ガヴリール「はぁっ!?」
ヴィーネ「唐突すぎない?!」
サターニャ「この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルはいつでも言う事が突拍子なのよ、なーはっはっは」
ガヴリール「威張るな、アホ! そもそも私はバンドになんか興味ねぇ、そんなもんパスだ」
ヴィーネ「私も。それに楽器だって使ったことないし」
サターニャ「ふっふっふ♩ 今更断っても遅いわよ?」
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サターニャ「人間共が通う学校の行事「学園祭」のイベントとして、私たちが人間共の前でバンドを披露するって学校中に伝えたのよ。しかも、運営という者たちがぜひ披露して、という事でわざわざイベントのプログラムに入れてくれる事にもなってるしね」
ヴィーネ「えぇっ、何それっ!?」
ガヴリール「おい、聞いてねぇぞ!?」
サターニャ「当たり前よ。バンドを組む事自体は昨日の夜、急に思い付いて、さっきそれを披露するって伝えたばかりだからよ! もちろん、何の相談もなしにね♩」ドヤッ
ガヴリール「おまっ、死ねえぇーっ!!!」バキ
サターニャ「ぐはぁっ!?」ドサッ
サターニャ「」チーン
ヴィーネ「ちょっとガヴ、いきなり乱暴は!?」
ガヴリール「だってこのクソ悪魔が、許可もなしに勝手な事しやがるから!!」
ヴィーネ「確かにそれもそうだけど、とりあえず落ち着いて…ね?」
ガヴリール「……チッ」
ヴィーネ「サターニャも起きて。 ひとまず冷静に話し合いましょ?」
サターニャ「う~ん、イタタッ」ムクッ
…………………
ヴィーネ「でも、サターニャもどうして断りも無く、勝手に話を進めたの?」
サターニャ「だって、あんた達、私がバンド組もうって言ってもきっと断ると思ったから…」
ガヴリール「まぁ、そんな話、死んでもゴメンだから絶対に断ってたよ」
サターニャ「ほら、見なさい! だから私hヴィーネ「だからって、勝手な事して言い訳ないでしょ!?」
サターニャ「!?………ごめん」グスッ
ヴィーネ「あっ!?」
サターニャ「そうよね、流石に今回ばかりは勝手すぎたわね…。ただ、私はヴィネットがいつも良い事をしているのを見て、たまには人間共を喜ばせる何かをするのも悪くはないと考え、近々ある学園祭を盛り上げる為にバンドでも披露しようかなって不意に思ったけど、やっぱり私は大悪魔だか他人を困らせる事がお似合いよね……」グスッ
ヴィーネ「サターニャ…(いつもは人間に対しても尊大なのに、たまには人の為に親切な事をしようとも考えているのね……)」
サターニャ「ごめん。やっぱ運営委員の奴らに言って、やっぱりバンドを披露するのは無しnヴィーネ「分かったわよ」
サターニャ「えっ!?」
ヴィーネ「今回だけよ、今回だけバンドを組むのをOKしてあげる」
サターニャ「ほんとっ!?///」
ガヴリール「お、おいマジかよっ、ヴィーネ!?」
ヴィーネ「しょうがないじゃないの? それに私はサターニャの為じゃなくて、学園祭の運営委員の人達がせっかくイベントして組み込んでくれたものを、後からやっぱり無かったことにしてって言って、結局は運営委員の人達に迷惑が掛かるといけないと思ったからでっ…///」
サターニャ「恩に切るわ♩」
ガヴリール「ヴィーネは相変わらず優しいねぇ…」
ヴィーネ「もちろんガヴも一緒に組むわよね、バンド?」
ガヴリール「はぁっ、なんで私まで!?」
ヴィーネ「いいから。いつも一緒に行動している以上は乗りかかった船の勢いで行かなきゃ、ね?」
ガヴリール「ちぇっ…分かったよ。組めばいいんでしょ、組めば」
ガヴリール「その代わり今度、何か奢れよな?」
サターニャ「ガヴリールまで……/// ありg…じゃなくて、バンドを組むって言うなら最初から断らずに了承すればいいじゃないの。まったく素直じゃないわねっ///」プイッ
ガヴリール「どっちがだよ!? ってか、ヴィーネ…こいつもう一回殴っていいか?」イライラ
ヴィーネ「もぅ、止めなさいよ。 それにサターニャも普通にお礼が言えないの?」
サターニャ「ふん………アリガトウッ///」ボソッ
ガヴリール「何か言ったか?」
サターニャ「別にっ///!?」プイッ
ヴィーネ「………(ふふっ、小さな声だけど、ちゃんとお礼は言ったようね…)」
サターニャ「ほら、ここよ!」
ヴィーネ「ここって音楽室?」
ガヴリール「確か、最近はけいおん部って奴らが使ってるよな?」
サターニャ「そう。その部に許可貰って…ほらっ!」ガラッ
「バンドで使う楽器一色」バァーン
ヴィーネガヴリール「「おぉっ…」」
サターニャ「バンド演奏で使う楽器とここの練習場所をわざわざ借りたのよ、どう?」ドヤッ
ラフィエル「あっ、サターニャさーーん♩ 文字通りガヴちゃんとヴィーネさんを連れて来ましたね」ヒョイ
ヴィーネ「ラフィ!?」
ガヴリール「ってか、お前もいるのかよっ?!」
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