【モバマス】凪「濡れ透けJCレ…」颯「なーっ!」 (20)

ザーザー

凪「はーちゃん……」グスッ

凪「なんで……なんで一人でいったのですか」グスッ

凪「この凪を置いて、たった一人で……」グスッ

凪「凪は……もうはーちゃんと……」

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颯「なーっ!お待たせ。まだ数があったから、なーの分の焼きシューも買ってきたよ」

凪「うぅ……グスッ……しくしく」

颯「……うさぎ亭のシューアイスが売り切れだったからってそんなに泣く?」

凪「あ、ただいま演技の練習中なのでカップメンができるまでお待ちいただけますか?」ケロッ

颯「そう言って、金ちゃんネギラーメンを二分で食べようとしてたよね?」

凪「何のことやらさっぱり」

颯「ところで、何の演技だったの?」

凪「凪を置いてきぼりにしたはーちゃんの心情をば」

颯「なー!!」

凪「まぁ、雨の中出掛けたわけですし、さっさと帰って二人で山分けしましょう」

颯「えーっ、これってみんなでお金を出しあって……」

凪「と、心の中のはーちゃんが、りあむさんに代わってそうつぶやいてました」

颯「なー!!」

はい。雨の日SSというのがありましてそれのネタの土台にしようとしたお話です

三話構成なので簡単に読めますので、よろしかったらどうぞ

モバP(以下P)「おはようございます」



颯「うぅ……うっ……」

凪「はーちゃん……」

P「うわっ!どうした?事務所に来たら泣いているなんて!?」

凪「おのれ、乙女の涙はタダじゃないんだぞ」

P「あ、いや……悪かったな」

凪「一時間一千兆億万で手を打とう。あ、振込みはスイス銀行で」

P「おいこら」

P「で、颯は何で泣いているんだ?」

颯「うぅ……カレ…が……カレ…がなくなっちゃったの……」グスッ

P「な、なんだって!」

P(いや、落ち着け俺。颯ぐらいの美少女なら彼氏の一人や二人……)

P(それに今は悲しんで泣いているんだ。とやかく言う場ではない)

凪(とか思っているな。カッコいい大人を見せようとの最大限がコレか)ヤレヤレ

P(人の頭の中に入らないでくれるかな?)

凪(おっと、神汚染ならぬP汚染されてしまった。これは責任を取って結婚して4LDKの部屋に住むことを考えねば)

P(あー、はいはい)

P「そうか……颯の彼が亡くなったのか」

颯「うん……今まですぐそこにいたのに、なくなっちゃったと考えたら悲しくて」グスッ

P「辛いな……俺でよければ何でもするぞ」ナデナデ

颯「うん……ありがと……」

颯「……」

颯「」ニヤリ

P「で、彼っていうのは……」


ドタドタドタドタドタドタ

P「ん?この足音は……」

バァァァァン

茜「日野茜復活です!!!」

P「」キィィィン

凪颯「」キィィィン

茜「おや、皆さん元気がありませんねぇ!!!」

P「いきなり現れていきなり大声を出されればそうなるだろうな……」

茜「それもそうですねぇ!!!」

P「で、復活って何だ?調子が悪かったのか?」

茜「はい!!今日は雨が降ってますので、お外に出て走れませんので脂肪燃焼を助けるべく、いつもカレー屋さんに寄ったのですが」

茜「あいにく、厨房機器の故障とかで営業しておらず、落ち込んでいたのですが……」

茜「あちらの颯さんが……」

颯「あ、うわ……だ、ダメ!」

P「颯?」





茜「『寮で非常食用に個人で保管してあったカレーだけど食べる?』とカレーを頂きまして!!!」

P「おっけー。話はわかった。……カレーは旨かったわけだな」

茜「はい!改めて御礼をと思いまして!!」

P「わかった。後は話しておくから、茜はオーディションに行ってこい」

茜「はい!!!」

ビュー



P「さて……」

颯「あわわわ……」





颯「うぅ……痛いよぉ、パワハラだよぉ」ヒリヒリ

凪「連帯責任で凪までやられました……」ヒリヒリ

P「なら、顔のレッスンもするか?こう、むにーってな」

凪颯『謹んでお断りさせていただきます。申し訳ございませんでした』ドゲザ

P「よろしい」

P「ま、カレーが食べたいなら、明日の昼にでも連れてってやるぞ」

颯「わぁぁ……」

颯「Pちゃん、大好き!!」

ムニュ

P「よ、よせ……当たってるぞ」(///)

颯「当ててるんだよー!」



凪「……」

凪「」モニュモニュ

凪「」orz

ザーザー

茄子「それでは、依田芳乃様御身の御生誕とこの世の……」

歌鈴「あわわ……芳乃ちゃんってそんなに偉いんだ……」

芳乃「これこれー」

茄子「えへへっ」

ほたる「で、でも、芳乃さんはいつも私たちを助けてくれたりするから……」

芳乃「それほどでもー」



颯「ね、ねぇ、芳乃ちゃんは否定してないんだけど」

凪「凪は何も見てません。権力に逆らわないのが久川家の方針上、この凪の眼に映る……」

颯「そんなの初めて聞いたよーっ!」

颯「でも、こないだお財布を忘れた時は助かったし、今日買ったシュークリームでも差し入れしないと」

凪「おや、一人抜け駆けするつもりですか?」

颯「既に食べちゃったなーに言われたくないよーっだ!」

凪「仕方がありません。この凪、最後の手段」

颯「え?何かあるの?」

凪「はーちゃんの部屋から(永久に)借りてきましたこのカレーを」

颯「なーっ!」

芳乃「お二人ともー、喧嘩はせずにー、仲良くいたしませんかー?」

凪「それもそうですね。ではこちら、黄金色のかつおぶしになります」

芳乃「これはこれはー」

颯「ただの茶番だよ……」

芳乃「今日はあいにくの天気ですがー、天照大神も私をお祝いしていましてー」

歌鈴「あ、アマテラスって……あわあわあわ」

茄子「まぁ、あの方もお祝いしているんですね」



颯「……芳乃ちゃんが言うと冗談に聞こえないなぁ」

凪「」

颯「なー?」

凪「芳乃の言っていることは冗談ではありませんよ」

颯「なー?!」

凪「私は天照……日ノ本を作り者にして……治める存在」

颯「あわわわわわわ……」

凪「今日は芳乃生誕ね日。わざわざ降臨する必要はあろう」

颯「は、ひゃいっ!」

凪「人間よ。改めて聞くが芳乃とうまくやってるか?」

颯「あ、はひぃ!恐れ多くも勿体なくもこの久川。芳乃様とはご好意に甘えさせていただく次第で……」

凪「そうですか。ではこれからもよろしくお願いしますよ」

スッ

颯「あ……神様?!」

凪「どうしたんですか、はーちゃん?」

颯「えっと……なー?」

凪「はい、あなたのなーです。御要望とあれば脱ぎも詐欺もしますよ」

颯「……そっか、なーか」

凪「はーちゃん……?」

颯「あははっ、大丈夫……だよ」









芳乃「してー、颯ー」

颯「ん?何かな?」

芳乃「アマテラスは何とー?」

颯「っ!?」

芳乃「気……でわかりますうえー」

颯「……うん。仲良くしてね……って」

芳乃「そうですかー」

芳乃「ありがたきしあわせをー」ダキッ

颯「よ、芳乃ちゃん?」

芳乃「そなたもー、天孫降臨を間近に見た生けし人でー」

颯「……そっか、神様だもんね」

芳乃「はいー」

芳乃「後々までー、神々の加護は保障されますぞー」





そんな不思議な体験をした14歳の夏

今でも忘れてない……

だって



それも、もう50年以上前なんだけどな。アイドルやって結婚して子どもも無事に生まれて

あ、そうそう。最近、孫が生まれたんだ。今度こそ久川の顔になりますように……ね

P「それじゃあ見に行くか?」

颯「はい……」



颯「あなた……」





おしまい

最後一挙に終わらせてすみません

では、選挙ははーなーにお願いします

おつー

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