千歌「助けて花丸ちゃん!」 (29)

かしこいかしこい花丸ちゃん短編集
超短いのが7本

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【早い者勝ち】

千歌「助けて花丸ちゃん!」

花丸「どうしたの?」

千歌「曜ちゃんが制服を好きすぎるんだよ!」

花丸「曜ちゃんの制服好きは周知の事実ずら」

千歌「違うの!このままじゃ曜ちゃんの命が危ないの!」

花丸「どういうこと?」

千歌「制服が好きすぎて,目に入った途端に飛びついちゃうの!」

千歌「前に上の階から制服が落ちてきたことがあったんだけど,ベランダなのに外に飛びついたの!」

花丸「何やってるのあの人」

千歌「私と梨子ちゃんが支えなかったらあのまま落ちてたよ~」

千歌「きっとこのままじゃ車道の制服に飛びついて車に轢かれたり,池の制服に飛びついてそのまま溺れちゃうよ!」

花丸「想定している状況が特殊すぎるずら」

千歌「花丸ちゃんなんとかして~」

花丸「まあ確かに,マルも曜ちゃんの身に危険が及ぶのは避けたいずら」

花丸「でも千歌ちゃん,解決するのは簡単だよ」

千歌「そうなの?」

花丸「うん,逆転の発想ずら」

千歌「ぎゃくてん?」

花丸「こっち側に飛びつくようにすればいいずら」

千歌「???」

花丸「曜ちゃんが制服を見つけたら,すかさず千歌ちゃんも制服を取り出すの」

花丸「そうしたら,あの人は千歌ちゃんに向かって飛びついてくるずら」

千歌「なるほど!」

花丸「だから千歌ちゃん,これからは毎日制服を持ち歩くずら」

千歌「かしこーい!」

【自業自得】

千歌「助けて花丸ちゃん!」

花丸「どうしたの?」

千歌「果南ちゃんがよく差し入れをくれるんだけど,いつも干物ばっかなの!あとたまにワカメ」

花丸「ダイビングで取ってくるんだろうね」

千歌「美味しいんだけど,さすがに飽きるよ!」

千歌「花丸ちゃんなんとかして~」

花丸「なるほど」

花丸「ちなみに千歌ちゃんは何かお返しはしてるの?」

千歌「もちろんだよ!」

花丸「何をあげるの?」

千歌「みかん!」

花丸「他には?」

千歌「……みかんとか」

花丸「みかん以外は?」

千歌「……」

花丸「それでよく人の差し入れを飽きたとか言えたずら」

千歌「うぐっ」

花丸「果南ちゃんの差し入れが干物ばかりなのは千歌ちゃんのせいでもあるずら」

千歌「そうなの?」

花丸「千歌ちゃんがみかんばかりあげるから,果南ちゃんも対抗して干物ばかりにしてるずら」

花丸(絶対そんなこと考えてないけど)

千歌「そっか,そうだったんだ」

花丸「だから千歌ちゃんがみかん以外のものをあげれば,きっと果南ちゃんも別のものをくれるずら」

千歌「わかったよ!今度は他の物を渡してみる!」

花丸「それでも変わらなかったら,マルにくれれば喜んで食べるずら」

千歌「かしこーい!」

【壁ドン】

千歌「助けて花丸ちゃん!」

花丸「どうしたの?」

千歌「この前梨子ちゃんの部屋で,壁ドン?みたいな本を見つけたんだけど梨子ちゃんにすぐ取り上げられちゃって」

千歌「でもその中身が気になって仕方ないの!」

千歌「花丸ちゃんなんとかして~」

花丸「千歌ちゃんは壁ドンが何か知ってるの?」

千歌「わかんない!だから気になるの!」

花丸「壁ドンっていうのは,壁を殴ることずら」

千歌「壁を……殴る?」

花丸「そう,壁を殴るとドンって音がするでしょ?だから壁ドン」

千歌「ほぇ~そうなんだ」

花丸「その本が梨子ちゃんの部屋にあるってどういうことだと思う?」

千歌「梨子ちゃんは……壁を殴るのが好き?」

花丸「その通りずら」

花丸「きっと作曲とかストレスを壁ドンで解消してるずら」

千歌「梨子ちゃん……そうだったんだ……」

花丸「でも,その姿ってあんまり人に見られたくないでしょ?」

千歌「たしかに……」

花丸「それで梨子ちゃんも隠してるの」

花丸「だから,これからはそこに触れずにそっとしておいてあげるずら」

千歌「かしこーい!」

【成長】

千歌「助けて花丸ちゃん!」

花丸「どうしたの?」

千歌「鞠莉ちゃんが……鞠莉ちゃんが……」

花丸「鞠莉ちゃんが?」

千歌「ハイスペックすぎるの!」

花丸「は?」

千歌「だって英語ペラペラだしスタイルいいしおっぱいは大きいし,お金持ちだし理事長もこなすしおっぱいも大きいし,運動神経もいいし歌も上手いし……」

花丸「おっぱいも大きい?」

千歌「そう!」

花丸(え,この人おっぱい好きなの?)

花丸「それの何が問題なの?」

千歌「私……普通だから……普通怪獣だから……」

千歌「鞠莉ちゃんみたいな子がいるのに私がリーダーでいいのかなって」

花丸「いいんだよ」

千歌「でも……」

花丸「確かに鞠莉ちゃんのスペックはすごいよ」

花丸「でも,今のAqoursを作ったのは間違いなく千歌ちゃん」

花丸「私たちは千歌ちゃんに魅かれて,一緒にスクールアイドルをやりたいと思ったからAqoursに入った」

花丸「だから千歌ちゃんがリーダーなの」

千歌「花丸ちゃん……」

花丸「それに,千歌ちゃんは自分が普通だっていうけどそんなことない」

花丸「千歌ちゃんにしかない魅力がある.おらは千歌ちゃんがリーダーでよかった」

花丸「それでも心配だっていうなら,曜ちゃんにでもおっぱいを揉んでもらうずら.大きくなるから」

千歌「かしこーい!」

【優先順位】

千歌「助けて花丸ちゃん!」

花丸「どうしたの?」

千歌「この前のテストの成績が悪くてダイヤちゃんに怒られちゃって」

千歌「もし次のテストで赤点をとったら,しばらく練習に出るの禁止だって!」

千歌「花丸ちゃんなんとかして~」

花丸「これに関しては擁護のしようがないずら」

千歌「そんなこと言わないで~」

花丸「……千歌ちゃん」

千歌「なに?」

花丸「千歌ちゃんにとって今1番大事なことはなに?」

千歌「浦の星を存続させること!そしてAqoursでラブライブ優勝!」

花丸「だよね,そのためにしなきゃいけないことは?」

千歌「練習!」

花丸「そう,だから勉強なんてやってる時間は?」

千歌「ない!」

花丸「きっとその気持ちを真摯に伝えればダイヤちゃんもわかってくれるずら」

千歌「かしこーい!」

花丸(……しーらない)

【裏切り】

千歌「助けて花丸ちゃん!」

花丸「どうしたの?」

千歌「最近ルビィちゃんが理亞ちゃんと仲が良いの!」

花丸「2人とも妹だから,通じ合うところがあるのかもね」

千歌「このままじゃルビィちゃんをSaint Snowに取られちゃうよ!」

花丸「Saint Aqours Snowかな?」

千歌「花丸ちゃんなんとかして~」

花丸「その心配はないずら」

千歌「でも!あんなに仲が良いんだよ?!」

花丸「確かにあの2人は仲が良いずら」

花丸「でも,あの2人が1番好きなのはお姉ちゃんずら」

花丸「ルビィちゃんはダイヤちゃんと,理亞ちゃんは聖良さんとスクールアイドルをやるのが1番の望みのはず」

千歌「それはそうだけど……」

花丸「それに,千歌ちゃんだって聖良さんと仲が良いずら」

千歌「それは普通に友達だし」

花丸「ルビィちゃんだって同じだと思うよ?」

千歌「なるほど……」

花丸「現実的なことを言うと,函館は遠すぎるずら」

千歌「かしこーい!」

【可愛い】

千歌「助けて花丸ちゃん!」

花丸「どうしたの?」

千歌「善子ちゃんがいい子すぎるの!」

花丸「いいことずら」

千歌「でも堕天使なの!」

花丸「それが善子ちゃんずら」

千歌「なにあの子可愛すぎない?」

花丸「同意」

ガシッ




善子「なんでよ!私の相談は!?」




終わり

以上です
読んでくださった方ありがとうございます

目を><にして寄ってきてそう

二人とも可愛い

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