荒木比奈「なんにもない」 (70)



ピンポーン


比奈「?」ボヘー
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http://i.imgur.com/3w1MJyF.jpg

比奈「あ…荷物かな。暑い中お疲れっス。いま行くっス」ヨッ…

比奈「…………」

比奈「…あだめだ立てないや」…ゴロン

あやめ「ずいぶんとだらけておりますなっ!?」スタッ
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http://i.imgur.com/7Eyus0m.jpg


比奈「うぉう!?」ビクッ


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あやめ「おはようございます!」ぱっ

比奈「あ、あやめちゃん? い、一体、いまどこから…」ドキドキ

あやめ「あ、ちょっと失礼…」パタパタ…

比奈「?」

あやめ「えいっ」ガチャ

P「お、開いた」ガチャ

比奈「開いたじゃねえっス」

服の下から手を突っ込んで思い切り揉みしだきたい


P「よう」

比奈「うス」

P「うむ。やっぱりあやめ殿は頼りになるなあ」ナデナデ

あやめ「それほどでもありますよ!」フフーン

比奈(幸子ちゃんみたいでスね)

P「よしよし」ナデナデ

あやめ「褒めてつかわしますか! あやめを褒めてつかわしますかな!?」

P「つかわすつかわす」ナデナデ

比奈(なにこの会話)


比奈「…、で…」

比奈「なんスかいきなり。不法侵入いくないス」ダメー

P「インターホンを鳴らしても反応がないから心配で」

比奈「うわあそれっぽい言い訳」

P「そしたらちょうど忍者が通りかかってな」

比奈「忍べっス」

あやめ「ふふふっ。ちなみに先ほどのは、“忍法扉回し”ですよ♪」

P「忍法ってすごい」

比奈(アイドルやってる場合じゃないっス。きっと引く手あまたっス)

P(どこから引く手があるのかは聞かずにおこう)

比奈(そのまえにまず私の心の声を聞くのをやめて欲しいっス)

P(プロデューサーってすごいよな)

比奈(知らん)

あやめ「??」


P「飯でも作りに来てやろうと思ってな」

比奈「…あ」

比奈「そっか。そうだったんスか。なるほど。そんな約束もしたっスね」

P「うん」

比奈「はい」

P「ということで」
比奈「まあ」

P「お邪魔してます」
比奈「だからと言って不法侵入の罪はなくならないでスけどね」

P「まじか」

比奈「まじっス」

乃々「聞いてないんですけど……」
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http://i.imgur.com/eTSIEha.jpg


比奈「こちらこそ乃々チャンがそこにいたとは聞いてないんでスけどね」


P「お、乃々もいたのか。おはよう」

比奈(えっ一緒に来たんじゃないんスか)

乃々「……お、おはようございます」

比奈(……。まあ、べつにどうでもいいか)ゴロン

あやめ「そう言えばプロデューサー殿。屋根裏になにやら茸の生えた木の幹が転がっておりましたが如何しましょう」

比奈「どーでもよくないっス!」ガバッ

P「おお! なんか知らんが元気だな!」イイコトダ



ぺたん


比奈「元気なわけないっスよ…もう。朝からいろいろつっこませるなんてひどいでス。せっかくのんびりしてたのに」

P「ごめんよ」

P「その分このあとはのんびりしていてくれ。飯は勝手に作らせてもらうよ」

比奈「……うへへ」

比奈「りょーかいっス。楽しみにしてるっス」ニヘラ

P「おう」

P「じゃあとりあえず冷蔵庫を覗かせてもらうぞ」グ

比奈「あーでも」


がぱっ









じりじり


比奈「……あつ…」

P「そうだな。ちょうど日差しの強い時間かな」

比奈「ぐへあうー」

P「うなってるな」

比奈「…その言い方だと、むしろなんだか激しく動いてそうでスね」

P「ぎゅいーん」

比奈「ぐおーん」

P「大丈夫か」

比奈「だめっス暑いっス」ムーリィー


P「しかし冷蔵庫になにも入っていないとは」

比奈「……茸はこれでもかとあったっスけどね」

P「茸おいしいよな」

比奈「おいしいでスけど」

P「でもべつに」

比奈「?」

P「俺に付き合わず、家でのんびりしててくれてよかったのに」

比奈「…………」

茸……
輝子の気配……?


比奈「……まあ…ふと」

比奈「陽の光の暖かみが恋しくなったりしまスよね。冷房かけっぱだと」

P「たしかに」


じりじり


比奈「もー十分でスけど」ゼハー

P「はは」


比奈「まあ」

比奈「それだけっス」

P「それだけか」

比奈「ス」



うぃーん


比奈「おお……これっス。これっスよぅ」ハフー

P「だらしないな」ハハ

比奈「炎天下でなんでもない顔してるプロデューサーが変でス。頭大丈夫でス?」

P「大丈夫だっつの。失礼な」

P「普段スーツだからかもな」

比奈「ああ」ナルホド…

比奈「……」じっ

P「? どうかしたか」

比奈「あの、他人の趣味をどうこう言うつもりは、まあないんでスけど」

P「なんだよ」

比奈「そのTシャツはないっス」

P「えっうそまじで」


P(これお気に入りなのに)

比奈「ふふっ」クス

P「あ?」

比奈「…あ、すいません。その」

比奈「いつも私らには素敵な衣裳を持って来てくれるのに、プロデューサーの普段着がそれって……なんか可笑しくて」クスクス

P「…………」

P「そうか?」

比奈「そうっス」コクコク

比奈「あはは」ニコニコ

P「…。そっか」

P「……」

P「ならまあ…よかった」ウン


P「さてと。なにか食べたいものはあるか?」

比奈「……」タベタイモノ…

比奈「部屋は寒いんでなにか温かいものとか食べたいかも」

P「寒いもくそもねえよ」ペチ

比奈「あいた」

柚「だったらお鍋とかどうカナ!」にゅっ
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比奈「わ」

P「鍋か。いいかもな」

柚「へへっだよねー」ニパー

比奈(なぜ何事もなく会話が始まるんでスか)

柚「それにほら! 今日は柚ぽんがお買い得ですよっ」ペカー

「んふっ」プルプル…

比奈(ああ…姿は見えないけど、いまの笑い声でだれがいるか分かるなあ……)



ひょこ


楓「こんにちは、プロデューサーさん。比奈ちゃん」
http://i.imgur.com/Xo3boBq.jpg


柚「こんにちはー」ニパッ

P「うん」

比奈「うス」

P「二人はどうしてここに?」

柚「お昼ご飯を買いに来たんだよー」

楓「だよー」ニコ

比奈(キツくない)

P(こともない)

比奈(それ伝えていいでス?)

P(そんな殺生な)

楓「??」ニコニコ


柚「Pサンたちは?」

P「これから比奈の家で飯にするんだ。二人もよかったらどうだ?」

楓「まあ。いいですね」

柚「なおさらお鍋がいいよ! みんなで食べると楽しいもんね!」ペカー

P「そうするかなー」

仁奈「そうはさせねーですよ!」ゴロゴロー ポフン
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比奈「わあ、に、仁奈ちゃん…。どっから転がって来たんスか」

仁奈「ふふふふ。びっくりしやがったですか?」モフモフ

比奈「そりゃもう驚いたっス」モフモフー

仁奈「えへへへ」モフモフ

楓「仁奈ちゃんを見ているとほっこりしますねー」

柚「もふもふするよね」ニコ

P「そうだな」


P「仁奈はどうしてここに?」

仁奈「おねーさん方を呼びに来たですよ!」

柚「ふえ?」

仁奈「仁奈たちはお仕事に行きやがるところです。タクシーのおじちゃんが待ってるですよ」

P「そうだったか」

楓「そう言えば」

柚「そんなこともあったような?」

P「しっかりしろよ」コラ

柚「てへー」

楓「てへ」

仁奈「もー。おねーさん方はしょーがねーですねぇ」モフモフ

比奈(もうどっちがお姉さんか分かんないでスねこれ)


柚「うー。みんなでお鍋……」ショボ…

P「また今度やろうな」ポン

楓「ふふ。そのときにはぜひお酒も飲みたいですね」

P「ですね。また仕事終わりにでも」

仁奈「楽しみにしてるですよ!」パッ

P「おう」

P「じゃあ仕事、頑張ってな」

「「「はーい」」」









ガチャ


P「ただいまー」

比奈(ただいまって…)

比奈(…、なんかいいじゃないでスか)

P「?」


P「どうかしたか?」

比奈「…あ、いや…」

比奈「…ふへへ。あの、お、おかえりなさい」

P「…」

P「おう。ただいま」

比奈「はい」



ぱたぱた


あやめ「おお、お二人ともご無事で。おかえりなさい」

P「うん。無事もなにもないけどな」

比奈「ただいまでス」

あやめ「暑いですからね。お疲れ様でした。麦茶が冷えておりますゆえ、いまお出ししましょう」パタパタ…

P「ありがとう」

比奈「……」

P「…」

比奈「ね、プロデューサー」

P「うん」

比奈「あやめちゃんの割烹着姿」

P「いいっスね」

比奈「握手」

P「おう」ガシ

あやめ「??」ドウカシマシタカナ…



とととと…


あやめ「どうぞ」コト

P「どうも」

あやめ「いえいえ」

あやめ「それとお料理はわたくしも手伝いますので。なにかすることがあれば仰ってください」

比奈「あやめちゃんは家事に隙がないんでスねぇ。なんか意外……」

あやめ「ふふっ。炊事洗濯は忍びの修行で心得ておりますゆえ♪」

P(それって)

比奈(花嫁修業じゃ)


あやめ「お掃除もしようかなーと思ったのですが、さすがに憚られましたゆえ」

比奈「お互いのためにそれでよかったと思うっス」

P「荒木先生」

比奈「余計なこと言ったらインク目にぶち込みまスよ」

P「いたいいたい」

あやめ「?? よ、よく分かりませんが…よかったのなら、よかったです」ハイ


あやめ「あ、ただ。あれだけは掃除してしまいました」

P「あれ?」

比奈「…………ああ」



輝子「」

輝子「」フヒ……ヒ…
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キノコの原木「」…セッショウハイカンデショ
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比奈「…」

P「……」

比奈「ぐっじょぶっス」グ

あやめ「いえいえ!」ムフー

P(掃除ってこっちもかよ怖いよ)


比奈(それにしても)コソ

P(ん?)

比奈(炊事洗濯掃除掃除がちょーできると。あやめちゃんは何気に凄まじいスペックをお持ちでスね)

P(ああ。あれで頭がパッションじゃなければな)

比奈(うんうん。でもそれがまたね)

P(ね)

あやめ「?? むむ…お、お二人は言葉を介さず意志疎通ができているようで…」スゴイデスナ…


P「ちなみにそういう忍法はなにかないのか?」

比奈「なに聞いてんでスか」

あやめ「えっあ、ありますよ?」

比奈「あるんスか」

P「あやめは忍びだもんな。そのくらいできるよな」

あやめ「え、ええまあ」

比奈「へー」

あやめ「ふ、ふふん。実は先ほどのお二人の会話も、わたくしには筒抜けでした」フフ、フフンフ…

比奈「なに聞いてんでスか」

P「まじか。ちなみにあやめはさっきの話、どう思う?」

あやめ「え? えと…あ、あにょ…あのですね」ワタワタ…

比奈(可愛い)

P(可愛い)


あやめ「…………」ダラダラ…

あやめ「えと、わ、わたくしも…お、お二人の言う通り、かと…」

P「なるほど」

比奈「でスよね」ウンウン

あやめ「は、はい! ですよね…」ホッ…

P「本人も認めるくらいだし、やっぱりあやめは可愛いよな」

比奈「可愛いでスね」マチガイナイス

あやめ「…え?」

あやめ「……」

あやめ「ふぇっ」


あやめ「お、お二人は…今しがたそのような会話を……?」//アセアセ

P「うん。あやめにも聞こえてたんだろ?」

あやめ「あ、いや、その……」

P「あやめは可愛いよな」ウンウン

あやめ「」//ボンッ

比奈(からかいがいのある子でスねえ)クスクス



ぷしゅー


あやめ「」//アワワワワワ…

比奈「からかうのもこの辺にしときましょうか」

P「そうだな。飯の準備するか」

一旦ここで。続きは夜か明日に書きます。
乃々と輝子はこっからもちっと出番増やしたいなって

基本的にはこんなだらだらするだけの話です

乙です
このシリーズは好きです

荒木さんSRおめ

以心伝心で良いね

レス感謝です。
そろそろ再開します。のんびりですが終わりまで



ぐつぐつ


乃々「?」

乃々「……なんだか」

乃々「いいにおいがするんですけど」



ごと


P「よしと」

P「お米はいつ炊けるんだっけ」

比奈「あと十分てとこでスね」

P「じゃあ鍋は弱火にかけて…。あとは食べるときに豆腐と肉を入れるか」

比奈「はい。じゃあお茶でも淹れて休憩にしまスか」

P「うん。悪いな、結局手伝わせちゃって」

比奈「ふふ。二人でやればあっという間でスから」ニコ



乃々「…」

乃々(完全に夫婦なんですけど)


乃々「……」



P「うまい」ずず

比奈「淹れておいてくれたのはあやめちゃんでスけどね」

P「ほら。飯はだれと食うかが大事って言うだろ?」

比奈「うっわよくそんな歯の浮くような台詞をしれっと」

P「ふふん。ボクはプロデューサーですからね!」

比奈「似てないキモイ」

P「そうっスか」

比奈「でなんで私の真似は上手いんでスか」

P「ふへへ。なんでだろ」

比奈「知りませんよ」クスクス



乃々「…」

乃々(ま、邪魔はしないですけど…マンガでも読んでようかな)ペラ

乃々「……、ちょっとしょっぱい話が読みたい気分です」









もぞ


P「お、乃々は起きたか」

乃々(べつにお昼寝してたわけじゃないですけど)

乃々「…じーっ」

比奈「??」

比奈「どうかしたっスか? …あ、もしかして、顔にインクでも付いてまスかね…」ア、アハハ… ゴシゴシ

乃々「…そんなことはないですけど、あの…」

乃々「……森久保は比奈さんを応援しています」

比奈「へ?」

P「なんだそれ」

乃々「ぷ、プロデューサーさんには話しかけてませんけど」

P「ひどい」

比奈「あはは」

比奈「なんだかよく分かんないけど…ありがとーっス。乃々ちゃん」

乃々「…」フルフル


P「さて。じゃあそろそろ飯にするか」

比奈「はーい」

乃々「あ、はい」

P「乃々もそこから出て来いよ」

乃々「え?」

P「え?」

乃々「…いやですけど」

P「いやいや。机の下にいるやつに出す飯はねえよ」

乃々「えぇ…プロデューサーさん、普段どうやってご飯食べてます…?」

P「普通の人は机の下には入らないの。ほら出て来い」ググ…

乃々「ちょ、やめ、むーりぃ…!」グググ…

比奈「…」クス


比奈「…」チラ



あやめ「…ニニニン…ニニニン…」//ブツブツ…

輝子「……フヒヒヒヒヒヒ…」ヒヒヒヒヒ



比奈「」コワイ

比奈「あの、こっちの二人はどうします?」

P「ん? ああ、えっと――」ググ

乃々「いーやーだー」ばたばた


ぴぴーっ


あやめ「むむっ お米が炊けましたね!?」がばっ

P「あやめはご飯のにおいで目を覚ます」

比奈「この子こんな食いしん坊キャラでしたっけ」

あやめ「緊急時に備え食えるうちにお腹を満たしておく。これもまた忍びの心得ですよ♪」

比奈「またそれっぽいことを」

P「おう。あやめは寝起きも可愛いな」

あやめ「――…」

あやめ「…………」//ポフン

P「寝起きだからか爆発の規模が小さいな」

比奈「せっかく起きたのにまた寝かせてどうするんスか」バシ

P「面白くてつい」スイマセン


P「そして輝子は」ググ

乃々「やーめーてー」じたばた


ぴー


輝子「!」ガバッ

輝子「こいつぁただならねぇにおいがするぜぇ!」フヒハハハハ!!

P「茸のにおいで目を覚ます」

比奈「ああ…それはなんとなく予想ができたっス」

比奈「輝子ちゃん。前にも言いましたけどご近所迷惑っスから声は小さめで」

輝子「あハイ」ハイ

P(相変わらず輝子は比奈には頭が上がらないな)グリグリ

乃々「あ、ちょ、なんで頭ぐりぐ……むーりぃ」

比奈「そっちはいつまでやってんでスか」

P「つい」


乃々「つ、ついでもりくぼいぢめとか……ひどいです」

P「ほら。乃々の魅力はいじめられているときにこそ光ると思うんだよ」グリグリ

乃々「うぇえぇええ」グリグリ

比奈(だからと言っていまいじめる必要はないんじゃ)

P「よしよし。いい感じだぞ」グリグリ

乃々「そ、そんな歪んだひ、評価は、べつに……。…嬉しくないことも、ない、ですけどぉ……」ムーリーィー

比奈「…」ハハ…

比奈「……浮気者」ボソ

P「?」

P「なにか言ったか?」

比奈「なにも」グリグリ

P「ははは痛いいたい」グリグリ

乃々「そ、そのぶんを私に回さないで欲しいんですけどぉ…?」イーターイー ジタバタ



くいくい


輝子「あ、あの、そろそろ……キノコが待ってるから…」フヒ

P「それもそうだな。遊ぶのはまた飯を食ってからにするか」

乃々「…プロデューサーさん、もりくぼとは遊びだったの……」

P「なんの話だ」

比奈「ひとまずはぐらかすのってだめ男の典型でスよね」

P「なんだとー」

あやめ「女心を弄ぶとは言語道断ですよ!」プンスカ

P「お前は分かって乗っかってるんだよな?」

輝子「……そ、その点キノコは…た、食べちゃうことも、ある、から……遊びなんてもんじゃないよ…」フヒ

P「だからなんの話だこれ」



がぱっ


P「はーい並んでー」

比奈「はーい」

あやめ「はい!」

輝子「フヒ……き、キノコ、多めで……頼むぜ親友」

P「はいはい。肉もちょっと多めにな」

輝子「り、了解…」フヒ

乃々「……私はほどほどで…」

P「お。ちゃんと出て来たな。えらいぞ。そんな乃々にはちょっとおまけしてやろう」

乃々「ちょ、そんな多めとかむーりぃ」

あやめ「あやめはご飯大盛りでお願いします!」ハイッ

P「ご飯はセルフで」

あやめ「あれっ」

比奈(いちいち会話が面白いっスね)



すっ


P「ん」

比奈「ども」

あやめ「?」

あやめ「比奈殿は…べつになにも言わなかったですね」

比奈「へ?」

あやめ「ほら。お皿を渡すとき、こう、なにを入れて欲しいとか。多めがいいとか」パンパン

P「うお。ホントに大盛りだな。ちゃんと食べろよ」

あやめ「ふふふふ。わたくしを侮って頂いては困りますなあ!」エヘン

P「食べ切れなくても手伝わないからな」

あやめ「あっそれはちょっと不安です…」ニーン…

比奈「…」クス


比奈「んー…」

比奈「どうせ私が、野菜多めでって言ってもプロデューサー聞いてくれないし」

P「いつも比奈は野菜とか軽めのものを食べたがるからな。俺といるときくらいはたんぱく質を取らせないとだし」

比奈「でも私ってわりとプロデューサーとご飯食べてまスよね? もう十分でスよぅ」ブーブー

P「ぶーぶー言わないの。お豆腐もちゃんと入れてやるから」カチャ

比奈「ふへへ。どもっス」ニヘラ



あやめ「……」

あやめ「…ふふ。食べる前から胃がもたれる思いですね、まったく」

乃々「…お、お鍋でお口直ししようと思いますけど」

輝子「…フヒ……ひ、比奈さん、楽しそう…だね」

強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

上条「安価でヤリまくろう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376407878/)


P「じゃあ食べますか」

比奈「はい。いただきまース」

「「「頂きます」」」








あやめ「ではあやめたちはお先に」

乃々「……帰りますけど。…まあ、プロデューサーさんはのんびりしていけばいいと思いますけど」

P「それはお前が言う台詞なのか?」

輝子「ま、またね。比奈さんも」

比奈「はい。今日は楽しかったっス。また事務所で」



ぱたん…


P「…」

比奈「…」

P「…」

P「三人が帰ると…急に静かに感じるな」

比奈「でスねー」

P「洗い物するか」

比奈「あ、すいません。一緒にやっちゃいましょっか」

P「のんびりしてても大丈夫だぞ?」

比奈「…」フルフル

比奈「二人で。やればあっという間っスから」

P「…そうだな」

比奈「はい」ニコ



ざー…


P「今度は柚たちと…いっそ事務所に鍋を持ち込むか」カチャカチャ

比奈「あ、いいでスね。楽しそう」フキフキ

P「な。…まあしばらくは難しいかもしれないけど、」

P「そのうち時間を作って、やるか」

比奈「はい」



ぱしゃ


比奈「うにゃ」

P「あ、す、すまん。ちゃんと流せてなかったな…大丈夫か?」

比奈「は、はい。…あわあわっス。あわひなっス」

P「なんだそれ」

比奈「あはっ。泡飛ばすっスよ! おかえしっス!」フー

P「わぷ」

P「このやろ、やったな。ふー」

比奈「にゃっ…、あっ、ちょ、足元に泡が、…滑って…ちょっ」ズル

P「うお」


どたっ


比奈「…」

P「…」

比奈「…」

P「…」

比奈「…べ」

比奈「べたべたな展開っスね…これ」ア、アハハ…

P「そ、そうだな」

強引な宣伝だよってミサカは(略

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P「立てるか?」

比奈「…」

P「…?」

P「比奈?」

比奈「…ね、プロデューサー」

P「ん?」


比奈「私は変わっちゃったっス。いつの間にか、」

比奈「こんな風にマンガのヒロインみたいに…いちゃこらしちゃったりして」

P「ヒーローが俺でいいのか?」

比奈「消去法で」

P「ひどい」

比奈「あははは」


比奈「…」ニコ

比奈「でも、なんてか。まだ心の準備ができてなくて」

P「うん」

比奈「ヒロインは私にはまだ早いっス。私、柚とかあやめちゃんとか、みんなとわいわいしてる方が…いまは楽しくて」

P「そっか」

比奈「はい」


比奈「だからプロデューサー。約束して欲しいっス」

P「ん?」

比奈「…いつか…いつかまた、私のうちに」

比奈「今度は一人で来て欲しいなって」

P「…うん。了解」

P「比奈の中で、まだ俺がヒーローだったならな」

比奈「ふへへ。はい」

P「約束」

比奈「約束」


比奈「…えへへ」

比奈「まあ、そんな感じで」

比奈「そろそろ私も頑張るっス」

P「そろそろて」イママデハ??

比奈「ふへへ」


比奈「…ふふ」ニヘラ

比奈「じゃあ…約束までしばらく、またこれからよろしくっス」

P「はいはい。こちらこそ。よろしくな」

比奈「はい」ニコ




・・・・おしまい

強引な宣伝だよってミサカは(略

上条「安価でヤリまくろう」

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以上です。書くってだけなら比奈さんが一番書いてて楽しいです
お付き合い頂きありがとうございました。楽しかったです。お疲れ様でした

乙です

乙乙

おつ

おつ

おつおつ
荒木先生かわいい

おっつおっつ☆

荒木先生はもっと上の順位にいってもおかしくない可愛さ

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