8人「ハッピーバレンタイン♪」果南「えっ!?」 (21)

果南「じゃあ、今日の練習も終わったし、そろそろ解散にするよ!」

8人「...」ニコニコ

果南「みんな、お疲れ様!気をつけて帰ってね!」

8人「...」ニコニコ

果南「え~っと、みんな?練習終わったよ?もしも~し!」

千歌「善子ちゃん!」

善子「ギランッ千歌!今持ってくるわね!」

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――――――――――

~昨日の昼休み~

善子「失礼しま~す」コンコン

千歌「あ、善子ちゃんだ!」

曜「どうしたの?」

善子「入っていいかしら?」

梨子「どうぞ!」


善子「突然だけど、明日、内緒でみんなで果南さんにチョコをあげたいと思って...」

千歌「お、ドッキリ?いいねぇ~」

曜「楽しそう!それで、そのドッキリ企画の内容ってどんな感じ?」

善子「今日の放課後、果南さんにだけ1人だけ帰ってもらって、その間に8人で作るの!」

梨子「なるほどね~!じゃあ私たちは放課後普通に部室に行けばいいのね?」

善子「そう!」

3人「了解!」


善子「2年生の3人には言って来たわよ!」

ルビィ「ありがとう善子ちゃん!」

花丸「楽しみずら~!果南さん絶対喜ぶよ!」

善子「あとは鞠莉とダイヤに伝えてくるわ!」


善子「失礼しま~す」

果南「あ、善子ちゃん!」

善子「げ゛っ」

果南「えっ...?」

善子「ごほんごほん、あれ鞠莉は?」

ダイヤ「鞠莉さんは理事長室に行ってしまっていますわ!」

善子(どうするヨハネ!どう伝える!?...そうだ!)

ダイヤ「善子さん?」

善子「あ~ありがとダイヤ、ちょっと行ってくるわ!あと、急に呼び出すかもしれないけど大丈夫だから安心してね!」

ダイヤ「はぁ...はい?呼び出し?」


~理事長室~

善子「失礼しま~す!」コンコン

鞠莉「あら、善子じゃない!どうしたの?」

善子「要件は後で話すので、ちょっとダイヤを呼び出してもらえますか?」

鞠莉「い、いいけど...ダイヤ、何かしちゃったの?まぁいいや」

鞠莉『黒澤ダイヤさん、至急理事長室までお願いします』


ダイヤ「!?」

果南「ダイヤ、何かやらかしちゃったのぉ?」

ダイヤ「まさかそんな訳...はっ!」

果南(さっきの善子ちゃんの発言かな...?)


ダイヤ「鞠莉さん、こんな所に呼び出...善子さん!?」

善子「揃ったわね、早速企画説明するわ」

鞠莉「え?プロジェクト?なんか楽しそうじゃない!」

善子「まずダイヤ、果南に今日の練習は休みって伝えてくれるかしら?」

ダイヤ「は、はぁ...え?いつも通り部活ありますわよ?」

善子「果南にだけ帰ってもらうのよ」

鞠莉「あ~!果南だけサボれるの!?ずるいわ!」

ダイヤ「なぜに...?」

善子「それで、残った8人で果南のためにチョコを作るの!」

ダイヤ「なるほど、サプライズ...ですのね!」

鞠莉「あぁ!バレンタインが近いから!」

善子「そうよ!」

ダイヤ「でも、それだと材料買いに行ってる所を目撃されたらぶっぶーですわよ?」

善子「そうだと思って、もう材料は全部買ってあるから大丈夫!」

鞠莉「なるほどね~!果南の驚く顔が見たいわ!それで、いつ渡すのかしら!」

善子「明日の放課後の練習が終わった後!それまで冷蔵庫で冷やしておくから!」

2人「了解(ですわ)!」


果南「あ、ダイヤおかえり~!もしかして鞠莉に怒られちゃった?」

ダイヤ「いえ、違いましたわ。今日の放課後の部活は無しになったそうです」

果南「そうなんだ!...なんで?」

~放課後、調理室~

ルビィ「果南さんは帰ったかな?」

ダイヤ「えぇ、帰るように言っておきましたので」

善子「8人いるわね、じゃあ早速作りましょう!」

梨子「どんなチョコ菓子作るのかしら?」

善子「それはね~...」

花丸「おぉ~!」

ルビィ「豪華ずら!」

千歌「レシピはこれだね!」


ダイヤ「あとはこのケースに入れて...」

8人「出来たぁ~!」

善子「じゃあ、冷蔵庫に隠して終わりね!」

梨子「明日楽しみね!」

――――――――――

善子「千歌、お待たせ~!持って来たわよ!」

千歌「ありがと、善子ちゃん!」

果南「ん?なになに?どうしたの?」

梨子「じゃあみなさん、せーのっ」

8人「ハッピーバレンタイン!!!」

果南「...え?えぇ!?」

花丸「早く早く、開けるずら~!」

善子「ちょっと落ち着きなさいずら丸、今開けるから」パカッ

果南「うわぁ~!丸いチョコケーキだ!どうしたの、これ?」

ルビィ「昨日の放課後8人で作ったんだよ~!」

果南「昨日の放課後って...あれ?ダイヤ?」

ダイヤ「いや、それが...。その間にこっそり8人で集まって作ったんですのよ!」

果南「もしかして私のために?あ、ありがとぉぉ~~~~!!」

花丸「ささ、食べるずら!」

善子「あんたしょっちゅうつまみ食いしてたじゃない!」

果南「あはは、そうなんだ!ねぇねぇ、ケーキみんなで食べようよ!」

梨子「そうね!はい、カットできたよ~!はい、千歌ちゃんの分ね!んでこれが...」

千歌「ありがと梨子ちゃん!」

曜「全員分配れたかな?じゃあ、いただきますは果南ちゃんお願い!」

果南「いいよ♪いただきま~す!」

8人「いただきま~す!」

善子「じゃあみんな!」

果南「うわっ!善子ちゃん!?」

善子「準備はいいかしら?」

8人「大丈夫だよ~!」

果南「えっ、どうしたの?次は何が始まるのぉ!?」

千歌「じゃあ千歌からね!はい、あ~ん♪」

果南「えっ...?ち、千歌!?」

千歌「はい♪」

果南「あ、あ~ん...///」パクッ

千歌「おいしい?」

果南「うん!すごくおいしいよ!」

曜「次は私だね!あ~ん♪」

果南「曜まで!?あ~ん...///」

曜「えへへ、びっくりしたでしょ?」

果南「すごくびっくりしたよぉ...///」

梨子「果南さん、あ~ん♪」

果南「梨子ちゃん!?あぁ~む...///」

梨子「ふふっ、おいしそう!」

果南「うん、本当おいしいよ!」

ルビィ「か、果南しゃんっ!お、お口を...///」

果南「えへへ!あぁ~ん...///」

ルビィ「味、どうですか...?」

果南「おいしい~!」

ルビィ「よかったぁ~!ここはルビィが作ったんだよ~!」

果南「すごく甘いよ!」

花丸「か、果南さんっ!」

果南「あ、花丸ちゃん!も、もしかしてこれって...全員分あ~んってしてくれるの?」

花丸「え、嫌だった...?」

果南「まさか!そんなことないよ!?なんか...て、照れるからさぁ...///」

花丸「よかったずら!はい、果南さん!」

果南「あぁ~ん...///」

花丸「あっ、ほっぺにチョコ付けちゃったずら...!取ってあげるよ!」

果南「えっ、ひゃぁっ...///」

花丸「はい、取れたずら!」

果南「あ、ありがとぅ...///」

鞠莉「次は私ね!」

果南「そんなぁ、照れるよぅ...///」

鞠莉「まぁ~!果南ったら遠慮しなくていいの!ほら、口あけて?」

果南「はぁ~い...///」

鞠莉「よくできました♪」ナデナデ

果南「そ、そんな子ども扱いしないでよぅ...///」

ダイヤ「そんなこと言ったって、果南さんは可愛いんですから子ども扱いしたくなってしまいますわ!」

果南「そ、そんなぁ...///」

ダイヤ「はい、あ~ん♪」

果南「か、かわいいなんてぇ...//////」マッカッカ

ダイヤ「もう、照れていてはケーキあげませんわよ?」

果南「あぁ!いる、いるぅ...///」

ダイヤ「じゃあお口あぁ~ん!」

果南「はぁ~むっ...///」

善子「私たちの作戦、効果抜群だったみたいね!じゃあ最後!」

果南「も、もぉ...///」

善子「あぁ~ん!これで最後だよ!」

果南「あぁ~むぅ...///」

善子「どうだった?みんなで作ったチョコケーキは」

果南「すごく、おいしかったよぅ...///」

千歌「よかった!」

善子「じゃあみんな、せーの!サプライズ」

8人「大成功~~~!!!」

果南「あ、ありがとぉ!そうだ!みんな、ハグしよぉ...///」

かな~り甘めなバレンタイン♪

はい、遅刻しました!果南ちゃん総受けでございます!
呼んでいただきありがとうございました!

前作【8人「ポッキーの日だからCM撮るよ果南ちゃん!」果南「えっ!?」】

つまんね


果南ちゃんかわいい

おもんな

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