チノ「そう、うさぎ料理…日本ではうさぎを食べるそうよ」
ココア「え…し、信じられない……」
シャロ「それだけじゃないわよ、日本人はね……クジラも平気で食べるわよ…」
ココア「く、クジラさんを!?」
チノ「日本人って悪魔なんですね、見損ないました」
ココア「と、ところで…私達の名前…日本人っぽいけど舞台は明らか外国だし日本人じゃないってことだよね?」
チノ「それでいいです、私達が日本人な訳ありません」
ココア「…ふぅ…安心したよ…じゃあそれで進行していこう…」
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最初のチノ→チヤ
ココア「今日は楽しかったぁ、またね~」
チヤ「またねココアちゃん」
シャロ「気をつけて帰るのよ」
…
チヤ「シャロちゃん…………その……」
シャロ「わかってる…何も言わないで………」ぐすっ…
チヤ「はい…これ……」つ捕獲用網
シャロ「ありがとう……じゃあ行ってくる……」
シャロ「はぁ……バイトの給料日はやくきて………」
シャロ「あ、いたいた…あんなところに…」
うさぎ1「……」 うさぎ2「……」
シャロ「こっそり近づいて…えいっ!」
うさぎ1「!?」バタバタ!
シャロ「よしっ!ゲットー!手慣れたものね、これで50匹目かしら?はやく持ち帰ろっと」
…シャロ自宅
シャロ「………」グイッ
うさぎ「っ」ジタバタ
シャロ「ふふ、網から抜け出せないわよ」
シャロ「って!ちょっと…!暴れるなっての!!」ゴンッ!!
うさぎ「……」バタッ…
シャロ「網に入ったまま壁にぶつけると簡単に気絶して動かなくなるから楽なのよねぇ」
シャロ「包丁包丁っと」
グサッ…ザクッ!……
シャロ「相変わらず気持ち悪いわね首だけってのは」ポイッ
うさぎ「」
シャロ「お腹かっさばいて…内蔵取り出して……」グチャグチャ…
シャロ「よし、水で洗っておしまい!」
シャロ「今日はどうしようかしら、煮る?焼く?蒸す?うーん………」
コンコン
シャロ「はーい!」
チヤ「シャロちゃんどう?」
シャロ「ふふ!みてみなさいこれを!」
チヤ「わぁ!すごい!」
シャロ「どうよこのさばき方」
チヤ「今日はどうするの?」
シャロ「それを迷ってたのよ」
チヤ「あ、じゃあシチューにする?」
シャロ「いいわね!」
チヤ「ちょうどお婆ちゃんがシチュー作ろうとしていて今から牛肉買いに行こうとしてたのだけれど、このウサギがあればちょうどいいわね」
シャロ「うぅ…ありがとうチヤぁ~」グスンッ
チヤ「ふふwシャロちゃんだけだとお肉だけですものね」
シャロ「うん、でもこのうさぎだけじゃ足りないわよね」
チヤ「心配はないわ、ほら」つ うさぎ肉
シャロ「…………え、これは?」
チヤ「これ?アンコ」
シャロ「え、え!?で、でもアンコは………チヤのペットじゃ」
チヤ「ええ、でももういいの 代わりは作ったから、ほら」
シャロ「ナニコレ?人形?」
チヤ「そうよ!アンコの皮で作った完全再現したアンコ(うさぎ)よ!」
シャロ「す、すご……」
シャロ「手なわけでいっただきます!」ガツガツハムハム
シャロ「あぁ…うまぁ……」
チヤ「ふふ、美味しいわね」
シャロ「ところでチヤのお婆ちゃんは?」
チヤ「さあ?シチュー作りかけのままどこかにいなくなったわね」
シャロ「チヤ!お変わり!!」
チヤ「もう食べたの!?早いわねw」
シャロ「アハハオイシー…」 チヤ「ソウネー…」
…
チヤのお婆ちゃん「はい……はい……よろしくお願いします………ええ…ええ…はい……では……」
後日
ココア「なんか最近うさぎの数減ってるらしいね」
チノ「そうなんですか?」
ココア「うん、ニュースになってた」
チノ「冬ですしどこかに隠れてるんじゃないんですか?寒いですし」
ココア「そうなのかなあ…」
リゼ「誰かが捕まえてペットにしてるんじゃないのか?」
チノ「それは犯罪です、法律でうさぎの捕獲は禁じられています、餌やりくらいは許されてますけど」
ココア「バレたら懲役一年罰金300万円…」
リゼ「はは、そんなリスク犯してまで捕まえようとするやつなんていないだろ」
チノ「ココアさん、可愛いからといって、持ち帰ったらだめですよ?」
ココア「わ、わかってるよ!ここに来る前にお母さんとお姉ちゃんにこっぴどく言われたもん!」
チヤ「ただいまー!お婆ちゃん?」
チヤ「あれ?いない……あ、置き手紙……」
チヤ「えっと…チヤへ、私はアンタのことが恐ろしくてたまらない、アンコをアタシの目の前で平然と痛ぶり殺し、捌いて解体した、アタシはこのことを精神科に相談したよ、予約したから夕方の間に○○駅にきて……心配しなくても大丈夫、その精神科の人は私の知り合いで警察にチクったりなんてしないから…ちゃんと、約束通り来るんだよ」
チヤ「…………………なに、これ…………そんな………」
チヤ「…シャロちゃんに相談しなきゃ……」
…
シャロ「………は?…………意味がわからない…」
チヤ「今伝えたことが全てよ…」
シャロ「…うさぎを捕まえることがそんなに重い罪なの?くだらない…!ふざけないでよ!行く必要ないわ!」
チヤ「え、でも行かなかったらどうなるかわからないわ…」
シャロ「ほうっとけばいいのよ!」
チヤ「で、でも…」
シャロ「ほら!今日はラビットハウスで皆で遊ぶ約束してたでしょ!行くわよ!」
チヤ「え、ええ」
, ‐ ' "´ ̄ ̄ ̄ 丶、
, '´ _r─'´ ̄`ー-、_ ヽ
r‐ ''" ノ´ ※ ※ ヽ 丶
| ..::::-┴´ ̄` ̄` ̄`ー、_ `ヽ ヽ
Y'´ : : : : : : : : ヽ ※ ヽ '、
∧ / / : : : : l : :ゝ、 l. ',
/: : /: / :/ : l : : ヽ ※ヽ ',
l: : /: : /: : /: /: ハ : : :ヽ { '、
{: l!: :⊥、/: : /.:/. /|: : .l ヽソ ハ
.l: |l: :l :トリ_`ー':^/: {、 ヽ: : : | : : |_,..ィ'´ ̄
人:弋 じぇ、"´ 、 `丶、_ヽ.:l: /: : l|:. |
ム `ト `"'゙ '^ぅテォ-テ/./: /: /l.:..:.| ここはおめぇの自由帳じゃねえですぅ
∧ 八 , ヾジ /.イ: :/. /: .l : | チラシの裏にでも書いとけですぅ
/ こ}※ \__ トー‐、 __ ノ_ .イ//_:_:_l..|
ノ 匸l/⌒ 、 )ヽ___ノ _ .. イ ̄※ ノ厂兀l.|
/ て/ ´ ヽ`三/ ┴、 / ノし }: : l|
/ (_{ }{"´ ヽ |〃_. イJ´ l: : : |
::/ /(\ _ ノ)ヽ___、._丿「 /勹 l: : : :|
{ /三\ / ヽ几_厂|/し、__兀r '" ヽ | : . : |
ここチラシの裏みたいなもんやろ
こうしてお婆ちゃんとの待ち合わせに行かず、ラビットハウスで仲良く五人、おしゃべりしていた
ココア「そういえば最近またうさぎの数減ったみたいだね…」
シャロ「………」
チヤ「そうなの?」
ココア「うん、ほんとどうしちゃったんだろ」
チノ「もしかして他の街に行ったんじゃないんですか?」
リゼ「それもありえる」
ココア「この街からうさぎが消えたら寂しいね…」
チヤ「大丈夫よ」
帰り道
チヤ「ねえシャロちゃん、もうウサギ捕まえるのやめない?」
シャロ「え?なんで?」
チヤ「こんなに騒ぎになるとは思わなくて…」
シャロ「………嫌よ」
チヤ「シャロちゃん」
シャロ「あんたはやめてもいいけど私は辞めないわよ、だってウサギのおかげで生活費かなり浮いたし、それに美味しいじゃない 勿体無いわ」
チヤ「そうだけど…」
シャロ「私は勝手にやるから!アンタはもう付き合わないでいいわよ!」
チヤ「…………」
シャロ「よしっ、今日も捕まえに行くわよ!」
シャロ「っと!早速発見発見ー!」
シャロ「でりゃー!」
うさぎ「………」ジタバタ
シャロ「暴れるなっての!観念しろうさぎめ!」
ドガッ!バギっ!ドゴッ!!
うさぎ「」バタッ
シャロ「よし、これで暴れなくなった」
○○「…………………な、な、な、な……」ズサッ
シャロ「!?だ、だれ!?」
○○「な、な、何やってるんですかシャロさん……っ」
シャロ「っ!?ち、チノちゃん!?」
チノ「そ、それ…うさぎですよね?………な、なんで……ま、まさか!?」
シャロ「ち、違うのチノちゃん!話を聞いて!!」
チノ「うさぎが消えてる事件の犯人ってシャロさんじゃ!?…………」
シャロ「違うって!!!違うから!!!信じて!!」
チノ「じゃ、じゃあなんで虫網で捕まえてうさぎに暴力振るってたんですか!?」
シャロ「そ、それは…………こ、これは誰かに脅されてやっただけなのよ!!」
チノ「は?…そんな嘘通用するわけないじゃないですか…もうイイです…写真も撮りましたし……シャロさんのこと尊敬してたのに……」ピポパ prrr
シャロ「ちょ、どこに電話してんのよ!!」
チノ「もしもし?おまわりさんですか?」
シャロ「ちょ、やめ!!」
チノ「目の前でうさぎを持ち帰ろうとしてる人がいるんです、すぐに着てください 住所は…」
シャロ「ちょ、、やめなさいよ!」バシッ!
チノ「あっ、携帯返してください!」
シャロ「ふざけないでよ!もう!」
チノ「罪を償ってください!懲役一年罰金三百万!」
シャロ「はぁ?!三百万なんて払えるわけないじゃない!!」
チノ「しらないですよそんなの」
シャロ「ワタシタチ友達でしょ!?」
チノ「うさぎをそんなふうにする人なんて友達じゃありません!!」
シャロ「そ、そんな…」
チノ「このことはみんなに言いふらしますから……」
シャロ「く、くそぉ!!!このぉぉ!!」
チノ「痛っ!?な、なにするんですか!?髪引っ張らないで!!」
シャロ「うるさい!黙れ!!ちょっとこっちきなさい!」ポイッ
チノ「あっ!私の携帯が!」
シャロ「ハァハァ…誰にも見られなかったかしら…」
チノ「な、なんのつもりですかこんなところに連れ込んで」
シャロ「こんなところって何よ、私の家じゃない、前にも来たでしょうが」
チノ「え、ここ誰かの家だったんですか?普通にアマウサアンの物置きかと思いましたw」
シャロ「な、なんですって!?」
チノ「そんなことより私にこんなことしてただで住むと思ってるんですか? 罰金三百万円懲役一年ですよ、それと私の携帯代返してください」
シャロ「はっ、嫌よ」
チノ「嫌と言われても私がバラしますよ」
シャロ「無理ね」
チノ「はい?」
シャロ「チノちゃんはここから出られないから」
チノ「何を言ってるんですか?」
シャロ「言葉通りの意味よ」
チノ「…付き合ってられません……」
シャロ「あらそう?じゃあ私はチノちゃんをここから出さないために全力を尽くさなくちゃね!」
ドンッ!
チノ「キャッ!」
シャロ「ふふ、可愛い悲鳴…」
チノ「は、離してください…こんなことしてただで住むと思っているんですか……!」
シャロ「黙っててくれるって言うなら開放してあげるわよ」
チノ「いやです…!うさぎ捕まえて暴力振るう人を野放しなんてできません!」
シャロ「あ、そう、それじゃあここでずっと暮らしていくのね、その前に………」
プスッ…
チノ「……く…っ…な なにこれ……体動かない…」
シャロ「ふふ…これはね力が入らなくなる注射よ…ほら、手を出してチノちゃん」
チノ「や、やめ…離…なせ…」グイ
シャロ「ほら、動かないの!」
シャロ「えっと、縄で腕縛ってベットの柱に括り付けてっと…これでいいわね」
チノ「ぜ、絶対に許しません……」
シャロ「はいはい、それじゃごゆっくり」
チノ「ど、どこにいくんでくか…」
シャロ「落とした携帯を回収しに行くのよ」
ガチャ バタンッ…
チノ「くっ…縄解けない…なんとかして抜け出さなくては…」
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