GET THE BOMB!

真美「爆弾取るよー！」ﾋﾟﾛﾘﾛﾝ

亜美「爆弾取ったら宙返り出来なくなるのがね～」ﾋﾟﾛﾘﾛﾝ

ﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝ

亜美「くらえくらえー」ｶﾁｶﾁｶﾁ

真美「無敵無敵ー」ｶﾁｶﾁｶﾁ


真美「あ゛！」

亜美「ちょっ！真美爆弾落としちゃったの！？」

真美「操作ミスだよ～」

亜美「こうなったら亜美が一撃で決めちゃうかんね！」

真美「出た！敵の基地だ！」

亜美「アターック！」

ﾋｭｰ

真美「あ」

亜美「外しちゃった～！」

真美「…」

亜美「ど、どうしよう！？」

真美「亜美…兄ちゃんや事務所の皆を大切にするんだぞ」

亜美「真美？何を！？」

真美「さらばだ亜美ーッ！！」

亜美「真美ーッ！！」

ｽﾞｶﾞｰﾝ

亜美「うぅ…真美の分もナイスランディングするからね…」

真美「真美はずっと亜美を見守っているからね…」



春香「…何やってるの？」

亜美「スカイキッドー」

真美「ファミコンだYO」

春香「亜美達今日はレッスンじゃなかった？」

亜美「今日はスタジオが臨時休業なんだって～」

真美「で、ヒマだから遊んでるんだよ～」

春香「私実際にファミコン見るの初めてだよー」

亜美「そうだ、ならはるるんもやってみなよ！」

春香「え？私が？」

真美「はいコントローラー！」

春香「え！？」

亜美「はいリセット！」

春香「え！？え！？」

真美「スタート！」

春香「えええええ！？」

真美「この赤いのがはるるんね」

春香「あ、動いた！」

亜美「さぁ！飛ぶのだ春香君！」

ｽﾞｶﾞｰﾝ

春香「あれ！？やられちゃった！？」

亜美「あ～あ、はるるん駄目駄目だNE」

真美「ガッカリだNE」

春香「なんか飛ばないんだけど！？」

真美「もしかして自動で離陸すると思った～？」

亜美「んっふっふ～、そんな甘いわけないっしょ～」

春香「先に言ってよ～！」

真美「これぞニトロゲーの真髄っしょ～」

春香「それを言うならレトロでしょ・・・」

亜美「では気を取り直していってみよ→」

春香「えい！あ、飛んだよ！」

真美「飛んだぐらいで喜んでちゃこの空では生き残れないよはるる～ん？」

ﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝ

春香「これで弾を撃つんだね」ｶﾁｶﾁｶﾁ

亜美「はるるん以外にうまいね」

春香「これくらいお茶の子さいさ、あ！？」

ﾋｭﾙﾙﾙﾙ

真美「調子に乗った瞬間失敗するのもお約束だね」

亜美「はるるん！ボタン連打で復帰できるよ！」

春香「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ！！」ｶﾁｶﾁｶﾁｶﾁ

春香「戻った！」

亜美「いい連打だったよはるるん！」

真美「必死な感じがグッドだった！」

春香「なんか褒められてる気がしないんだけど…」

真美「そんなことないよね亜美？」

亜美「うん、HOMEてるHOMEてる」

春香「な、なんか引っかかる…」

真美「ほらほら、爆弾とらなきゃ」

春香「う、うん」

ﾋﾟﾛﾘﾝ


ﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝ

春香「あ、あれが目標かな？」

亜美「さぁ、はるるんの思い出ボムをブチかませー！」

真美「３回も使えないからね！」

春香「えーい！」

ズガーン

春香「やった！当たった！」

真美「おめでと→」

亜美「着陸するまでがフライトだかんね→」

春香「着陸！」

亜美「中々やりますなー」

春香「結構面白いね、私好きかも！」

真美「二人プレイも盛り上がるよー」

春香「さっき二人でやってたよね」

亜美「2Pは青い機体のマックスになるんだよ」

春香「名前とかあるんだ？」

真美「乗ってるのは機体の色と同じ鳥なんだよ」

春香「じゃあ2Pは青い鳥なんだ、千早ちゃん思い出しちゃうな」

亜美「千早おねぇちゃんはゲームやるイメージ無いけどねー」

真美「亜美とはよく2P取り合ったよねー」

亜美「だって2Pのが有利じゃーん」

春香「そうなの？」

亜美「開始時に1Pが前で2Pが後ろだから一方的に1Pを撃てるんだよ」

春香「えぇ！？協力ゲームじゃないの？」

真美「これは熱い対戦ゲーだよ！アイスクライマーしかり！マリオブラザーズしかり！」

春香「そ、そうなの？」

亜美「それより次のステージ始まるよ！」

春香「よ、よーし！」

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春香「やったー！これでクリアだー！」


P「ん、お疲れさん」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

春香「って！えぇぇ！？プロデューサーさん！？」

律子「私たちもいるわよ」

小鳥「春香ちゃん相当熱中してたのね～」

春香「私、亜美達に勧められて…二人は？」

P「とっくに帰ったぞ、いい時間だしな」

春香「え？えぇ！？もうこんな時間！？」

律子「春香アンタ、プロデューサーが営業から帰ってきても気づかないし…」

小鳥「律子さんがラジオの収録から戻ってきても気づかないんだもん」

春香「あれ！？えっと、その！」

P「おいおい、落ちつけよ」

春香「わ、私帰ります！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

P「春香！お前走ると」

どんがらがっしゃーん

P「言わんこっちゃない…」

律子「でも春香があんなに夢中になるのも珍しいですね」

P「うーん、確かに、でもスカイキッド面白いからなぁ」

律子「やったことあるんですか？」

P「あぁ、まぁな、音無さんはどうです？」

小鳥「私もありますよー！結局対戦ゲーになっちゃうんですけどね」

P「ハハハ、どこも同じですね」

小鳥「どうです、久しぶりにやってみませんか？」

律子「遊ぶのは結構ですけどまずは仕事を片付けてからですよ？」

小鳥「わ、分かってますよ！」

P「俺も手伝いますよ、ちょうど手が空いてますし」

小鳥「うぅ、やっぱりプロデューサーさんは優しいですよぉ」

律子「さ！手を動かす動かす！」

小鳥「プロデューサーさんはゲームとか好きだったんですか？」ｶﾀｶﾀｶﾀ

P「好きでしたねー、というより今も好きですけど」

律子「へー、ちょっと意外かも」ｶﾘｶﾘｶﾘ

P「やっぱ面白いからなー」ｶﾀｶﾀｶﾀ

小鳥「ひいきにしている会社とかハードとかないんですか？」

P「いやー、俺はやりたいゲームをやるタイプなんで、ソフトの対応ハードを買う感じですね」

律子「ブランドに縛られないんですね」

P「だって遊びなんだぞ？好きなように遊ばなきゃつまらないじゃないか」

小鳥「プロデューサーさん大人ですねー」ｶﾀｶﾀｶﾀ

P「その分ハズレを引いた時はガッカリしますけどね」

律子「ハズレ？」

P「最近は減ったけどな、いわゆるクソゲーってやつだな」

小鳥「何引いたんです？」

P「まぁ色々ありましたけど、シューティングでいくと、スカイデストロイヤーですかね」

小鳥「あー」

律子「どんなゲームなんですか？」ｶﾘｶﾘｶﾘ

P「んー、アフターバーナーってゲーム分かるか？」

律子「セガのやつですよね？」

P「あんな感じだ」

律子「なら面白いんじゃないんですか？」

P「確かに敵が奥から出てくる感じは3Dぽくてよかったんだがな～」

小鳥「音楽がないんですよね」

P「そうなんだよ、ただひたすら機銃の音と敵がやられる音を延々と聞かされつづけるんだ」

律子「うわー、それはキツイかも」

P「しかも機銃途中から連打しないとでなくなるから指がキツイ」

律子「割と画期的に見えたんですけどねー」

P「まぁ当時はそれなりにあそんでましたけど」

LoLかと思った

P「あれなら今度持ってくるよ」ｶﾀｶﾀｶﾀ

律子「まだ持ってるんですか？」

小鳥「管理しっかりしてるんですね」

P「ファミコンってマジックで書いてあるダンボール箱に放り込んであるんだ」

律子「ありがちな保存法ですね」

P「あとスペランカーもやったなー」

律子「あ、それなら知ってますよ、主人公が弱いやつですよね？」

P「そうそう、当時もそこそこやったんだがPS3でも出たろ？」

律子「え？そうなんですか？」

小鳥「みんなでスペランカーですよね」

P「そうですそうです、オンラインプレイを取り入れたやつですね」

律子「じゃあ、みんなでワイワイ遊ぶんですね」

P「いや、俺は一人でやってた」

小鳥「過疎ってたんですか？」ｶﾀｶﾀｶﾀ

P「それもありましたし、一緒にスペランカーを遊んでくれる友達がいませんもので」