決まってんだろ」
エルヴィン「アルミンが帰ってくるまで待て」
ペトラ「そっか、もう四人ともお別れだね……」
エルド「あぁ…………」
ペトラ(………今まで一緒だったオルオ、ミケ分隊長、そして新兵のサシャ、コニー、ユミル………)
ペトラ(……死んでいったみんかは、それで良かったのかな?)
ペトラ(この時代で死ぬ事に、意味はあるのかな?)
ペトラ(…………いや、死ぬ事に意味を求めてはいけない)
ーーバン!!
アルミン「大変だ!!ウォール教が……ウォール教が!!」
エレン「なんだアルミン!?」
エルヴィン「何か分かったのか!?」
アルミン「信じられないかもしれませんが……」
リヴァイ「さっさと話せ」
アルミン「は!ウォール教が、トロスト区の壁の中にいる巨人を解放させようとしています!」
エルヴィン「なに!?」
リヴァイ「どういうことだ?」
ハンジ「壁の巨人を解放……つまり壁を壊すってことかい!?」
アルミン「は!あの猿の巨人を壁の巨人で討伐する模様!」
エルヴィン「攻撃目標を我々から人類全員にするつもりか……!」
ハンジ「でもどうやって解放するのさ?」
ハンジ「結構壁も硬いしでかいよ?」
アルミン「恐らくは爆弾で壁の一部を破壊し、解放させるつもりです」
エルヴィン「ふむ、ということは爆弾さえ処理すれば解放は防げると?」
アルミン「恐らくは……」
エルヴィン「何を血迷ったウォール教……」
リヴァイ「元々あいつらは変な集団だ、こんなことを考えるのも頷ける」
リヴァイ「やはりウォール教は殺さねえといけねえか」
クリスタ「そんな!人同士で殺し合うのはどうかと思います!」
ミカサ「私もそう思います」
リヴァイ「なら殺す以外に方法があるのか?」
クリスタ「爆弾だけを処理すれば……!」
リヴァイ「バカかてめぇは?」
リヴァイ「ウォール教が生きていればまた何回でも解放させようとするぞ?」
クリスタ「で、でも……!」
エルヴィン「……まぁ、とにかく全員揃ったし火葬場へ急ごう、話はそれからだ」
一同「「はっ!」」
ーー火葬場ーー
ゴォォォォ……パチパチ……
ペトラ「オルオ……」
グンダ「なんだかんだ言ってても、やっぱりオルオがいなけりゃな………」
エルド「俺たちの仲間だからな…………」
ライナー「………食事が寂しくなるな……」
ベルトルト「コニーもサシャもいなくなったんだね…………」
ハンジ「ミケ…………」
エルヴィン「いい分隊長だった……………」
エレン「超大型の代わりに、この時代では猿だと……?」
ベルトルト「しかも今回はウォール教もいる……」
エレン「クソ!!この世界でも人類に平和は無いのかよ!?」
アルミン「…………………」
アルミン「………………」
アルミン「………僕たちは、この時代でも人類を守れるのか?」
エレン「…………え?」
アルミン「戦場において諦観は美徳じゃない………」
エルヴィン「…………………」
アルミン「………団長、対人戦闘での立体起動装置の使用、及びウォール教の全滅を具申します」
時間とキリがいいので今日はここまでにします
なんとなく、ジパング読んでる方はオチや話の流れが分かっているかもしれませんが、ご了承ください
それではおやすみなさい
ちょっと、暇なので再開
クリスタ「全滅だって!?」
ミカサ「アルミン、私たちの実力で脅威を与えれば人を殺さなくてもすむ」
アルミン「いや、ダメだ」
アルミン「ウォール教に今更僕らが脅威を与えたところで、屈服しないのは目に見えてる」
クリスタ「でも!全滅させなくったって、相手の勢力の1/3を奪えば……!」
アルミン「それも無理だよ、彼らは1/3を失ったところで勢力が落ちる事はない」
アルミン「きっと三十分足らずでもとの勢力に戻るはずだ」
クリスタ「三十分あれば爆弾は処理できる!」
クリスタ「ウォール教は千人規模の組織なんだよ?」
クリスタ「いくら理由が理由だとしても、それだけの人間の命を奪う事に躊躇いはないの!?」
ミカサ「アルミン、あなたらしくもない!冷静さを欠いている!」
アルミン「冷静なればこその結論
だ」
アルミン「僕らはすでに手負いの状態」
アルミン「この時代の兵団が何も動かない中、ウォール教を生かして爆弾を処理したところでこの先人類が助かる可能性は全く無い!」
ミカサ「なっ………!!」
アルミン「今回はっきりと分かったことがある」
アルミン「彼らに生半可な威嚇は通用しない」
アルミン「この時代に来て人と殺し合いそうになった時」
アルミン「人同士で殺し合うのだけはダメだ、人間全員が生きるべきだと唱え続けても」
アルミン「この世界は理解してくれない……」
アルミン「人類が壁によって100年間の平和を手にいれた時」
アルミン「いやそもそも、昔から人類が幾度と無く築いた平和には、必ず何某かの犠牲があった」
アルミン「そのことを認めなければ、僕らは人類を守れない!」
アルミン「ウォール教も巨人と戦うために……つまり人類を守るためにあんなことを企ててるんだ」
アルミン「でも結果としてそれが!」
アルミン「人類の安全と平和を脅かすというのなら!」
アルミン「兵士として放っておくわけにはいかない…………!」
アルミン「………団長、ウォール教が壁巨人を解放するのは、恐らく猿の巨人出現時です」
アルミン「猿の巨人の出現はいつ起こるかわかりません」
アルミン「一刻の猶予は………」
エルヴィン「…………………」
エルヴィン「……………たとえどんな状況であれ人殺しをするのだけは避けたい……だが」
エルヴィン「我々は兵士だ!その心臓を人類に捧げた兵士なのだ!」
エルヴィン「我々は常に人類の安全と平和を優先すべき兵士!ならば!!」
エルヴィン「人類の救うためなら例えどんな事であれしなければならない!」
エルヴィン「まず、明日政府にウォール教の動きを制限するよう持ちかける」
エルヴィン「ハンジ、私と一緒に政府へ行くぞ」
ハンジ「なぜ私?」
エルヴィン「猿の巨人やウォール教に一番詳しいのはお前だ」
リヴァイ「グンダ、エルド、エルヴィンとハンジの護衛に着いて行け」
エルグン「「はっ!!」」
エルヴィン「アルミン、ウォール教が壁巨人の解放を断念した時点で作戦は中止だ」
アルミン「……了解しました」
エルヴィン「………総員、立体起動装置の点検をせよ」
一同「「はっ!!」」
よしここまで、
また夜に再開します
昨日は寝落ちした…
再開します
ーー翌日ーー
エルヴィン「では、昨日話した通り私と他三名は内地へ発つ」
エルヴィン「目的は政府にウォール教の行動を制限させるため!」
エルヴィン「帰りは二日後!私がいない間の全体指揮はリヴァイに託す」
エルヴィン「異論は無いな!」
一同「「はっ!!」」
エルヴィン「では、行ってくる」ガチャ
リヴァイ「おい奇行種」
ハンジ「ん?なに?」
リヴァイ「必ず政府にウォール教を制限させろ」
ハンジ「あったりまえじゃん!!」
リヴァイ「エルド、グンダ!」
エルグン「はっ!」
リヴァイ「しっかり二人を護衛しろ」
エルグン「はっ!!了解しました!!」
リヴァイ「エルヴィン……よろしく頼む」
エルヴィン「………分かった」
ーーバタン!
リヴァイ「………さて、俺たちは俺たちで働くぞ」
リヴァイ「アルミンは引き続きウォール教を」
リヴァイ「と、言っても深追いはするな、いざという時にすぐ帰ってこれるようにしろ」
リヴァイ「他の奴は決戦に備えろ!以上だ」
一同「「はっ!!」」
リヴァイ「それと、夕食時には全員揃え」
アルミン「兵長!それでは24時間ウォール教を監視できません!」
リヴァイ「関係ない、夕食時には必ず全員揃え」
アルミン「し、しかし……」
リヴァイ「同じ事を二度も言わすんじゃねぇ」
アルミン「………はっ!了解しました!!」
ーーー
ーーーー
ーー??ーー
修道士「お前にやってもらいたい仕事はこれだ」
狙撃手「何ですこれ?」
修道士「ある馬車のルートだ」
修道士「お前にはこの馬車の中にいる四人を一人残らず始末してもらいたい」
狙撃手「報酬は?」
修道士「一億二千万」
狙撃手「たった四人でそんなに払いますか……なにか訳ありで?」
修道士「訳が無いなら殺さん、あるから殺すのだ」
狙撃手「でも自分の手は汚さない……汚いですねウォール教も」
狙撃手「まぁ、その汚い仕事を引き受ける私が言えたことじゃ無いですけどね」
修道士「ライフルはもう狙撃ポイントにセットしてある」
修道士「狙撃ポイントはウォールローゼの少し手前だ」
修道士「これがその地図だ」パサッ
狙撃手「ありがたい……では」
修道士「終わったら連絡を」
狙撃手「へいへい……」
ーーーーー
ーーーーーー
ーーパカラッパカラッ…
ーー馬車内ーー
グンダ「しかし、本当に政府は動いてくれるのでしょうか?」
エルヴィン「分からん、がやってみるしかない」
エルド「ちなみに今どこですか?」
エルヴィン「そうだな……あと少しでローゼってところだな」
ハンジ「シーナは遠いね~」
エルヴィン(……そういえばこの辺りは私の実家がある場所だ)
エルヴィン(今走ってるのが街道とすると……、見えるな)
エルヴィン(……懐かしい……)
エルヴィン(昔はここのでかい木で立体起動ごっこをやったもんだ………)
エルヴィン(ということはこの先を曲がってすぐのところに私の実家が!)
エルヴィン「……!!!」
焼け野原「…………」
グンダ「おい、ひでえなここ……」
エルド「あぁ、でもここは巨人は入ってないはずだ、どうやって?」
ハンジ「うわぁ……火事かな?」
エルヴィン「………騎手!なぜここは焼け野原になっている?」
騎手「へ?あーここの事ですか」
騎手「去年大きい火事があったんですよ」
騎手「なんか放火らしいですよ」
エルヴィン「そう……か…………」
エルヴィン(どういうことだ!?私は!?母は!?)
エルヴィン(そういえば、この時代の調査兵団に、私の姿は無かった)
エルヴィン(私が見落としているだけだと思ってきたが……)
エルヴィン(……もし死んだとなると、やはりここは別世界……)
エルヴィン(我々の世界は、あの時代……)
エルヴィン(…………………いや)
エルヴィン(もう時代などどうでもいい、世界なんてどれでも構わない)
エルヴィン(今は、ただ目の前の人命を救うのみ!)
ーー??ーー
狙撃手「ん?お、来たな……」
狙撃手「どっこいしょっと」ジャキ……
狙撃手「アレだな、こんな火縄銃みたいなライフルじゃ、重くていけねぇな」
狙撃手「ま、贅沢は言えねえか……」
狙撃手「……3、……2、……1」
ーーズキュゥゥゥゥゥン………
ーーーー
ーーーーー
ーー四日後ーー
ペトラ「おかしい、もう四日目なのにまだ団長が帰ってこない……」
エレン「まさか、団長は……」
リヴァイ「………さあな」
リヴァイ「もし猿の巨人とウォール教との決戦時にエルヴィンがいなかったら……」
リヴァイ「現場の指揮は俺がとる」
リヴァイ「念のため、もしあいつらがいない場合の配置を今から言う」
リヴァイ「よく聞いておけ………」
リヴァイ「ライナー、ベルトルトは対猿」
ライナー、ベルトルト
「はっ!」
リヴァイ「アルミンは爆弾を探せ、見つけ次第信号弾を撃て」
リヴァイ「爆弾処理は俺がやる」
リヴァイ「アルミンは、俺と入れ違いで前線へ行け」
アルミン「はっ!!」
リヴァイ「エレン巨人化して奴らを蹴散らせ」
リヴァイ「ミカサは俺に続け、目ェ付けてねぇと何しでかすか分からん」
リヴァイ「ペトラとクリスタはライフルで援護しろ!」
エレン、ミカサ、クリスタ、ペトラ
「はっ!!」
リヴァイ「いいかお前ら……」
リヴァイ「八人で……対猿要員を除けば、六人で数千を相手にする事になる………」
リヴァイ「はっきり言って今回は… アルミン「自分は!!!」
アルミン「………自分の命はもう人類に捧げています!」
エレン「俺も……捧げています!!」
ペトラ「私も、既に捧げています!!」
ミカサ「私も捧げています」
クリスタ「私も、捧げてます!!」
リヴァイ「お前ら…………」
リヴァイ「……………」
リヴァイ「………死ぬ覚悟は出来てるな?」
一同「「はっ!!」」
リヴァイ「………」
リヴァイ「ならいい………」
ーーさらに二日後ーー
リヴァイ「チッ………」
ペトラ「帰って来ませんね………」
ライナー「六日経って戻ってこないとなると………」
ライナー「……………恐らく、決戦時は俺たちだけだな」
ペトラ「多分団長たちはもう………」
クリスタ「そんな………!」
エレン「グンダさんたちが………やられた……!?」
リヴァイ「まだ分からんがな」
リヴァイ「明日も早い………今日はもう寝ろ………」
ーー翌朝ーー
ーーワイワイガヤガヤ
リヴァイ「……やけに外が騒がしいな……」
エレン「何かあったんでしょうか??」
クリスタ「まさか………来たの?」
アルミン「……僕ちょっと見てくる!」ガタッ……バタン
ペトラ「兵長……!!」
リヴァイ「お前ら……戦いの準備をしろ」
みんな「はっ!!」
ーーーー
ーーーーー
ーーバンッ
アルミン「兵長!!壁の外10キロ地点に猿の巨人が出現したとの事です!!」
リヴァイ「よし!お前ら出るぞ!!」
みんな「はっ!!」
ーー外ーー
リヴァイ「……ここから別れるぞ」
リヴァイ「アルミンは壁の周りで爆弾を探せ!!どんな手を使ってでも見つけろ!!」
リヴァイ「見つけたらすぐ信号弾を撃て!!」
アルミン「はっ!!」
リヴァイ「他は俺に続き壁を登れ!!」
リヴァイ「恐らくウォール教とは壁の上でやりあう事になる」
みんな「「はっ!!」」
ーーー
ーーーー
ーー壁の下ーー
アルミン「ハァ……ハァ……」タッタッタッタッタッ
アルミン「一刻も早く、爆弾を見つけなきゃ……!」バシュゥ
アルミン「……どこだ!?クソ!!」
ーー壁の上ーー
ドドッドドッドドッ……!
ヤツラガシャテイケンナイニハイルマデアトスコシ!
イイカ!カナラズシトメロ!!
サルハアノフタリニマカセテオケ!!
ーーーーーーー
アルミン「……………」
アルミン(みんながウォール教と接触するまであと少し……)
アルミン(僕は……人同士で殺し合うのには反対の立場だった)
アルミン(あの火葬場で僕があんなことを言わなければ、今はこうはなっていないかもしれない……)
アルミン(でももう言ってしまった……)
アルミン(平和のために刃を抜く……そして人の命が消えてゆく……)
アルミン(これが僕の出した平和への道……あと少しで、僕は……!)
ーー壁の上ーー
ーードドッドドッドドッ!
エレン「奴らが射程圏内に入るまであと少し!!」
リヴァイ「いいか、必ず仕留めろ……!」
リヴァイ「猿は化け物二人に任せておけ!」
一同「「はっ!!」」
クリスタ「…………」
ペトラ「クリスタ…いい?ここでやらないと、人類は守れないよ!?」
クリスタ「………はい」
リヴァイ「エレンは巨人化して敵の前衛を蹴散らせ!」
リヴァイ「俺がその後中に入って内部から奴らを叩く!!」
エレン「はい!!」
リヴァイ「化け物ども!俺がいいと言うまで巨人化するな!」
ライベル「はっ!!」
ーーー
ーーーー
主教「いいか!?何としても壁巨人の解放を成功させろ!!」
信者たち「「ううぉぉぉぉぉ!!」」
修道士「俺たちが、人類を守るんだ!」
信者「壁巨人を解放させればこっちのもんだ!」
修道士「敵が射程圏内に入ると同時に砲撃を開始しろ!」
信者「了解!!」
司祭「砲台は我々の独占状態……この戦い、先は見えたな……」
司教「油断するな、あいつらは近接戦闘のプロだ」
司祭「立体起動か……厄介だな」
信者「敵、射程圏内に入るまで約10秒!」
総主教「うむ、第三第四砲、攻撃始め!」
主教「目標番号2-6-2-8!壁上砲、撃ち方始め!」
信者「撃ち方始め!」グツ
ーードオオォォォン!ドウゥゥゥン!
ペトラ「撃ってきました!!」
リヴァイ「衝撃に備えろ!!」
ーーヒユゥゥゥゥ……
ドカァァァン!!!
リヴァイ「チッ……エレン!巨人化して奴らを蹴散らせ!」
エレン「はい!」ガリッ
ーーカッ…
エレン「グウォォォォ!!」シュゥゥゥゥゥゥゥ……
司祭「なんだ!?あの巨人は!!」
信者「お、おい………」
修道士「なんだ?あの巨人にビビったか!?」
信者「それもそうだが……あれ………」
猿の巨人「………」ズゥゥゥゥン ズシィィィン!
修道士「く、くそ!!もうこんなに近づいてやがる!」
主教「壁巨人の解放はまだか!?」
信者「発火隊が爆弾位置まで到達していません!現在、進行中!」
主教「くそ!!遅い!!」
主教「とにかく、解放まであの七人に邪魔させるな!」
司教「狙撃隊!構え!」
司祭「ライフルなんか効くものなのか!?」
司教「砲撃は爆発するだけで、うまく逃げれば生きれる、弾も遅い」
司教「だが狙撃は避けられんはずだ!一人一人を…… 信者「うわぁ!!避けろぉぉ!!」
エレン巨人「グウォォォォ!!」
ーーズゥゥゥゥン……
リヴァイ「よし、敵陣形に穴が空いたな……」
リヴァイ「おい……ついてこい」パシュゥ
ミカサ「………」パシュゥ
信者「う、うわ……」
リヴァイ「お前、遅いんだよ」シャキイィィン
信者「ぐわぁあ!」ザシュゥ…
信者「く、くそぅ!」ダッ
リヴァイ「ふん!」ヒュンッ!
信者「ごぱぁぁ…」ブシャァァ……
信者「隙あ……り!?」バッ
信者「ぐふぉおぉぉ!!!」ビシュゥゥ
信者「」ドサ……
ミカサ「………」チャキ
リヴァイ「………ふん、なかなかやるじゃねぇか」
ミカサ「あなたほどではありません…………」
ーーー
ーーーー
ペトラ「す、凄い!1秒足らずで四人も……!」
クリスタ「あ!五人目………」
ペトラ「私達も援護するよ!」
クリスタ「は、はい!」
クリスタ「はっ……」
猿の巨人「……」…ズゥゥゥン…ズシィィン
ベルトルト「ライナー!!猿の巨人が!!」
ライナー「よし!行くぞベルトルト!!」
ベルトルト「やるんだな!?今ここで!!」
ーーカッ…
超大型巨人「グウォォォォ……!!」シュゥゥゥゥゥ………
鎧の巨人「ア"ア"ァァァァ……!!」シュゥゥゥゥゥ………
ーーー
司教「なんだ!!あの煙は!?」
司祭「敵の信号弾か!?目くらましか!?」
主教「状況が把握できるまで待機!砲撃止め!!」
モクモクモク…………
ーーモワモワモワァァ…………
信者「なっ!」
司祭「にっ!」
主教「うん!?」
司教「………なんだあれは……!」
主教「デカイのがもう一匹………だと……!?」
司教「銀色の20Mくらいのもいるな……」
総主教「主教、あれは……?」
主教「わ、分かりません……私も初めてで………」
ーードオォォォォォン!!!!
グラグラグラ…
信者「なんだ!?凄い揺れだ!」
司祭「!!」
主教「獣が……倒れている!?」
修道士「あの赤い奴がやったのか!?」
司教「あれが壁巨人…………あれが……」
主教「…………」
主教「いや違う!我々はまだ壁巨人を解放していない…!」
ーーー
ーーーー
リヴァイ「チッ………あいつら、俺が良いと言うまで待てと言ったんだがな………」
リヴァイ「おいエレン……聞こえてるか?」
リヴァイ「援護はペトラとクリスタが二人だけになってる、それを頭に入れて戦え」
エレン巨人「アアァウゥゥ」コクッ
リヴァイ(あの二人も猿と交戦……残るは爆弾か……)
リヴァイ(アルミン………さっさと見つけろ………)
ーー壁の下ーー
アルミン「どこにあるんだ……」
アルミン「………ん?あれは……」
ーーーーー
発火隊員「クッソ~、俺たち二人だけで発火かよ」
発火隊員「ボヤくな、一人でも多く戦闘に出したい状況だからな」
発火隊員「さっさとやっちまおうぜ」
発火隊員「これが解放できたら、あの猿には勝てるのか?」
発火隊員「さあ、どうだろうな」
ーーーーー
アルミン「これは……幸運」
アルミン(ばれないようについて行って発火させる前に………)ジャキ
ーーーー
ーーーーー
信者「なんなんだあの赤いのは?猿を倒してるぞ?」
信者「あの小さい白い奴も猿のうなじを攻撃してるぞ」
修道士「どうなってんだ……?」
ーーーーー
超大型巨人(ライナー!僕が今のうちに熱風を発するから……)
超大型巨人(猿がひるんでる間にうなじを!)
鎧の巨人(分かった!)
超大型巨人「ゴオォォォォォ!!!」ブワッ
信者「うわ!?あの赤い奴から熱風が……!!」
修道士「くそ!あの周りだけ蒸気でよく見えん!」
信者「……なっ!」
信者「主教!!熱で砲台が!!」
主教「なに!?」
信者「次を撃つには砲身を冷やす必要が!!」
司祭「くそ………」
信者「報告!!我が隊は戦力の半分を失いました!」
司教「なん……だと……?」
司教「……司祭!私に続け!」
司教「砲台が回復するまで、あの二人を足止めする!」ダッ!
司祭「了解!」バッ!
ーーーー
ーーーーー
リヴァイ「………何人目だったか覚えてねぇ……」
ミカサ「582人です」
リヴァイ「あと400人と少しか…」
ーーズキュゥゥン……
ミカサ「うっ……」ドサッ……
リヴァイ「おいミカサ!やられたか?どこに食らった?」
ミカサ「足………うっ……!」ズキッ
司教「よし、当たった!!」
司祭「今のうちに奴らを殺そう!」ダッ
司教「あ!ま、待て!!」
司祭「え?……うぐぁ!?……」ズキュゥゥン
司祭「ぐっ………」ドサ……
司教(やはり向こうにも狙撃隊が……!)
司教「どこだ………」チャキ……
司教「…………」キョロキョロ
ーーー
ーーーー
ペトラ「よし、なんとかあの二人は守れたね」
クリスタ「でもミカサが……!」
ペトラ「ミカサが撃たれたのは脚だし、まだ命に別条は無いよ」
ペトラ「それよりあの二人……そうとうな腕の狙撃手だよ」
クリスタ「え!?」シャキ……
クリスタ「しまった!もう一人を見失った………」
クリスタ「いったいどこに……」キョロキョロ
ーーーー
司教「どこだ……」キョロキョロ
ーーーー
クリスタ「どこに……」キョロキョロ
ーーーー
司教「………!!」
クリスタ「!!」
ーーーー
ーーズキュゥゥゥン………
クリスタ「*っ……」ガクッ
ペトラ「クリスタ!?しまった!!」バッ
ペトラ「チィッ!」ズキュゥゥン
ーーーー
司教「がっ!!!?」ブシャァァァ
ペトラ「クリスタ!しっかり!!」
クリスタ「ペトラ……さん……」
クリスタ「私は……誰かの為に………死ねるかな……」
ペトラ「いや!死なせない!!」
ペトラ「そんな事したらユミルに怒られるよ!?」
クリスタ「あはは………そう……ですね……」
クリスタ「私は…………………い……き……………」
クリスタ「……………………」
ペトラ「……クリスタ?クリスタ!!」
ーーー
ーーーー
司教、司祭「」
リヴァイ「…………援護がいなければ、ヤバかったなお前」
ミカサ「…………」
リヴァイ「おい、お前はエレンの援護にまわれ」
ミカサ「は、はいっ!!」ダッ
リヴァイ「チッ……動けるじゃねぇか………」
リヴァイ「さて……………」
リヴァイ「…………ざっと300ってとこか………」ギロッ
エレン巨人「フシュゥゥゥ」
ミカサ「エレンは私が守る」ギロッ
信者たち「「!!!」」ビクッ
リヴァイ「…………行くぞ」
ーーーー
ーーーーー
ーー壁の外ーー
超大型巨人(やったかライナー!)
鎧の巨人(お前の熱風に耐えれるのは俺ぐらいだからな)
猿の巨人「………………」
超大型巨人(やったね)
鎧の巨人(あぁ、この野郎死んでやがる)ツンツン
超大型巨人(ライナーはいつも綺麗にうなじをとるよね)
鎧の巨人(まあな、俺の手にかかればこれぐらい……なっ!?」ガシッ
猿の巨人「オドレら…………」グググ……
超大型巨人(ライナー!!逃げろ!!)
鎧の巨人(ぐっ……ダメだ動けねぇ)
超大型巨人(ライナー!!!)
ーーグチャ
ーーーーー
ーーーーーー
エレン巨人(なっ!?ライナーが首チョンパされた!?)
リヴァイ「鎧でも勝てねえのか……」
信者「なんだ!?なんか知らんが猿の巨人が復活したぞ」
主教「おい!今は目の前のこいつらを倒す事に専念しろ!」
信者たち「「はっ!」」バッ
リヴァエレミカ「「邪魔(だ!)」」バッ
ーーー
ーーーー
信者たち「」チーン
ーー壁の下ーー
アルミン(………発火隊の後ろを尾けてきたんだけど……)
アルミン(……こんな所が爆破地点だったとはね……)
アルミン(とにかくあの二人を殺して、場所を兵長に知らせなきゃ)
発火隊員「やっと、ついたな」
発火隊員「もう爆破していいのか?」
発火隊員「あぁ、これであの猿をなんとかできるな」
発火隊員「…………」
発火隊員「おい?どうし……がっ!」
発火隊員「」
アルミン「……ふぅ、気づかれなかった……」
アルミン「僕は体力が無いから、こうして戦いを避けながらいかなきゃね」
アルミン「これが……爆弾…………」
アルミン「……とにかく、兵長に知らせなきゃ」
アルミン(……みんなは大丈夫なんだろうか………)
信号弾「バシュゥゥゥゥ」
信号弾「バシュゥゥゥゥ」
リヴァイ「!!」
リヴァイ「エレン、ミカサはここを頼む」
リヴァイ「アルミンが爆弾を見つけた、今から俺が処理しに行く」
リヴァイ「代わりにアルミンをこさせる、死ぬなよ」バシュッ
リヴァイ(……ついでに援護の様子も見てみるか……)
ペトラ「………」
リヴァイ「……ペトラ、無事か?」スタッ
ペトラ「兵長………」
リヴァイ「………そいつは?」
ペトラ「………クリスタ・レンズです」
リヴァイ「そんな事は分かってる、死んだのか聞いてるんだ」
ペトラ「…………死にました」
リヴァイ「そうか……………」
リヴァイ「今、アルミンが爆弾を発見した」
リヴァイ「ペトラついて来い、爆弾の処理を手伝え」
ペトラ「し、しかし援護は!?」
リヴァイ「いらねぇ」
ペトラ「………わかりました」
ーーーーーー
超大型巨人(な、なぜだ!?)
超大型巨人(ライナーは確実にうなじを食いちぎっていた……)
超大型巨人(なぜ!?)
猿の巨人「オドレ………」ズゥゥゥン
超大型巨人(うなじが効かない!どうする!?)
猿の巨人「やってくれたの…」ガシッ
超大型巨人(くそ!?どうすれば!!)
超大型巨人(そうだ!!確かこいつは熱には強くないはず……!)
超大型巨人(僕も死んじゃうけど………こいつを蒸発させれば…!)
猿の巨人「ふん!」ベキッ
超大型巨人「ガアァァァァ!!(う、腕が…!!!)」
超大型巨人(強い……強すぎる!)
ーー壁の下ーー
リヴァイ「アルミン、爆弾はどいつだ?」
アルミン「兵長!ペトラさん!」
ペトラ「アルミン!後は私達に任せて、早く上にあがって!」
アルミン「そんなに戦況はひどいんですか!?」
ペトラ「………クリスタとライナーが死んだわ」
アルミン「な…………!」
ペトラ「今ベルトルトが猿の巨人と、ミカサとエレンがウォール教と戦ってる」
リヴァイ「ウォール教は6割くらい壊滅させた」
リヴァイ「猿の巨人はまだまだ元気だ、今は超大型巨人がやられてる」
ペトラ「すぐに行って!!」
アルミン「は、はい!後頼みます!!」パシュゥ
リヴァイ「………さて、この爆弾をどうやって壁から剥がすか……」
ペトラ「しっかりくっ付いてますね」
リヴァイ「……………」
ペトラ「兵長……何かいい考えでも?」
リヴァイ「……………」
ペトラ「……兵長?」
リヴァイ「ペトラ、お前の立体起動装置を貸せ」
ペトラ「へ?あ、はい」カチャカチャ
ペトラ「でも二つもつけるんですか?」
リヴァイ「まぁな、多分外れるとは思うが……」カチャカチャ
ペトラ「立体起動装置なんかで外れるんですか?」
リヴァイ「うまくいけば…な」
リヴァイ「ペトラ、近くに高い建物はあるか?」
ペトラ「え?はい、あそこに時計台がありますが……(立体起動装置に高い場所?分からない………)」
ペトラ「………って、ええ!?何逆に付けてるんですか立体起動装置!!」
ペトラ「そんなんじゃ背骨曲がっちゃいますよ兵長!」
リヴァイ「うるせぇ……耳元で喚くな」
ペトラ「す、すいません……(しかも一つはちゃんと前向きに付けてるし……本当に分からない……)」
リヴァイ「さて、始めるか」
ペトラ「あの……私は何をすれば……」
リヴァイ「好きにしろ」
ペトラ「へ?そんなこと言われても……あっ!兵長!ちょっと待ってください!!」
リヴァイ「叫ぶなうるせぇ」バシュゥ
ペトラ「……………行っちゃった」
ペトラ(と、とにかく見ておこう……)
リヴァイ「……………」スタッ
リヴァイ「時計台か………」バシュゥ……カンッ
リヴァイ「………」ヒョイ……スタ
ペトラ(………………)
ペトラ(……え、えっと今起こったことをありのまま話すね)
ペトラ(後ろ向きの立体起動装置を後ろを見ずに後ろにある時計台にアンカー撃って綺麗に入った……)
ペトラ(やっぱり人類最強は違うなぁ……)
ペトラ(でもここからどうするんだろ……あっ!!)
ペトラ(そっか!!そういうことか!!)
ペトラ(アンカーで爆弾を引っ掛けて立体起動装置で引っこ抜くんだ!)
ペトラ(でも多分頑丈だから、体を固定してないと引っ張られちゃう)
ペトラ(だから後ろ向きにアンカー刺して体を固定するんだ!)
ペトラ(もし私の予想が合ってるなら、兵長は次に爆弾にアンカーを……)
リヴァイ「………」バシュ……カンッ
ペトラ(やっぱり!)
リヴァイ(さて……用意はできた……)
リヴァイ「後は立体起動装置がかなりの力に耐えるだけだ……」
リヴァイ「ペトラ、処理が終わったら前線に戻るぞ」
ペトラ「は、はい!」
リヴァイ(よし、やるか……!)グッ
立体起動装置「キュイィィィィン(ワイヤー巻き取り音)」
立体起動装置「ガッ!!」
リヴァイ「遊びは取れたな……」
リヴァイ「ここからだ………耐えろ……!」
立体起動装置「ギ……ギギギ」
爆弾「グッ……メリメリ…」
ペトラ「!!兵長!爆弾が動いてます!!いける!!」
リヴァイ「…………」グググ…
リヴァイ(……思ったより体に負担が掛かるな……)
爆弾「ミシミシ……ポロポロ」
ペトラ「兵長!爆弾の周りの壁が崩れてきました!!」
ペトラ「爆弾が剥がれ落ちるまであとすこしです!!」
リヴァイ「………」ググギギ………
爆弾「……メリメリパラパラ」
ペトラ(この爆弾を処理すれば、とりあえず壁巨人の解放は防げる!)
ペトラ(………あれ?でも爆弾が外れたらかなりのスピードで飛んで行くような………)
ペトラ(……!!!このままじゃ兵長に当たる!!)
ペトラ(立体起動装置は途中で巻き取りを中止できないし……!!)
ペトラ(兵長が危ない!!)
爆弾「パラパラ………ガッ!ゴゾッ」
リヴァイ「取れたか……」
ペトラ「へ、兵長!!」
立体起動装置「キュイィィィィン!!」
リヴァイ「チッ………」
爆弾「ヒュウウウウゥゥゥゥゥ………」
リヴァイ「………間に合わねぇな」
ペトラ「兵長!!」
リヴァイ「まぁいい……とりあえず一つ、解決だ」
ーーボオウゥゥンンンンン………
ーー壁のはしごーー
アルミン「!!、街で爆発が!」
アルミン「砲撃の流れ弾か何かか!?」
アルミン「……そんな事より、早く上にいかないと……!」ヨジヨジ
アルミン(本当は立体起動で登りたいけど……今はガスを残しとかないと……)ヨジヨジ
アルミン(……クリスタやライナーが死んだなんて信じられない!)ヨジヨジ
アルミン(この目で…見るまでは信じれない!)ヨジヨジ
ーー壁の上ーー
アルミン「みんな!無事か!!」バッ
アルミン「!!??」
アルミン(…………何なんだこれ)
アルミン(……何で戦ってるのが三人しかいないんだ……?)
ミカサ「ふっ……」ザッシュザッシュ
エレン巨人「グウォォォォ!!」ドコォォ
信者たち「「ぎゃぁぁぁぁぁ」」
超大型巨人「グギギ…」
猿の巨人「……………」ゴゴゴゴゴゴゴ
アルミン(……他のみんなは?………いや)
アルミン(今はとにかくエレンとミカサと共にウォール教を倒す!)
アルミン(みんなの事はこの戦いが終わってからだ!)
アルミン「ガス……残しておいてよかった……」バシュゥ
アルミン「ミカサ!」スタッ
ミカサ「アルミン!」ザシュ
信者「ぐわぁぁ!」ブシャァァ
アルミン「ウォール教は今何割くらい削れ……た!?」ドゥクシュ
信者「うぉぉぉあぁぁ!!」プシャァァ
ミカサ「今は……七割と少し!」ザシュバシュ
ミカサ「爆弾……は!?」ザッシュザッシュ
信者たち「「ぬわぁぁぁぁ!!」」
アルミン「兵長とペトラさんが処理してくれてる!」ドシュッ
アルミン「爆発はすぐ処理できるはずだから……後は猿の巨人とウォール教だけだ!」ザックザック
信者たち「「ぎゃぁぁぁぁ!!!」」
ミカサ「そう……なら私達も早くウォール教を!!」
アルミン「うん!」
ーーー
ーーーー
総主教「なんだ……!?」
総主教「なぜ前線がパタパタとやられてる!?」
信者「敵に化け物のような奴が一人います!それに向こうは巨人もいます!」
信者「前線は……壊滅状態!」
信者「もって………3分です!」
総主教「………ええぃ!!未来の人間は化け物か!!」
総主教「砲台はまだ使えんのか!?」
信者「現在放熱中です!!」
総主教「あの赤いデカイ奴が熱風なぞ出すから……!!」
ーーーー
ーーーーー
超大型巨人(グッ……ダメだ……勝てない……)
超大型巨人(もっと密着状態じゃないと……完璧に蒸発させれない……!)
猿の巨人「ふんっ」ゲシィ
超大型巨人「ガ……ガガ……」
超大型巨人(そうだ!こいつは僕のうなじを狙ってるんじゃ……!)
超大型巨人(ってことはこいつから密着しにくるんじゃ……!)
超大型巨人(………その時しかない!それまで耐えるんだ
!)
超大型巨人(さぁ……来い!猿め!)
猿の巨人「………そろそろ、終わらせよか」
超大型巨人(き、きた!!)
猿の巨人「ほな……じっとしとけよ……」
猿の巨人「うなじに一発やるだけや」
超大型巨人(……ふっ、さぁ寄って来い!)
超大型巨人(僕に近づいた時が、お前の最後だ!)
猿の巨人「………」ズシィィン……ズシィィィン
猿の巨人「さあてっと……」グゥワシ
超大型巨人(………今だ!!)
ーーピカッ……
ドウゥゥゥゥン……………!!!
ーー壁の上ーー
アルミン「へ!?ばくは………」ゴォォォォォァァァ
信者たち「「がはぁぁぁ!!!!」」ォォォォォァァァ
ミカサ「アルミ……!!」ォォォォォァァァ
アルミン(あ………僕落ちてる……)ヒュゥゥゥ
アルミン(そうだ、猿の巨人の方で凄い爆発があって………)ヒュゥゥゥ
アルミン(その爆風で飛ばされたんだ……)ヒュゥゥゥ
アルミン(みんなは無事かな………)ヒュゥゥゥ………
ーーー
ーーーー
ーーーーー
エレン「………くっ!」ガラガラ
エレン「クソ!ジャンの野郎……!この大事に内地の病院から見物かよ………!」
エレン「……あれ!?俺、巨人じゃなくなってる!?」
エレン巨人の残骸「」
エレン「………なんか知らねぇけど、巨人化が解かれちまったみたいだな」
エレン「はっ!!」
エレン「アルミン!!ミカサ!!無事か!!」ダッ
エレン「ミカサ!!」
ミカサ「私は大丈夫………でも」
ミカサ「アルミンが………!」
エレン「アルミンが、どうかしたのか?」
ミカサ「アルミンが落ちた………!」
エレン「なっ……!」
ミカサ「さっきの爆風で吹き飛ばされて………」
エレン「そ………んな……………」
エレン「アルミン……………!」
ーーーーー
修道士「………今なら奴は巨人じゃない!」
修道士「ライフルを持って来い!!やれるのは今しかないぞ!!」
信者「もう我々二人しかいないんですよ……?やめましょうよ……」
修道士「何言ってやがる!今は敵も二人だけだ!」
信者「仕方ないですね………はい」
修道士「ふん!腰抜けが………」シャキッ
修道士「………死ねぇ!」
ーーズキュゥゥン
ーーーーーーー
ミカサ「エレン!危ない!!」バッ
エレン「え?ちょ…痛……!」ドサッ
ーーズキュゥゥン
ミカサ「ッ………!」バタッ…
エレン「ったく……何すんだよいきな……!?」ムク
ミカサ「……」
エレン「おい、ミカサ?」
ミカサ「……何でお前が倒れてんだ?」
エレン「ミ……カサ……?」
エレン「おいしっかりしろミカサ!おい!!」
エレン「ミカサぁぁ!!!」
ーー少し離れたところーー
修道士「あっ……!」
修道士「総主教!!前線付近の煙等が晴れました……!」
総主教「ん……」
信者「……前線からの手信号です!」
信者『猿ノ巨人………消エル………敵………全滅………撤退命令求ム………』
信者「……以上です」
修道士「総主教、我々の勢力は十分の一も残っていません」
修道士「猿の巨人もいないのなら、そろそろ撤退すべきかと……」
総主教「…………爆弾は?」
修道士「分かりませんが………壁巨人は解放されてません!」
総主教「……………」
総主教「……攻撃中止!総員武装解除!!」
総員「「はっ!!」」
ーーー
ーーーー
ーーーーー
……ドドッドドッドドッ!
キース「すまんな……貴様らまで、出てきてもらって……」
ナイル「構わん、憲兵団は警察の役割もあるからな」ドドッドドッ
憲兵「もう終わってんのか……?」ドドッドドッ
憲兵「地獄だろうな……」ドドッドドッ
キース「……いた!」ドドッドドッ
キース「おい貴様!!大丈夫か!!」
エレン「団長……!なぜここに?」
キース「これだけ騒ぎにしてれば私の耳にも入ってくるわ!」
キース「生存者は……!?」
エレン「……ミカサ、アルミン、ライナー、クリスタは死にました」
エレン「他は分かりません……」
キース「……8人中4人が死亡か……」
エレン「他の3人もまだ分からないだけで………」
キース「……よし、後は任せろ!我々と憲兵で必ず三人を探し出す!」
キース「貴様は戦闘治療所に行け!」
エレン「………はっ」
ーー数時間後、戦闘治療所ーー
エレン「………」
ペトラ「エレン!無事だったの!?」バンッ
エレン「ペトラさん!無事だったんですか!?」
ペトラ「私はこの通りだよ!」
エレン「よかった…………兵長は!?」
ペトラ「兵長は…………」
ペトラ「…………爆弾処理で」
ペトラ「………………………」
エレン「そう……ですか……」
エレン「………………………」
ペトラ「そっちは?」
エレン「………ミカサとアルミンが死にました」
エレン「ベルトルトは分かりません………」
ペトラ「そう………」
ーーガチャ
キース「……死体回収が終了した……」
キース「死亡確定は……」
キース「ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルト、クリスタ・レンズ、リヴァイ………だ」
キース「ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーは死体が見つからない為、行方不明扱いだ」
エレン「……」ペトラ「……」
キース「貴様らにはこの後宿に戻ってもらう」
キース「私はこの後色々あるので、憲兵に送らせる」
エレペト「はっ!」
ーーー
ーーーー
ーー外ーー
エレン「………いっぱい死にましたね……」ザッザッ
ペトラ「でももうこれで全部終わった……」ザッザッ
エレン「そうですね……」ザッザッ
憲兵(………めっちゃ暗い………何この空気……)ザッザッ
ペトラ「結局、生き残ったのは三人だけか……」ザッザッ
エレン「ユミル、オルオさん、サシャ、コニー、ミケ分隊長、エルヴィン団長、ハンジ分隊長、グンダさんにエルドさん………」ザッザッ
ペトラ「そして、今回の六人………」ザッザッ
憲兵(……ん?何や人の気配が……)
ペトラ「ねぇエレン………」
ペトラ「この時代で私達は………生きていけるのかな?」
エレン「生きなきゃ……死んでいったみんなに怒られますよ」ザッザッ
ペトラ「そうだね……」ザッザッ
憲兵(……気のせいか………)
エレン「もうウォール教もほとんど機能してませんし……」ザッザッ
ペトラ「もう私達は大丈夫かな?」ザッザッ
エレン「ですね、壁が壊されない限りこの時代の人類は平和ですよ」ザッザッ
ペトラ「もう私達も完全にこの時代の人間だね」ザッザッ
エレン「そういえば俺たちの時代はどうなってるんでしょうね?」ザッザッ
ペトラ「さぁ……でも、もうあの時代のことはいいじゃない」
ペトラ「これからはこの時代で…… 信者「よくも司教様を!!!」ダッ
憲兵「な!?いつの間に!!………ナイフ持っとる!!」
エレン「ペトラさん逃げて!!」
信者「地獄に堕ちろぉぉ!!」ダッダッダッ
ーーグサッ………
ペトラ「あぁ………ぁ……!!」ガクッ……
憲兵「お前何しとんじゃゴルァ!!」ガシッ……ドンッ
信者「ぐ………あいつが司教様を!!」ジタバタ
憲兵「じっとせぇ!!ボケェ!!」
エレン「ペトラさん!!しっかり!!」
ペトラ「最後に…………油断して………た……」
エレン「何言ってるんですかペトラさん!!まだ死んじゃダメですよ!!」
ペトラ「………兵……長に…………会え…………」
ペトラ「……………」
エレン「ペトラ………さん……?」
エレン「ペトラさん!!!!」
ーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーー
……こうして、たった一日で千人規模の死傷者を出した戦いは終わった……
ウォール教の総司祭は宗教裁判に掛けられ、その罪を認め罰を受ている……
結局、18人いた俺たちで生き残ったのは、俺と内地で治療中だったジャンだけだった……
その後、キース団長が訓練教官に転任する時に俺たちも共に転任した……
……なぜ俺たちがこの世界に来たのか分からない……
また、この世界が俺たちの時代と繋がっているのか、全くの別世界なのかは分からない……
ただ、この時代が歩んでる道は、明らかに俺たちの時代とは異なる……
だがそんなことはどうでもいい………
多くの命を救っただけで、人類が平和なだけでいい…………
ーー二年後ーー
キース「貴様は何者だ!!」
アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!!」バッ
キース「そうか!!馬鹿みたいな名前だな!!親が付けたのか!!」
アルミン「祖父が付けてくれました!!」
キース「そうか!次!!」
ジャン教官「お前も訓練兵の時は初っ端からアレだったろ」
エレン教官「あぁ?俺はあんなことしてないぞ?」
ジャン教官「チッ…そういやそうだったな、羨ましい……」
エレン教官「通過儀礼なんて必要な奴が受けるやつだろ?」
ジャン教官「んだよ、お前は必要なかったってことかよ」
キース「違う!!貴様は豚小屋出身!!家畜以下だ!!」
ミーナ「はっ!!私は豚小屋出身、家畜以下であります!!」バッ
エレン教官「……アレには何の意味が……?」
ジャン教官「人のこと言えねぇが、可哀想だな」
エレン教官「そういやお前、頭突き食らってたな」
ジャン教官「お前、あれかなり痛かったんだぞ!」
エレン教官「ははっ……だろうな」
ジャン教官「チッ……もういい、早く行くぞ」ザッザッ
エレン「なぁアルミン、何か三人いないような気がしねぇか?」
アルミン「何言ってるんだよエレン、最初っからこの人数じゃないか」
エレン「そうだったっけ?」
キース「おい貴様ら!!この場で私語とは……よほど死にたいようだな!?」
エレアル「」
キース「貴様の心臓は右にあるのか……!?」グググ………
コニー「」プラーン
エレン教官(ほぼみんないる………)
エレン教官(………懐かしいメンバーだな………)
キース「貴様が右手に持ってるのはなんだ……?」
サシャ「蒸かした芋です!」
エレン教官(……変わってないな)
エレン教官(………いや)
エレン教官(やっぱり俺たちの時代とは違うな………)
エレン教官(……今、俺の目の前にマリアがある事が何よりの証拠だ!!)
エレン教官(みんな………!)
エレン教官(……みんなが命を懸けて守ったものは、ここにある!!)
完
はい、終わりました
駄文長々失礼しました
乙です
いやとても良かったです!
また書いてください!
乙
いないのはライベルアニか。
最後まで読めない展開でハラハラした。乙
しかしこの時代にはエレンとジャンが2人いるってことになるのかな?
いろいろと考察したくなるSSだな~
面白かった
乙
面白かった乙
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません