少年アシベの秘密 (2)
俺の名は芦屋アシベ、ある日、俺は家に帰る途中トラックから白い物体が落ちてくるのを見かけた。
俺はそれを家に持ち帰り食べようとしたが、親父が冷静に動物図鑑で調べてみると、ゴマフアザラシの
赤ん坊である事が分かった。俺をそれを「ゴマちゃん」と名付け、飼い育てる事にした。俺もそいつと長く居る度、人間と動物
の枠を超えた友情で結ばれていった。しかし俺は心の奥底では、アザラシを虐待したい気持ちでいっぱいだった。
俺は学校から帰ると、アザラシを猛獣用の檻に閉じ込め、時間が経てばそれを大量のサメがうようよいるプールに
投げ入れた。サメの度重なる攻撃にアザラシは対処しきれなかった。檻をプールから上げると次は、十字架に吊るして
火炙りにし、友達と一緒にリンチにし、何度も何度も殴り蹴りをし、衰弱しきったところで最後は銃で眉間を貫き
死にあらしめた。俺はその後、友達と一緒にパーティを開いて、ウハウハ状態であった。 完
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