リーリエ「私、お花を摘みにいってきますね」マーマネ「僕もいくよ」 (45)

リーリエ「え?」

シロン「コン?」

マオ「え?」

スイレン「え?」

マーマネ「」ニコニコ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1542798966

ある日

サトシたち、ポケモンスクールのメンバーは

みんなで仲良くハイキングに来ていた

リーリエ「あ、あの……マーマネ…」

マーマネ「なに?」ニコニコ

リーリエ「い、いえ…その…私、お花を摘みにいきたいのですが…」

マーマネ「うん!僕も一緒にいくよリーリエ!」

リーリエ「……い、一緒にですか!?」

マーマネ「うん、一緒にだよ!」ニコニコ

マーマネ「任せてよリーリエー!僕、昨日この辺のこと予習してきたから詳しいよー!」ドヤッ

リーリエ「………ぁ…いや……」

マオ、スイレン「………………」

マオ「ね、ねぇスイレン…リーリエのお花摘みってアレだよね?」ヒソヒソ

スイレン「うん。リーリエ、さっきからずっとモゾモゾしてた」ヒソヒソ

スイレン「間違いなく、下からみずてっぽう」ヒソヒソ

アシマリ「アウ」

リーリエはこのマーマネの予想外な返答にこんらんした

リーリエ(え?私…今からお花摘み…つまり、下からみずてっぽうしにいくっていったよね?)

リーリエ(そ、それを……一緒に行きたいってどういうこと??)

リーリエ(てゆーか…漏れそう…)モジモジ

シロン「コン」

マーマネ「」ニコニコ

リーリエ(そ、そういえば…本で読んだことがある…年頃になると、群れをなして用を足しにいく、即ち"ツレション"で友情を確かめあう時期がくると…)モゾモゾ

マーマネ「?」

リーリエ(で、でも……それは同姓間の話…男と女、ましてやトイレも無いこんな場所で一緒にだなんて……いったい何が目的…)チラッ

リーリエは自分の常識から外れた答えをはじき出したマーマネと迫りくる尿意のせいで、冷静な判断ができなくなっていた

マーマネ「任せてよリーリエ!僕、穴場とかもリサーチしてあるからね!」

リーリエ「あ、穴場!?そんなところに私を連れ込んでナニする気ですかマーマネ!!」

マーマネ「え!?な、なにって……お花摘みでしょ?」ビクッ

リーリエ「この変態!最低です!////」カァァ

マーマネ「えぇ……?」

トゲデマル「マキュキュ」

>>3
訂正

同姓間→同性間

マーマネ「も、もう!いきなり大声出してどうしたのさー?リーリエー」

リーリエ「うぅ…(大声を出したせいでいっそう尿意が…)」モゾモゾ

シロン「コン」

マオ、スイレン「………………」

スイレン「ね、ねぇマオちゃん…ひょっとしてマーマネ…女の子の"お花を摘みにいく"の意味、知らない?」ヒソヒソ

マオ「……うーん…でも、サトシやカキならともかく、よくネットで色々調べものしたりしてるマーマネだよ?その程度を知らないってことは…」ヒソヒソ

スイレン「……ならマーマネはリーリエの下からみずてっぽうシーンを見たい変態…うわっ、さすがにドン引き…」ウワー

マオ「ま、まだそうと決まったワケじゃ…」ヒソヒソ

アシマリ「アウ」

マーマネ「どうしたのさリーリエ!早くお花摘みにいこうよ!」

リーリエ「い、一緒には嫌です!」モゾモゾ

マーマネ「な、なんで!?僕、リーリエに嫌われるようなこと何かした!?」

マオ、スイレン「………………」

マオ(マーマネ……やっぱりお花摘みの意味知らない……?)

スイレン(………まぁ、何にせよ……今はマーマネの真意はともかく…)

リーリエ「あぁぁぁぁ…」モゾモゾ

マオ、スイレン(このままじゃリーリエの膀胱がピンチだ!!)

マオとスイレンはリーリエを助けることを優先にした

マオ、スイレン「あの、マー……」

サトシ「なになにー?花探しにいくのか?」

マオ、スイレン「!」

サトシ「俺も一緒に行っていい?ちょっとこの辺探検したいしさ!」ワクワク

ピカチュウ「ピカァ!」

カキ「キレイな花持ってったらホシ喜ぶかなぁ?」ホワーン

サトシ「あっ!んじゃ、俺も家で待ってる博士たちとロトムに……」

リーリエ「なんなんですかもぅ!」モゾモゾ

マオ(サトシ……カキ……)

スイレン(さすがにこれはイレギュラー…)タラッ

マーマネ「サトシー!カキー!空気よんでよー!」プクー

カキ「空気?なんのだ?」

サトシ「あーっ、そういやぁここの空気うまいよなー!ピカチュウ?」スー

ピカチュウ「ピカァ!」スー

ワイワイ

リーリエ「…………」モゾモゾ

リーリエ(……女子の私一人に対して、男子みんなでツレション…)

リーリエ(私……みんなから女の子だと思われてなかったのかな?)

リーリエのハートは傷ついた

シロン「コン」

マオ、スイレン「………………」

マオ「スイレン」チラッ

スイレン「うん」コク

スイレン「サトシ!」

サトシ「ん?」

スイレン「さっき下でいい釣りスポット見つけたの!そこで釣りしにいこ!」

サトシ「マジ!?」

スイレン「うん、マジ!私の見立てだと、カイオーガが釣れるかも」フフフ

サトシ「か、カイオーガ…」ゴクリ

ピカチュウ「ピカピィ…」

サトシ「でも、俺…釣竿を…」

スイレン「フフフ、転ばぬ先の釣竿!ちゃんとサトシの分も持ってきた!」ニコッ

サトシ「さっすがスイレン!早く釣りいこうぜー!」

スイレン「サトシ、慌てない慌てない」ニコニコ

アシマリ「アウ!」

マオ(ナイスだよスイレン!)

マオ(よし、私も…)

マオ「カキー!」

カキ「なんだ?」

マオ「実はさー?ここ、いいきのみとかいっぱいあるらしいんだよー!採りにいきたいから手伝ってよー」

カキ「一人で行けばいいだろ?俺はホシの為にキレイな花を…」

マオ「な、なによ!カキはこんな野生のポケモンがいつ襲ってくるかもわからないような場所を女の子一人で歩かす気!?」

カキ「え?いや…」

マオ「サイテー!ホシちゃんに言ってやる!」プクー

アマージョ「マッジョ!」プクー

カキ「……わかったよ」ハァ

リーリエ(マオ…スイレン…)モゾモゾ

マオ、スイレン(リーリエ!)グッ

リーリエ(ありがとうございます!)グッ

マオ(友達だもん!)ニコッ

スイレン(助け合うのはとーぜん!)ニコッ

カキ(こいつら…さっきから女子同士でアイコンタクト?みたいなのとってる気が…)フム

サトシ「うっしゃー!カイオーガ釣るぞー!!」

ピカチュウ「ピカー!」

マーマネ(マオとスイレン……まさか、僕とリーリエを二人きりにするためにサトシとカキを引き付けて……)

マーマネ(ありがとう!マオ!スイレン!僕、頑張るよ!)グッ

マオ、スイレン「??」

何故かマーマネにも感謝された

マオ「よし、あとは私かスイレンのどっちかがマーマネを引き受けて…」ヒソヒソ

スイレン「リーリエは一人でゆっくりトイレにいっトイレ、と」ヒソヒソ

リーリエ(マオ…スイレン…お願いします…)モゾモゾ

サトシ「なぁスイレン!」

スイレン「なに?」

サトシ「早くカイオーガ釣りにいこうぜ!俺、待ちきれないよ!」ワクワク

スイレン「ごめんサトシ、カイオーガは嘘!」

サトシ「なんだ嘘か…」ガクッ

ピカチュウ「ピカピィ」

スイレン「でも、きっと珍しいポケモンは釣れ…………はっ!」

サトシ「?」

スイレン(そ、そういえば私……)ドキドキ

サトシ「どうしたのスイレン?」

スイレン(さ、サトシと二人っきり!これってデートじゃあ…////)カァー

サトシ「?」

アシマリ「アウ」

スイレン(い、今までやアーカラでも二人っきりの場面はあった、でも…)チラッ

サトシ「ん?」

スイレン(見知らぬ場所で二人っきりで釣り…な、何かあるかも…////)ポッ

サトシ「スイレン?」

スイレン(ど、どうしよう……このチャンス、ものにしたい!サトシを私の本当のボーイフレンドにしたい!でも…リーリエの膀胱もピンチ……)ウーン

アシマリ「アウ…」

リーリエ(す、スイレンはいったい何を悩んで……あぁ…みずてっぽうが…)モゾモゾ

マオ「……………」

スイレン「……どうすれば……」ブツブツ

サトシ「スイレンどうしたんだ?」

ピカチュウ「ピカピィ」

マオ(まぁ、長い付き合いだからね、スイレンがなに考えてるかはだいたいわかるよ)ヤレヤレ

マオ(まったく、スイレンもリーリエも仕方ないね)クスッ

マオ(マーマネは私が引き受けてあげますか)

マオ「あのさマー……」

マーマネ「リーリエ!下調べはバッチリーリエだから、お花摘みは僕に任せてよ!」スタスタ

リーリエ「うぅ…ゆ、揺らさないでくださいマーマネ!出ます!」ヨロヨロ

リーリエ「そ、それと……変なことしたら氷づけにしますからね!」ヨロヨロ

シロン「コォン!!」グルル

マーマネ「えぇ!?」


マオ(し、しまった!考え込みすぎてリーリエとマーマネがあんな遠くに!)

マオ(リーリエ……よっぽど限界だったんだね…?)ホロリ

カキ「おいマオ。なにしてんだ?早くいくぞ」

マオ「う、うん…」

マオ(リーリエ……あと私に出来ることは祈ることだけだよ。頑張ってトイレにいっトイレ)

マオ「健闘を祈る。がんばリーリエ」グッ

カキ「なに言ってんだお前」


サトシ「スイレン!二人ですっげー珍しいポケモン釣ってみんなに自慢しようぜ!」

スイレン「うん!楽しみ!」ニコッ

ピカチュウ「ピカー!」

アシマリ「アウアウ!」


ワイワイ

森の中

マーマネ「でねー?その時に……」

トゲデマル「マキュキュ」

リーリエ「……………」モゾモゾ

リーリエ(うぅ……おしっこがしたくてマーマネの話がまるで頭に入ってきません…)モゾモゾ

シロン「コーン」

マーマネ「リーリエ?僕の話聞いてる?どっか調子でも悪いの?」

リーリエ「え!?は、はい!ちゃんと聞いてますよ?す、すごいですマーマネ!」ニコニコ

マーマネ(やった!ウケてる!昨日徹夜して女の子にウケるトークの勉強して良かったよ!)

マーマネ(もしもの時に備えてだったけど……こんなに早く役に立つなんて…)

マーマネ(リーリエと二人っきりになるプランは色々考えてきたけど、実行する勇気がなかった…でも、まさかこんなチャンスが巡ってくるなんて…)

リーリエ(うぅ…いっそもうマーマネに下からみずてっぽうしたいですと言った方が……いや、でも…ここはトイレも無いような場所…)モゾモゾ

リーリエ(論理的結論から言うと…私、女の子だけど今から野ションします!宣言してるようなものだよね?)モゾモゾ

リーリエ(でも…漏らすよりはマシ?うぅ…どうすれば……)モゾモゾ

マーマネ「……………」

リーリエ「……………」モゾモゾ

マーマネ(神さま、ありがとう!)グッ

リーリエ(神さまのイジワル…)モゾモゾ

シロン「コーン」

トゲデマル「マキュキュ」

リーリエ「………うぅ…」モゾモゾ

シロン「コーン」

マーマネ「……………」

マーマネ(リーリエ……さっきから何か様子がおかしいよね?モゾモゾしてるっていうか、ソワソワしてるっていうか……)

リーリエ(……限界が近いです…何とかうまくごましてみずてっぽうを…)モゾモゾ

マーマネ(……まさかリーリエ……)

リーリエ「……………」モジモジ

マーマネ(緊張してる!?)

トゲデマル「マキュ」

リーリエ「……………」ソワソワ

マーマネ(ま、間違いないよ!昨日本で読んだ通りだ!リーリエのあのモジモジは僕と二人っきりで緊張してるんだ!)

マーマネ(そして…)チラッ

リーリエ「うぅ…」モジモジ

マーマネ(手を前にして、一件手持ち無沙汰なあの仕草は…)

リーリエ「……………」モジモジ

マーマネ(手を繋いでのサインだ!)

マーマネ(うぅ…いざとなったら緊張する…で、でも!こういう時は男の僕から…)スッ

リーリエ(……みずてっぽう…)モゾモゾ

マーマネ(どう?この然り気無い手の出し方!)ブランブラン

マーマネ(さぁリーリエ!僕はいつでも手を繋ぐ準備はOKだよ!リーリエも勇気と手を出して!)サッ

リーリエ(……何とかマーマネと別れてみずてっぽうをしにいく方法は…)ウーン

マーマネ(あ、あれ?リーリエ、僕が手を繋ぐ準備OKなのに気づいてない?)ブランブラン

マーマネ「あの…リーリエ?」

リーリエ「なんですかマーマネ?」

マーマネ「そ、その~…」スッ

リーリエ「? なんですかその手は?」

マーマネ「あ、いや…ハハハ…」ササッ

マーマネ(あ、あれ?リーリエ照れてるのかな?)

リーリエ「?」

シロン「コーン」

マーマネ(ま、いーや。まだチャンスはある、これからゆっくり…)スタスタ

リーリエ「! マーマネ!前を向いて歩かないと危な…」

マーマネ「へ?」

ゴツン

マーマネ「いだっ!」ドサッ

リーリエ「だ、大丈夫ですかマーマネ!」

マーマネ「あー、うん、なんとか…てか…」チラッ

木「」

マーマネ「森の中とはいえ…なんでこんな道の真ん中に木が生えて…」

木「」モゾモゾ

マーマネ「うぇ!?な、なんで木が動いて!?」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「ち、違いますマーマネ!よく見てください!アレは木ではなく…」

シロン「ゴーン!!」グルル

マーマネ「!」

ウソッキー「キー!!」

マーマネ「や、野生のウソッキー!?」

リーリエ「……………」ジリッ

リーリエ(さ、最悪です…最悪すぎです!よりにもよってこんな漏らしそうな時に野生のポケモンと遭遇なんて…)タラッ

ウソッキー「ギー!!」

マーマネ「あわわ…このウソッキー…バトルする気だ…」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ(うぅ……マオ、スイレン…この際、お兄様でもいいです!誰か来て!)モゾモゾ

ウソッキー「ギー!!」ジリッ

マーマネ「うぅ…」

リーリエ(私に……お花摘みをさせてください!!)モゾモゾ

シロン「コーン!」

川原

スイレン「!」ピクッ

スイレン「……今、誰かに呼ばれたような…」ムウ

アシマリ「アウ?」

サトシ「おりゃーっ!」グイッ

ザパーン

コイキング「コッコッコッコ」ピチピチ

サトシ「……まーたコイキングか…」ハァ

ピカチュウ「ピカァ」

「サトシはコイキングに好かれてるロト」

サトシ「……そう言うなよロトム…」クルッ

スイレン「ふふふ」ニコッ

サトシ「……って、スイレンか」ハハハ

サトシ「なぁスイレン!珍しいポケモン釣れるコツとかない?」

スイレン「うーん、サトシにはちょっと難しいかも」

サトシ「いっ!?な、なんで!?」

スイレン「だってサトシからはコイキングを惹き付けるコイキングオーラが出てるから!」ムフフ

サトシ「こ、コイキングオーラ?」ゴクリ

ピカチュウ「ピカ?」ゴクリ

スイレン「そう!サトシからはコイキングが大好きなオーラが出てる!」ビシッ

スイレン「……コイキングはいっつも見てる!元気で明るくて…いっつもゼンリョクで頑張りや!」

サトシ「!」

スイレン「……でも、ちょっぴりヌケてて…たまに情けなくて…それでも、優しくて…」

サトシ「………」

スイレン「キメる時はすっごくカッコいい!」

スイレン「……そんな…太陽みたいなオーラがコイキングオーラ!」ニコッ

サトシ「……ははっ、なんだよそれ…」

サトシ「いっつも俺を見てるって…俺、このコイキングには今日会ったばっかだぜ?また嘘か?スイレン」ナデ

コイキング「コッコッコッコ」

スイレン「……嘘……じゃないかも…////」ボソッ

サトシ「? ま、でもさ?そう思ったら…」ナデナデ

コイキング「コッコッコッコ」

サトシ「コイキングを釣るのも悪くないかもな?」ニッ

スイレン「サトシ…」ドキドキ

ピカチュウ「ピカァ///」

アシマリ「アウー///」

サトシ「……なぁスイレン」

スイレン「え?ぁ、な、なに……?////」ドキドキ

スイレン(い、いい雰囲気!いける…?)ドキドキ

サトシ「でもやっぱりコイキング以外も釣りたいからコツ教えて」

スイレン「あ……うん…」ガクッ

サトシ「?」

ピカチュウ「ピカピィ」

森の奥

マオ「!」ピクッ

マオ「……今、誰かに呼ばれたような…?」

アマージョ「マッジョ」

カキ「オーイマオー」

マオ「? なに?」

カキ「ギギギ…タ,タスケテクレーカラダガシビレテ…」ピリピリ

マオ「ちょ、ちょっと!カキ!大丈夫!?」

カキ「ギギギ…」ピリピリ

パラス「パラパラ」チョコチョコ

マオ「もぅー!なにやってるのよカキー!」プンプン

アマージョ「マッジョ!」プンプン

カキ「ハハハ…いやぁ…美味そうなきのこが生えてるから採ろうと思ったらパラスで…」

カキ「そのまま、ほうしをくらってシビレビレで…」ハハハ

マオ「笑いごとじゃないよ!心配したんだからねっ!」プクー

カキ「悪い悪い」ハハハ

カキ「でもマオがなんでもなおしを持ってて助かったぜ」

マオ「ま、食材探しには危険がつきものだからね!」

マオ「ポケモントレーナーとして…料理人としては当たり前だよ!」ドヤッ

アマージョ「マッジョ!」ドヤッ

カキ「………ほぅ?」ジーッ

マオ「……な、なによ?」

カキ「ん?いやぁ…マオはきっといいお嫁さんになるな?と思って」ニッ

マオ「は…はあぁぁぁぁ!?////」ボフン

カキ「?」

マオ「な、なによ!い、いきなりお嫁さんとか…!!き、気持ち悪い!///」ドキドキドキドキ

カキ「え!?き、キモ……?」ガーン

カキ(ほめたつもりだったのに…)ガクッ

アマージョ「マッジョ」ポンッ

マオ「うぅ////」ドキドキドキドキ

???

グラジオ「!」ピクッ

グラジオ(この感じ………)タラッ

シルヴァディ「ヴァディ?」

グラジオ「……いくぞシルヴァディ」スクッ

シルヴァディ「!」

グラジオ「………リーリエが…俺を呼んでいる」キリッ

シルヴァディ「ヴァディ」

森の中

ウソッキー「ギー!!」

リーリエ「う、ウソッキーが襲いかかってきます!」

マーマネ「リーリエ!ここは僕とトゲデマルに任せて!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「マーマネ…トゲデマル…」

マーマネ「大丈夫!ウソッキーはいわタイプ!対してトゲデマルははがねタイプ!」

マーマネ「相性的にはトゲデマルの方が有利だよ!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「そ、それはそうですが…」

ウソッキー「ギー!!」ダッ

リーリエ「! マーマネ!トゲデマル!ウソッキーが来ます!」

マーマネ「トゲデマル!!びりびりちくちく!!」

トゲデマル「マキュキュー!!」バリバリ

リーリエ「マーマネー!(何故はがねタイプが有利と言いつつ、でんきタイプの技を…?)」

シロン「コン…」

バリバリバリバリ

ウソッキー「キー…」ヨロッ

リーリエ「! で、ですが効いてるみたいです!ウソッキーが怯みました!」

マーマネ「ナイス!トゲデマル!」グッ

トゲデマル「マキュキュ!!」グッ

リーリエ「すごいですマーマネ!トゲデマル!」

マーマネ「ま、まぁね?////」テレッ

トゲデマル「マキュ////」テレッ

マーマネ(よし!ここでリーリエを守って、僕がサトシやカキよりも頼りになってカッコいいところを見せるんだ!)

マーマネ「トゲデマル!チャンスだ!キメるよ!」

トゲデマル「マキュ!」ダッ

ウソッキー「キー…」ヨロッ

ドコーン

リーリエ「………………」

リーリエ(よくよく考えれば、マーマネはやせいのポケモンとバトル中…今の内に用を足しに行ってしまえば……)

シロン「コーン」

リーリエ「……ごめんなさいマーマネ。私、もう限界なんです!今なら下からみずてっぽうどころかハイドロポンプなんです!」クッ

リーリエ「……用を済ませたらすぐに戻ってきますので…」ソロー

シロン「コーン」ソロー

ドカーン

リーリエ「!」ビクッ

トゲデマル「マキュ…」ドサッ

リーリエ「トゲデマル……?」

ウソッキー「キー!!」シュウウ

リーリエ「! ウソッキーのあの構え……まさか?」

マーマネ「ご、ごめんリーリエ!油断してアームハンマーをくらっちゃったよ…」

リーリエ「マーマネ…」

ウソッキー「キー…」ヨロッ

マーマネ「……トゲデマル、まだやれるね?」

トゲデマル「マキュ…」ムクリ

リーリエ「トゲデマル!マーマネ!無理はしないでください!」

マーマネ「だ、大丈夫さ!これくらいへっちゃらだよ!」

マーマネ「このウソッキーは僕とトゲデマルで引き付けるから…リーリエとシロンは今の内に逃げてよ!」ニコッ

トゲデマル「マキュキュ!」ニコッ

リーリエ「で、ですが……!!」

シロン「コン…」

ウソッキー「キー……」ゴゴゴ

マーマネ「ウソッキーがくるよ!早く逃げて!」

リーリエ「……………」

リーリエ(マーマネもああ言ってる……抜け出す都合ができた…)

リーリエ(私は早くお花を摘みに……)クルッ

シロン「コン!」

マーマネ「トゲデマルー!」

トゲデマル「マキュキュ」ダッ

ウソッキー「キー!!」ゴオオ

リーリエ「………………」

リーリエ(私の為にボロボロになりながら戦ってるマーマネを見捨てて……?)ピタッ

シロン「………………」

リーリエ「……シロン!」

シロン「コーン!!」コク

森の中 別所

アセロラ「やっとついたねー!ミミたん?」

ミミたん「キュー」

アセロラ「昨日サトシが電話で言ってたスクールのみんなでハイキングする場所ってここかな?」

アセロラ「うんうん!空気も美味しいしいい場所だねー♪」スゥー

ミミたん「キュー」

アセロラ「ふっふっふっー!サトシが昨日アセロラにハイキング行くんだーって電話してきたのは、本当はアセロラにもハイキングに一緒に来てほしいアピールだってのはアセロラにはおみとおしだよサトシー?」ムッフッフ

ミミたん「キュー」

アセロラ「まったく、サトシも素直にアセロラも一緒に行こうよ!って誘えばいいのに…」ヤレヤレ

アセロラ「サトシも意外と照れ屋さんだね?ま、そういうところも可愛いんだけどねー♪」

ミミたん「キュー」コクコク

ドカーン

アセロラ「! 何の音かな?」

ミミたん「キュー?」

アセロラ「あっちから聞こえる?………あっ!まさか!」

ミミたん「キュキュ?」

アセロラ「サトシがバトルしてる音だよ!もぅ!サトシったら相変わらずバトルバカなんだから!」クスッ

ミミたん「キュー」

アセロラ「うふふ♪こっそり行ってサトシを驚かしてあげよっかミミたん?」ニシシ

ミミたん「キュー♪」

ウソッキー「キー!」タッタッタ

リーリエ「……ふぅ、ウソッキーが逃げていきますね」

シロン「コーン!」

マーマネ「うぅ…」

トゲデマル「マキュキュ…」ヨロヨロ

リーリエ「! マーマネ!トゲデマル!大丈夫ですか?今きずぐすりを…」ゴソゴソ

マーマネ「リーリエ………」

リーリエ「ありました!これを早くトゲデマルに…」スッ

マーマネ「ありがとう…」スッ

トゲデマル「マキュキュ…」

リーリエ「? マーマネ?」

マーマネ「……情けないね?リーリエを守るとか言ったのに、結局は僕の方がリーリエとシロンに守ってもらっちゃって…」シュン

リーリエ「…………マーマネ……」

シロン「コーン…」

マーマネ「……トゲデマル、今きずぐすりを…」

リーリエ「……マーマネ、トゲデマル!ありがとうございました」

マーマネ「え?」

トゲデマル「マキュ…?」

リーリエ「さっきのマーマネとトゲデマル、とってもカッコよかったですよ?」ニコッ

シロン「コーン!」ニコッ

マーマネ「リーリエ……」ウルウル

リーリエ「ふふっ、泣かないでくださいマーマネ!男の子でしょ?」クスッ

マーマネ「だ、だっで…」グスッ

リーリエ「ふふっ」ニコッ

マーマネ「うぅ……」グスグス

リーリエ「………………」

リーリエ(さっきまではバトルに夢中だったから良かったけど、一安心したら……)タラッ

リーリエ(………また尿意が…………!!)

リーリエ(うぅ…マズイです…我慢しすぎたせいで、膀胱のダムが決壊寸前に…)タラッ

マーマネ「うぅ……リーリ…」

リーリエ「ま、マーマネェ!!今、私に構わないでください!」ビシッ

マーマネ「へ?」

シロン「コン…」

ガサゴソ

マーマネ、リーリエ「!」

マーマネ「え?な、なに?ま、まさか…また野生のポケモン!?」ビクッ

リーリエ(うぅ…最悪です…今野生のポケモンなんか現れたらハイドロポンプが……)

バッ

マーマネ、リーリエ「!!」

アセロラ「バァ♪」バッ

ミミたん「キュー♪」バッ

マーマネ、リーリエ「!!?」ビクゥッ

アセロラ「………て、あれ?サトシじゃない?」

ミミたん「キュー?」

マーマネ「び、びっくりしたぁ…」ヘロヘロ

リーリエ「………………」

アセロラ「……あれ?キミたちは確かサトシのお友達の……リーリエとマーマネ?」

マーマネ「そういうキミはお化け屋敷の時の…」

アセロラ「うん!アセロラとミミたんだよー♪久しぶりー!」ニコッ

マーマネ「な、なんでここに?てか、どうして草むらから飛び出して……」

アセロラ「あ、アハハ……これにはふか~いワケが……」チラッ

リーリエ「………………」プルプルプル

アセロラ「………ん?」

マーマネ「……リーリエ?震えてどうしたの?」

リーリエ「ぁ…………」

チョロ

マーマネ、アセロラ「?」

リーリエ「……ぁ………あ……」チョロチョロ


ジョオォォ………

マーマネ、アセロラ「!?」ビクッ

シロン「コ………」

マーマネ「あわわ!…り、リーリエ…」

リーリエ「うぇ……ヒ……」ジョロロ

アセロラ「おくちあんぐり」

リーリエ「うぇ…」ヘタ

シロン「コ…」

マーマネ(リーリエが…あの…いつもお上品で清楚なお嬢様のリーリエが…)

リーリエ「うぇっ……!うわぁぁぁぁーん!!!」ビエーン

マーマネ(僕の目の前で大量のおしっこを漏らして大泣きしてる…)ゴクリ

トゲデマル「マキュキュ」コロコロ

リーリエ「もぅいやですーー!!お家に帰りたいよぉぉぉ!!」ビエーン

シロン「コン…」

アセロラ「あわわわわ!あ、アセロラのせい??ご、ごごごごめんねリーリエ!」アワワワワ

ミミたん「キュキュ」

マーマネ(………って、興奮してる場合じゃないよ!これじゃあ僕変態じゃん!)ハッ

リーリエ「うぇっ……!ヒッグ」

マーマネ「そ、そそそその……!気にしないでよリーリエ!」

リーリエ「………………」グスグス

マーマネ「お漏らしぐらいなにさ!服も少しくらい汚れてる方がリーリエらしくていーよ!」ニコッ

リーリエ「なんですかそれぇ!マーマネの中の私はいっつもおしっこで汚れてるイメージでもあるんですかぁ?」グスッ

マーマネ「ぁ…いや…そうじゃなくって…」

アセロラ「大丈夫大丈夫ー!お漏らしくらい誰でもするよー?だから気にしないでよリーリエー」ニコニコ

リーリエ「……アセロラと一緒にしないでくださいよぉ……!」ズピー

アセロラ「あ、アセロラはお漏らしなんかしないもん!」

リーリエ「……ならやっぱり、この歳でお漏らしするのは私くらいじゃないですか」グスッ

アセロラ「ぁ……いや、その…」

マーマネ「ほ、ほらリーリエ!とにかく元気だしてよー?」ニコニコ

リーリエ「……マーマネのせいです…」ギロッ

マーマネ「へ?」

リーリエ「……私、最初に言いましたよね…?お花摘みにいきたいって」グスッ

マーマネ「え……は?お花摘み…………ハッ!」

マーマネ(そ、そういえば…浮かれてて忘れてた!女の子の"お花摘みに行きたいってのは"ちょっと用を足してきます"の意味もあるんだった……!)

マーマネ(な、なら…リーリエが僕といる時にずっとモジモジしてたのも………うわぁ…やっちゃったぁ…)

リーリエ「……私…ずっとサインを出してたのに……気づかないでつれ回して…」ヒッグ

シロン「ゴァン!!」グルル

マーマネ「あわわわ……ご、ごめんリーリエ…」

アセロラ「うわぁ……サイテーだよマーマネー」ジトー

マーマネ「で、でも!トドメをさしたのはアセロラでしょ!!」

リーリエ「……マーマネのせいです……!ヒッグ…!」

マーマネ「うぇあ……」

リーリエ「……マーマネなんで……ぎらいですっ!!」グスッ

マーマネ(リーリエに……嫌われた…)ガクッ

リーリエ「……人前でお漏らし………」グスッ

リーリエ「もぅ消えてなくなりたい…」ズピー

マーマネ「もう消えてなくなりたい…」ガクッ

アセロラ(うわぁ……この状況…ど、どうすれば……)アワワ

ミミたん「キュー」

アセロラ「あっ!そうだ!」ゴソゴソ

リーリエ「……?」グスッ

アセロラ「へっへー!実はアセロラ、水着持ってきたんだよねー?」ジャーン

リーリエ「水着……?」

アセロラ「うん!そうそう!リーリエ!とりあえずこの水着に着替えなよ!それからどうするか考えよ?ね?」ニコッ

リーリエ「アセロラ…」グスッ

アセロラ(本当はサトシと遊ぶ用だったけど…この場合は仕方ないね)

マーマネ「でも…アセロラの水着じゃリーリエには小さいんじゃ…」

アセロラ「マーマネは黙ってて!」

マーマネ「ご、ごめん…」

リーリエ「……私のリュックに…水着が入ってます…」グスッ

アセロラ「へ?」

リーリエ「……とりあえず、それに着替え……っヒッグ…!ほんどは……」グスッ

リーリエ「……みんなで…遊ぶ用に……っ!……グスッ…」

マーマネ、アセロラ「ぁ…………」

リーリエ「……うぇっ!…ヒッグ……!」

シロン「コーン…」

マーマネ「………ゴメンナサイ…」

アセロラ「と、とりあえずあっちで水着にお着替えしよーよリーリエ!」

アセロラ「アセロラとミミたんが見張りしてるからね!安心して着替えてよ!」ニコッ

ミミたん「キュー!」

リーリエ「……ずびまぜん…アゼロラ……!ミミだん……!」グスッ

アセロラ「き、気にしないでよリーリエ!」ニコッ

マーマネ「ぁ、あの……」

アセロラ「マーマネー!覗いたら許さないからねっ!」ジトー

マーマネ「そ、そんなことしないよ!」

トゲデマル「マキュキュ」

木陰

アセロラ「右、異常なし!左も異常なし!」キョロキョロ

アセロラ「こっちは大丈夫です!そっちの様子はどうですかー?ミミたん!シロン!」

ミミたん「キュー!」マル

シロン「コン!」マル

アセロラ「リーリエ!怪しい人影はありません!安心してお着替えしてていーよ!」ニコッ

リーリエ「……ありがとうございます。アセロラ、シロン、ミミたん」ヌギヌギ

アセロラ「えへへ!気にしないでよ!友達ならこれくらい当然!」グッ

アセロラ「………それに…ちょ~っと……ほんのちょ~っとだけアセロラにもこうなった責任があるしね~?」

シロン「コーン……」

リーリエ「………アセロラ…」ヌギヌギ

アセロラ「へっへー!覗きをする悪い人や、野生のポケモンが来たらアセロラとミミたんとシロンで返り討ちに……」

デサー

アセロラ「!」

アセロラ(あれ……?あっちの方からサトシの声が……)ガサガサ

ミミたん「キュー」フワフワ

川原

サトシ「その時ピカチュウがー」

ピカチュウ「ピカー」

スイレン「………………」ドキドキ

スイレン(さっき、少しいい雰囲気だった……)ドキドキ

サトシ「でさー…」

スイレン(………これは、チャンス…ただ待ってずっと立ってたって何も始まんない!)グッ

スイレン(ほんの少し……ほんの少しだけ、一歩前に進む勇気を……!)

スイレン「……サトシ」スッ

サトシ「え?」

アシマリ「アウ」

ピカチュウ「ピカァ」

ギュッ

サトシ「す、スイレ……」

スイレン「竿、一緒に持っててあげる」ドキドキ

サトシ「あ、ああ……」

スイレン「…………」ギュッ

アシマリ「アウ////」

ピカチュウ「ピカァ////」

ピクン ピクン

サトシ「!」

スイレン「サトシ」

スイレン「竿、ビクンビクン反応してるね」

サトシ「お、おう……」アセアセ

ピクン ピクン

スイレン「……その、サトシ…一緒に////」

サトシ「……ああ」

サトシ「へへっ!スイレン!一緒に…せーのでいこうぜ!」グイッ

スイレン「うん!一緒にいこう!サトシ!」グイッ

ピクン ピクン

サトシ、スイレン「せーーの!!」グッ



ピュッ


「サトシー!」

サトシ、スイレン「」ビクッ

アセロラ「スイレンとなにやってるのー?アセロラも交ぜてよー!」ニコニコ

ミミたん「キュー」

サトシ「あ、アセ……」

ググッ

スイレン「! サトシ!力を抜いたら、川に……!」

サトシ「あっ、やべっ……」

グイッ

サトシ、スイレン「!」グラッ


ボチャーン

ブクブク

アセロラ「………サトシとスイレンが川に落ち……!?」

ピカチュウ「アッチャー…」

アシマリ「ウワー」

ミミたん「キュウ」

ザパン

アセロラ「!」

サトシ「うひー…つめてー…」ビチョッ

スイレン「…………」ビチョッ

ラブカス「ラブー」スイー

サトシ「! あっちゃー…ポケモン逃げちゃったかー」

スイレン(そ、そんな……!よりにもよってラブカスだったなんて……!)ガーン

アセロラ「………あー…えっと……ご、ごめんね?」

サトシ「気にすんなよ!それより、なんでここにいるんだ?アセロラ」

アセロラ「? なんでって……うふふ♪サトシは照れ屋さんだねー?」ツンッ

サトシ「?」

ピカチュウ「ピカー」

サトシ「……ま、とりあえず…川からあがって……」

スイレン「………」グイッ

アセロラ「え?」

スイレン「アセロラ、交ぜてほしいんだったらアセロラも交ぜてあげる!」ニコッ

アセロラ「え?ちょ、ちょっと!スイレン!引っ張らないでよ!アセロラも川に落ちちゃ……」

スイレン「…………」グイン

アセロラ「ちょ……」グラッ


ボチャーン

プクプク

サトシ「アセロラー!!」

ピカチュウ「ピカァ…」

サトシ「お、おいスイレン!アセロラになにしてんだよー!」

スイレン「なにって…アセロラも交ぜてほしいって言うから、川に引きずりこんであげた」フフン

サトシ「えぇ……」

ザパーン

サトシ、スイレン「!」

アセロラ「うわぁ……ビチョビチョだよー…」ビショッ

アセロラ「もぅ!なにするのよスイレン!」プクー

スイレン「これでアセロラもお揃いのビチョビチョ!」ビシッ

アセロラ「………だったらせめて水着に着替えてからに……」

サトシ「……へへっ」バチャッ

アセロラ「キャッ、つめたっ!」

アセロラ「も、もう!サトシまで……」

サトシ「へへへっ!もうここまで濡れちゃったら関係ないだろ?水かけバトルしようぜ!」

アセロラ「………まったく…」クスッ

アセロラ「………もぅ!やったなー!お返しだよ!サトシ!」バチャッ

サトシ「うぉっ!つめてっ!」

サトシ「……へへっ!んじゃ、こっちも反撃だー!」バチャッ

アセロラ「キャアっ!もぅー!」ウフフ

キャッキャ アハハー

スイレン「……………」

アシマリ「アウー」

スイレン「わ、私もやる!」バチャバチャ

スイレン「サトシ!」バチャッ

サトシ「うおっ!へへっ、スイレンも参戦かー!よーし…」

スイレン「アセロラ!」スッ

アセロラ「!」

ザパーン

アセロラ「ごぼぼ!?」

サトシ「す、スイレ……」

スイレン「ごめん、水の量間違えた」テヘッ

アセロラ「……ゴホッ…!も、もぅ~!スイレンはおっちょこちょいなんだねー?」

アセロラ「……よーし!アセロラもゼンリョクでいくよ!スイレン!」スッ

スイレン「!」

ザパーン

スイレン「ごぼっ!?」

アセロラ「へっへー♪」ピース

スイレン「………ケホッ!目と鼻に水が……」ウエッ

スイレン「………アセロラ、なかなかやるね?」ニッ

アセロラ「……スイレンもねー?」ニコニコ

スイレン「……………」

アセロラ「……………」

トリャー! クラエー!

ザパーン

サトシ「……女の子の水かけバトルってかなりワイルドなんだな…」ハハハ

ピカチュウ「ピカァ」

サトシ「……へへっ!燃えてきた……!」ウズウズ

サトシ「スイレーン!アセロラー!俺もまぜろよー!」バチャバチャ

アシマリ「アオオ」ニコニコ

ミミたん「キュー」フワフワ

ワイワイ

木陰

リーリエ「………………」

シロン「コーン」

リーリエ(ずいぶんと静かに……アセロラはちゃんと見張りしてくれてるのかな?)ゴソゴソ

リーリエ「……とりあえず、水着を着なくては…えーっと…水着は…」ゴソゴソ

リーリエ「ハァ…それにしても…私の人生の中に、クラスメイトの目の前でハイドロポンプしたり、木陰でスッポンポンになるイベントがあるなんて…」

シロン「コーン」

リーリエ「……今日は最悪の日です。それにこのお漏らし服、お母様になんと言い訳したら…」

リーリエー

リーリエ「? 今、私を呼ぶような声が聞こえたような……?」

リーリエー

ダダダダダ

リーリエ「? やっぱり聞こえ……」

ダダダダダ

グラジオ「リーリエー!呼んだか!」ダダダダダ

シルヴァディ「ヴァディ!」ダダダダダ

リーリエ「お、お兄様!?」ビクッ

シロン「コ!?」

リーリエ「うえぇぇぇ……?な、何故お兄様がここに…?と、言いますか、アセロラは??」

グラジオ「何を言っているリーリエ。お前が俺を呼んだんだろ」

リーリエ「は??」

グラジオ「! お、おいリーリエ////」

リーリエ「?」

グラジオ「……お前、こんなとこで裸になってなにしてやがる……とりあえず何か着ろ!////」

シルヴァディ「/////」

リーリエ「…………はっ!////」ゼンラー


キャァァァァー

マーマネ(! リーリエの叫び声だ!?)

マーマネ(まさかリーリエ…野生のポケモンに…!?ザルな警備して…アセロラは何やってるのさ!)

マーマネ「リーリエー!今助けに行くからね!」ダッ

トゲデマル「マキュ!」ダッ

ガサゴソ

リーリエー

リーリエ「!」

グラジオ「うぅ……いたい…」ボロッ

シロン「グル!!」フシュー

マーマネ「リーリエー!何かあっ…………へ?」

リーリエ「うぅ////」

グラジオ「」ボロッ

マーマネ「……へ?な、なんでリーリエのお兄さんがボロボロに……」

マーマネ「……てゆーか、リーリエ……裸……うっ、鼻血が////」タラー

リーリエ「うぅぅ////」プルプル



イヤァァァァ



マオ「………あ、あのさ…」

リーリエ「…………」ムスッ

グラジオ「」ボロッ

マーマネ「」ボロッ

マオ「えぇ…ちょっと…少し見ない間に何があったのよ!?」

マオ「……リーリエは水着だし…」チラッ

リーリエ「そこは察してください。マオ」

マオ「あっ、ごめん」

カキ「………マーマネとグラジオは何でボロボロなんだ?」

グラジオ「……ヘブンを見るとこだったぜ」フッ

マーマネ「僕は見たよ」エヘヘ

リーリエ「今日のことはすぐに記憶から消してくださいマーマネ。出来なければ、もうマーマネとはクチを聞きません!」プイッ

シロン「コン!」グルル

マーマネ「そ、そんな!?」

カキ「……つーか、何でグラジオはここにいるんだ?」

グラジオ「リーリエに呼ばれたからだ」キリッ

リーリエ「呼んでません。帰ってくださいお兄様」

グラジオ「そ、そんな…」

マオ、カキ(いや、本当に何があったんだ?)

サトシ「よくわかんないけどケンカはよくないぜー?」ビショッ

スイレン「そうそう!」ビショッ

アセロラ「仲良しが一番だよー!」ビショッ

マオ「……今さらアセロラがいることには突っ込まないけど…何でサトシたちはビショビショなの?しかも水着」

カキ「確か釣りに行ったんだよな?」

サトシ「へへっ!途中からスイレンとアセロラと一緒に水かけバトルしてたんだ!」

ピカチュウ「ピカァ!」

カキ「そ、そうか」

マオ「さすがチーム、タイプ・ワイルドだね」ハハハ

アセロラ「えへへ!この水着、可愛いでしょー?」クルン

マオ「え?あー、うん!すっごく可愛い……」

スイレン「アセロラ!すっごく可愛いね!その水着!」

アセロラ「えへへ、ありがとう!スイレンもすっごく可愛いよ!水着!」

マオ「……………」

カキ「……飯にするか」

ワイワイ

マオ「さぁ!今日のシメはバーベキューだよ!」

サトシ、マーマネ、アセロラ「おぉー!!」キラキラ

マオ「お肉は家から持ってきたから、いっぱいあるからね!」

カキ「他の食材も昼間に俺とマオがここでいいものを見つけてきた!苦労したんだぞー」

カキ「あっ、ちなみに家の牧場特製のモーモーミルクもあるから、欲しがったら言ってくれ!」

グラジオ「一つもらおうか?」フッ

ワイワイ

スイレン「……………」

グツグツ

スイレン(私が丹精こめて焼いたこのお肉…焼き加減、色、臭い…どれもいい感じ!)

アシマリ「アウ!」

スイレン(まさに匠の技……そして、育てるだけじゃない。食べるまでがBBQ)ゴクリ

スイレン「それでは………すべての食材とアローラの守り神に感謝を込めて、いただきま……」スッ

「あーっ」

スイレン「?」

アセロラ「このお肉、いい感じに焼けてるねー!ミミたん?」ヒョイッ

ミミたん「キュー」

スイレン「!?」

スイレン「ちょ、ちょっとアセロラ!それ、私が育てたお肉………」

アセロラ「はいっ、サトシ!お肉焼けてるよー!」ヒョイッ

サトシ「おっ!サンキュー!アセロラ!」モグモグ

アセロラ「えへへ!どぉ?美味しい?」ニコニコ

サトシ「うん!すっげーウマい!!」

ピカチュウ「ピカァ!」

スイレン(あっ、サトシが私の料理、美味しいって言ってくれた////)ポッ

アシマリ「アオ…」

マーマネ「は、はいリーリエ~…美味しそうなお肉焼けたよ~」ハハハ

リーリエ「…………」プイッ

マーマネ「き、機嫌なおしてよリーリエー?さっきはほら……急なことだっから、僕、よく見えなかったし…」ハハハ

リーリエ「…………本当ですか?」ジトー

マーマネ「も、もちろん!本当だよ!」コクコク

リーリエ「…………怪しいです」ジトー

マーマネ「うぅ…」

グラジオ「…………いい加減機嫌をなおせリーリエ」モグモグ

リーリエ「……何故か他人事のように言っていますが…お兄様も同罪ですからね」キッ

グラジオ「…………やれやれ、いつまでも子供だなリーリエ…」モグモグ

グラジオ「そもそも…お前の裸なんか小さい頃に見飽きて…」ハァ

リーリエ「さようならグラジオさん。お帰りはあちらです」

グラジオ「え!?」ビクッ

マーマネ「うっ…思い出したら鼻血が…」ダラダラ

リーリエ「…………マーマネくん。明日からは私の半径10メートル以内に近づかないでくださいね?」ニコッ

シロン「ゴーン!!」グルル

マーマネ「そ、そんな!?」ガーン

トゲデマル「マキュ」

シルヴァディ「ヴァディ」ハァ

マオ「…………」モグモグ

スイレン「……秘技!スーパーアクアトルネード肉焼き!!」ザパーン

アセロラ「こっちは……無限暗夜への誘い肉焼きだよ!!」ドローン

サトシ「おぉー!!」パチパチ

ピカチュウ「ピカァ!」パチパチ

アシマリ「アウ!」パチパチ

カキ「……………」モグモグ

マーマネ、グラジオ「……………」ズーン

リーリエ「……」プイッ

シロン「コン!」プイッ

カキ「ハァ…まったく、あいつらは…」ヤレヤレ

マオ「アハハ…まぁ、でも…なんだかんだ楽しい思い出ができたよ」スクッ

カキ「! どこ行くんだマオ?」

マオ「えっ!?あー、ちょっと…その…」モジモジ

カキ「?」

マオ「お花を摘みに////」モジモジ

アマージョ「マッジョ////」

カキ「! こんな夜遅くに一人でか?危険だからやめとけ」

マオ「え?なんで!?」

カキ「……まぁ、どうしてもってんなら俺もついていって…」スクッ

マオ「……はぁ?…えーと……その…」モジモジ

カキ「? どうした?」

マオ「来ないでよ変態」

カキ「えぇ……」




このSSまとめへのコメント

1 :  ジャイアン隊長   2019年08月27日 (火) 23:01:34   ID: WQny9Esr

マーマネ二股したのか。

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