【安価】オーク「変な女騎士を捕まえた」 (60)
オーク「なんだこいつ……」
下1 女騎士の変わったところ
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膝丈くらいのサイズ
めちゃくちゃ家庭的
オーク(こいつなんでこんな小さいんだ?)
女騎士「……」
オーク(しかも何も喋らないし)
オーク「おいお前、解放してほしいか?」
女騎士「……」
オーク「別にいいよ。縄張りに入ってきたから捕まえただけだしな、どうこうする気はない」
オーク「まあお前が俺たちを討伐しにきたとか、そういう理由なら話は別だがな」
女騎士「……」
オーク「おい、いい加減何か話せよ! 黙ってたら何も分からないだろ!」
オーク「というか、何でそんなに小さいんだよ。子供なのか?」
女騎士「……下1」
全身ちょっとずつ切り落とされてこんな姿に
呪われてる
こっわ
胸から上な感じで膝丈サイズに?
ageてしまってた
女騎士「子供じゃない大人だ。全身ちょっとずつ切り落とされてこんな姿になったんだ」
オーク(やっと喋ったか)
オーク「切り落とされたって……なるほど、あの魔女に呪いをかけられたんだな」
女騎士「そうだ。全部で6つに切り落とされた。私はそのうちの1つだ」
女騎士「元に戻るために森の中へ入ったら、お前たちオークに捕まったというわけだ」
オーク「へぇ、じゃあ解放してやる。無害なら安心だ」
シュルル
女騎士「感謝する」
オーク「いいってことよ。じゃあな、体集め頑張れよ」
女騎士「待て」
オーク「まだ何かあるのか?」
女騎士「……手伝ってください」
オーク「は?」
女騎士「元に戻るの手伝ってください、お願いします」
オーク「やだよ。そんな暇じゃないし」
女騎士「そこを何とか! こんな体じゃろくに探せないんだ! 頼む!」
オーク「うーんそうだな。条件がある」
女騎士「承知の上だ。どんな要求でも呑むぞ」
下1 オークの条件
着せ替えさせてくれ
オーク「着せ替えさせてくれ」
女騎士「何だと」
オーク「実は俺お人形遊びの趣味があるんだよ。元に戻ったらでいいから服の着せ替えをさせてくれ」
女騎士「くっ、さすがオーク……なかなか濃い趣味を持っているな。いいだろう! どんな服でも着ようじゃないか!」
オーク「交渉成立だな。いや待てよ? このまま着せ替えてもいいかもしれない。お前サイズの人形の服が家にあるし」
女騎士「どちらでもいいぞ。願わくは早く元に戻りたいから、どこかにいった私の分身たちを集めてからにしてほしいが」
オーク「そうだな、着せ替えは事を終えてからにしよう」
○
女騎士a「まてー!」
女騎士b「こっちだよー!」
オーク「これで全部か?」
女騎士「ああ、ちゃんと5人いる。感謝するぞ」
女騎士「それで? このままの状態か元に戻った状態かどちらがお望みだ」
オーク「元に戻ってくれ」
女騎士「いいのか?」
オーク「人形だけでなく実際の女も着せ替えてみたい」
女騎士(ヤバいなこいつ……)
女騎士「了解だ。今から元に戻るから、それまでに何を着せるかきめておいてくれ」
オーク「分かった、服も取りに行ってくる。逃げるなよ?」
女騎士「私は女騎士だぞ。そういうのはしっかりしてる」
下1 オークが女騎士に着せる服
ゴスロリ服
仮にも騎士なのに簡単に捕まっちゃって恥ずかしくないのかよ?
○
女騎士「これでいいのか?」
オーク「最高だ。やっぱり素材がいいと映えるな」
女騎士「それほどでも」
オーク「写真撮っていいか? こちらの指定するポーズも頼む」
女騎士「別に構わないが……」
パシャパシャ
オーク「目線をこっちに、そうそう」
女騎士「……」
オーク「次はローアングルから」
女騎士(お人形遊びってこういうのだったか)
オーク「女騎士、お前コスプレイヤーとして活動してみたらどうだ?」
女騎士「こすぷれいやー? なんだそれは」
オーク「知らないのか、じゃあ教えてやろう。人気レイヤーになれるぞ」
女騎士「!!」
女騎士(ま、まさか……ここからアッチ系の展開に持っていくつもりか!? おのれオークめ、条件の追加とは汚い!)
オーク「くくくく、お前がレイヤーとして名を轟かせる姿が目に浮かぶぜ。インスタやツイッターもフォローして陰ながら応援してやろう」
女騎士「よく分からない単語で私を惑わすな! エロいことをさせる気だろう!」
オーク「しねえよ、お前どんだけアナログ人間なんだ。まあいい、とにかく色んなことを手取り足取り教えてやるから覚悟しろ」
女騎士「くっ……辱めを受けるくらいなら、いっそ殺せ……!」
このあとめちゃめちゃ人気コスプレイヤーになった
どういう世界観なんだ・・・
オーク「あいつ次のイベントに参加するんだな。行きたいけど予定大丈夫かな」
ガシャン
「おーい女騎士を捕まえたぞー」
オーク「チッ、こんな忙しい時に」
○
オーク「……」
オーク(また変な女騎士を捕まえてしまった)
下1 女騎士の変わったところ
なぜか武装していない
女騎士「……」
オーク(鎧から武器まで何も武装してなくて普通の服のみ。なんだこいつ)
オーク「おいお前、そんな軽装で俺たちオークの縄張りに立ち入るとはどういうつもりだ?」
女騎士「……」
オーク「何か言え!」
女騎士「下1」
騎士じゃないもん
ギャンブルに負けて一文無しになった
ここ数日何も食べてなくて意識を無くして目覚めたらここにいた
女騎士?「騎士じゃないもん」
オーク「え?」
女騎士?「私ただの町娘だもん」
オーク「何バカなことを…」
女騎士?「その証拠に、鎧も剣の盾も何にも身につけてないじゃん。女騎士の要素なんて何一つないじゃん」
女騎士?「というか何で女騎士だと思ったの? 私のどこを見てそう判断したの?」
オーク(言われてみれば女騎士の要素なんてひとつも無いな)
オーク「誤解してすまなかった。しかしお前が誰だろうとオークの縄張りに入ることは許されない」
町娘「も、もしかして私……殺されるの……?」
オーク「殺しはしない。俺たちは他種族が縄張りに入ることを嫌うんだ。だから今すぐ立ち去ってくれ」
町娘「わかった」
オーク「物わかりが良くて助かる」
町娘「じゃあね、優しいオークさん」
オーク「ちょっと待て! そっちはオークの住み家がある方だ!」
町娘「そうだったの? ごめんなさい、私方向音痴で」
オーク「……」
オーク(こいつ何か怪しいな。オークの勘がそう言ってる。探りを入れてみるか?)
下1 町娘をどうするか
とりあえず剥いて武器などを持ってないか隅々まで身体検査
最初に女騎士?を捕まえたオークに話を聞こうぜ
町娘「こっちで合ってる?」
オーク「待て」
ガシッ
町娘「きゃっ!? 何するの!?」
オーク「お前は本当に町娘なのか調べさせてもらうぞ」
町娘「ち、ちょっと! 鎧つけてないのに……!」
オーク「服の中に何か隠してるかもしれないだろ!」
ガサゴソ
下1 検査の結果
スタイルがとても良かった
穴の内に毒薬の瓶
オーク「こ、これは……!」
オーク(スタイルいいな。服の上から薄々感じてはいたが)
町娘「ぐすっ……もういいでしょ?」
オーク「そうだな。服もよく調べたけど何も無かったし」
オーク(強いて言うなら雄を虜にする武器は持っているが……このまま帰そうか?)
下1 どうするか
コスプレさせよう
またかよ
オ(タ)ーク
面白い
オーク「……」
町娘「な、何……? 私の体をじっと見て……まさかエロいことするつもりじゃ……!」
オーク(ダメだ、こういう素材を見るとどうしても着せ替えさせたくなってしまうな。帰す前に適当な理由つけてコスプレさせるか)
オーク「おい、ちょっといいか? オーク的事情があってお前をこのまま帰すわけにはいかないんだ」
町娘「や、やっぱりエロいことするつもりなんだ」
オーク「違う! 俺は直接何かをするよりも、人形や女を着せ替えさせて撮った写真を見ながら1人でやるのがいいんだ!」
町娘「え」
オーク「くそ、いらん情報を言ってしまった。とにかく今から色んな服を着てもらうぞ、いいな」
町娘(ヤバいこのオーク……)
オーク「どうやらお前は本当に女騎士じゃないみたいだからな。何だったら金も払うから頼む」
町娘「くっ……仕方ないから言うことを聞いてあげる。逆らったらもっと酷い事されるかもだし」
オーク「しねえよ、というかお前今のセリフ……本当に女騎士じゃないんだよな?」
町娘「う、うん! ただの町娘だよ。付き合うから早く服を用意してよ」
○
オーク「ありがとう、色んな写真が撮れたよ」
町娘「私もなんか楽しかったしお金ももらっちゃったから。森の出口まで送ってくれてありがとう」
オーク「気にするな。じゃあな」
町娘「バイバイ♪」
オーク「……」
オーク(さて、このナース服は写真は飾っておく用で……こっちはアレに使うか)
このあとめちゃめちゃ抜いた
おまえそれでいいのかオーク・・・
オーク(惜しい事をした。あの町娘もレイヤーにスカウトすればよかった)
オーク(人気爆発中の女騎士と双璧になれただろうに……今度会うことがあれば話を持ち出してみるか)
ガシャン
「おーい、女騎士を捕まえたぞー」
オーク(またか。というか見張りのあいつ、この前の町娘をどうやって女騎士と間違えたんだ?)
○
女騎士「……」
オーク(また変な女騎士だ)
下1 女騎士の変わったところ
髪型がモヒカン
初手既に女騎士かどうか怪しい
バイクに騎乗してるんじゃない?
オーク(なんでこいつモヒカンヘアーなんだ?)
オーク「おい、何故俺たちの縄張りに足を踏み入れた。見たところ女騎士だと……女騎士だよなお前?」
女騎士「……」
オーク(また喋らない奴か)
オーク「黙ってないで話せ、殺す気はない。俺はただお前がここにいる理由と、どうしてモヒカンなのかということを聞きたいだけだ」
女騎士「下1」
魔女を取り逃がした罰ゲームで
女騎士「……魔女を取り逃した罰ゲームで……」
オーク「罰ゲーム?」
女騎士「私たち女騎士は、最近ここらで悪さをする魔女を捕まえていたんだ。ノルマは1人につき1人の魔女」
女騎士「ノルマをこなせなかった奴は頭をモヒカンにして、オークの住み家に行き笑い者にされる罰ゲームを受けよと……」
オーク「なんだそのふざけた罰は。というか何で罰を受けなきゃならないんだ? お前たちは良い事をしてるんだろう? 一体誰がそんな命令を下した?」
女騎士「騎士長」
オーク「マジか、精神年齢の低い奴が上司だと大変だな」
女騎士「同情などするな! 私はここへ笑われにやってきたんだ! さあ笑え、腹を抱えて爆笑しろ!」
オーク「……」
下1 どうするか
ウィッグ貸してあげる
優しい
オーク(ちょうど良い物を持ってたな)ガサゴソ
女騎士「なんだ? 何を取り出して……もしやエロいことに使う道具か! お前は私のようなモヒカン女も平気で犯すのか!」
女騎士「むしろモヒカンがポイント……!? 興奮するのか!?」
オーク「うるさいな! ほら、これつけとけ」
女騎士「これは……」
オーク「ウィッグだよ。たまたま持ってた奴だけどモヒカンよりかは女らしくていいだろ」
女騎士「何故こんな物を持ち歩いてるんだ……?」
オーク「そこには触れるな。どうするんだ、使わないのか? 街へ帰るには人が多い中を歩かなきゃいけないだろ」
女騎士「感謝する。これがあれば……いや、やっぱり遠慮しよう」
オーク「なんでだよ」
女騎士「私は罰を受けなければいけないのだ。力不足が招いた結果だ、致し方ない」
オーク「生きにくそうな性格をしてるな。いいから被れ!」グイグイ
女騎士「や、やめろぉっ! ちゃんと被るから! でも被る前に罰を受けなければ!」
オーク「事情聞いたら可哀想で笑えねえよ!」
女騎士「やあっ、だめっ……! ああんっ」
オーク「そんな声出すようなことしてないだろ。これでよし、と」
女騎士「くっ……いっそ殺せ……!」
オーク「モヒカンにされた時に言うべき言葉じゃねえのかそれ。鏡を見てみろ、結構似合ってるぞ」
女騎士「!」
女騎士「これは……本当に私なのか……?」
オーク「ああ」
女騎士「色も形も、ずいぶん特徴的な髪だな」
オーク「某魔法少女アニメのコスプレ用のやつだからな」
女騎士「魔法少女アニメ?」
オーク「いや、今のは聞かなかったことにしてくれ」
女騎士「そうか。か、可愛いな……あっ、私がじゃなくてこのウィッグがだぞ」
オーク「お前はお前で可愛いだろ」
オーク(女騎士はどいつもこいつも美女だからな。オークに言われたところで何も響かんだろうが)
女騎士「本当か! ま、まあ容姿にはちょっと自信があるんだ」
オーク(響くのか)
オーク「さあ、もう笑われる心配はないだろ。早く帰れ」
女騎士「待ってくれ」
オーク「なんだ? まさかやっぱり罰を受けなければ、とか言うんじゃないだろうな。そんなに受けたいならひと思いに笑ってやる」
女騎士「違う! いや、罰を受けなければという思いもあるのだが……今はそれよりも気になることが」
オーク「?」
女騎士「こういうウィッグを持ち歩いているということは他にも種類があったりするのか?」
オーク「まあな、俺の家に行けば…」
女騎士「連れて行ってくれ!」
オーク「なに?」
女騎士「その、興味が沸いたというか……こんな可愛い髪型、他にもあるのなら試してみたいんだ」
女騎士「自分でもよく分からない不思議な気持ちだ。ナルシストというのだろうか」
オーク「……」
オーク(素質があるかもしれない。俺としてもウィッグだけでなく様々な衣装を着せてみたい気持ちはある)
オーク(だがオークの住み家に女騎士を入れるわけにはいかないし……)
下1 どうするか
冒険に出る
衣装の写真撮って見せる
チャレンジ精神は大事だからな
近くの廃ビルを役所への申請も含めて3分で更地にしそこにコスプレ用の家を建てる
オーク(俺の家には撮影用セットもあるんだよな。外で撮影するのもいいけど、専用の場所でも撮ってみたい)
オーク(こいつにウィッグを貸すついでに交渉してみるか)
オーク「よし、連れて行ってやろう」
女騎士「本当か!?」
オーク「ただし険しい道のりになるぞ。オークに見つからないように慎重に行動しなきゃならない。いいな?」
女騎士「任せろ」
○
オーク「頭を下げろ。そうだ、そのまま姿勢を低くして歩け」
女騎士「なんだかワクワクするな」
オーク「ワクワクするな。見つかったら酷い事をされるんだぞ」
女騎士「そ、そうだな……緊張感に欠けていた。女騎士の間で流行ってるかくれんぼを思い出してな」
オーク「モヒカン罰ゲームのことといい、お前ら本当に騎士団なのか? 初等学校の間違いじゃないのか?」
女騎士「失礼な」
○
オーク「ふぅ……なんとか見つからずに来れたか」
女騎士「す、すごい。なんだこの衣装の数は?」
オーク「貴重なものだから触れないようにしてくれ。あれがウィッグだ」
女騎士「!」
女騎士「すごい……色も形もそれぞれ違うぞ。つ、つけてみてもいいか?」
オーク「いいけど条件がある」
女騎士「!?」
女騎士「ふっ……なるほどな。忘れていたが、お前は魔物のオークだ。女騎士に要求することと言えばただ一つ」
女騎士「人間の私を快く招いたのも、そういうことをするためか」
オーク「鎧を脱ごうとするな。いや、脱ぐことになるかもしれないが。条件というのは、お前にコスプレをして欲しいんだ」
女騎士「コスプレだと?」
オーク「そうだ。ここにある衣装やウィッグをつけて写真を撮らせてくれ」
女騎士「衣装を着ていいのか!?」
オーク「ああ、どれでも自由にな」
女騎士「条件を呑もう! いやむしろ呑ませてくれ! ふふふ、まずどれを着よう」
オーク「ちなみに衣装とウィッグがセットになってるものもあるから、衣装が決まったらまず俺に確認してくれ」
女騎士「承知した!」
オーク(今のうちのカメラの準備をしておこう。あと撮影用のセットの確認と、他のオークが来ないようにセキュリティ強化して……)
このあとめちゃめちゃ撮影会した
オーク(あのモヒカン女騎士、どうやらアニメやコスプレにドハマりしたようだ。レイヤーとしてじわじわと人気が出てきている)
オーク(たまに連絡をよこしてくるんだが、どうやら髪が伸びるまでウィッグ生活をしているらしい。ファンにバレないといいがな)
オーク(……ん? 今度のイベントにも出るんだな。ということは、魔女の呪いをかけられて分割された女騎士と一緒になるのか)
オーク(くくくく、これはファンの1人として必ず行かないとな。例の町娘もコスプレに興味が出てきているらしいし今後が楽しみだ)
ガシャン
「おーいまた女騎士を捕まえたぞー」
オーク「今行く」
オーク(さて、今度はどんな女騎士が捕まったのやら)
終わり
乙
全部コスプレに帰結して草
オタクオークが完成していた
安価ありがとうございます
おつ
安価SSに初めて参加したけど楽しかったです。
それにしてもこいつらは本当に騎士なのか?(いまさら)
qlgoatanokarada
ドーラーの闇は深い
乙
おつあつ
おつ
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