～下校中～

コナン「何だそりゃ」

光彦「あれ？コナン君知らないんですか？」

歩美「最近噂になってる女の子達だよ！」

元太「困ってる人とか事件があったら現れるらしいぜ！」

灰原「今時いるの？そんな奇特な人」

コナン「ま、俺らも似たようなもんだけどな」

灰原「ああ、まぁ・・・そうね」

歩美「会って見たいなぁ・・・」

光彦「事件解決なら僕らの方が先輩ですからね！」

元太「勝負してーなー」

コナン「ハハハ・・・」

展開が読めないクロス

コナン「で、そいつらどんなカッコしてんだ？」

光彦「あくまで噂なんですけど・・・」

光彦「ジャージと着物を着た2人組だとか・・・」

コナン「何だそりゃ」

歩美「でもすごいんだよ！」

元太「横断歩道を渡れないばーちゃんを2人まとめて担いで渡ったとか！」

歩美「ゲームセンターにたむろってた不良たちを一網打尽にしたって噂もあるのよ！」

コナン「マジかよ・・・」

～毛利探偵事務所前～

コナン「ファイヤーシスターズ・・・ねぇ」

コナン「そんな奴らが本当にいるとするなら会ってみたいぜ」

コナン「どんなバカ面で痛々しい奴らなんだってな！」

コナン「ハハハハハ！！！」


ﾀﾀﾞｲﾏｰ　ｵｶｴﾘｺﾅﾝｸﾝ








ジャージ女「おい、あいつか？」

着物女「多分ね～」


着物女「やっと見つけた・・・」

～数日後～

元太「これからサッカーやろうぜ！」

光彦「そうですね！」

コナン「じゃあ公園に・・・って」



少女「うっ・・・グス」

歩美「女の子が泣いてるよ」

灰原「何かあったのかしら」

コナン（見た所中学生くらいか）

少女「ううっ・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

歩美「お姉さん、どうしたの？」

少女「あ、あなたたちは・・・」

光彦「僕たちは、少年探偵団です！」

元太「困ってることがあるなら相談に乗るぜ！」

コナン「おいおい・・・」

灰原「フフッ」

少女「探偵・・・あなた達が」

歩美「私、吉田歩美、こっちが円谷光彦君と小嶋元太君！」

元太「へへっ」

光彦「それで、あっちの2人が江戸川コナン君と灰原哀さんです」

コナン「どーも」

灰原「・・・・・」



少女「江戸川・・・コナン・・・」



少女「私は・・・阿良々木月火」



【阿良々木 月火（あららぎ つきひ）】（14）

【中学2年生】

元太「あらららららぎ？」

コナン「おい、らが多いぞ」

月火「あの・・・いい？」

光彦「あ、どうぞ、何があったんですか？」

月火「お兄ちゃんが・・・」

歩美「お兄ちゃん？」





月火「お兄ちゃんが・・・いなくなっちゃった・・・」

怪異がいないなら月火ちゃんは人間で飽き性でもなくなっちゃうのだろうか

コナン「いなくなった？」

元太「何か事件に巻き込まれたのか？」

月火「わかんない、今朝家を出て・・・そのまま連絡がつかなくなっちゃって・・・」

歩美「それは心配だね・・・」

月火「お兄ちゃん超のつくお人よしだから、何か事件に首突っ込んで酷い目にあってるかもしれない・・・」


灰原「耳が痛いわね」

コナン「うるせぇ」

月火「ああ、今頃口にホッチキス突っ込まれたり、剛腕でぶん殴られたり、縄でぐるぐる巻きにされてるかも・・・」

灰原「そうはならないと思うけど・・・」

歩美「早く探しに行こう！」

元太「行くぞコナン！」

コナン「あのなぁ・・・そういうのは警察に・・・」

月火「お願い！お兄ちゃんを助けて！」ｶﾞｼッ

コナン「わ、わかったから落ち着きなよ」

月火「ありがとう・・・」






月火「期待してるからね、エドー君♪」

コナン「！」ﾋﾞｸ

きっと今頃大腸ジャイアントスイングされてるに違いない…

光彦「月火さん！案内お願いします！」

月火「あ、はーい！」


ﾀﾀﾀ･･･


コナン「・・・・・」

灰原「どうしたの？」

コナン「あいつ、俺の正体知ってるかもしれねぇ」

灰原「えっ・・・」

コナン「あいつ、俺のことをエドーって呼びやがった」

コナン「工藤の工はカタカナのエに見えるからな、遠回しに俺の本名を言ってたのかも・・・」

灰原「まさか・・・」

コナン「とにかく、アイツが何者か確かめる必要があるな・・・」


歩美「2人ともはやくー！」

灰原「え、ええ・・・今行くわ」


ﾀﾀﾀ･･･








ジャージ女「・・・・・」

別に怪異あっても問題なさそうだけどね
だって、コナンとYAIBAKの世界は同一世界だし。YAIBAの世界に怪異ありそうだし……

怪盗キッドがいるから紅子いるんだ
赤魔法があるから怪異くらい

高校生の身体が小学生になるなんて怪異以外の何物でもない

～阿良々木家前～

月火「ここが私の家、お兄ちゃんはここから出ていって・・・」

歩美「そのままいなくなったの？」

月火「うん」

コナン「お兄さんって、自転車持ってたの？」

月火「そうだけど・・・よくわかったね」

コナン「だってここにヘルメットあるし、中学生以上の男子がノーヘルで自転車乗ることなんてよくある事だし」


月火「ふーん・・・やっぱ鋭いんだ」

コナン「自転車に乗って行ったってことは・・・」

光彦「どこかに自転車が落ちてるかもしれないって事ですね！」

コナン「ああ、自転車までわざわざ持って連れ去るヤツなんてそうそういねーからな」

元太「じゃあ探しに行こうぜ！」

灰原「誰かに持ってかれないうちにね」

月火「うんうん・・・いい感じ」

歩美「え？」

月火「いやなんでもない」


コナン「・・・・・」