ことり「うんこ」(206)
初投稿です。
【教室】
ことり「えぇ~~ん」ポロポロ
穂乃果「どうしたの?」
海未「ことりがボロ泣きするなんて珍しいですね。」
ことり「うんこぉ~~っ!!」ポロポロ
ことり「うんこなのぉ~っ!!」ポロポロ
海未「は?」
海未「ことり、ここは校内ですよ?下品な発言は…」
ことり「アルパカさんがうんこなのぉ…」ポロポロ
穂乃果「はい?」
海未「???」
ことり「ことりもわけが分からなくて、それでもう泣きたくなって…」
海未「と、とりあえず、アルパカ小屋に行きましょうか」
ことり「うぇえ~ん」ポロポロ
【アルパカ小屋】
白パカ「メェ~♪」
茶パカ「シェッ…」
花陽「アッ、ウミチャンホノカチャンコトリチャンドウシタノォ?」
海未「花陽…!!」
海未「ことりが意味の分からないことを言ってまして…。」
(・8・)「うんこなの、花陽ちゃん」
穂乃果「なんかね、アルパカさんが"うんこ"なんだってー!!」
花陽「えっ、アルパカさんが!?」
花陽「アルパカさん、ほんと?」
白パカ「ヴォ~♪」
茶パカ「シッ…」
花陽「ん~…意味がわからないです…」
花陽「ってことりちゃん!どうしたの!?」
ことり「あぅ…あ……あ、あ……」ガクガク
ことり「また、また感じた…!!」
ことり「アルパカさんがそろそろ漏れそう…!!」
穂乃果「またまた~」
白パカ「ヴォ…」
ことり「3…」
白パカ「ヴォォ…」
ことり「2…」
白パカ「ヴォォ…!?」
ことり「1…」
ブリリリリリブチチチチツチチブチュリブリブチュチュブチリリリブビビッブビッブチチチリブチブチブリブリブリリィ!!
穂乃果「ひっ」
穂乃果「ひぃぃぃぃ!!」
海未「な…なんと…!!」
花陽「えっ…トイレの時間はまだのはずだよ…!?」
白パカ「」スッキリ
ことり「…ほらぁ」
ことり「ことり、言ったもん」
海未「もしかしてことり、アルパカさんが漏らしてしまうことを本当に知ってたのですか…?」
ことり「うんっ♪」
穂乃果「どんな感じで知ったの?」
ことり「うんこ、漏れる…!!って空気を感じたっていうか…」
ことり「よく分かんないけど、そんな感じだよっ♪」
海未(( なるほど…使えますね、この力 ))
穂乃果((ふむふむ…利用させてもらうよ、ことりちゃん!! ))
帰宅後…
【海未の部屋】
海未「ことりはきっと、他の人が便意をもよおした時に、誰が便意をもよおしたのか分かる能力にでも目覚めたのでしょう。」
海未「ふふふ……念願の夢が叶います…!!」
海未「穂乃果が恥ずかしがって泣いている姿を携帯電話で撮るという夢を!!」
海未「泣いている姿というものは凄く好きです。その人の普段見えない弱さが垣間見えて、胸がキュンとします。」
海未「ふふっ…それに、私は刺激のある臭いが大好きですからね。」
海未「穂乃果がうんこを漏らしたとなれば、好物(穂乃果)×好物(うんこの臭い)×好物(泣いてる)×好物(恥ずかしがってる)という素晴らしい組み合わせ!!」
海未「今まで何度もポケットに撮影機器を忍ばせていましたが…穂乃果が泣きながら恥ずかしがる機会なんて全くありませんでした…!!」
海未「しかし、うんこを漏らしたとなれば…穂乃果でもきっと顔を真っ赤にして泣くはずです!!」
海未「穂乃果が顔を真っ赤にして泣いている映像を、常に手元で再生して観れる……素晴らしいです。」
海未「そうですね…ことりに、協力してもらえるか頼んでみましょう。」
海未「穂乃果が漏れそうになったら、合図をくれれば良いのです。」
【穂乃果の部屋】
穂乃果「ことりちゃんはきっと、人の心の声が聞こえるんだよ!!」
穂乃果「海未ちゃんが穂乃果に隠れてなにかコソコソしてるのは知ってるから、」
穂乃果「ことりちゃんに海未ちゃんの心を読んでもらおう!!」
穂乃果「海未ちゃんが何考えてるのか突き止めてみせるよ!」ガッツポーズ
穂乃果「ことりちゃんにお願いしてみよう!」
【ことりの部屋】
ピロリン♪
ことり「あ、ンミチャンからメッセージだ」
ーーーーーーーーーーー
海未:ことり、あなたは他人の便意が分かるんですよね?
ことり:うん。
海未:私に協力してくれませんか?
ことり:うん、いいよ。どうかしたの?
海未:穂乃果がもし便意をもよおした時は私に合図を送ってください。
海未:すぐさまおんぶしてトイレに連れていってあげましょう。
ことり:ありがとう海未ちゃん!
ことり:穂乃果ちゃんを助けてあげてね!
海未:はい!
ーーーーーーーーーーー
ことり「海未ちゃん偉いなぁ」
ことり「ことりも人助けのお手伝いが出来て嬉しいな」
ピロリン♪
ことり「あれ?穂乃果ちゃんからもメッセージだ」
ーーーーーーーーーーー
穂乃果:ことりちゃん人の心の声が聞こえるんだよね!明日海未ちゃんの心の実況お願いね!
穂乃果:期待してるからね!!
穂乃果:じゃあ、おやすみなさい!
ーーーーーーーーーーー
ことり「ちょっと待って」
ことり「穂乃果ちゃん何か勘違いしてるし、寝ちゃったよ」
ことり「えっ、どうしよう」
ことり「期待されてて凄く断りにくい……」
ことり「うーん…」
ことり「よし、見なかったふりをしよう!ガン無視…!」
翌日…
ことり「穂乃果ちゃんも海未ちゃんもおはよ~」
穂乃果「うん、おはよー」
海未「おはようございます」
ことり「あー、お腹空いたよぉ~」グルルル~
穂乃果((ことりちゃんが"お腹空いた"って実況したってことは))
穂乃果(( 海未ちゃんは今、お腹が空いてるんだ))
ことり「海未ちゃん、穂乃果ちゃん今日の朝はなに食べたの?」
穂乃果「穂乃果はもちろんパンだよー」
海未「私は白米、味噌汁、焼き魚ですね」
穂乃果「あ~、教科書に載ってるやつだ。」
穂乃果「海未ちゃんぽいってヒデコちゃんと話してた(笑)」
穂乃果(( ウッ…))ギュルギュルギュル~
穂乃果((朝ごはん思い出してたら急にお腹が…!!))
ことり(( はっ…穂乃果ちゃんに便意が!!))
ことり((海未ちゃんに知らせなきゃ…!!))
ことり「うんこっ!!うんこーっ!!」
海未((えぇっ!ちょっ…ストレートにうんこって言います!?))
海未((まぁいいです…携帯電話の準備はバッチリですよ…!!))
穂乃果(( ことりちゃん…穂乃果の心の声を実況しないでよ……))
穂乃果((あれっ……もしかして…穂乃果の心の声じゃなくて……))
穂乃果((えええっ!?海未ちゃん、うんこって考えてるの!?))
穂乃果((海未ちゃんもお腹痛いんだ!!))
穂乃果「海未ちゃん、一緒にトイレに行かない?」
海未「いや、大丈夫です」
穂乃果「まぁそう…、我慢せずにさ…っ…!!」プルプル
穂乃果(( ンオオッ…お腹が厳しいっ))ギュルギュルギュル
海未((ふふふ…その表情は、腹痛で苦しんでいますね))
海未「もう少し耐えれば私の勝利です…!!」
海未((はっ…つい、口に出してしまいました…!!))
穂乃果((海未ちゃんもうんこ我慢してるんだ…!! ))
穂乃果((もう少し便意に耐えれば勝ちってことは、今は腹痛が引きつつあるんだね…!!))ギュルルー
穂乃果((とりあえず穂乃果はトイレに行かなきゃ!!))
穂乃果「ちょっとごめんね、トイレにいっ」
海未「穂乃果、ちょっと待ってください。ブレザーのボタンが外れてますよ」スタスタ
穂乃果「えっ!?あっ、ホントだ」
穂乃果「自分で直すから…っ…大丈夫っ…だよ」
海未「まぁ、そう言わずに」スッ
穂乃果((ああああっ…!!海未ちゃんお腹触らないで…っ!!))
海未「あれ?上手くボタンが付けられませんね…」グイグイ
穂乃果「やめっ……や…やめて……」ギュルルー
海未「何がですか?」
穂乃果「お、お腹がいた……」
穂乃果「うっ……!!」プルプル
ことり「あっ…」
ことり「3」
ことり「2」
ことり「1」
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穂乃果「ううっ……ヒック…」ポロポロ
海未((撮影スタートです。))ジーッ
穂乃果「あぅ……あはあ゛ぁ゛あ゛ぁ゛!!」ポロポロ
穂乃果「見ないでよっ!!…見ないでぇえ゛っ!!」ポロポロ
穂乃果「なんで撮ってるのぉ゛…!?」ポロポロ
穂乃果「ほのかっ゛…トイレに゛行くねって言ったもん…!!」ポロポロ
穂乃果「もう知らないっ!!ことりちゃんも海未ちゃんもっ!!」ダッダッダッ
海未「行ってしまいました…」
ことり「海未ちゃんッッ!!」
海未「…はい」
ことり「どうして穂乃果ちゃんがトイレに行くのを邪魔したの!?」
ことり「もしかして穂乃果ちゃんがおもらししてるところをカメラで撮るために…」
ことり「そんなことのために!ことりの能力を利用したの!?」
海未「うっ……」
ことり「海未ちゃんの変態ッッ!エッチ!!」ダッダッダッ
海未((2人とも行ってしまいました…))
海未((私が暴走しすぎました、謝らなければいけません…))
【穂乃果の家】
ピンポーン♪
海未「穂乃果はいらっしゃいますか?」
ほのママ『ごめんねー、なんだかよく分からないんだけど』
ほのママ『海未ちゃんが来たら断っといてって言われてるの』
ほのママ『ケンカでもしたの?』
海未「いえ…、一方的にこちらが悪いです。」
【ことりの家】
ピンポーン♪
海未「ことりさんはいらっしゃいますか?」
理事長『あら、海未ちゃん』
理事長『海未ちゃんとは会いたくないって、ことりが…』
海未「そうですか…失礼しました。」
【海未の部屋】
海未「まずいことになりました。」
海未「私の性癖を押しつけてしまったせいで2人に嫌われてしまいました…。」
翌日…
【部室】
海未「今日は穂乃果もことりも休んでいますね……きっと、昨日のことが原因でしょう…」
ガチャッ
真姫「あら?海未じゃない」
真姫「今日は1人なの?」
海未「はい…」ショボン
真姫「なに、またケンカでもしたの?」
海未「私が悪いんです、私が。」
真姫「今私達しかいないんだし、何があったのか話してみなさいよ」
真姫「助けてあげるわ」
海未「ですが……」
真姫「大丈夫、どんなケンカの悩みでも、この真姫ちゃんに任せれば、すぐに解決してみせるわ!!」
海未「分かりました。」
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真姫「そう…」
真姫「ことりに便意を察知出来る能力が…」
真姫「そして、それを悪用して穂乃果とことりとケンカをしてしまった…ってわけね」
海未「はい。」
ガチャッ
凛「あーっ、真姫ちゃん海未ちゃん!!」
凛「おっはよーーー!!」
海未「はい、おはようございます。」
真姫「おはよ」
真姫「……」チラッ
海未「?」
海未(( どうかしたのですか、真姫…?))
海未「凛、そういえば英語のテスト、点数は上がりましたか?」
凛「うん!」
凛「3点も上がったんだよーー!」
海未「おぉっ、3点は凄いじゃないですか」
真姫「意外と1.2点上げるのですら難しいものね」
真姫「3点も上げるのは凄いわ。」
凛「ありがとうにゃあーーー!!」
凛「oh…!!」ギュルギュルギュル
凛「ちょっとネコちゃん探しに行ってくるね!」スタスタ
ガチャリ
海未「真姫、ひとつ質問いいですか」
海未「半信半疑ですが、真姫も他人の便意が分かるのではありませんか?」
真姫「…」フゥ
真姫「そうよ。」
真姫「わたしも分かるのよ…」
真姫「他人の便意が。」
海未「やはり、そうだったんですね」
海未「いつからですか?」
真姫「物心つく前からよ。」
海未「そんなに前から…」
真姫「ピアノの発表会でも、観客の1人がうんこを漏らしそうになってて集中出来なくなったり」
真姫「ライブ中に海未や絵里が便意に襲われてるのとかも感じて、集中出来なくて」
海未「ば、バレてましたか……」
真姫「こんな力、要らないわよ。何の役にも立たないっ!!」
海未「どうして今まで隠して…」
真姫「言えるわけないじゃない、人のトイレタイミングが分かるのが特技です だなんて。」
真姫「でも、ことりも同じ力があるって知って、少しホッとした。」
真姫「初めて私と同じ苦しみを感じている人間がいた事に、仲間意識を感じたわ。」
海未「真姫、私と一緒にことりの元へ行ってくれませんか?」
海未「スーパーアドバイザーの真姫が居れば、なんとか話を誤魔化しつつことりに謝る機会も得られると思うので」
真姫「誰がスーパーアドバイザーよ…」
真姫「ったく、しょうがないわね。」
真姫「行けばいいんでしょ」
【ことりの家】
ピンポーン♪
真姫「ことり、あなたの力のことで相談があるの」
海未「お願いします、謝らせてください…ことり。」
真姫「ことり、お願い。」
ことり『…』
ことり((海未ちゃんの声、こんなに暗い…))
ことり((やっぱり言い過ぎちゃったかな…))
ことり『…分かった、入っていいよ』
【ことりの部屋】
ことり「えっ、真姫ちゃんも!?」
真姫「えぇ。お互い苦労してるわね」
ことり「ことりはそんなに苦労だとは思ってなかったんだけど…最近は凄い大変」
ことり「意識してない便意まで感じてきて、街中をまともな感情で歩けないの…」
海未「…」
ことり「…」チラッ
ことり「海未ちゃん。」
海未「はっ、はいっ!」
ことり「この間はごめんね、強く言いすぎちゃった…」
海未「え?」
海未「いえいえ、謝るのはこっちの方ですよ!」
海未「ことりの能力を悪用してしまって…」
ことり「海未ちゃん、めっ!」
海未「ひっ…」
ことり「はい、これでチャラね」ナデナデ
海未「ことり…許してくれるんですか…?」
ことり「うん、もちろんだよ♪」
ことり「さぁ、穂乃果ちゃんのところに謝りに行こっ!」
海未「ありがとうございます、ありがとうございます…!!」
真姫「じゃあ、このまま穂乃果の家に行きましょ」
【穂乃果の家】
ピンポーン♪
ことり「穂乃果ちゃん、この間はごめん…」
ほのママ『ごめんね、知り合いとは会いたくないって…』
ほのママ『仲直りしたら?って言っても、部屋に閉じこもってて…』
海未「いえ、こちらこそすみません…。」
海未「今は、立ち去りましょうか…」
ことり「うん…」
真姫「えぇ…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
翌日…
【部室】
穂乃果を除くμ’s8人が集結していた。
凛「えぇ!?そんなことがあったの?」
にこ「便意が分かる能力ねぇ…」
絵里「た、大変そうね…」
希「そ、そうやね…」
花陽「ことりちゃんも真姫ちゃんも大変だね…」
海未「それで、穂乃果と私は絶交気味でして…」
凛「どうにかしなくちゃ!」
海未「それがどうしようもない状況でして…」
希「…」プルプル
にこ「どうしたの?希」
希「そ、そのー…」
海未((便意ですか…?))
海未((真姫、ことり…!!))チラッ
真姫((何も感じないわ…!!))ボソボソ
ことり((ことりも何も感じないよ!))ボソボソ
海未((じゃあ、なんでしょうか…?))
希「じゃ、じゃあウチら生徒会の仕事あるからそろそろ行ってくるね!!」
絵里「ほ、穂乃果が来ないから、し、仕事がどっっさり溜まってるのよねぇ~」
希「じゃっ!」タッタッタッ
絵里「お達者で!」タッタッタッ
ガチャリ
にこ「怪しい…!」
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【生徒会室】
希「ふぅー…」
絵里「まさか、ことりと真姫が"便意が分かる能力"に目覚めるなんてね…」
希「ウチと"似たような力"…目覚めた人が他にも居たんやね…!!」
絵里「希は恥ずかしくて力のことを隠してるのに、あの2人はよくもどうどうと便意について話せるわね」
絵里「でも、希の"他人の便意を増幅させる能力"の方が恥ずかしいか…。」
希「ま、まぁね…。」
希「他人の便意を増幅させるなんて、役に立ったことないし…。」
希「でもさ、絵里ちは良い理解者だよ。」
希「別に能力があるわけでもないのに、ウチの苦労を一緒に負担してくれる。」
希「そんな絵里ちが好き…好きなんよ。」
【生徒会室の外】
矢澤にこがただひとり、耳をドアにくっつけて盗聴していた。
にこ「なるほど…」
にこ「急に逃げたと思ったらそういう事ね…。」
【生徒会室】
希「じゃあ、明日土曜日はデートに行こうか」
絵里「えぇ、よろしくね。」
翌日…
【公園】
希「絵里ち、どこか行きたい場所はある?」
絵里「えー…どうしようかしら」
絵里「希の胸…かしら?」ギュッ
希「やっぱりそういうとこ可愛いや」ナデナデ
希「絵里ちはウチといる時は甘えんぼさんやね」ギュッ
絵里「ふふっ…普段しっかりしようとしてる分、反動でこうなっちゃうのかも」
絵里「希、どこかロマンチックなところへ行きたいわ」
絵里((そう、今日こそは希にキスをするつもりよ…!!))
絵里((ファーストキスは、ロマンチックな場所が良いわ))
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【焼肉店】
ジュウウウウウウ ジュウウウ
絵里「ちがーーーーーーーーーう!!」
絵里「ぜんっぜんロマンチックじゃないわ!!」
希「えっ、そう?」
希「ほら見て絵里ち、この霜降りカルビ」
希「雪が降ってるみたいで綺麗やん」ヒラヒラ
希「Snow halation…いや、霜~降れ~ションやね」
絵里「希、すっごく面白くないわよ。」
希「あはは……でも、自分で面白いと思ってるから良いの」
希「それに、ライブ前に"スノーハラショーね(裏声)"とか言ってスベった人に言われたくないやん!」
絵里「ちょ、それは……///」
絵里「と、とりあえず、焼肉食べ終わったら私に着いてきてもらわよ…!!」
絵里「今度こそロマンチックな場所に行くの」
希「おっけぇ~~」モグモグ
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【星空の見える高台】
絵里「はぁ……ロマンチック…///」
希「綺麗……///」
絵里「希」
希「ん?」
絵里「んっ…(チュー待ち顔)」
希(( なっ、なんやこの天使…!!))
希((これは…これはもしかしてもしかすると…!?))
希((ついに、絵里ちと、チュー!?))
希「え、えっと…なんて言ったらいいのかな」
希「よろしくおねがいします…?」
絵里「ふふっ…何も言わなくてもいいのよっ!」チュッ
希「んっ…///」チュ
希「初めては……ウチで良かったん?」
絵里「…希とじゃなきゃ嫌よ。」
希「そう、良かったぁ…」ホッ
にこ「キィーッ!!跡をつけて影で見てたら、チューなんてしおってぇぇ!!」ムキーッ
にこ「ハッ!?……急にお腹が…!!」ギュルギュルギュル
にこ「と…トイレ…!!」ギュルルー
絵里「はっ…!!」
絵里「にこ?近くにいるの?」
希「どしたん絵里ちー?」
絵里「声が聞こえたの!」
にこ「ぬぉおお」ギュルギュルギュル
にこ「腹痛で動けないにこぉ゛……」ギュルルー
絵里「にこーっ!!」タッタッタッ
にこ「なっ…バレた!?」ギュルギュル
絵里「ほら、トイレ行きたいんでしょ!おぶってあげるから!!」
にこ「あ、ありがと……?」ギュルルー
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【コンビニ前】
にこ「ふぅ…ありがとね、絵里、希」
にこ「希の力で私の便意が増加したってわけね」
絵里「えっ、なんでにこが希の力のことを…?」
にこ「生徒会室で話してたのを盗み聞きしたのよ。」
希「なるほど、そういうことか」
希「あー、でもちょっと今は違うというか」
希「ウチはにこっちに対してその力を使ってないよ」
にこ「えっ?」
にこ「ただの腹痛だった……?」
希「はぁっ!!」
にこ「?」
希「あれ…?」
にこ「どうしたの、希?」
希「いや、いたずらでにこっちの便意増幅させたろー思って。」
にこ「なぁにしてんのよぉ!」
希「でもおかしいな…にこっちなんとも無いやろ?」
にこ「えぇ、全く便意なんて無いわ。」
絵里「はぁっ!」
にこ「ぬぉお!!」ギュルギュルギュル
絵里「えっウソ…出来ちゃった!?」
希「絵里ち…?」
絵里「の、希の真似したら出来た…」
希「これはもしかして、ウチの能力が絵里ちに移った?」
にこ「ど、どうやって…うつっ、移ったっていうの?」ギュルルー
絵里「今日やったことと言えば……キスかしら…?」
希「まぁ、確かにそうやね。」
希「キス以外がトリガーだったら、今までに何度も交換してるはずやもんね」
絵里「希、試しにもう1度キスしましょ」
希「んー、パス」
希「せっかくその要らん能力消えたんやもん、もう少しストレスフリーな日々を満喫させて」
絵里「んー…分かったわ。しばらくしたらもっかいチューするからね」
にこ「なるほど…キスすると能力が移るのね」ギュルギュルギュル
にこ「も、もっかいトイレ…」スタスタ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
翌日…
【部室】
凛「えぇええ!?」
凛「希ちゃんに便意を増幅させる能力が!?」
凛「でも、今はそれが絵里ちゃんに移ったって…!?」
絵里「まぁ、そんなかんじね。」
絵里「その、ちょっと恥ずかしいんだけど……昨日、希とキスをしたの。」
絵里「そしたら移ったの。」
真姫「イミワカンナイ」
海未((ほほう、もしかすると、キスすれば能力が移るのでしょうか…?))
海未((ことりの能力を私が引き受ければ、ことりは楽になりますね。))
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
放課後…
【ことりの部屋】
ことり「海未ちゃん、話があるって言ってたけど、どうしたの?」
海未「ことり、キスをしましょう…!!」グイッ
ことり「えっ///」
ことり「そ、そんな急に言われてもぉ…///」
海未「さぁ」グイグイ
ことり「チューすると、ことりの能力が海未ちゃんに移っちゃうんでしょ?」
ことり「じゃあ、いやですっ!」
海未「えっ…」ガーン
海未「そこをなんとかお願いします」
ことり「ダメっ!」
海未「ことりのストレスを私も負担したいんです…!!」グイッ
ことり「なんて言ってもダメっ!!」
ことり「海未ちゃんが辛い思いをするのは、ことりがこの能力で苦しむよりもイヤっ」
海未「うぅ…分かりました。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【希の家】
希「絵里ち、昨日はにこっちの便意を無意識に増幅させてしまってたよ」
絵里「あら、そうなのね」
希「無意識に力を使っていてはダメだよ、コントロールしなくちゃ」
絵里「そうね…!!」
希「というわけで今回、協力してくれることになった方々の登場!!」
凛「絵里ちゃんのためならなんでもするよ!」
真姫「私は便意感知係だからね?」
花陽「凛ちゃんがやるなら私も…!!」
にこ「私だけ参加しないってのも気が悪いわ。」
絵里「じゃあ、行くわよ」
希「絵里ち、意識をこの中からひとりに集中させて、頭の中で強く念じるんや!」
絵里「わかった」
凛「うっ…」ギュルルー
花陽「…」ギュルギュルギュル
真姫「っ…」ギュルルー
にこ「うぅ…」ギュルギュルギュル
希「あかん」ギュルルー
希「絵里ち…制御出来てない…」ギュルギュルギュル
絵里「あっ、ごめんみんな」
真姫「絵里以外全員じゃないっ!!」ギュルルー
3時間後…
絵里「ふぅ…随分コントロールできるようになってきたわ…!!」
希「ハァ…ハァ…でも、ウチらみんなもう瀕死だけど、ね……」
にこ「もう無理…」バタッ
凛「……」バタッ
花陽「……」バタッ
真姫「なんで私まで……」バタッ
絵里「ありがとう、みんな!」
希「ひ、必殺技みたいやね、名前…でもっ…つけた…ら?」ギュルルー
絵里「そうね…」
絵里「お腹に衝撃を与える技…」
絵里「略して"腹衝(はらしょー)"なんてどうかしら」
希「そのダジャレセンスやめぇ…」バタッ
絵里「よーし、腹衝でいきましょう!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
翌日…
【部室】
絵里「今日も穂乃果は学校に来てないのね…」
海未「はい、すみません…私のせいです」
にこ「そろそろ真面目に仲直りしにいかなきゃいけないんじゃない?」
海未「それが、インターホンの段階で拒否されてまして…」
希「うーむ…どうしたもんやろか…」
絵里「無理やり海未に会わせるのはどうかしら?」
真姫「どういうこと?」
絵里「私達には力があるじゃない♪」
希「はっは~ん、なるほどね」
凛「どういう意味?」
絵里「穂むらにはトイレが1階にしかついてない。」
絵里「私が外から穂乃果の便意を増幅させる…!!」
真姫「なるほど、そうすれば穂乃果は1階のトイレに向かうってわけね」
絵里「海未には、ことりと真姫と一緒に外で待機してもらうわ」
絵里「ことりと真姫が穂乃果の便意を感じたら、海未に合図を出す。」
絵里「合図が出たら、海未は窓からトイレに侵入する。」
絵里「海未のいるトイレに穂乃果がやってくる、って作戦よ。」
ことり「いつやるの?」
絵里「そうね?今日の放課後とかどうかしら」
にこ「確かに、早い方がいいわね」
ことり「あっ、今日はことりはミナリンスキーのお仕事が……」
真姫「じゃあ、絵里と私と海未の3人でやるから大丈夫よ」
真姫「私も便意を感知出来るんだし、1人欠けてもなんとかなるわ」
ことり「ありがとー♪」
絵里「じゃあさっそく、作戦に移りましょう…!!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【穂乃果の家の前】
真姫「ここであってるの?」
海未「はい、穂むらの内装はしっかりと把握してます」
海未「この窓がトイレです。」
絵里「事前に穂乃果のお母さんには許可をいただいたわ」
絵里「幸いにも、"面白いことするのねー(裏声)"って、すぐに許可をいただけたわ…!!」
ピロリン♪
海未「雪穂からメールです」
絵里「雪穂?」
海未「私達の、もう1人の協力者です」
ーーーーーーーーーーー
雪穂:お姉ちゃん、部屋にいるよ
ーーーーーーーーーーー
海未「よし、穂乃果は部屋にいるみたいです」
絵里「じゃあ、いくわよっ!!」
絵里「…」
絵里((穂乃果 穂乃果 穂乃果 穂乃果…!!))
絵里(( ほのかほのかほのかほのかほのかぁぁぁ!!))
絵里「秘技…"腹衝"ッッ!!」バッ
しーーん
真姫「あっ…」
真姫「穂乃果の便意を感じるわ!!」
真姫「結構強めの便意よ!!」
絵里「海未!急いで!!」
海未「はいっ!!」
ギギィ
窓を開けたが、少し高くて届かない。
海未「どうしよう、届きません…!!」
真姫「高さまで考慮してなかったわ…!!」
絵里「海未!私の肩に乗って!!」
真姫「ほら!支えておくから、さっさとしなさいよ!!」ガシッ
海未「ありがとうございます!」
海未「肩、お借りします!!」ヒョイッ
絵里「さぁ、行って!!」
海未「はいっ!!」サッ
海未、窓から侵入成功。
絵里「じゃあ、閉めておくわね」
ピシャッ!
真姫「私達は、ここで待機しておきましょうか」
絵里「そうね」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【トイレ内】
海未(( 穂乃果になんて謝ればいいのでしょうか…))
タッタッタッ
ガチャッ
海未((来ました…!!))
ギギィ
穂乃果「……」
穂乃果「海未ちゃん……?」
穂乃果「…」スッ
海未「待ってください!」ガシッ
穂乃果「…離してよ」
海未「嫌です」
海未「きちんと、謝らせてください」
穂乃果「…」
海未「すみませんでした。」ペコリ
海未「土下座します」サッ
穂乃果「…っ」
穂乃果「海未ちゃん、ここトイレだよ!?」
穂乃果「やめて、穂乃果怒ってないから…!!」
海未「え……?」
穂乃果「あのね、」
穂乃果「あの時、海未ちゃんが穂乃果のこといじめてるんだって思ってたの」
穂乃果「今でもそう思ってるよ、私の恥ずかしい姿を撮影して、」
穂乃果「みんなで観て笑って馬鹿にしてるんだ、って」
海未「いえっ…そんなことは…」
海未「ただ、私の性癖が…」
海未「私は穂乃果と、刺激のある臭いが好きで…」
穂乃果「えっ…ほんと?」
穂乃果「いじめてたわけじゃないの?」
海未「はい、ただの性癖です……。」
海未「その、好きで…ほんとに好きで…」
穂乃果「…」
穂乃果「なぁんだ、よかったぁ…!!」ホッ
穂乃果「じゃあ、仲直りのハグ!!」ギュッ
海未「穂乃果ぁ…!!」ギュッ
穂乃果「ォアッッ!!」ギュルギュルギュル
海未「あっ、そういえばそうでした」
穂乃果「ごめん、トイレ…」
海未「じゃあ、私は出ますね」ガチャッ
穂乃果「うん」
バタンッ
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海未「絵里、真姫、仲直りに成功しましたよ…!!」
絵里「やったわね!!」
真姫「仲直り出来て、良かったんじゃない?」
海未「ありがとうございます…!!」
海未「みんなのおかげです…!!」
翌日…
【部室】
にこ「いやぁ、仲直り出来て良かったじゃないの」
穂乃果「色々と心配をおかけしまして、すみません!」土下座
海未「この度は、皆様に多大なるご心配を…」土下座
絵里「いいから、気にしないで」
絵里「これ以上謝り続けるなら、またお腹を痛ませちゃうわよ?」
穂乃果「そ、それだけはっ!!」
海未「もうしませんから、それだけはお許しをぉぉ」
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海未「次なる問題は、」
海未「この能力の行きつく先、です。」
真姫「慣れてる私はともかく、ことりや絵里はライブに集中出来たもんじゃないわ。」
ことり「うん…周りの便意が気になって集中出来なかったりする」
絵里「私も、常に力を抑えるようコントロールするのはなかなか疲れるのよね」
真姫「捨てれるもんなら、とっとと捨てたいところね。こんな能力。」
花陽「チューすれば、他の人に移るんだよね?」
希「そうみたいやね。」
花陽「じゃあ、µ’s以外の人にチューすれば大丈夫じゃないかな…?」
凛「なーるほどぉ~!さっすがかよちん!!」
凛「あったま良い~~」ツンツン
絵里「"キス"が能力を捨てる鍵ね」
海未「しかし、他人に能力を押し付けることになります。」
海未「A-RISEとは正々堂々と真剣勝負をしたいので、移すのは避けたいですね」
海未「と、なると…」
海未「ライブなどには出場せず、なおかつ主要人物ではない方が良いですね。」
海未「例えば、雪穂に移したとして、会う度にうんこうんこ言われるのはなんだか嫌です。」
海未「なので、喋らない人とかが理想なんですけど、そんな人いるわけがないですね…」
穂乃果「あぁっ!!」
海未「どうしたのですか?」
穂乃果「穂乃果のお父さん!全く喋らないよ!!」
一同「あぁ~~!!」
穂乃果「じゃあ、ことりちゃん、穂乃果のお父さんにチューして」
ことり「えっ、それはちょっとぉ……」
穂乃果「あっ、じゃあこういうのは?」
穂乃果「ことりちゃんが穂乃果にチューして、穂乃果がお母さんにチューして、お母さんがお父さんにチューするの!!」
海未「なるほど、ことり→穂乃果→ほのママ→ほのパパの順で能力を引き継いでいくんですね」
穂乃果「うん!」
真姫「私もパパに移してみるわ」
真姫「ママを経由して、パパに移してもらう」
真姫「パパなら、ほとんどみんなと絡まないでしょ?」
絵里「私はどうしましょう…」
絵里「私の力は、他の人に渡しても悪用される可能性もある。」
絵里「案外強力な能力なのよね。人以外に遺伝とか出来ないかしら…」
絵里「人じゃなくて動物で、身近にいるものと言えば……」
花陽「アルパカさん、アルパカさんがいるよ」ボソッ
絵里「なるほど、その手があったわね!」
絵里「って、アルパカかぁ……うーん……アルパカねぇ…」
絵里「頑張るわ…。」
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放課後…
【真姫の家】
真姫「ママ…」スッ
まきママ「どうしたの?」
チュッ
まきママ「なっ、なによ急に///」
真姫((よし、これで一件落着ね))
真姫「ママ、パパにチューして」
まきママ「え?」
真姫「いいから、やって!!」
まきママ「わ、分かったわよ…。」
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【穂乃果の部屋】
穂乃果「ことりちゃん、準備はいい?」
ことり「うんっ♪」
海未「あのー、私も経由してもらえませんか…?」
穂乃果「どうしたの?」
海未「えっと、その…」
海未「秘密ですっ!!」チュッ
ことり「!?」チュー
ことり(( う、海未ちゃん急にっ、すごいっ///))
海未「ふふ、ふふふ…」
穂乃果「じゃあ穂乃果も海未ちゃんにチューする!」チュッ
海未「っ…///」チュー
ことり「ことりも穂乃果ちゃんとする!」チュー
穂乃果「むっ///」チュー
海未「もう…力がことりに戻っちゃったじゃないですか」チュッ
ことり「やっ///」チュー
穂乃果「海未ちゃん!2回チューするのはずるい!!」チュッ
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15分後…
穂乃果「ハァ…ハァ…疲れた」
海未「唇が痛いです…」
ことり「ハァ…ちょっとチューしすぎちゃったね…ハァ…」
海未「今能力は誰の元に…!?」
穂乃果「あ、穂乃果だよ」
穂乃果「ことりちゃんがお腹痛いのが伝わってくる」
ことり「えへへ…バレちゃったかぁ」ギュルルー
ことり「チューを楽しみたかったから、黙ってたんだけど、やっぱりバレるよね」
ことり「じゃあ、トイレに行ってきます」ヨイショ
穂乃果「穂乃果もお母さんのところに行ってくる!」ヨッコラショ
海未「私はここで待っておきますね」
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穂乃果「お母さーん!」
ほのママ「ん、なぁに?穂乃果。」
穂乃果「お母さんだーいすき!」チュッ
ほのママ「えっ」チュッ
穂乃果「お母さーん!」
ほのママ「ん、なぁに?穂乃果。」
穂乃果「お母さんだーいすき!」チュッ
ほのママ「えっ」チュッ
ほのママ「あらやだ、どうしたの急に」
穂乃果「秘密だよ~♪」
穂乃果「ほら、お母さんもお父さんにチューして!」
ほのママ「なんなの、急に(笑)」
穂乃果「いいからいいから!」
ほのママ「分かったわよ…///」
ほのママ「あなた……」
ほのママ「」チュッ
ほのパパ「…!!」プルプル
ほのパパ「…///」ウデクミ
ほのパパ「……!」ガッツポーズ
穂乃果「よし。」
穂乃果「お母さんとお父さんは他の人とチューなんてしないし、一件落着だね!」
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【アルパカ小屋】
白パカ「メェェ~~!」
絵里「…」
絵里「ほんとに、やるのね?」
にこ「当たり前じゃない!さっさとやんなさいよ!」グイグイ
絵里「おっ、押さないで」
絵里「あっ、希!希を経由してアルパカに移すのはどう?」
希「嫌やね」
絵里「くっ…!!」
希「だって絵里ちとアルパカがチューした方が面白いも~ん」
絵里「希ぃー!!」
絵里「腹衝!」バッ
希「ああああ!痛いっ!痛い!!」ギュルギュルギュル
にこ(( 恐るべし、この能力 ))
希「と、トイレ…」スタスタ
絵里「にこ。」
にこ「ひぃっ」
絵里「にこならアルパカとチューしてくれるわよね?」
にこ「い、いやぁぁああ!!」ギュルギュルギュル
にこ「トイレっ!トイレ!!」タッタッタッ
絵里「力の制御を忘れてた……」ポツーン
白パカ「…」トコトコ
絵里「くっ…凄く嫌だわ…!!」
白パカ「メェェ~♪」
絵里「でも…このままだとライブ中にµ’sの誰かが腹痛に襲われるかもしれない…」
絵里「やるしかないの…絢瀬絵里…!!」
絵里「よしっ!」パンパンッ
絵里「アルパカちゃん、ちょっと失礼するわね」
絵里「」チュッ
アルパカ「メェ?」チュッ
絵里「よし、これで全部終わr」
絵里「!!」ギュルギュルギュル
絵里「そっ…そうだった…!!」ギュルルー
絵里「アルパカは力の制御なんて出来ない…!!」ギュルギュルギュル
絵里「だっダメ…!トイレ!!」タッタッタッ
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【アルパカ小屋近くのトイレ】
絵里「ちょっ…全部満室じゃないのよぉ!!」
にこ『すまないわね、絵里。お先に失礼してるわ。』
希『あと30分くらい待って…』
絵里「ウソでしょ…」
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こうして、音ノ木坂学院 七不思議のひとつ「アルパカを見るとお腹が痛くなる」が出来上がったとさ
おしまい
ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
おつ
腹筋崩壊したわww
次回作も期待してるよ
SS終了後に作者が喋って良いのか分からないのですが、どうしても感謝を伝えたいので言います。
コメントくださった皆様方、ありがとうございます。
勢い良すぎて一気に読めたwww
笑わせてもらったわ乙
死ぬほど笑った おつ
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