○野原家・四月二十六日(夜)
みさえ、夕飯の支度中。
風呂上がりのしんのすけとひろしはリビングでボーッとしている。
ひろしは、ビールを飲んでいる。
ひろし「か~っ!うまい!明日から休みだし、最高っ!」
もう一口飲む、ひろし。
しんのすけ「父ちゃん、クビになったの?」
ひろし、ビールを吹き出し、テーブルを拭く。
ひろし「 おいおい、クビになってたらこんな呑気にビール飲んでられねぇよ。オレも明日から、ゴールデンウィークなの」
しんのすけ「な~んだ。でも、クビになったらオラに言ってね。この前、河原でおじさんに缶拾いのお仕事教えてもらったんだ」
ひろし「遠慮しとく・・・。そうだ、しんのすけ、明日デパートの屋上にでも遊びにもいくか!」
しんのすけ「やだ」
ひろし「なんだよ~、他に行きたいところがあるのか?」
しんのすけ、走っておもちゃ箱の奥からくしゃくしゃになったチラシを取り出し、戻ってくる。
しんのすけ「ほい」
待ってるんだぞ
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