小梅「待ち合わせの時間まで…あと30分…、早すぎた……かな…?」
ガサガサッ
小梅「でも……なんだか、不穏な気配……?」
コソコソ
小梅「気のせい……かな?」
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小梅「あ…あそこの人……プロデューサーに似てる………」
??1「ギックー!ヤバイヤバイッ」
小梅「あ、あの……」
??1「あ、あ、な、なんですか?」
小梅「………(すごくしゃくれてる…)」
??1「あ、あの、用事があるので、失礼します!!」
小梅「行っちゃった…やっぱり、気のせい…かなぁ?」
ホッ...
小梅「でも…視線は、感じるまま……」
ガサガサガサッ
小梅「……?」
小梅「あ、あの人…美玲ちゃんに似てる…」
??2「!?!?こ、こっちに来るぞッ!」
小梅「あ、あの…?」
??2「な、なんだッ!」
小梅「………(すごくしゃくれてる…)」
??2「よ、用事があるからッ!じゃあなッ!」
小梅「行っちゃった…別人、かな…」
フー,アブナカッタゾッ
小梅「プロデューサーなら…スカウト、する、のかな…ふふっ」
小梅「あ、今日は輝子ちゃんとのデートなのに…仕事のこと考えたらダメ…反省しなきゃ…」
小梅「……あれ、あそこの…二階の喫茶店……楓さん…?」
??3(!…気づかれたかしら?)スチャッ
小梅「あ、サングラス…つけ始めた…これじゃ、わかんない……」(あと…すごくしゃくれてる…)
??3(しゃくれて釈然としない…ダメね、微妙だわ)
小梅「しゃくれてるし……別人、かな…」
??3(しゃくれ、自転車くれ…うーん…)
小梅「なにか考え事をしてるし……偽物…?」
(しゃくれ、じゃ暮れに会おう…うーん)
小梅「今日は…珍しいことが…いっぱい…!」
小梅「なにかいいことあるのかな…?ふふっ」
小梅「うん…そう思うよね…」
小梅「あれ…?あそこの、メガネ屋さんにいるのって……」
??4「コノフレームガー、レンズガー」
小梅「こっちを見てる様子もない……後ろ姿だけど…気にしすぎ……か…」
??4(ふふふ、甘いですね!メガネを試着しているふりをして小梅ちゃんの動向を鏡越しに観察しているのです!)
小梅「うーん……」チラッ
??4「!!!!目が合ったッッッ」
小梅「………(この人もしゃくれてる…)」
??4「ふー、やっと目をそらしてくれた…」
小梅「やっぱり、しゃくれてたし……別の人かなあ…」
エー!コノメガネガサンキュッパ!?
小梅「でも気配は感じる…あの子に偵察、させようかな……」
小梅「え?町一帯…?ううん、そこまでしなくても…いいよ?」
小梅「この駅前だけで…いいからね?」
小梅「うん……あ、あそこにいるのは、ちひろさん…?」
??5「ダイタイアナタハイツモイツモ...」
??1「コエガデカイデスッテ!アッ!キヅカレタ!」
小梅「プロデューサーに似た人と一緒…怒ってるの、かな…?」
??1「キヅカレタラオシマイナンダァ!」
??5「イクラデスカ?」
??1「エナドリ2ダースデ!」
??5「コンカイダケデスヨ?」
小梅「あれ…よく見たら、しゃくれてる…」
ダイタイアナタハ!
イヤチョット!コエガ!
アイドルヲストーキングシテケイサツニツカマルトカァ!
ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!
ナニカンガエテルンデスカ!
小梅「でも…そっくり…」
小梅「しゃくれてるから…別人、だよね?」
小梅「私は…別人だと、思うよ…?」
フー,ナントカダマサレテクレタカ
小梅「そっくりさん…こんなにいっぱいいたんだね…」
小梅「え…?それは違うよ…?」
ブルブル
小梅「ううん…それは…アタル版マッスルスパークでしょ…?あ、LINEだ…」
怪奇!キノコアイドル:新着メッセージがあります
小梅「輝子ちゃんから…?何だろう…」
怪奇!キノコアイドル:小梅ちゃんごめん
怪奇!キノコアイドル:結構ギリギリに着く…
怪奇!キノコアイドル:(スタンプ)
小梅「うん…いいよ」
Koume:大丈夫だよ
Koume:もう待ち合わせの場所だから待ってるね
Koume:急がなくてもいいよ
小梅「ふふっ、楽しみだなぁ…」
小梅「視線…感じる…どこ…?」
小梅「わかった…偵察だね、いってらっしゃい…」
小梅「いた…?ビルの屋上……?ほんとに…?」
小梅「待ち合わせまで10分…突き止めなきゃ……」
??6「こ、こっちに向かってくるであります!気づかれた!?」
??7「おおおおおお落ち着いて!煙玉があります!」
??6「落ち着くのはお互い様であります!まだ時間はたっぷり…」
??7「あ、このビルって確かエレベーターありましたよね…?」
??6「あっ」
キィィィ(ドアノブが回る音)
??6&7「!!!!」
小梅「あれ……?誰もいない…」
??7(こ、小梅殿…この体勢はキツいです…!)
??6(は、早く…)
小梅「あそこにサボテンがあるけど…うーん?」
小梅「もういないみたいだね……」
バタン
??6「はーっ!助かったであります!」
??7「亜季殿の機転はあっぱれですな!」
??6「この年になって組体操をするとは思いませんでしたな!」
??7「あとはやっぱり……」
??6&7「しゃくれていたおかげ!!」
??7「亜季殿もしゃくれていたのですか!?」
??6「あやめ殿も!?」
(それでいいのか、小梅よ…)
??7「あれ?今声しませんでした?」
??1「よし…なんとか全員ごまかしきれたようだな」
「フヒ、親友…こんなところで何してるんだ…?」
??1「!!!???」
星輝子「?」
P「輝子ッッッ!!!」
輝子「???」
小梅「あ、輝子ちゃん……!」タタタ
P「げえっ、小梅!」
小梅「プロデューサー…何してるの…?」
輝子「もしかして……尾行、か?フヒ…」
小梅「尾行……?そんなこと、してたの…?」
P「ち、違うんだ!小梅!これはお前たちが危ないやつらにナンパされないか…」
輝子「それはもう答え合わせ…フヒ」
小梅「やっぱり、尾行、してたんだね…」
P「ぐあーーーーっ!!!だが俺だけじゃない!!あそこの美玲も!」
??2「ギクッ」
小梅「しゃくれてるから、別人…だよ?」
輝子「フヒ……?」(まあそういうことに…しておこう…)
P「あそこには楓さんが!」
??3「しゃくれをしゃあ(さあ)くれ…」
小梅「あの人も…しゃくれてる…」
輝子「フヒッ!?」(あんなとこにいたのか…全然気づかなかった…)
P「あそこには春菜が!!ってあれ!?いねえ!!」
小梅「罪を逃れるためにいない人を出しちゃ…ダメだよ?」
春菜「いやー!こんな良質のメガネがサンキュッパで買えるなんて!いい買い物しました!」
春菜「あれ?なにか忘れてるような…」
P「あそこにはちひろも!」
小梅「しゃくれてる、よ…?」
輝子「フヒ…」(あんな色のスーツ着てる人他にいないだろ…)
P「あのビルの屋上には亜季とあやめがぁ!」
小梅「あれは…しゃくれサボテン…」
P「しゃくれサボテン!?」
輝子(将来が不安になってきたぞ…フヒヒ)
P「え、えーっと…ワタシ、プロデューサーデハアリマセーン」
小梅「いまさらしゃくれても…遅い、よ…?」ゴゴゴゴゴ
P「小梅の全身が黒く染まっていくぅ!?」
このあとめちゃくちゃマッスル・インフェルノされた。
完!!!
アイドルのLINE名を予想するのが最近のマイブームです。
読んでいただきありがとうございました。
乙
小梅は人の顔の最終判断を顎辺りで判断してたのか…
乙
>>26
城ノ内レベルなら認識できなくなるかも
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