ネロ「あー、スッキリした！いつもは根津の方から意地悪してくるんだからたまにはこっちから仕掛けても罰は当たんないよね～♪」

シャロ「あ、ネロです～」

ネロ「シャロじゃん。これから収穫？」

シャロ「はい！今日もパンの耳やラードやらたーくさん、収穫してきます～♪」

ネロ「おおお！頑張って～♪僕も宝くじ買って大金狙ってみるよ！FXなんて怪しいものに頼った間違いを反省して、怪しくないところからお金を稼ぐよ！」

エリー「...」

ネロ「あ、エリー！」

エリー「...！」ﾄﾞｷｯ!

ネロ「やっほーエリー！何読んでるの？」

エリー「え、えっと...ぎ、義理の姉妹の...///」ｶｧｧｧ

ネロ「姉妹の？」

エリー「...ば、バイトの時間だから...///もう、行かなきゃ」

ネロ「あ、そっか。ごめんごめんwww」

エリー「......何か、いいことあった？」

ネロ「へ？なんで？」

エリー「なんだか、いつもより元気に見えたから...」

ネロ「僕はいつだって元気だよ！でもまあ、強いて言うなら意地悪な根津にエイプリルフールでからかってあげたんだ～♪」ﾆﾔﾆﾔ

エリー「そう、なんだ...」

ネロ「あーあ、エリーにも見せてやりたかったな！根津のやつ、僕がちょっとそれっぽい雰囲気出して嘘の告白したら顔真っ赤にしてさwww」

エリー「ネロ......えっと、その...」

ネロ「どうしたの？」

エリー「...ううん、そんな大したことじゃないからいいの」

ネロ「そっか。んじゃバイト頑張って！！」

エリー（ネロ...今はまだ3月よ......）

コーデリア「ら～らららら～～♪るるるる～♪お花畑～♪」

ネロ「コーデリアは今日もいつも通りだね。いい加減食べられる花を育ててよ...」

コーデリア「あらネロ、何処行ってたの？」

ネロ「ん、ちょっと.........根津のところにね///」

コーデリア「今の間は何？」

ネロ「～～ッ！なんだっていいだろ！さ、休憩終わり！仕事仕事...////」ｻﾞｸｯ

コーデリア「......ふふっ」

※

根津（べ、別に騙されたなんてことはねーぞ！うん！ほ、本当はエイプリルフールだってことには気付いてたけど敢えて騙された振りをしていたのであってあんな告白を本気にしてたとかは全然ないんだからな！！）

シャロ「あ！根津くんだ」

根津「ち、ちげーよ！！って、シャーロック？」

シャロ「はい！シャロですよ～♪」

根津「・・・ジャージじゃないみたいだけど、何処か行くのか？」

シャロ「パンの耳やラードの収穫です！！あ、根津くんも一緒にどうですか？」

根津「何で俺が廃棄食品の回収なんか.........（いや、待てよ？）」

根津「......そ、そこまで言うなら仕方ねー。つ、着いてってやらないこともない！」

シャロ「わーい！」

根津「.........とでも言うと思っtシャロ「さぁ、一緒に町へ乗り出しましょう！」

ギュッ！！

根津「へっ...！？」

シャロ「レッツ、収穫～♪」

根津「え、ちょ、おい！手...////」

シャロ「収穫だ！収穫だ！収穫だ！収穫だ！」

シャロ「くーださいな！」

店員「はいよ、パンの耳」

シャロ「くーださいな！」

店員「はいおから！」

シャロ「くーださいな！」

店員「はいよ、すき焼きのラード。たまには牛肉買ってってよ！」

シャロ「むりですー」

根津（こいついつもこんなことしてるのか......なんか、流石にちょっと憐れに思えてきた）

シャロ「たいりょーですー！」

根津「...アイスでも食べるか？奢るぞ」

シャロ「ええっ！？い、いいんですか！？」

根津（なーんて嘘に決まってんだろバーカ！そんなんだからいつまで経ってもダメダメホームズなんだよー！）

根津「......って言うのは流石に気が引けるから言わないでおこう」ﾎﾞｿ

シャロ「何味にしようかな？えへへ♪」

根津（四月馬鹿だからって別に嘘つかなきゃいけないってことも無いからな...）

※

シャロ「皆さん見てください！今日は豪華な物を貰いました！じゃーん！！」

「「「おおおお！！」」」

シャロ「ガリガリ君ですー！」

コーデリア「凄いわシャロ！アイスなんてよく貰えたわね！」

シャロ「えへへ♪これはですね......」

ネロ「僕バナナ！」

コーデリア「ソーダは私のものよ！」

シャロ「あﾞあﾞっ！！！かまぼこ味のガリガリ君はあたしのだから手を出しちゃ駄目ですよ！」

ネロ「いや、かまぼこの味がするアイスって...美味いの？」

エリー「...メロン味」

「「「「いただきまーす！」」」」

コーデリア「もうすぐ4月...春休みも終盤に差し掛かって来たわね」

ネロ「そうだね...そろそろトイズが戻ってきてくれないとまた退学になっちゃうよ」

エリー「......」

シャロ「きっと戻ってきますよ。トイズは必ず戻ってきます！」

コーデリア「そうよね。今までなんだかんだ何度かトイズが戻ってきたもんね！」

シャロ「はい！！」

ネロ「とりあえず僕は、来たるエイプリルフールに備えて皆があっと驚く嘘を考えておこっと！」

エリー「えっ？」

ネロ「怪談かな？それとも旅行券？いや、ボヨヨン方面で攻めるのもありか...」

コーデリア「もうネロったら...4月1日だからって嘘つかなきゃいけないってこともないのに」ｸｽｸｽ

エリー（ネロ、今日はまだ三月だってことに気付いてた...じゃあさっき私に話してくれた、エイプリルフールってなんのこと......？）

ネロ「......」

シャロ「エイとプリン...？」

～エイプリルフール当日～

根津「ったく、こんなところに呼び出して何の用だよ？」

エリー「えっと、その...////」

コーデリア「単刀直入に聞くわ。根津君、年上のお姉さんは好きかしら？」

根津「...へっ？」

コーデリア「好きよ、根津君」

根津「えええええっ！！？」

エリー「あの、年上よりは同い年の方が良かったり、しませんか？実は私も...根津くんが.....///」

シャロ「根津くん！大好きですよ！」ｷﾞｭｰ!

根津（な、なんだよこれ...///何で俺はミルキィホームズの奴等に...////）

パシャッ！

ネロ「よし、いいの（写真）撮れた。オッケー皆、もういいよ～」

根津「・・・は？」

エリー「ネロが...やれって....」

コーデリア「どうだった？お姉さんの演技」

ネロ「1度ならず2度も引っ掛るなんて、ウブだね～www」ﾆﾔﾆﾔ

シャロ「♪」

ネロ「......シャロ？もう種明かししたから根津から離れてもいいんだよ？」

シャロ「......はい？」

ネロ「いや、はい？じゃなくて...エイプリルフールはもう終わったんだよ」

シャロ「皆さんが何言ってるのかわかりませんが、あたしは根津君のこと好きですよ」

「「「「！？」」」」

シャロ「あたしは、根津くんが好き...////根津くんは、どうなんですか？」

根津「～～～ッ...////」ﾄﾞｷｯ!

エリー（す、すごいことになってきた...////）

コーデリア「お花畑～♪」

根津「......ひ」

「「「「ひ？」」」」

根津「ひ、引っ掛かったな！今日はエイプリルフールだぜ！！////」

「「「「は？」」」」( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

シャロ「あの、根津く...んっ！？」

根津「いいから、ちょっとの間話合わせろ。返事は後でする！」ﾎﾞｿ

シャロ「は、はい...///（ち、近いです！根津くんの息が耳にかかってます～～...////）」

根津「......お、俺も探偵のはしくれだからな。お、お前らの企みなんて端からお見通しだった訳だぜ！シャーロックはアイスで釣った」

シャロ「え、えっと...はいそうです！」

ネロ「......ふーん、つまんないの」

根津「駄目駄目ホームズに出し抜かれる程俺はアホじゃねーんだよ！こないだのあれも最初から嘘だってお見通しだったからな！」

ネロ「それは嘘」

根津「ちち、ちげーし！嘘じゃねーよ本当だっての！！」

ネロ「あんな顔真っ赤にしてた癖に？」

根津「あ、赤くなんてなってねーよ馬鹿！」

ネロ「馬鹿ってなんだよ根津の癖に！」

根津「ぐぬぬぬっ...！」

ネロ「ガルルルルルル！」

エリー「つまり、さっきのシャロの告白は、嘘...ってこと？」

「「「！？」」」

エリー（ど、どうなるのかなコレ.....）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

シャロ「......そ、そうですよ～。シャロの演技で～～す！」

根津「～～ッ、シャーロッkネロ「はい、四月馬鹿はもうおしまい！根津はさっさと帰った帰った！」

エリー（ほ、本で見るより凄かった...////）

コーデリア「美味しそうな～、お花～♪」

根津「...じゃあな」

根津「......」ｽﾀｽﾀ

「根津くん！待ってくださーい！」

根津「ん...？ッ、シャーロック！？お前...な、なんdシャロ「今度は！！」

シャロ「今度は...その......////」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

根津「な、なんだよ...///」

シャロ「...耳を貸してください。誰かに聞かれたら恥ずかしいです...////」

根津「お、おう...///」

シャロ「………」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

根津「！！？！？」

シャロ「～～ッ///」ﾀｯﾀｯﾀｯ



























シャロ「あうっ！！」ｺｹｯ

ビターン！！

根津「...ったく、探偵の癖に色付きやがってよ///」

アンリエット「怪盗が探偵に盗まれそうになるなんて、世話ありませんわね」

根津「！？！！！？！あ、ああああアンリエット様！？いつからそこに......？」

アンリエット「根津さん、今夜はお仕置きしてあげますわ。怪盗としての根性を、叩き直して差し上げます」ﾆﾔﾘ

根津（こ、こえええええええっ！！）

4月1日の夜、生徒会長室近くから断末魔のような悲鳴が響いたとか響かなかったとか

シャロ『こ、今度は...////ちゃんと想いを伝えます。だから、その時まで待ってて貰えますか？』ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

根津「...待っててやるから、さっさとトイズを取り戻せよ。さもなきゃ退学になっちまうぞ」

アンリエット「何をヘラヘラと笑っているんですか？お仕置きを倍にしますわよ？」

根津「」

根津の受難はしばらく続いた

おしまい

おまけ

根津「ねー石流さん、かまぼことアイスって合うと思う？」

石流「は？」

二十里「どぉーして！？この美しい僕の出番がなかったんだい！？」

石流「知らん」

本当におしまい