【安価】鍵のついた部屋【コンマ】 (52)

謎の部屋からの生還を目的とするバトルありのストーリーです。
物語の目的はいずれ解き放たれる迷宮の主を撃退すること。

それまでに選択肢を選びながら、力を蓄えなくてはなりません。

主人公の設定は安価で決めていきます。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529245152

まず初めに、主人公の性別と年齢を決めてください。
年齢は少年(15歳くらい)、青年(20歳前半くらい)、大人(30歳くらい)から選んでください。
>>↓1

女 女性

青年

女性 少年

>>3
間違えた。女、少年で

性別は女性。
年齢はもう一度安価をとります。
>>↓1

少年

年齢は少年に決まりました。
それでは性格を構成するキーワードを三つ指定してください。
例としては、明るい、怒りっぽい、~が好きなど。

あくまで性格ですので、職業や能力に関わるものは再安価とさせて頂きます。
一つの安価で指定する性格は一つです。

>>↓1~3

引っ込み思案

好奇心旺盛

凶暴

ありがとうございます。
他にも苦悩という設定がありますが、これは初回ということで『低め』にさせて頂きます。
最後に主人公の名前を決定してください。
日本人の名前のみで、下ネタなどはNGとさせて頂きます。
>>↓1

風下 丸
かざしも まる

姓:風下 名:丸 に決定しました。
これで準備は完了です。
決まった設定を元に、物語の舞台が出来上がり次第再開します。

ssを再開します。

風下 丸は背中と後頭部に痛みを感じ、目を覚ました。
瞼をゆっくりと開くと、強い光が瞳に射し込む。
長い間目を閉じていたようで、急な眩さに目の奥がずきずきと痛んだ。

「痛た………」

暫くすると痛みも収まり、滲んでいた視界がはっきりとしていく。
丸が最初に見たものは、どこかの天井のようだった。
くすんだ白色をしており、材質はよく分からない。
白い光を放つ丸い照明がついており、それが丸の目を刺した光源のようだ。

やがて丸は自分が硬い床に寝転がっていることに気がつき、手をついて上体を起こした。

どうやらここは四方を壁に囲まれた部屋のようだ。
壁も床も天井と同じく白く硬い素材で出来ているらしく、部屋の広さは幅が五メートル、奥行が二十メートルといったところか。
少なくとも、丸には見覚えの無い場所だった。


どういう経緯でここに入ったのかも何故か思い出せない。
だが自分の服装が、今二年生として通っている中学校の制服だということは、ここは中学校のどこかなのだろうか。
丸はまだ寝起きでぼんやりとした頭を叩きおこして今日の朝からの記憶を辿ったが、思い出せたのは朝食がマーガリンを塗った食パン二枚だったことと、制服を着て家を出たところまでだった。

もしかしてクラスメイトに質の悪い嫌がらせをされたのだろうか。
そう思い当たった丸は、狼狽した様子を見せないように、冷静な風を装って改めて周囲を見渡す。

だが、すぐに丸はこの部屋に強い違和感を覚えた。
今、自分が部屋の中にいるということは、必然的にどこかの出入り口を通った筈。

なのにこの部屋には扉ばかりか、窓などの外界に繋がるものが一切見当たらないのだ。
そんな馬鹿な、と丸は思う。

この異常な事態に丸は強い恐怖を覚え、冷静さを取り繕おうとすることも忘れ、部屋の中を歩き回った。

そして分かったことは、この部屋は扉や窓、そして換気口のような物さえ見当たらない完全な密室にしか見えない、ということだけだった。

いくらなんでも学校にこんな部屋がある訳が無いし、クラスの奴らがこんな場所を用意出来るとも思えない。

もしかしたら自分は、ずっとここから出られないのではないか。
その可能性に思い当たった丸がパニックになりかけた時、左手の甲に微電流が流れたような感触が走る。

丸が咄嗟に左手の甲を見ると、そこには何か黒い染みのようなものがついていた。
しかし直ぐに、それが染みでは無く文字のようだと丸は気がつく。 
まるでパソコンで打たれたような整った文字が、丸の左手の甲にはっきりと浮き出ている。

そこにはこう書かれていた。

ちゅーとりあるをはじめます。

丸がその文章の意味を理解しかねる内に、左手に記された文字が変化した。

みぎてをみてください。

丸がその文を読んだ瞬間、右手の甲にも先ほどと同じ感覚が走る。
そして予想通り、右手にも新たな文字が現れていた。
だが、それは左手に現れたような日本語の文では無く、たった二文字だけ。

1d。

と記されてあった。
左手の文字が再び変化していく。
今度はかなり文字数が多く、次々と流れるように変化していく文字を丸は必死で追った。

それは、あなたがもつ、ちからのつよさです。
これからあらわれるてきをたおすために、そのちからのつかいかたをしらねばなりません。

そこまで読んだ時、丸は急に強い光を感じて文字から目を離した。
光源は部屋の中央付近にある、眩い光を放つ何か……、いや、どうやら人型の物体のようだ。
突如として現れた人型の物体が放つ光は徐々に収まっていき、そこからマネキンのような等身大の人を模した木製人形が現れた。

一見したところ何の変哲も無い人形に見えるが、その人形の胸の部分には

HP:10
MP:0

という文字が記されてあった。

左手を見ると、新しい文字が書かれている。

こんかいのてき、でくにんぎょうのむねにしるされているもじは、でくにんぎょうの”たいりょく”と、”まりょく”をあらわします。
いまは”こうげきふぇいず”。
こうげき、とはつおんしてみてください。

丸は戸惑いながらも、他に何の当ても無いため、「こうげき」と呟いてみた。
すると丸の前に、先程と同じく小さな光が現れ、その中から何かが姿を現した。

まるで赤い宝石のような、光輝く物体。
宙に浮かんだまま静止するそれを、丸は右手に取り観察する。

それはどうやら、各面に1から10までの数字が書かれた十面体……、いわゆる十面ダイスだと分かった。

左手を見ると、文字は「ふってください」に変化している。
丸は僅かに迷うが、やがてダイスを地面に放った。

説明
このssにおけるコンマは作中の十面ダイスと対応しています。
今回は1d、つまりダイス一つを主人公が振りました。

>>↓1 コンマ一桁。 但し、0はダイスにおける十の目と見なします。

いけ

出目:5

地面を転がるダイスが、やがて5と刻まれた面を上にして止まった。

その瞬間、丸は右手に文字が変化する際の疼きを感じる。
丸の右手の甲、1dと記されていたそこには、5という数字が大きく現れていた。

(多分、1dはダイス一つの略だと思うから……、出目が確定したから数字が現れたってこと?)

左手には、みぎてでてきにふれてください、の文章が出ている。
正直、得体の知れない人形に触れるのには抵抗があったが、ここまで来れば今更引き下がれない。
丸は決意を固めて、木製人形……、左手の文字が言うところの"でくにんぎょう"を右手を人差し指で突く。

すると、ポコン、とおもちゃのハンマーのような軽い音がして、"でくにんぎょう"の胸の文字が

HP:10
MP:0

HP:5
MP:0

と変化した。

【説明】
敵のダイスの結果も、コンマで決定します。
今回はチュートリアルなので、かなり弱いですが……。

>>↓1 コンマ一桁

すみません、間違えました。

ストームアクセス

だがその時、丸にはその文字の変化よりも余程重大な事態が降りかかっていた。

丸の足が強力な接着剤で貼り付けられたように床に固定され、動かなくなっていることに気がついたのだ。

「ちょっ……、足がっ!」

説明を求めて左手を見ると、そこには

ぼうぎょふぇいずにはいります。
こうしゅのたちばがぎゃくてんするだけなので、とくにせつめいはありません。

としか記されていない。

丸が嫌な予感と共に目の前の"でくにんぎょう"を見ると、それは関節を軋ませながらゆっくりと動き始めていた。

「え……、何これっ! ………誰か見てるんでしょ、ふざけないで! 止めて、ギブアップ………、くそっ、"こうげき"っ」

誰かに助けを求めても、"こうげき"の言葉を叫んでも、丸を取り巻く状況は一切変化しない。

そうしている内に"でくにんぎょう"が、不意に右手を振り上げる。
そして丸に拳を………、ぶつけて来ることは無かった。

"でくにんぎょう"が軽く握り締めた右手の中から、丸がダイスを出した時のような光が漏れ出す。
丸はよく見てみると、"でくにんぎょう"の右手の甲にも文字が刻まれていることに気がついた。

1d-5

"でくにんぎょう"が手の中から青いダイスを地面に転がした。

判定開始
"でくにんぎょう"のダイス

>>↓1 コンマ一桁

"でくにんぎょう"のダイスの出目は丸と同じ5だった。

人形の右手には丸と同じく5の文字が記されるが、それは一瞬のこと。
間延びした電子音のような音と共に、0へと変化してしまった。

(同じ出目5の筈なのに……、あの1dの後についていた-5という文字が関係している?)

-5、記号とおりに受け取ると引き算となるのだろうか。
だとすれば出目から5を引き算した値が、最終的な数値であり、今回は0となったと考えれば辻褄が合う。

HPが体力だとすれば、右手に現れる数字はダメージになるはず。
左手に現れた文字は、先程と立場が逆になっただけと言っていた。

だとすれば……。

丸は咄嗟に自分の体を調べる。
すると左手の甲に予想通りの文字が現れていた。

HP:20
MP:0

そして、ゆっくりとした動きで"でくにんぎょう"の右手が丸の体に触れるが、特に大きな衝撃も、数値の変動も無かった。

せんとうは、こうげきとぼうぎょをくりかえしていくだけです。
それでは、でくにんぎょうをたおしてみてください。

その文が消えた後、左手にHPとMPの値。 そして、"すきる"と太字で書かれている下に"こうげき"という文字が小さめに現れる。
更に"あいてむ"という太字も記されていたが、その下には今は何も無かった。

(RPGゲームでよく見るコマンド画面みたいなものか……、今はこうげき以外には選べそうもないけど)

丸はこうげきを選び、出てきたダイスを振った。

丸のダイス
>>↓1 コンマ一桁

出目:9

丸のダイスは、9の目を出して止まった。

(これで相手の残りHPを上回る数字が出た……)

9の数字が浮き出た右手で、丸は"でくにんぎょう"を触る。
すると、胸に表示されていた数字が

HP:5
MP:0

HP:0
MP:0

へと変化した。
先程のようにでくにんぎょうが動きだす事はない。

丸が見つめる前で"でくにんぎょう"の体が透き通り、やがて消えてしまった。

左手に再び文字が現れる。

ちゅーとりあるはしゅうりょうです。
あたらしいすきるのこうかをみたいときは、ひょうじされたすきるのなまえをみぎてのゆびでおしてください。

かいふくあいてむをつかいたいときは、ひだりてでふれたじょうたいで、あいてむのなまえをはつおんしてください。
そのほかのあいてむも、ひだりてでふれれば、しようほうをえつらんできます。

では、さいごに
これからわたすよっつのかぎはつかえばなくなります。
よっつのかぎをつかいきったとき、あなたは"のがれえぬさだめ"とたたかうことになるでしょう。
そのためのぶきはむっつのへやに。

こころおれれば、すべてそれまで。
"のがれえぬさだめ"いがいからは、にげるもいってです。
ただし、おなじへやにはいちどしか、はいれません。

かぎのおまけに、すこしのあいてむもつけておきます。

では、がんばってください。


文字が消えると同時に、丸の前に幾つかの品物が出現した。
赤、青、緑、黄の四色の鍵がついたキーリング。
自分の好物の一つである、スカイマートのクリームパンと、絆創膏が二つ。

そして……、何一つ出入り口の無かった部屋の壁に、六つのドアが姿を現した。

今日はこれで終了します。
もう少し進みたかったのですが、思ったより時間がかかってしまいました。

ssを再開します。

はい

ルール説明

丸のHPが0になるとゲームオーバーとなります。
このssでは、二回までコンテニューありとさせて頂きます。

丸の行動は安価で決定してください。

丸が居る長方形の部屋の両側の壁に、片方に三つずつ、計六つの灰色のドアが現れた。
そして、床には四つの鍵がついたキーリングと、クリームパン、そして絆創膏が二つ落ちている。

未だに殆ど状況を掴めていないが、とにかく何らかの行動を起こさなくてはならないだろう。

丸はどうする? 
>>↓1

キーリングを拾う

丸は赤、青、緑、黄の四色の鍵がついているキーリングを拾い上げた。
冷たく硬い感触からしてプラスチックでは無く金属で作られているようだ。
大きさは丸が住む家の鍵と同じくらいで、重さも見た目相応。
変わった色以外は、特に異常な部分があるようには感じない。

鍵を両手で弄ぶ内に、左手の甲に文字が変化する時の感覚が流れる。

そこには、こう書かれてあった。

とびらをあけるかぎ
つかえばなくなる


丸はどうする?
>>↓1

絆創膏を調べる

丸はキーリングを制服のポケットに入れた。

(左手で触れれば、使用法が分かるって書いてたっけ………)

このキーリングに触れることで情報が得られたということは、クリームパンと絆創膏も同様なのだろうか?
丸は試しに、絆創膏を二枚左手でつまみ上げた。

すると再び文字が現れる。

HPかいふく 1d+3
せんとうちゅうのみ

(かいふく 1d+3………、多分これは一つダイスを振って、出た目+3の値だけHPを回復出来るってことだと思うけど、せんとうちゅう?)

もしかして、先程行った人形とのゲームのことだろうか。
丸が二枚の絆創膏を胸ポケットにしまうと、左手の文字は、元通りHPとMP、そして"すきる"と"あいてむ"の項目を映したものに切り替わる。
だが、あいてむの欄に絆創膏×2という文字が新しく書き込まれていた。

床の上に残った品物は、クリームパンだけになった。
そして更に気になるのは六つの扉の存在。

丸はどうする?
>>↓1

クリームパンを拾う

とりあえずは、床に落ちている品物を全て調べなければ。
そう判断した丸は、クリームパンを拾った。

現れた文字によると

たべるとHP5ぞうか 
せんとうちゅういがい

とのことだ。

食べるとHP5増加……、またあのようなゲームをやらなければならないのなら、HPは多い方がいいだろう。
だが、誰が出したかも分からない食べ物を摂取することに抵抗があるのも事実だった。

もし毒などが入っていたら……、という可能性がどうしても頭をよぎってしまう。

一先ずクリームパンも制服の上着のポケットに突っ込んだ。
少し潰れてしまうだろうが、味には問題が無いだろう。 
スカイマートのクリームパンは潰れてもおいしい……、いや、食べるとは決まっていないが。

理解できない状況に置かれても好物は好物。
丸はクリームパンを、つい美味しそうだと思ってしまった。

次はどうする?

>>↓1

今日はこれで終了します。

ドアを調べる

安価は、>>51を採用します。

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