穂乃果「絵里ちゃんに毎日ドッキリします」 (57)

穂乃果「ドッキリをします」

凛「イェーイ。ターゲットは?」

穂乃果「勿論絵里ちゃん」

希「これは楽しみやなぁ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518094702

1日目

絵里「ふんふんふ~ん」

チョイチョイ

絵里「ん?何?」

穂乃果「いまだ」

希「くらえ」

凛「水鉄砲発射にゃ~」

絵里「え?」

ピシャーーー。

絵里「ちょっ…なっ…あばっ…何?」

希「よっしゃ」

凛「あばっだって」

穂乃果「よしっ。顔がバレる前に逃げろー」

絵里「なっ…何なの?穂乃果?穂乃果なんでしょ?ちょっと?はあ…何がしたいのかしら」

2日目

絵里「お疲れ様」

真姫「あら?絵里一人?希は?」

絵里「それが…チャイムが鳴るなり居なくなってて」

真姫「そうなの」

絵里「ええ。そうなのよ…」スッ

ブゥゥゥゥウ

絵里「え?」

真姫「…っ!?」

絵里「ち、違う」

真姫「絵里?」

絵里「私じゃない。私じゃないから」

真姫「ちょっと…絵里。落ち着きなさいってば」

絵里「だって、本当に違うのよ」

真姫「絵里。分かったから。そんな慌てると余計怪しくなってしまうわよ」

絵里「そ、そうね」

真姫「大丈夫よ。誰にも言わないから」

絵里「何も分かってないじゃない。真姫ぃ~」

真姫「冗談よ」

絵里「もう~」



希「くふふ。大成功やな」

凛「狙い通りにゃ~」

穂乃果「それにしても、真姫ちゃんも冗談言うようになったね~」

花陽「あの…部室の前でなにやってるの?」

2日目 2回目

穂乃果「うわぁ。飲み物零しちゃった」

真姫「なにやってるのよ」

海未「穂乃果は本当に粗忽ですね」

穂乃果「絵里ちゃ~ん。ティッシュ取って~」

絵里「ちょっと待っててね。ハンカチを…」

穂乃果「いや、あの…机の上に置いてあるティッシュでいいよ。ハンカチ汚れちゃうから」

絵里「そう?じゃあ…ん?…あれ?…んん?…何?」

真姫「絵里?何やってるのよ?」

絵里「いや、箱が机にくっついて取れないんだけど。あれ?何か貼ってあるの?何?何なの?この…ぐぬぬ…」

海未「どうなっているのでしょうか?」

3日目

穂乃果「あ~練習疲れたなぁ」

凛「クタクタにゃ~」

ことり「穂乃果ちゃん張り切ってたもんね」

絵里「さあ、明日も練習あるんだから早く着替えて帰りましょ?真っ直ぐ家に」

にこ「そうね」

にこぷり にこにこ にこぷり

ことり「え?何?」

にこ「これはにこのにこぷり女子道じゃない。誰か着信音に設定してるの?いやーん、にこ困っちゃ~う」

希「誰や?」

ことり「真姫ちゃん?」

真姫「違うわよ。どうして私を疑うのよ」

絵里「あっ!私のケータイだわ」

にこ「絵里ってにこのファンだったの~?」

絵里「違うわよ」

にこ「即答…」

絵里「え?どうして?何で着信音が変わってるの?」

穂乃果「取り敢えず電話出たら?」

絵里「そ、そうね。もしもし?亜里沙?」

真姫「絵里も意外とおっちょこちょいだから間違えて設定しちゃったんじゃない?」

海未「そうですね」

にこ「いや、にこの隠れファンなのよ。きっと」

可愛らしい悪戯だな

3日目 2回目

絵里「で、私が思うに徳川埋蔵金は絶対にあると思うのよ」

にこ「へ~」

絵里「あれが見つかれば歴史的大発見よ?教科書の内容も変わるかもしれないわ」

にこ「そうなんだ~」

絵里「そうなの」

穂乃果「わあ」

絵里「ぎゃああああ」

にこ「イヤァァァ」

穂乃果「あははは」

にこ「な、何よ?穂乃果?」

凛「わあ」

絵里「きゃあああ」

にこ「ひぃぃぃぃ」

穂乃果「うわぁぁぁぁあ」

凛「引っかかったにゃ~」

にこ「な、何なのよ…」

穂乃果「凛ちゃん…穂乃果まで…」

希「わぁぁぁぁ」

絵里「うぎゃああああ」

にこ「な、何よ?」

穂乃果「うわぁぁぁぁ」

凛「にゃああああ」

希「大成功やね!」

にこ「何なのよ…」

驚きすぎやろw

なんでほのりんまで驚いてるんだよ

4日目

絵里「あら?美味しそうなシュークリームね」

にこ「希が持ってきてくれたのよ」

絵里「へ~希が」

にこ「そうよ?」

絵里「へ~」

にこ「何よ?」

絵里「いえ…」

にこ「食べないの?」

絵里「そ、そうね。頂こうかしら」

にこ「何よ?変な絵里ね」

絵里「じゃあ…頂きます…」

パクっ

絵里「あら?美味しい…」

にこ「シュークリームだからね」

パクっパクっ

絵里「美味し…ん?…辛ぁ…辛い辛い辛い」

にこ「ええ?私が食べたのは何でもなかったわよ?」

絵里「辛い辛い辛い辛い辛い水~」

にこ「ちょっと待って。えっと…水筒が…」

絵里「辛い辛い早く~」

にこ「待ちなさいよ。リアクション大袈裟過ぎんのよ」

絵里「もう無理~」

バタン

にこ「ちょっと…どこ行くのよ…。そんなに辛いのかしら?」

パクっ

にこ「辛ーーーー」

堕天使の涙食ったルビィと同じ動きか

5日目

穂乃果「お~い」

絵里「あら?穂乃果?どうしたの?」

穂乃果「いやぁ、亜里沙ちゃんが歩いてたから」

絵里「え?亜里沙が?どこに?」

穂乃果「亜里沙ちゃん何言ってるの?」

絵里「へ?」

希「お~、亜里沙ちゃんと穂乃果ちゃんやん。何してるん?」

絵里「…希?」

穂乃果「今、亜里沙ちゃんとバッタリ出くわしてね」

希「そうなんやぁ…」

絵里「いやいや…私は絵里よ?」

希「お?えりちのモノマネ?流石姉妹。そっくりやなぁ~」

凛「お~い」

絵里「凛っ!?あのね…」

凛「亜里沙ちゃんこんにちは」

絵里「凛まで?」

希「亜里沙ちゃんごめんな。ウチ等これから用事があるから」

穂乃果「またね」

凛「バイバイにゃ~」

絵里「あっ………何?私って亜里沙とそんなにそっくりなの?それとも私亜里沙になっちゃったの?」

海未「何してるのです?」

絵里「海未っ!?」

海未「何ですか?」

絵里「私って亜里沙?」

海未「はあ?何を言ってるのです?」

絵里「そうよね」

海未「あなたは亜里沙ですよ」

絵里「ええ?嘘?」

海未「なんて冗談は…」

絵里「どうしよう。私、亜里沙になっちゃったの?」

海未「絵里?あの…」

ぴゅあぴゅあやなぁ

芸能人になったらドッキリ大賞取れそう

5日目

~着替え中~

絵里「最近ろくな目にあってないのよ」

海未「そうなのですか?」

絵里「多分希達の仕業だと思うんだけど」

海未「イタズラですか?」

絵里「多分…」

海未「探して来ます」

絵里「いや…まだ確定した訳ではないから。いつもの事だし」

海未「絵里は少し甘過ぎます」

絵里「だって…」

海未「今日だってこれから練習だと言うのにどこをほっつき歩いているのか…」

絵里「はあ…あれ?ん…?」

海未「絵里?どうしました?」

絵里「いや…あれ?…手が…」

海未「手が?」

絵里「手が通らない…あれ?」



海未「どう言うことですか?」

絵里「いや…私が聞きたい…あれ?何で?どうして?」

海未「絵里…なんか…滑稽ですよ?」

絵里「そんな事言わないで」

海未「す、すいません。手伝います」

絵里「そうして」

海未「って言うか…これ…袖の部分が縫い付けられてません?」

絵里「ええ?やっぱり?」

海未「はい。腕が通る訳ないですよ」

絵里「あっ!!これ、私の練習着じゃない」

海未「はあ?」

絵里「何なのよ。もう…」

6日目

絵里「絶対に希達が何かしてるわ」

真姫「放っておきなさいよ」

絵里「放っておける訳ないでしょ?あの三人をそのままにしてたら日常生活に支障をきたすわ」

真姫「そこまで?」

絵里「そこまでよ」

ガチャ

希「ヤッホー」

絵里「来たわね。その1」

真姫「その1って…」

希「ん?どしたん?」

絵里「ん?どしたん?っじゃないわよ!白々しいわね」

希「いやいや、意味わからんて」

絵里「あー、そう。しらばっくれるのね?」

希「何が?」

絵里「こないだ私の顔に水鉄砲かけたじゃない。シュークリームにワサビ仕込むし練習着をすり替えたのもあなた達でしょ?」

希「いや~知らんなぁ」

絵里「あったまに来た。希ぃ~」

希「うっ…ウチやないのに…グスッ…何なん?」

絵里「え?」

希「もう…何なん?何なん?」

絵里「あれ?」

希「うわーーーん」

絵里「ええ?嘘ぉ?ちょつと…希?あれよ?嘘でーす。怒ってませーん」

希「うわーーーん」

絵里「希さん?おーい?希ちゃーーん?のんたーーん?ごめんね?怒ってないから」

希「なんや。怒ってないんやって」

穂乃果「あーっ、良かった」

凛「一件落着だにゃ」

絵里「へ?」

真姫「絵里…チョロすぎ…」

7日目

にこ「でね、花陽ったらそのまま落っこちちゃってさ」

絵里「笑い事じゃないわよ?」

にこ「いや、実際面白かったのよ」

チョイチョイ

絵里「え?」

穂乃果「くらえ」

ブシャーーー

絵里「うわっ…あばっ…な、何よ…また水鉄砲…」

にこ「何やってるのよ…って…うわっ…にこの方まで…」

絵里「何なのよ」

希「えりち、ごめんな?これで顔拭いてな?」


絵里「何がしたいの…あなた達は?」

フキフキ

にこ「ちょっと…にこにも貸しなさいよ」

フキフキ

穂乃果「あっ…にこちゃんまで…逃げろ」

希「退散や」

凛「あ~待って~」

絵里「何だったのかしら?にこ?大丈夫?」

にこ「平気よ。少し濡れただけだから。あの子達タオル置いてったわね」

絵里「そう…ってにこ?」

にこ「何よ?って絵里…あんた…」

にこえり「顔真っ黒よ?」

絵里「え?」

にこ「は?私も?」

絵里「鏡見てみなさいよ。持ってるでしょ?」

にこ「ちょっと待って?え?……うわっ…本当だ。ほら?あんたもよ」

絵里「さ、最悪…。他の生徒に見られちゃうじゃない…」

流石にかわいそう

7日目 2回目

絵里「はあ…私ってイタズラしやすいのかしら?」

真姫「怒らないからダメなのよ」

穂乃果「そうだよ」

絵里「穂乃果…あなたねぇ…」

穂乃果「はい。絵里ちゃん。肉まん食べなよ。元気でるよ?」

絵里「また何かイタズラ仕込んでるでしょ?」

穂乃果「やだなぁ。何も仕込んでないよ。真姫ちゃんの分もあるから」

絵里「本当?」

真姫「まっ、私は何かされた時点で怒るから」

穂乃果「分かってるよ。さっ、絵里ちゃん。美味しから食べてみて?」

絵里「物凄い怪しい…けど。じゃあ、頂きます。ん?んん?」

真姫「やっぱり肉まんに何か仕込んであったのね?」

絵里「これ肉まんじゃなくてあんまんじゃない!!」

真姫「は?それだけ?」

絵里「いや、肉まんのつもりで食べたから一瞬凄い違和感感じたわよ」

穂乃果「逃げろ~」

真姫「く、くだらな過ぎる…」

くだらなくて好き

8日目

絵里「さてと。皆んなが来る前にちょっと日誌をまとめて置こうかしら。いつも海未ばかりに任せちゃ悪いものね」

ガサゴソ

絵里「あれ?筆箱が…あれ?」

ガサゴソ

絵里「……どうして鞄にバナナが入ってるのよ。しかも、皮に名前書いてあるし…字間違ってるし…」

ガチャ

花陽「お疲れ様~」

絵里「花陽…」

花陽「あっ…絵里ちゃん…バナナ…食べての?」

絵里「ち、違うの」

花陽「美味しいよね~バナナ。私大好き」

絵里「……食べる?」

花陽「いいの?」

そろそろロシア仕込みの鉄拳制裁をしてもいいだろう

9日目

絵里「…不自然に少しだけ開いている扉。上を見上げると黒板消しが…あの子達の仕業ね」

真姫「なあに?またイタズラ?」

絵里「ええ。でも、聞いた事あるわ。有名な黒板消しドッキリは物理的に絶対成功しないと」

真姫「まあ。普通に考えればわかる話よね」

絵里「向こうには希がいるの。絶対に黒板消し以外にも仕掛けて来るわ。黒板消しはダミーよ」

真姫「用心深いのね」

絵里「ふっ。逆に用心してればあの子達のイタズラはなんて事ないわ」

真姫「そう。なら早くドアを開けてよ」

ガチャ ストーン

絵里「………ふっ。足元も確認ヨシッ。何もないわね」

真姫「案外これで終わりじゃないの」

絵里「いえ…絶対に何かある。私の席は?」

真姫「何もないみたいよ?」

絵里「そう?怪しい物は………あれ?何もないのかしら?」

真姫「さあ?」

絵里「いや。絶対何か仕掛けてるわ」

真姫「そう」

絵里「ええ」

真姫「……」

絵里「え?何もないの?」

真姫「良かったじゃない」

10日目

絵里「穂乃果達…まだレジで並んでるのかしら?」

穂乃果「……」

希「……」

凛「……」

絵里「あっ、出てきた」

穂乃果「あっ、あの~」

絵里「な、何?」

穂乃果「お笑い芸人のピロシキえりちさんですよね?」

絵里「はっ?」

穂乃果「ファン何です。握手して貰ってもいいですか?」

希「ウチもお願いします」

凛「お願いします」

絵里「ちょ、ちょっと?」

穂乃果「ピロシキギャグもお願いします」

のぞりん「お願いします」

通行人「…」チラチラ

絵里「いや…あなた達…周りの人に勘違いされるでしょ」

穂乃果「え?あっ、すいません。人違いでした」

希「あっ…本当や」

凛「間違えました」

絵里「何がしたいのよ…本当に…」

ガチャ

穂乃果「10日間ドッキリ終了でーす」

希「お疲れ様~」

凛「よくぞ耐えたにゃ~」

絵里「……何?」

にこ「ドッキリって?」

海未「またくだらない事を…」

真姫「呆れるわ」

穂乃果「10日間ドッキリを仕掛けてたの気がついた?」

にこ「え?やっぱり?何かおかしいと思ったのよ」

凛「いや、にこちゃんには仕掛けてないにゃ」

にこ「え?マジ?」

凛「マジにゃ」

にこ「じゃあ…今朝、知らない子供に急に馬鹿って言われたのも?」

凛「知らないにゃ」

にこ「ええ…」

にこ「……」

花陽「に、にこちゃん…」

ことり「ド、ドンマイ」

希「えりち?どうやった?」

絵里「一つ聞いていいかしら?」

穂乃果「どうぞ」

絵里「何の為に?」

希「思いつき?」

凛「暇潰し?」

穂乃果「楽しそうだったから」

絵里「そう…」

穂乃果「実際絵里ちゃんも楽しかったでしょ?」

絵里「そうね」

希「あっ、ならドッキリ大成功やね。そしたら、皆んなであれを言わなきゃな」

穂乃果「あっ~、大成功ってヤツね」

絵里「まだよ」

穂乃果「え?」

絵里「まだ、私が仕掛ける側が残ってるから」

穂乃果「いや…え?何?」

希「いや…ええやん。もう終わりで…」

凛「そうにゃ。そうにゃ」

絵里「ダメよ」

海未「絵里?力…貸しますよ」

真姫「私も貸してもいいわ」

絵里「さあ…ドッキリスタートよ」

えりちの仕掛けるドッキリはかわいいやろなぁ
おつおつ


このシリーズ好き

おつ


仕返し編はよ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom