ちか:かんかん!
Sarah:みかん
ちか:かんかん!
Sarah:みかん
ちか:かーんかーん!
Sarah:み
Sarah:か
Sarah:ん
ちか:せーらさん
Sarah:はい?
ちか:すき
Sarah:笑
Sarah:光栄です
ちか:ちゃんとかんかんみかん返してくれる
ちか:せーらさん
ちか:すき
Sarah:照れますよ
ちか:照れるせーらさん
ちか:かわいい
Sarah:可愛くありませんよ?
ちか:かわいい!
Sarah:可愛くありません
ちか:むきになって否定するせーらさん
ちか:かわいい!!
Sarah:もう!からかわないで下さい!
ちか:从/*^ヮ^§从
Sarah:何か御用ですか?
ちか:実はのっぴきならない事情が・・・
Sarah:事情とは?
ちか:説明すると長くなるんですけど・・・
Sarah:はい
ちか:作詞してました
Sarah:はい
ちか:行き詰まりました
Sarah:はい
ちか:気分転換したくなりました
ちか:以上!!
Sarah:笑
Sarah:それは大変ですね
ちか:笑われた
ちか:ちかは
ちか:真剣に言ってます!!
ちか:从/*`^´§从
Sarah:笑
Sarah:私で良いなら話し相手になりますよ
ちか:やったあ!
ちか:でも忙しくなかったですか?
Sarah:大丈夫です。夕食を食べ終わって今はリビングでくつろいでます
ちか:おお
ちか:今のは『今』と『居間』をかけた・・・
Sarah:違います
ちか:りあちゃんは?
Sarah:隣でアイス食べてます
Sarah:【画像】
ちか:かわいい
Sarah:無断で撮るなって照れてます
ちか:写真求む!
ちか:あれ?
ちか:せーらさん?
Sarah:逃げられました
ちか:残念
Sarah:理亞は照れ屋ですから
ちか:さすがルビィちゃんの嫁!
ちか:そっくりだね
Sarah:理亞は私の嫁です
ちか:えっ
Sarah:・・・冗談ですよ?
Sarah:そういえばなぜ私にLINEを?
ちか:みんなだと
ちか:サボってたのがバレる・・・
Sarah:笑
Sarah:やっぱりサボってるんですか?
ちか:あっ!
ちか:違う!
Sarah:笑
ちか:ほんとに!
ちか:がんばってたけど
ちか:みつまる・・・?
Sarah:もしかして煮詰まる、ですか?
ちか:それです!
Sarah:本当に煮詰まってますか?
ちか:ほんと!
Sarah:煮詰まるは順調に物事が進んで結果が出るまであと少しって意味ですよ
ちか:うそっ!?
Sarah:本当です。煮詰まってるんですか?
ちか:全然煮詰まってなかったです・・・
Sarah:笑
ちか:せーらさんの
ちか:意地悪!!
ちか:从/*`^´§从
Sarah:ごめんなさい。ちなみにこの場合の正解はさっき千歌さんも言ってた、行き詰まるです
ちか:少し賢くなりました!
ちか:全然アイデアが出てこない・・・
ちか:園田海未さんはすごいなあ
Sarah:園田海未さんもスラスラ作詞してた訳じゃないと思いますよ?
ちか:ちなみにせーらさん
ちか:μ'sで好きな曲とかありますか?
Sarah: Beat in Angel
Sarah:WILD STARS
Sarah:とか好きです
ちか:あー
ちか:多分BiBiの曲好きですよね?
Sarah:正解ですけどなんで分かったんです?
ちか:わかりやすいせーらさん
ちか:かわいい
Sarah:だから可愛い禁止です!!
Sarah:千歌さんは好きな曲ありますか?
ちか:μ'sの曲は全部好き!
Sarah:その中でも特におすすめは何ですか?
ちか:んー
ちか:Love marginal
ちか: UNBALANCED LOVE
ちか:あとなわとび!
Sarah:意外と乙女な選曲ですね
ちか:意外と!?
ちか:どういう意味ですか!?
Sarah:ふふ、冗談です
Sarah:乙女な千歌さん、可愛いですね
ちか:さっき可愛い禁止って言ったのに!
Sarah:お返しですよ
ちか:あ
Sarah:どうしました?
ちか:よーちゃんからLINE
ちか:今、何してるーって
Sarah:作詞の進捗確認ですかね
ちか:現実は残酷だ・・・
Sarah:正直に言ってしまえば良いのでは? 曜さんは千歌さんには甘そうですし
ちか:罠かも
Sarah:罠?
ちか:もし送ってきたのがよーちゃんじゃなく
ちか:一緒にいる梨子ちゃん
ちか:もしくは果南ちゃんだったりしたら・・・
ちか:怒られる・・・!
Sarah:完全に疑心暗鬼ですね
Sarah:そんなに切羽詰まってるんですか?
ちか:んー
ちか:あともう少しだけなら余裕あるかな・・・?
Sarah:わかりました。さっきアイデアが出ないって言ってましたね?
ちか:はい
Sarah:なら私からひとつ提案があります
ちか:?
Sarah:一度Aqoursのみなさんでブレストをしてみてはどうでしょう?
ちか:ぶれすと?
Sarah:ええと、今って通話できますか?
ちか:できます!!
Sarah:なら通話で説明しますね。ちょっと待ってて下さい
ちか:はーい!
聖良「もしもし?」
千歌『もしもーし』
聖良「すみません、少し遅くなりました」
千歌『あの、やっぱり忙しかったんじゃ・・・』
聖良「いえいえ、お風呂の準備をしてきただけです。あと、理亞に今から少し千歌さんと話をすると伝えてきました」
千歌『理亞ちゃんは機嫌直ってましたか?』
聖良「いえ、それが何か様子がおかしくて」
千歌『え?』
聖良「もう怒ってはいない様子なんですが、逆に暗いというか、落ち込んでるというか」
千歌『何かあったのかな・・・?』
聖良「あとでそれとなく聞いてみます」
聖良「さて、ブレストの話でしたね」
千歌『はい! お願いします聖良先生!』
聖良「先生と言われるほど上手く説明できるか分かりませんが、頑張ります」
聖良「ブレストというのは正式にはブレインストーミングという会議手法のひとつです。用意するものは付箋とペンを参加する人数分、付箋を貼るホワイトボードか大きな紙など、これだけです」
千歌『ふむふむ』
聖良「やり方もとても簡単です。テーマに対して参加者が自由に連想したことを付箋に書いて貼っていきます。今回は作詞ということなので曲を聴いて感じた印象、連想する言葉などで良いでしょう」
聖良「重要なのはブレストで大事なのは質より量ということです。また他人の意見は否定せず、むしろ積極的に便乗していくことでよりスムーズに意見が出ます」
聖良「意見が出終わったら似た内容、関連する内容をまとめます。そうやってみなさんから出されたアイデアの中には千歌さんとは違った感性のものがあるはずです。それは作詞をする際の参考、刺激に繋がるのではないでしょうか?」
千歌『・・・・・・』
聖良「確かにAqoursの作詞担当は千歌さんですが、何もひとりだけで悩む必要はないと思うんです。仲間なんですから頼ってもいいと思うんです」
千歌『・・・・・・』
聖良「あれ? 千歌さん? すみません・・・。分かりにくかったですか? もう一度分かりやすく説明を・・・」
千歌『あ、えっと、大丈夫です! 聖良さんがすごく真剣に相談に乗ってくれて、ちょっとびっくりしちゃって』
聖良「・・・当たり前です。Aqoursは大事なライバルですから」
千歌『聖良さん・・・。ありがとうございます! 明日の練習の後にさっそくみんなにお願いしてみます!』
聖良「参考になったなら幸いです。けど、作詞が思うように進んでいないのはバレてしまうかも・・・」
千歌『それはそうかもだけど、それよりみんなからどんなアイデアが聞けるのかすっごく楽しみです!』
聖良「ふふっ、千歌さんが元気になってくれて良かった」
千歌『やっぱり聖良さんはすごいなあ』
聖良「いえ、調べてはみたものの私たちでは実践できませんでしたから、もし役に立つなら私としても嬉しいです」
千歌『理亞ちゃん良いなあ。頼りになるお姉ちゃんがいて。私も聖良さんみたいなお姉ちゃんが欲しかった!』
聖良「志満さんも美渡さんには前に沼津に行った時には随分お世話になりました。私よりよっぽど良いお姉様だと思いますよ」
千歌『むう。まあ、そうかもだけど・・・』
聖良「ただ、私で力になれる事ならいつだって相談してくださいね」
千歌『えへへ、頼りにしてます、聖良姉』
聖良「・・・!!」
千歌『なんちゃって♡』
聖良「も、もう・・・」
千歌『聖良さん、今度沼津に来たらカラオケ行きましょうね! BiBiの曲練習しときます!』
聖良「ええ、是非」
千歌『うわわっ!?』
聖良「ど、どうかしましたか?」
千歌『曜ちゃんからまたLINEだ! さっきの返信するの忘れちゃってた!』
聖良「なら今日はここまでにしましょうか。作詞、頑張ってくださいね」
千歌『うんっ! 聖良さん、ありがとうございました! また!』プツ
聖良「・・・・・・」
聖良「・・・聖良姉、ですか」
聖良「ふふっ」
聖良「私もPrintempsの曲、練習しないといけませんね」
聖良「っと、そろそろお風呂も丁度良いくらいですかね」
聖良「理亞ー? 先にお風呂入りますか?」
【終わり】
以上です。
以前、SS速報VIPで書いた作品の続編のようなものなのですが、あちらに書き込み出来なかったので投稿させていただきました。
お読みいただきありがとうございました。
ありがとうございます、乙です
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