【カラネス区壁外】
ドドドドドドドド………
ハンジ「!」
巨人「……」ズシーン ズシーン
ハンジ「左前方、10メートル級接近!」
ハンジ「そのお腹の中に何が入っているのか――わたし、気になります!」
巨人「 」ブクブクブク
ハンジ「!?」
巨人「 」ひでぶ
ド バ ッ
アルミン「ウオオオォォォォォッ!!」
援護班「巨人の腹から血まみれの兵士が出てきたでござる!」
アルミン「 」ギロッ
援護班「続いてローソクが一斉に消されたかのような寒気が!!」
巨人「 」ズシーン ズシーン
サシャ「ひーっ」
ガッ クルッ
班長「怯むな! 援護班に任せて前進しろ!」
班長「進めー!」
班長「すぅすめぇぇえええええ!」
ドドドドドド…
援護班「ふう。無事に送れたか」
アルミン「よーし片付いたな!」 スタッ
援護班「お前なかなかやるじゃないか。班の所属は?」
アルミン「伝達班・右翼側担当さ!」
援護班「は? 壁外遠征の?」
アルミン「その通り! さて他に巨人はいないかな」
援護班「オマ何やってんだよ行けよ!!」
――
グンタ「援護班の支援は、旧市街地までだ。それより先は、完全に巨人の領域」
グンタ「俺たちが頼れるのは、エルヴィン団長の考案したナントカカントカ陣形しかない」
ペトラ「リヴァイ兵長も頼れるでしょ」
グンタ「あとリヴァイ兵長」
オルオ「ふっ。俺たち精鋭g
グンタ「俺たち、特別作戦班はここだ。ここ」
エレン「えっ。自分はここだって聞きましたけど」
ペトラ「えっ、こっちじゃないの」
エルド「ん? 俺が聞いた場所はこっちなんだが。おかしいな」
グンタ「じゃあ俺たちは結局、この地図のどこに居ればいいんだ」
エルヴィン「この辺だ」
エレン「団長」
グンタ「団長」
エルヴィン「この辺」
――
パカラッ パカラッ パカラッ
エレン「オレオさん」サスケェ
オルオ「いきなり使い古されたネタで俺を呼b ブシューッ
エレン「あいつら……」
エレン「俺の同期は、巨人に勝てますかね」
オルオ「ハァ? てm ブシューッ
エレン「まぁ勝ちはしますよね……何たってミカサとアルミンがいますしね」
ペトラ「エレン君。壁外調査っていうのはね」
オルオ「いかn ブシューッ
ペトラ「いかに巨人と戦わないかに懸かっているのよ」
エレン「ペトラさん。でもあいつら、目を離したらすぐ勝手に暴走しそうで」
オブシューッ
ペトラ「ちょっとアンタさっきからアタマお菓子いんじゃないの!?」
オノレオ「おいしいキャラだr?」 ブシュー
ドドドドドドドド…
エルヴィン「長距離索敵陣形、展開!」(噛まずに言えたぞ)バッ
バラ バラ バラ バラ
ライナー「じゃあな、アルミ……アルミン!?」
ヒヒーン
ジャン「おい馬しか走ってねージャン!」
ライナー「くっ。引き返すヒマなんか……ん?」
ドドドドドド…
アルミン「ウオオオオォォォォォ!!」シュタタタタタタタタタタタ
ジャン「は、速い! 何だあの走り方は!?」
ライナー「あれは――かかとが地面に一瞬しか触れない、触れたとしても決して踏み込みはしない走り方をしている!
衝撃はすぐに爪先へと移動し、そのエネルギーを再利用して地面を蹴り、さらに加速する。
つまり、衝撃のエネルギーをヒザ方向ではなく、前方へ逃がしているという事。
疲労やダメージがほとんど無いどころか、むしろ走れば走るほど加速されていくんだ!!」
アルミン「とうっ!」バッ
ジャン「跳んだ! 時速40kmは出たぞ!!」
ヒュウウン
ライナー「跳躍からそのまま馬上へ――」
ズタッ ヒヒーン ヒヒーン
ライナー「二頭の鞍上に立ったァーッ!」
アルミン「ふう。やっと追いついたぞ!」
ジャン「ああああ危ねえっ! 早くどっちかの馬に座れ!!」
アルミン「もし落ちたらまた走るまでさ! どうどうっ!」パシッ ピシッ
ジャン「二頭分のムチを器用に!」
ライナー「そういえば聞いたことがある。古代の某地では戦車競走といって吸血馬を――」
アルミン「待て、それより皆どこに向かっているんだ! 進路がバラバラだ!」
ジャン「そうだった陣形が展開したんだった! お前らも早く担当位置に向かえ!」
ライナー「そうだった。じゃあなアルミン!」
ジャン「巨人と出くわしても、小便ちびらせんなよ!」
アルミン「うん! ジャンもね!」
ジャン「いや俺には無理だよ」
――
上官「前方半円状に、長距離だが確実に前後左右が見える距離で、等間隔に兵を展開」
上官「可能な限り、索敵・伝達範囲を広げろ」
上官「という陣形のはずだが、やっぱ分かってない奴が何人かいるせいで既に半壊」
――
パカララッ パカララララッ パカラララララララッ
アルミン「ハッ……ハッ……ハッ……」
馬×2「」ヘアッ ヘアッ
バサッ バサッ
カラス「 ガー ガー 」
アルミン「大丈夫だ。落ち着け!」 ピシッ パシッ
馬×2「」ヒヒィン
アルミン「よしよし二頭ともいい子だ。そのまま並走頼むぞ!」
パアァァン パシュウゥゥン…
アルミン「! あの煙弾は――」
――
ネス『主に巨人と接近するのは、初列索敵班の兵士だ』
ネス『彼らは巨人を発見次第、赤の信煙弾を発射』
索敵兵「やっべ青撃ってしまった! 赤で撃ちなおすしかない!」パーン
ネス『信煙弾を確認した兵は、同じようにして伝達する』
伝達兵「えっどっち!? 最後は赤……赤でいいのか?」パーン
伝達兵「やっべこれ黄色だった。と、とりあえず青と赤撃って訂正しよう」パーン パーン
ネス『それによって巨人の位置を確認した団長が、緑の信煙弾を撃ち』
ネス『陣形全体の進路を確認するのだ。こうして陣形全体が、』
ネス『巨人との戦闘を避けながら目的地を目指すことが出来る』
モブ「団長! なんか空が賑やかなことになってますが!」
エルヴィン「慌てるな。進路はこっちだ」 パーン
リヴァイ「おいこれ赤いぞ」
――
サシャ「……」 パカラッ パカラッ
ネス『しかし』
ネス『地形や障害物により発見が遅れ、陣営内で巨人に出くわす場合もある』
ドゴゴゴンンッッ
四足巨人「」ギョロッ
サシャ「ゥ”-ッ!」
四足巨人「」ズンズン ズンズン
サシャ「……あ、赤! 赤い信煙弾を……」
サシャ「あっ」 ポロッ
サシャ「おやつにとっておいた私のパァn」
四足巨人「」グシャッ
サシャ「 あ この 」プツン
班長「ブラウス! こっちだ!」
パーン バシュウウウン
部下「くそっ、索敵取りこぼしたか!」
班長「こっちに引きつけるぞ!」
部下「ん? ま、待って下さい班長、あれは!?」
サシャ「 」ウオオオオオオオォォォォォォンン
四足巨人「」ズンズンズンズン
サシャ「……」パシューン
サクッ パパパシューン ヒュヒュン ヒュンヒュン パシューン
部下「すごい……」
班長「まさか……信じられん。立体機動のシンクロ率が400%を超えている!」
サシャ「 」ウオオオオオオオォォォォォォンン
班長「きょ、巨人を……○○ている……!?」
部下「ううっ!」ウップ
――
パカラララララッ パカララララッ パカララララララッ
アルミン(……さっきからヘンだ)
アルミン(空がカラフルになってからしばらく経つのに)
アルミン(全然巨人が来ないじゃないか!)
ネス『尚、これまでの対処法が通じるのは』
ネス『行動が予測しやすい通常種までの話だ』
パアァァン
アルミン「! 黒い煙弾!? 見たことない色だな」
アルミン「間違いない、これは何かある!」
アルミン「あっちに向かおう!!」
ネス『行動が予測できない奇行種に対してのみ、戦闘は必要だ』
アルミン「急げーッ!」パカラララララララ
ネス『いいか、行動が予測できない奇行種に注意するんだぞ!』
――
パカラッ パカラッ パカラッ
ネス「!?」
バサッ ズンズン ズンズン
奇行種「」ラムー
ネス「……畜生、やるしかねえか!」
ネス「シス! お前はうなじだ! 俺が動きを止める!」
シス「えっ、何ですって!?」
ネス(平地での立体機動戦は明らかに不利……)
ネス(成功率は極めて低いが、奴に陣形を壊させるわけにはいかん)
ネス(向こうは確かアルレルトか。コイツに会わせたくねえな)
アルミン「ネス班長ーッ! 助太刀しますッ!!」パカラララララッ
アルミン「ウオオオオ奇行種め! ここで仕留めてやるぞ!」
ネス「だから会わせたくなかったんだ! 持ち場に戻らんかーっ!」
アホミンシリーズきたか
アホミンはアツミン
アルミン「ウオオオオォォォォッ!」パシューン
パスッ ザクッ
奇行種「」ズシーン
アルミン「終わり」
シス「↑ここまで4行」
ネス「馬鹿みてぇな速さだな!!」
アルミン「……なるほど……右手側に巨人の気配!」
アルミン「ネス班長、ちょっと奇行種が出た方向へ向かってみますので!」
ネス「奇行種はお前ださっさと配置に戻れ!」
シャレット「私も行ってみるわ」
ネス「お、おいシャレット!? うわあっ」ドサッ
シス「ネス班長!」
アルミン「馬を頂けるんですか! ありがとうございます!!」
シャレット「よろしく」
アルミン「よーし三頭も足があれば心強いぞ! 行ってきます!!」
寝るおやすみ(^q^)
乙
なんという馬の無駄遣い
乙
乙
新シリーズ来た!
またお前かよ待ってたよ
アホミンきたー
乙
アホミンがまわりに伝染してんじゃねーかwwwww
さすがアホミン人類の希望
乙
書くひまがない(;^q^)
もうちょっとまってて
――
ポコロッ… ポコロッ…
ネス「シャレット……」
シス「ネス班長、大人の二人乗りはきついです」
ネス「いいから手綱をよこせ。俺が後ろに乗ってるだろう」
シス「じゃあ俺が後ろに乗ります。俺の方が背が高いんで」
ネス「身長あまり変わらないだろ! そして俺の方が座高が高い!」
シス「座高も俺の方が高いですだってネス班長は髪が」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン…
シス「!」
ネス「またか。右翼側の索敵は何やってんだ」
シス「無視してこっちに来たとなると、あれも奇行種のようですね」
ネス「チッ。しょーがねえな。シス、今度は俺たちがやるぞ!」
シス「お断りします( ゚ω゚ )」
シャキィン
ネス「しかし、二回も連続するとはツイてねえ」
ネス「しかも14m級はありそうだ。こいつはしんどいぞ……」
ネス「!?」
ドンドンドンド ン ド ン ド ン ド ン
シス「ぁぁ!?」
女型「 」 ド ン
ネス「うわああっ」
女型「 」ドンドンドンドンドンドンドン
ネス「なんだこいつ……速すぎる!」
シス「俺らが遅いだけじゃないですかね!」
ネス「足で空が落ちてくる! シャレットを取り戻せ!!」
シス「いまさら無理です! 愛すら取り戻せません!」
ネス「畜生、このままやるしかねえか!」
シス「奴は14m級ですよ! 指先ひとつでダウンしてしまいますよ!」
ド ン ド ン ドンドンドンドンドンドン ドンドン ドンドン…
ポコロッ… ポコロッ…
シス「行ってしまいましたが……」
ネス「止めろYO! 本隊の方にドンドン行かせてどうするんだよ!」
シス「とりあえず煙弾撃ちますNE!」 パァン
ネス「くそッ……何が悲しくてこの非常時に男二人で相乗りしなきゃならんのだ」
シス「ヤッベこれ紫の煙弾だった。アレ、そもそも紫ってどういう意味だっけ」ボソ
ネス「残してきた新兵たちが心配だ……シャレットさえいれば……」
シス「とりあえず全部撃って誤魔化そう」パパパパーン
ネス「だいいち右翼側の索敵班は何をやっているんだ!」
――
索敵班「……右翼側にいた巨人……ほぼ壊滅……」
索敵班「金髪の狂気が……巨人の大群を次々に蹴散らしてしまった……」
索敵班「そして俺は迷った…………誰か……いないのか……」
来てた!
きたー!!待ってた!
アホミンきたぁwww女型逃げて!全力で逃げて!
アホミンシリーズ大好きだわ
期待
もう煙弾一色でよくね?
シスがとてもいい
愛でライナーが墜ちてくる
Youはショック
キュイイイィン スタッ
アルミン「よし! ここら一帯の巨人は大体片付けたぞ!」
アルミン「討伐数は10から数えてないけど、刃は半分くらい使ってしまったな」
アルミン「でも刃ごたえじゃないんだよ! 僕が求めてるのは歯ごたえなんだよ!」
シャレット「さっき一体、すごいの取り逃がしてたわよ」
アルミン「なに本当!?」
シャレット「馬の勘だけど、あの巨人はただもんじゃないわね」
アルミン「それは期待! なんだかボク、ワクワクしてきたぞ!」
アルミン「さぁ走れ! どんどん走れ!」 ピシッ パシッ
アルミン「さぁ行け! どんどん行け!」 ドドドドドドド
ネス「シャレット! アルレルト!」
アルミン「ネス班長! シス・ルークさん!」 ドドドドドド
シス「さっき巨人を取りこぼしてしまった。後は任せた」
アルミン「任せてください! はいよーっ!」 ピシッ パシッ
ネス「待てシャレットアルレルト! 待て! ああんもう出番おわり」
――
ライナー「アルミン!」パカラッ パカラッ
アルミン「ライナー!」ドドドドッドドドドッ
ライナー「おいまだ鞍に立ちっぱなしだったのか。んでなんで一頭増えてるんだ」
アルミン「とにかく馬を走らせないと、壁外じゃ生きていけないからね!!」
ライナー「いやそりゃたくさん走らせてるけれども」
アルミン「とにかく急ごう! あれを狩らないと本隊が!」
ライナー「意味不明な煙弾祭りの中で、なんか奇行種用の煙弾が混じってたが」
ライナー「あの『 い い ケ ツ 』した奴がそれか」
シャレット「奇行種じゃないわ。あれは巨人の身体をまとった人間よ」
アルミン「なんだって!?」
ライナー「何がなんだってって?」
アルミン「ちょっと待って! そういえば先に煙弾を撃たないと!」
アルミン「今なら背中を向けてて隙だらけだ! くらえぇ!!」 パーン!
ライナー「弾の無駄遣いはやめろ!」
パーンンン…
ライナー「! 待て。ジャンが撃ったみたいだ」
アルミン「くそっ、もう弾切れか」カチッ カチッ
ライナー「うわ何だこの煙! これ全部無駄弾か!」
パカラッ パカラッ
ジャン「右翼索敵が、一部迷子になったらしい」
ジャン「巨人がわんさと来たんだが、何だか知らねぇけど殲滅されたらしい」
アルミン「大したことなかったよ!」
ジャン「またお前絡みか」
ライナー「迷子ってことはもはや索敵は機能していないな」
ジャン「! なんで巨人があんなところにいるんだよ。奇行種か!?」
アルミン「いや……違う! あいつは、巨人の身体をまとった人間らしい」
ライナー「アルミン。どうしてそう思った」
アルミン「シャレットさんがそう言ったからだよ!」
ジャン「どこの馬の骨だよ」 アルミン「馬だよ!」
シャレット「目的は一貫して、人類への攻撃ね。……いえ、どうかしら」
シャレット「誰かを探してるって気もするわね」
アルミン「あの巨人が誰かを探している……? まさか好敵手!?」
ライナー「一人でぶつぶつ何言ってるんだ」
ジャン「あの巨人が誰か探すとしたら、同族のエレンとかじゃないのか?」
ライナー「エレンだと? エレンなら、中央の後方あたりを担当してるはずだが」
ジャン「俺の作戦企画紙でも、中央の後方あたりになっていたな」
アルミン「僕の企画紙でも、確か中央の後方あたりになっていた!」
アルミン「いや……どうかな。あの戦力がそんな安全な所にいるはずがない!」
ライナー「じゃあどこにいるってんだよ」
ジャン「いや中央の後方あたりだろ」
アルミン「とにかく、今は考え事をしている時間はない!」
アルミン「あの巨人に司令班が潰されたら、陣形は崩れて全滅だ!!」
ライナー「何が言いたい。いや分かったやっぱり言わなくていい」
アルミン「あの巨人をぶっ倒してしまおうッッ!!」
ジャン「……確かに、この距離なら、まだ奴の気を引けるかもしれねえ」
ジャン「俺たちで撤退までの時間を稼いだりできる……かもしれねえ」
ジャン「なんつってな」
ライナー「ふっ」
アルミン「面白いよ!」
ジャン「ジョーク扱いしてんじゃねえ!!」
シャレット「……あいつには本当に知性がある。はたかれるだけで潰されちゃうわ」
アルミン「だそうだよ」
ジャン「何がだよ!」
ライナー「お前、本当にジャンなのか? 俺の知るジャンは」
ライナー「常に『ジャン』を使ったギャグのことしか頭にない男のはずだ」
ジャン「どういう認識だよ!! 俺は……ただ」
ジャン「誰のものともしれない骨の燃えカスに、ガッカリされたくないだけだ」
アルミン「この前握ってた骨のこと!? あれサシャのヘソクリの食べカス!!」
ジャン「もう踏んだり蹴ったりじゃねえか!!」
ジャン「お……俺は……俺にはいま何をすべきかが分かるんだよ!」
ジャン「そして、これが俺たちの選んだ仕事だ! 力を貸せ!!」
ライナー「あ……ああ、そういう流れの」
アルミン「本気だったんだね!」
ジャン「さっきからそう言ってるじゃねえか!!」
アルミン「よし、それじゃあ行こう、シャレットさん!」
シャレット「フードを深く被るといいわ。顔があいつに見えないように」
シャレット「もしあの巨人が、エレンという人間を探しているとすれば」
シャレット「貴方達が誰か分からないうちは、下手に殺さないはずよ」
アルミン「↑というわけでみんな! フードを被るんだ!!」バッ
ライナー「なるほど、気休めにしては上出来だ」バッ
ジャン「……アルミン。お前はとにかく鬼畜で駆逐なD(デンジャラス)ボゥイと思ってたが」
ジャン「座学一位の設定なんかとっくに消滅したと思ってたぜ」バッ
アルミン「ありがとう! でもDボゥイだなんて酷いな、どこが危険なんだい!?」
ジャン「お前の言う『どこが危険なんだい?』がもう危ねえんだよ!!」
今回ぶつ切りでごめんなさい(^q^)続きはまたあとで
かつてこれほどまでにシャレットが活躍したSSがあったろうか
乙
乙!
いいね アツミン!
乙
ジャンがまともなのかアホミンすぎるのか
タイトルだけでアホミンだと分かってしまったww
続き待ってます
必死に耐えてたのに
>ジャン「右翼索敵が、一部迷子になったらしい」
ここで声だして笑った
キタコレ!!
今回もいい感じにキチってらぁ
ドン ドン ドン ドン ドン
アルミン(……あっちから来たときより、大分遅くなった)
アルミン(あの速度で再び走られたら、自力で走って追いついてやる!)
ライナー(……)
ジャン(いいかお前ら。さっき言った通りだぞ)
ジャン(少しでも長く注意を引きつけて、陣営が撤退できるよう尽くせ)
ジャン(少しでも長くここに留めるんだ!)
ドン ドン ドン ドン ドン
ジャン(もし足の腱を削いだのなら十分以上――)
ジャン(ただし、無茶はしてくれるな。仕留めろとは言わん!)
アルミン「絶対に仕留めてやるぞ……」
アルミン「絶対にだ!!」
ジャン(こいつには心の叫びすら届かないのか……)
ジャン(よし、やるか!)チュッ
アルミン「あっライナー! なんか今ジャンが!」
ライナー「ブレードにキスしただと!? ジャンお前ってやつは」
ジャン「なんでお前らどうでもいいことは妙に目ざといんだよ!」
ジャン「くっそっ」 パシューン!
女型「!」
ドオォン…
ライナー「ジャンの殺気に反応し、急停止でワイヤーをかわしただと!?」
女型「 」ブオンン
ジャン「ううっ!」 ブワワッ
ライナー「今度は風起こしでジャンのフードをめくり、顔を確認しただと!?」
女型「 」ギロッ
アルミン「!!」
ライナー「そして――間髪いれずアルミンの方に行ったァーッ!!」グッ
ジャン「ライナー……お前もう完全に戦う気ねぇな……」
アルミン「シャレットさん!」
シャレット「分かってるわ」
ドオオオォォン!
ライナー「か……かわしたァ! これが座学トップの立ち回りなのかァ!?」
女型「……」
アルミン「ふう」
アルミン「なるほど、やはりお前は他の巨人とは違うようだ!」
アルミン「僕も全力を出し切らせてもらうぞ!!」
アルミン・女型「「 決 闘 ! !」」
ライナー「おおっと固有のルビが透けて見えたと同時に戦闘開始だ!!」
ジャン「く、くそっ……さっき腰を打っちまって援護に加われねぇ……」
ライナー「止むを得んだろう。ここはアルミンを信じて解説に徹しよう」
ジャン「お前なんでついてきたんだよ!!」
アルミン「三位一体機動、展開!」
シャレット「」 パカラッ パカラッ パカラッ
馬A「」 パカッ パカッ パカッ
馬B「」 パカパカッ パカパカッ
ライナー「こ、これは――三頭の馬がバラバラの方向へ散開した!?」
ジャン「アルミンはそのうちの一頭に立ってるな。何をしようってんだ」
ライナー「三位一体とは三者が心を合わせるという意味だが、果たして!?」
馬×3「 」パカパカパカパパパカパカラ
女型「……」キョロ キョロ
ライナー「これは……馬のデタラメな動きで、女型が的を絞れていない!?」
ジャン「なんか女型をグルグル取り囲んでる動きだな。えらいシュールだ」
アルミン「ウオオオオォォォォ!!」パシューン
ライナー「ここでアルミンが背中から行ったァーッ!!」
アルミン「ルアアァ!!」 シャキーン
女型「!」バッ
アルミン「何っ!」
パキィン
ライナー「女型の手の甲に弾かれてしまったぞ! 刃を一つ失った!!」
ジャン「うなじを守った!? 奴は自分の弱点を理解しているのか……?」
ライナー「ああっとこのまま着地しては大きな隙! 女型の餌食になってしまうぞ!」
アルミン「くっ」スタッ
> 馬B「」パカラッ パカラッ パカラッ
ライナー「なんと! タイミングよく走っていた馬が、アルミンをさらっていった!」
ジャン「ど、どうなってんだ。なんで当然のように鞍に着地できるんだ……」
ライナー「分かった! アルミンは適当に馬を放っていた訳じゃあない!」
ライナー「平地での立体機動の不利を埋めるべく、動く足場として活用するつもりでいたんだ!!」
ジャン「そ、そんな神がかった芸当、馬と完全に意思疎通できなきゃ……できるのか!?」
女型「…………」
アルミン「奴の動きが止まった! 今だシャレットさん!」
シャレット「馬ッシュ、馬イア、準備はいい?」
馬A「」ヒヒーン
馬B「」ブルルル
ライナー「こ、ここで馬たちがタテ一列に並んだ!?」
ジャン「何をする気か見当もつかねえ」
馬A「」ヒヒーン!
ライナー「一頭目が女型の股間を通り抜け――」
馬B「」ヒヒーン!
ライナー「二頭目がよそ見した女型のつま先を踏ん付けて――」
シャレット「」ヒヒーン!
ライナー「三頭目もつま先を踏ん付けていったァーッ!!」
女型「……! ……!」 ズン ズズズ…
ライナー「これは効いてるぞォーッ!!」
ジャン「こ、こすい……」
なんてコスいジェットストリームアタックだwww
ジャン「! アルミンはどこいった?」
ライナー「上を見ろ! あの影は鳥か!? 奇行種か!?」
アルミン「うおおおおおぉぉぉーッ!!」シュルルルル…
ライナー「スーパーアルミンだァァーッ!!」
ジャン「い、いつの間にか女型の肉にワイヤー突き刺してたのか……」
女型「……!!」
パシッ
アルミン「!」
ライナー「ワイヤーが捕らえられた!?」
ジャン「奴の運動性能は普通の奴の比じゃねえ! に、認識が甘かった!」
ジャン「もう逃げられねえっ、死んじまう! ワイヤー引っ張られて終わりだ!」
アルミン「まだまだッ!!」 グググッ
ライナー「こ、これは――すげえ、すげえぜ! 片時も目が離せないぜ!!」
ジャン「お前もう帰れよ!!」
アルミン「ウオオーッ!」 グンッ
女型「!」
ライナー「自らワイヤーを引っ張り、女型に引っ張られる前に接近した!」
ジャン「なるほど。それなら確かにワイヤーに振り回されることはないが……」
女型「……」グッ
ジャン「そこは奴の射程拳内だぞ! 一撃でバラバラになっちまう!」
ライナー「このまま某リオックのような末路を迎えてしまうのかァーッ!?」
女型「 」ブ ン ッ
アルミン「ひょい!!」
ジャン「か、かわした!? 空中で身体が反転したぞ!!」
ライナー「ひねりこみだ! アルミンが後ろを取った!」
ジャン「ひねりこみ?」
ライナー「アルミンはあの技で、トロスト区のエースになったんだ!!」
女型「! !!」バッ
ジャン「ダメだ! いくら背中を取っても、うなじを守られちゃカタがつかねえ!」
ライナー「いや、良くみろ! 落下したアルミンの狙いは――」
アルミン「ふっ!」 スパッ スパッ
女型「!?」 ズズズ…
ライナー「足の腱だったァーッ!!」
ジャン「す、すげえ。落ちながら戦ってる」
ライナー「しかしあの体勢では受け身が取れない! 馬もいねえ!!」
ライナー「ワイヤーも封じられてる! このまま地面に激突しちまうぞッ!!」
アルミン「ウオオオオォォォォッ!!」
ゴッ ゴッ ゴッ ザッ ザザーッ
ライナー「五接地転回法!? 衝撃を五分割して無傷で着地したーッ!!」
ジャン「……あいつも巨人なんじゃね。人間じゃなかったらもう巨人しかねえだろ」
女型「 」グラ…
ズズーン……
アルミン「よし……!」
ライナー「た、倒した? アルミンがついに女型を……!」
ジャン「違う、倒れたんだ! 両足の腱を切られて一時的に倒れただけ!」
ジャン「十分以上達成だ! さっさとずらかるぞ!」
ライナー「待て! 倒れた女型に馬たちが群がって……後ろ向きになって……」
シャレット「」ヒヒーン! 蹴り蹴り蹴り踏り蹴り
馬A「」ヒヒーン! 蹴り蹴り踏り蹴り蹴り
馬B「」ヒヒーン! 蹴り踏り蹴り踏み蹴り
ライナー「あれは……トライアングルフォーメーションα!」
ジャン「な、なんだそりゃ」
ライナー「倒れた一体の敵を三方から取り囲み、ひたすら蹴りまくって離脱!」
ライナー「名づけてトライアングルフォーメーションα!」
ジャン「ただのフクロじゃねえか!!」
1stガンダムに紅の豚にGUN道にエンジェル伝説……
女型「……!!」 ブンブンッ
シャレット「離脱!」 ダッ パカラッパカラッ
馬A「」 パカラッw パカラッw パカラッw
馬B「」 パカララララララララwwwwww
アルミン「さぁ、うなじを取らせろ!!」パシューン!
女型「……!! !!」ジタバタ ジタバタ
アルミン「くっ、倒れたまま暴れまくるとは往生際が悪い!」
アルミン「でも僕だって諦めは悪いぞ! どっちが上か勝負だ!」シャキィン
ジャン「ああ……女型の奴、あんな必死に両手でうなじ守ってやがる」
ライナー「うむ。さすがに気の毒になってきたな……」
ジャン「おいアルミン!」
アルミン「なに!? いま一番いいところ!!」ブスッ ブスッ
ジャン「無理にトドメ刺すこたぁねえ。俺らもそろそろ引き上げるぞ!」
アルミン「えっ何!? 聞こえない!!」 ブスブスブスッ
女型「!!」 グラッ ドンドンッ
ジャン「げっ。足が治った」
アルミン「ほらみろ! 立ち上がってしまったじゃないか!」
ライナー「待て、あれを見ろ!」
女型「……」クルッ
女型「 」ドンドンドンドンドンドンドンドン…
ライナー「見ろ、デカ女の野郎め、ビビっちまってお帰りになるご様子だ!」
ジャン「あれはマジでビビってたな」
アルミン「何のんきなこと言ってるんだ! まだ決着はついてないんだぞ!!」
ライナー「いやもうあれはアルミンの勝ちでいいと思うぞ」
ジャン「ずば抜けて優秀で頼りになるアルミンさんの勝ちだから……な?」
シャレット「私たちも蹴り疲れたわ。ここは一旦休みを挟みましょう」
アルミン「くっ…………ちくしょう」
アルミン「ちくしょおおおお…………!!」ダンッ!
できる事 できるだけの力
あると信じた自分は ただ自惚れていただけなのか?
女型戦を経て 今ここにいる事の意味を
調査兵団の少年は 様々に思い悩む
新たな出会いがもたらす物は 更なる苦悩か?
それとも 新たな爆走への糸口か?
次回、熱血アルミンシリーズ アルミン『イ゙ェアアアア!!』(仮)
壁の外、駆け抜けろ! アルミン!!
終わり
乙
乙、始終笑いっぱなしだったわwww
何このシャレットさんのいい女っぷり
ライナー仕事しろよwww
乙
シャレットさんいい女過ぎて結婚したい
もうアルミン一人でいいんじゃないかなw
乙!
こんなに主人公な熱ミンに乾杯
乙レルト
電車で読んじゃったじゃねえかww
乙
ライナー助けてやれよwww
乙
シャレットが輝いていたな
乙
今まででいちばん笑ったwww
相変わらず破天荒な男だなw
巨大樹の森にも命令無視で突っ込んで行きそうだ
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