勇太「よしよし。六花、お前が1番拗らしてる中で年上なんだから優しくしろ」

六花「なっ！勇……ダークフレイムマスター、僕の割に大きな口を叩くではないか」

勇太「いつ僕になったんだよ」

六花「だいたい勇太は小鳩の血を分けた半身では無いはず！」

小鷹「それなー。よき小鳩がなついたもんだよ。しかも男に」

小鳩「クックックッ……この者からは深淵よりも深い闇を感じるのだ。同胞に違いないぞ？我が半身よ」

実際に技出せるのめぐみんだけじゃないですかーやだー

小鷹「まぁ小鳩の人見知りが治る為なら良いけど」

六花「さては妹が手元から離れて孤独を感じているのだな？アークデーモン」

小鷹「だーれがアークデーモンだ」

小鳩「そうじゃ。あんちゃんは我の半身ゆえ、そのような下等な魔族では無い」

小鷹「でも確かに、子離れじゃないけどちょっとだけ寂しいのはあるな」

小鳩（子離れじゃないけど寂しい？……小鳩がいないと寂しい…………小鳩無しでは生きていけない！）

小鳩「あんちゃん！あんちゃんはもう…………仕方ないあんちゃんじゃ」ﾑｷﾞｭｯ

小鷹「？」

小鳩「ほれ、望み通り熱い抱擁をしてやったのだ。何か言うことがあるだろう？」

小鷹「小鳩……」

小鳩「あんちゃん……」

小鷹（相変わらず発育が……）

勇太「中二病の妹がいる気持ちはよく分かるなぁ」

小鷹「そう言えば勇太も妹がいるんだよな。その、中二病なのか？」

勇太「上の妹はしっかりしてるんですけど、下の妹は怪しいですね」

勇太「それに1番厄介なこいつに付きまとわれてますから」

六花「私は妹ではない！いや、妹ではあるがダークフレイムマスターの妹ではない！パートナーなのだからぁ！」

勇太「僕だったりパートナーだったり忙しいな」

六花「ちなみに小鳩の半身である貴様も我の眷属なのだからな」

小鷹「いつのまに……」

六花「あと我がパートナーであるダークフレイムマスターに私の許可なく引っ付いた借りは返させて貰う」ﾑｷﾞｭ

小鳩「や、こらぁ！なにあんちゃんに抱きついとるんじゃ！」

六花「魔力回復」

小鷹（見た目によらず発育が……）

カズマ「なぁめぐみん」

めぐみん「なんですか」

小鳩「魔力回復ー！」

六花「魔力回復！」

小鳩「ダークフレイムマスターからも魔力回復しちゃるー！」


カズマ「どうしてあの2人は俺の所へ魔力回復しに来ないんだ？」

めぐみん「キモいからじゃないですか？」

カズマ「いやいや、見てくれ的には大差ないだろ？」

めぐみん「2人は心が純粋ですから。中身の汚れが見えるんですよきっと」

カズマ「じゃあとりあえず余り物は余り物同士仲良く魔翌力回復するか」

めぐみん「えっ、嫌ですよ気持ち悪い」

カズマ「気持ち悪くはないだろ。苦楽を共にしてきた仲間じゃないか」

めぐみん「そもそも私をカズマと同じ様な仲間はずれにしないでください」

カズマ「あっ、おいめぐみん！どこ行くんだ！心も体も暖めようって！」


めぐみん「……わ、私も魔翌力回復しても良いでしょうか！」

小鷹「別に良いけど俺に抱きついても魔翌力なんて回復しないぞ？」

めぐみん「かまいません、気持ちの問題ですから！でわ！」ﾑｷﾞｭｯ

めぐみん「ハアァァ……なるほど。これは素晴らしいものですね……今なら何発でも爆裂魔法を打てそうです」

小鷹（めぐみんって確か小鳩と同じ学年だったよな……発育の差が……）

めぐみんと聞いてファッションビッチの子かと思った

小鳩「あああ～！！！！なにしちょるんじゃー！うちのあんちゃんから離れろー！」

めぐみん「魔力回復中なので無理です。ポカポカしてきましたから」

小鳩「ポカポカすんなぁ～！あほー！」

めぐみん「仕方ありませんねぇ……ダークフレイムマスターから魔力を貰いましょうか」

勇太「フッフッフッ、この我の魔力を果してその華奢な体で受け止められるかな？」

六花「勇太！普段はそう言うのしないくせにめぐみんにだけずるい！私も！」

めぐみん「カズマに同じセリフを言われたら寒気がするほど気持ち悪いですけど、言う者が違うだけでこれ程変わる者なんですね」

小鳩「うちも！うちもー！あんちゃんやって！」

小鷹「いや、俺はダークフレイムマスターにはなれないから」


カズマ「なんだこれ」

カズマ「フッフッフッ、この我の魔翌力を果してその華奢な体で受け止められるかな？」

たしかにこれは…

カズマ「え、なにこれ。辛いんだけど」

カズマ「男3人に女3人でどうしてこんな事態に……」

ｶﾞﾁｬｯ

凸守「お待たせしましたデース！マスター！」

勇太「相変わらず髪をそうしてれば見てくれだけは優等生で良いんだけどな」

カズマ「俺の美少女キター！まだ幼いが将来有望、さあ俺の愛の魔翌力を充電してあげ～んまぁ～」

凸守「どくデース！このゴボウ！！」ﾊﾞｼｯ

カズマ「ねぎしっ！！」

凸守「マスター、凸守も仲間に入れてくだサーイ」

六花「凸守は小鷹から魔翌力を貰う担当。しっかり抱きついてくると良い」

凸守「了解デース！」

小鳩「だめー！！」


カズマ「ケホッ、ケホッ…」

カズマ「おーい、カズマさんいじけちゃうぞー」

カズマ「おーい、おーい、帰るからなー。知らないぞー」

カズマ「…………」


カズマ「なんなんだよいったい。あの駄女神や変態はどこ行ったんだよ」

カズマ「ん？なんだこの部屋？部員募集中？」ｶﾞﾁｬｯ


夜空「なんだ貴様は」

七宮「もしかして入部希望！？」

ゆんゆん「あなた確かめぐみんの……」

もこっち「……」

『隣人部』

カズマ「隣人部？」

こうしてカズマさんは隣人部へ入部し幸せに過ごしましたとさ