※アイドルマスターシンデレラガールズのSSです
※キャラ崩壊
※軽い下ネタあり
※平成ライダーネタ多数
―事務所―
未央「ここか、祭りの場所は……」
凛「映像特典?」
飛鳥「ああ、ファンクラブの会員限定で、アニバーサリーLIVEのディスク購入特典を付けるんだそうだよ」
周子「何で王様ゲーム?」
飛鳥「『プリンセスゲーム』だ」
周子「中身は一緒やん」
飛鳥「理由までは知らないさ。ボクもまた君たちと同様、運命に翻弄されるしかない、哀れな存在だからね」
未央「何で私たち6人が選ばれたんだろう?」
卯月「なぜでしょう?」
奏「今年露出が多かったメンバーだからかしら?」
心「ああ、確かにそれはあるかも。ニュージェネの3人は言わずもがな、周子ちゃんは羽衣小町とアニバ、奏ちゃんもミステリアスアイズと季節の風シリーズ、はぁとも菜々パイセンとのしゅがしゅが☆み~んと新年曲があったし」
飛鳥「あるいは『プリンセス』の資格を有しているから、かもしれないね」
未央「どういうこと?」
飛鳥「ボクの役目はあくまで君たちを正しく導くことだ。あまり多くを語るべき立場ではない」
未央「いや、一番喋ってるよ」
奏「とにかく、飛鳥が進行役ってことね」
飛鳥「そういうことだ。時間は有限、早速ゲームを始めよう。ルールは大丈夫だね?」
周子「『王様の命令は絶対!』でしょ?」
飛鳥「『プリンセス』だよ。周子さん」
周子「『プリンセス』の命令は~」
全員「「絶対!!」」
飛鳥「それと『プリンセス』を決定する方法なんだが……」
未央「くじ引きでしょ?」
飛鳥「普通のくじじゃないんだ。このボックスから『ライドウォッチ』を引いてもらう」
卯月「『ライドウォッチ』?」
飛鳥「某特撮番組に登場する変身アイテムだ」
未央「私、知ってる。今やってる記念作品だよね?この間、ぴかるんがラジオのゲストで来た時、放送作家さんと熱く語ってた」
飛鳥「そう、その番組だ。今回はその番組の主役である、『ジオウ』の『ライドウォッチ』を引いた者こそが『プリンセス』、というわけさ」
奏「それ以外の『ライドウォッチ』は何が入っているの?」
飛鳥「いい質問だ。他には5種類のライドウォッチ、『ダブル』、『オーズ』、『フォーゼ』、『ウィザード』、『鎧武』が入っている。だから『プリンセス』は命令する対象を、数字ではなく、名称で指定するんだ。例えば、『ダブル』と『オーズ』がポッキーゲームする、というようにね」
心「そこだけ聴くと、一部のお姉さま方が『エキサイティング』しそうだじぇ~。なんつって☆」
卯月「仮面をつけているのに、どうやってポッキーゲームするんでしょう?」
凛「いや、例えだから」
周子「そこは、中の人に脳内変換するんじゃない?」
奏「中の人全員、高岩さんよ」
心「そっちじゃねえよ♪」
飛鳥「全員『ライドウォッチ』を引いたね」
全員「「はーい」」
飛鳥「『プリンセス』の力は地上最強。その力を使えば世界はおろか、過去も未来ものぞみのまま」
未央「なんか始まった……」
凛「終始こういうノリなのかな?」
奏「決めた。私、『プリンセス』になる!」
周子「どうしたん急に?」
飛鳥「我が魔王、これを……」
周子「『プリンセス』じゃないんかーい」
心「あのベルトどっから出した?」
飛鳥「使い方はご存じのはず……」
未央「いや、ご存じないって」
『ジクウドライバー』
『ジ・オウ!』
奏「変身!」
『ライダータイム』
『KAMEN RIDER ZiO』
飛鳥「祝え。全アイドルを支配し、時空を超え過去と未来をしろしめすプリンセス。その名もクールプリンセス、ミスティック・ドーン速水奏。まさに生誕の瞬間である」
心「なんだこれ☆」
奏「なんか……いけそうな気がしたの」
未央「いやいや、打ち合わせしてたでしょ絶対。キレのいい変身ポーズまで披露してさ!」
飛鳥「『ジオウ』引いたら、みんなも今の奏さんみたいに頼むよ」
周子「毎回やるん?」
飛鳥「では、我が魔王。ご命令を」
未央「もう魔王でもプリンセスでもいいのかな?」
奏「そうね。初回だし、軽めの命令にしましょうか。『ダブル』と『ウィザード』がハグよ。『フィニッシュタイム』までね」
周子「『ダブル』はあたしだね~」
凛「うっ……『ウィザード』、私だ」
未央「ヒューヒュー」
卯月「凛ちゃん、頑張ってください」
凛「何を頑張るの……」
周子「そんな嫌がられると、シューコちゃん傷ついちゃうなぁ」
凛「べ、別に、周子が嫌ってわけじゃ……」
周子「じゃあ何が嫌なん?」
凛「人前でハグとか……恥ずかしい」
周子「へぇ、人前じゃなきゃいいんだ?」
凛「……そういうんでもないよ」
周子「捕まえた」ギュッ
凛「え、ま、ちょ」
周子「初々しい反応が可愛らしいなーもう」
凛「ちょ、ちょっと。撫で回さないでよ」
周子「うりうり、ここがいいのかなー」
奏「……」
未央「おやおや、どうされましたか我らが魔王?」
心「うぷぷ♪ご機嫌ナナメですかな☆我らが魔王?」
奏「……」
『フィニッシュタイム!』
未央「ちょっと!その剣どこから出したの!?」
奏「……終わりよ」
『ギリギリスラッシュ!』
心「ハグが終わりって意味だよな? はぁとたちが終わりってことじゃないよな? その剣しまおう♪しまえよ☆」
周子「名残惜しいけど……王様の命令だからね」
凛「もう……」
卯月「凛ちゃん可愛かったですっ」
凛「からかわないでよ」
周子「我が魔王、もしかして妬いた?」
奏「そんなわけないでしょう?ただ……」
周子「ただ?」
奏「あなたが誰にでも身体を許すことがわかったわ」
周子「いや、自分がやらせたんやないかーい」
奏「そうだったかしら」
周子「我が魔王、ご命令とあらば、あたしはいつだって、あなたにハグするよ。もちろん、そこから先もご命令とあらば……なんてね」
奏「ばか……」
飛鳥「では儀式を続けようか」
未央「これ儀式だったんだ」
飛鳥「『プリンセス』の力は地上最強。その力を使えば世界はおろか、過去も未来ものぞみのまま」
卯月「決めました。私、『プリンセス』になります!」
心「今度は卯月ちゃんが魔王、じゃなくて『プリンセス』か」
飛鳥「我が魔王、これを……」
『ジクウドライバー』
『ジ・オウ!』
卯月「へ~んしんっ!」
『ライダータイム』
『KAMEN RIDER ZiO』
飛鳥「祝え。全アイドルを支配し、時空を超え過去と未来をしろしめすプリンセス。その名もキュートプリンセス、スマイルアンドトリート島村卯月。まさに生誕の瞬間である」
未央「この口上って、毎回あすあすが即興で考えてるのかな?」
凛「さすがに台本あるんじゃない」
飛鳥「では、我が魔王。ご命令を」
卯月「コスプレ衣装ってありますか?」
飛鳥「ちひろさんの許可を得て、借りられるように手配しております。リストはこちらに……」
卯月「……じゃあ、『オーズ』がバニーガール、『ウィザード』がスモックを着てください。あっ、このゲーム終了まで、ですよ」
奏「『オーズ』は私ね。バニーガールか……」
凛「『ウィザード』……また私か」
未央「また『ウィザード』引いていたんだ、しぶりん」
心「絶望しても、踏みとどまれそうだからじゃね☆」
周子「フォームチェンジの時間だよ」
奏「というわけで着てみたけど、どうかしら?」
周子「エロい」
心「ドスケベ」
奏「言葉選んで」
未央「それって、前にとときんが着てたやつだよね?」
奏「色は違うけどね。……ちょっとサイズ小さい気がするわ」
周子「こぼれそうだもん」
心「この特典、R指定になるんじゃね♪」
奏「それでも、あっちよりマシだと思えるわ」
卯月「凛ちゃん可愛いですっ」
凛「幼稚園児の格好なんて恥ずかしい……」
卯月「つ、連れて帰ってもいいですか?」
未央「ダメだよ。早苗さん呼ぶよ」
奏「加蓮に写真送っていい?」
凛「絶対やめてよ」
周子「奏ちゃん」
奏「私は撮ってもいいわよ」
周子「いや、文香ちゃんにLINEしたらさ。今すぐ行くから、それまで着替えないでくださいって」
奏「文香って、そんなにアクティブだったかしら」
飛鳥「『プリンセス』の力は地上最強。その力を使えば世界はおろか、過去も未来ものぞみのまま」
心「決めた♪はぁと、『プリンセス』になる☆」
未央「一番ヤバそうなの来ちゃった」
心「どういう意味だ?オイ☆」
飛鳥「はぁ……我が魔王、これを……」
心「そこはかとなく、嫌そうな顔するな♪すーるーなーよ☆」
『ジクウドライバー』
『ジ・オウ!』
心「だい♪へんし~んっ☆」
『ライダータイム』
『KAMEN RIDER ZiO』
飛鳥「祝え。全アイドルを支配し、時空を超え過去と未来をしろしめすプリンセス。その名もパッションプリンセス、ブリリアント・はぁと佐藤心。まさに生誕の瞬間である」
心「変身ポーズ、バッチシだったろ♪」
全員「「……」」
心「なんか言えよ♪……言え☆」
飛鳥「では、我が魔王。ご命令を」
心「スルーは気になるけど、まあいいか☆『フォーゼ』がプロデューサーにセクシーなキス顔写真を送れ♪」
未央「『フォーゼ』キター!ってセクシーなキス顔写真って何!?」
心「ちゃんと指導するから心配すんな☆」
未央「不安しかない」
心「スマホ貸して」
未央「私のから送るの?」
心「当たり前だろ☆とりあえずパーカー脱いで、前もっと開けようか♪」
未央「胸元見えちゃうよ!?」
心「見せるんだぞ♪」
未央「恥ずかしいよぉ」
周子「奏ちゃんをごらん。こぼれそうだよ」
凛「比較対象がおかしいでしょ」
奏「たまには未央の違う魅力を見てもらうと思えばいいのよ」
未央「はやみーみたいには考えられないって」
卯月「未央ちゃん、頑張ってくださいっ」
心「もうちょい谷間寄せて……撮るぞ☆はい、投げキッス♪」
未央「チュッ☆」
心「おおっ、いい感じ♪」
奏「素敵よ、未央」
未央「そ、そうかな……」
心「じゃあ『今夜はこれでウェイクアップ・フィーバーしてね☆愛してるよプロデューサー♪』っと」
未央「ちょ、変な文面つけないでよ!」
周子「大丈夫だって。プロデューサーは企画のこと知ってるんだから。冗談だってわかるよ」
凛「そういう問題?」
心「やべ☆まゆちゃんに送っちゃった♪」
未央「うおーいっ!?さとしん、何してくれてんの!?」
奏「また冗談にならなそうなところに……」
未央「うわあああっ!着信来てるぅぅぅぅぅぅ!!」
卯月「で、出ないんですか?」
未央「い、いや……ほら、一応撮影中だし?」
凛「着信……止まらないね」
未央「もういい……もういいだろっ!!」
飛鳥「気を取り直して儀式を続けよう」
未央「ここから逃げ出したい……」
心「元気出せ☆」
凛「心さんのせいでしょ」
飛鳥「『プリンセス』の力は地上最強。その力を使えば世界はおろか、過去も未来ものぞみのまま」
未央「決めた。私、『プリンセス』になる!」
周子「『ミオウ』だね」
未央「絶対に許さねえっ!!」
心「こっち見んな☆」
飛鳥「我が魔王、これを……」
『ジクウドライバー』
『ジ・オウ!』
未央「変……身っ!」
『ライダータイム』
『KAMEN RIDER ZiO』
飛鳥「祝え。全アイドルを支配し、時空を超え過去と未来をしろしめすプリンセス。その名もパッションプリンセス、カレードスノー本田未央。まさに生誕の瞬間である」
未央「さとしん! お前の罪を数えろ!」
心「今さら数えられるか♪」
飛鳥「では、我が魔王。ご命令を」
未央「お前の運命は、私が決める」
凛「いいから、早く命令しなよ」
愛海「おはよー。みんな何してるの?」
卯月「愛海ちゃん、おはようございます」
未央(そうだ!)
飛鳥「愛海、すまない。今、撮影の途中なんだ。だから」
未央「『鎧武』が『ダブル』のお山を登る!」
飛鳥「!?」
愛海「『お山』!」
未央「ふふふ、どうだ!やはり、私は優秀で、誠実で」
奏「……『ダブル』は私ね」
卯月「『鎧武』は私です♪」
未央「あれ?」
心「三つ目言えよ♪」
凛「そりゃ、ランダムだし」
周子「頭の弱さにお前が泣いた」
心「なんかごめんな☆」
未央「……」
卯月「じゃあ、えっと……『お山を登る』ってどうしたらいいんでしょう?」
未央「……あー、後ろから抱きつく感じで」
卯月「失礼します」
奏「どうぞ」
卯月「こ、こんな感じですか?」
未央「もう少し密着してみようか」
卯月「はいっ」
未央「うん、いいんじゃない」
愛海「これはもしや……!お山を登るなら私も!」
飛鳥「お前ごときが、我が魔王の命令の儀を邪魔するなど、おこがましいにも程がある。下がれ」
愛海「そ、そんな~!」
卯月「卯月、行きます」
奏「……」
卯月「……」モミモミ
愛海「あ、あ、あ、ああーーーーっ!!私はお山に登るんだぁーーーー!!放せー!私は愛海だぞー!放せー!」
飛鳥「おとなしくしろ」
愛海「もう少しで黄金の果実に手が届く……!何年も水着を望まれていながら、未だに水着にならない奏山が目の前に!!」
あの日見上げた
世界の頂は雲隠れ
地面にはただ自分の無力が落ちた
To higher sky
上り詰める階段は長く
戻れない禁断の果実を手にして
飛鳥「片付けてきた」
心「オツカレ☆」
卯月「……」モミモミ
奏「……」
卯月「……」モミモミ
奏「……」
卯月「……」サワサワ
奏「……!」ビクッ
卯月「ふぅ…ふぅ……」サワサワ
奏「ハァ……息、ハァ……荒くない?」
卯月「ふぅ…そう……ですか?」サワサワ
奏「ね、ねぇ…な、なんで……触り方、ンァ……変えたの?」ビクン
卯月「ふぅ…な、なんとなく……です」ツー
奏「ンクッ……そ、そう」ビクン
卯月「嫌でした?」フー
奏「ンッ……み、耳……」ビクン
卯月「はい?」フーフー
奏「ァン…よ、弱いから……あ、あまり耳元で」ビクン
卯月「……よく、聞こえません」カリカリ
奏「ヒァ…布、う、薄いからぁ……爪立てちゃ、ダメ……」ビクンビクン
卯月「奏ちゃん……どうして、さっきから……足、モゾモゾさせてるんです?」
奏「ぁんっ、そ、それは……」
卯月「私と一緒に地獄に堕ちよう……」
『フィニッシュタイム!』
『フィニッシュタイム!』
『フィニッシュタイム!』
未央「ストップ!ストップ!ストーーーーップ!!何だこの空気!?」
心「お前がやらせたんだろ☆」
未央「いや、いや、いや、こんな空気になると思わないじゃん! とりあえずしまむーははやみーから離れよう。いつまで触ってんの?」
卯月「……ちっ」
未央「舌打ち!?今、舌打ちした!?とんだヒーリングプリンセスだよ!」
心「まあまあ」
未央「あとしぶりんと周子はんも近いよ! 何でそんなくっついてるの!?」
凛「そうかな?」
未央「涼しい顔してるけど、指絡ませて手を繋いでいる時点で説得力ないよ!」
周子「こんなん、京都じゃ普通だって」
未央「紗枝はんに土下座してこい」
奏「ハァ…ハァ……ま、まだ、続けるの?」
卯月「……コンティニューしてでもクリアします」
未央「だから、しまむーは離れなっての! 何で押し倒してんの!?」
心「花道☆オンステージ♪」
本田「佐藤静かに」
『シンデレラタイムブレーク!』
飛鳥「休憩も挟んだことだし、儀式を再開しよう」
卯月「ごめんなさい奏ちゃん。私、どうかしてました」
奏「気にしないで卯月。ちょっと変な空気になっちゃっただけだから」
周子「ねえ、気持ちよかった?」
奏「私に質問しないで」
飛鳥「『プリンセス』の力は地上最強。その力を使えば世界はおろか、過去も未来ものぞみのまま」
周子「決めた。あたし、『プリンセス』になる!」
飛鳥「我が魔王、これを……」
周子「ブウウウウウウウン!!!」
『ジクウドライバー』
『ジ・オウ!』
周子「ヴェハハハハハハ……!変身ッ!」
『ライダータイム』
『KAMEN RIDER ZiO』
飛鳥「祝え。全アイドルを支配し、時空を超え過去と未来をしろしめすプリンセス。その名もクールプリンセス、ブルー・ホライゾン塩見周子。まさに生誕の瞬間である」
未央「……『ブウウウウウン!!!』って何?どこのキャラ持ってきたの?」
周子「んー、微妙だった?Yつべで変身シーン集みたいのあったから参考にしてみたんだけど」
卯月「ビックリしました」
未央「面白さよりも驚きの方が大きかったよ」
心「でも約一名ツボってるぞ☆」
奏「あの笑い方……」プルプル
凛「奏のツボがわからない」
飛鳥「では、我が魔王。ご命令を」
周子「……ちょっとのお金と明日のパンツがあればいい」
未央「『オーズ』だっけ?弟が観てたなぁ」
周子「というわけで『ウィザード』がこれから事務所に入ってくる人にどんな下着をつけているか聞く。ああ、お客さんとかだと困るからアイドル限定ね」
凛「今の流れで『ウィザード』!?そこは『オーズ』じゃないの!?」
未央「あちゃ~。しぶりん、また『ウィザード』だったんだ」
周子「途中まで『オーズ』で行くつもりだったけど、なんか『ウィザード』にしたくなった」
凛「マジか、マジか、マジで」
奏「ちなみに『オーズ』は私ね」
凛「どんな魔法を使ったのさ!?」
卯月「凛ちゃん落ち着いてください」
心「でも、下着の柄を聞くだけなら楽勝じゃん☆女同士だし♪」
未央「確かに、男の人だったら難易度高そうだけど、私たちの場合、一緒に着替えたりするし、そこまでハードルは高くないのかな?」
凛「そりゃ頭パッションな人たちは楽勝かもしれないけど……」
心「さり気にディスってんな☆」
卯月「凛ちゃん、頑張ってください」
心「早苗さんとかだったらマジでウケる♪」
未央「みなみんとかに聞いて欲しい」
乃々「お、おはようございます」
ありす「おはようございます」
奏「二人来たわね」
卯月「この場合はどっちに聞けばいいんです?」
周子「凛に任せるよ」
乃々「あ、あのぅ……何の話です?」
ありす「みなさん、何してるんです?」
凛「乃々、頼みがあるんだ」イケボ
乃々「は、はい?」
凛「今日、どんな下着をつけてるか、見せてくれない?」イケボ
乃々「ど、ど、ど、どうしたんですか?凛さんそんな格好(スモック)で……頭がおかしくなってしまったんですか?」
ありす「真剣な顔で何を言っているんですか!?さ、早苗さんを呼んできます」
凛「待って!違う、違うの!そういうんじゃなくて。詳しい説明は端折るけど……全て、塩見周子って奴の仕業なんだ」
ありす「何ですって?それは本当ですか?」
周子「端折りすぎやないかーい」
奏「間違ってはいないでしょ」
凛「だから……お願い」
乃々「……わ、わかりました。他ならぬ、凛さんのお願いですから……」
凛「あ、ありがとう乃々」
卯月「絆って素晴らしいですね」
未央「そんないい話じゃないよ」
凛「じゃあ、向こうへ」
乃々「は、はぃ……」
ありす「……」ジーッ
周子「あ、あの、ありすちゃん?」
ありす「橘です」
奏「あら、懐かしい返しね」
周子「た、橘さん。なぜ、見てるんです?」
ありす「年下に命令して、下着を覗かせるなんて……見損ないました」タタタ
周子「嘘だそんなこと!」
心「行っちゃったなー」
周子「凛より、あたしのほうがダメージでかくない?」
飛鳥「王は絶対的な権力者ではあるが、首を撥ねられた者もまた多い、ということだろ」
奏「そもそも変な命令するからこうなったんでしょ」
未央「自業自得だよ」
周子「全部あたしのせいだ。アハハハハハ」
凛「見せてもらってきた。薄緑のチェックのフリル付きだったよ。これで満足?」
周子「あのさ、凛。すごく言いづらいんだけど……」
凛「なに?」
周子「あたしは『聞いてこい』って命令したんだし、わざわざ見せてもらって、確認する必要はなかったんだよ」
凛「」
周子「その格好(スモック)で『下着見せろ』って迫るとか、もはや変質者だよ」
凛「」
未央「しぶりんが壊れる音がしなかった?」
卯月「凛ちゃんなら踏みとどまります」
奏「渋谷凛、お前は魔法使いになる資格を得た」
飛鳥「では最後の儀式を。さあ、往こうか」
凛「今、私を笑ったな?」
未央「誰も何も言ってないよ」
飛鳥「『プリンセス』の力は地上最強。その力を使えば世界はおろか、過去も未来ものぞみのまま」
凛「決めた。私、『プリンセス』になる!」
飛鳥「我が魔王、これを……使い方はご存じのはず……」
凛「大体わかった」
未央「いや、もう六周目だから。全然、わかってるでしょ」
『ジクウドライバー』
『ジ・オウ!』
凛「変身」
『ライダータイム』
『KAMEN RIDER ZiO』
飛鳥「祝え。全アイドルを支配し、時空を超え過去と未来をしろしめすプリンセス。その名もクールプリンセス、エターナル・ブルーム渋谷凛。まさに生誕の瞬間である」
凛「私も笑ってもらおうか……」
未央「しぶりん、やさぐれちゃった」
卯月「しぶやさぐれ凛ちゃんですね」
飛鳥「では、我が魔王。ご命令を」
凛「……『ウィザード』が『特製ゲキマズドリンク』を飲み干す」
周子「案外普通?」
奏「誰よりも痛みを知っているから、誰よりも優しくなれる。そういうことかしら?」
心「『ウィザード』引いた時はどうなるかと思ったけど、結構易しいので助かったぞ☆」
飛鳥「では準備をしよう。心さん、着替えてきてくれるかい?」
心「着替え?水着に?」
飛鳥(服が汚れるといけないから)
飛鳥「というわけで準備ができた」
心「はぁとも着替えたぞ♪画面の向こうのみんなも、はぁとのナイスバディにメロメロ☆」
飛鳥「では、そこの台に大の字に寝てくれるかい?」
心「はぁい♪」
飛鳥「失礼するよ」ガチャガチャ
心「ん? どうして両手足を拘束してんだ♪オイ、力強いな☆」
飛鳥「鍛えてますから。なぜ拘束するかについてだが。難しい問題だね。人は生まれてから死ぬまで、運命という名の鎖に縛られている。運命の鎖を解き放つなど……あっ、舌を噛むといけないから猿轡もするよ」
心「あんっ!?あんぶぅんん」
凛「さあ、実験を始めよう」シャカシャカ
奏「何を振っているの?」
凛「このボトルの中身を合わせるとね。『劇薬並に飲んだらマズイドリンク』ができるんだよ」
心「!?」
飛鳥「『ドクターペッパー』を知っているかい。いくつかのフレーバーが混ぜ合わさって独特の味がする炭酸飲料」
周子「あの、結構好みが分かれるやつね。飛鳥ちゃんは好きそうだよね。ああいうの」
飛鳥「『ドクターペッパー』に準えて、ボクはこのドリンクに名前をつけた。『ドクターシッキー』と」
心「」
飛鳥「あと失○するほど不味いらしいから、そこにも掛けた名前だ。ダブルミーニングってやつだね。汚れても構わない水着に着替えてもらったのはそのためさ」
心「」
凛「(お前の)絶望を(私の)希望に変える」
未央「絶望がお前のゴールだ」
卯月「もっと私を笑顔にしてくださいっ」
周子「心さん、ここまでノーダメだったし、いいオチがついたってことで」
心「オバエボダド!!(お前もだろ!!)」
周子「『プリンセスゲーム』のせいで、あたしの心はボロボロだよー」ダキツキー
奏「よしよし」ポンポン
心「ウゾダドンドコドーン!!(嘘だそんなこと!!)」
周子「この距離ならバリアは張れないな」ツンツン
奏「ぁん……周子っ。どこ、触ってるの?」
心(もう、考えるのはやめた)
凛「さあ、心さん」
心(命、燃やすぜ☆)
P「東○とバ○ダイからクレーム来た」
ちひろ「……」
(Pの首が折れる音)
以上です。
ありがとうございました。
他のはこんなのも書いてましたのでよろしければ↓
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HTML申請してきます。
本当はSS速報の方でスレ立てしたのですが、投稿時にエラーが発生し『R』の方にスレが立つ不具合。
内容が内容なので『R』でもいいかってなったんですがw
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