ロトム図鑑「サトシ!透明人間になりたくないロト?」 (53)

サトシ「透明人間だって!?」ガタッ

ピカチュウ「ピカ!?」ガタッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1551181988

サトシ「な、なぁロトム!透明人間ってどういう…」

ロトム図鑑「えー、説明しよう。透明人間とはー…姿形が見えな…」

サトシ「そこの説明はいいよ!それより……」

ロトム図鑑「ロ?」

サトシ「………なれるのか?その…透明人間に」キリッ

ピカチュウ「ピカ!」キリッ

ロトム図鑑「……昨日ククイ博士に新たに追加して貰ったボクの機能を持ってすれば……」

サトシ、ピカチュウ「」ゴクリ

ロトム図鑑「可能ロト」キリッ

サトシ「うおぉぉぉぉー!!ロトムすっげーー!!!」

ピカチュウ「ピカァァァァ!!」

ロトム図鑑「テレるロト////」テレッ

ロトム図鑑「透明人間になれば誰にも存在を気づかれることなく」

ロトム図鑑「たとえ火の中水の中草の中森の中、土の中雲の中、あのコのスカートのナカ!ロト」

サトシ、ピカチュウ「」ゴクリ

ロトム図鑑「透明人間になりたいロト?」

サトシ「なりたいなりたーい!」ワクワク

ピカチュウ「ピカァ!」

ロトム図鑑「わかったロト!では、早速…ピカチュウ!ボクの右目を押してみるロト」

ピカチュウ「ピカ?」ポチッ

ロトム図鑑「ビビビッ!」ピカー

サトシ「」ゴクリ

ピカチュウ「ピ… スウ

パッ

ピカー

サトシ「!? ぴ、ピカチュウの姿が消えて声だけが!?」キョロキョロ

ロトム図鑑「サトシ!ピカチュウは今、ボクの新機能により、透明人間…いや、透明ポケモンとなったロト!」ビシッ

サトシ「うおぉぉぉぉー!!科学のチカラってすげーー!!」

ピカー!

サトシ「………でも…透明になったってわかるよ。ピカチュウがそこにいるのがさ?」スッ

ピカー

ロトム図鑑「サトシ、ピカチュウはそこじゃなくて、サトシの後ろにいるロト」

サトシ「いっ!?」

ロトム図鑑「ボクにはピカチュウの生体反応でわかるロト」

サトシ「ハハハ…!ジョークだよジョーク!ロトムを試したんだよ!」アセアセ

サトシ「ほ、本当はそこだろ?」スッ

ロトム図鑑「違うロト」

ピカピィ……

サトシ「そ、そんなことよりロトム!」

ロトム図鑑「わかってるロト、サトシ!」

ロトム図鑑「さぁサトシ!ボクの右目を押してサトシも透明人間になるロト!」

サトシ「よっしゃー!!」ポチッ

シーン……

ロトム図鑑「………………」

ロトム図鑑「あ、あれ?」

サトシ「なぁロトム!俺、透明になった?」ワクワク

ロトム図鑑「……………」

ロトム図鑑(おかしいロト……サトシの姿が透明になっていない……いったいなぜ…)

サトシ「なぁなぁ!」ワクワク

ロトム図鑑(………そういえば……ククイ博士が言っていたロト。この機能は超強力で、パワーをかなり消耗するので、透明にできるのは1日一人までと…つまり、今日はピカチュウにパワーを使ったのでエネルギー不足…)チラッ

サトシ「………ロトム?」

ロトム図鑑(………と、言うことは、サトシを透明人間にするにはエネルギーが溜まるまで、1日待たなくてはならないロト…)

サトシ「?」

ロトム図鑑(で、でも…サトシは透明人間になるのをすっげー楽しみにしていたロト。真実を告げれば、きっとサトシは悲しむロト…)

サトシ「なぁ、さっきから黙ってどうしたんだよロトム?」

ロトム図鑑「……………」

ロトム図鑑「……………さ、サトシー?どこにいるロトー?姿が見えなくて、声だけ聞こえてくるロトー」キョロキョロ

サトシ「!」

ロトム図鑑「こ、これではまるで、透明人間ロトー」キョロキョロ

サトシ(や、やった!俺、なれたんだ…透明人間に……!!)フルフル

サトシ「よっしゃー!」

ロトム図鑑「サトシ、透明人間デビュー。おめでとうロト」パチパチ

ピカー パチパチ

サトシ「ピカチュウ!早速スクールに行ってみんなにイタズラしようぜ!」ウシシ

ピカー! グッ

タッタッタ

ロトム図鑑(こうなったら、ボクがなんとかサトシをフォローするしかないロト)

ロトム図鑑「やれやれ、サトシにはやっぱりボクがついていないといけないみたいロト」ヒュー

サトシ「へへへ、みんなにどんなイタズラしよっかなー?ピカチュウ?」タッタッタ

ピカー!

ロトム図鑑「サトシー!ピカチュウー!待ってロトー!」ヒュー

サトシ「! 見ろピカチュウ!あれは…」

ピ!


スイレン「♪」テクテク

オシャマリ「シャマー♪」テクテク

ナギサ「イッブイブイ♪」


サトシ「スイレンだ!おーい!スイレ……」

ロトム図鑑「ま、待つロトサトシー!」バッ

サトシ「モガ」

ロトム図鑑「いくら透明人間とはいえ、声を出したらバレてしまうロト!」

ロトム図鑑「そーっと、近づくロト!」

サトシ「そ、そっか、オッケー!」グッ

ピカー! グッ

サトシ「」ソロー

ピカー ソロー

スイレン「!」

スイレン「サトシ!アローラ!」ニコッ

オシャマリ「シャリー!」

ナギサ「ブイッ!」

サトシ「」ソロー

ピカー

スイレン(? 聞こえなかったのかな?てゆーか……)ジーッ

サトシ「」コソコソ

スイレン(……なんかコソコソしてるし、ピカチュウつれてないし、怪しい……)ジトー

サトシ「」コソコソ

ロトム図鑑「スイレーン!」ヒュー

スイレン「! ロトム…」

ロトム図鑑「実は……」ヒソヒソ

スイレン「!」

スイレン「……透明人間ごっこ?」

ロトム図鑑「そうロト!サトシは今、自分が透明人間になったつもりロト!」

スイレン「透明人間って……」チラッ

サトシ「」コソコソ

ロトム図鑑「どうか……サトシの遊びに付き合ってやってほしいロト!」

スイレン「……うーん…透明人間ごっこ……」

サトシ「」ソロー

スイレン「……なにそれ!面白そう!」ワクワク

オシャマリ「シャリー!」

ナギサ「イッブイ!」

ロトム図鑑「スイレンならそう言ってくれると思ったロト!」

スイレン「……そういえば、今日はどうしたの?ピカチュウ。姿が見えない」キョロキョロ

ロトム図鑑「ピカチュウは本当に透明人間…いや、透明ポケモンになったロト」

スイレン「え?嘘!?」ギョッ

ピカー

スイレン「ほ、本当だ……聞こえる気がする…ピカチュウの声」タラッ

ナギサ「ブイブイー」

ピッピカチュー

スイレン「……では…」コホン

スイレン「あ、あれ?今…サトシの声が聞こえた気がしたのに姿が見えない」キョロキョロ

オシャマリ「シャリー?」キョロキョロ

ナギサ「イッブイブイ!」チョイチョイ

サトシ「!」

サトシ(やった!スイレン俺に気がついてない!透明人間作戦成功だ!)

ピカー

ロトム図鑑(スイレン、オシャマリ!いい調子ロト!)ウンウン

スイレン「サトシ!どっかに隠れてるの?」キョロキョロ

ナギサ「ブイ!ブイ!」チョイチョイ

サトシ(今なら姿が見えないから、こんな変な顔しても!)

サトシ「ベロベロバー!!」バッ

スイレン「!」

スイレン「……ブホッ…!サトシ……」プルプル

オシャマリ「シャリ…!」プルプル

ナギサ「イッブイブイー!」ケタケタ

サトシ(! え?スイレンが笑ってる……?)

ロトム図鑑「! スイレン、マズいロト!笑ってしまっては、サトシの姿が見えていることがバレてしまうロト!」

スイレン「!」

スイレン「え、えと……い、今のは………思いだし笑い!」アセアセ

サトシ「………………」

サトシ「…スイレン、もしかして俺のこと見えてんの?」ズイッ

スイレン「!」

サトシ「………………」ズイッ

スイレン(ぁ……サトシ…顔が近い…/////)ドキドキドキ

サトシ「………………」ジーッ

スイレン(うぅ……そ、そんな近くでジッと見つめられると…サトシ…!////)ポッ

ロトム図鑑「スイレン!何とか耐えるロト!」

サトシ「……やっぱ見えてる……?」ジーッ

ピカー

スイレン(……………)ドキドキドキ

スイレン(……匂いがする…サトシの////)ポッ

ロトム図鑑「ダメみたいロト…」ハァ

オシャマリ「シャリー」

スイレン「うぅ////」ドキドキドキ

サトシ(……スイレン、さっきから固まっちゃって動かないな…)

サトシ(試してみるか)スッ

スイレン「!」

スイレン(あわわわ……さ、サトシ…何を…)ドキドキドキ

サトシ「……………」スッ

スイレン(こ、このままじゃサトシの手が私の顔に…サトシ、まさか……私にキ…)ドキドキドキ

サトシ「……………」

スイレン(……だ、ダメ!いくら見えないからってこんな!)フリフリ

スイレン(……いつか…サトシとする時は、もっとちゃんとした場所で、ちゃんとした形でって決めてる!)

スイレン「………………」パチッ

サトシ「!」

ロトム図鑑「スイレンが目を閉じたロト?」

ナギサ「ブイ」

スイレン(……でも目を閉じちゃうダメな私……もうどうにでもなっちゃえ……!)ドキドキドキ

サトシ「………………」スッ

オシャマリ「シャマリー////」

ピカー

スイレン(サトシ………!好……)ドキドキドキ

サトシ「へへへ」プニッ

スイレン「…………へ?」グイッ

サトシ「ほーらスイレン!変な顔ー!」グイーン

スイレン「ふひひ……?」ビローン

ロトム図鑑「サトシがスイレンのほっぺたを引っ張ったロト」

スイレン「…………」グイーン

サトシ「おっ!抵抗なしか!やっぱ透明人間になれてるんだな俺!」ハハハ

スイレン「…………」

サトシ「なぁロトム!スイレンの変顔、記念に撮っておいてよ!」ケラケラ

スイレン「………………」

ロトム図鑑「スイレンの顔がオニゴーリロト…」ヒエッ

オシャマリ「シャマリ……」

ピカピー ハァ

スイレン「…………」バッ

サトシ「へ?」

スイレン「いこっ。オシャマリ、ナギサ」プンプン

オシャマリ「シャマリー」

ナギサ「イッブイ♪」

サトシ「お、おい!スイレン?なんか怒ってる?」

サトシ「…………てか、今完全に手を振り払われたような気がしたけど、まさか俺が見えて……」

スイレン「…………なんかサトシっぽい声が聞こえた気がするけど…そういえば言いたいことあった。サトシに」

サトシ「へ?」

スイレン「最低!」ベッ

サトシ「え!?」ガーン

サトシ「ちょ、ちょっと待ってよスイレン!何怒ってんだよ!つーか、やっぱ俺が見えて……」

スイレン「見えない。何も見えない!」プンプン

オシャマリ「シャマリー!」プンプン

サトシ「ちょ、ちょっと待っ……」プニッ

ビカァァァ!!

サトシ「………へ?今、なんか踏んだ感触が……」

サトシ「………つーか、ピカチュウの声が聞こえたような………」

バリッ

サトシ、スイレン、オシャマリ、ナギサ「!」

ヂュウゥゥゥゥ!!

サトシ、スイレン、オシャマリ、ナギサ「ギャァァァアァァ!!!」バリバリバリバリ

ロトム図鑑「これは……ピカチュウの10まんボルトロト!」


ギャァァァァァ………

ポケモンスクール

保健室

サトシ「よっと」スッ

スイレン「」

サトシ「ふぅー!何とかスイレンを保健室まで運んでこれたよー」フゥ

ピカー

サトシ「にしても……スイレン、まさかピカチュウの電撃で気絶しちゃうとはなー…」

ピカァ… ショボン

ロトム図鑑「きっと半分はサトシのせいロト」ボソッ

サトシ「え?」

オシャマリ「シャマリ!」プンプン

カーンカンカカカン

サトシ「! やべっ!授業始まっちゃうよ!」

ロトム図鑑「安心するロト、サトシ!今日のサトシは透明人間!サトシは欠席扱いロト!」

サトシ「あっ、そっか!」ポン

サトシ「………ま、とりあえずは教室に行くか!オシャマリ、ナギサ!スイレン頼んだよ!」

スイレン「」

オシャマリ「シャマリー!」

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「よし!行こうぜ!ピカチュウ、ロトム!」

ピカァ

ロトム図鑑「サトシー!ピカチュウはこっちロト!」ビッ

サトシ「わ、わかってるよ!」

サトシ「……………つーかさ…」

ロトム図鑑「どうしたロト?」

サトシ「……俺がスイレンをここまで運んで来た時に…みんなからジロジロ見られてた気がするんだけどさ、俺…本当に透明になってる……?」

ロトム図鑑「な、なってるロト!サトシが透明だからこそ、みんなからはスイレンが宙に浮かんで移動してるように見えたロト!それで注目を浴びていたロト!」

サトシ「なるほど。気を付けなきゃな」ポン

ロトム図鑑「き、きっと……明日からスイレンはエスパー少女として有名人になるロトー!」

サトシ「マジ?」ハハハ

ピカー

スイレン「zzz」スヤスヤ

サトシ「あー…腕いてー」ブランブラン

ピカー

ロトム図鑑「サトシー!情けないロトー!」

サトシ「んなこと言ったってさー、おんぶでいいところを、わざわざお姫様抱っこ?でスイレンをスクールまで運んできたんだぜー」

ロトム図鑑「その方が目を醒ました時のスイレンの機嫌が良くなるロト」

サトシ「なんで?」

ロトム図鑑「サトシにはまだこの話は早かったみたいロト」ヤレヤレ

チュウ ヤレヤレ

ワイワイ

サトシ「へへへ!教室についたぜ」ワクワク

ロトム図鑑「サトシはちょっとここで待ってるロト!」ビシッ

サトシ「え?なんで?」

ロトム図鑑「いくら透明人間になったとはいえ、サトシのことロト!うっかりドジをしてバレてしまいそうロト!なので、ボクが先に教室に入ってみんなの様子を見てくるロト!」

サトシ「そ、そっか!頼んだよロトム!」

ロトム図鑑「ボクにお任せロト!サトシはボクが合図したら、こっそり入ってくるロト!」

サトシ「おう!」

ピカー!

教室

ワイワイ

マオ「ねぇ、リーリエ!さっきのサトシとスイレン見たー?」

アマージョ「ッジョ!」

リーリエ「はい!サトシがスイレンをお姫様抱っこして登校……何があったかは知りませんが、素敵な光景でした…」ウットリ

シロン「コーン!」ウットリ

マオ「前々からあの二人は怪しいと思ってたけど……これは後でサトシとスイレンに事情聴取だね!」ウキウキ

リーリエ「ですね!根掘り葉掘り聞いてあげましょう!」ワクワク

トゲデマル「マキュキュ!」ワクワク

キャッキャ

カキ「? マオとリーリエは何を盛り上がってんだ?」

マーマネ「よくわかんないけど、コイバナ?みたいだね」

カキ「ホントに女子はそういう話好きだなー」ヤレヤレ

ロトム図鑑「みんなー!アローラロトー!」

ピカー!

カキ「おぉ!ロトム、アローラ!」

マーマネ「あれ?サトシとピカチュウは?」キョロキョロ

ロトム図鑑「あそこロト」ビッ


サトシ「」ソワソワ


カキ「? 教室の入り口でなにやってんだ?」

マーマネ「てか、今ピカチュウの声しなかった?」

ピカー

マオ「あれ?ロトム、スイレンは?」

リーリエ「さっきサトシと一緒でしたよね?」

ロトム図鑑「スイレンはサトシと色々あって保健室ロト」

マオ「サトシと色々?」ゴクリ

リーリエ「保健室……?」ゴクリ

カキ「サトシ……また何かやらかしたのか?」ハァ

マオ「良かったね!スイレン!」ウンウン

リーリエ「明日はお赤飯ですね!」

カキ「何言ってんだお前ら」

ロトム図鑑「……ところで……みんなに話があるロト」

マーマネ「話?」

リーリエ「あの、ロトム…その話とやらは……論理的結論からいいますと、全年齢対象でしょうか?」モジモジ

マオ「ちょ、ちょっとリーリエー!」モゥ

ロトム図鑑「ロ?」

ピカカー

カキ、マオ、マーマネ、リーリエ「透明人間ごっこ!?」

ロトム図鑑「そうロト!色々あって、サトシは今自分を透明人間だと思い込んでいるロト!」

ピカー!

カキ「色々あってって……むしろその色々が気になるんだが…」

リーリエ「まぁ…そこはサトシですし…」

マーマネ「なるほどねー…それでさっきからサトシは挙動不審なんだー」チラッ


サトシ(まだかな?)ソワソワ


ロトム図鑑「そこで…みんなにはサトシの透明人間ごっこに付き合ってやってほしいロト!勿論、ククイ博士に許可はとってあるロト!」

リーリエ「博士の許可があるのなら、私は構いませんよ!なんだか楽しそうですし!」ニコッ

カキ「まぁ…俺もいいが……」

マーマネ「具体的に何をすればいいのさ?」

マオ「透明人間っていうくらいだし……要するに、サトシが何をやっても無視してればいいのかな?」

ロトム図鑑「そんな感じロト!」

ピカー!

マーマネ「透明人間だと思い込んだサトシが何やるか楽しみだね!」

リーリエ「はい!ワクワクしてきました!」

シロン「コーン!」

カキ「ん?てことは……スイレンはサトシの透明人間ごっこに付き合ったのか?」

ロトム図鑑「そうロト!その結果が保健室ロト!」

ピカー!

マーマネ「え!?」ビクッ

リーリエ「さ、サトシはスイレンが保健室に行くようなことを仕出かしたんですか!?」

マオ「ちょ、ちょっと!サトシはスイレンに何をしたのよ!」

ロトム図鑑「バカなことをしたロト」

カキ「だろうな」

マーマネ「サトシだもんね…」ハァ

ロトム図鑑「みんなよロトしく!」

ロトム図鑑「サトシー!入ってきていいロトー!」チョイチョイ

ピカピィ!


サトシ(おっ!やっとか!)ウズウズ


カキ「お、おい!いきなりか!?」

マーマネ「ま、まだ心の準備が……!」

リーリエ「き、気づかないフリ…気づかないフリ……」ブツブツ

シロン「コンコン!」

マオ「それ声に出しちゃダメだよリーリエー!」

シェイミ「シェミィ」

サトシ「待ちくたびれたよー」ペタペタ

カキ、マオ、マーマネ、リーリエ「!?」

カキ(な、なにィ!?)

マーマネ(ちょ、ちょっと!)

マオ(な、なんでパンツ一丁なのよサトシ!////)カァー

リーリエ「」

サトシ「いやぁ……いつもの授業を受けてる教室……それもみんなの前でパンツ一枚……すげー解放感だよ……」

カキ、マオ、マーマネ、リーリエ「………………」

ピカピィ……

サトシ「……それでいて誰にも気づかれないんだもんな!透明人間最高!今日はこれで授業うけよっと」

ロトム図鑑「サトシ、声を出したらみんなにバレてしまうロト」ヒソッ

サトシ「あっ、いけねっ!」バッ

カキ、マオ、マーマネ(サトシ…予想以上にアホだった…)

リーリエ「」プルプルプル

マオ「? リーリエ……?」

リーリエ「セ…セクハラ!セクハラです!!」ビシッ

サトシ「」ビクッ

リーリエ「ロトム!今すぐにその変態を追い出して………!!」

シロン「コーン!」

マーマネ「お、落ち着いてよリーリエ!」

サトシ「へ、変態………?まさかリーリエ……俺の姿が見え……」

ロトム図鑑「サトシ、今のリーリエの言葉はカキに向けて言った言葉ロト」ヒソッ

サトシ「あっ、そっか」ポン

カキ「おい!」

リーリエ「ロトム!!」

ロトム図鑑「」ビクッ

マオ「リーリエ!落ち着いてよ!」

マオ「ロトム、今すぐにサトシに服を着るように言ってあげてよ」ヒソヒソ

ロトム図鑑「りょ、了解ロト…」

ピカー

授業中

ククイ「えー……では、このページをリーリエ!読んでくれ!」

リーリエ「はい」スクッ

リーリエ「しまめぐりにいきたい3びき」ペラッ

リーリエ「……ピカチュウとナマコブシとヤドンの3びきは しまめぐりのため……」

サトシ「………………」

サトシ(せっかく透明人間になったのに……暇だな…)

※サトシは服を着ました

リーリエ「……3びきはちょきんばこをもちよって……」

サトシ「………………」チラッ

カキ「………………」ペラッ

サトシ(! そうだ!よ~し!)ウシシ

サトシ(消しゴムをちぎってっと…)チギリチギリ

カキ「………………」ペラッ

サトシ(くらえ!カキ!消しカス爆弾だ!)ポイッ

コツン

カキ「………ん?」チラッ

サトシ「プププ……」

カキ(……たくっ…サトシのやつ…)ハァ

カキ(……サトシは今透明人間、無視だ無視…その内飽きるだろ)クルッ

サトシ(! カキのやつ…気づいてないな!おもしれー!)プププ

サトシ(よーし!もっと!)チギリチギリ

リーリエ「……そこにいたのはデリバードでした…」ペラッ

サトシ(いっけー!消しカスマシンガン!!)ポイポイポイポイポイポイポイポイポイ

カキ「………………」コツンコツンコツンコツンコツンコツンコツン

サトシ「プププ……クククク……」

カキ(……無視……無視………)イライラ

サトシ(うしっ!今度はZ消しゴム本体をカキに爆撃だ!!)スッ

カキ「………………」プルプルプル

カキ「サトシィ!!」ガタッ

サトシ「え!?」ビクッ

ザワザワ

カキ「…………あー………」

カキ「…………が、いたような……?」ハハハ

サトシ(気づかれたのかと思って一瞬ヒヤッとしたよ…)ホッ

ククイ「こらカキ!授業中だぞ?」

カキ「す、すみません…」

サトシ「プププ…」

カキ(覚えてろよサトシ!)キッ

マーマネ「……サトシがカキに何かイタズラしたのかな?」ヒソヒソ

マオ「だろうねー」ヒソヒソ

ククイ「あー、それと」

サトシ「?」

ククイ「突然何もないところに、からてチョップをしたくなったぞ」ペシッ

サトシ「いでっ!」

リーリエ「ハァ…やれやれですね?」

シロン「コーン」

ピカー

マオ「まったくもう!サトシは落ち着きがないんだから」ハァ

マーマネ「本当だよねー」ゴソゴソ

マオ「あれ?マーマネ、なにそれ?」

マーマネ「オヤツだよ。お腹空いたし……コッソリと…」スッ

トゲデマル「マキュキュ!」

マオ「マーマネー!授業中でしょー!」ジトー

マーマネ「い、いや…その…」ハハハ

マオ「……黙っててあげるから少し分けて……?」

マーマネ「……あー、うん……」

コソコソ

サトシ「!」

サトシ(マーマネとマオ……美味しそうなもん食べてるな…)

サトシ「………………」グー

サトシ(見てたらお腹空いてきたな……今俺は透明人間だし……)

マオ「うわっ!これ美味しいよマーマネ!」モグモグ

マーマネ「でしょー?新発売のやつだよー!」モグモグ

トゲデマル「マキュキュ!」

サトシ(後で返すからなマーマネ……)ソー

サトシ(ちょっとだけ…)スッ

ガシッ

サトシ「……へ?」

マーマネ「…………うーん!おいしー!」ググッ…

サトシ(お、おい!手をはなせよマーマネ!)ブンブン

マオ「んー?どうしたのマーマネ?何もないところで手をブンブン振っちゃって?」ニヤニヤ

マーマネ「いやぁ…お菓子を掴もうと思ったら違うものを掴んじゃったみたいで」ブンブン

サトシ(ど、どうなってんだ!?)ブンブン

マーマネ「まぁ、でも……勝手に人のお菓子をとろうとするのはよくないよねー」ブンブン

マオ「あー、だねー」モグモグ

サトシ「な、なぁ!ロトム!」ヒソヒソ

ロトム図鑑「どうしたロト、サトシ!」ヒュー

サトシ「……俺、本当に透明になってる?」ブンブン

ロトム図鑑「バッチリなってるロト!」グッ

サトシ「だよなー?」

マーマネ「あれ?どうしたのさロトム?」

マオ「サトシとか……バッチリとか……」

サトシ「」ビクッ

ロトム図鑑「ヒトリゴトロト」

マオ、マーマネ「だよねー」

サトシ「」ホッ

マオ「さ、私たちはお菓子の続きを……」

マーマネ「可哀想だから、一つくらいは何もないところにあげてもー……って、えー!?」

マオ「ど、どうしたのマーマネ?」

マーマネ「お、お菓子が……僕のお菓子が箱ごと無いんだよ!!」

マオ「え!?」

マーマネ「ま、まさか…」チラッ

サトシ「?」

マーマネ「僕のお菓子返してよサトシ!!」

サトシ「え!?」ビクッ

マオ「ちょ、ちょっと!マーマネ!」

マーマネ「………サトシ……が僕のお菓子を食べたんじゃないかって、僕の第六感が言ってるよ……」

サトシ「???」

カキ「おいおい、何の騒ぎだ?」

リーリエ「何かあったんですか!?」

マオ、マーマネ「いや……」

ククイ「こら!マーマネ!マオ!授業中にお菓子を食べるんじゃない!」

マオ、マーマネ「すみません……」

サトシ「……なぁロトム……俺、本当に透明になってんの?」

ロトム図鑑「バッチリ透明人間ロト!」グッ

サトシ「そ、そっか……」

ロトム図鑑(しかし……マーマネのお菓子はいったいどこへ……)


ピカー! モグモグ ゲーップ

カーンカンカカカン

女子更衣室

マオ「まったくー!さっきは大変だったよー!」ヌギヌギ

パサッ

アマージョ「ッジョ!」

リーリエ「カキの件はともかく……先程のは授業中につまみ食いをしていたマオとマーマネがいけないのでは……」ヌギヌギ

パサッ

シロン「コーン!」

マオ「そ、それはまぁ……」

リーリエ「ふふっ、これに懲りたら…もう授業中につまみ食いをしてはいけませんよマオ?」ニコッ

マオ「ハハハ…だね…」

リーリエ「それでは気持ちを切り換えて……早くジャージに着替えて次の体育に備えましょうマオ!」

マオ「うん!」

マオ「あっ、そーだ!そういえばスイレン……大丈夫かな?」ヌギヌギ

リーリエ「……次の授業が終わったら、保健室にお見舞いにいきましょうか」ヌギヌギ

マオ「だね!サトシもつれてこうか?きっと喜ぶよスイレン!」ヌギヌギ

リーリエ「ですね!その場でフラフラダンスを踊っちゃうくらい元気になるかもしれませんね?」クスッ

マオ「かもね!まぁ……サトシは今透明だけどね?」クスッ

リーリエ「そうですね?ですが…スイレンならサトシが見えちゃうかもしれませんね?」クスッ

マオ「うん、だね!さぁ……ジャージを着て……」ハキハキ

ピカー

マオ「!」

マオ「ね、ねぇ…リーリエ……今、ピカチュウの鳴き声がしなかった?」

アマージョ「ッジョ!」

リーリエ「? 見たところ……私たち以外に更衣室には誰もいないようですが……」キョロキョロ

シロン「コーン?」

マオ「………?じゃあ、外にいるやせいのピカチュウの声とかかな?」ハキハキ

リーリエ「きっとそうじゃないでしょうか?」ハキハキ

シェイミ「………シェミィ」ピクッ


ピカカー

校庭

サトシ「今日の体育はポケテニスかー。俺もやりたいなー」

ロトム図鑑「サトシは今透明人間ロト!我慢するロト!」

サトシ「わ、わかってるよ!」

マオ「ハァハァ……なんとか間に合ったー!」

アマージョ「ッジョ!」

リーリエ「ギリギリーリエです!」

シロン「コーン!」

カキ「遅いぞー、お前らー」

マオ「女子には男子と違って色々あるんだよ!」

カキ「色々って…ジャージに着替えるだけだろ…」

マオ「うるさいなー」

マーマネ「あれ?今日はリーリエもジャージなんだね?てっきりテニスのユニフォームとか着てくると思ったよ!」

リーリエ「私もそう思ったのですが……今日の授業までに特製ユニフォームが間に合いませんでしたので…」ガックリーリエ

シロン「コーン…」ションボリーリエ

マーマネ「そ、そうなんだ……」ハハハ

マオ「カキ!運動神経いいでしょ?ポケテニス教えてよー!」

カキ「……ま、サトシもスイレンもいないんじゃ歯応えがないし仕方ないな」ヤレヤレ

マオ「し、仕方ないってなによー!」プンプン

マーマネ「リーリエ!僕らは隅っこで軽い打ち合いでもしてようよ!」

リーリエ「はい、そうですね?」ニッコリ

シロン「コン」

ワイワイ

サトシ(……楽しそうだなみんな……)

サトシ「……………」

サトシ(透明人間って…案外つまんないな……)

マオ「あっ、そういえばさー!」ポン

カキ「なんだ?」

マオ「………サトシって…私たちが着替え中にずっとカキたちと一緒にいた?」ヒソッ

カキ「え?」チラッ

サトシ「?」

カキ「……ああ、いたぞ。俺とマーマネが着替えてる時に教室の隅っこでZポーズの練習をしてた」ヒソッ

マオ「うーん…そっかー…」

カキ「? 何かあったのか?」

マオ「………実はさー……私とリーリエが着替えてる最中にピカチュウの鳴き声が聞こえたんだよねー」

カキ「ピカチュウ?」

マオ「うん、そうなんだよ…」

カキ「ロトムが言うには、今日はサトシのピカチュウは家で留守番してるみたいだし……やせいのピカチュウの鳴き声かなんかじゃないのか?」

マオ「やっぱりそうかなー…」

シェイミ「…………」

サトシ「………なぁ、ロトム……カキとマオ……もしかして俺の方を見てないか?」

ロトム図鑑「き、きっと僕の方を見てるロト!サトシは透明人間なので、二人にサトシの姿が見えるハズはないロト!」

サトシ「うーん……」

ピカカー!

マーマネ「リーリエ!今日は僕の必殺、スパーキングギガスマッシュを見せてあげるよ!」

リーリエ「す、スパーキングギガスマッシュ!?本当ですかマーマネ!!」キラキラ

マーマネ「うん!」

マーマネ(今日はサトシもスイレンもいない……僕の活躍を見せるチャンスだ!)

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「楽しみです!私もマーマネに負けないよう、がんばリー……」

ピカカー グイグイ

リーリエ「?」ビクッ

マーマネ「? どうしたのさリーリエ?」

シロン「コーン?」

リーリエ「い、いえ……今何かにズボンを引っ張られたような気が……」

マーマネ「え?」

ピカカー!! グイッ

リーリエ「きゃっ!」ズリュッ

ズテーン!!

マーマネ「わわっ!大丈夫?リーリエ!!」

シロン「コーン!」

リーリエ「イテテ……はい…なんとか……」ムクリ

マーマネ「!?/////」

シロン「ゴ………」

リーリエ「? どうしたんですかマーマネ?顔を真っ赤にして……」

マーマネ「い、いや…その…リーリエ……/////」

リーリエ「?」

マーマネ「……転んだ拍子にリーリエのズボンが脱げてパンツが////」

ピカァ!

リーリエ「!?」

マーマネ「うっ…!…鼻血が…」ブッ

リーリエ「きゃ////」


キャァァァァァ!!………

サトシ「! 今の声は!?」

ロトム図鑑「リーリエの悲鳴ロト!」


リーリエ「うぇっ……!ヒッグ……」グスッ

マーマネ「あわわわわ/////」

サトシ「おーい!リーリエー!」タッタッタ

マオ「どうしたの!!」タッタッタ

カキ「何かあったのか!?」タッタッタ

マーマネ「!」

マオ「! ちょ、ちょっとリーリエ!その格好!!/////」

サトシ、カキ「!?」

ロトム図鑑「ビビッ!!これはどういうことロト!?」

リーリエ「うぇーん!!見ないでくださーい!!」ビエーン

ロトム図鑑「リーリエがパンツ丸出しで泣いて……」

マーマネ「うぅ……/////」ダラー

ロトム図鑑「マーマネが鼻血を流して……」

シロン「ゴンッ!!ゴンッ!!ゴラァァァァ!!!」グルル

ロトム図鑑「シロンが怒り狂ってるロトー!!」

ピカァ!

サトシ、カキ「……………」ジーッ

リーリエ「……うぇっ…!!ヒッグ……」グスッ

マオ「ちょっと男子!!あっち向いててよ!」キッ

アマージョ「ッジョ!!」プンスカ

カキ「す、すまん……!そんなつもりじゃ…」プイッ

サトシ「ご、ごめん!」プイッ

マオ「大丈夫だからね!リーリエ!」ギュッ

リーリエ「うぇっ……!マオー!」ギュッ

カキ「おいマーマネ!リーリエに何をしたんだ!!」

サトシ「リーリエ泣いてるぞ!!」

シロン「ゴラァァァァ!!」グルル

マーマネ「い、いや……!!これは誤解で……」

カキ「何が誤解だ!!リーリエをこんな姿に……」チラッ

サトシ、カキ「……………」ジーッ

リーリエ「こっち見ないでください!!」グスッ

カキ「す、すまん!つい……」プイッ

サトシ「……………ハッ!!」

サトシ「よく考えたら俺、今透明人げ……」

リーリエ「うぇーん!!」ビエーン

マオ「アホ!」ポイッ

サトシ「いでっ!!」ゴツン

ピカピィww

マーマネ「……白…」ポーッ

リーリエ「ぐすっ」キッ

マーマネ「い、いや……!今のはその……シロン!そう、シロンって言おうとしたんだよ!!」アセアセ

リーリエ「……シロン!こなゆき!!」

シロン「コォォォォ……」スゥ

カキ「げっ!」サッ

サトシ「やばっ!」サッ

マーマネ「え?」

シロン「ン!!」ヒュオオオ……

マーマネ「」カチコチ

ロトム図鑑「マーマネがこおり状態になったロト」

トゲデマル「マキュキュ…」

サトシ「ひぇ~……」

ピカァ……

マオ「とにかく……一旦教室に行って休もうよリーリエ!」スッ

リーリエ「ヒッグ……ありがとうございますマオ…」グスッ

シロン「コーン……」

カキ「お、おい!俺も付き添おうか?」

マオ「ついてこないでよ変態!!」キッ

カキ「へ、変態!?」ガーン

ピィ…… ソロー

カキ「そんな……俺はただ心配して……」

カァ! ダッ

ドンッ

カキ「げふっ!?」ドスッ

サトシ「な、なんだ!?カキがいきなりふっとんだぞ!?」

ロトム図鑑「ロロー!!そしてカキがふっとんだ先にはー!!」

カキ「! どいてくれマオー!!」ヨロッ

マオ「え?」

ドスン!!

カキ「……いつつ……」

カキ「……すまんマオ、大丈夫か……?」モミッ

カキ「…………ん?」モミモミ

カキ(……この柔らかい感触はまさか……)チラッ

マオ「………イ……」

カキ「……あ、いや…その……ハハハ……」モミモミ

サトシ「……………転んで覆い被さった拍子にカキがマオの……」

ロトム図鑑「胸を揉んでるロト…」

リーリエ「マオ!!」ダッ

アマージョ「ッジョ!!」ダッ


イヤァァァァァ!!

カキ「い、いや!違うんだ!!これは事故でっ!!」アセアセ

マオ「………アマージョ!!」キッ

アマージョ「ッジョ!!」

カキ「」ビクッ

マオ「トロピカルキック!!」

アマージョ「ッジョー!!」ダッ

カキ「げっ!!」サッ

ロトム図鑑「ロロ!!カキがアマージョのトロピカルキックを避けたロトー!!」

ロトム図鑑「そしてその避けた先には……」チラッ

サトシ「え?」

アマージョ「ッジョ!!」ブンッ

サトシ「げふっ!!」ドスッ

ゴォォォォ

サトシ「ぎゃぁぁぁぁ!!」

ドカーン!!

キラーン

ロトム図鑑「サトシがぶっ飛んだロトー!!」

ピカー!

カキ「サトシー!!」

ロトム図鑑「サトシー!!待つロトー!」ヒュー

ピカー!!

カキ「……くっ!俺もサトシを探しに……」

リーリエ「待ってくださいカキ!!」グイッ

カキ「え?」

マオ「うぇっ……!!」グスッ

リーリエ「……マオに何か言うことがあるんじゃないですか?」ギロ

カキ「ぁ……いや……」ハハハ

ククイ「悪い悪い遅れた!」

ククイ「さぁみんな!今日の授業は楽しいポケテニスを…………ん?」

マオ「うぅ……もうお嫁にいけない…」グスッ

リーリエ「カキ!責任をとってあげてください!!」キッ

アマージョ「ッジョ!!」キッ

カキ「え!?」ビクッ

マーマネ「」カチコチ

シロン「コーン!!」グルル

ククイ「………………」

ククイ「………どうなってんだこりゃ…?」

シェイミ「シェイミ」



サトシ「うぅ……」プシュー

サトシ「いつつ…何で俺がこんな目に……」ヨロッ

ロトム図鑑「サトシー!」ヒュー

ピカー!

サトシ「ロトム……」

ロトム図鑑「探したロトー!随分遠くまで飛ばされたロト!」

サトシ「……感心してる場合じゃないよ……つーか、いったい何が……」

「む?サトシではないか?」

サトシ「え?」

ハプウ「アローラ!久しぶりなのじゃ!」

バンバドロ「ドロー!」

サトシ「ハプウ!?」

ピカッ!

サトシ「ハプウ…なんでメレメレに…」

ハプウ「マオにポニ大根を頼まれておってな!予定より多く採れたからついでにスクールのみんなにもと思い、丁度ポケモンスクールに向かっておった最中なのじゃ」

バンバドロ「ドロー!」

サトシ「ま、マジ?サンキュー!」

ハプウ「サトシこそ何でこんなところにおるのじゃ?今は授業中ではないのか?」

サトシ「い、いやその……色々あって…………って……ん?」

ハプウ「どうかしたのか?」

サトシ「ハプウ!もしかして俺のこと見えてる!?」

ハプウ「何を言っておるのじゃ?ハッキリ見えておるぞ?それがどうかしたか?」

サトシ「……いや、なんでもないよ……ロトム…」チョイチョイ

ロトム図鑑「」ビクッ

ハプウ「……そういえばピカチュウの姿が見当たらんのう」キョロキョロ

ピカー!

サトシ「……おい!どういうことだよロトム!なんでハプウに俺の姿が見えてるんだよ!」ヒソヒソ

ロトム図鑑「い、いや……これには深い訳が……」

サトシ「だいたい最初から変だと思ったんだよ!」ヒソヒソ

ハプウ「?」

ハプウ「……サトシはなにやら取り込み中のようじゃな。どれ、ポニ大根の差し入れでも…」ゴソゴソ

バンバドロ「ドロー」

ピカー サワッ

ハプウ「」ビクッ

ピカカー サワサワ

ハプウ(な、なんじゃ……!?誰かがわらわの尻を触っておる!?)ゾクッ

ハプウ「………何奴!!」バッ

サトシ「ロトム!訳があんならハッキリ……」

ハプウ「………サトシィ!!」ゴォォォォ

サトシ「……へ?」ビクッ

サトシ「ど、どうしたんだよハプウ!そんなにこわいかおして……」

ハプウ「………お主は骨があるやつだと思っていたが……とんだ食わせ物じゃったわ!!」クワッ

サトシ「いっ!?」ビクッ

ハプウ「………わらわの……乙女の尻を好き勝手撫でまわすような不埒な輩は……わらわが成敗してくれる!!」キッ

サトシ「し、尻!?ちょ、ちょっと待ってよ!!何の話……」

ハプウ「ええい!問答無用じゃ!!バンバドロ!!」

バンバドロ「ドロー!!」ググッ

ロトム図鑑「サトシー!バンバドロが蹴りの体制に入ったロトー!急いで逃げるロト!」

サトシ「ヒィィィィ……」ガクガク

ハプウ「やれぃ!!バンバドロ!!」

バンバドロ「ドロー!!」ブンッ

サトシ「ぎゃぁぁぁぁ!!」ゴスッ


キラーン

ロトム図鑑「サトシがまた星になったロトー!!」

ピカピー!!

ショッピングモール

サンサン

マツリカ「…うん!今日もいい天気!」

アブリボン「リボボーン!!」

マツリカ「絶好のスケッチ日和だ!今日はどんな絵を…………ん?」ジッ

キラーン

アァァァァ

マツリカ「……何かが降って……」

サトシ「あぁぁぁぁぁー!!」ヒュー

マツリカ「!?」ビクッ


ドスーン!!

サトシ「いてて……」ムクリ

マツリカ「………うーん……」

サトシ「……!あっ、マツリカさん!!」

マツリカ「………キミは……サトシくん?何で空から……」

サトシ「そ、その……色々あって……!と、とにかくごめんなさい!!」

マツリカ「………ふふっ、知り合いが空から降ってくる……今日は不思議な日…」クスッ

サトシ「……マツリカさ……」ムニッ

サトシ「……ん?むにっ……?」モミッ

サトシ「………………」モミモミ

マツリカ「………おーおー……」

サトシ「ち、ちがっ……!そ、その……」バッ

マツリカ「…………サトシくん…」ムクリ

サトシ「」ビクッ

マツリカ「………えーと、その…」コホン

サトシ「」ビクビク

マツリカ「………わかってる。キミもそういうのに興味がある年頃!でもね?」

サトシ「」ダラダラダラ

マツリカ「………いくら知り合いとは言え、いきなり女性の胸を揉むのはよくないな。私も今日の忘れる!」

マツリカ「………だから今日みたいなことは今後二度と……」

サトシ「ごめんなさーい!!」ダッ

タッタッタ

マツリカ「えぇ!?ちょ、ちょっと!!」

ウワァァァァン

マツリカ「………行っちゃった……」

マツリカ(……彼の為とは言え……ちょっとキツくいいすぎちゃったかな?)

アブリボン「リボボーン………」

>>37
訂正
マツリカ「………いくら知り合いとは言え、いきなり女性の胸を揉むのはよくないな。私も今日の忘れる!」

マツリカ「………いくら知り合いとは言え、いきなり女性の胸を揉むのはよくないな。私も今日のことは忘れる!」

サトシ「……うぅ…チクショウ…」トボトボ

サトシ「……何が透明人間だよ……こんなのちっとも面白くないよ…」トボトボ

「サトシ?」

サトシ「……え?」

アセロラ「あーっ!やっぱりサトシだー!」ニコッ

ミミたん「キュー」

サトシ「アセロラ……」

アセロラ「へっへー!アローラ♪」ニコッ

サトシ「………………」

アセロラ「ん?どうしたの?何か元気ないね?」

サトシ「………………」

アセロラ「あーっ!まさか……まーたバトルに負けちゃったとか?」ニヤニヤ

サトシ「………………」

アセロラ「……そういえば…ピカチュウとロトムは?一緒じゃないの?」キョロキョロ

サトシ「………………うぅ…」

アセロラ「………サトシ?」

ミミたん「キュー?」

サトシ「……アセロラぁ……」グスッ

アセロラ「え、えと……な、何か…あったの?」

アセロラ「………うんうん…なるほどねー」

ミミたん「キュー」

サトシ「……うん…そうなんだよ…」

アセロラ「………気絶したスイレンをお姫様抱っこで保健室まで運んで……リーリエのおパンツ見てカキがマオのおっぱ○揉んだら吹っ飛ばされて……」

アセロラ「………知り合いの女の子のお尻触った疑いかけられて吹っ飛ばされて……更に知り合いのお姉さんのおっ○い揉んで逃げてきたんだ…」

サトシ「俺……もうなにがなんだか……アセロラ…俺はどうしたら…」

アセロラ「さようならサトシ」クルッ

サトシ「えぇ!?」

アセロラ「アセロラ、サトシがそんな人だとは思わなかったよ!」プンプン

ミミたん「キュー!」プンプン

サトシ「ちょ、ちょっと待ってよアセロラ!俺の話を聞いてくれ!これには訳が………」

アセロラ「………でも……スイレンをお姫様抱っこしたんでしょ?」ジトッ

サトシ「それは……した…」

アセロラ「リーリエのおパンツは?」イラッ

サトシ「見た。白だった」

アセロラ「………知り合いのお姉さんのおっ○いは?」

サトシ「揉んだ」

アセロラ「バイバイ。いこっかミミたん」スタスタ

ミミたん「キュー」ペッ

サトシ「ま、待って!見捨てないでくれよアセロラー!!」グイッ

サトシ「……って、訳なんだよ……」

アセロラ「なるほどねー…」

サトシ「……信じてくれる?」

アセロラ「うん!勿論だよ!」ニコッ

サトシ「アセロラ……」パァァ

アセロラ「………それにしても……話を聞く限り、気づける場面はいくらでもあったのに"透明人間ごっこ"を信じちゃうなんてサトシらしいねー?」クスクス

ミミたん「キュー」ケラケラ

サトシ「うぅ…笑うなよ…////」カァー

アセロラ「ふふっ、ごめんね?それでサトシ……」

アセロラ「楽しかったの?透明人間ごっこ」

サトシ「………………」

サトシ「……最初はさ…透明人間になったつもりで……誰にも気づかれないからって調子に乗ってみんなにイタズラしたりして楽しかったよ…」

アセロラ「……………」

サトシ「……でもさ…なんていうか……上手く言えないんだけど……」

サトシ「……そこに"俺"がいるのに何をしても気づかれないみたいで……寂しかった…」

アセロラ「……………」

サトシ「……やっぱり俺…透明人間は向いてないんだよ。みんなでワイワイ何かやってる方が楽しい!」

アセロラ「………」

サトシ「マオやハプウ…マツリカさんのことはきっと…俺がみんなにイタズラしたからバチが当たったんだよ…」ハハハ

アセロラ「………そっか」スクッ

サトシ「! アセロラ?」

アセロラ「………だったら……今からみんなに謝りにいこうよ!」ニコッ

サトシ「……え?」

アセロラ「………謝るだけじゃないよ?サトシがアセロラにしてくれたみたいに……きっちり事情を説明すればみんなわかってくれるよ!」ニコッ

サトシ「……そうかな?」

アセロラ「大丈夫大丈夫!心配しないで!なんだったら、アセロラとミミたんも一緒に行ってあげるよ」ニコッ

ミミたん「キュー!」

サトシ「アセロラ……ミミたん…」

サトシー

サトシ、アセロラ「!」

ロトム図鑑「サトシー!探したロトー!」ヒュー

ピカー!

サトシ「ロトム!」

アセロラ「ふふっ、丁度お迎えも来たみたいだね!じゃあ早速……」

モゾッ

アセロラ「………え?」ビクッ

ロトム図鑑「サトシー!会いたかったロトー!」

サトシ「へへっ、俺もだよロトム!ピカチュウは?」

ロトム図鑑「ピカチュウならボクと一緒に……」チラッ

アセロラ「キャァァァァ!!」

サトシ「! どうしたアセロラ!!」

ミミたん「キュー!!」

アセロラ「わ、わかんないよ!スカートの中に何かいるの!」

ピカカー モゾモゾ

サトシ「スカートの中?」

ピカチュー モゾモゾ

アセロラ「イヤァァァァァ!動き回ってる……!やめてよー!」

サトシ「! アセロラ!待ってろ!今とってやる!」バサッ

アセロラ「!? /////」ファサッ

アセロラ「ちょ、ちょっと!何スカートめくってるのよサトシ!!////」

サトシ「で、でも……スカートめくらなきゃとってやれないし……」

アセロラ「うぅぅ……じゃ、じゃあ早く取ってよ////」

サトシ「任せとけ……!……って、何にもいないぜ?」

アセロラ「そんなハズ……」

ピカァ モゾモゾ

アセロラ「ヒィッ!太ももに……」ゾクッ

サトシ「………紫…」ボソッ

アセロラ「変態!!////」

ミミたん「キュー」

ロトム図鑑「サトシ……遊んでる場合では……」ビビビ

ロトム図鑑(……ん?この反応はもしや……)

ロトム図鑑「サトシ!ボクが指示するロト!ボクには犯人の居場所が感知できるロト!」

サトシ「マジかよロトム!頼んだぜ!」

ロトム図鑑「任せロト!」

サトシ「よーし!んじゃ、早速……」

アセロラ「こっち見ないでとって!!////」

サトシ「えぇ……」

サトシ(見ないでとれって……無茶苦茶だよ…)→目をつぶってる

ロトム図鑑「サトシ!もっと上ロト!」

サトシ「あー!もう!くそー!」ムニッ

サトシ「………ん?むにっ?」

アセロラ「ど、どこ触ってるのよ!!変態!!/////」

サトシ「そ、そんなこと言ったって…」

アセロラ「い、今……ワザとアセロラのおっ○い揉んだでしょ!////」

サトシ「ま、待って!アセロラのおっ○いは揉むほど……」

アセロラ「……………」キッ

ミミたん「キュー」ペッ

サトシ「ごめんなさい」

ピカカー モゾモゾ

サトシ「!」

サトシ(……今……ピカチュウの声が……)

ピカピィ モゾモゾ

アセロラ「や、やめてよー!!動かないで!!」

サトシ「………ピカチュウ…見えなくても感じるよ…そこにいるんだろ?」

ピカー! モゾモゾ

アセロラ「キャー!!」

サトシ「………ロトム、犯人の居場所は?」

ロトム図鑑「丁度アセロラの右太ももの付け根あたりロト」

アセロラ「うぅ……サトシィ…」ヘタッ

サトシ(待ってろよアセロラ……今助けてやるぜ!!)

サトシ「ピカチュウ!!アセロラの右太もものにいる犯人目掛けてでんこうせっか!!」

ピィ……カァ……

アセロラ「!」グイッ

チュウ!! ダッ

ロトム図鑑「サトシ!何を!!」

サトシ「へへっ!見えない犯人を狙ってピカチュウのでんこうせっかを使ったんだ!!これで……」

アセロラ「キャァァァァ!!」グィィィィ

サトシ「……って、アセロラ!?なんで俺に向かって突進してきてるんだ!?」

アセロラ「キャァァァァ!!」グィィィィ

ピカカー!! ダダダダダ

サトシ「うわぁぁぁ!!ぶつかるー!!」


ゴチン!!

>>45
訂正
サトシ「ピカチュウ!!アセロラの右太もものにいる犯人目掛けてでんこうせっか!!」

サトシ「ピカチュウ!!アセロラの右太ももの付け根あたりにいる犯人目掛けてでんこうせっか!!」

サトシ「……いてて…」ヒリヒリ

ピカー……

ロトム図鑑「サトシとアセロラのおでこが見事にごっちんしたロト……」

アセロラ「…………」ヒリヒリ

ミミたん「キュー」

サトシ「……その……色々とごめんアセロラ……」

アセロラ「…………パンツ見られたりおっ○い触られたり…」

サトシ「」ビクッ

アセロラ「………アセロラ…サトシにキズモノにされちゃったよ…」ハァ

サトシ「うぅ……その……」

アセロラ「これは……サトシにセキニンとってもらわなきゃねー?」ニコニコ

サトシ「せ、セキニン!?」

アセロラ「ふふっ、まぁでも……アセロラのためにサトシなりにゼンリョクで頑張ってくれた結果だもんね?」

アセロラ「ありがとうサトシ!お陰で見えない犯人もどっか行っちゃったみたい」ニコッ

サトシ「アセロラ……」

サトシ「……俺のお陰じゃないよ…全部ピカチュウのお陰だ」

アセロラ「ピカチュウ?」

サトシ「うん、そうだよ…あの時…ピカチュウの声を聞いて……ピカチュウが側にいるってわかったから犯人を追い払えたんだ…」

サトシ「だから…犯人を追い払ったのはピカチュウ。俺はただピカチュウに指示を出しただけだよ。お礼ならピカチュウに」スッ

ロトム図鑑「サトシ。ピカチュウは反対側にいるロト」

サトシ「わ、わかってるよ!」

ピカー

アセロラ「………そっか…」フッ

アセロラ「………透明人間……いや、透明ポケモンになって姿が見えなくても…サトシとピカチュウはお互いを信頼しあってるんだね…」

アセロラ「ありがとう!ピカチュウ!」

ピカー!

アセロラ「ありがとう……」

アセロラ「サトシ!」ニコッ

サトシ「……アセロラ…」

ミミたん「キュー」

アセロラ「……今日はもう遅くなっちゃったし……みんなのところに行くのは明日にしよっか?」

サトシ「……あのさアセロラ…」

アセロラ「ん?」

サトシ「みんなのとこには俺一人でいくよ」

アセロラ「………大丈夫?」

サトシ「大丈夫だよ」ニッ

アセロラ「……そっか」ニコッ

アセロラ「まぁ…でも……一通りみんなに話をしたら……最後はちゃんとアセロラのとこに来てね?」

サトシ「え?」

アセロラ「……サトシがアセロラにした今日の件の処遇……アセロラ裁判があるからねー?」フッフッフ

ミミたん「キュー」ジトー

サトシ「いっ!?」ビクッ

ロトム図鑑「アセロラが何やらわるだくみしてる顔ロトー!」

アセロラ「……ふふっ、どうするのサトシ?また……透明人間になって逃げちゃう……?」ニヤニヤ

サトシ「…………………」

サトシ「……もう透明人間はこりごりだよ」ハハハ

ピカー!

>>10
訂正
スイレン(……いつか…サトシとする時は、もっとちゃんとした場所で、ちゃんとした形でって決めてる!)

スイレン(……いつか…サトシとする時は…サトシが私に告白してきて………ちゃんとした関係になってからって決めてる!)

翌日

スイレン「……………」トボトボ

スイレン(昨日は散々…)ハァ

オシャマリ「シャリ」

スイレン(……サトシにからかわれて…弱ったところにピカチュウの電撃…)トボトボ

ナギサ「イッブイ♪」

スイレン(そのまま気絶で気づいたら保健室のヘッドの上、そして夕方…)トボトボ

スイレン「………………」ピタ

オシャマリ「シャリ?」

スイレン「…結局……舞い上がってたのは私だけ……カッコ悪い…」ハァ

オシャマリ「シャマ…」

オーイ

スイレン、オシャマリ、ナギサ「!」

サトシ「スイレーン!」タッタッタ

ロトム図鑑「アローラロトー!」ヒュー

ピカチュウ「ピカー!」→透明化効果は1日で切れた

スイレン「サトシ……」

ナギサ「ブイ…」

サトシ「アローラ!あのさー、昨日は……」

スイレン「…………」プイッ

サトシ「ぁ……」

ロトム図鑑「サトシ、スイレンは予想以上に怒ってるロト」ヒソヒソ

サトシ「み、見りゃわかるよ!」ヒソヒソ

ピカチュウ「ピカァ」

スイレン「……………」

サトシ「その…スイレン…昨日はごめ…」

スイレン「……予定空けといて。日曜日の」

サトシ「………え?」

スイレン「………この間……いい釣りスポット見つけたの!だから……」

スイレン(気絶してる間…夢を見た…)

ピカチュウ「ピカー」

スイレン(……気絶してる私を……保健室までサトシが運んでくれる夢……)

スイレン「………日曜日に……釣りに付き合ってくれたら許す////」プイッ

サトシ「スイレン……」

サトシ「うん!わかったよ!喜んで付き合うぜ!」

スイレン「………うん!約束!」ニコッ

スイレン(しかも……お、お姫様抱っこで////)ポッ

オシャマリ「シャマリー!」ニコニコ

サトシ「じゃあさー!みんなも誘って……」

スイレン「あ、あの……!そこ、かなり穴場だからとりあえず二人だけの秘密で!」アセアセ

サトシ「? わかったよ」

ピカチュウ「ピカピィ」

スイレン「サトシ!その穴場……なんとカイオーガも釣れます!」ビシッ

サトシ「マジ!?すっげー!スイレン!どっちが先にカイオーガ釣れるか競争しようぜ!」ワクワク

スイレン「うっそでーす♪」

サトシ「なんだ…嘘か…」ガクッ

スイレン「ふふっ、でも…きっと珍しいポケモンはいると思う!なんたって秘境!」

サトシ「マジ?楽しみだなー!」

スイレン「うん♪」ニコッ

オシャマリ「シャマリー!」

ロトム図鑑「サトシ!スイレンはかなり機嫌が良くなったみたいロト!」ヒソヒソ

サトシ「だな!」ニッ

スイレン「♪」

ロトム図鑑「ここは念のためボクがもう一押ししておくロト!」

サトシ「もう一押し?」

ロトム図鑑「スイレーン!」ヒュー

スイレン「? なに?」

ロトム図鑑「実は……」

ロトム図鑑「昨日…スイレンが気絶した後にサトシは…頑張ってスイレンを保健室まで運んだロト!」

スイレン「え?」

サトシ「お、おいロトム…ワザワザ言わなくてもいいよ…」

ロトム図鑑「しかも……お姫様抱っこで!」

スイレン「……保健室……お姫様抱っこ…」

スイレン「………………」

スイレン(え!嘘!?あれ…夢じゃなかった……?/////)ボフン

ロトム図鑑「保健室までスイレンを運ぶサトシは生徒たちの注目の的だったロト!」

ロトム図鑑「きっと今日はスクールでもサトシとスイレンのことが噂になって……」

スイレン(し、しかも……スクールの注目の的!?////きっと噂に……)

オシャマリ「シャリー……」

ロトム図鑑「スイレンはサトシサトシーって寝言を呟いてたロト!あれは正しく、愛の言霊……スイレンからサトシへのスピリチュアルメッセージロトー!」

スイレン「おぉぉ……?////」ガクガク

サトシ「す、スイレン……?」

スイレン「……と…」

サトシ「と?」

スイレン「……透明人間になりたい////」ボフン

サトシ「へ?」

ロトム図鑑「ロ?」

ピカチュウ「ピカ」

ナギサ「ブイ」

オシャマリ「シャリー…」ヤレヤレ





おわり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom