浜面「いじめを終わらせる能力かぁ」 【閲覧注意】 (150)
・以前ニュー速VIPで書いた 『佐天「いじめられる能力かぁ」』 の別視点&アフターストーリーです
・別サイドの話は他に 『上条「涙子をいじめた御坂をいじめてやる」』『御坂「いじめられて初めてその辛さがわかった』 があります。こちらも激しく閲覧注意です。今回で完結です。
・今作は前三作を読んでないと後半から理解しにくいかもです
・今回の主人公は浜面です。最後まで読んでくれたら黒子視点のおまけがあります。
・【閲覧注意】胸糞、いじめ、NTR、リョナ描写などあり 禁書キャラが醜く歪んでいたり、ひどいことされるのとかが苦手な人は回れ右してください。
・キャラ崩壊、能力関係・時間軸の矛盾点、原作・アニメと比べてのコレジャナイ感は流してください
・今回のために、原作をかなりダッシュで読んだんですが、そのせいでイマイチ浜面やアイテムのメンバーのキャラ描写を捉えきれてないかもしれません。そういうのが気持ち悪い人も回れ右で。
・以上、納得できた人だけお読みください。
・相変わらずダラダラした文章ですが、暇つぶしにどうぞ
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浜面「いじめを終わらせる能力かぁ」
麦野「浜面ぁ、とっととシャケ弁買ってこいよ。何で用意してねえんだよ、×××焼かれてえのか!!」
浜面「い、今行く。行くからちょっと待っててくれ」
絹旗「全く、超浜面のくせにあらかじめ買っておくって考えができないのでしょうか」
フレンダ「っは!無理無理、しょせんは浜面だしね~。結局どこまでいこうと雑用もろくにできない無能力者ってわけよwww」
滝壺「……」ぼー
ちくしょう、なんだって俺が、この俺が小娘共のパシリをやらされなきゃいけねえんだよ
_____________________________
浜面「ゼーハーゼーハー」
浜面「麦野、買ってきたぞ、シャケ弁……ハアハア……ハアハア」
絹旗「浜面、息が臭いです。近づかないでくださいwww」
フレンダ「ハアハア言ってお前は犬かってーのwww」
滝壺「……」クスクス
麦野「あぁ、浜面。やっぱり今日はのり弁って気分になったから買い直してきてwww」
麦野「もちろん、お前の金でwwww」
浜面「ちょ、なんだよ、それ。なら始めっからそう言えよ……」ゴニョゴニョ
麦野「あア? 口答えしてんじゃねえよ。浜面のくせによぉ」ゲシゲシ
浜面「う……」
浜面「悪かった……買い直してくる……」トボトボ
ガチャン
閉めたドアの向こうから笑い声が聞こえる。
一同「ぎゃーはっっはは、相変わらずからかい甲斐のあるやつwwwww」
浜面「ちくしょう……ちくしょ…ぅ」シクシク
あいつらは高位の能力者、俺が逆立ちしたって敵いやしねえ。
逃げることさえもあいつらは許さない。曰く
麦野『てめえは一生うちらの奴隷なんだよ。飼い殺してやんよwww』
だそうだ。
居場所を求めてあいつらにすがりついて以来、散々な扱いを受けている。
ちょっとした雑用でも全て押し付けられる。
少しでもミスをすればその日は折檻だ。
あいつらと会う前、女にいたぶられるのがご褒美だと思っていた日もあったが、それは少なからず愛があるからだ。
あいつらのそれは限度を超えている。
日に日に生傷が増えた。
これならスキルアウト時代のほうがまだマシってもんだ。
傷が痛いやら、男のくせに情けないやらで、俺の精神はボロボロになっていった。
だがそんな中、滝壺だけは、彼女だけは俺の味方だ。
無能力者の命を軽んじるこの組織にあって、唯一の天使のような存在。
あいつさえ居てくれれば俺は、麦野たちのイジメに耐えられる。
浜面「滝壺……」
のり弁を買ってきた帰り 玄関口にて……
麦野『―――www』
フレンダ『――――www』
声が聞こえる。あいつらの笑い声。
相変わらず俺のことを笑いのネタにしてるんだろうな
ちょっと聞き耳立てみようか
絹旗『滝壺さんは浜面に超優しいですよねぇ』
フレンダ『浜面のこと好きなん?』
滝壺『………』
麦野『はあ。あんなののどこがいいのかねぇ。ま、サンドバッグにはちょうどいいけどwwww』
絹旗『そうですね。超使えない浜面の数少ない利用方法ですねwww』
ちくしょう、本人が居ないからって好き放題言いやがって。
いや、あいつらなら本人のいる前でも言うか。
滝壺がこの会話に加わらないだけでも救いだな
滝壺『はあぁ……』
フレンダ『あ、ごめん。気分悪くした?』
滝壺『ううん……ぷw…』
絹旗『滝壺……さん?』
滝壺『ぷぷwww』
麦野『どうした、滝壺?』
滝壺『ぷ。あっはっはwwwww』
滝壺『ごめんごめん。別にはまづらのことなんて好きじゃないよwwww』
え? 滝壺?
絹旗『なんだ、そうだったんですか? でもいつもの態度は?』
滝壺『えぇ、だって三人がはまづらに辛く当たるから、私が少し優しくするだけではまづらったら勘違いするのwww』
滝壺『おかげで私の言いなりwwwとっても便利だよwww」
浜面「……」
フレンダ『うわあ~滝壺って意外と策士だったんだwwww』
麦野『おいおいwwwうちらを悪者にして自分は純情なフリかよwww』
麦野『そういうの好きだわwwww』
絹旗『いつもボーっとしてるのにそんなこと考えてたんですねwww』
滝壺『アメとムチって言うでしょ?』
滝壺『皆と一緒になって殴れないのは残念だったなぁwww』
なんなんだよ、おい。
信じていた滝壺までそんなこと考えていたのかよ。
ちくしょう……
滝壺『私の前では妙にヘコヘコして優しいのよ』
滝壺『なんか期待していたのかなぁwww』
フレンダ『あっはっは。エロ面の考えることだからねwww』
俺はそんなこと考えちゃいねえ。見返りなんて求めちゃいねえよ
純粋に滝壺のことを……
滝壺『ちなみに、そこにいるのはわかっているよ、はまづら』
一同『!?』
しまった、そういえば滝壺の能力は……
ガチャリ
麦野「は~ま~づ~ら~。レディの会話を盗み聞きするたぁ、いい度胸じゃねえか」
絹旗「そういうところが超不潔なんですよ」
浜面「いや、これは、ちが、たまたま……」
フレンダ「うわあ~言い訳乙wwww」
滝壺「はまづら……」
浜面「滝壺、おれは」
滝壺「っま。そういうことだからwww」
滝壺「もういい子ちゃんしてるのめんどくさくなってきたちゃったぁ」
麦野「ぶっはっはwww残念だったね~、浜面ぁ。愛しの愛しの滝壺タンは実は魔女でした~ってかwwww」
浜面「うぅぅ」ウルウル
くそ、涙が……耐えろ、情けねえ
絹旗「ぷwww泣いてるんですか? 男のくせにwwww」
絹旗「そういうの超キモイですwww」
ゲシゲシ
浜面「ぐ……」
フレンダ「キャハハ。相変わらず殴り甲斐のあるやつってわけよwwww」
バキバキ
麦野「オラオラぁ! ちっとは抵抗してみたらどうだよ。能力は使ってねえぞwwww」
ボコボコ
浜面「うぐぐぅ」
できるわけねえだろ。抵抗したら火に油じゃねえか
バキバキ
浜面「はあ。はあ。ハアハア……」
滝壺「はまづら……」
浜面「滝壺ぉ……」
滝壺「大丈夫、私は殴られるくらいしか使い道のないはまづらを応援してる」ニコッ
バシィ!
浜面「ぅぅ……」
絹旗「あは。とうとう滝壺さんにも殴られちゃいましたねwww」
麦野「そういやのり弁買ってきたか?って何地面に落としてんだてめえ!」
バキボキ
浜面「ぐはぁ、ガフガフ……」ビチャビチャ
絹旗「ぷwww吐血です、超吐血ですwwww」
フレンダ「男のくせにヤワな身体ってわけよwww」
浜面「ハアハア……ハアハア……」
フレンダ「だからハアハア言ってお前は犬かってーのwww」
ゲシゲシ
滝壺「ふれんだ、はまづらはそういうプレイがしたいんじゃないかなぁ?」
フレンダ「うわ、マジキモぃ。引くわ~www」
麦野「もうこいつのせいで腹減ったわ。ファミレスいこうぜ~」
絹旗「そうですね、浜面、後片付けよろしくです」
バキィ!
浜面「ぐ……」
滝壺「はまづら、ここまで殴られたご褒美にツバかけてあげる」ぺっ
べちゃ
麦野「ぎゃははは。私も私も~」ぷっ
べちゃ
絹旗「よかったですね~エロ面。私のもどうぞwww」ぺっ
べちゃ
フレンダ「ぷwwwきったねえ顔wwww」ぶー
びちゃびちゃ
麦野「うちらが帰るまでに掃除しておけよ~」フリフリ
一同「wwwww」
浜面「……」ボロボロ
浜面「………ちくしょぅ……」ポロポロポロポロ
はあ、どうしてこうなっちまったんだろうなぁ
ここに来た当初は、男手が欲しかったところだとか言われて歓迎されてると思ったのに、
しばらくしてから手のひら返されてよぉ
毎日毎日憂さ晴らしに殴られて、罵倒されて……
いっそ、殺してくれりゃあ楽になれるのに、生かさず殺さずで……
俺の人生って一体なんなんだよ
浜面「はあ……」トボトボ
惨めだな。
早く掃除しておかねえと、また殴られちまう。
後日 任務の帰り、車の中
絹旗「はあ、今日も超骨のない仕事でしたね」
麦野「全くよ。ちったあ楽しませてくれってーの」
フレンダ「麦野よく言うよ。ターゲットを拷問して遊んでたのは誰さwww」
麦野「うっひゃっひゃ。無様に泣き叫んでたよなwwww」
滝壺「……」ぼー
浜面「……」ビクビク
滝壺「はまづら、何怯えてるの?」
浜面「な、なんでもねえよ」
こいつら、仕事で上手くいかなかったら俺に当たる上に、仕事内容が簡単だったら簡単だったで、物足りないとか言って俺で鬱憤
を晴らしやがる。
もう身体が覚えちまってるんだよ。これからヤキいれられるってことを。
麦野「クスクス……」
絹旗「超安全運転で頼みますよ。余計なトラブルはごめんです」
絹旗「こっちは無能のカスと違って任務終えて疲れてるんですからねwww」
フレンダ「大丈夫だって。いくら無能でも運転くらいできるっしょwww」
浜面「……」
浜面「着いたぞ」
アジト
麦野「おう、浜面。あとで寝室に来いやwww」
浜面「な、なんでだよ」
麦野「いいから来いよwww」
絹旗「クスクス……」
滝壺「はまづら、怖くないよ。むぎのは優しくしてくれるよwww」
浜面「……」
嫌な予感しかしねえよ。
フレンダ「大丈夫だって。ウチラもいるからさwww」
寝室
浜面「来たけどなんだよ、何の用だよ」
麦野・滝壺・絹旗・フレンダ「wwww」クスクス
麦野「ああ、じゃあとりあえず、脱げ!」
浜面「はあ?」
絹旗「聞こえなかったんですか? 脱げって言ったんですよwwww」
麦野「全裸になりなさいwww」
浜面「なんでそんなこと
ドキューン!
浜面「う……」ビクビク
ビーム打ってきやがった。
浜面「あっぶねえじゃねえか。あと少しで当たるところだろ」
麦野「だ~か~ら~。脱げって言ってるんだよ!」
麦野「次は当てるぞ?」
浜面「っく……」
滝壺「大丈夫だよ、はまづら。私はそんな選択肢のないはまづらを応援してるwww」
やらなきゃいけねえのかよ。なんだって女どもが見てる前で全裸なんかに……
ぬぎぬぎ
フレンダ「ひゅー。筋肉だけは一丁前についてるわけよwww」
絹旗「それだけの身体があって、どうしてあんなにヘタレなんですかぁwww」
滝壺「はまづら。むぎのは全裸って言ったよ? まだパンツがあるよwww」
浜面「も、もう十分だろ///」
恥ずかしいに決まってんだろうが。なんの罰ゲームだ、これ。
麦野「あア? そんなんでうちらが満足すると思ってるのかにゃ~?」
ちっくしょう、もうヤケだ
ぬぎぬぎ ポロン
一同「あっはっはwwwww」クスクス
滝壺「意外とおっきいね、はまづらwwww」
絹旗「私はてっきり皮が剥けてないかとwwww」
麦野「つーか半勃ち状態www」
フレンダ「麦野に寝室に誘われた時点で期待してたんじゃねーの、浜面のくせにwww」
ただの生理現象だ、クソ女どもめ。
麦野「ほら、次はオナニーしてよ!」
浜面「な!?」
麦野「いつも滝壺のマ○コに挿れること想像してやってたんだろ?」
麦野「その滝壺の見てる前でシコシコやってみろって言ってんだよwww」
滝壺「はまづら、情けない姿見ててあげるからやってwww」
フレンダ「何のオカズもないのも可哀想なわけよ」
絹旗「エロ本ならここにありますよ。浜面の好きなバニーちゃんが載ってますwww」
一同「ぶっはっはwwwww」
浜面「ちくしょう……ちくしょう……」ポロポロポロポロ
シコシコ
フレンダ「きゃは、泣きながらシコってやんのwww」
滝壺「はまづら、全然勃ってないよ」
麦野「お前、EDなんじゃねええのwwww」
絹旗「うわぁ~、浜面ってアソコも超使えないんですねwww」
シコシコシコシコ
浜面「うぅ……くそぉ」
早くイッてとっとと終わりてえのに
こんな雰囲気じゃ勃つわけねえだろうが
麦野「はあ……」
麦野「浜面、もういいよ」
浜面「え?」
麦野「もういいって言ってんの。コレ以上シコっても無駄だろ?」
浜面「……あ、あぁ」
麦野「手を後ろに組んで目を瞑れ。ご褒美に気持ちいいことしてやるからさ」
なんだよ、何するんだよ
浜面「……これでいいか」ドキドキ
麦野「あぁ。じっとしてろよ」
一同「………」
浜面「………」
コカーン!!
浜面「!!」
浜面「い゙っっっっでぇーーーーーー」
こいつ金玉を蹴りやがった
麦野「ぷwwwwwばぁかwwwww」
滝壺「はまづら、いたそうwwww」
絹旗「エロヅラ、何期待してたんですかwwww」
フレンダ「うわぁ、男ってここ本当に弱点なんだぁwwww」
浜面「はひょう~ハヒョー」
絹旗「麦野だけやってズルいので私もやってみますねwww」
ガン!
浜面「ぐぁーーーーーーー」
浜面「が、な、マジで……やめ、て…くれ……ハアハア」
フレンダ「この流れなら私もヤラなきゃいけないわけよ」
バキィ!
浜面「はぅぁあああああああ」
浜面「おぇーー」ハアハアハアハアハアハアハアハア
麦野「ほら、滝壺もやんなよwwww」
滝壺「はまづら」
浜面「だ、だのむ゙、だぎづぼぉ……もうこれ以上は……ハアハア」
滝壺「……」
滝壺「うん、もう蹴らないよ。安心して、はまづら」
麦野「おいおい、いいのかよ。またいい子ちゃん狙ってるのかにゃ~?www」
滝壺「……」
浜面「たきつぼぉ~」
滝壺「ねえ、はまづら」
滝壺「この袋に入った玉って 二つ あるから、片方 い ら な い よね?」スッ
浜面「え゙?」ガクブルガクブル
絹旗「滝壺さん、まさかwww」
麦野「そんなハンマーどっから出したのよwwww」
フレンダ「結局浜面は滝壺のおもちゃなわけよwww」
浜面「ぅ、嘘だろ゙??」
浜面「や゙、やべろ゙ぉーーーー」
滝壺「……」ニコ
ガン!
ぷちっ
浜面「ギャァーーーーーーーー」
一同「wwwwwww」
浜面「ぐぁあああああああああああ」
浜面「あぅ、はふーーーハヒョー」
絹旗「ほらほら、大の男がそんな声上げないでくださいよwwww」
フレンダ「もう、腹いてええぇwwww」
麦野「滝壺タン、マジキチwwww」
滝壺「んーー」
浜面「ぐぇぇ……」
滝壺「……」
滝壺「はまづら、一つ潰したら、バランス悪くなったね」
麦野「滝壺?」
浜面「く…ハアハア……ハアハア……」
滝壺「やっぱり左右均等にいこっか?」ニコニコ
浜面「な゙!?」
絹旗「ちょwwww」
麦野「マジかよwwww隠れドSだったんかwwww」
フレンダ「さあ、滝壺選手、大きく振りかぶって、第二打、打ち下ろしましたぁ!wwww」
浜面「ゃ、やめ
ガガン!!
ぺちゃ
浜面「うぎゃあぁあぁ------」
麦野「ぶっはっはwwwwwマジでやったwwwww」
浜面「がうぅぅ、あ、はあ、ふひぃ」
絹旗「相変わらず品性のない叫び声ですねwww」
フレンダ「ミミズみたいにのた打ち回ってるwwww」
滝壺「大丈夫、私は種なしになった浜面を応援してる」
麦野「種なしっていうより玉無しだけどなwwww」
絹旗「ズラ子ちゃんですねwww」
一同「ぎゃっはっはっはwwwww」
浜面「ぅぉっぉおおっおっおお、はあ…はあ…はあ…」
絹旗「ハアハア、もう笑いすぎてお腹が痛いですwww」
フレンダ「後始末どうする?www」
麦野「ここに置いておいても邪魔だろ。病院の前に捨ててくるかwww」
麦野「浜面ぁ、回復したら戻ってこいよ。また面倒みてやっからよwwww」
麦野「ああ、GPS埋め込んでおくから逃げ出したらブチコロシ確定だからなwww」
浜面「ぐぇぇ……ハアハア」
滝壺「むぎの、はまづらは痛みのあまり聞こえてないみたい」
麦野「そうか?www」
意識が……
______
___
浜面「ぅ……」
ここは……病院か。
下半身の感覚がない
冥土返し「危ない所だったねぇ」
浜面「あんたは……」
冥土返し「急所がものの見事に潰れていた。一体どんな目にあったんだい?」
冥土返し「並の苦しみじゃあなかったはずだよ」
浜面「助かったのか。アソコがあんなになっても生きられるんだな、人って……」
冥土返し「ショック死することもあるし、処置が遅れれば出血で死ぬこともあるよ」
冥土返し「今は麻酔を打っている。しばらく激痛は続くだろうね」
冥土返し「残念ながら元には戻らないよ」
浜面「そうかい……」
浜面「……」
冥土返し「少々病室が混んでいてね。個室が用意できなかった」
冥土返し「すまないが相部屋で我慢してくれ」
浜面「十分さ。ありがとう……」
冥土返し「仕事をしたまでさ」
浜面「それでも……感謝しとくさ」
なんだろうな。医者とはいえ、優しくしてもらえたのが久しぶりな気がする。
ありがとうなんて素直に言ったの、いつぶりだろうか
浜面「はあ……」
チャラ男「おう、兄ちゃん。そんなため息ついてどうしたよ」
浜面「ああ?」
チャラ男「俺はチャラ男、相部屋同士、仲良くしようぜwwww」
浜面「ああ、そうだな。俺は浜面仕上だ、好きに呼んでくれ」
チャラ男「おう仕上っち、どこが悪くて入院してんだ?」
チャラ男「俺はなあ、バイクの事故で……」ペラペラ
ちゃらいやつ。
少し昔の俺を見てるみたいだ。
チャラ男「元気ねえなぁ、仕上っち」
チャラ男「そうだ、良いモノ見せてやんよwwww」
チャラ男「俺のとっておきの秘蔵コレクション、見たら元気になるぜwwww」
浜面「なんだよ、それ?」
チャラ男「ああ、この前ネット上に流出して話題になった現役○学生のレイプ動画あるだろ?」
チャラ男「高画質で裏DVDが出回ってて、つい先日入手したんだwww」
浜面「そんなの話題になったのかよ。今時その手の動画、ネット上にいくらでも落ちてるだろ?」
チャラ男「それがな、○学生は○学生でもただの○学生じゃないんだぜ」
チャラ男「なんとあのお嬢様学校で有名な常盤台の生徒、しかもその常盤台が誇る二人のレベル5のうちの一人」
チャラ男「超電磁砲の御坂美琴なんだぜ」
浜面「レベル5ねえ」ジト~
チャラ男「お? その目は信じてない目だな」
当たり前だろ。俺の知ってるレベル5ってのは間違っても無理矢理ヤラれるような輩じゃねえんだ。
腕に覚えがある奴らが束になってかかろうと、ゴミみたいに蹴散らす力を持ってるんだぜ?
チャラ男「とにかく見てみろよ、めちゃくちゃ興奮すっからwww」
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少女『もう十分でしょ。これ以上はやめて、本当に痛いのよぉ』
キモオタ『ぶっひっひっっひぃ~コレで拙者も童貞卒業でござる~wwww』
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
少女『いだぁーーぃ。痛いぃ。気持ち悪いのぉぉやめてぇ』
キモオタ『みこっちー、泣いてばっかりいないで可愛い声だしてよぉwwwww』
パンパンパンパンパン
少女『オネガイ、もうヤメテぇーー』
キモオタ『ぐふwwみこっちはドMだから無理矢理やられるのがいいんだよね~wwww』
パンパンパンパンパンパン
キモオタ『イク!!』
ドピュドピュドピュ
少女『ぃ、嫌ァぁああーーーー』
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確かにビデオに出ているのは○学生くらいの幼い女の子だ。
演技とは思えないほど嫌がっている。
チャラ男「どうよどうよ~。この学園都市の頂点に立つ女の子がこんなゲスい奴らに犯されてるって興奮しねえか?wwww」
浜面「まあ、趣味嗜好は人それぞれだからな」
浜面「つうか、俺はそもそもその御坂ナントカって子を知らねえから、レベル5がどうとか言われてもなぁ」
ん? 御坂? どっかで聞いたことあるような……まぁ気のせいか
チャラ男「えぇ~、仕上っち知らねえのかぁ。でもまぁ、○学生ってだけで十分萌えるってwww」
浜面「はあ……」
浜面「わりいな。以前の俺ならまだしも、今となってはもう性欲自体あんまりわかねえんだ」
チャラ男「ん? そうなのかぁ。せっかく女紹介してやろうと思ったのにwww」
浜面「……」
浜面「チャラ男って言ったか。さっき、どこが悪くて入院してるか聞いてきたな」
浜面「暇つぶしに教えてやんよ」
チャラ男「おー。なんだ? 仕上っちもバイクがらみか?wwww」
_____
説明中
_____
浜面「ってわけだ」
チャラ男「………マジかよ」
浜面「こんなウソつかねえよ」
チャラ男「悪かった。さっきまでのノリはうざかったよな。あやまるぜ」
浜面「別にいいって。お前に悪気はなかっただろ」
チャラ男「しっかし、その女ども、マジで許せねえな」
浜面「そう言ってやるな。アレでいて俺の居場所をくれたことには変わりねえんだ」
浜面「その点に関してだけは感謝してる……」
チャラ男「だけどよぉ……」
浜面「ただ、まぁ」
浜面「もう元には戻れないかもな」
回想
__________________
麦野『浜面ぁ、疲れた、マッサージしろぉ』
浜面『あぁ? んなもんフレンダにでも頼めよ。アイツなら喜んでやるぞ』
麦野『お前にやって貰いたいから言ってんだろうが///』モジモジ
浜面『な、そ、それは、その////』
麦野『ぷwwwばぁか。からかっただけだよ、顔赤くしてんじゃねえよwww』
浜面『てんめぇ。こら!』カア~
麦野『いいから早くマッサージしろってwww』
麦野『童貞が女のカラダに触れるだけでも感謝しろ』
浜面『ど、どどど童貞ちゃうわ』
___________________
絹旗『浜面、頼んでおいたアレ、買ってきてくれましたか?』
浜面『あぁ、C級映画との呼び声が高いアノ作品の前売りだろ。ほら』
絹旗『………』
絹旗『なんで一人分なんですか? 二人分って言ったじゃないですか』
浜面『は? いや、お前しか見に行かないだろ?』
絹旗『せーっかく休日暇そうな浜面に情けをかけて映画に連れて行ってあげようっていうのに』
浜面『それお前が一人映画してるところを実は誰にも見られたくないだけじゃね? 気にしてたのか?』
絹旗『ぅ、うるさいです、超浜面のくせに』
___________________
フレンダ『浜面、滝壺の使用済み下着手に入れてやるから麦野の下着盗んできてよ』
浜面『あのぉ、フレンダさん。変態行為はお一人でなさってください』
フレンダ『はあ? 私はこれ以上ないくらい好条件を出しているのよ?』
浜面『好条件ねぇ』ホジホジ
フレンダ『滝壺なら見つかっても許してくれるけど、麦野は下着盗むのも命がけだしさ』
浜面『fmfm』ピト
フレンダ『だから結局、下着よりも価値の無い浜面の命を使うってわけよ』
浜面『それお前しか得しねえじゃねえか。お前にとっての好条件かよ』
浜面『そもそも俺は滝壺の下着なんて……』
フレンダ『へえ、いらないんだ。すでにここにあるのにwww』ヒラ
浜面『んな、そ、それは///』
フレンダ『はは、ばぁか。これは私のよ』テヘペロ
_____________________
滝壺『………』ぼー
浜面『滝壺、こんな屋根に登ってなにしてんだ?』
滝壺『ぼーっとしてる』
浜面『そっか。天気いいしな。俺もしていいか?』
滝壺『いいよ……』
浜面『そっか……』
滝壺『……』ぼーっ
浜面『……』ぼーっ
滝壺『はまづら』ぼーっ
浜面『なんだ?』ぼーっ
滝壺『ずっとこうしていたい……』ぼー
浜面『そうだな……』ぼー
滝壺・浜面『……』ぼーーー
___________________
こんな日々もあったのにな。
ほとんど最初の頃だけど。
いつの間にかアイテムの中がギスギスしだして、そのストレスを俺に向け始めたんだよな。
退院の日
さてっと、どうしたもんかな。
あれだけのことされて、またあそこに戻るのもなぁ。
かといってどこか行き場所があるわけでも……
正直、前々から自殺も考えていたしなぁ
この辺で一度死んでおくか?
でもやっぱり痛いのは嫌だし……情けねえ。
浜面「はあ。色々なものを失っちまったんだなぁ」
トボトボ
ドン!
少女「いったぁ~」
女の子にぶつかっちまった
浜面「お? わりいな。ちょっと考え事しててよ。許してくれや」
少女「いいわよ、別に。慣れてるから……」
浜面「お前……」
この顔は確か……覚えている
チャラ男が持っていた裏AVに出ていた少女か
偶然なんてあるもんだな。こんなところで会うなんて。
確か「れーるがん」の御坂ナントカ……。
それにしても、、、
浜面「なんだか死にそうなツラしてんな」
なんとなくわかる。俺と同じ自殺を考えているような顔。
未来に希望が持てないのか。
そりゃ、あんな映像が世界に発信されたらトラウマものだろうしなぁ。ていうかあの動画マジだったのか?
御坂「馬みたいな不細工なツラした奴に言われたくないわよ」
っはは。ウマ面ウマ面ってよく罵倒されたっけ。
浜面「はっはっ手厳しいな」
浜面「ま、元気だせよ!!」
浜面「……って俺が言えた義理じゃねえか」
ほんと、そのとおりだ。
金玉潰されて、居場所のなくなった俺が、誰かを励ますだなんて……
御坂「アンタ、誰よ?」
浜面「別にいいだろ、誰でも。まぁ見たところ、お前は俺と同じ匂いがするけどな」
明日の希望がなくて、日常に絶望した目。
何もかも捨てて逃げようと決意している……
御坂「そう」
浜面「……」
御坂「……」
浜面「俺も同じさ。辛いことから逃げているところだ」
御坂「……そう」
浜面「じゃあな。また縁があったら会おうぜ」
御坂「その時まで生きていたらね、お互い」プイ
生きていたら、かぁ。
そうだな。
そう言われると、死ぬ気があれば何でもできそうな気がしてきたぞ……
浜面「はは。最後に麦野たちに殺されに行くのも悪くないかもな」
どうせ死ぬなら最後にあいつらに一言「バカヤロー」とでも吐き捨てて鼻を明かすくらいはしてやろうか。
それでもって万が一、その後生きていたら何かの縁だし、あの御坂って女を救いに行こうかな。
どうなるハマー?
浜面死ぬなよ……
浜面「……」
浜面「っへ、俺はどこのヒーローだよ」
都合の良い事妄想してんじゃねえ。
この学園都市で落ちこぼれた時点で未来なんて決まってんだよ。
凡百に等しい俺が、いやそれ以下の俺が、不幸な少女を救うヒーロー?
笑わせんじゃねえ
______
______
浜面「着いたか」
アイテムのアジト。
行くアテもなく歩いてここに行き着くなんてな。
俺も相当ここに依存してるのかね。
さて、どんな顔して挨拶すればいいのやら。
ガチャリ
シーン
浜面「ん?」
誰もいないのか?
「―――www」
「――――――wwww」
浜面「寝室から声が聞こえる……」
行ってみるか……
コンコン
麦野『あん///』
麦野『だれぇ?』
浜面「俺だ、浜面だ。退院して帰ってきた」
絹旗『浜面ってwwww帰ってきたんですねwwwwwwwww』
フレン『どうする? この状況wwww」
浜面「??」
なんだ? 寝室でなにか……
滝壺『いいよ、入ってもらおうwwww』
麦野『つうわけだ、浜面入ってこいよwwww』
なんだってんだよ
ガチャリ
浜面「ひさしぶ……ってお前ら///」
全員一糸纏わぬ素っぱだかだ。なんだよ、この状況。
浜面「な、なな、なんって格好してるんだよ」
絹旗「ぷwwww浜面のくせに何ドキマギしてるんですかwwww」
滝壺「きぬはた、しょうがないよ。はまづらは童貞だからwwww」
浜面「と、とにかく服を着ろよ///」
フレンダ「ああ? 安心しろってーの。別に浜面と何かするつもりなんてこれっぽっちもねーからwwww」
絹旗「今順番待ちしてるんですから、超黙っていてください」
絹旗「まぁ、もっとも私たちの裸を見て勝手にシコっても構いませんがwwww」
浜面「順番待ちって何の……
麦野「あんあんアンアアン//////」
浜面「!?」
む、麦野があえいでいる?
一体どういう……
ってよく見るとベッドに知らない男が……
イケメン「やあ、君が浜面君かい?」
パンパンパンパン
イケメン「聞いていた通りの馬面だねwwww」
麦野「アン、アン、あん、あああん……今は…アン……浜面のことなんて…アン…どうでも…アン…いいでしょ~/////」
イケメン「はっはっはぁwwwそうだね」
パンパンパンパン
浜面「何を……やって、、、、」
パンパンパンパンパンパンパンパン
イケメン「おらおらおらおらー!」
麦野「あ~~~ん、超キモチいぃーーー」
浜面「……」
絹旗・滝壺・フレンダ「クスクス」
パンパンパンパンパンパンパンパン
イケメン「そろそろイクよ、中で受け止めて!」
麦野「私もぉーーーイッちゃうのぉぉーーー」
イケメン・麦野「イックゥゥゥ!」
浜面「……」
ドクドクドクドク
麦野「ん…はあ。はあ。ハアハア」
浜面「……」
イケメン「ふふ。可愛いよ、沈利さん」ちゅ
麦野「ん////」
浜面「おまえら、ここで……何を」
麦野「あ? 居たのか浜面wwww」
絹旗「見ての通り浜面に変わる新たな人材ですよwwww」
浜面「新た…な?」
フレンダ「ぷwww頭が追いつかないかな~?」
麦野「お前よりはるかに有能なこのイケメン君に来てもらったからよぉ、もうお前は ク ビ だwwww」
浜面「そんな……ちょっと待てよ!」
滝壺「よかったね、はまづら。これで自由だよwww」
絹旗「最も、自由になった所で浜面ごときに帰る場所があるか知りませんがwwww」
浜面「な、何なんだよ、お前!」
一同「クスクス」
イケメン「いやぁ、悪いね、浜面君www」
イケメン「彼女たちにスカウトされてね、今まで君がやっていた仕事は全て僕が引き継ぐことになったよwww」
浜面「そ、そそ、そんなのって……」
イケメン「安心してよ、浜面君。彼女たち4人は僕がしっかり面倒見るさwwww」
フレンダ「面倒って主に下半身の面倒だけどねwww」クスクス
イケメン「だめだよ、浜面君。こんなに可愛い女の子たちを満足させられないようではさぁ、男としてwww」
浜面「ぐ……」
絹旗「イケメンさん、仕方ないですよ。こいつ睾丸がなくなってアソコが機能してないんですからwwww」
イケメン「ぷwwwそれじゃあオス失格だねwwww」
滝壺「大丈夫、私はそんな玉なしヅラ子ちゃんを応援してるwwww」
一同「どっはははwwwww」
浜面「ぅぅ……」ウルウル
滝壺「いけめん、次は私の番」
イケメン「おう、わかったよ理后ちゃんwww」
フレンダ「ほら浜面、いつまでそこにいるわけよ。もう玉なしには用なしってわけよwww」
絹旗「最後に滝壺さんが他の男に抱かれてるの見てオナニーしていきますか?wwwwww」
麦野「そうだなwwwwもっとも玉なし男にできればの話だけどwwww」プークスクス
浜面「うぅぅ……」シクシクシクシク
イケメン「みんな、そういじめちゃだめだってwwww寝取れられって男にとってキツイんだよ?wwww」
パンパンパンパン
滝壺「ぁんぁんぁん////」
滝壺「気持ちいぃ~////」
パンパンパンパン
絹旗「イケメンさん、寝取れられたことあるんですか?」
イケメン「え? ないけどwwww」
パンパンパンパン
フレンダ「ぷwwww説得力ねえwwww」
麦野「やっぱり男はチ○ポがあってナンボでしょwwww」
浜面「……ちくしょぅ……ち、…くしょ……」シクシクシクシク
パンパンパンパン
イケメン「浜面君、元気だしてよ。僕の持ってる中古女なら紹介してあげるよwwww」
麦野「おら、浜面。目ぇ背けてんじゃねえよ」
麦野「お前の大好きな滝壺タンがイケメン君の上で腰振ってアンアン言ってるのを見届けろwww」
イケメン「理后ちゃんの中、超気持ちいよwww僕の精液たくさん注いであげるね~」
パンパンパンパン
滝壺「ひぁんぁんぁん…ぃやん…ぁん////」
浜面「ぅああああああーーーー」
ダダダッ
一同「だっさぁwwwwwww」ゲラゲラ
××公園 公衆便所
浜面「おえぇーー」ゲロゲロゲロォ
びちゃびちゃ
浜面「はあ。はあ、ハアハア……」
フレンダ『もう玉なしには用なしってわけよwww』
滝壺『大丈夫、私はそんな玉なしヅラ子ちゃんを応援してるwwww』
麦野『やっぱり男はチ○ポがあってナンボでしょwwww』
絹旗『最後に滝壺さんが他の男に抱かれてるの見てオナニーしていきますか?』
浜面「ハアハア……ハアハア……」
滝壺『ひぁんぁんぁん…ぃやん…ぁん////』
浜面「……う、おえぇーー」ゲロゲロゲロ
びちゃべちゃ
浜面「ハアハア……ハアハア……」
ハマー……(;;)
うん、これは死んでもしょうがない……でも頑張れ;
夜道
浜面「捨てられちまったなぁ……」フラフラ
涙も出ねえか。
どこに行こうかな。
アテもねえや。
そろそろ死ぬのも悪く無いかな
テクテク
ドン!
浜面「っつう~」
今日はよく人にぶつかるな
御坂「すみません……って」
浜面・御坂「!?」
浜面「なんだ、またお前か」
御坂「それはこっちの台詞よ」
赤の他人と一日に二度もぶつかる確率っていくらだ?
浜面「……」
御坂「……」
浜面「相変わらず死にそうなツラしてんな」
御坂「少なくとも今のアンタに言われたくないわ」
御坂「昼間会った時より酷いツラよ。鏡の一つでも持ち歩きなさい」
ちげえねえ。
だけどなんで年下にそんなこと言われなきゃならねえんだ。
浜面「つうか、ガキがこんな時間に出歩いてんじゃねえよ」
御坂「子供扱いすんな!」
浜面「……」
御坂「……」
浜面「……」
御坂「アンタ昼に会った時、『辛いことから逃げてる』って言ってたわね。まだ逃げてる?」
浜面「……」
浜面「お前に『その時まで生きていたら』って言われたからよ、死ぬ気で奴ら向かって行こうとしたんだよ」
浜面「そしたらとんだ肩すかしだ。向こうはもう俺のこと眼中にもないみたいだったな、はは」
御坂「……」
御坂「なんのこと言ってるのか知らないけど……」
御坂「私は逆に構ってほしくもないのに構われてるわよ」
浜面「そうかい……」
御坂「今日をもって、逃げることすらできなくなったわ……」
浜面「………そうかい」
御坂・浜面「……」
御坂・浜面「………」
浜面「なぁ?」
御坂「なに?」
浜面「お前、助けてやろうか?」
御坂「はあ? 何いってんの? 今にも死にそうなツラした奴が『助ける』だぁ?」
浜面「自分でも何言ってるんだと思うよ」
浜面「でも言ったろ? 肩すかしくらったって。死ぬ気だったのに……」
御坂「……」
浜面「どうせ捨てた命だ。同じ日に二回もぶつかったのも何かの縁だし、お前にくれてやるよ」
御坂「アンタに何のメリットがあるのよ」
浜面「……」
浜面「ヒーローになりたい……って言ったら笑うか?」
御坂「ヒーロー……ね。私の中のヒーローはもう遠くに行ってしまったわ」
浜面「そうかい……」
御坂「……」
浜面「……」
御坂「いいわ、好きにしなさい。どうせ今より悪くなるわけでもないし」
御坂「私にはすがる藁さえもないんだから……」
浜面「あぁ……」
御坂「今日は家に帰りたくないわ。泊まるところがないの……」
浜面「俺も……つうか帰る所もねえわ」
御坂「何よ。使えないヒーローね」
浜面「悪い……」
御坂「アンタ、名前は?」
浜面「浜面仕上だ。お前は?」
御坂「御坂美琴……」
浜面「そうか美琴っていうのか」
御坂「……」
御坂「……あんたは名前で呼んでくれるのね……」ボソ
どうなるのやら。
ヲイヲイまさかの浜面×御坂?
何か嫌だな~…
でも此処の上条さんはアレだし…ぐぬぬ…望み薄だが上条さんが救っては…くれないか…
ホテル
ドサ!
押し倒された?? ○学生に??
浜面「な、なんだよ、いきなり」
御坂「何って……期待してたんでしょ?」
浜面「はぁ?」
御坂「アンタよりはるかにキモいやつらに何度も犯されてきたのよ? 今さらアンタ一人くらい減るもんじゃないわ」
浜面「ちょ、待てって」
ビリビリィ
浜面「くぅ……」ハアハア
痺れてる? そういえば電気を操る超能力者だったか?
御坂「めんどくさいからじっとしてて。どうせ童貞でしょ?」
御坂「私が勝手に動くからさ」
浜面「だ、だから俺はそんなつもりじゃ、ねえって……」ハアハア
御坂「はあ? もういいからそういうの」
御坂「アンタもどうせあの動画見て私に近づいてきたんでしょ?」
浜面「な?」
御坂「私なら甘い言葉かければ簡単にヤラせてくれそうって思ったんでしょ?」
浜面「ち、ちげえ…よ…ハアハア」
御坂「偽善者ぶるのはやめて」
御坂「あの動画のせいで能力を受けてない奴にまで……」ゴニョゴニョ
浜面「何の……ことだよ?」
浜面「確かに知り合いからお前の…その……レ○プ動画見せられてよぉ」
浜面「それから今日お前に会って、あの動画の女の子がお前だってこと思いだしたがよぉ」
御坂「……」
浜面「でも、出会ったのは偶然だし……助けたいと思ったのは本当だ」
御坂「……」
御坂「……」
御坂「もういいわ。はじめましょう」
浜面「ちょ、だから」
ヌギヌギ
ポロン
御坂「へえ、意外とおおき、、、、」
御坂「何よこれ?」
浜面「……」プイ
御坂「何なのよ!?」
御坂「アン……タ、これ何なのよ?」オロオロ
浜面「へ。笑えよ。見事に潰れてるだろ、金玉……」
御坂「元から?……なわけないわよね」
浜面「……仲間だと思っていた奴らにヤラれた」
御坂「ぁ……」
浜面「だからよぉ、たとえお前とヤリたいと思っていても、もうヤレねえんだよ」
御坂「……ごめん」
浜面「……いや、いいけど」
浜面…
御坂「……」
浜面「……」
御坂「……何があったの?」
浜面「……」
_____
説明中
_____
浜面「……ってなことがあったんだ」
御坂「……」
浜面「完全に捨てられちまった。もうあそこには戻れねえな、はは」
御坂「悪かったわ」
浜面「いやいいって。別に話すくらい」
御坂「そうじゃなくて、……そのさっきは押し倒したり……無理矢理ヤろうとして」
御坂「私、アンタのこと誤解してた。改めて謝る」
御坂「ごめん」
浜面「いいよ……」
御坂「……」
浜面「あのさ、誤解が解けた所で……」
御坂「ん?」
浜面「そろそろパンツ履かせてくれねえか? まだカラダが痺れて自分でできねえんだ」
浜面「さ、さすがに年下の女の前でフルチンは恥ずかしいというか///」
御坂「ぁ///」
____________
____________
御坂「ねえ?」
浜面「なんだ?」
御坂「アンタ、本当に私のこと助けてくれる?」
浜面「……」
御坂「すがってもいい? 信じてもいい?」
浜面「ああ。どうせさっき出会わなければ自殺するつもりだったからな」
御坂「そう……」
自分でも、半ば行きずりの女に何でこんなこと言ったのかわからない。
だけど、死ぬ前にバカやるのもまた一興かもな
しかし何をする気なのやら…
__________
__________
浜面「お前の話をまとめるぞ」
浜面「お前はその佐天って子に嫉妬し、逆恨みした」
浜面「理不尽ながら、復讐をしたくともできない日々」
浜面「程なくして、彼女は能力に目覚める」
御坂「ええ。自分が周囲の人に『いじめられる』能力にね」
浜面「お前にはその能力は効かなかった。だが、彼女を憎んでいたお前は悪乗りしてイジメに加わった」
御坂「男を使って犯したり、電熱で女性器を焼いたり……ね」
浜面「その後、佐天って子は能力レベルが上がり、いじめられることはなくなった」
浜面「だが同時にお前が能力と無関係に彼女のことをいじめていたことを知る」
浜面「当然彼女は怒り、その能力で以ってお前をイジメにかかった」
御坂「あのレ○プ動画が最初のいじめよ。その後はほぼ会う度に似たような目に……」
浜面「それが1か月ほど続き、今に至る……か」
御坂「ええ、そうね」
浜面「……」
御坂「呆れたかしら? 因果応報とはこのことよね、ふふ」
御坂「それでも私を助けてくれるの?」
浜面「……」
御坂「……」
浜面「……」
浜面「一つ聞かせてくれ、美琴」
御坂「なによ?……って自然に名前で呼んでんじゃ///」ゴニョゴニョ
浜面「お前は今、佐天って子のことをどう思ってる? 最終的にどうしたい?」
御坂「……」
御坂「質問が二つになってるわよ……」
浜面「わりぃ……」
御坂「……」
御坂「私は……」
浜面「……………………」
御坂「私は……」
浜面「……………………」
御坂「わた…し……は……」ポロポロポロポロ
浜面「ぉ、おい……」アセアセ
御坂「反省じでる゙……」シクシクシクシク
御坂「信じてもらえないかもしれないけど……心の底から悪かったって思ってる……」シクシクシクシク
浜面「そうか……」
御坂「いじめられて、ヒック……初めてわかったのよ。やられる側がどれだけ辛いのか、どれだけ絶望してるのか…ヒックヒック」ポロポロポロポロ
御坂「わだじ、バカよ、ほんとバガよ゙」
浜面「……」
御坂「佐天さんが私をいじめて気が晴れるならいくらでもしていいよ」シクシクシクシク
御坂「でも……できることなら……いつか……前みたいにみんなで一緒に遊びたいよ~」
御坂「ふぇ~ん…ぇぐぇぐ……」メソメソ
御坂「私が悪かったのよ、全部」ポロポロポロポロ
御坂「せっかくできた友達を……傷つけてぇ」グスングスン
御坂「私は……私は……」
ガシ!
御坂「ぁ///」
浜面「お前の気持ちはわかったから。とりあえず泣きたいだけ泣け」ナデナデナデナデ
御坂「……ぅん」グス
__________
__________
浜面「落ち着いたかよ?」ナデナデ
浜面「ちょっと手が疲れてきたぞ」ナデナデナデナデ
御坂「ん…もちょっと///」ウトウト
浜面「……」ナデナデナデナデ
御坂「アンタ、少しあの人に似てるわね、雰囲気」
浜面「あの人?」ナデナデナデナデ
御坂「遠くに行ってしまったヒーロー。私のあこがれ、恩人……」
浜面「そうかい……」ナデナデナデナデ
御坂「……」
浜面「なあ、明日その佐天って子に謝りに行こうぜ」ナデナデナデナデ
御坂「……」
浜面「俺も一緒に謝るからさ」ナデナデナデナデ
御坂「何でアンタが謝るのよ」
浜面「ん? なんでだろうな? 言われてみると……なんでだ??」ピタ
御坂「はあ。真性のバカ……」
御坂「でも、いいわ。佐天さんのところに改めて謝りに行く」
浜面「ああ、いこうな」ナデナデナデナデ
_________
_________
浜面「ん?」
しまった、いつの間にか寝ちまった。
いねえ。
浜面「あいつは? 美琴は?」
ガチャリ
御坂「私ならいるわよ」
浜面「ほ。どっか行ってたのか?」
御坂「はい、朝食。コンビニで買ってきたわ。このホテル、朝食出ないみたいだから」
浜面「おぉ、サンキュー」
ボト
浜面「ん? たばことライター? 吸うのか?」
御坂「いや。アンタ、如何にも吸いそうな顔してるから適当なの買ってきた」
浜面「如何にもってなんだよ。俺の顔って他人の目にどんなふうに映ってるの? つうか未成年が買えるのかよ」
御坂「たばこは自販機で買ったの。吸わないならライターもらっておくわね、 浜 面 」
浜面「お? とうとう俺も『アンタ』呼ばわりから昇格か?」
御坂「ぅ、うるさい///」
_____________
_____________
御坂「ねえ、佐天さんのところに行くのはいいけど……」
浜面「いいけど?」
御坂「佐天さんが浜面に能力使ったら、浜面は私のことを……」
浜面「それに関しては彼女に頼み込むしかねえな」
御坂「私は浜面にまでイジメられたら、もう……」
浜面「大丈夫だって」ポン
御坂「ぅー///」
浜面「俺はそんなことにはならねえから」ケラケラ
御坂「そんな根拠のなぃ……」
頑張れ浜面
クズ浜面しね
佐天さんを呼び出し、待ち合わせ場所の空き地にて
佐天「御坂さんから呼び出しなんて、何ヶ月ぶりでしょうか」
佐天「お話ってなんですか?」
御坂「その……ぇと……」
佐天「ん?……そちらの方は?」
浜面「俺は浜面仕上ってんだ。美琴とは偶然知り合ってな」
浜面「事情を聞いた。全部な」
佐天「そうですか……それで、何の用ですか?」
浜面「ほら。美琴」ポン
御坂「ぅん……」
御坂「佐天さん、聞いて」
御坂「私、佐天さんにあやま
佐天「それを聞き入れる義務が私にあると思ってるんですか?」
御坂「ぁ、ぃゃ、だから……」
浜面「待ってくれ、佐天さんって言ったか。美琴は反省してるんだ、本当に」
佐天「……」
浜面「美琴がアンタにどれだけ酷いことをしたのかはわかってるつもりだ」
浜面「俺はその件については第三者だから口を挟むのは筋違いかもしれないけど、美琴の話を最後まで聞いてくれ」
浜面「頼む」ドゲザー
佐天「……」
佐天「もう一度言いますよ、私がなぜ御坂さんの主張を聞き入れなければならないんですか?」
佐天「御坂さんがこの先どうなろうと知ったことではありませんよ」
佐天「いいえ、むしろ……」
御坂「佐天さん、お願い。最後まで話を……」
佐天「うるさいですね」イライラ
佐天「浜面さんって言いましたっけ。あなたと御坂さんの関係は何?」
浜面「さっきも言ったとおり、知り合ったのは偶然、ひょんなことだ」
浜面「でも俺も美琴と似た境遇だ。仲間と思っていた奴らから三行半をつきつけられた。孤独になった」
浜面「辛くて死ぬつもりだった。いや、もう別に死んでもいい。そんな折に美琴の事情を知った」
浜面「だから死ぬ前にせめて美琴だけでも救いたいと思った」
佐天「……」
浜面「俺の命に免じて……って言うのはおこがましいが、美琴とアンタが和解するためにはなんだってする」
浜面「アンタの条件をなんでも飲む」
浜面「これが俺の気持ちだ」
御坂「浜面……」
佐天「……」
佐天「……なるほどね。御坂さん、いい人を見つけましたね」
御坂「うん?」
佐天「当麻さんの 代 わ り が見つかってよかったですねwww」
御坂「ゎ、私は、そんなつもりじゃ……」
浜面「どんなつもりでも構わねえんだ。俺のことはなんだっていい」
浜面「頼む、美琴の話を聞いてくれ。このとおりだ」ペコリ
佐天「あなた、ウルサイですね」
佐天「……」
佐天「……」
佐天「ふふ。あなたも御坂さんをいじめてみます?」
御坂・浜面「!!」
佐天「私の能力なら良心もなくなりますし、本人に罪悪感は残りませんよ」
御坂「そ、それだけはやめて、お願い、お願いだから」ドゲザ
佐天「あれあれー? それは何か? やれって意味ですか?www」
御坂「お願い!!」ペコリ
佐天「浜面さん、すぐに終わりますからね」ニコッ
浜面「な!?」
佐天「御坂さんを助けたい気持ちも、多少なりある下心も、すぐに汚いものを見る目に変わりますよ」サッ
浜面「や、やめ
キュイーン
浜面「ぅ、うあぁーー」
何だよこれ、頭がいてえ
御坂「浜面!!」
意識が遠のく。
だめだ、俺は美琴を救うんだ。ヒーローになるんだ。
御坂「浜面ぁ!!」
美琴……みこ……御坂、年上の俺を呼び捨てにしやがって……
いや、別にいいじゃねえか、呼び捨てくらい。みさ、美琴は俺に……
みこ、……みさか
キュイーン
浜面「ぐぁああああ」
佐天「ふふ、結構抵抗しますね」
佐天「あなたはだんだん眠くな~る。あなたはだんだん御坂さんを苛めたくな~る♪」
御坂「やめてぇーーー」
だめだ、くそ、だんだん御坂のことが憎らしく……
キイィーンン
ちっくしょう、やっぱり能力には抗えないのか
俺はしょせん、無能力者の落ちこぼれ……か
御坂も能力者だしなぁ
麦野と同じレベルだっけ?
あいつみたいにオレのこと見下してたのかなぁ
みさ……か…
御坂「浜面ーーーー!!お願い、ヤメテぇ…」
おれ……は……そもそも……何でコイツを助けようと思ったんだ?
昨日…会ったばっかりじゃねえか……
御坂「浜面ぁ!!!!」
うるせー…な、御坂、頭…が、痛い……んだよ
御坂「浜面仕上ぇ!!あんたまでそっちに行かないで、お願いよー」
ミサカ……
御坂「仕上ぇ!!!」
みこ…と……
………………
………
…
ガン!
御坂・佐天「!!」
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
佐天「な、何をいきなり……壁に頭を…打ち付けて……」オロオロ
ゴツン!ゴツン!ゴツン!ゴツン!ゴツン!
御坂「や、浜面……」ビクビク
ゴツン!ゴツン!ゴツン!ゴツン!ゴツン!ゴツン!ゴツン!
浜面「うあぁあぁぁぁあぁぁーー」ボタボタ
ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ
浜面「ぬおおおおおおおおおお」ビチャビチャビチャ
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
御坂「や、やめて、浜面ぁ。血が……」オロオロ
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!
ガツン!
浜面「はあ。はあ。はあ。はあ。…ハアハア」ボタボタボタボタ
佐天「な、何のつもり……ですか?」ビクビク
御坂「浜面ぁ?」
浜面「ハアハア……ハアハア……安心しろよ、御坂。いや美琴!」ダラダラダラ
浜面「俺は操られちゃいねえ……く。ハアハア」フラフラ
佐天「そんな、私の能力を破るためだけにそんな無茶を……」
御坂「はまづらぁ……ヒックヒック」シクシクシクシク
浜面「大丈夫だって言ったろ……ヒーローになるって……はは…ハアハア……俺はお前を傷つけねえ、いじめねえよ……ハアハア……」
ダラダラ
浜面「何があってもな……ハアハア」ボタボタボタボタ
御坂「ばかぁ……ひぐ、ぇーん」シクシクシクシク
佐天「……」
浜面「佐天さんよぉ、もう一度頼む」フラフラ
ゴツン!
浜面「受け入れろとまでは言わない、ハアハア……手放しで信用しろとも言わない」ドクドクドク
浜面「だけど美琴が心から反省して謝罪したがってるのは本当なんだ……ハアハア」
浜面「聞くだけ聞いてくれ、こいつの声を!」
浜面「その後どう考えて行動するかはアンタの自由だから」
浜面「頼む!!」
佐天「……」
浜面「ハアハア……ハアハア……」
佐天「わかりましたよ。私の負けです」
佐天「こんなことされたら私だってさすがに聞かざるを得ないじゃないですか……」
浜面「ありがとう」フラフラ
御坂「佐天さん……」
佐天「まずは傷の手当をしたらどうですか? 私は逃げも隠れもしませんから」プイ
御坂「ぁりがとぅ……」
______________
______________
手当て中 二人っきりで
御坂「まったく無茶しちゃって……」フキフキ
浜面「い゙っっっつつ」
御坂「ぁ、ごめん、痛かった?」
浜面「いや、だいじょう、あだぁーー」
浜面「痛い…痛くない…痛い…痛くない…痛い…痛くない」ブツブツ
御坂「ふふ」ペタペタ
浜面「あの能力、本当に恐ろしいな。強い意志を持っていれば大丈夫とか、そんなレベルじゃなかった」
御坂「……」グルグル
浜面「頭ん中掻き乱されて、どんどんお前のことが嫌いになっていく自分が……怖かった」
御坂「そっか」グルグル
御坂「でも、嫌いにならずにいてくれた。カッコ良かったわよ、さっきの浜面」
浜面「そ、そうか///」
御坂「はい、包帯巻き終了。いきましょっか」ペシ
浜面「いで」
御坂「ありがとね」ニコッ
_______
_______
佐天「それで、何から話しましょうか」
浜面「えっと」
御坂「アンタは……浜面はそこで見ていて。私が言わなければいけないことだから」
浜面「そうか。じゃあ俺は見届けるよ」
御坂「ええ」
佐天「……」
御坂「佐天さん」
佐天「はい」
御坂「ごめん」ドゲザァ
ゴツン!
佐天「……」
御坂「以前――あの倉庫で初めて私がレイプされたとき、私が謝ったの覚えている?」
佐天「ええ」
御坂「ごめん、あの時はその場しのぎだった。とにかくひどい目にあいたくなくて……」
佐天「……わかってましたよ」
御坂「……そうよね。佐天さん、人の気持ちを感じとることに関しては天才だもんね」
御坂「そんな佐天さんだから友達が多かった。私はそれに嫉妬していた」
佐天「……」
御坂「私が佐天さんをいじめたのは、そういう醜い嫉妬と……くだらない逆恨み」
佐天「逆恨み……」
浜面「……」
根性見せたな浜面。
よし、もう関わるのも面倒だし麦野達の事は忘れよう。
御坂「昨日の昼間に会った時、私は何もかも投げ出してこの学園都市から逃げようとしていた」
御坂「佐天さんは言ったよね、『私は御坂さんが私の見える所で苦しんでる姿がみたいんですよ』って」
御坂「あの言葉を聞いた時『ああ、私は許されないことをしたんだなぁ』って改めて思い知ったわ」
御坂「今さらだけどね……」
佐天「……」
御坂「それでハっとしたの。私がしてきたことは、それほどまでに佐天さんの心に、カラダに傷をつけたものなんだって」
佐天「……」
御坂「……」
御坂「佐天さん、改めて謝るわ、ごめんなさい。私が全面的に悪かったわ」
ゴツ
佐天「……」
御坂「許してくれなくていい。この先もいじめ続けてくれていい」
御坂「こうして謝っているのも自己満足にしかならないってのもわかってる」
御坂「だから、佐天さん。これからあなたがあの時受けた傷を回復するまで、償わせて」
御坂「なんでもする。お願い」
ゴツ
佐天「……」
御坂「……」
沈黙が続く。俺は口出しできねえ。見届けるんだ。
佐天「私は……」
御坂「うん」
佐天「私の夢は、平凡でもいいから、私のお父さんやお母さんのような幸せな家庭を築くことでした」
佐天「贅沢はできなくても食べるのには困らないくらいのお金があって、」
佐天「子供は二人いて、男の子はお父さんに、女の子は私に似て、」
佐天「休みの日には家族でピクニックにいくような……そんな絵に描いたような家庭を夢見ていたんです」
御坂「……」
佐天「だから料理も裁縫もがんばっていました」
佐天「良いお嫁さんになれるように。良いお母さんになれるように……」
御坂「そうだったんだね……」
佐天「でもそれも叶わぬ夢になりました」
佐天「御坂さんに子供を産めないカラダにされてね」
御坂「……ごめん」
佐天「謝らないでください!!!!」
御坂「ごめ、ぁ……」
佐天「あなたに謝られたって私の子宮は治らないのよぉ!」シクシクシクシク
佐天「うぅぅ……返してよぉ……」ポロポロポロポロ
御坂「わた、しは……」
佐天「ひぐ……うぅぅぅ……」ポロポロポロポロ
御坂「……」
浜面「……」
やっぱりそう簡単に許されるものじゃねえよな
麦野達がああなったのは佐天の能力のせいだったりしてな
御坂「佐天さん」スッ
美琴? 立ち上がって何を?
佐天「ふぇ?」ポロポロ
御坂「せめてあなたと同じ痛みを負うわ」
浜面「おい、美琴、何を……」
御坂「……」パサ
浜面「ってぇ、何スカート脱いでんだ////」
佐天「み、御坂さん?」グス
浜面「し、しかもおま、パンツ履いてねえ////」
御坂「あんたは黙ってて」スッ
佐天「ライターなんて取り出して何を……」
御坂「ふー……」
御坂「す~は~……」
カチ
シュボッ
浜面・佐天「!!」
御坂「あづうぅーーーーい」
浜面「お前、何やってんだ! 自分でアソコに火を……」
御坂「んあ゙ぁーーーーー」
佐天「み、御坂さん!?」
御坂「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
カエル医師なら治せないか?
浜面「お、おい、やめろぉ」ガシ
御坂「離して、離してよぉ」
ビリビリィ!
浜面「ぐぁ」
カラダが痺れて……
御坂「あんたは…ハアハア……そこで見ててって言ったでしょハアハア……」
佐天「み、御坂さん……」ビクビク
御坂「ハアハア……ごめん、まだ外側しか焼けてない…ハアハア」
くそ、動けねえ。朝買っていたライター、はじめからこうするつもりだったのかよ。
御坂「次は中に挿れてやるからね」
佐天「ゃ、やめてください、もういいですから」オロオロ
ずぽ カチ
シュボォ
御坂「ぎゃああぁぁぁぁーーーーー」
御坂「くぁwせdrftgyふじこlp」
佐天「や、やめてください」ウルウル
浜面「やめ…ろぉ、みことぉ……」
御坂「あづい、あづうぅ…ハアハアハアハア」
シュワーー
御坂「ぐぁアアアアアアァァァアーーーーー」
御坂「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア」
御坂「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア」
佐天「御…坂さん…うぅぅぅ」ポロポロポロポロ
御坂「はあ。はあ。はあ。」
御坂「フーフー」
佐天「もう……ぃぃ……いいですから……自分を傷つけないで」ポロポロポロポロ
御坂「佐天…さ、ん……ハアハアハアハア」
御坂「わだじ、ハアハアハアハア……初めてわがったの゙」
佐天「ヒックヒック」ポロポロポロポロ
御坂「ハアハアハアハア……あな゙だにいじめられて……初めてあなたの辛さをわがっだの゙…ハアハア…ハアハア」
御坂「今だってそゔ…ハアハア……性器を焼かれるのがごんな゙に痛いなんて、知らなかっだよ゙ぉ……ハアハア」
佐天「うぅぅぅ……」ポロポロポロポロ
御坂「ごめ゙んね゙ぇ、本当にごめんね」シクシクシクシク
佐天「御坂さぁん」ポロポロポロポロ
ガシッ!
御坂「佐天さん!?」
佐天「私もごめん、御坂さんの気持ち知らないで」ポロポロポロポロ
御坂「私の気持ちなんて……ハアハア」
佐天「食蜂さんって方から聞いたの、どうして御坂さんが私をいじめていたのか、“逆恨み”の理由」
御坂「!?」
佐天「御坂さんの大切にしていたゲコ太ストラップ、あんなにしてごめん」ポロポロ
御坂「そ、それ…は」ハアハア
>>75
ワシもそう思うが、
多分このSS世界のカエル医者は藪なんだろう
はわわわわ……
佐天「私、御坂さんの相談相手になれて嬉しかった」
佐天「だから舞い上がって好き放題に自分の理想を押し付けちゃったんです」グスグス
佐天「御坂さんの気持ちを考えずに……」
御坂「私…は……ハアハア」
佐天「ごめんね、御坂さん。私、無神経で……本当にごめん」ヒッグヒッグ
御坂「佐天、さ……ん……」ハアハア フラフラ
佐天「本当はもっと早くに御坂さんを許したかった。いいえ、仲直りしたかった」シクシクシクシク
佐天「だけど気がついたらもう戻れない場所まで来ていて……」
佐天「素直になれなくてごめんなさい!ごめんなさい! ごめんなさいい!!!」メソメソ
御坂さん「ハアハア……ようやく…佐天さ、んと……ハアハア…本音で……向き合えた…ね……ハアハア」 フラリ
パタン
浜面・佐天「!!」
御坂「ハアハア……ハアハア……」
浜面「美琴!大丈夫か、しっかりしろぉ!!!」
佐天「御坂さん、しっかり。御坂さん!!!」
___
______
______
浜面『なあ、佐天さんよぉ。あの時、どうして能力使うときにわざわざ「使う」って宣言したんだ?』
浜面『相手に気づかれないうちに操れるんだろ? こっそりやれば、俺は今頃美琴を……』
佐天『この能力も完璧じゃないんですよ』
佐天『あなたは私の能力を知っていた』
佐天『精神系の能力ってタネが割れていると効きにくくなるんです』
佐天『だから動揺を誘うために……ね』
浜面『そうだったのか……』
浜面『美琴はどうしてだろうな』
佐天『何がですか?』
浜面『あいつ、戦ったら強いんだろ? どうして佐天さんに攻撃しなかったんだ?』
佐天『それは良心とか私への負い目とかもあるでしょうけど、たぶん……』
浜面『たぶん?』
佐天『イジメられた人っていうのはトラウマのせいで、いじめっ子には無条件で恐怖するから……じゃないですかね』
浜面『ああ。言われてみると……そんなもんだよな』
佐天『そんなもんです』
______
食蜂さんはほんと性格が紳士だわ。
ゲスイって評される能力だけど大して悪用してないし、原作でも。
______
___
病院にて
御坂「……ん」
浜面「よう、起きたか」
御坂「浜面……」
佐天「くー……くー……zzz」
御坂「……」
浜面「丸二日、お前は寝込んでた」
浜面「この子がずっと看病してたぞ」
御坂「そう……」
佐天「くぅ……くぅ……zzz」
御坂「……」ナデナデ
佐天「ん……ん?」
御坂「ぁ、ごめん、起こしちゃった?」
佐天「御坂さん……」ゴシゴシ
佐天「カラダ、痛くありませんか? どこか痛いところありませんか? 寒くありませんか?」
御坂「大丈夫よ」
佐天「お腹すいてます? 喉乾きませんか? 私、何か売店で買ってきま
御坂「佐天さん!」
佐天「!?」
御坂「大丈夫だよ。ありがとう」ニコ
佐天「そぅ……ですか……」
浜面・御坂・佐天「……」
和解からの対象イケメンで・・・佐天さんの能力ワンチャン・・・
______
______
佐天「御坂さん、私……」
御坂「……」
ふう。あとは本当にこいつら二人の問題か。
まぁ、はじめからそうだったけど。わだかまりは……残るよなぁ
佐天「……私は
御坂「待って!」
佐天「……」
御坂「もう……やめにしない? 謝り合うの……」
御坂「私が言えた義理じゃないけどさ……佐天さんの気持ち、よくわかったつもりだし」
御坂「佐天さんにも私の気持ち、伝わってるってわかったから……」
佐天「そぅ……ですね」
佐天「じゃあ、本当に最後にこれだけ」
御坂「??」
佐天「ごめんなさい!」ペコリ
御坂「こちらこそ、ごめんなさい!」ペコリ
佐天・御坂「……」
佐天「ふふ^ー^」
御坂「えへへ(^_^;)」
______
______
佐天「じゃあ、御坂さん、浜面さん、私は帰りますね。明日から毎日お見舞いに来ますので」
御坂「い、いいよ、そんなに」
佐天「いいんですよ、私が来たいので!」
浜面「そうか。ま、こういう時くらい甘えておけって。お前、どうせ普段から素直になれなくて甘え下手なんだろ?」ニヤニヤ
浜面「今なら怪我人補正で甘え放題だぞ?」ナデナデ
御坂「ぅ、うるさい////」
佐天「ふふ。それにしても浜面さんにしろ、御坂さんにしろ、自分で自分のカラダを傷つけるとか無茶しすぎですよ」
佐天「似た者夫婦ですか?」
御坂・浜面「うぅ///」
佐天「今回は私のせいでもありましたが、もっと自分を大切にしてくださいね」ガミガミ
御坂・浜面「はい」ショボン
佐天「わかればよろしい」
佐天「それじゃあ、御坂さん。退院したらまた5人でクレープ屋さんに行きましょう」
御坂「うん!」
佐天「あ、周囲の誤解と私の能力の影響を受けた人たちのことは、私がなんとかしておきますので安心してくださいね」
御坂「ありがとう。何から何まで」
佐天「それからこれを」サッ
御坂「こ、これは!」キラキラ
浜面「ん?」
手作りのカエルの刺繍が入ったストラップ……か?
いつの間に作ったんだ。
佐天「ふふ。それでは」ペコリ
>>84
むなしいだけな気がする。
ほっておいてもアイテムは浜面居ないから垣根イベントで全滅確定だし。
______
______
御坂「ねえ、思ったんだけどね」
浜面「ああ? なんだ?」
御坂「浜面はさ、学校の先生に向いてるんじゃない?」
浜面「は、はあ? 俺が教師だぁ?」
いきなり何を言い出すんだ?
御坂「ええ。この学園都市の先生になりなよ」
浜面「おいおい。バカも休み休み言えっての」
御坂「本気よ?」
浜面「よりにもよって学園都市の先生ってwww」
浜面「俺は無能力者だぜ。俺が誰かに教えられることなんざ……」
御坂「……」
御坂「確かに、アンタは無能力者かもしれない。超能力は使えない」
御坂「でもさ、アンタには立派な能力があるじゃない」
浜面「あぁ??」
御坂「いじめを終わらせる能力よ」
浜面「な……」
御坂「まっすぐ、愚直に相手に向かっていって、自分を犠牲にしてでも相手の心を開かせて話を聞かせる」
御坂「少なくともそれで私と佐天さんは救われたわ」
浜面「……」
御坂「最近よく新聞にでるでしょ、いじめ問題」
御坂「この学園都市の生徒は能力って“オモチャ”を持ってる分、余計に質が悪いのよ」
御坂「アンタみたいに人を変えることができる先生、必要とされてると思うわ」
御坂「熱血ヤンキー系の先生とか女子生徒に人気あるんじゃない?www」
御坂「ゎ、私もあんたみたいな先生が欲し……」ボソボソ
御坂「……かったり……しなくもない……かもしれなぃ///」ボソボソ
浜面「……」
浜面「そうかい。ガッコの先生ねぇ」
御坂「ええ」
浜面「いじめを終わらせる能力かぁ。悪くないかもな」
御坂「ええ、私は応援するわよ」
スレタイに繋がったな…!
御坂「ねえ、アンタは……浜面はこれからどうするの?」
浜面「そうだな……」
御坂「帰る場所はないんでしょ?」
御坂「私が世話してあげよっか?www」
浜面「は。義務教育を終えてない奴に世話されるほど、この浜面仕上、堕ちてねえよwww」
御坂「なによ、可愛くないわね」
浜面「はは。まぁ、冗談はさておき、実は以前入院してたときに相部屋になったやつがいて、昨日偶然会ってな」
浜面「そいつの勤めてるバイク屋で住み込みで働かないかって誘われてんだ」
御坂「そう……」
浜面「まあ、そこでしばらくお世話になって身の振り方を考えるさ」
御坂「もう自殺する気は失せた?」
浜面「ああ、美琴を見てたらもうちょっと生きてみようって思ったぜ」
御坂「そっか」
御坂「……」
>御坂「まっすぐ、愚直に相手に向かっていって、自分を犠牲にしてでも相手の心を開かせて話を聞かせる」
まさにヒーローだな。
御坂「ねえ、浜面」
浜面「ん?」
御坂「仲間だと思っていた人達に捨てられたって言ってたよね」
浜面「ああ」
御坂「アンタもさ、私と佐天さんがそうしたように、その人達と仲直りしなよ。よりを戻しなよ」
御坂「そのほうが絶対にいいって」
浜面「う。でも……あいつらは……その……もう……俺のことなんて……」ゴニョゴニョ
御坂「私もさ」
浜面「ん?」
御坂「ゎ、私も一緒に行って頭下げてあげるから///」
御坂「今度は私が浜面を救うヒーローになるわよ///」
浜面「はは。そうかい。そりゃあ頼もしいな」
あいつらと和解する……かぁ。
やれやれ、冗談キツイぜ
佐天さんとあのじゃじゃ馬娘どもじゃあ、たちの悪さが段違いだっつ―の
こりゃあ、骨が折れそうだ。
でもこいつと……美琴と一緒なら……
浜面「まずは退院してお前が元気になれ。話はそれからだ」
御坂「わかったわ、ヒーロー!」
おしまい
以上で本編終わりです。
ここからはおまけです。
もうちょっとだけお付き合いください
和解無理だろ相手麦野だし……
黒子「お姉さまは気づいていた……」
佐天さんとお姉さまが和解し、一連の騒動に終止符が打たれましたの。
ただ私はお姉さまに一つ、問いたださなければなりませんの。
黒子「お姉さま、改めて謝らせてくださいまし……」
御坂「黒子……」
黒子「お姉さま……黒子はお姉さまが佐天さんにしたのと同様に、お姉さまをいじめました」
黒子「佐天さんの能力に関係なく」
御坂「いいのよ、もう。私はそれだけのことをしたんだし。それにあんたの中にある『お姉さま』像を壊しちゃったしね」
黒子「……」
黒子「……お姉さま。一つお聞きしてよろしいですか?」
御坂「なに?」
黒子「お姉さまはなぜ、気付かないフリをしたのですか?」
御坂「気付かないって何に?」
黒子「わかっているくせに……」
黒子「盗聴器のことですの」
御坂「……」
黒子「電撃使い(エレクトロマスター)が盗聴器の発するノイズに気付かないわけがありませんの」
黒子「黒子はてっきり仕掛けた一日目に見つかってお仕置きされるものかと……」
御坂「……」
ああ、黒子サイドか。
御坂「……」
御坂「黒子のほうこそわかっているんじゃないの?」
御坂「私はわかっているわ。黒子が『私が気付かないフリをしていること』に気付かないフリをしていることにね」
黒子「や、ややこしい言い回しですの」アセアセ
黒子「……」
黒子「ですが、そのとおりですの……」
黒子「やっぱりお姉さまは私に止めて欲しかったのですね? ハッキング行為といじめ行為を――」
御坂「……ええ」
黒子「はぁ。おかしいと思っておりましたの」
黒子「盗聴器が仕掛けられていることを知っておきながら、堂々とハッキング宣言したり、佐天さんの悪口を言ったり」
黒子「はじめは黒子は耳を疑いましたの」
黒子「しかし何度も聞くうちにお姉さまのその独り言が、“心のSOS”に聞こえて来ました」
御坂「……」
黒子「『助けて、助けて。私を止めて』『こんなこと本当はしたくないんだよ』っと」
御坂「……」
御坂「ずっと……」ウルウル
御坂「ずっと待っていたんだよ? 黒子に叱ってもらうの……」ウルウルウルウル
黒子「お姉さま……」
ま、どうあれイジメはイカンな!!乙!!!
御坂「私、友達いないでしょ? 普段からまともに話す相手が黒子以外いないの」
御坂「だから他人の個人情報見てどんな生活送ってるのか見るのが楽しかったの」シクシクシクシク
御坂「いけないことだってわかっていてもやめられなかったの。まるで麻薬みたいにどんどんエスカレートして……」
御坂「佐天さんの件はまた別」
御坂「あの時は佐天さんのことが心の底から憎かったのは本当。だけど、どこかで逆恨みだってのもわかってた」
御坂「私を叱ってくれる人は誰もいなかった。止めてくれる人は誰もいなかった」
黒子「だからあのように必要以上に悪びれていれば、いくらお姉さまを慕っている私と言えども、風紀委員としてお姉さまを諌めると思ったのですね?」
御坂「もう自分では引き返せないところまで来ていたの」
御坂「どこか甘えていたのね、無意識のうちに黒子に……」
御坂「ごめんね、黒子。勝手にそんなこと期待して。私のほうが歳上なのに、叱ってもらうのを待っていたなんて……」
黒子「お姉さま!!」
ガシ!
御坂「くろ……こ……」ポロポロポロポロ
黒子「お姉さまの心の叫び声に気づかずに申し訳ありませんでしたの」シクシクシクシク
今回の件では私もお姉さまとの間に大きな溝ができてしまいましたの。
だけど、これからは……
黒子「黒子はこれからずっと、お姉さまの味方ですの。もう決して離れませんの」
御坂「ゔん……ぁりがとぅ……」グスングスン
おしまい
黒子「グヘヘヘ……フヒフヒ」
乙ー!!
っておい最後wwwwwwww
乙。よく最後まで書いた。面白かったぞ
いじめ、ダメ。絶対。やられた方は絶対忘れない。
おつおつ
浜面最後まで若干可哀そうだな
乙
ここまで読了お疲れ様でした。
シリーズ通して長くなったのでここまで読んでくれた方に あとがき を書いておきます。よかったらどうぞ。
① 佐天「いじめられる能力かぁ」
初投稿のSS。プロットも書かず、それどころか着地点さえも考えず、勢いだけで書いた。
続編やアナザーサイドの話はこの時点でぼやっと考えてはいたものの、実際にやるつもりはなかった。
とことん鬱っぽい内容に。最後の黒子との会話がせめてもの救いか?
涙流していたり、可哀想な女の子は好き。
あと腹パンも。いつの間にか春上さんが腹パン要因になった。なぜだろう。
② 上条「涙子をいじめた御坂をいじめてやる」
もともと同じ時間軸を別視点で語る物語が好き。で、試しに自分でも書いてみたくなった。
①で省略した佐天さんへのいじめの1か月間、耐えぬくには佐天さんに心の支えが必要だと思っていた。
上条さんをそういう形で出せたのはよかったけど、佐天さんを好きになる理由(一目惚れ)がちょっと希薄で書き足りなかった。
逆に上条さんの童貞具合は書いてて楽しかった。
③御坂「いじめられて初めてその辛さがわかった」
美琴と佐天さんはアニメで仲良くしてるけど、どこか相容れない部分があるって自己解釈があって、それを書きたかった。
美琴の「あ、佐天さんは別よ」って台詞が好きで、どこかに入れたかったけどできなかったのが悔やまれる。
あと①②は佐天さんサイドの事情を浮き彫りにしたけど、美琴側にもちゃんとした行動理由があるってのを示したかった。
最後の美琴が佐天さんに申し訳なく思うシーンが唐突すぎたのは、私の経験不足。
④浜面「いじめを終わらせる能力かぁ」
軽くスレタイ詐欺を狙った。スレタイから「どうせ浜面が佐天さんと正反対の能力に目覚めて、それで解決するんでしょ?」って思っていた人をいい意味で裏切ることができていたら嬉しい。
浜面を出したのは、あれだけのいじめをしておいて、美琴が佐天さんと和解するには何かイレギュラー因子が必要だと思ったから。
美琴がどれだけ必死に謝罪しても佐天さんにとっては、性器を焼かれたただの憎い相手。
だからこそ、熱血系の第三者が奔走して、佐天さんの心を動かす必要があった。
あと①~③で女の子がイジメられるのを書いたけど、男がイジメられるパターンも書きたかった。
でもどうせならショタっ子をイジメたかった。よりにもよって馬面……。
④で書き足りなかったのはネトラレで絶望するシーン。NTRに興奮する自分が最近恐ろしい。
ちなみにアイテムの皆が浜面を邪険にし始めたのはフェロモン系の能力者であるイケメン君のアイテム女攻略計画が密かに進行していた……って話も書こうとしたけど、話がまたややこしくなるから裏設定ってことで。
⑤黒子「お姉さまは気づいていた……」
②③のスレで黒子視点が見たいってレスがあった。
でも佐天さんへのイジメの時は彼女の能力の影響下にあったので、内面を描くに書けなかった。
黒子は普段おちゃらけているけど、ギラギラとしている御坂のブレーキ的な存在だと思っている。
今回、それが上手く機能できなくてこんな結果に……
ちなみにこの話は①を書いている時点で頭にはあって、御坂には盗聴器のノイズくらいは気づいているんだろうなって③にそれとなく伏線を入れておきました。
ちょっと露骨だったかな?
美琴はドクズだったから別にいいが
浜メンはかわいそうだったな
今度こそ終わったか…突っ込み所満載だが…まァとりあえず乙!!!荒れそうやな~…
乙!
全部ほんとに面白かった!
自分で読み返しての反省
・三点リーダーを多用しすぎ。会話における「沈黙」が好きで、ついつい使っちゃう。
・擬音、叫び声、鳴き声などがワンパターン。適当過ぎたかな?
・リョナ成分。腹パンは好き。でも穴と球への攻撃はやりすぎたか。
色々ありましたが、ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。
前作も読んでくれた方に関しては重ね重ね感謝です。
就職が決まった勢いで書きましたが、また書くことがあるかは未定です。
書くとしたらたぶんまたこんな感じのものを書くかな。
その時はよろしお願いします。
改めて乙したー!!
>ショタっ子をイジメたかった
なんなら淡希がショタを性的にいじめる話を書いてもいいのよ。いや、お願いします
最後に質問おk?
>>1はイジメられてた?それともイジメてた?
こーゆーSSを書く人ってやっぱイジメに関して何かあるの?
乙 ④の裏設定なら、浜面にもワンチャンありますね
浜面のつづきが気になってしょうがない・・・
お疲れさん。
面白かったよ。やりすぎだと感じたっぽいけど、個人的には丁度いいと思った。
擬音とか、もっとちゃんとしてくれてたらもっと良くなったと思いました。
浜面ワンチャン期待
乙
このアイテムの奴らにはていとくん戦で一人ずつ殺されながら
浜面に対してした事を本気で後悔すればいいと思うわ
つーか書いてください
乙
乙言ってくれてる方ありがとうございます
>>112
どちらでもないです。
でも中学が荒れていて、クラスでいじめはありました。私は全くの傍観者。
「いじめを見て見ぬふりをしている人もいじめてるのと同じ」って言うならいじめていた側になるかもです。
助けてもよかったけど、いじめられていた人に個人的に(あくまでも個人的に)因縁があったから関わらないでいました。
今回イジメをテーマにしたのは、女の子が酷い目に遭うにはそれが一番手っ取り早いっていうゲスい理由です、すみません
>>115
擬音は本当に稚拙だと感じています。
もっと他の方の作品から勉強することがたくさんありますね
乙
面白かったよ、これ将来的に孫の顔みたいとか親に言われたら気まずさが半端ないな
またとあるネタで書くなら閲覧注意って入れてくれると見つけやすいからありがたい
乙
このSSは最後まで読んでこそだね。面白かったよ
おつおつ
ただなー俺としては結局上条さんとも和解する描写が欲しかったってわけよ
まー②作目のラスト辺りで上条さんも罪悪感感じてたから和解したと脳内補完するわww
あとここのアイテムの連中は勝手に自滅するやろ…
イケメンのせいでどうせセク中確定だしww
会話でwwwwwwとか顔文字入るのがちょっと見てて辛かったな。真面目に会話してるとこに入るとそんなのなくても充分伝わってるわ!って思った
>>118
成程なぁ…
俺は完全に加害者だから…当時は面白がってたけど今じゃ何であんな事に夢中になってたのか不思議なんだよ…
このSSを全部読み通してたら罪悪感を感じてきたわ…本当に心の狭い糞餓鬼だったよ俺ァ…
最後にこれだけ言わせてくれ給え。
何を考えてこんなSSを書いたかは知らんが
こーゆー歪んだSSを書いた>>1も人間として何処か壊れてると思う。
俺の言えた事じゃないが。
人間の醜態塊SS
乙、シリーズ通して鬱面白かった
…でも、アイテムNTRエロ編はよ
じっくりねっとり嵌められて絡みとられて身も心も堕とされて作り変えられていく、みたいな
>>123
お前みたいな人間が面白がって人の人格を歪ませるんだよ
[ピーーー]、死んでしまえ。呪う。お前は苦しみもがいて死ぬ。これは予言だ。
ごめん言い過ぎた
気にしないでね
ゴミサカス改心したんだな
>>126
お、落ち着けwwwwwwwwwwwwww
>>127
おう気にするな。
いいって事よ。
>>123
SS読んでたら罪悪感が沸いてきたんだー、ふーん。
このSSを読むまでは、いじめてたことなんかすっかり忘れて幸せに暮らしてたのかなー?
というかさー、本当に反省してるんなら、いじめてた子の家の前まで行って土下座でもしてくればー?
お前は昔は馬鹿なことやってたなーで済むけどさ、いじめられた方はさ、
それがずっと尾を引いて、人生台無しになることもあるんだよ?
学生だったなら、少なくとも学生時代は台無しになっちゃてるよね。
人一人殺したも同然だよお前は。それでお前はどう思う?結局他人だからどうでもいいんだよね?
そんな反省した風なこと言ってるのも、結局のところ自分に酔ってるだけなんだよね?まさに人間のクズだよね。
俺の言えた事じゃないがとか言うんなら最初から言うなよクズが。
本当にそうだよ、お前が言えた義理じゃないよ、
なにが歪んだSSだよ、なにが人間として壊れてるだよ、>>1を侮辱してんじゃねぇよ。
さすがに、実際にそういうことをしたお前みたいな人間のクズが、>>1と同類だとか思ったりはしてないよな?
そもそもなんで態々カミングアウトしてんの?かまって欲しいの?
なにこれコピペ?
ちがう、全力で書いたらすごい長くなっただけ
悪かった
まぁいじめは酷いよな
俺いじめられた事ないけど
次はアイテム復讐編かな?
クズ浜面さっさとしね
>>133
なに気にするな
>>123は人間じゃないただのゴキブリなんだから人間の考えや気持ちは理解出来んさ
いやその言い方は失礼だな、ゴキブリに
まあ>>123みたいなゴキブリの糞は疎外されようがどんな苦しい凄惨な死に方しようが誰も悲しまない…いやむしろ死ねば全人類が喜ぶ事は間違いないな
なにこれ自演?
乙
>>137
自演じゃないよ!
お前ら楽しそうだな^^
ムキになるなよwwwwwwwwwwwwww見っとも無くて目も当てられないぞオイwwwwwwwwwwwwww
乙おつ
アイテム編期待してまつ
加害者発言ってかっこわるくね
犯罪自慢みたい
>>142 高校生か中学生だろwwwwwwごみことほれすぎwwwwwwww
ヘ(^o^)ヘ いいぜ
|∧
/ /
(^o^)/ おまいらがこれ以上スレを乱し
/( ) >>1や純粋に楽しんでいる奴等を不快にさせるってなら
(^o^) 三 / / >
\ (\\ 三
(/o^) < \ 三
( /
幻想をぶち殺す!!
>>144
カッコイイじゃあないの……!!
俺も死ぬまでに一度でいいから現実(リアル)でそげぶやってみたいわ冗談抜きで。
このスレの佐天さんは暗部のリーダーとかやってるのか?
正直佐天さんが一方通行や垣根に勝てるとは思えない
ここの佐天さんが勝てるなら、上位互換の食蜂でも勝てることになるからねぇ
乙
やっぱりNTRは胸くそとしか思えん
NTRで興奮とかさっぱり理解できんな
うっわ~……^^;
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません