アルヴィス×ディアドラを中心にしたR18SSです
近親相姦・筆下ろし・孕ませ・アナル・一部ロプト教団の胸糞展開有
初代グランベル皇帝として史書にその名を残すアルヴィスは
その治世下でロプト教の布教を黙認した事で評価を大きく落としている。
しかし、彼の生涯を紐解けば聖王セリスに討たれる結末を迎えた事に
些かの同情を誘う余地があるように思えてならない。
これは彼の悪政を擁護するものでも、また世間に流布されている猥書禁書の類いでもない。
ただ歴史書のみに頼ることなく市井の雑記を取りまとめ
炎の紋章を継ぐヴェルトマー家を公正な目で見定める目的で記したものである。
# # #
ヴェルトマー家当主ヴィクトル公は数多の妻妾を囲っていた事は事実である。
彼自体は凡夫の域を出ず、ヴェルトマー公爵家がグランベル王に重用されるのは
その子息アルヴィスに爵位が継承されてからだ。
実母と生き別れ、実父と死別したばかりの彼は健気に公務に励んだが
その心はどこか哀愁を纏っていた。
当時城に仕えていた年老いた侍女の日記には
城の人気のない場所で密かに自慰に耽っている彼の姿をしばし見つけたという。
少年時代、彼が罪悪感を覚えながらその行為に耽ったのは
ヴィクトル公の性的奔放が遺伝したばかりでなく
終始大人びた態度をもって自らを律していた反動であろうと推察される。
ヴェルトマー家に仕えたコウエン伯の家の者からの伝承にはこんな話がある。
これは市井の講話にあるアイーダ将軍の逸話を補完する者である。
それによると、当時士官の一人に過ぎなかったコウエン伯の娘アイーダは
城南に位置する森の泉にて公務の暇を縫って水浴を楽しんでいた。
それを偶々城から抜け出していたアルヴィス公子が見つけた。
彼は初めて見る女体に母の面影を見たと、当時の日記に記している。
彼はそれから毎夜彼女を想いながら自慰に耽溺した。
そして何度もその水浴を覗き見に、泉へと人目を忍んで足を運んだ。
「……アルヴィス様?」
アイーダに見つかった時の公子の驚きようはいかばかりであったか。
父の寝室を覗いて頬が腫れるほどに打たれた事を思い出し、彼は竦み上がった。
しかし、アイーダは露を拭うと、乳と股を隠して彼の傍に膝まずいた。
民間伝承では権勢欲しさにアイーダ将軍が裸身で若き公子を
誘惑したとあるが、それは誤りである。
日記から伺える彼女の人物像はあくまで主君への忠義を貫く一軍人であった。
彼女は屹立した公子の恥根を優しく慰め、安堵させた。
こうすることでしか己を慰められない主君に彼女は大変同情的であったという。
彼女はしばしば、その森の泉で公子と逢い、密かに性処理を施した。
「アイーダ、アイーダ……!」
前を肌蹴て草むらに寝転がる若い公子に、生真面目な女軍人が
柔和な笑みを浮かべて、少年の熱い箇所を口に含んだ。
初めて口淫を受けた公子は、羞恥に戸惑いながらもその快感に全身を波立たせて悦んだ。
いつも彼女の手により草むらに放っていた精を、この日彼は初めて女の喉に漏らした。
全身を快美にわななかせながら温かな舌の上に溜まっていく若い種。
アイーダは口の中に吐き出したその快楽の素を見せながら、彼の目の前で飲んでみせた。
それは秘密を共有した男女に見られる親密さだった。
興奮醒め止まない公子の馬を撫でながら、アイーダは彼に乳房を差し出した。
慎ましい乳尖に薄茶色を呈した乳輪は、乳汁こそ出ないものの
公子を思いきり甘えさせてくれた。
母のいない彼にとって彼女の乳房は安堵の象徴だったのだ。
彼のがアイーダの掌中にて復活を示している。
もう一度君の口でして欲しいと若きアルヴィス公子は求めた。
「アルヴィス様、それよりももっと愉しい事をお教えいたします」
際限なく膨張する淫性を持て余している公子は、興味深げにその身をアイーダに委ねた。
彼女は笑って仰向けになった彼の腰上に跨がり、その象徴をいとおしそうに撫でしごいた。
彼女はゆっくり息を吐きながら若き主君の雄をその体奥へと誘う。
口とは違う、ぬるついた温かな性感に公子は恐れと官能の入り雑じった感覚を味わった。
やがて彼女は全てを受け入れた後、その美麗な乳房を
重たそうに揺らしながら身体を上下に弾ませた。
誰もいない静かな湖畔にて、一組の主従が密やかに交わる。
昂ぶる雄を受け入れた牝穴は、その淫らな肉襞を恋人に熱く絡ませた。
少年は譫言のように快美を唱えながら、されるがままになっている。
「最高だよ、アイーダ……!」
自らの巨きな胸を揉んでいたアイーダは激しい淫交の末に喉元を晒して天を仰いだ。
少年は熱い律動と共に若種を彼女の蜜壺に捧げた。
弓形に反らした肉体は甘くざわめき、やがて彼女は力尽きて主君の体に覆い被さった。
# # #
筆下ろしを終えた公子はますますアイーダと親密になっていった。
吟遊詩人が歌うように、女体は酒に似ている。
その酔いは深く甘美で、その誘惑は抗い難いものだ。
彼はすぐに気を許した彼女を親衛隊に編入させ、ずっと傍に置いた。
それから彼女は彼と逢瀬を重ね、この時公子に女の味の素晴らしさを教えた。
彼の寵愛を受けつつ彼女は将軍の地位まで登り詰め、アルヴィス卿の右腕として辣腕を奮った。
また、彼女は彼を飽きさせないように工夫を怠らなかった。
やりたい事をやり尽くし、やや退屈に思えるようになったその情事の後
彼女は部下である魔法戦士ヴァハを紹介した。
銀色の短髪をした、やや酷薄な情を思わせる冷めた目が印象的な痩せ型の女兵士だった。
アイーダは公子の前で部下のスカートの裾を捲り上げた。
その引き締まった小尻には狐の尾のようなものが生えていた。
公子が驚いてまじまじと近くで見ていると、彼女はそれを一気に引っ張ってみせた。
真鍮の球がいくつも連なった棒のようなものが、ヴァハの桃肛から次々と滑り出てくる。
アイーダは彼の前で何度もそれを出し入れしてみせた。
主君の前でありながら、ヴァハは淫悦の吐息を漏らしながら
肉尻を悶えさせて感じ入っていた。
彼女たちは二人して公子の逸物を舌で慰め合った後
アイーダがヴァハの肛門から長いディルドを抜いた。
それは赤ん坊の脚くらい長く、くすんだ臭いを纏っていた。
ぽっかりと開いた痴肛は新たな主人を求めて期待にその口をひくつかせている。
アイーダは主君の分身に香油を垂らして
後ろから丹念に擦り込むようにして伸ばしていく。
堪らなくなった彼は、眼前の牝肛へとそのまま猛る己自身を食い込ませた。
それは容易く根元までしっかりと頬張った。
ヴァハは白肌を火照らせながら、肉門を引き締めて主君の肉根を愛でた。
きつい入口と中の蕩け具合に公子は続々とする痴悦を覚えた。
彼は膣穴に行うようにふしだらに腰を奮い
その長く太く成長した立派な鋼で彼女の卑肛を苛めた。
「アルヴィス様の召し物はいかが、ヴァハ?」
アイーダはヴァハに自らの痴門を舐めさせながら尋ねる。
「最高です、っあはぁっ……!」
ヴァハの牝肛は公子の精汁により前穴のようにぬめりを帯び始めていた。
最初は緊々としていたそこは、やがて公子の灼熱に屈して淫らに吸い付いていく。
アイーダの尻の谷間に顔を埋めたヴァハは
彼女の恥肛に舌を深く挿し入れて嬉しそうに舐め続けた。
「んおおお……! むおおお……! 重いの、来ちゃうぅぅぅぅぅっっ……!」
やがて公子は恍惚を訴えながら、ヴァハの痴肛にどっと精を放った。
白いマグマが彼女の腸襞を奥へと這い、嬲り焦がしていく。
それから公子はしばらくの間アイーダとヴァハの間で肛淫の悦楽を共有した。
このような心地良い穴があると知った彼はヴァハたちと共に
「教会遊び」をするようになったと秘史「皇帝雑記」に記されている。
それによると懺悔室を模した部屋で
プリーストに身をやつしたヴァハとアイーダが彼の告白を受ける。
二人は軽く戒めた後、恥肛だけなら純潔を護られると告げ
彼の愛を尻穴で受け入れるという流れだ。
修道服を来た肛淫は三人を酷く興奮させた。
アルヴィスはしばしば彼女たちの牝肛を舌で弄び
肛皺がふやけるまで離さなかったという。
無論その蕩けた穴には公子の肉根によって重たい種汁を注ぎ込まれたため
しばらくの間は肛穴が締まらず、二人は立つ事もままならなかったと伝えられている。
こうした経緯で、ヴァハもまた彼の腹心として重く召し抱えられた。
アイーダと違うのは、彼女はあくまで性癖である肛交を徹底し
御子を宿す事に消極的だった所だ。
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時期は判明しないが、ある時宮廷に一人の黒衣に包んだマージが現れた。
彼はアルヴィス卿の出生の秘密、ロプトの血を継いでいる事を教えた。
母・シギュンこそマイラの血族だと、アルヴィス卿はその時初めて知った。
それを教えた人物こそ、グランベル帝国における黒衣の宰相・マンフロイに他ならない。
それ以降、卿の背後にはロプト教団が暗躍し
ついに死ぬその日まで彼らとの関係をたち切れなかった。
秘密と引き換えにヴェルトマーに拠点を構えたマンフロイは
やがて秘密裏に卿の腹心の暗殺を目論んだ。
その時アイーダはアルヴィス卿の子供を妊娠していたのだ。
手始めに腹心のヴァハは既に前線のフィノーラ城に送り込まれ
シグルドを迎え撃って戦死に追い込まれていた。
しかし、事前に察したコウエン伯の計らいにより
娘のアイーダはバーハラの悲劇の時、辺境に逃れて一人息子を産む。
流産であったと虚偽の報告こそされたものの
これ以降アイーダはマンフロイによって
アルヴィスから遠ざけられ歴史の舞台から姿を消す。
そんな彼女の子息こそ、宮廷司祭にして
賢王リーフを苦しめた稀代の天才軍師サイアス卿である。
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マンフロイはまた、一人の少女をアルヴィス卿に目合わせた。
美しい豊かな銀髪をしたその少女はどこか浮世離れした雰囲気を持っていた。
素性を尋ねても、記憶を失っていて応えられない。
ただディアドラという名前だけ覚えていたという。
一夜限りの関係にしようと思っていたものの
この少女にアイーダと違う母親の面影をアルヴィス卿は強く感じていた。
いつも夢に見る泣いたあの美しい母親の面影を、彼は彼女に見出していた。
寄る辺のないディアドラは、言われるがままに寝室へと送られてきた。
透けた薄布は彼女の着痩せする肢体を一層艶やかに魅せている。
卿はベッドに彼女を座らせ、口を奪った。
抵抗は甘美な唇交によりゆっくりと消えていった。
不思議と思い出す、母親のキス……。
彼は彼女の体に覆い被さり、その乳房を舌で楽しんだ。
清楚な体に余りにも不釣り合いな程に実った果房に
むしゃぶりつくと、彼女は羞恥にうち震え顔を逸らした。
しかしアルヴィスの舌先で、彼女の乳尖は硬く勃起する。
頑なな両脚を彼は無理やり押し広げた。恥部は無毛だった。
外側にはみ出ている可憐な陰唇が欲情を誘う。
キスしてから舌で形を確かめるように舐めて反応を味わう。
欲求不満さを隠しきれていない。
アルヴィスは脚の間に自らの半身を割り込ませた。
おあずけを食らった狗のように涎を垂らした雄をあてがうと、強かに食い込ませていく。
彼女は一瞬身を強張らせていたが、卿のものが雁首まで入り
浅く戯れているうちに、じんと露が降りてきた。
尻腰を両手で抱えるようにして一気に根元まで頬張らせると、堪らず可愛い声を漏らした。
この少女は処女ではないが、あまり男と遊んでいないようだ。
どこの男から浚ってきたのかは知らないが、務めは果たしてもらおうと
アルヴィスは少女の体に新しい主人の形を刻むように犯した。
彼女は男の体にしがみつきながら熱い下腹を貫く熱い猛槍に乱される。
美しい銀髪がベッドで氾濫した河のように広がる。
汗でしっとりとした珠肌が燭台の灯りの下で妖しく照り映えていた。
腰で螺旋を描きながら、彼は彼女の卑肉を楽しんだ。
少し腰を休めると、彼女の方から尻を浮かせて押し付けてくる。
貞淑そうな顔に似合わぬ淫様に惹かれた卿は
繋がったまま横に転がり彼女の体の下へと移った。
尻肉を解すように鷲掴みしながら、下から壊すように突いた。
彼女は彼のこめかみに熱息を荒げてしきりに慈悲を乞う。
しかしその入り口は、迎え入れた肉色の悪魔に魅了され
猥汁を泡立たせて歓喜し続けていた。
その痴泡は長く太い彼の裏筋を伝って種袋にまとわりつく。
息をするようにひくつく卑肛に無情な彼の指が差し込まれ
彼女は羞恥の焔に炙られながら翻弄される。
「……ッ! ……あぁっ! ……いやぁぁ……!」
アルヴィスの体の上で少女の肢体が痴悦にざわめく。
自らの知らない肉体の深淵に熔岩に似た熱く重い液が流れ込んできた。
それが男の精だと気づいた彼女は、刻まれていく雄の形を
強く意識しながら痺れていく四肢を彼に預けた。
アイーダを遠ざけられたアルヴィスは
膨張する肉欲の処理にこのディアドラを用いるようになった。
彼女が母シギュンの娘であり、異父妹に当たると
マンフロイから知らされた時の胸中はいかばかりか。
まして彼女の前夫はあのシグルドだという。
二重に犯した罪の重さに押し潰されそうになりながら、彼はシグルドを葬り去る計画を立てた。
これがマンフロイによる差し金か、彼自身の恐れからか、それは今となっては推測するしかない。
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シアルフィ公子シグルドが王都バーバラに凱旋した時の事だ。
何も知らない彼を、アルヴィス卿は反逆者として討つ事を宣言する。
その直後の悲劇を知る史料は乏しいが、アイーダ将軍の日記や
ロプト内部での文献を元にすると、概ねヴェルダン王国に伝わる
ディアドラの物語に合致する箇所が多い。
稗史「巫女の涙」にはこれを補完する描写が記されている。
それによると、この時アルヴィス卿は
シグルド公子にディアドラを見せたというのだ。
眼前でシグルドを葬る事で、アルヴィス卿は
彼女の中から彼の影を消し去りたかったのだという。
「貴方が、シグルド様……?」
マンフロイのかけた深い洗脳を揺さぶる何かをディアドラは感じた。
下腹に不思議な引きつりを覚える。
アルヴィスの愛撫以外知らないはずの身体が急に火照り
アルヴィスの御子を宿しているにもかかわらず
その蜜道は何かを思い出すように妖しくうねった。
「もういい。ディアドラ、下がっていなさい」
アルヴィス卿は妻を後ろに下がらせる。
「この男は危険だ。反逆者として処罰しなければならない」
「でも……この方は……おねがい、もう少しお話を……」
「だめだ。おい誰か、姫を安全な場所へ!」
こうしてディアドラは兵士によって自室に戻されたディアドラは
ベッドの中で己の卑処に手を伸ばした。そこは既に濡れていた。
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王都で虐殺を終えた後、アルヴィスは血と肉の焦げた臭いを洗い流そうと浴場へと向かう。
罪無き英雄を地獄に叩き落とした直後で、気が狂うほどに昂っている。
「アルヴィス様……」
そこにはディアドラがいた。
美しい素肌を潤わせている水滴が月光の下で真珠のように煌めいている。
ディアドラは裸身のままアルヴィスに身体を預けた。
二人の男を知るその肉体が、姿なき罪業によって震えていた。
「怖いのです、アルヴィス様……! 私、私……!」
アルヴィスは彼女を抱き締めた。恐怖に震えているのは彼も同じだった。
記憶を失った彼女ですら、深層で前夫が殺されたショックを抑えきれないでいる。
ましてや、真相を知っている実兄の罪悪感はいかばかりか。
彼は咬むように妹の唇を吸った。全て忘れたかった。
甘えるべき母親のいない彼にとって彼女は心の支えだった。
彼女を失いたくはない。彼女の夫は……兄の自分だけで充分だ。
「んうっ……んっ……むぅ……!」
浴場の床で二人は互いの性器を唇で慰め合った。
彼女はあまり見せたがらない恥肛や蜜門を全てアルヴィスの眼前に晒して
猛った肉砲をその麗唇で頬張っている。
慰めている肉色のものが実兄のものだと知ったら、彼女は気が狂ってしまうに違いない。
妹の口淫を味わいながら、アルヴィスは形の良い牝尻を撫でた。
肉唇を嬲り、欲しがっている恥穴に尖った舌をぬるりと押し込むと
彼女は奥から蜜を流した。
妹の花蜜を貪りながら彼女の口穴を分身で犯していく。
シグルド、お前にこの妻は渡さない。
だから消えろ。
彼女の中から、永遠に!
アルヴィスは彼女の口に多量の種を淫らに放った。
彼女の頭を押さえて、彼は言った。
「吐き出すな、飲むんだ……」
かつてアイーダが行なった精飲を愛の証として彼女に求めた。
ディアドラは苦しくもがいた後、咥えたまま
少しずつ口の中に溜まった白種を飲み込んでいった。
初めて味わう兄のエキスに興奮したのか、頬をすぼめて啜音を鳴らして
砲身にまとわりついていた種まで吸った。
ごろりと横になり肉茎を抜くと、余程苦しかったのか吐息を荒くしている。
彼女の頬に口づけをした後、肘を付かせて尻を掲げさせた。
両手に余る安産型の豊尻を撫で愛でながら
勢いの劣らぬ劣情を深々と妹の牝穴に突き入れた。
心なしか、勝手知ったる穴のはずなのに様子がおかしい気がする。
いつもは真っ先に肉根に吸い付いて来るのに、今夜はどこかよそよそしい。
シグルドだ。
シグルドを思い出している。
初めて受け入れた男を、女の体は一生忘れないと聞く。
シグルドに会った彼女は、知らず知らずのうちに
彼を受け入れるよう身体が反応していたのだ。
「あぁっ! ……あぁっ! ……くぅぅ……!」
アルヴィスは激しい腰遣いで妻を犯した。
亡夫の形を思い出しかけている妹の恥穴を虐めているかのようだ。
ディアドラ、シグルドはもうこの世にいない。
私のファラフレイムで消し炭すらも残らなかった。
肥大した彼の雄が痴蜜を泡立たせながら産道の襞々を攻め立てる。
忘れろ、忘れてしまえ。
お前は私の、兄の形だけを覚えていろ。
螺旋を描いて深く、深く欲望を撹拌され
ディアドラは乳房を弾ませながら快美を訴える。
悦唾をだらしなく床に垂らして盛った女穴の姦喜を貪っていた。
「んっ……! ぁあああ……っ!」
やがてディアドラは麗しい背を反らしながら、兄の放った痴液を受けた。
自らの堕汁が妹を汚していくのを感じながら
アルヴィスは彼女としばし繋がっていた。
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以前より練っていた計画によりシグルドを抹殺したアルヴィス卿は
皇女ディアドラの夫として、王位を継承した。
大陸の有力諸侯を消し去ったこの戦いの後
彼はシレジア、アグストリア、イザークを侵略し
初代グランベル皇帝の地位に就いた。
アルヴィスが皇帝の座に就いた年の出来事は
ロプトマージのセイラムの著作に詳しく記されている。
ロプト教団を抜け、解放戦争においてリーフ軍に合流した彼は
ロプト教団内部の事を克明に記した文献を多数遺していた。
それが後世のグランベル史を研究する上で大きな役割を果たしているのは言うまでもない。
彼の著である「闇の囁き」によると、アルヴィス皇帝はバーハラ城の地下で行われた
ロプト教団の祭儀に参加したという。
そこでは子供狩りによって集められた哀れな子供たちが
暗黒神への贄として捧げられ、祭火によって生きたまま焼かれた。
その時の祭事はロプト教団の保護を約束した皇帝陛下の長寿と
その治世での繁栄を願うものだったようだ。
祭壇の前にある広場には七歳から十四歳までの見目麗しい女児が横に並べられた。
言うまでもなく彼女らは生贄である。
そこには、ロプト教の保護に反対し、処刑された皇臣の娘や孫も含まれていた。
彼女たちは衣服を纏う事すら許されなかった。
芳しい香油が未発達な肉体に塗り込まれ、祭火の下で妖しく光らせている。
乳房の大きさや陰毛の有無こそ異なれど、皆一様に怯え、生気を失っていた。
身体にはいくつかの鞭打の痕がある者もいた。
教義において精液は繁栄の象徴とされ、また魂としても扱われる。
ロプト教団の司祭たちはロプトウスへの忠誠の証として
供物となる少女にそれを注ぎ入れ、捧げるのだという。
祭司たちはそれぞれ生け贄の娘を床に組み敷き、精を注がんと犯していく。
気力の残っていた数名がたまらず悲痛な叫びを張り上げる。
そんな人の心を失わなかった娘は悲惨だった。
彼女たちは祭司の持つナイフにより、首を切られてから犯された。
残りの生娘たちは泣くのを堪えながら
祭司たちの構える熱い肉根を受け入れなければならなかった。
中には荒淫と破瓜の痛みに堪えかねて声を上げて殺される者もいた。
痛々しい乙女の血は祭司のもたらす白濁の流水を
待つよりも早く、しばし失禁によって流れていく。
精の量は多ければ多いほど良いため、この時に何度も貫かれる娘もいた。
信者たちは異教徒の娘たちの哀れな姿を見ながら神であるロプトウスを讃え
また込み上げる嗜虐の興奮に身を焦がした者は
人目を憚らずローブの下で自涜に耽った。
一人、また一人と、種を出し終えた祭司が立ち上がって席に戻っていく。
力無き四肢を横たわらせた少女たちは、股座から血と濁精を流して虚空を見つめている。
最後まで残った祭司はなおもその巨根で
一番幼い娘の可憐な肉穴を押し広げながら精を吐き散らしていた。
少女は既に殺されて冷たくなっていた。
淫液と血と、焼けた肉の臭いの漂う地下にて祭儀は遂行された。
気分の悪くなった皇帝は胃の中のものを全て床に吐き出し
それからこのような祭儀に参加する事はなかったという。
残酷なロプト教団の所業を目の当たりにした皇帝は深く忌み嫌うようになった。
だが自らの出生に関わる約定を交わしてしまったため、彼にはどうすることも出来なかった。
何より、同じ呪われた血を継ぐ妻ディアドラを巻き込み、失いかねない事は
己がロプトの者として殺されるよりも恐ろしかった。
最早彼の蝕まれた心を慰められるのは、皇妃ディアドラだけだった。
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最初の治世こそ善政を敷き、国民は歓喜して皇帝であるアルヴィスを迎えた。
しかし、勢力を拡大していくロプト教団の暗い影は常に帝国を蝕んでいた。
私腹を肥やすために奸臣はこぞってロプトの司教たちに心付けを送り、子供狩りを率先して行った。
いつしか皇帝ではなく、マンフロイをはじめとするロプト教団に臣民はかしづくようになったのだ。
諌臣や忠臣の類もいたものの、暗殺に長けたロプトの司祭たちによって彼らの多くは謀殺された。
「陛下……」
寝室でディアドラは玉のような汗を流して起き上がる。
バーハラの悲劇と呼ばれる粛清の日より、彼女は毎夜のように皇帝以外の
どこか懐かしさすら覚えるあの騎士と寝る夢を見た。
彼女に付きまとうシグルドの亡霊を追い出そうと
皇帝は毎夜彼女を抱きしめ、荒々しく精を注ぎ込んだ。
皇子ユリウスによって皇妃ディアドラが暗殺され
皇女ユリアが行方不明になると彼はますます精神を病み、政務から遠ざかった。
それまで狂ったように妻を抱いていた皇帝は
倒されるその日まで妻妾を迎える事なく鬱々としていた、と宮廷祭司の記録にある。
やがて数年後、イザークや北トラキアを破竹の勢いで解放したセリス軍が
ミレトスを経由してシアルフィ城へと迫っていた。
ここに来て皇帝はパルマーク司祭に出来る限りの子供たちを預けた後
城下に帝国軍を集結させて迎え撃った。
その時奇しくもアルヴィスは十七年前の聡明な近衛軍指揮官の表情に戻っていたという。
激しい闘いの末、彼の神炎ファラフレイムを掻い潜って
辛くも光の公子セリスは馬を走らせ、彼の懐に飛び込んだ。
その手には父シグルドと共に在り、失っていたはずの聖剣ティルフィングが握られていた。
密かにパルマークに預けたその聖剣は彼にこの長年の圧政を清算させようとしてた。
シグルドの届かなかった聖剣が今、息子の力によって
十七年越しに痩せた皇帝の胸を貫いた。
彼は愛する妻と、妻によく似た愛娘ユリアの名を絞るように呟くと
そのまま冷たい床に伏して事切れた。
この最期はグランベル史に記されている通りである。
以上です
FE聖戦とかすっげぇ懐かしい
おつ
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