冬優子「ねぇ、アンタ」 (11)

リア友が「俺のことモデルにしてSS書いてくれたら1000円やるわw」と言っていたのでガチで書いてやりました。
後悔はしてません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1580994304

冬優子「ねぇ、アンタ」

P「なんだよ」

冬優子「アンタの出身どこ?」

P「急にどうした」

冬優子「うっさいわね。さっさと答えなさいよ」

P「今の一言でうるさい認定されんの?」

冬優子「そういうのいいから」

P「どこだと思う?」

冬優子「なんで43択クイズしなきゃいけないのよ、バカじゃないの?」

P「あっ、さらっと一都一道二府外したなお前」

冬優子「アンタ寒いの苦手だし関西弁出たことないし田舎臭いじゃない」

P「東京にも田舎っぽいとこあるだろ!」

冬優子「ないわよ。だってアキバがある都市よ?」

P「お前アキバに対して信頼度振り過ぎだろ…」

冬優子「で?何県なのよ」

P「柴犬」

冬優子「わーっ、プロデューサーさん面白いですね!」

P「おい急に猫被んなよ、分かりやすい社交辞令は人を傷つけるぞ」

冬優子「アンタが真面目に答えないのが悪いんじゃない。で?何県?」

P「福井県だよ」

冬優子「は?なにもないとこじゃないの」

P「あるわ!フクイザウルスを知らんのか!」

冬優子「他には?」

P「…東尋坊とか」

冬優子「二番目に出てくるのが自殺の名所とか、福井県民は正気なの?」

冬優子「ねぇ、アンタ」

P「なんだ?」

冬優子「アンタの趣味ってなによ」

P「なんだそのお見合いみたいな質問」

冬優子「はっ、アンタにお見合いの話が来るとでも?」

P「おーい、目の前で成人男性が泣くとこ見たいか?」

冬優子「冗談よ」

P「良かったー」

冬優子「半分ね」

P「……」

冬優子「で?休みの日はなにやってんの?」

P「パチンコ」

冬優子「うわぁ…」

P「というのは冗談で」

冬優子「笑えない冗談やめなさいよね」

P「それ特大ブーメランだけど大丈夫か?」

冬優子「ふゆのは笑える冗談よ。ふゆがね」

P「自分しか笑えない冗談ほどキツイものないぞ」

冬優子「はいはい。さっさと教えなさいよ」

P「まぁ、サッカー観戦かな」

冬優子「アンタにしてはマトモな趣味ね」

P「マトモじゃない趣味ってなんだよ」

冬優子「化石採掘」

P「お前は今すぐ福井県民から偏見を取り去れ!」

冬優子「ねぇ、アンタ」

P「んー」カタカタ

冬優子「ふゆが話かけてるんだから作業は止めなさい♥」バンッ

P「あっぶね!人がキーボード叩いてるのに閉じるやつがあるか!」

冬優子「大丈夫。峰打ちよ」

P「お前は今すぐ“峰打ち”の意味を調べた方がいいぞ」

冬優子「それはそうと、アンタはこの職に就く前はなにやってたのよ」

P「なんだ?俺の過去が知りたいのか」

冬優子「いや別に。どっちでも」

P「指挟もうとしておいて!?」

P「まぁ、普通に大学生してたな。ほどほどに勉強してバイトして」

冬優子「ふーん。やっぱ飲み会とか多かったわけ?」

P「いやそんなに。バイトで貯めた金は旅行に使ってたな」

冬優子「へぇ?アンタに一緒に旅行に行ってくれる友達がいたのね」

P「いや、ほとんど1人サッカーの応援に行ってた。現地まで」

冬優子「は?」

P「北は北海道、南は九州まで行ったかな。あー、懐かしい」

冬優子「アンタはあれね、バイタリティのある変態ね」

P「どんなまとめ方?」

冬優子「ねぇ、アンタ」

P「あいよ」

冬優子「今休憩よね?」

P「書類とにらめっこしてる人間によくそのセリフ出たな?」

冬優子「書類とふゆ、どっちが大事なの?」

P「書類」

冬優子「……」ゲシッ ゲシッ

P「おい、無言で蹴るな」

冬優子「はい、コンビニ行くからついて来なさい」ヒョイッ

P「分かった、分かったから書類返せ」

P「やっぱ冬優子は優しいな」

冬優子「当たり前でしょ。なんのために冬の後に“優”しいって字が入ってると思ってんのよ」

P「確かに」

冬優子「ついでに言っとくと“優”れてもいるからね」

P「お、言ってくれるな」

冬優子「当然でしょ。だってふゆよ?」

冬優子「だから…ふゆに置いてかれないように最後まで着いてきなさいよね!」

超短いですがこれで完結。

モデルとなった友人N君は大学時代、友達がいなすぎて偶数人数のクラスのペアワークでなぜか1人はぐれるという偉業を成し遂げた人間です。
聞いたとき爆笑しました。

おつおむ

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