魔王「ほぉ…これがすのぉどーむか」 (11)
~魔王城~
魔王「むぅ…」
側近「何か悩み事ですか?魔王様」
魔王「いや、なぁ…。この間、ゴブリンのやつが持ってたものが気になってな…」
側近「あぁ、スノードームですか。あれなら地下の倉庫にありましたよ?」
魔王「何っ!それは真か側近!!今すぐ持ってきてくれ!」
側近「えぇ…地下はジメジメだから嫌なのですが…」
魔王「はよぉ!ウチは今見たいんじゃー!!」
側近「はいはい…取ってくるんで大人しくしててくださいね?」
魔王「うむ」
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~5分経過~
魔王「」ソワソワ
~10分経過~
魔王「まだかの…」ウムム
~その頃の地下倉庫~
ツルッ パキィィーン
側近「やっべ、落とした」
側近「うわ、どーしよ粉々じゃん…」
側近「『無かった』なんて言ったら怒るだろーな、魔王様…よし」
~30分経過~
魔王「ぁぁぁぁぁぁぁああああながーい!!」
ガチャ
側近「申し訳ありません、遅れました」
魔王「おぉ!して、すのぉどーむは?!」
側近「どうぞ」つオオキメノスーパーボール
魔王「」
側近(さすがに無理だよなぁ…)
魔王「…ほぉ、これがすのぉどーむか」キラキラ
側近(うっ、心が…)
魔王「しかし、ゴブリンのやつが持ってたのとは随分違うのぅ?」
側近「え、えぇ。それは魔王様用の特注品です」メソラシー
魔王「ウチ専用か!ありがとぉ側近♪」
側近(方言出ちゃってる魔王様可愛いぃぃいい)
~その頃の魔王城入り口~
勇者「ここが…魔王城か」
勇者「ふっこのサイズの城ぐらい造作ない…」
………
勇者「俺ならいける俺ならいける俺ならいける」ダラダラ
勇者「はぅあ!!お腹痛い!!もぉやだ帰りたいよお母さんんんん!!!」
勇者「はぁ…裏口探そうかなぁ…」
勇者「行くしかないよなぁ…」
ガチャ
勇者「あれ?誰もいない」
勇者「そっか、夏休みだよな」ポンッ
勇者「いや、魔物にもあるのか?…考えてたらキリないな、進もう…」
勇者「うぅ…あの銅像動きそうだなぁ、避けよう…」
バササササ
勇者「ひっ!…なんだ、コウモリか…」
勇者「くそぅ、何が雷の魔法だよ…女神のバカやろぉ…」ハァ
勇者「あ、ここ食堂っぽいな。ラッキー」
~魔王様~
魔王「すのぉどーむはずぅと見ても飽きんのぉ」キラキラ
側近「スノードームを見てるのもいいですけど、そろそろご飯にしましょう?」
魔王「うむ…仕方ないの…」ギュル-
側近「では、食堂から今日の分持ってきますね」
魔王「頼んだぞ」ギュルルルル
~食堂~
側近「はぁ…魔王様には悪いことをしたな…」
側近「可愛いからいいのか?いや…」ガチャリ
勇者「」モグモグ
側近「えっ」
勇者「…うん?」ダラダラ
側近「どちらさまです「ごめんなさいいいい!!!!」
勇者「許してください!なんでもしますからぁぁぁ!!」
側近「うるせぇ」ケリー
勇者「」
側近「なんだコイツ……。ん 、この魔翌力は…?」
~魔王サマー~
魔王「まだかなぁ…」
ガチャーン
側近「魔王様!!勇者です!」
魔王「えっ、今きたん?」
側近「急ぎ支度を!!ほら、パジャマ着替えて!」
魔王「ううぅ…ウチ、お腹減ったんやけど…」
魔王「…( ゚д゚)ハッ!」
魔王「…ウチは腹が減ったんじゃが…」
側近「あぁぁぁーもう早く早く!」
キガエナウー
魔王「この格好は窮屈じゃなぁ…」イススワリー
側近「ほら、顔引きしめて!来ますよ!!」
シーン
魔王「…来ないぞ?」
側近「あれ、おかしいですね…確かに魔翌力を感じるのですが…」
◇扉の前の勇者◇
勇者「うっ、蹴られたところが痛む…」
勇者「この先に魔王がいるのかぁ…やだなぁ」
勇者 アァヤクソウカウノワスレタ シカモセイスイモナイオワッタ
カテナイヨナキット ゴメンナサイオカアサン ボクモウカエレナイ
ウダウダウダウダウダウダウダウダウダウダウダウダ
側近「はよ入ってこいやゴラァァァア!!!」
勇者「ひぃっ?!ごめんなさいごめんなさい!!」
側近「…コホン お前が勇者か。なんと無様な」
側近「たった1人で魔王様に勝てるとで「お腹減ったぞー側近んー」…
勇者「えっ…あれ、魔王?」
側近「あれ?もっぺん言ってみろ」
勇者「あの麗しい子が魔王様?」ガタガタ
側近「…そうだ。こっちにこい」スタスタ
勇者(嫌だなぁあの人怖いよぉ魔王ちっちゃいよぉ)テクテク
魔王「オッホン。よ く き た な 勇 者 よ 」ゴゴゴゴゴ
魔王「たった1人でこの私に適うとでも?」ゴゴゴ
勇者(……オーラちいせぇぇぇぇぇえ!!!)
側近(決まってます!魔王様!)キラキラ
勇者(あれ?コイツなら俺勝てんじゃね?)…
勇者「おっ、俺はお前を倒しにきた!」アシガクガク
勇者「容赦はしないぞ!!はぁ!!!」
キィンッ
魔王に 1 の ダメージ!!
勇者「やぁっ!!!」
ポキッ
魔王に 0 の ダメージ!!
銅のつるぎ は 折れてしまった!!
魔王「て、手加減はいらんから、本気できてや?」
魔王「ウチもちぃと本気だすからの!」
魔王 は 極大闇魔法 を連発した!!
勇者「」
勇者 を 倒した!!
魔王「えっ?」
側近「」oh....
魔王「ゆ、ゆーしゃ?大丈夫かえ?」
勇者「」
魔王「ぁぁぁぁああどないしよ側近!!!助けてあげてー!!」
側近「ゆ、勇者を助けるのですか?」
魔王「はよお!」バタバタ
側近「わかりました…」カクテイフッカツマホー
キララーン
勇者「…ぐっ、俺の負けだ魔王よ…」
側近「いやもうどこから突っ込めば?」エー
勇者「ごめんなさい。なんでもするので助けて下さいませんか」
側近「…どうしますか、魔王様?」
魔王「うむぅ…仕方ないの、ウチの話し相手にでもするかのぉ…」
勇者「ホントですか!!ありがとうございますぅぅう!!」
魔王「…やっぱ助けなくてもいいかの?」
側近「御意」キュイーン
勇者「もうしません、ごめんなさい」
~30分後~
魔王「勇者!これがウチ自慢のすのぉどーむじゃ!」つオオキメノスーパーボール
勇者「…ん?それって『スーパーボール』じゃないのか?」
魔王「す、すーぱーぼおる?」
側近「」
魔王「…側近、ウチを、騙したのか?」プルプル
側近「いやいや!それは真にスノードームでございます!」
側近(勇者、口裏をあわせろ)ヒソヒソ
勇者「えっ、だってあれスーパーぼー ドゴーーン
魔王「ゆ、勇者?!側近!何してるんじゃ!!」
側近「…勇者がスノードームを魔王様から取り上げようとしてたので」メソラシー
魔王「な、なんと……」
勇者「痛ーーい!!!くっそぉ、何が側近だよ…あの巨乳眼鏡野郎…って、魔王様?」ダラダラ
魔王「ゆぅうううしゃああ…ウチのすのぉどーむを狙うとはいい度胸じゃのう?」ニコニコ
勇者「えっ…えっ?ちょまっ 「」
魔王「ふんっ!言い訳はききとーないわ!!勇者のアホー!」
勇者「ま、まってくれ魔王…」ガラガラ
魔王「…なんじゃ、弱い癖にタフじゃのう…もう1発打っとくかの?」
勇者「違うんだ!君が持っているのはスノードームじゃない!」
勇者(側近のやつは絶対に許さねぇ!!道連れだこのやろう!!)
魔王「なんじゃと…?勇者、ウチを怒らせたいみたいじゃのぉ…?」
勇者「本物のスノードームは…ちょっと買ってくるから待っててくれ!!」ドヒュー
魔王「ま、待てぃ!!…行ってしもうた……さて、側近に聞くとするか」
タタタタタタ
魔王「そっきーーん!あれはすのぉどーむじゃないのかえっ?!」
側近「えぇーっと、それは誰に?」ダラダラ
魔王「勇者じゃ、あやつが違うと言っておったぞ?」
側近「」
魔王「ほぉ…」ビキビキ
魔王「言い訳は、終わりかの?」ニコニコ
側近「はい…すみませんでした魔王さ
魔王 は 極大火炎魔法 を 連発 した!
側近に 250 の ダメージ!!
側近に 250 の ダメージ!!
側近に ((以下略
魔王「ふぅ…こんなものかの?」
側近「」コゲー
ガチャリ
勇者「魔王!これがスノードームだっ!!」
魔王「それが…すのぉどーむ…」
魔王「綺麗じゃのう…」
勇者「…ところで、それ、どうしたんだ?」
側近「」コゲー
魔王「うむ…ウチを騙した罰…かのぉ?」ニヒ
その後スノードームに心を奪われた魔王が
やがて旅に出て世界の美しさを知り
世界平和を目指すのは、また別のお話し。
魔王「ほぉ…これが、すのぉどーむか」完
読んでる方いるかわかりませんが、ものすごい雑ですみません…
HTML化依頼してきます
関西弁魔王可愛い
スノードームに興味津々魔王可愛い
側近も魔王に甘い可愛い
なんとかして側近の乳を揉み捲くって魔王が嫉妬する展開まで持っていってくれ
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