美波「体がホテル……」 (32)
デレマスSS。エロなし。
以下のSSのパロディです。
新田美波「体が火照る」
新田美波「体が火照る」 - SSまとめ速報
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ホテルミナミ
ご休憩 \2,800
モP「体がだるい……」
P「年度末だし最近徹夜と事務所泊まり続きだったからなー」
P「頭がヤバい ほんと、色々マジでヤバい」
P「ここまでくるとビジホに詰めるのもなんとなく金が惜しい」
P「かと言ってちひろさんからエナドリスタドリを買ってもそろそろ体がついてこない予感がする」
P「学生の頃なんか1週間に一度しか寝なくても余裕だったのにな……今じゃ5時間ほど寝てもつらい。歳はとりたくないもんだよねまったく」
P「もうそろそろ34だもんな……なるほど徹夜ができなくなるわけだ」
P「なんか俺、早死にしそうだな」
P「はぁつら……ねみぃ……」
P「とりあえずこの企画書……は今の状態でいじると大事故の元だからやめとこ」
P「雑な書類だけまとめるか……」
美波「プロデューサーさん?」
P「おわ!美波ちゃんまだ帰ってなかったの!」
美波「そういうプロデューサーさんこそ……ここのところ毎日事務所に泊まってらっしゃいませんか?」
P「いやそんなん今の時期俺だけじゃないっしょや……
第3芸能課の宇治原くんとか、あの子あそこ入ってから帰宅したところ見てないしさ」
美波「でも……プロデューサーさんだって無理なさってますよ。今は他の人のことじゃなくて、自分のことを考えましょう?」
P「まあこれが終わったらすぐに椅子で寝るよ。さすがに企画書を徹夜でボケた頭でやるのは危ないし」
P「美波ちゃんも今日は帰りなよ。大学生とはいえまだ未成年なんだから」
美波「プロデューサーさん、泊まっていきませんか?」
P「この事務所に泊まってくつもりだよ。ほい、じゃあおやすみ」
美波「違います、私に泊まっていきませんか?」
P「いやさすがにアイドルの家にプロデューサーが泊まるのはね、アウトですよ」
美波「違います、私『に』泊まるんです」
P「……ごめん徹夜続きの頭には難しくて理解できなかった。もう一回」
美波「プロデューサーさん、私に泊まっていきませんか?」
P「やっぱりわかんないや!」
美波「私、実はホテルなんです」
P「本当にわかんないからちょっと説明して欲しいんですけど、いいですかね」
美波「ホテル新田です」
P「名前のことを聞いてるんじゃないんだ、美波ちゃんがホテルってどういうこと?」
美波「そのまんま、ホテルってことです」
P「やべえ、わかんない」
美波「私の体の中にホテルがあるんです。そこに泊まっていきませんか?」
P「……仮にだ、仮にだよ?」
美波「はい」
P「美波さんがマジでホテルだったとして、どうやって泊まるの?」
美波「私の体の中に入って来てください!」
P「そのワード絶対他の人に言っちゃダメだからね!?」
美波「大丈夫です!男の人はプロデューサーさんだけですから!」
P「何が大丈夫なんだろうなぁ……」
P「どうやって体の中に入るっていうのさ」
美波「ちょっと脱ぐので待っててくださいね」
P「ちょちょちょちょ」
美波「どうしたんですか?」
P「ダメです。脱ぐのはダメですよ」
美波「じゃないと入れませんよ?」
P「まずどうやって入るのか説明してもらわないといきなり脱ぐって言われても困る。困らないけど困る」
美波「プロデューサーさん……徹夜続きで、枯れちゃったんですね……しなしなに……」
P「うっさいわ!!まだヘソに付くわ!!!」
美波「やだ……下品……」
P「自分から枯れたとか言っといて何言っち!!怒るゆ!!!」
~~~~~
P「で、どうやって入るのかな」
美波「もうめんどくさいので実際に見せますね」ヌギヌギ
P「わ、わぁぁ!」
美波「はい、どうぞ」
P「……えっ?」
美波の服の下は裸体ではなく、代わりに体の前面全体を貫く大きな穴があり、そこから覗くのはシックな装丁の机が置かれた空間であった。
美波の中は本当にホテルだったのである。
P「え!?!?!?なにこれ!?!?!?」
美波「エントランスです。チェックインしてくださいね」
P「じゃなくてこの仕組み!背中どうなってんの!?」
くるっ
P「わぁ、綺麗な背中だぁ……」
P「じゃなくて!!うそだろ!!?こんなことがあっていいのか!?」
美波「プロデューサーさん、うるさいですよ。今何時だと思ってるんですか」
P「えっ、あぁ、ごめん……」
美波「今日は小学生の子も泊まってるんですから……お静かにお願いします」
P「あぁ、すまない……」
P(なんか納得いかねえ)
P(てか……)
P(大学生に小学生が泊まってんのかよ……)
P(意味わかんねえな……)
P「じゃあ、お邪魔します……」
美波「ホテルの中のことは全てコンシェルジュに聞いてくださいね。私は館内アナウンスでお話できますけど、ちょっと手間がかかっちゃうので」
P「お、おう」
美波「それでは……」
美波「ようこそ、ホテル新田へ!」
P「よい、しょ……おわっ!」
どさっ
P「意外に段差があったんだな……」
プロデューサーが入り口に目をやると、入ってきた穴を通して今まで自分がいた事務所が見えたが、穴は次第に縮んで、壁と同化してしまった。
P「えーっと、コンシェルジュだったっけか……」
目の前にあるのは先ほど美波の体の外から見たコンシェルジュデスクと思われる重厚ながらも簡素な作りの机であった。
デスクには革張りがされた厚めのノートと、ペン立てに差さっている一本の黒いペン。それと手のひらサイズより一回りは大きいハンドベルが置いてあった。
P「これで呼ぶのかな?」
プロデューサーが鈴を手に取り、振って音を鳴らした。鈴の舌は木製であり、柔らかくも透き通った音が部屋の隅まで木霊した。
いつの間に現れたのか、デスクの右奥、1人の女性と思しき影に気づいた。
女性「お待たせしました、◯◯プロデューサー様」
P「あっ、泊まりに来たんですけど」
女性「支配人の新田より申しつけられております。こちらへどうぞ」
P(あっ、美波ちゃん支配人なんだ。そりゃそうか)
P「どうも」
女性「ただいまお部屋を用意しております。女性向けのサービスが多かったため、少々ご不便に思われるかもしれません。ご容赦ください」
P「い、いえ。そんな」
柔和でありながらも隙を見せない、支配人を知っていればなるほどと思わせるコンシェルジュであった。
声もちょっと美波に似ているかもしれないな、とプロデューサーは思った。
コンシェルジュについていくと一枚のドアの前にたどり着いた。
女性「こちらが鍵です」
プロデューサーが鍵を受け取ってドアを開くと、ブラウンを基調にしたフローリングが目に入った。そして部屋の中央に、天蓋付きのベッドがあることに気がついた。
女性「入ってすぐ左はユニットバス、部屋の真ん中はベッドルームになっております」
女性「ベッドルームのデスクにはウェルカムドリンクとしてグレープフルーツ風味の炭酸水が二本用意してあります」
P「これは……」
P「Love∞Destinyのセットを木造にしたかのような……」
P「すげえ」
P「セクシーっていうか、渋い」
P「なんだろう、この部屋を擬人化したら美優ちゃんになりそう」
P「三十路にもなって情けねえ語彙力で泣きたくなるなもう」
ガッチャン
プッシュー
P「えっ」
P「何これ」
P「ズボンプレッサー!?めっちゃスチームパンクだなあ!?」
女性「男の方って、こう言うものがお好きだと聞いていましたので」
P「はい、ハチャメチャに好きです。ありがとうございます」
でも天蓋付きのベッドは正直お姫様っぽい気がしたのだが、ふかふかのベッドだったらもうなんでもよかったので黙ってることにした。
正直ムニャムニャしていた。後になって反省するだろう。
女性「それではごゆっくり。何かございましたら内線がございますので、そちらからお願いします」
P「あ、はい」
プロデューサーはその夜、大変よく眠れたそうな。
~~~~~~~
翌朝
アナウンス「おはようございます。朝の6時になりました。小学生の皆さんは起きてください」
P「ん……」
P「ふあ……」
P「めっちゃよく寝たな……」
P「このアナウンスは……美波ちゃんかな」
P「そっか、小学生組も学校があるもんな。こんな時間に起きるのが普通か」
P「すげぇ……俺、美波ちゃんの中に泊まっちゃったよ……」
P「ファンに知られたらぶっ頃されるだろうな」
P「さて、朝の支度するか」
P「……既に用意されている……」
P「至れり尽くせりかよ」
P「髭剃りまであるじゃん。サービスが女性向けで不便かもって言ってたけど全然そんなことなかった」ショリショリ
P「ふう、よし、こんなもんか」
P「荷物は事務所に置きっぱなしだからこのまま出ていっても問題ないか」
P「特に忘れ物はないな?……よし、チェックアウトするか」
ギィ
みりあ「あっ、プロデューサー!おはようございます!」
P「ん、おう、みりあちゃんおはよう。君もここに泊まってたんだね」
みりあ「うん!舞ちゃんと仁奈ちゃんが『すごくいいよ』っていうから、みりあも泊まってみたの!」
P「確かに。下手なビジネスホテルよりもサービスが良かったと思うよ」
みりあ「プロデューサーもそう思う?」
P「ああ、控えめに言っても最高だ」
みりあ「美波さんに言ってあげたらすっごく喜ぶと思うよ!」
P「言われなくてもそう伝えるつもりさ」
みりあ「じゃあねプロデューサー!みりあこれから学校だから!」
P「おう、行ってらっしゃい」
タタタタ……
P「……それにしてもみりあちゃんは都内の実家暮らしなのになんでわざわざ美波ちゃんに泊まったんだろうか」
P「小学生にも事情があるんだろうな。まあそんなところだろう」
P「舞ちゃんも不思議だ。仁奈ちゃんは……まぁ分からなくもないのがアレだけど」
仁奈「おはようごぜーます……プロデューサー」
P「噂をすれば影、と。おはよう、仁奈ちゃん。眠そうだね」
仁奈「美波おねーさんのベッドが気持ちよすぎて起きたくなかったでごぜーます……」
P「ああ、気持ちはわかるなぁ」
P「でも、早くしないと学校に遅れちゃうぞ?」
仁奈「朝ごはん食べるです……」
P「そういや忘れてた。一緒に食べるか?」
仁奈「おねげーします……ふわぁぁ……あふ」
P「おいおい、本当に眠そうだな」
食堂
P「バイキング形式かぁ」
仁奈「……」
P「ん?おぉい?大丈夫か~い?」
仁奈「……はっ!だ、大丈夫ですよ。になはもう眠くなんかねーです。ご飯食べるですよ」
P「仁奈ちゃんは何にする?」
仁奈「んんん……パンよりご飯でごぜーますかね」
P「なるほど、仁奈ちゃんはご飯派かぁ」
仁奈「プロデューサーはパン派でごぜーますか?」
P「今日はパンの気分ってだけで毎朝パン食べてるわけじゃないよ」
P「おっ、野菜もしっかり食べて偉いぞー」
仁奈「せっかくのまともなご飯が食べられる機会です。食べなきゃ損でごぜーますよ」
P「あっ……お、おう……」
~~~~~~
仁奈「ごちそーさまでした」
P「んお、食べるの早いなぁ」
仁奈「そりゃもうすぐがっこーですからね。のんびりしてらんねーのですよ」
P「みりあちゃんもそういえば学校に行くって、仁奈ちゃんに会う前に出て行っちゃったな」
仁奈「みりあちゃんは早起きでごぜーますから……」
P「なるほどな?」
仁奈「じゃあ、プロデューサー。今日の午後はまたよろしくおねげーします」
P「おう、行ってらっしゃい」
P「俺もそろそろ事務所に戻るか」
~~~~~~
P「チェックアウトは……っと、こっちの方だったな」
P「あーもしもし、ちょっといいですか?」
女性「プロデューサー様、いかがなさいました?」
P「そろそろチェックアウトしたいと思いまして、どこで手続きすればいいのでしょうか?」
女性「あぁ、でしたら、このまま出口に進んでいただいて、そのまま後退出ください」
P「いえ、あの料金」
女性「いただいていないんですよ」
P「えぇ!?」
女性「時に小学生も泊まることがありますから」
P「あぁ……なるほど。でも私は小学生ではないので、お気持ちとしてでも受け取って頂けないでしょうか……」
女性「しかし……私はここにつきっきりのコンシェルジュでして、支配人の中でそのような貨幣を使う機会がないので……どうしても受け取れません。ごめんなさい」
P「あっ、なるほど……そうですか……すみません、無理なこと言ってしまって」
女性「いいえ、お気持ちだけ受け取っておきます。ありがとうございました」
P「こちらこそ」
女性「もし何かお気持ちをいただけるのであれば、支配人に直接お渡しになった方がよろしいかと存じます」
P「そうさせていただきます。一晩ありがとうございました」
女性「またのお越し、心よりお待ちしております。プロデューサー様……」
~~~~~~
ドサッ!
P「いてて……おぉ、事務所だ……」
美波「おはようございます、プロデューサーさん。よく眠れました?」
P「ええ、すごく快適だったよ。天蓋付きベッドとか贅沢、これから先できるかどうか……」
美波「良かったら今夜も泊まっていきますか?」
P「いやぁ、それは悪いよ。今日はちゃんと家に帰るから。気遣いありがとうね、美波ちゃん」
美波「いえいえ」
~~~~~~
P「あれ、そういえば美波ちゃんはちゃんと寝たのかい?」
美波「いえ、あれから全く」
P「そりゃ大変だ!早く仮眠でも寝ないと!」
美波「大丈夫です」
美波「あれから5分しか経ってませんから♪ 私はこれで失礼しますね。じゃあプロデューサーさん、お仕事頑張ってください!」
がちゃん
P「……」
P「……どういうこと、だってばよ……」
完
メモ帳に書いてあった適当なトリップ付けてみる。
これが三作目。オチが前二作に比べて弱かったので反省。
一作目
ちひろ「Pくん、ちょっと手貸して?」モバP「いいよーちーちゃん
ちひろ「Pくん、ちょっと手貸して?」モバP「いいよーちーちゃん」 - SSまとめ速報
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二作目
仁奈「中に入れたらなんでも仁奈のものになる靴下でごぜーますか!
仁奈「中に入れたらなんでも仁奈のものになる靴下でごぜーますか!」 - SSまとめ速報
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なんか交流会やってるっての昨日知ったんだけどこれ交流会に出してもいいものなのかね
一応交流会に参加した
あと報告した
というわけで読んでくださった皆さんありがとうございました。
奏ちゃんにも泊まれたらいいなと思う
そこそこの広さの1人部屋で、大窓からは常に満月が見えるみたいな感じの部屋なんだろうな
Hotel Moonsideだもんそうに違いない
というわけで次がありましたらまたよろしくお願いますね、
ちょっとまってこの酉ジサツPのじゃん
なんで俺のメモ帳に入ってんの
回線を通して入ってきたんだよ
これは平行世界に来ちゃったんだな
>>1とジサツPが仲良しもしくは別人格の世界だ
きっと今夜は違う世界の誰かへとなっているかもしれませんよ
>>23
メモ帳にあなたとわかる記述で何か書いていただけますか?
あっ、ID同じだしこれ確定だね
すみません、私の別人格だと思います
日記で確認を取れました.
大変お騒がせいたしました.
つまりどういうことだってばよ
朝6時というアナウンスがあったのに5分しか経っていない…?
おつおつ
最後が衝撃的すぎてあれだけ濃い内容が吹っ飛んだ……
おつ
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