引っ越ししたら座敷童がいた(11)

転勤の都合で都会の実家を離れてとある田舎に引っ越してきた

引越し先は古い一軒家

古いと言っても僕が借りる前にリフォームしたらしく、見た目はきれいだ

僕「は~あっと・・・これで荷物は全部かな」

僕「近くのコンビニまで自転車よりも車のほうがいいというくらい田舎だけど、電気も水道もネット環境もあるし特に不便はないな」

僕「・・・ただどうも・・・さっきから誰かに見られている気がするんだよなぁ・・・」

荷物を片付けている間ずっと誰かに見られている気がしている

怖くなって音楽をかけながら作業していたが視線は感じ続けていた

僕「さ~て・・・時間もあるし職場に顔を出すか・・・」

僕「特に何かした気はしないのにこんな所に転勤になるなんて・・・」

僕「まさか・・・スマホの壁紙を魔法少女にしているのがだめだったのか・・・」

僕「それとも・・・休み時間にコンビニくじを引きに行っていたのがだめだったか・・・」

僕「も、もしかして・・・ロリコンということがバレた・・・」

僕は怯えながら車に乗り新しい職場へ向かった

職場に挨拶し、買い物に行って家に戻った

家に入ると音楽が聞こえてくる

消し忘れたか?

ミュージックプレイヤーのある部屋に行くと・・・着物を着た女の子が座っていた

僕「・・・え?だれ・・・?」

「え・・・あ・・・私が見えるの・・・」

少女が立ち上がり寄ってくる

「ねえ・・・私が見えるの?」

少女が僕の顔を覗きながら聞いてくる

僕「き、君は・・・見えてるってどういう・・・」

「あは!私が見える人間なんて久しぶり!わーいわーい」

少女が僕の周りをはねまわる

僕「ちょ、ちょっと・・・君は誰なの!?」

「私はね、座敷童。この家の守り神だよ」

僕「いやいや・・・座敷童だなんて・・・そもそも大人には見えないんじゃなかったけ?」

座敷童「そんなの迷信だよ~大人にだってちゃんと見えるんだよ」

座敷童「ここ50年くらい私を見ることのできる人が居なくなっちゃって寂しかった・・・」

座敷童「でもあなたが来てくれたからもう寂しくない!こんなに楽しい音楽聞かせてくれたし!」

今かかっているのは某少女向けアニメのOP

座敷童「・・・どうしたの?やっぱりお化けとか嫌い?」

僕「い、いや・・・そんな事はないけど・・・自分の目の前にいきなり現れると・・・理解が追いつかなくなる」

座敷童「そっか~。でもしょうがないよね。出会っちゃったんだから」

僕はフラフラと考えを巡らせながら風呂を沸かす

座敷童「おぉ~、最近のお風呂はスイッチで沸かすんだ~」

何故か座敷童もついてきている

僕「そういえば・・・ミュージックプレイヤーの使い方よく知ってたね」

座敷童「結構現代文化の機械が好きだから他の家にいるとき使っているのを見てなんとなく覚えた」

僕「妖怪の近代化か・・・」

などと話していると風呂が湧く

座敷童「おぉ、はや~い」

僕「それじゃあ僕は風呂に入るから・・・」

彼女を追い出そうと思ったが何故か座敷童も服を脱ぎ始めた

僕「な!何してるの!?」

座敷童「え?お風呂でしょ?こんなに広いんだから一緒に入ろうよ」

僕「いやいや・・・だめでしょ、流石に・・・」

座敷童「えぇ~・・・もしかして少女と一緒に入るのがだめとか思ってるの~?」

座敷童「大丈夫だよ~、私こう見えても200年座敷童やってるし、そもそも妖怪だし、今のところあなたにしか見えてないし」

いや・・・恥ずかしいっていうより・・・

座敷童「ほらほら、一緒に入るよ」

座敷童に促されて一緒に入る事になった

座敷童「は~、誰かとお風呂なんて久しぶり~・・・どうしたの?」

座敷童の大きな胸に目が行ってしまうため顔をそらしている

座敷童「ねぇねぇ・・・どうしたの?」

座敷童が顔を寄せてきた

その時滑ったのか彼女の手が僕の股間に触れる

座敷童「わぁ~お・・・かたい・・・」

僕「こ、これは・・・その・・・」

座敷童「へぇ~、お兄ちゃんって少女と一緒にお風呂入ってこんなふうになっちゃうんだ~」

うぅ・・・何も言い返せない・・・

座敷童「ねぇねぇ、こんなふうにしてるって事はしたいの?」

座敷童がしごいてくる

座敷童「してもいいよって言ったら・・・しちゃう?」

耳元で甘く囁いてくる

座敷童「大丈夫だよ・・・私、妖怪だし・・・年齢的にも問題ないよ」

何故かそれを聞いて僕は彼女を掴み無理やりキスをしていた

座敷童「んん・・・乱暴にしちゃだめ・・・ちゃんと相手するから・・・」

座敷童は一度顔を離し、今度は優しくキスをする

座敷童の方から舌をねじ込んでくる

僕は彼女の舌をしゃぶりなめまわす

そして僕の舌も彼女の方にねじ込み、彼女もなめまわしてくる

どれくらいしてたのか・・・股間が痛いほど大きくなってるのを感じる

座敷童「はぁはぁはぁはぁ・・・こ、これ以上は・・・布団でしよ・・・のぼせちゃう・・・」

僕は座敷わらしを抱きかかえ、身体も拭かず寝室に向かった

寝室に入ると座敷わらしをベッドに寝かせる

座敷童「ちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうよ」

僕「それじゃあ・・・体動かして温まろう」

僕は彼女にキスをする

翌朝・・・目を覚ますと座敷童が僕の腕の中で眠っていた

やっちゃった・・・彼女が本当に妖怪とか幽霊とかのたぐいかわからないのに・・・

座敷童「んん~・・・あさ・・・」

僕は彼女を撫でる

座敷童「お兄ちゃん・・・おはよう・・・」

彼女は起き際にキスをしてくる

座敷童「今まで何人かとしたことあったけど・・・お兄ちゃんが一番良かった」

座敷童が抱きつきながら言う

僕「こんなことして・・・大丈夫かな・・・」

座敷童「大丈夫、何も問題ないよ」

座敷童は僕にまたキスをしてきて・・・興奮してまたしてしまった

それから僕は彼女と一緒に暮らしている

やっぱり僕以外の人間には見えないらしく時々僕の職場についてきたりする

座敷童の伝説通り彼女と暮らし始めてからなんとなく幸せ

特に家に帰って彼女に出迎えてもらうのは最高に幸せだ

彼女を抱きしめて一緒に食事して一緒に風呂に入って一緒に寝て・・・毎日が幸せ

座敷童「私のことお兄ちゃん以外に見えないからお兄ちゃん独り身に見えるかもしれないけど、これから家族が増えるからね」

僕「・・・え・・・」

座敷童は嬉しそうにお腹を擦っている

そういう事って・・・あるんだ・・・

誰にも見えない家族だけど、僕は人並みの幸せを・・・いや、それ以上の幸せを手に入れることができた

おわり

もっと書かんかい!!

書いてください乙。

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