エイスリン「アツイ」(49)
宮守部室
ミーンミーン
白望「暑いなぁ……」
白望(クーラーつけよ……リモコンどこだっけ……)
白望(……探すのめんどくさいしやっぱいいや……)
白望(ダルいなぁ……)グテーッ
ガチャッ
塞「あれ、シロもう来てたんだ……って暑っ!」
白望「うん……」
塞「室内温度何度よ……うわっ、30度越えてるじゃん。クーラーくらいつけようよ!」
白望「ダルかった……」
塞「……はぁ。相変わらずマイペースね」
白望「うん」
塞「で、エアコンのリモコンはどこなの?」
白望「さぁ?」
塞「さぁって……もしかしてまた失くしたの?一昨日見つけたばかりじゃないの!」
白望「そうだっけ」
塞「そうなの!ほら、シロもリモコン探して!」
白望「ダルいなぁ……」
ガチャッ
エイスリン「シロ、サエ!コンニチハ!」
胡桃「二人ともはやいね……って暑っ!なにここ、サウナ!?」
塞「あ、胡桃とエイちゃん」
胡桃「ちょっと!クーラーくらいつけといてよ!」
エイスリン「アツイノイヤ……」
塞「だ、だってまたリモコンなくなったから仕方ないじゃない!」
胡桃「ま、またなの……?」
塞「うん。だから胡桃もエイちゃんも頑張ってリモコン探してね」
エイスリン「ハーイ……」
胡桃「シロじゃないけどダルい……」
10分後
塞「み、見つからん……」
胡桃「暑過ぎて汗が滝のように噴き出てくる……」
白望「ダルい……」ヨッコイショ
エイスリン「シロ!ジブンダケクツロガナイ!」
塞「ねぇ、胡桃」
胡桃「何……」
塞「前回はリモコンどこにあったっけ?」
胡桃「どこだっけ」
塞、胡桃「うーん……」
エイスリン「タシカシロノポケットニハイッテタ!」
胡桃「そう、それ!」
塞「珍しくシロが頑張ってリモコンのスイッチ押そうとしたんだけど、そこで力尽きて無意識にポケットの中に隠し持ってたんだっけ」
胡桃「……もしかして」
塞「今回も……」
塞、胡桃「シロ!」
白望「?」
塞「ちょっとポケットの中見せて」
白望「いいよ……はい」
胡桃「では失礼……」ガサゴソ
塞「……」
エイスリン「……」
白望「ダルい……」
胡桃「あ、あった」スチャッ
塞「」
エイスリン「」
白望「何でだろ?」
塞「……はぁ」
エイスリン「シロ……」
白望「見つかってよかったね」
塞「またお前か!」
胡桃「バカみたい!」
白望「ゴメンゴメン」
エイスリン「ハヤクスイッチオンニシヨ!モウガマンデキナイ!」
塞「ほんとはこのダルダル病患者にもっと言いたいことがあるんだけど……胡桃!」
胡桃「OK!電源オン!」カチッ
シーン……
胡桃「……あれ?」
胡桃「えい」カチカチカチッ
シーン……
胡桃「つかない……まさか」
エイスリン「デンチキレタ……?」
カチカチカチカチ
胡桃「……たぶん」
塞「は、はぁああああ!?こんなオチって漫画だけじゃないの!?」
塞「あぁもう無理、我慢できない!アァアアアアアアアアアアアアア!!」
エイスリン「サエガコワレタ!」
胡桃「そこ、暴れない!」
白望「ダルっ……」
今日はここで終わり
乙
東北って山形みたいに凄まじく暑いとこと
青森とかみたいに北海道より涼しいとことバラバラよね
さらに10分後
塞「ぜぇはぁー……ぜぇはぁー……」
胡桃「で、気が済んだ?」
塞「うん……でもこの暑さと暴れたおかげで余計に疲れたわ……」
胡桃「あ、そう」
塞「……そういえばトヨネまだ来てないね。どうしたんだろ?」
胡桃「わかんない。シロはトヨネからなんか聞いてる?」
白望「さぁ」
エイスリン「トヨネドコ?」
塞「熊倉先生のとこにでも行ってるのかな?職員室は冷房効いてて涼しいんだろうなぁ……」
エイスリン「ワタシタチモスズミタイ!ショクインシツイコ!」
塞「いやいや、流石にダメでしょ。たいした理由もなく邪魔しに行っちゃ」
エイスリン「ガックリ……」
胡桃「じゃ、コンビニ行こっか。あそこなら電池も売ってるし」
エイスリン「!! イイネ、コンビニイキタイ!」
塞「……そうだね、ついでにアイスも買いに行こうか」
エイスリン「アイスタベタイ!」
白望「んー……遠慮する」
エイスリン「シロモイッショニイクノ!」
白望「ダルい……」
塞「あ、でもトヨネどうしよ……一人置いて行ったら悲しむんじゃない?」
胡桃「確かに……」
エイスリン「~♪」サラサラ
白望「?」
エイスリン「ハイ!」ドンッ
胡桃「え、何?」
エイスリン「カキオキ!」
トヨネヘ
デンチカイニコンビニイク!
サンジュップンデモドルカラシンパイシナイデ!
オドサンモカッテクルヨ!
ミンナヨリ
エイスリン「コレデダイジョーブ!」
胡桃(オドサンって何……?お土産のことかな)
塞「……ま、いっか。ささっと済ませばいいことだしね」
塞「じゃ、トヨネには悪いけど私らでコンビニに行ってきますか!」
エイスリン「ワーイ♪」
胡桃「あ、シロは荷物持ちね」
白望「ダルっ」
コンビニへ向かう途中
ジリジリ
白望「暑いなぁ……エイスリン、おんぶして」
エイスリン「……」カキカキ
エイスリン「ハイ♪」
白望「なにこれ……私を蹴ってる絵?」
エイスリン「ウン!シロ、フザケルナ!」
白望「ダルい……」
塞「ほら、コンビニ見えてきたよ。あともう少しだからシャキッとしなさいよ」
白望「うん」
胡桃「いやー、コンビニは現代のオアシスだよ。昔の人はよくコンビニなしで生きていけたよね」
エイスリン「ワタシガイチバンノリ!」ダッ
塞「あ、待ちなさい!シロもはやく!」ダッ
白望「面倒くさい……」フララ
胡桃「ちょ、私を無視しないそこ!」
ウィーン
エイスリン「イチバンノリ~♪」
塞「なかなかやるわね……」
ウィーン
胡桃「はぁはぁ……なんでいきなり走り出すの!?」
エイスリン「コンビニガワタシヲマッテイタカラカナ?」
胡桃「あ、そう……」
塞「あれ?シロが来るかと思ったら胡桃のほうがはやかったね」
胡桃「シロなら途中で力尽きて歩いてたけど」
ウィーン
白望「涼しい……」
胡桃「ほら、噂をすれば」
白望「?」
塞「シロらしいわ」
エイスリン「ネエミンナ、ワタシハヤクアイスタベタイ!」
塞「そうね、でも本来の目的は電池を買うことだからそこを忘れないように」
エイスリン「?」
塞「いや、?って顔されても……」
エイスリン「ジョーダンダヨ!ホラ、ハヤクデンチウリバイコウ!」
塞「……」
胡桃「なにボサっとしてんの、塞?」
塞「あれがニュージーランドジョークか……」
胡桃「何言ってんの」
エイスリン「デンチウリバニトウチャク!」
エイスリン「……アレ?」
胡桃「どしたの、エイちゃん」
エイスリン「シュルイガイッパイ……ドレエラブ?」
塞「なるほど、数が多すぎて何買えばいいのか迷ってたのか」
エイスリン「サエ、キメテ!」
塞「うん、いいよ」
塞「……あれ?」
塞(リモコンの電池って単3と単4どっちだっけ)
塞「……やっぱり胡桃に決めてもらおう。はい、どうぞ」
胡桃「えっ」
エイスリン「クルミ、キメテ!」
胡桃「いや、塞が決めればいいんじゃ――」
塞「あはは、単3と単4どっち対応してたのか忘れたわ」テヘ
胡桃「は?」
塞「だから胡桃なら覚えているだろうってことでまかせたんだけど……」
胡桃「……覚えてない」
塞「え?」
胡桃「私もリモコンの電池がどっちに対応してるかなんて覚えてないんだけど!」
胡桃「シロ!」
白望「何……」
胡桃「あとは頼んだ!」
白望「え」
白望「いや、私リモコンとか滅多に触れないから詳しくないんだけど……」
胡桃「ぐぬぬ……」
胡桃「あっ、いいこと思いついた!シロ、アレしてみてよ!」
白望「……アレ?」
胡桃「ほら、シロがいつもやってる"ちょいタンマ"。シロの直感ならなんとかなるかも……」
白望「……バカみたい」
胡桃「なっ!?」
エイスリン「サエ、ドウシヨウ……」
塞「そうだね……熊倉先生に電話して調べてもらう――いや、何か顎で使うようで気がひけるわ」
塞「仕方ない、単3と単4の電池を両方とも買っちゃいますか」
エイスリン「ウン」
胡桃「ギャーギャー!」
白望「ダルっ……」
塞「ほら、二人ともケンカしないの。もう電池問題は解決したから、アイス売り場にいくよ」
胡桃「えっ、解決したの!?」
塞「うん、両方買うことにしたわ」
胡桃「そ、そう」
エイスリン「ミンナ、ハヤクアイスミニイコ!」
エイスリン「ツイタ!」
胡桃「ふーん、やっぱコンビニだけあっていろんな種類のアイスが置いてあるね」
塞「うん。さて、私のお気に入りは置いてあるのかな?チェックチェック……」
エイスリン「ヨイショット」ゴソゴソ
白望「……エイスリン、何やってるの?」
エイスリン「?」
胡桃「って、エイちゃん何で靴脱いでんの!?」
エイスリン「コレヤリタイ!」サッ
胡桃「写真?……ってなにこれ」
エイスリン「ワタシモ コノナカニハイリタイ!」
胡桃「ストーップ!!」
エイスリン「Why?」
胡桃「ダメダメダメダメ!こんな悪ふざけすると逮捕されるよ!?アレストだよ、アンダースタンッ!?」
エイスリン「デモ、タノシソウダヨ?ホラ、ピースシテルシ」
胡桃「No!とにかく駄目なの!出禁だけじゃすまないよ!!」
エイスリン「ハーイ……ハンセイシテマース……」
胡桃「まったく……最近の若者は何考えてるんだろ」
白望「……あれ言わないの?」
胡桃「あれって?」
白望「バカみたい!って」
胡桃「あぁ……もう疲れたよ……」
ここまで
おつ
エイちゃん、涼しい部屋があるから、ちょっとあのお城のような建物まで一緒しようか
>>28
おまわりさんこのひとです
塞「はいはい、バカ騒ぎもそこまでにしときなさい。早くしないとトヨネが待ちくたびれて家に帰るかもしれないよ」
胡桃「あ、ゴメン。塞はもう何買うか決めたんだ」
塞「まぁね、私はコレにしたわ」サッ
白望「……あずきバー」
胡桃「……熊倉先生の分?」
塞「違うわよ?ほら、熊倉先生の分はこっちのハーゲンダッツ抹茶味を用意してるから」
白望「ふーん……」
胡桃「……」
塞「な、何よその沈黙は……」
エイスリン「サエ オバァチャンミタイ」
塞「は、はァ!?私がお、お、お婆ちゃん……」
胡桃「エイちゃんこら!思っても口に出さないの!!」
塞「私がお婆ちゃん……」ガクリ
塞「……ぐすっ」
白望(思いのほか傷ついたっぽい……)
エイスリン(ドウシヨウ……)
胡桃(とりあえず、フォローしておこう)
胡桃「で、でもあずきバーって夏に食べると美味しさ3倍くらい増すよね!」
エイスリン「ソ、ソウダヨ!アノクチニシタトキノ ヒンヤリカン タマラナイ!」
白望(アイスは全部ひんやりしてるんじゃ……)
胡桃「うん、それにあずきバー独特の固さはなかなか味わえないよね!あれぞまさにアイスの王さま!……みたいな?」
塞「そ、そう!昔はもっと固かったんだけどね、それでも美味しさは変わらないっていうか!」
白望(機嫌直したか)
エイスリン「サエ、センスアルヨ!アイスソムリエダネ!」
塞「ま、まぁね。私くらいのアイスラーになると結局あずきバーに原点回帰するわけ!あはは!」
胡桃(単純なやつ)
男「残りは..........屋上だけか」
姉「そうね。そこに...........少女がいる」
幼「早く行きましょう。ちょっと、精神がおかしくなりそう...」
男「正直言って俺も...」
姉「.....そうだ。これを受け取って」
男「このナイフは?」
姉「このナイフは、魔の者のみ突き刺さるナイフ。かなりの威力よ。もっておいて」
姉「それと.....これ」
胡桃「じゃ、私達もアイス選ぼうか」
エイスリン「ウン」
塞「あ、アイスソムリエの私がオススメのアイス教えてあげようか?」
胡桃「い、いや……アイスくらいは自分の好きなの選びたいかな……」
エイスリン「マタコンド!」
塞「そう?まぁ自分の中に譲れないものってあるからね。そういうことなら仕方ないか!」
胡桃(メンドクサイ……とっととアイス選ぼう)
白望「私はこれにしよ」
塞「へー、リーチ棒アイスかぁ。珍しいものも置いてあるのね」
白望「うん」
白望「ガリガリ君と迷ったけど、こっちのほうが食べるの楽そうだったから」
塞「なるほどね」
胡桃「私はどれにしよっかなー……コレなんか美味しそう」
塞「どれどれ……ジャイアントコーン?」
胡桃「うん」
塞「どうしてまたそれを。胡桃ってpinoとかアイスの実のほうが好きじゃなかったっけ?」
胡桃「……でっかくなりたいから」ボソッ
塞「え?」
胡桃「……何でもない」
塞「?」
エイスリン「ワタシハコレ パピコ!」
塞「パピコかぁ……子供の時によく食ってたわ」
エイスリン「ナント キウイテイストゥ!」
塞「キウイ味?……そっか、ニュージーランドといえばキウイフルーツだもんね」
エイスリン「ウン!」
塞「なるほど、年産30万トン程度で世界第3位なのか」
胡桃「塞詳しいね」
塞「いや、ウィキペディアにそう書いてあった」
胡桃「……」
塞「あれ?でも、パピコにキウイ味なんて存在しない――」
エイスリン「サエ! コレハSSダカラ! コマカイコトキニスンナ!」
白望「エイスリン、口調が荒れてるよ」
エイスリン「ハッ! ウッカリシテタヨ! テヘペロ☆」
塞「さて、あとはトヨネの分を選ぶだけね。どれなら喜んでくれるかな?」
胡桃「トヨネなら何選んでも"わぁ、ありがとー ちょーうれしいよー"ですみそうだけどね」
エイスリン「ワカル!」
胡桃「まぁ、それはトヨネの優しい性格を表してるってことなんだけど」
白望「似てた」
胡桃「?」
白望「トヨネの声真似」
胡桃「ま、まぁ私くらい器用だとトヨネの声真似なんて余裕のよっちゃんだよ!」
エイスリン「ワタシモデキルヨ?」
胡桃「へ?」
エイスリン「コホン、エー……"胡桃ちゃんまた背が縮んじゃったよー ちょーかわいそうだよー"……ホラ?」
白望「へぇ」
胡桃「なかなかやるわね――じゃなくて、何その台詞!!」
エイスリン「アハハ! クルミ ゲキオコプンプンマル!!」スタコラサッサ
胡桃「待たんか~い!!」ドドド
白望「二人とも外出てっちゃった」
塞「もうほっときましょ。あの二人を相手にしてたらしばらく話進みそうにないし……」
白望「そうだね、私もそろそろ部室で休みたい」
塞「それより私達はトヨネのアイス選びましょ。シロはどれがいいと思う?」
白望「何でもいいよ。アイスソムリエのサエにまかせるよ」
塞「そう?じゃここは無難にPARMにしようかな……」
白望「それでいいんじゃない?」
塞「……うん、これに決めた。トヨネを待たせるもの悪いし早く部室に戻ろうか!」
白望「うん」
アザッシター!マタオコシクタサーセー!
ウィーン
ギラギラ
塞「ふぅ、やっぱり外は暑いわね……」
白望「胡桃とエイスリンは――あ、いた」
塞「うわ、もうあんな遠くにいる……こりゃ追いつけそうにもないわ」
塞「私達はアイスが溶けない程度に歩いて部室に戻りますか!」
白望「うん」
塞「じゃ、行こうか」
塞「……」
白望「……」
塞「…………」
白望「ねぇ、塞」
塞「ん?」
白望「ダルくなってきた……」
塞「はいはい、あともうちょっとだから頑張って歩く!」
白望「荷物半分持って……動けん」
塞「仕方ないわね」サッ
塞「……これでいいでしょ?」
白望「うん、ありがとう」
塞「どういたしまして」
塞「そういえばさ」
白望「?」
塞「私達、もう高校3年生なんだよね」
白望「うん……急にどうしたの?」
塞「いや、こうやって皆と遊べるのも今年で最後かと思うとなんか寂しくなっちゃって」
白望「……」
塞「エイちゃんは来年の春には母国に戻るみたいだし、私達も進学、就職と進路はバラバラだし……」
塞「そうやっていつかは皆大人になって離れていくのかなって」
白望「塞……」
訂正:塞「そうやっていつかは皆大人になってここを離れていくのかなって」
塞「……あはは、らしくないよね。何言ってんだろ私」
白望「……大丈夫だよ」
塞「えっ」
白望「うまくいえないけど……私達はこれからもずっと連絡を取り合うと思う」
白望「今みたいに頻繁には会えなくなるけど、私達の関係はきっと変わらない……そんな気がする」
塞「……」
白望「だからそんなに心配しなくてもいいよ、塞」
塞「……それもシロの直感?」
白望「うん」
塞「ふふっ、シロがそういうなら大丈夫だよね。シロの直感は何だかんだ当たってること多いから」
白望「……外れたらゴメン」
塞「いやいや、そこは自信もってよ!……でもありがとね。ちょっと元気もらったわ」
塞「……あっ、そうこうしてるうちに学校見えてきたよ!はやく皆のところに戻ろっか」ダッ
白望「ちょ、待って」
塞「ほら、シロもはやく」
白望「はぁ……」
白望「今年の夏も暑いなぁ……」
シロー!イソイデー!
白望「……ダル」
―――
――
―
ガチャッ
塞「ただいまー」
エイスリン「ハァハァ……」
胡桃「つ、疲れた……あとものすごく暑い……」
豊音「あ、塞ちゃんお帰りー」
塞「あ、ゴメンね豊音。私達だけでコンビニに買い出しいっちゃって」
豊音「ううん、全然気にしてないよー。それよりこの二人が死にそうなんだけど……」
胡桃「塞……はやく……冷房つけて……」
エイスリン「ワタシニハ アイスヲ……」
塞「はいはい。……これでよしっと」ピッ ゴォオオオ
胡桃「あ……きたきたー!くぅ~、いい風きてるよ!」
塞「はい、エイちゃんにはパピコ」
エイスリン「!!」
エイスリン「ツメタクテ キモチイイ!」
塞「そうだ、豊音にも……はい、お土産のアイス」
豊音「わぁ、ありがとー塞ちゃん。ちょーうれしいよー」
ガチャッ
白望「ただいま」
トシ「こんにちは」
エイスリン「シロ、オカエリ!センセーモコンニチハ!」
塞「丁度良かった、今アイス買ってきたんですよ。熊倉先生もよかったらどうですか?」
トシ「悪いわねぇ。じゃあ、皆と一緒にハーゲンダッツ抹茶味を頂くとするわ」
塞「はい……ん?」
塞(何で熊倉先生の分がハーゲンダッツ抹茶味ってわかるんだろ)
胡桃「塞!私にもちょーだい!」
塞「あ、うん(ま、いっか)」
塞「はいこれ、シロの分」
白望「うん」ピリピリ
白望(アイスうまっ)ペロペロ
トシ「それじゃあアイスを食べ終わったらインターハイに向けて練習再開だよ」
エイスリン「ハーイ」
胡桃「さっきの競走はエイちゃんに負けたけど、麻雀では私が勝つから覚悟してよね!」
エイスリン「ツギモ ワタシガカツ!」
豊音「わー、私も入れてほしいよー」
胡桃「どんとこい!ほら、あと一人誰か!」
エイスリン「サエ、マージャン シヨ!」
塞「……うん!そう簡単には和了らせないからね」
>>39訂正:荷物持って
エイスリン「リーチ!」
豊音「おっかけリーチするよー!」
塞「そうはさせない!」ジトー
胡桃(ここはオリておこう……!)トン
白望(あ、アイス当たり棒だった……でも、またコンビニ行って引き換えするのもダルいなぁ))
トシ(うんうん、皆着実に成長してきたわ……私の三人同時飛ばしもこの子たちに通用しなくなったかもしれないよ)
トシ(ふふふ……今年の夏は暑くなりそうだねぇ)
おわり
乙
違う世界線がちょっと見えたが良かった
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