ワセダ「さて、そろそろ文化祭の出し物を決めなければいけないのだが…」
ワセダ「べつに何をやっても構わん」
ワセダ「ただし、1つだけ条件がある」
ワセダ「女子大生を沢山呼ぶこと」
ワセダ「以上だ」
生徒達「・・・・・」
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~HR~
マジメ「…というわけで、出し物を決めたいと思いますが」
マジメ「何か案はありますか?」
ヲタ「あ、マジメが仕切るんだ」
マジメ「だって他にいませんし」
ヲタ「だよな」
マジメ「それで、何か案は…」
バカ「はい!」バッ
マジメ「はい田中さん」
バカ「メイド喫茶がいい!」
マジメ「一応聞きますけど、何でですか?」
バカ「いや、だってメイドってモテるやん?」
ヲタ「言うと思った」
ロボ「単純ね」
リリィ「いいじゃないの!私も賛成!」
バカ「おっ、珍しく意見が合ったな!」
リリィ「そうね」
リリィ(可愛いメイド服見れるし…)ハァハァ
マジメ(あ、あれはいけない事考えてる目だ)
リリィ「ロリちゃんもメイド服着たいわよね~?」
ロリ「お、おう…」
マジョ「わ、私もいいと思います…」
バカ「お、マジョもそう思う?」
マジョ「は、はい!」
マジョ(冥土喫茶…なんていい響きなんでしょう…)ハァハァ
ヲタ「何か勘違いしてないか?」
ヤマイ「メイド…メイドか…」
ヤマイ(ファンタジーっぽくていいな!)
ヤマイ「僕も賛成だ」
ヲタ「ま、私もきらいじゃないからな」
ロボ「私も構わないわ」
マジメ「…だそうですが、皆さんもいいですか?」
クラスメイト「はーい!」
バカ「よっしゃ決まりだ!楽しみになってきたな!」
マジメ「あ、それと全体のイベントで男装コンテストというのがあって…」
リリィ「奏が出ればよくない?」
マジメ「えっ」
バカ「面白そう!うちも出る!」
ヲタ「ああ、お前女に見えねーからな」
ヤマイ「竜騎士に相応しいイベントではないか!」
ロリ「お前も出る気かよ」
~準備中~
バカ「おお!ヲタ裁縫もうまいな!」
ヲタ「まぁいつかコスプレイベントにも参加したいと思ってたからな」
ロボ「着ぐるみもいいわよね」
リリィ「ロリちゃ~ん、サイズ測るから服脱いで♪」ハァハァ
ロリ「い、息が荒いぞ…」
マジョ「~♪」ペタペタ
マジメ「久条さん、飾り付け終わ…ってなんですかこれは!?」
マジョ「血痕です、本物みたいでしょ?」
マジメ「いえそういうのはちょっと…」
ヤマイ「ここにドラゴンの頭を置いて…」
マジメ「それもダメです」
~文化祭当日~
バカ「ふぃ~何とか間に合ったな!」
ヲタ「お前終盤寝てたじゃねーか」
バカ「あれ?そうだっけ?」
ロボ「そろそろ始まるわよ」
バカ「よし、じゃあ行くか!」
~メイド喫茶~
ヲタ「いらっしゃいませご主人様ぁ~」キャピッ
客「おお…」
バカ「すげーなヲタ、ノリノリじゃん」
ロボ「転職ね」
ヲタ「ふぅ~」
ロボ「お疲れ様」
ヲタ「いやロボ、何でお前割烹着なんだよ」
ロボ「これも給仕服よ」
ロリ「い、いらっしゃいませご主人様…」
客「か、かわいい…」キュン
リリィ「かわいい~」ハァハァ
マジメ「染谷さん、ちゃんと仕事してください」
マジメ「というかなんで私だけ執事なんですか!」
リリィ「役回り?」
~調理場~
マジョ「う、うふふ…」ゴポポ
ヤマイ「な、何をやっているのだ…?」
マジョ「オムライスを作っているんですよ?」
ヤマイ「この黒いドロドロがオムライス…?」
ヤマイ「絶対食べたくないな…」
バカ「マジョ~そろそろフロア出てこいよ」
マジョ「そ、そんな…人前に出るなんて…死にたいです」
バカ「大丈夫だって、その魔女っぽいメイド服も似合ってるぞ」
マジョ「そ、そうですか…わかりました、行ってきます」
ヤマイ「頑張れよ~」
バカ「お前も行くんだよ」
マジョ「ご、ご注文は…」オドオド
琥珀「あ、お姉ちゃん」
マジョ「こ、琥珀!?何でいるの!?」
琥珀「いやそりゃ来るでしょ、その服似合ってるよ」
マジョ「そ、そんなこと…」
琥珀「とりあえず注文いいかな?」
マジョ「は、はい…」
~数分後~
マジョ「お、お待たせしました…」
琥珀「あ、来た来た」
琥珀(何かドス黒いソースがかかってる以外は普通のオムライスだ)
マジョ(あ、そういえばヲタさんが呪文を言えって…)
マジョ「おいしくな~れ~おいしくな~れ~」ゴゴゴ…
琥珀「こ、怖いよお姉ちゃん…」
ヤマイ「僕の暗黒魔法を喰らうがいい!」
客「あ、ありがとう…」
マジメ「お待たせしました」
女性客「か、かっこいい…」
ロボ「どうぞ」
高橋(ロボさん可愛い)
バカ「・・・・・」
バカ「なぁ」
ヲタ「なんだよ」
バカ「うちってもしや、超人気ない?」
ヲタ「そうだな」
バカ「・・・・・」
放送「まもなく男装コンテストが始まります、出場者の方は直ちに体育館に来てください」
バカ「こうなったらこっちで挽回してやるぜ!」
ヲタ「頑張れよー」
リリィ「ほら、奏も行ってきて」
マジメ「本当にこのままでいいんですか…」
ヤマイ「フフフ…遂に僕の本気を見せる時が来たようだな…」
~男装コンテスト~
司会「次はエントリーナンバー7番、山本美波さん」
ヤマイ「これが僕の…本気だ!」
騎士ヤマイ「僕はプリンセスを守る騎士だ!」ババーン
客「・・・・・」
騎士ヤマイ「あ、あれ?」
ワセダ(山本…プリンセスって誰だ)
司会「続きましてエントリーナンバー8番、田中望さん」
バカ番長「オラァ!」バァン!
オオオオオオ…
バカ番長「お前らァ!オレ様はこれでモテに行くからよォ!4649ゥ!」
ヲタ(やっぱバカだアイツ)
バカ「フフフ…これでうちの優勝は確実かな?」
司会「続きましてエントリーナンバー9番、一奏」
マジメ執事「よろしくお願いします」ペコ
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
バカ「」
この後、マジメは何なく優勝した
~文化祭終了~
リリィ「優勝おめでとう奏!」
マジメ「それよりも片付けしてくださいよ染谷さん」
ロリ「あ、おばあちゃん招待するの忘れた…」
マジョ「ま、まぁまぁ…」
おばあちゃん「ちゃんと来てるよ、咲久」
バカ「ハァ…」
ヲタ「どうした?柄にもなかため息なんて」
バカ「いや、折角数日かけて準備したのに、1日でぶっ壊すなんてな…」
ヲタ「ああ…」
ロボ「確かに、少し勿体ないわね」
バカ「こういうのも、女子高生の無駄づかいっていうのかなぁ…」
ワセダ「・・・・・」
ワセダ「女子大生が来なかった…」
ヤマイ「残念だったな!」
ワセダ「お前は片付け手伝え」
~おわり~
以上になります
乙
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