【モバマスSS】こずゆきラジオ ゲスト:橘ありす (22)

こずえ「こずゆきらじおのじかんだよー」

雪美「パーソナリティーの……」

こずえ「こずえだよー」

雪美「佐城雪美です」

こずえ「そして、げすとのー……」

ありす「橘ありすです。今日はよろしくお願いします」

雪美「今日は、この三人で……」

こずえ「みんなに、たのしいをとどけるよー」

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こずえ「ありすはらじお、はじめてー?」

ありす「そうですね……こずゆきラジオ出演は初めてですけど、ラジオに出たことなら何回かありますね」

雪美「ラジオ……慣れてる……?」

ありす「まあ、少しは慣れてますね」

雪美「よかった…………私、まだ慣れてなくて……」

こずえ「こずえもー」

ありす「えぇ……あなたたち、このラジオもう何回もやってるじゃないですか」

こずえ「こんかいでねー、はちかいめだよー」

雪美「もう8回目……すごい……」

ありす「初回からずっと視聴していましたが、数えてみると、意外とやってるんですね……」

雪美「全部、聞いてる……?」

ありす「はい。ちゃんと毎回聞いてますよ」

こずえ「ありすもこずゆきふぁんだねー……ありがとー」

雪美「お礼、こずゆきシール……あげる……」

ありす「どういたしまして……ってそれ、視聴者プレゼントのですよね!?」

雪美「ありすも、視聴者……だから……問題、ないよ……」

ありす「いいんですか……ありがたく貰いますけど……」

雪美「早速……『視聴者からの質問』、の……コーナー……」

こずえ「さいしょのおたより、よむよー……」

雪美「こずえ……よろしく……」

ありす(こずえさん、お便り読むときって、人が変わるんですよね……)

こずえ「ペンネーム、『ストロングチアー』さん。こずえさん、雪美さん、ありすさん、こんにちは」

三人「「「こんにちはー」」」

こずえ「私にはドール集めという女の子らしい趣味があります。ですが、女っぽくない性格なので、よく"意外"と言われます。そこで皆さんに質問です。他の人に"意外"と言われるような趣味はありますか? 皆さんは大人しいので、逆に格闘技を見るのが好き……とか、そういう趣味があったら面白そうですね」

ありす(ほわほわした喋り方じゃなくて、テキパキとした喋り方に……長いのに一回も噛まないし……)

ありす「こずえさん、その、お便りの内容に入る前に、一つ質問していいですか?」

こずえ「なぁにー?」

ありす「お便り読むの、アナウンサーみたいで凄く上手だと思うんですけど、何か読むときってコツとかあるんですか?」

雪美「私も、気になる……」

こずえ「えっとねー……あなうんさーのきもちになるですよー……?」

ありす「そんな、仁奈ちゃんみたいなこと言って……」

こずえ「こずえねー……だいほんとか、おたより、よむのー、とくいだよー」

ありす「お便りの話に戻りますけど、こずえさんのその特技、意外かもしれないですよね」

雪美「意外……そうかも……」

ありす「雪美さんは何か意外な特技とかあります?」

雪美「えーと…………あ……かるた、とか……」

ありす「ああ、かるたが得意って、聞いたことあります。雪美さんが素早く札を取るの、想像できませんね。……私は、イメージ通りな特技しか思いつかないです」

雪美「ゲーム……とか……?」

ありす「あー……そうかもしれませんね。でも最近はゲームが上手な人が多くて、特技って言っていいのか……」

雪美「紗南とか、杏とか……あと、あきら……」

ありす「四人でチームを組んでシューティングゲームをやったことありますけど、ついていくので精一杯でした……」

こずえ「さんにんとも、がちぜいだからねぇー」

ありす「ガチ勢って単語、よく知ってましたね……」

ドール……アヤか岡崎だな。多分

ありす「あ、お便り、特技じゃなくて趣味でしたね」

こずえ「しゅみー……? とくぎとはちがうのー?」

雪美「ええと……趣味は好きな事で……特技は、得意な事……?」

ありす「お便りを送ってくれた『ストロングチアー』さんは、お人形集めと、格闘技が趣味みたいですね。どっちも真逆というか……面白い方ですね」

こずえ「あやみたいー……こずえも、おにんぎょうであそぶの、すきー……」

ありす(……格闘技……ストロングチアー……あっ……)

こずえ「あとねー……うたうのとかー……おひるねとかもー……」

ありす「こずえさんらしい趣味ばかりですね……ふふっ」

雪美「ありすの趣味……ぬいぐるみとか……可愛いもの……好き……だよね……?」

ありす「そんなことないです。た、確かに、可愛いものは、人並みに好きですけど……」

雪美「……ふふっ……」

ありす「もう……」

こずえ「ゆきみはねー……じつは、ぺろがすきなんだよー……」

ありす「それは意外でもなんでもないような……」

雪美「あと……イチゴと……プロデューサーと……あ、可愛い物も、好き……」

ありす「ぜんぶ周知の事実じゃないですか」

こずえ「こずえも、かわいいもの、すきだよー……みんないっしょー」

ありす「みんな一緒って、私は別に……もう、しょうがないですね」

ありす「なんだか、プロデューサーさんが言っていたこと、よく分かりました」

雪美「プロデューサー……? なんて、言ってた……?」

ありす「雪美さんもこずえさんも、マイペースにグイグイ来るから、流されないように気をつけろ、って」

こずえ「まいぺーすって?」

ありす「ええと、周りに流されず、自分のやりたいことをやる人ですね」

雪美「あー……」

ありす「だから、しっかり者として私が呼ばれたんですよ」

こずえ「そういえばねー、さいしょのころに、しっかりものをよぼうって……ぷろでゅーさー、いってたねー」

雪美「聖、ゲストの時……お便りのコーナーで……終わったから……」

ありす「あー、あの伝説の回ですね……ツッコミ不在とか、異空間とか、色んなことネットで言われてましたね」

こずえ「のんびりおしゃべりできて……たのしかったよー?」

雪美「のんびりしすぎて……話、どんどん逸れた……ふふっ……」

ありす「だから毎回ゲストが司会みたいな感じになるんですよ……って今もまた逸れてるじゃないですか……」

雪美「次のお便り……私が、読むよ……」

雪美「ペンネーム、『カムパネルラ』さんから……こずえさん、雪美さん、ありすさん、こんにちは」

三人「「「こんにちはー」」」

雪美「本日のゲストのありすさんは、読書が趣味と聞きました。そこで質問ですが……皆様は最近、どんな本を読みましたか? 三人で読書についてお話しているのを、聞きたいです……だって……」

ありす「『カムパネルラ』さんって名前で思い出しましたけど、私、最近は宮沢賢治を読みましたよ」

雪美「宮沢賢治……って……?」

こずえ「あめにもかぜにもねー……まけないんだよー」

雪美「ああ……雨ニモマケズ……」

ありす「そう、雨ニモマケズの作者ですね。私が今読んでいるのは、銀河鉄道の夜という作品で……」

こずえ「ぎんがてつどう……ろまんちっくなたいとるだねー」

ありす「内容もロマンチックなんですよ。星の話がたくさん出てきたり、銀河を走る列車に乗ったり……まだ途中までしか読んでいないので、あまり内容について話せないんですけどね」

雪美「銀河を走る列車……素敵……」

ありす「雪美さんは、最近何か読みましたか?」

雪美「ええと……漫画……でも、いい……?」

ありす「ええ、いいと思いますよ」

雪美「チーズスイートホーム……っていう……猫の漫画……」

こずえ「こずえもみたことあるよー」

ありす「猫の漫画……雪美さんらしいですね。どんなお話なんですか?」

雪美「チーが……家族と、遊んだり……はしゃいだり……?」

ありす「なんだか癒されそうですね。留美さんも読んでそうですね」

雪美「留美から借りた……」

ありす「……なるほど……」

雪美「こずえは……?」

ありす(こずえさんの読む本、想像つきませんね……絵本とか童話……? それとも、難しそうな小説とか……何かの専門書だったりして……)

こずえ「ずかんをよんでるよー」

ありす「図鑑……えっ、図鑑ですか?」

こずえ「きょうもねー、もってきてるよー」ガサゴソ

ありす「禍々しい図鑑が出てきたりなんてことは……って、ああ……ポケット図鑑ですね。安心しました」

こずえ「しらないおはな、たくさんあるのー……」

雪美「これ……ヘチマ……?」

こずえ「うつぼかずらだよー」

ありす「ウツボカズラ……って、食虫植物ですよね……あの、不気味な……」

こずえ「しょくちゅうしょくぶつはねー……きれいなはな、さくんだよー……」

ありす「本当だ……小さくて、綺麗な花……素敵ですね……」

こずえ「しらないしょくぶつをみるの、たのしいねー……ふわぁ……」

雪美「次は、ゲストコーナー……」

こずえ「げすとのありすが、みんなにたのしいこと、おしえてくれるよー」

ありす「私が今日紹介したいのは、ある喫茶店です」

雪美「喫茶店……?」

ありす「この前見つけて、プロデューサーさんに連れて行ってもらったんですけど……」

雪美「え……ずるい……」

ありす「雪美さんも今度連れて行ってもらえばいいと思いますよ」

雪美「……………………」ジー

ありす「隣の部屋をそんなじっと見なくても……プロデューサーさん、困ってるじゃないですか」

こずえ「ぷろでゅーさー、つれてってー……つれてけー……」

ありす「こずえさんも直訴しないでください。プロデューサーさん、表情が歪んでるじゃないですか」

雪美「それで……その喫茶店って……?」

ありす「名古屋にある喫茶店なんですけど、なんと、いちごスパゲティが名物なんですよ!」

雪美「いちごスパゲティ……!?」

ありす「写真も持ってきました。見てください、これがプロのいちごスパゲティです」

雪美「ありす以外にも、作ってる人、いたんだ……」

こずえ「ぱすたがぴんくで、きれいだねー……なまくりーむも、ふわふわで、あまそー」

雪美「クレープみたいで、美味しそう……かも……?」

ありす「食べてきましたけど、美味しかったですよ。ちょっと私には多すぎたので、プロデューサーさんに少し分けましたけど」

こずえ「こずえも、ぷろでゅーさーにたべさせるー」

雪美「プロデューサー……苦い表情……口に、合わなかったんだね……」

ありす「他にも色んな種類の料理がありました。メニューも写真に撮ったんですけど……」

こずえ「めにゅー、たくさんあるねー……」

雪美「この、氷……って……かき氷……? かき氷で、こんなに種類が……」

こずえ「まっちゃしるこすぱげてぃ……これ、おいしそー……ゆきみ、はんぶんこしようねー」

雪美「抹茶汁粉スパゲティ…………さすがに、それは……」

ありす「よく見たら、甘口じゃない普通のスパゲティとか、カレーなんかもありますね。次来たときは、そっちを食べてもいいかも……」

~~♪

雪美「あ……もう、エンディング……」

こずえ「じかんがたつの、はやいねー」

ありす「え、もうエンディングですか!? このラジオやってる間だけ時間の流れが早くないですか?」

こずえ「たのしいとねー、じかんがはやくなるんだよー」

雪美「ふふっ……ありす……楽しんでくれた……?」

ありす「……はい。今日は楽しかったです」

こずえ「よかったー……ふふー」

雪美「楽しんでくれた、お礼……こずゆきシール……あげる……」

ありす「二枚目! だから視聴者プレゼントを出演者にあげようとしないでください!」

雪美「では……今日はラジオを聴いてくれて……ありがとう……」

こずえ「らいしゅうもよろしくねー」

――翌日、某喫茶店

雪美「……はい、あーん…………」

P「俺は苺パスタ食べないって言っただろ。ちゃんと全部食べて」

雪美「……………………」

P「……あーもう、分かったから」パク

雪美「……もう一口……あーん……」

P「…………甘ったるくて、やっぱ無理……勘弁してくれ」

雪美「…………………………………………」

P「……………………」パク

雪美「ふふっ……嬉しい……」

P「おれも うれしいけど つらい」

――さらに翌日、某喫茶店

こずえ「まっちゃしるこすぱげてぃだよー……あーん……」

P「おいこずえ、いつの間に注文した?」

こずえ「はやくたべろよー……」グイグイ

P「流石にそっちはヤバいって……ええい、男は度胸!」パク


P「…………もうむーりぃー……」

こずえ「おいしいねー」モグモグ




おわり

おまけ



――ラジオ放送から翌日 事務所

千秋「こずゆきラジオ、ツッコミ役不在回ばかりじゃないかしら?」

P「ありすならいけると思ったんだけどなあ……ツッコミきれなかったかー……」

アヤ「アタシ達をゲストに呼べば解決だろ」

P「それはないな」

文香「じゃあ私が」

P「いいけど、ありすはゲストメンバーだからな?」

ちひろ「あれ、三人とも今日はオフじゃないんですか? どうして事務所に?」

P「こずゆきラジオ翌日は保護者の会だからな」

ちひろ「当日じゃないんですか?」

P「当日はみんな自室で奇声上げながら部屋じゅう転げまわっていて話にならないから……」

千秋「…………そんなことするわけないじゃない」

アヤ「……………………だよな」

文香「わ、私は、部屋じゅう転がり回ることはしませんよ。………………変な声は出ましたけど……」

ちひろ「なるほど……」




おしまい

「こずえだよー」「佐城雪美です」のタグに触発されて書きました。
こずゆきラジオシリーズ初作品です。ちゃんとシリーズになるかは未定ですけど。



キウイパスタなら食べた……


遭難したけど

ラジオは『視聴』じゃ無いと思うの。
『聴取』だけど一般的なリスナーでいいんじゃないかな?

おつ
二人ともいい声してた

webラジオだとなんだかんだいって色々映像あるし、視聴者でもいいかって思った

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