―あたしは美樹さやか。所属はQBプロダクション。
年齢は2X歳。職業は声優さん。

さやか「はいはい、はじまりました毎週金曜夜11時のさやかちゃんらじお～！
どんどんぱふぱふ～！ってなわけで～本日のゲストはこの人！」

まどか「あ、QBプロダクション所属の鹿目まどかです…名前だけでも覚えて帰って下さい」

さやか「いや、リスナーの皆さんは全員知ってると思うよ」

まどか「さやかちゃんと私は子役時代からの仲なんだよね」

さやか「そうそう、声優やる前から家族ぐるみの付き合いなわけですよ」

まどか「事務所も一緒でデビュー時期も一緒なんだよね」

さやか「そーゆーこと！だから家族も同然です！お互いの裸も見たことあるくらいです！
リスナーの皆さん、ここテストに出ますよ～！」

―収録後

まどか「ふぅ…あっという間だったねー」

さやか「まどかがゲストだからいつもより自由にできたよー」

まどか「でもあのアドリブはやりすぎだと思うよ」

さやか「あの裸云々のやつ？」

さやか「大丈夫だって、他の人もみんなやってることだし。
何よりスタッフさんあーんどリスナーさんが喜ぶからね」

まどか「そっかあ…」

和子「ちょっといいですか、美樹さん」

さやか「あ、プロデューサー。どうもっす」

まどか「あ、さやかちゃんの…どうも」ﾍﾟｺﾘ

和子「ええ、どうも。鹿目さん」

まどか「じゃあ私はこれで、次のお仕事もあるしね」

さやか「りょーかい、んじゃまた。で、はいはい？」

和子「次のオーディション予定なんだけど…」

さやか「このあとすぐ、ですよね？わかってますって」

―会場

審査者「それじゃ次」

さやか「はい！」

さやか（何度やってもこの場は緊張するなあ）

さやか（でも大丈夫、主役をいっぱいとったあたしなら絶対受かる！）

さやか（絶対受かる絶対受かる絶対受かる…！）

―翌日

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ﾋﾟｯ

さやか「えっ…落ちたんですか？」

さやか「わかりました…」ﾌﾞﾂﾝ

さやか「なんで、落ちたんだろう…」ﾊｧ

さやか「とりあえず今からはラジオの仕事だ…よし、気持ち切り替えていこ」