【シャニマス】アルストロメリアのわがまま (29)

―それは小さな事務所でのこと



千雪(えっと……今日は、撮影とインタビューがあったわね)

千雪(今日は誕生日だし、帰りにケーキでも……)

千雪(あら?事務所の中から……)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1618709076

はい。桑山千雪さんはぴばー!

ということで、バースデーSSをさせていただきます



こちら多少の(?)キャラ崩壊と、独自の内容がありますのでよろしくお願いします

―ドアの前に来て聞き耳を立てると



甘奈「うん、だから千雪さんの誕生日パーティーは甜花ちゃんが用意するから!」

甜花「て、甜花、頑張るもんっ!」

甘奈「甘奈も協力するから大丈夫だよ、ねっ」



恋鐘「まぁ、そういうことなら仕方がないばい……」

摩美々「パーティーの準備ができなくて寂しいー?」

咲耶「はははっ、そういうことなら二人に任せようじゃないか」

結華「じゃあ、二人は用意してきなよ」

霧子「あ、あの……包帯ならいくらでも……あるよ」



甜花「がーん、甜花信用されてない?」

甘奈「甜花ちゃーん!」



結華「……きりりんの優しさは、時として毒になるのか」

霧子「え、えと……?」



千雪「……」

千雪(そういうこと……)

千雪(なら、二人に任せて)

ガチャ

恋鐘「それじゃあ、邪魔ものは出ていくばい!」

千雪「え……」

結華「およ?」

千雪「っ!?」

摩美々「おやー?」

千雪「しーっ!しーっ!」

咲耶「わかっているさ。ハッシュハッシュだね」

千雪「ありがとう……」

千雪「そうすると、帰って来てからが楽しみだわ」

千雪「あ、甜花ちゃん、前みたいにココア味のお粥なんか作らないかしら」フフッ

恋鐘「大丈夫たい!万が一の為に、うちらが控えているたい!」

千雪「えっと……?」

結華「うわっ!こがたん、それは内緒だよ!」

恋鐘「わわわっ、うっかりしとったたい!」アワアワ

摩美々「うわー、さいてー」

千雪「……?」キョトン

霧子「えとえと……その……」

―少し前

甜花「え、えっと……今度、なーちゃんと一緒に、ち、千雪さんの誕生会をしたい……と思います」

夏葉「いいわねぇ、どこの会場を借りるのかしら?」

真乃「そういうことをプロデューサーさんには伝えたのかな?」

あさひ「パーティーっすか!?」

冬優子「あさひちゃーん、まだ話はあるみたいだから待っていようね」

甜花「あ、あの……なーちゃんも手伝ってくれるけど、もしかしたら失敗するかもしれないの……」

甜花「だ、だから……その……」

はづき「大丈夫よ。千雪ならそんなことで落胆なんかしたりしないわ」

甜花「う、うん……で、でも、みんなを呼べるほどのパーティーは開けないかもしれないし……」

凛世「それなら……こちらはこちらで宴を開く……というのはどうでしょうか?」

果穂「えっと……?」

智代子「さんせー!私たちは私たちでおっきなパーティーを開けばいいんだよ」

樹里「なるほど、内輪でお祝いしてからおっきくしようっていうんだな」

めぐる「なら、ビッグなパーティーにしないと!」

灯織「でも、こっそりなんてできるかな?」

はづき「なら、事務所でやりましょう」

はづき「幸いにして、当日はレッスンもありませんし」

にちか「お姉ちゃん、太っ腹!」フニフニ

はづき「きゃっ!……こーらー!」

美琴「……で、決まったかな?」

愛依「ウチ達にお任せジャン!」

甜花「え……い、いいの?」

恋鐘「問題なかばい!」

結華「そういうことなら手伝うからね!」

透「いいね……パーティーか」

円香「浅倉は参加したいだけでしょ……」ハァ

雛菜「やはー!しあわせいっぱいだよ!」

小糸「う、うん!」



甜花「にへへ……みんな、ありがとう」

―回想終わり

結華「というわけで……」

千雪「そういう……私なんか「ストーップばい!」

恋鐘「こういうのは楽しんだ勝ちばい!気楽に待っていればいいたい!」

咲耶「というわけさ。さ、もう出掛ける時間だろ?」

千雪「あ、そ、そうね……じゃあ」

摩美々「まかせてー」

結華「まみみんのお任せは危険だなぁ」

摩美々「わー、ひぼーちゅーしょーだー」

霧子「ま、摩美々ちゃん」

千雪「ふふっ……それじゃあ、いってきます」

―撮影中

「あらぁ、ちゆちゆってばゴキゲンねぇ」

千雪「え?そ、そうですか?」

「そういぇばぁ、今日ってちゆちゆの誕生日だったわよね」

千雪「え、は、はい……この歳になるとあまり嬉しくなくなりますが」

「そんなことないわよぉ!オトメならいつまでも美しいのよ!」

千雪「は、はぁ……」

千雪(なんでだろう……プロデューサーさん以外の男性の方に言われると負けた気分になるわ……)

カシャ

「いいわよぉ!もっと嬉しそうに」

千雪「こうですか?」

千雪(甜花ちゃんに甘奈ちゃんに負けないように……)

「いいわよぉ、まるで年下の娘に好きな人を捕られたみたいよぉ」

千雪「っ!」

千雪(危ない危ない……)

「今度はアンニュイに……そうねぇ、好きな人が来ないでまちぼうけの気分で」

千雪「まちぼうけ……」

千雪(そういえば今日、プロデューサーさんは来てくれるのかしら……)

千雪(最近忙しいからなぁ……)ドンヨリ

「あ、ちょっと!少しやり過ぎよ!」

千雪「す、すみません……っ」

千雪(いけないいけない……お仕事しないと)





千雪(二人とも大丈夫かしら……?)

きたい

―同じ頃

チュドーン

甜花「な、なーちゃん、レンジが爆発した……」

甘奈「なんで!?」

甜花「ど、どうしよう……これじゃあ、カップケーキができない」

甘奈「え、えっと……蒸し器…蒸せばいいよ!」

甜花「むせる……?」

甘奈「違うよーっ!」

ワチャワチャ



恋鐘「くぅーっ!手伝いたい……」

結華「我慢だよ、こがたん!」

ジュー

ボッ

甜花「わわっ、引火しちゃった……」

甘奈「消化器はどこーっ!?」



樹里「な、なぁ……」

夏葉「だ、大丈夫よ……多分」

果穂「うわぁ!ヒーロー番組みたいに爆発してます!」

智代子「ひぃーん!」

―しばらくして

シャニP(以下P)「……許可を出したのは俺だ。よって事務所のことはすべて責任を負おう」

甜花「……ごめんなさい」シュン

甘奈「甜花ちゃんは悪くない!甘奈が……もっと」

P「ん。わかってるさ。だからもう頭を上げてくれ」

P「それから……」





樹里「おーい、割れたガラスはどこに捨てるんだ?」

冬優子「あ、第二木曜に捨てますから、段ボールに入れておいてください」

灯織「この……焦げた壁はどうしようか?」

摩美々「んー、カラフルにやっちゃいますかー?」

雛菜「やは~、面白そうだね~」



P「ああやってみんなが協力してくれているってのは、二人がみんなからどう思われているかわかるだろ」

甜花「う……うん」

甘奈「今度、何かの形で返さないといけないね」

P「よし、反省してるのなら、説教は以上だ」

甜花「で、でも……」

P「ほら、早く片付けないと、千雪が戻ってくるぞ」



甘奈「甜花ちゃん、行こうよ」

甜花「なーちゃん……」

甘奈「千雪さんに見つかったら、こわーい般若のお面になっちゃうよ」

甜花「ふぇぇ……て、甜花、頑張る!」





夏葉「それじゃあ、ここの片付けからお願いね」

恋鐘「パーティーの料理はうちにまかせるばい!」

灯織「餃子、パリパリにするから」

智代子「ケーキ買ってきたよ!」

透「ついでに、私の分も」

小糸「と、透ちゃん!」

円香「はぁ……頭痛い」

甘奈「あはははっ!」

甜花「……」



「……ふふふっ」

めぐる「あ、ようやく笑った!」

真乃「朝からずっと笑ってなかったから、心配してたんだよ」

甜花「え?ずっと……?」

美琴「気の追い込み過ぎ……」

にちか「少しリラックスしないと、できることもやれなくなるからね」

夏葉「困った時はダンベルとプロテインよ!筋肉は裏切らないわ!!」

樹里「それは夏葉だけだっての!」

アハハーッ



甜花「……うん。甜花、千雪さんのためだってばかり思って、失敗したらいけないと思ってて……」

甜花「やっぱり不安で、みんなに頼んで……昨日も眠れなくて起きた時、こんなんでちゃんとやれるか悩んで……」

甜花「……で、やっぱり失敗しちゃった」



凛世「……こういった、お祝い事も……アイドルと同じかと……思うのですが」

果穂「そうです!本人が楽しまないとみんなを楽しませるなんてできないと思います!」

あさひ「よくわからないっすけど、くよくよしても始まらないっすよ」

冬優子「さ、甜花ちゃんも……」

ギュッ

甜花「あ……」

愛依「……一緒にやろうか」



甜花「うんっ!!」









愛依「あぁ……緊張した……」

冬優子「あれぐらいでも?!」

―夕方

千雪「そろそろ帰ってもいいわよね?」ソーッ

ガチャ

千雪「あら?真っ暗……みんないないのかしら?」





「せーの」

パッ

千雪「明かりが……?」



甜花・甘奈「千雪さん!」

『お誕生日おめでとうございます!』

千雪「まぁ……みんな、ありがとう!」

千雪「もちろん、二人もありがとう。こんなにいっぱいお祝いしてくれて嬉しいわ」

甜花「にへへ……あ、ぷ、プレゼントを……」

甘奈「ほら、これだよ」

甜花「なーちゃん、ありがとう……」

甜花「千雪さん……その、甜花…お小遣いとかゲームに使っちゃってあまりないけど……え、エプロンです!」スッ

千雪「まぁ、嬉しいわ。甜花ちゃんありがとう」

甘奈「甘奈はショルダーバックだよ。千雪さんが今使ってるの、口金が壊れてきてるよね。だから……」

千雪「ふふっ、気がついていたのね。ありがとう、甘奈ちゃん」

甘奈「えへへっ……実は気がついたのは甜花ちゃんなんだ」

甜花「え、えっと……なんか、中のモノが落ちないかなって……心配で」

千雪「あらあら、じゃあ早速使わせてもらうわね」

智代子「こほん!」

智代子「誕生日といえば、プレゼントもいいけど何か忘れていませんか?」

千雪「ふふっ、ケーキの蝋燭を消すイベントね」

透「さぁ、ケーキを切り別ける準備はできてるよ」スチャ

雛菜「やは~。ケーキっ、ケーキっ♪」





円香「……どうしてウチのメンバーは」ハァ

智代子「それじゃあ」

千雪「甜花ちゃんと甘奈ちゃんも一緒に吹いてくれないかな?」

甜花「え、でも……千雪さんの」

甘奈「いいの……?」

千雪「うん。だって」





千雪「三人一緒でアルストロメリアなんだから……ねっ」

甜花「うんっ!」

甘奈「じゃあ、いくよ……せーの!」

フーッ

『おめでとー』パチパチパチ

―夜半

甜花「くーっ、くーっ」

甘奈「すやすや……」

千雪「あらあら、寝ちゃったわね」

はづき「じゃあ、今から大人の時間といきますか」

P「ちょっとだけ奮発してワインを手に入れたんだが」

夏葉「あら、ちゃんと23年モノなのね」

千雪「じゃあ……」

P「オレは二人を送るからこっちで」

千雪「そんなこと言って……送り狼にならないで下さいね」

はづき「千雪……もう酔ってる?」

夏葉「今日は寒いからホットワインにしてみましょうか」

千雪「いいですねぇ」





にちか「みんな帰ったし、お姉ちゃんに一言声かけてから……」

にちか「あれ?まだ誰かいる?」

にちか「そーっと……」



P『千雪さん……』

千雪『ねぇ……もっと、プロデューサーさんの熱いのちょーだい』

P『もう……少しだけですよ』

千雪『あんっ、もっとぉ……』

P『そんなになって……みんなにこんな姿は見せられませんよ』

千雪『だって……気持ちいいんだもんっ』

P『まったく……仕方がないなあ』

千雪『プロデューサーさんの熱くて……濃いの……もっとちょーだい』





にちか「◎#♭◯$@!?」←妹は思春期





―翌日、にちかのみんなへの態度がよそよそしかったそうな



おしまい

念のため>>24解説

P『千雪さん……』

千雪『ねぇ……もっと、プロデューサーさんの熱い(ホットワイン)ちょーだい』

P『もう……少しだけですよ』

千雪『あんっ、もっとぉ(お酒をください)……』

P『そんなになって……みんなに(酔っ払った)姿は見せられませんよ』

千雪『だって……(酔ってきて)気持ちいいんだもんっ』

P『まったく……仕方がないなあ』

千雪『プロデューサーさんの熱くて(ホットワインを)……濃いの(高級品です)……もっとちょーだい』

千雪さんおめでとう

こんなオチでごめんなさい……夏葉の泥酔シーンはやはり絡み酒なのかなぁ



ではありがとうございました

おつおつ
にちかちゃんが曇ってない、イイネ!

かわいいなー
好きです

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 03:57:38   ID: S:svSWdk

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