誕生日記念にと思い書いたのですが、誕生日記念に18禁SSってどうなんでしょうね。
・モバマスの二次創作
・キャラ崩壊
・オリキャラP×楓モノ
・誤字脱字
・プロデューサー呼ばわりも変なので、楓は主人公を「Pさん」と呼ぶ
以上の点にご理解いただける方は、どうぞお付き合いください。
「雨、ようやくやみましたね。」
俺の胸の上で彼女は――俺の仕事相手にして、仕事道具にして、かけがえのないパートナー、アイドル高垣楓はそう囁いた。さらさらとした緑髪、体に押し付けられる柔らかな肢体、ドキリとするほど白い肌、俺の腕の中にいる彼女は紛れもない本物だ。
………最悪だ。どうしても回避しなければならなかったコトが、今ここで行われてしまった。
「愛してますよ、Pさん。本当に。」
俺は、彼女の綺麗すぎる瞳から目をそらした。彼女が俺をどう思っているかなんて、大体気づいていたけれど、こんなことになるのはさすがに想定外だ。
そう、今日こんなことになるとは。
――――――
「雨、やみそうにありませんね」
楓はベランダに面した大きな窓のそばに立って、俺にそう言った。楓は体のラインの出たシャツワンピースしか身にまとっておらず、美しいバストとヒップの形がはっきりと見て取れる。目の毒になる格好をしている楓から目をそらしつつ、俺は
「そうだな………。」
と、生返事を返した。
今日は、6月14日。以前から一緒に飲みに行く約束をしていた日で、午後2時半過ぎに待ち合わせたのだが、待ち合わせ時刻寸前から雨が降り出した。楓の案内に従って、彼女の家のそばにあるという居酒屋まで行くことになっていたのだが、案内された先は彼女の自宅マンションであった。当然俺は彼女の家に上がることを拒否したのだが、今日の楓はごねた。“誕生日プレゼントだと思って”だとか、“居酒屋 高垣、営業中です”だとかのおねだりは断ったが、楓が使った最終手段、「Pさんが家に上がるまで、雨の中だろうとずっとここで立ってます」作戦に負けた俺は、楓の住む大きなマンションに入った。
楓は家に入ると「体冷やしたでしょうし、シャワー浴びませんか?」と訊いてきた。「お前の方こそ、体壊したら大変なんだから、急いでシャワー浴びてこい」と俺が言うと、「では、シャワーをシャワシャワ―っと浴びてきますね」と言い残してシャワールームへ入っていった。
俺はとりあえずカバンの中からミニタオルを取り出し、濡れた髪や、シャツの肩部分、ズボンの裾なんかをぬぐった、タオルは年少アイドルのために携帯しているのだ。途中のコンビニで傘を買うまでの間しか降られなかったため、それほど濡れているというわけではなかった。しかし楓は、待ち合わせのずいぶん前から来ていたらしく、待ち合わせ場所から一歩も動かずその場で濡れネズミになっていた。
楓の部屋のソファーに腰掛けながら、俺は楓のマンションを観察していた。リビングダイニングからつながる部屋が2つ、玄関からの廊下に物置部屋、カウンターテーブル付きのキッチンにバスルーム。立っている土地のことも考えれば、トップアイドルになった彼女には似合った部屋かもしれないが、俺が注目しているのはそこじゃない。あまりにもきれいすぎるのだ。まるでモデルルームのように何に使うのかわからないインテリアが多く、実用性のありそうなものが少ない。おまけに、棚にうっすら埃が積もっている。おそらくこのリビングは、このマンションが購入されてから一度も、その機能を果たしたことがないに違いない。
それ以外にも、何となく不気味なところがこの部屋にはある。その正体はまだ見抜けていないのだが。
そのようなことを観察しているうちに、楓はバスルームから出てきた。先述の通りの艶めかしいいでたちで。俺は何となく注意する気になれなくて、そのまま黙って目線を外した。楓はリビングからベランダに通ずる窓にもたれかかりながら
「雨、やみそうにありませんね」
といった。俺は上の空になりながら、「そうだな」とだけ応じた。
何らかの違和感を覚えるのに、それが判然としない。俺は少し不安な気持ちになっていた。
「さて。こうしていても始まりませんし、お酒を飲みましょう。出してきますね。」
そう言って楓はキッチンの方へ行った。ほどなくして、ワインとチーズをもって彼女は戻ってきた。
「今日のワインは、志乃さんおすすめのチーズに合う赤ワインですよ。」
そう言って目の前に出されたボトルには見たことのない、しかし高級そうなラベルが貼られていた。チーズは前もって切り分けられていたのか、楓と俺の前に1皿ずつ置かれていた。コルク抜きでボトルを開け始めていた楓に
「誕生日なんだし、それぐらいはやるよ。」
といって、ボトルを受け取りコルクを抜き、二人のグラスにワインを注いだ。
「乾杯」
二人のグラスが上品な音を立てて、楓の誕生日を祝福した。そして俺はチーズを口に運んだ。あの志乃が言うだけのことはあって、ワインもチーズもよくマッチしていて美味である。
そう俺はこの時、違和感について深く考えきる前に食してしまったのだ。
それは、漫画みたいに変化はいきなり来るのではなく、ゆっくり訪れた。最初はアルコールのせいかと思ったが違う、アルコールに酔ったときとは体の温まり方が違う。心地よく体がほてっていくのではなく、体の芯から急に熱が発せられるような感覚である。異常に気づいた俺は目をそらしていた楓の方に向き直る。そこにあったほほえみは、普段の彼女が見せる少女のようなものではなく、
淫らな悪魔のような微笑みだった。
「ああ、効いてきたんですね。顔が赤くなってますよPさん。」
彼女に問う
「何をした。俺に……何を飲ませた!?」
「何なのかはよく知りませんが、どういうものなのかは知っています。男性向けの媚薬ですよ、志希ちゃんに頼んで分けてもらいました。あと志希ちゃんからは、自分の考えがうまくまとまらなくなるアロマもいただきまして、今この部屋に充満しているはずなのですが、いかがですか?」
あっけらかんと楓は答えた。部屋に感じていた違和感の正体はアロマによって起きた、認識力異常が原因であったのだと今更になって理解した。
「ふふふ、それではいきましょうか。」
楓はそう言って俺の手を引いて、リビングからつながる部屋の一つに入っていく。俺は訳も分からぬまま、それに従った。
入った部屋は、大きなベッドが置かれた寝室で、俺はそのベッドにあおむけに押し倒された。
「私、初めてなので、つたないところもあると思いますけど、一生懸命やりますから、よろしくお願いします。」
そう言って彼女は俺の腰の横あたりに座り、俺のズボンのベルトを外し、パンツごと脱がした。薬のせいか股間に血が集まっており、俺のペニスは勃起しかけていた。
「わぁ……♡」
楓は嬉しそうに碧と翠の瞳を輝かせて、俺の一物を凝視した。彼女はおもむろに手を伸ばして、俺のペニスを扱き始めた。仕事の忙しさからセックスはおろか、自慰行為もろくにしていない俺の一物は、彼女の手に早くも興奮していた。正直に言えば彼女は下手くそだった。しかし彼女の柔らかな手のひらは、それだけで俺を興奮させるに十分だった。
いくばくもなく俺のペニスは固く勃起し、今にも射精しそうに先走りを垂らしていた。彼女はそれを見て満足げに
「それじゃ、シましょうか」
といってシャツワンピースを脱いで、俺の上にまたがってきた。均整の取れた体が、曇り空の窓からの光に照らされる
「動画を見たりしただけなので、うまくいくか分かりませんけど、イきますよ」
楓は薄い陰毛に包まれた秘部に俺のペニスを導き、ゆっくりと腰を落とし始めた。彼女の膣は程よく濡れ始めていて処女らしくキツい。
「うっ…、ぐぉう……」
「はっ……、ううぅ…」
俺と楓の口から、うめくような声が出る。亀頭を押し返すような膣圧が掛かる中俺のペニスは、膜の前まで来たようだ。楓は、一つ深呼吸をして覚悟を決めたように腰を下ろした。
「いっ…………!つぅ………!!」
楓は苦痛に悲鳴をあげそうになるのを押し殺して挿入を続ける。徐々に徐々に俺の性器は彼女の性器の中に取り込まれていき、ついに彼女の一番奥にあたって止まった。楓は少し安心したような顔をして、押しとどめていた呼吸を落ち着かせている。俺の方も俺の方で、久しぶりに入った女の躰、それもキツい処女穴の中で、爆発してしまわないようこらえるので精いっぱいだった。
「少し…、動きますよ……」
楓はそう言って、腰を少しずつ持ち上げ始めた。沢山の舌に舐めあげられるような感覚に一気に射精感が昂っていく。ペニスの中ほどまで行ったあたりで楓は腰を落とし始めた。まだ痛むのか、その動きは少しまどろっこしい。たまらず、俺は腰を振り上げ勢いよく挿入した。
「ひぐぅっ……!!!」
驚いたような声を楓が出した。それに構わず俺は腰を引き、また突き上げるように入れなおした。
「あっ……、あっ…あっ……そんな、……急に………!」
楓の喘ぎ声が聞こえるが、そんなものはあれが興奮する材料になるだけだ。すでに固く勃起しきっていたため、そう長くはもたない。俺はスピードよく挿入を繰り返した。
「楓…!射精る……!」
俺はそう呟いてさらにテンポをあげた。
「あっ……、あんっ……、私も………」
俺はひと際強く突き入れ、そのまま射精した。ほぼ同時に、楓が甲高い声をあげて絶頂した。膣がきつく締まり、俺から精液を吸い出そうとする。
「はぁ…、はぁ……、…はぁっあん……!」
楓はオーガズムが続いているのか、息を荒くしながらときおり喘ぐ。
楓の膣から一物を引き抜く。楓は体の支えをなくしたかのように、俺の隣に倒れこんできた。
このあたりで、やめることができていたら。いや、判断力がなくなっていたとはいえ、もう手を出してしまったのだから、この時点でも今更だ。それに結局俺は、この続きをシたのだから。
楓は俺の隣にうつぶせになって倒れこんだ。背中には玉のような汗が流れており、……とても扇情的だった。俺の一物は、多忙さゆえ禁欲生活をしていたこともあって、硬さを取り戻しつつある。
俺は太ももにのっかかり、後ろから彼女の陰部に狙いを定めた。それに気づいた彼女は
「ちょっ…、ちょっと!やめてください!!私…まだ、……まだ!!」
と抗議の声をあげる。しかし、俺の耳には届かなかった。いや、届いていたがスルーしたといった方がいいか。とにかく俺は後ろから彼女の体を抑え込むようにのしかかり、一物をまだ硬さの残っている処女をなくしたばかりの穴に入れた。
「ああぁっ……、ああああぁぁぁぁぁあああああっっっ!!!!」
楓が喘ぎ声をあげるが無視して彼女の体をむさぼる。
「……ぇで、………かえで、……楓、……楓!…楓!!」
彼女の名を言いながら、抜いて入れてを繰り返す。ぴっちりとしまった膣に、そして楓の艶めかしい姿に昂ってしまい、また射精しそうになってきた。
「また……、出すぞ…楓………!」
「あんっ、あんっ、……はっ、…はいっ……。好きに……出して…ください……」
その言葉を聞ききる前に、俺は果てていた。子宮口に尿道の先を押し付けて、思いっきり射精。強烈な快楽に目がクラクラする。俺の体重に抑え込まれていたせいか、息の荒い楓をあおむけに寝かせる。
薄桃色に上気した頬、呼吸のたびに揺れる乳房、魅力的な曲線を描くウエストに綺麗な臍。ほっそりとした脚線に、華奢な鼠径部、そして汗や愛液、精液によってぐしょぐしょになった陰部。そのすべてを俯瞰した俺は、再び興奮を覚えた。一物が勃起し始めたのを見た楓は、か細い声で
「………いいですよ……」
と言った。そこには、この部屋に俺を連れ込んだ時の淫魔のような楓の姿はなく、力なく微笑みを向ける、いつものような、少女のように純真な楓の姿があった。その笑みにさえ興奮を感じながら俺は、楓の体に足の方から迫っていった。両方の膝裏に腕を通してそのまま、楓の体を抑え込む。あらわになった陰部に俺は自分の一物を挿入した。
――――――
何時間たったかわからない。体の芯からくる熱は冷め、今の俺は状況を分析していた。分析といっても、淫らな液体にまみれた楓と己の姿を認識するのみで、そこにあるのはひたすら後悔のみである。いつの間にか薬の力は消えていたというのに、俺は楓の体をむさぼった。俺は途中から、自分の意志で楓を抱いていたのだ。
心ゆくまで射精した俺はベッドに仰向けに寝転んでいる。胸板の上に楓が顔を寄せている。いつの間にか窓の外の音がなくなっているのに気付いた楓が
「雨、ようやくやみましたね」
と言った。つぶらな碧と翠の瞳。その幼げな表情を見て俺はこう思っている。
最悪だ…と。
「愛してますよ、Pさん。本当に。」
ああ、この言葉になんの偽りもないことを、俺はすでに理解していた。しかし、なんと声をかければいいのだろうか。俺はいたたまれなくなり顔を背けた。
「Pさん……」
楓の手が俺の顔の向きを強引に変え、彼女の顔が迫ってきた。
俺は、高垣楓と、キスをした。
「ふふふ……、Pさん………。」
満足げに笑う彼女の、その笑いの中に、妖艶さと純真さが同居していることに俺は気づいた。
ああ。俺の答えなんて、そんなの決まりきったことだった。
俺は、彼女に初めて声をかけた時から、彼女の存在を認識したその時からずっと、
ずっと、彼女のことが……
Fin
以上になりますが、いかがでしたでしょうか。
何気に18禁SS投稿は初挑戦だったのですが、お気に障る点がなかったことを祈るばかりです。
最後に、高垣楓とその担当Pの皆さん、おめでとうございました。
以上になりますが、いかがでしたでしょうか。
何気に18禁SS投稿は初挑戦だったのですが、お気に障る点がなかったことを祈るばかりです。
最後に、高垣楓とその担当Pの皆さん、おめでとうございました。
おつ
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