(ラビットハウス)
青山「・・・」ゴクゴク
マヤ「わーい!!」タッタッタッ
メグ「待てー!!」タッタッタッ
チノ「マヤさんメグさん、店内で遊ばないで下さい」
ココア「今日もお客さん少ないね・・・」
チノ「いつもの光景ですよ」
ココア「ラビットハウスの将来が不安だよ。今は大丈夫でもこの先どうなるか分かんないよ」
チノ「ラビットハウスはこれでいいんです」
ココア「え?」
チノ「繁盛しなくてもいいんです。行列ができていつも満員なんて御免こうむります」
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ココア「バーもあるから?」
チノ「実は喫茶店だけでも問題ないんです。バーは父の小遣い稼ぎです」
ココア「え?そうだったの?」
チノ「はい。木組みの家と石畳の街の人口の35%は65歳以上の高齢者です。喫茶店の客層は40〜59歳と60歳以上が多く、中心消費層となっていますから」
ココア「けど喫茶店のお客さんいつも少ないよ?今日も昨日も三人しか来てないよ?」
チノ「それでいいんです」
ココア「?」
チノ「喫茶店は常に三人、お客さんがいる状態を作れれば成功と言えるんです」
ココア「どういうこと?」
チノ「ラビットハウスの定番商品は1杯600円のブレンドコーヒーです」
チノ「原価は1杯いくらだと思います?」
ココア「ええと、100円ぐらい?」
チノ「せいぜい20円です」
ココア「20円?!」
チノ「原価20円のコーヒーを600円で売る」
チノ「三人のお客さんが一人1杯注文すれば1800円」
チノ「営業時間10時~20時までの10時間、お客さんが1時間に1杯注文すれば18,000円」
チノ「1日の売り上げは約20,000円です」
チノ「週に6日営業で約120,000円」
チノ「月商は約500,000円です」
チノ「これを1年間、コンスタントに続けると・・・」
ココア「わー大儲けだ!」
チノ「しかもコーヒー豆は数年は保存がききます」
チノ「生豆の状態で安く大量購入し、定期的にお店で焙煎して出してますから仕入れた豆は全て売り物になります」
ココア「つまり売れ残りの在庫リスクを抱えなくて済む!」
チノ「そうなんです!喫茶店に無駄なコーヒー豆は一粒も無いんです!」
ココア「無駄がなくてたくさん稼げるんだ!最高の職場だね!」
ドカーン!
マヤ「どわ!」
メグ「がは!」
青山「ぶほ!」
ココア「うわ!ラビットハウスの壁が壊れてマヤちゃんメグちゃん青山さんがぶっ飛んだ!」
チノ「あ」
千夜の祖母「」
マヤ「」
メグ「」
青山「」
ココア「うわー!高齢者が運転する車が突っ込んできた!最悪!」
チノ「喫茶店の客層が喫茶店を壊すなー!(許せません!復讐します!千夜さん覚悟してて下さい!やられたらやり返す!倍返しです!)」
こうして千夜はチノに下痢便を飲まされました
おしまい
札幌で逮捕された自称電子書籍作家ってこいつか?
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