チノ「勢いだけで押し切るラビットハウス」 (15)

チノ「疲れました」

ココア「チノちゃんがそんなこと言うの珍しいね」

チノ「私だって人の子です、疲れることくらいあります」

ティッピー(兎の孫だけどな……とかいうと話がややこしくなるからやめておくかの)

リゼ「でももう閉店だぞ?あともう少し頑張って、あとは寝てしまえばいいだろ」

チノ「いえ、今日一日の疲れとかではありません」

リゼ「というと?」

チノ「人生に疲れました」ドーン

リゼ「ええ……」

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ココア「チノちゃああああん!!!」ギューーーーッ

チノ「原因の一つです」ココアヲユビサシ

ココア「ごめんね!私そんな疲れてたの知らなくて!!辛かったらなんでも言って!!」

チノ「いえ、いいんですココアさん。私は決めました」

ココア「え、何を……?」

チノ「すぅーーー……」

チノ「明日からッ!!勢いだけで押し切りますッ!!!!!!」ドーン!!!

ココア・リゼ(えぇーーーーーーーーっ!!!!)

チノ「たまには感情を解放してもいいと思いました、それではおやすみなさい」

リゼ「待て待て待て既に勢いが!?」

ココア「あ……いっちゃった……」

リゼ「……勢いって、なんだ……?」

ココア「えーっと、普段のリゼちゃんみたいな?」

リゼ「ちょっと待て、私はいつも真面目にやってるぞ」

ココア「たまに勢い余っちゃうよね?」

リゼ「常日頃からって訳でもないだろ!?」

ココア「そう?」

リゼ「そのはずだ……」

~翌日、ラビットハウス~

青山「ネタを頂きに参りま」ココア「いらっしゃあああああああああああああ!!!!!!!!????????」

青山「え、えっと、あの?」

ココア「このココアがッ!!!おひとり様ご案内しゃああああああああああああ!!!!!!!!」

チノ「うおあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?!?」コーヒーミルゴリゴリゴリゴリゴゴゴゴゴゴガガガガガガ

リゼ「注文ッ!!!!!!0.5秒以内ッ!!!!!!!!!!!」

青山「へ?」リゼ「かァァァァァァしこまりィィィィィ!!!!!」

リゼ「ブルーマウンテンを!!!!!!2000ガロンだァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!」

チノ「いまココアさんが持ってくるから静かにしてくれませんかァ!?!?!?!?」

リゼ「それはできねぇ相談だよクソがァァァァァァァァァ!!!!!!」

青山「えー……」

リゼ「ハッ!!来るぞ!!衝撃に備えろォォォォォォォ!!!!!!」

ドッカァーーーンッ!!!

ココア「タンクローリーだァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!」

青山「ああ、マスターのお店が…………」

ココア「このホースから飲んでッ!!さもなくば底弁からコーヒーをぶちまけるッ!!!!!!!!!!!」

青山「……こういうのも、いいかもしれません!」ゲンジツトウヒ

チノ「閉ッ!店ッ!でっさァァァーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」

リゼ「うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

ココア「チノちゃん!!!!!皿割っちゃったああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

チノ「甘いですッ!!!!!!この喫茶店を全壊させてこそココアさんのはずッ!!!!!!!!!!!!!」

ココア「そうだった!!!!言うまでもなかったァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

リゼ「私はもう着替えるッ!!!!!!!!!!!!」

チノ「着替える服があるならどうぞォーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!」

~フルール・ド・ラパン~

シャロ「いらっしゃ」リゼ「茶ァシバキ倒すぞォォォォォォォ!!!!!!!!」

ココア「ここがッ!!!!!!私の座席ッッッ!!!!!!!」

シャロ「ええええええええええええええええええええええええええええええ!??!!?????????」

チノ「心がッ!!燃えたぎるッ!!ハーブティーを68万杯よろしくお願いしまァァァァァァァァァァァァすッッッ!!!!!!!!!!!」

シャロ「そんなものないわよーーーッッ!!脱法ハーブティーでも出せって言うの!?!?」

リゼ「それを出せ!!!!お前ならヤクの一つや二つ栽培してんだろ!!!!!!!」

シャロ「付き合ってらんないです!!!これでも飲んで落ち着いてくださいッッッ!!!!!!!!」

チノ「待ってください、心を鎮めるわけにはいかないんです……」クールダウン

シャロ「あれ、飲ませてもないのに冷静になった?」

チノ「私には……あの太陽にも匹敵する熱い意志があるんですよォォーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!」ヒートアップ

シャロ「お願いだからそんな意志投げ捨ててぇーーーーーー!!!!!!そしてもう日没よぉーーーーーーーー!?!?!?」

ココア「付き合ってられないよッ!!!!!!次は千夜ちゃんだァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

シャロ「あ……行っちゃった……千夜に知らせないと……!」

~甘兎庵~

千夜「あら、シャロちゃんからだわ」

from:シャロ
件名:逃げて
本文:奴らが来る

千夜「えーっと……?」

ドドドドドドドド………

千夜「この音は……地震かしら?」

バァーーーーン!!!!

ココア「甘兎庵破壊三姉妹!!!!!!」

チノ「爆誕☆!!!!!!!!!!!!!」

千夜「あらいらっしゃい、いまお茶を用意す」リゼ「その必要はないッ!!!!!!!」

千夜「へ?」

ココア「『月を渡る古都の橋(※生八ツ橋)』をッ!!!!!!」

千夜「そんなメニューないわよ!?でもありかも……」ボソッ

チノ「あんこ!あんこ!あんこ!あんこぉぉおおおわぁああああああああああああああああああああああん!!!」

あんこ「」? ^ ?

リゼ「ここに茶葉はあるんだろ!?紅茶くらい余裕で出せるよなァァァァァァァ!?」

千夜「紅茶の葉は発酵が必要なのよ!?」

チノ「糠漬けにでもすりゃあいいじゃないですかぁぁぁ!?!?!?!?」

千夜「できないわよッ!!!!!!!!!!!」

※ちなみに、プーアル茶などの『黒茶』は、茶葉を麹菌で発酵させて作られます。

ココア「発酵できないなら!!!」

チノ「発酵させるまで!!!!」

リゼ「てめェェェら全部ッ!!!!!!!素直に腐るんだよド腐れ茶葉どもがァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!」

茶葉「」

千夜(なんだか今日は、みんなおかしいわね)

チノ「待ってください、コーヒー豆を発酵させれば紅茶ができるのでは?」クールダウン

千夜「どう転んでもできないわよ?」

チノ「問題なのは、できるかできないかではありません、大事なのはやはり」

チノ「『できる』と信じることなんですよォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!」ヒートアップ

ココア「さっっすがチノちゃん!!!!!!!すっっっごく頭いいよ!!!!!!!」

リゼ「そうと決まれば早速ッ!!!!!!!!!!!」

ココチノリゼ『ラビットハウスだァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!』

ドドドドドドドド……

千夜「…………嵐のようだったわ」

~ラビットハウス チノの部屋~

チノ「」

リゼ「死んだように眠っている……」

ココア「コーヒー豆を発酵させる前に寝ちゃったね」

リゼ「今日は激しかったからな……」

ココア「これで明日からも、頑張れるといいね、チノちゃん」

チノ「んぅ……」ZZZzzz...

リゼ「急にしおらしくなって……温度差で風邪ひきそうだ」

ココア「なら暖めてあげる!!!!!!!!!!」

リゼ「うるせぇ!!!!!!!!!!!!!」

おわり

相変わらずちゃおラジレベルのクソスレ

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