LINEグループ:AZALEA(3) (29)

果南:急に呼ばれたんだけどどうしたの?


ダイヤ:突然夜遅くにすみません


果南:別にいいけどさ


ダイヤ:果南さんに折り入って頼みがあるのです


果南:珍しいね


ダイヤ:そうですか?


果南:頼みって?


ダイヤ:実は花丸さんがスマートフォンをろくに扱えないらしく、LINEでの連絡が出来ないらしくて


果南:あー


ダイヤ:ルビィが今日半泣きで帰ってきて私に相談を持ち掛けてきたんですの


果南:何故泣く


ダイヤ:困っている親友に何も出来ない不甲斐ない自分が嫌だったのでしょう


果南:あー

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果南:でも善子ちゃんいるじゃん


果南:善子ちゃんならインターネットの事得意そうじゃん


ダイヤ:何でも善子さんは教え方が雑らしく、素人の花丸さんは終始首を傾げててさっぱりだったとの事です


果南:分かる気がする


果南:横文字とか凄い入れてきそう


ダイヤ:なので上級生であり、同じユニットである私達が選ばれたのですわ


果南:理解した


果南:でも教えられるかなぁ


ダイヤ:私も尽力しますので2人で頑張りましょう!


果南:だね


果南:花丸ちゃんの為だし

果南:でも善子ちゃんいるじゃん


果南:善子ちゃんならインターネットの事得意そうじゃん


ダイヤ:何でも善子さんは教え方が雑らしく、素人の花丸さんは終始首を傾げててさっぱりだったとの事です


果南:分かる気がする


果南:横文字とか凄い入れてきそう


ダイヤ:なので上級生であり、同じユニットである私達が選ばれたのですわ


果南:理解した


果南:でも教えられるかなぁ


ダイヤ:私も尽力しますので2人で頑張りましょう!


果南:だね


果南:花丸ちゃんの為だし

ダイヤ:では早速花丸さんにこのグループに参加させる所から進めますわ


果南:どうやって?


果南:今から家に行くとか?


ダイヤ:そうではなく、電話で説明しながらやるんですわ


果南:なるほど


果南:今から家にお邪魔なんて流石に失礼だもんね


ダイヤ:そうですわ


ダイヤ:では花丸さんに連絡してきますので、一旦離席します


果南:はいよ~



~数分後~


ダイヤ:大変ですわ!


果南:どうした


ダイヤ:花丸さんがスマートフォンを無くしたと!

果南:マジ?


ダイヤ:さっきまで手元にあったらしいのですが、どういう訳か紛失したらしく…


果南:えー


果南:じゃあ今日は中止かな


果南:見つかるといいんだけど

>>3ミス

果南:あれ?


果南:ダイヤ?


ダイヤ:すみません


ダイヤ:たった今花丸さんから連絡がありましたわ


果南:お


ダイヤ:スマートフォンが見つかったそうですわ


果南:やったね


ダイヤ:安心しましたわ


果南:それで?


ダイヤ:え?


果南:いや、電話で説明したの?


ダイヤ:あ


ダイヤ:忘れてましたわ


果南:何やってるの


ダイヤ:すみません


ダイヤ:かけ直してきます


果南:よろしくね~



~またまた数分後~


ダイヤ:怪奇現象ですわ!


ダイヤ:花丸さんは呪われています!


果南:急にどうした


ダイヤ:先程花丸さんにかけ直したら、またスマートフォンが紛失したと!


果南:え


ダイヤ:これは偶然ではありませんわね


ダイヤ:何かポルターガイストのような…


果南:あー


果南:ちょっといいかな


ダイヤ:どうしました?


果南:いや、やっぱいいや


ダイヤ:何なんですの?


果南:私がかけて来ていい?


ダイヤ:えぇ


果南:んじゃちょっと待ってて


果南「……まさかね」スッスッ

果南「…………」プルルルルッ

花丸『もすもす?』

果南「やっほー花丸ちゃん」

花丸『その声は果南ちゃん!?』

果南「そうだよ~」

花丸『果南ちゃん果南ちゃん!マル携帯見つけたずら!これで安心だよぉ~!』

果南「そっか」

花丸『もう目離さないからバッチ……あれ……』

果南「……花丸ちゃん?」

花丸『あれ?あれ?……あれぇ!?』アセアセ

果南「花丸ちゃん?」

花丸『嘘!?さっきまでマルの手元に!あれ!?』アセアセ

果南「花丸ちゃん?」

花丸『うわぁ~!これはもう事件ずら!何か良くない事が起こる前触れずらぁ~!』

果南「花丸ちゃん」

花丸『へ?なに?』

果南「あのさ、今私と花丸ちゃんは何してる?」

花丸『え?……っと、電話?』

果南「そう、電話してるよね。そして電話するのに必要な物と言ったら?」

花丸『……携帯?』

果南「じゃあその携帯は今どこにあると思う?」

花丸『………………あったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』ガシャーン

果南「うわびっくりした」ビクッ

花丸『果南ちゃんありがとう!あったよ!携帯!!』

果南「あはは…良かったね…」

花丸『これで一安心ずらぁ…』

果南「……えっと、とりあえず花丸ちゃん家の固定電話にかけ直すね」

花丸『え?…あ、そっか』

果南「うん。お家の電話にかけないと電話しながらLINE出来ないからね」

花丸『なるほど!かしこーい!』

果南「はは……」

花丸『名探偵カナンずらね!』

果南「はは、ちょっと何言ってるか分かんないや」

花丸『じゃあまた後でね!』

果南「はーい」

ピッ

果南「……ダイヤめ」



~LINEグループ:AZALEA(3)~


果南:ただいま


ダイヤ:おかえりなさい


ダイヤ:どうでした?見つかりましたか?


果南:見つかったよ


ダイヤ:そうですか、それは良かった


果南:ちょ、待って待って


ダイヤ:?


果南:ダイヤさ、花丸ちゃんのスマホに電話しちゃ駄目でしょ


ダイヤ:え?


果南:だって花丸ちゃんのスマホに電話したらLINE出来ないでしょ


ダイヤ:あ


ダイヤ:ではもしや?


果南:察しの通り


ダイヤ:ああああ私とした事がああああ!!


果南:ほんとお馬鹿さん


ダイヤ:返す言葉もありませんわ…

果南:花丸ちゃんも花丸ちゃんでポンコツなんだよね


果南:普通気付くと思うけど


ダイヤ:可愛げがあっていいのではないですか?


果南:何でそんなポジティブなの


ダイヤ:後ろを見ていては前へ進めませんわ


果南:や、たまには後ろ見よ?


果南:ダイヤは特に


ダイヤ:何故です!


花丸が参加しました。


果南:おっけーできたね


ダイヤ:花丸さんが自立している!


ダイヤ:これなら大丈夫そうですわね!


果南:いや、私が今電話で教えてるんだけど


ダイヤ:えぇ!?


果南:え


ダイヤ:今果南さんLINEをしてるではありませんか!


果南:固定電話だよ


果南:こっちもしながらじゃないと分かんないし


ダイヤ:では今も通話中なのですか


果南:そうだよ


ダイヤ:意外と器用なんですのね


果南:意外とは心外だな


ダイヤ:すみません

花丸:お


ダイヤ:お?


花丸:あら


花丸:おら


花丸:おらくなき


果南:オラ国木田花丸


ダイヤ:頑張ってるんですね2人とも




果南「同じ所をタッチすると文字が変わるから、やってみて」

花丸『う、うん…』ポチポチ

果南「そうそう、焦らずゆっくり」

花丸『おぉ!おらって打てたずら!』パァァ

果南「そうそうそんな感じそんな感じ。じゃあ自分の名前を打ってみようか」

花丸『よし!頑張る!』ポチポチ

果南「その意気!で、「くに」って打つと上の所に漢字が出てくるんだけど、出てきた?」

花丸『あぁ!ごめんなさい途中で送信しちゃった……』

果南「ありゃ、まぁ慌てず落ち着いてね」

花丸『うん……』

果南「で、「くに」って打つと上の所に漢字出てくるんだけどどう?」

花丸『えっ?上?』

果南「うん」

花丸『…………何も無いずらよ?』

果南「え?何も?」

花丸『うん。ただの天井ずら』

果南「花丸ちゃん、携帯の画面を見て」

花丸『あっ』

花丸:国


ダイヤ:変換成功ですわね


ダイヤ:お2人とも頑張って下さいまし!


果南:役立たず


ダイヤ:果南さん!?辛辣過ぎでは!?


花丸:国木だ


果南:だって打っても田が出ない


花丸:田


ダイヤ:『た』で打てば出てきますわよ


果南:出たね


花丸:国木田


ダイヤ:おぉ!いいですわよ花丸さん!



花丸『何か物凄いいっぱい漢字が出てきたよ?』オロオロ

果南「その中に自分の苗字の「国」を探してみて」

花丸『えっと……国……国……あったずら!』

果南「じゃあそれを押してみて」

花丸『んん……ほいっ』ポチッ

果南「どう?」

花丸『打てたずら!!』

果南「よしよし、第一関門突破だね!」

花丸『なるほど、こういう感じで打っていけばいいんだね?』

果南「そうそう」

花丸『ありがとう果南ちゃん!マルまた賢くなったずら!』

果南「そっか、それはそれは」

花丸『そろそろ電話切らないとおばあちゃんに怒られるから切るね』

果南「だね、じゃあ後はLINEの中で」

花丸『はい!宜しくお願いします!』

果南「うむ」


果南:通話終了~


ダイヤ:あら?もういいのですか?


果南:長電話しちゃうと怒られちゃうからね


ダイヤ:あぁそういう事ですか


果南:だから残りは文面で教えるしかないよ


ダイヤ:なるほど、ここで私の出番ですわね!

果南:え?


ダイヤ:さぁ花丸さん!この私が手取り足取り教えて差し上げますわ!


果南:どうした急に


ダイヤ:このままでは私完全に役立たずのポンコツではありませんか


果南:そだね~


ダイヤ:少しくらい否定して頂いてもいいんですよ?


果南:( 'ч' )モグモグ


ダイヤ:今もぐもぐタイム必要ないでしょう


果南:お腹空いた


ダイヤ:お夕飯食べてないのですか?


果南:食べたけどお腹空いた


ダイヤ:まぁ育ち盛りですから仕方ありませんわよね


花丸:肉しやか


果南:もう育たなくていいんだけど


果南:花丸ちゃん大丈夫?


ダイヤ:肉しやか?


花丸:晩ご飯


花丸:お


果南:もしかして肉じゃが?


花丸:うわ


ダイヤ:なるほど


花丸:うん

果南:あーもしかしてテンテン打てないのか


花丸:え


ダイヤ:テンテン?


果南:あのほら、あれだよ


果南:かにテンテン打ったらがになるじゃん


ダイヤ:それは濁点と言います


果南:そうそうそれ


花丸:そうなんてす


ダイヤ:濁点は左下の方の『わ』の隣で打ち込めますわよ


花丸:はい


果南:がんばれがんばれ


花丸:肉し、やか


ダイヤ:反対の方です


果南:まぁ点ではあるけどさ


ダイヤ:因みに『、』は読点、『。』は句点と言います


果南:ししし知ってるし


ダイヤ:動揺し過ぎですわ


花丸:肉じやか


花丸:あれ


果南:惜しい


ダイヤ:『や』を小文字にする際も濁点、半濁点と同じようにします


果南:『や』って打ってさっきの所押してみて


花丸:ゃ


花丸:お


ダイヤ:そうです


果南:やったねマルちゃん!文字が打てるよ!


ダイヤ:おやめなさい


果南:うい

花丸:肉じゃが


花丸:やたー


果南:おめでとう


ダイヤ:おめでとうございます!


ダイヤ:打てましたわね!


花丸:ありがとう


ダイヤ:おぉ!!


果南:謎の感動


ダイヤ:我が子が初めて言葉を喋ったような感じですかね


果南:よく分かんないけどそんな感じかな


花丸:肉じゃがだった


果南:あぁ晩ごはん?


ダイヤ:いい献立ですわね


花丸:はい


果南:家はさばの味噌煮とわかめスープ


ダイヤ:海鮮尽くしですわね


果南:あんまり嬉しくないけどね


花丸:おいしそう


花丸:だね


果南:美味しかったよ


花丸:タイヤさんは


花丸:?


花丸:ちがう


果南:まってお腹痛い


ダイヤ:誰がタイヤですか


花丸:ごめんなさい


ダイヤ:花丸さんですから許しますわ

果南:タイヤちゃん優し~


ダイヤ:お覚悟を。


果南:ストップ、落ち着くんだ


ダイヤ:許しません


果南:花丸ちゃんお助けを


花丸:知らないです


果南:あれ冷たい


ダイヤ:明日が楽しみですわね


果南:ごめん明日休む


ダイヤ:許しませんわよ


果南:持病の仮病が…


花丸:さようなら果南ちゃん


果南:AZALEAって冷たい


ダイヤ:人を面白可笑しく弄るからです


花丸:スタンプを送信しました。


花丸:なにこれ


果南:それはスタンプだよ


花丸:へえ


ダイヤ:LINEならではの機能ですわ


花丸:かわいい

果南:他にも色々あるんだよ


果南:スタンプを送信しました。


ダイヤ:何のアニメですのそれ


果南:ジョジョ


花丸:スタンプを送信しました。


花丸:スタンプを送信しました。


花丸:これかわいい


果南:おまかわ


ダイヤ:ウッキウキですわね花丸さん


花丸:あんまり、こういうの


花丸:使った事ないから


ダイヤ:その気持ち分かります


果南:誰しもスマホ手に入れた時はワクワクだったよね


ダイヤ:スタンプを送信しました。


ダイヤ:ルビィから頂いたスタンプですわ


果南:ゆるうさぎだ


花丸:かわいい


ダイヤ:せっかくですし、花丸さんに何かプレゼントしますわ


果南:あ、んじゃ私も~


花丸:アリガトウ


ダイヤ:何故カタコトなんですの


果南:帰国子女かな?

果南:何あげようかな


花丸:かわいいの


花丸:がいいです


ダイヤ:スタンプショップ見てきます


果南:ほーい


花丸:針鼠とか


果南:針鼠?


花丸:かわいいやつ


果南:なんやそれ


花丸:針鼠とかわいい子


花丸:載ってるやつ


果南:ソニック?


花丸:はい


果南:スタンプを送信しました。


果南:これ?


花丸:それです


果南:自分じゃん


花丸:はい


果南:はいじゃないが

果南:これ欲しいの?


花丸:欲しいです


果南:自分のスタンプ欲しいのね


花丸:というか


花丸:果南ちゃん持ってたんだね


果南:可愛かったからさ


花丸:ありがとう


果南:いえいえ


果南:んじゃこれあげるよ


花丸:いらないです


果南:え!?


果南:何故


花丸:果南ちゃんに


花丸:つかってほしい


花丸:からです


果南:そゆことね


果南:ありがと~


花丸:どういたしまして

ダイヤ:プレゼントさせて頂きましたわ


果南:早


花丸:なんかきた


ダイヤ:私からのプレゼントですわ


花丸:使い方分からない


果南:なんかポチポチやってたら使えるよ


ダイヤ:随分と雑ですわね


花丸:スタンプを送信しました。


果南:笑笑笑


果南:なにそのスタンプ笑


花丸:なにこれ


ダイヤ:ひょっこりはんのスタンプです


果南:待ってボイスうるさい笑笑


花丸:うん


花丸:うるさい


ダイヤ:そうですか?


果南:まず何でそれチョイスしたのさ


ダイヤ:人気だったそうですから


花丸:果南ちゃんこれあげるからやり方おしえて


ダイヤ:こらこらこら


果南:いらないです


ダイヤ:おい


果南:ダイヤ口悪い


ダイヤ:せっかく差し上げましたのに譲渡されようとしているのですよ!?


果南:それはプレゼントしたものが悪いんじゃないかな

ダイヤ:何故です!よく見れば可愛いでしょう!


花丸:善子ちゃんにあげた


ダイヤ:花丸さん!!


果南:善子ちゃん可哀想


ダイヤ:酷いですわ!


果南:どっちが


花丸:あれは


花丸:いらない


果南:だね


ダイヤ:仕方ありません


ダイヤ:もう1つ購入しておいたゆるうさぎのスタンプはルビィにあげておきますわ


果南:いやむしろそっちを花丸ちゃんにあげなよ


ダイヤ:え?でも花丸さんはこういうのよりひょっこりはんのスタンプの方がいいかと


花丸:は?


ダイヤ:すみません


果南:ダイヤは花丸ちゃんをどういう目で見てるの


ダイヤ:妹です


花丸:こんな姉


花丸:嫌


果南:はい嫌われた~


ダイヤ:そんな!花丸さん!


果南:こればかりは擁護できないなぁ


ダイヤ:難しいお年頃ですものね


果南:もう突っ込まないよ

花丸:おふ


花丸:お風呂


果南:おっふ


花丸:はいてきます


果南:いてらしゃい


花丸:間違えました


ダイヤ:伝わってますわよ花丸さん


果南:お風呂掃いてくるんだね


花丸:違います


ダイヤ:果南さん余計な事は言わないの


果南:うぃっす


果南:花丸ちゃんごゆっくり~


ダイヤ:ごゆるりと


花丸:いってきます


果南:ダイヤはもうお風呂入った?


ダイヤ:もう入りましたわ


果南:チッ


ダイヤ:何故舌打ちしたんです?


果南:テレビ通話にして実況とかしてほしかった


ダイヤ:誰がやるものですか


ダイヤ:やるなら果南さんがおやりなさい


果南:分かった


ダイヤ:分からないで下さい


ダイヤ:節度をお持ちなさいな


果南:雪像を持つ?


ダイヤ:せ・つ・ど!


果南:冗談だよ冗談

果南:私もお風呂入ってこようかなん


ダイヤ:いってらっしゃいませ


果南:うむ、行ってくるぞよ


果南:と思ったけど今母さん入ってた


ダイヤ:一緒に入れば宜しいのでは?


果南:高校3年にもなって親子風呂はどうなの


ダイヤ:何も可笑しくありませんが?


果南:そりゃ温泉入りに行くとかだったら分かるけどさ


果南:家はキツいかな


ダイヤ:私は今でもルビィやお婆様、お母様と入ってますわよ


果南:ほへぇ~


果南:4人だと狭くない?


ダイヤ:4人では入ってませんわ


ダイヤ:日によってルビィとだったりお母様だったりって意味ですわ


果南:そゆことね


ダイヤ:少し考えれば分かるでしょう?


果南:いや、黒澤家ってすっごいアットホームなんだな~って思った


ダイヤ:毎日4人での入浴は流石にキツいですわ


果南:だよね~

ダイヤ:すみません


ダイヤ:そろそろお勉強の時間なので


果南:早くない?


果南:まだ9時だよ?


ダイヤ:私の感覚ではもう9時なのですが


果南:お嬢様は違うね


ダイヤ:照れますわ


果南:明日ハグしたげるからあと30分付き合ってよ


ダイヤ:ハグは毎日してるでしょう


果南:あれは挨拶だよ


果南:私の言うハグは愛のこもったハグだから


ダイヤ:言ってる意味が分かりませんので離席しますわ


果南:ストップ!ステイ!


ダイヤ:果南さんも勉強なさったらどうです?


果南:まだ慌てる時期じゃないから


ダイヤ:高校3年生の自覚無いんですの?


果南:無い( ´∀`)


ダイヤ:お休みなさい


果南:ヘイ!ダイヤ!ヘイ!!


果南:ねぇダイヤ!


果南:おい!ダイヤ!暇してんだよこっちは!


果南:無視かなん?

花丸:ただいま


果南:おかえり


果南:ダイヤはもういいや


果南:花丸ちゃん!ガールズトークしようか!


果南:最近眠れなくてさぁ~


果南:花丸ちゃんは悩みとかあったりする~?


花丸:おやすみなさん


果南:ワッツ!?花丸さん!?


果南:あれあれ花丸さん!ちょい!


花丸:なんですか


果南:もう寝ちゃうの?


花丸:はい


花丸:お寺の子は


花丸:朝早いので


果南:そんな事言わずにさぁ~


果南:お姉さんと遊ぼうよ~


花丸:眠いです


果南:なら眠気覚ましに面白トークでもしよう


果南:あれは中学2年の時だったかな


果南:ダイヤがスク水忘れてきてね


果南:先生に借りようとしたら無かったっぽくて


果南:それでダイヤったらルビィからスク水を借りて着ようとしててさ~笑


果南:花丸ちゃん聞いてる?


花丸:見てます


果南:ありがと

果南:私はさ~、姉としてどうなの~?って思ってさ~


果南:ルビィもよく貸したよね


果南:まずルビィのスク水が入った事が驚きだよね


果南:思い出しただけでも笑っちゃうよ笑


果南:どう思う?花丸ちゃん笑


果南:ルビィもいい子だからな~笑


果南:あれ、花丸ちゃん?


果南:花丸ちゃん寝た?


果南:既読ついてるんだけどなぁ


ダイヤ:私ですわ


果南:( ゚Д゚)


ダイヤ:何故驚くんです?


ダイヤ:トークの記録は残るのですから


果南:いや、明日になったら笑って許してもらえるかなと…


ダイヤ:因みに、この話を鞠莉さんには?


果南:言っちった(*´Д`*)


ダイヤ:明日覚えてなさい


果南:寝たら忘れそう


ダイヤ:そうですか


ダイヤ:なら今夜中でいいので覚えておいて下さい


ダイヤ:私自らが寝させてあげますので


果南:はっはっは、こいつぁ面白いジョークだな


ダイヤ:では後ほど


ダイヤ:お休みなさい


果南:やだなぁ~ダイヤったら名前の通り硬いんだから


果南:もっと楽しく行こうよ!ね!


果南:あり、2人とも寝た?


果南:うそーん



果南「はぁ~暇だなぁ~」

果南「ギルキスのLINEにでも乱入しようかな」


\ピーンポーン/


果南「ん、こんな時間に来客…?」

果南「父さんか母さんの知り合いかな…」

果南「ふんふふんふ~ん♪」スマホスッスッ

果南「お、やっぱりギルキスの3人起きてる!入れてもらお~♪」スッスッ


\果南~/


果南「ん、何~?」スッスッ


\ダイヤちゃんが来てるわよ~/


果南「」


\果南~?/


果南「」スクッ


ガララララッ!


果南「……」ソローリソローリ

果南「……」チラッ

果南「……」ヒョイッスタッ

果南「……よし」

ダイヤ「何が「よし」なんですの?」

果南「」ビクッ!

果南「」クルリ

ダイヤ「こんばんは、果南さん」ニコッ

果南「は、はは…こんばんはダイヤ…」ダラダラ

ダイヤ「そしておやすみなさん」ニコッ


──────────────


───────


──



~朝~


花丸「すぅ……すぅ……」

花丸「んっ……ん………」

花丸「……ふわぁぁぁ……っぁあ……」

花丸「…………あ、寝ちゃってたずら…」

花丸「っと…携帯携帯……」

花丸「果南ちゃん無視されたと思って落ち込んでなきゃいいけど…」スッスッ

花丸「……ん?写真だ…」




果南:画像を送信しました。
(※全裸土下座する果南)



花丸「………未来ずら~(脳死)」




終わり

流石ヤクザやでぇ…

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