お友達 (7)
ヒトナリ君は人見知りでしたが、たった一人だけお友達がいました。
タカヒト君という同い年の男の子です。
二人はいつも一緒。何処に行くにも手を繋いで歩くほど仲良し。
ヒトナリ君の母親はそんな二人を見ていつも微笑んでいました。
ある夏の日。
二人が川に水遊びに行った時のこと、ヒトナリ君は足を滑らせ流されてしまいました。
助けようとしたタカヒト君も一緒に流されてしまいました。
ヒトナリ君は助かりましたが、タカヒト君が見付かることはありませんでした。
ヒトナリ君は明くる日も明くる日も探しに行きましたが、タカヒト君を見付けることは出来ませんでした。
悲しみに暮れるヒトナリ君でしたが、ある日突然タカヒト君はお母さんに連れられて帰って来ました。
ヒトナリ君は大喜びしましたが、一つ気になることがあったのでお母さんに訊ねました。
タカヒト君をどこで見付けたの、と。
お母さんは困ったように微笑んで、警察の人が見付けてくれたのよと言いました。
二人は今日も一緒です。
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終わり。依頼出してきます。
ありきたりな話ですが読んでくれ方ありがとうございました
かごめかごめ的な不気味さがある話だな
乙
人なり君と人形ヒトカタの話です。
書いといてなんだけど、こんなのでもまとめられるのか
まじめに考えながら書くのが馬鹿らしくなるな
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