男「カメンライラーブレーロ、配信開始」 (17)

このSSには仮面ライダー剣(ブレイド)1、2話のネタバレが含まれます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498825943

女「え?ちょっと滑舌が悪くて聞こえなかったわ、何て言ったの?」

男「ナニイッテンダ!フジャケルナ!」

女「ちょっ、落ち着いて落ち着いて!」

男「落ち着いてるよ」

女「殴るわよ」

男「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて」

女「ハァ!」(ポコォ

男「すいませんでした」

女「で、何が言いたかったの?」

男「仮面ライダー剣(ブレイド)がYouTubeで配信されたんだよ!」

女「あぁ、555の次のライダーね」

女「で、面白いの?」

男「うーん、取り合えず一話を観てみてよ」

女「えぇ...紹介はしないの?」

男「いいからいいから」

女「まぁ良いけど...」

(ブレイド一話視聴中...)

女「うーん、微妙ね」

男「やっぱそう思うかぁ」

男「仮面ライダー剣(ブレイド)は、前半部分はグダグタって評価が多いんだよね」

男「僕は好きなんだけど...」

女「展開が急だし、役者も似た感じのイケメンばっかで把握しづらいわ」

女「それにOP!OPは作品の顔なのにどんな作品かが伝わってこないの!」

女「牛乳飲んでたりティッシュと戯れたりリフティングしたり!」

女「牛乳の人は本編でも執拗に牛乳飲んでたけども」

女「あんまり役者さんに文句は言いたくないけど演技も上手くはないわね」

女「ただ感情が入った演技には好感が持てるわ」

男「うん、まぁ妥当な評価だね」

男「いきなりの裏切り、主人公の所属する組織の壊滅」

男「作品の内容が把握しにくいよね」

男「そこは仕方ないところなんだ」

女「これ、面白くなるの?」

男「当然だとも!でなきゃ何年も後にドラマCDが作られるような作品になるものか!」

女「ふーん、じゃあ今日配信分の二話まで見てみるわね」

(ブレイド二話視聴中...)

オンドゥルルラギッタンディスカ!!

女「...うーん」

男「どうだった?」

女「この主人公不幸すぎじゃないかしら?」

女「裏切られて生きてきて、仮面ライダーは敵ばかり、火事で両親かな?も亡くなってるみたいだし...」

女「それなのに人を守ろうと行動するのは、お人好しってレベルじゃないわね」

男「そう、それこそがこの主人公、剣崎一真の魅力なんだ」

男「純粋で熱血なところが、見ていてこちらもアツくなるんだよ!」

女「まあ主人公のことはわかったわ」

女「問題はサブライダーよ」

女「先輩とやらは出てこないし、ハートのやつも感じ悪いわね」

女「っていうか、ハートのやつは人外っぽいじゃない!」

女「この二人のことは説明されるの?」

男「あんまり深いことを言うとネタバレになっちゃうから避けるけど」

男「この作品の序盤は剣崎、橘、相川の三人それぞれ別々の物語を進めるような感じなんだ」

男「それぞれが成長していくのは、この作品の魅力の一つでもあるんだ」

男「だから、今は謎だらけの二人にもちゃんとスポットは当たるよ」

女「それを聞いてちょっと安心したわ」

女「でもこれを見続けるのはちょっとキツいわね...」

女「それとも次の話からは違うのかしら?」

男「残念ながらこの雰囲気はもうちょっと続くよ」

男「でも安心して!この序盤を乗り切る良い方法があるんだ!」

女「ほう、それは?」

男「滑舌だよ!」

女「滑舌?確かに良くなかったけど...それがなに?」

男「剣序盤の滑舌の酷さは有名でね」

男「多くのネタを生んでるんだ」

男「一話の裏切られたシーンが『オンドゥルルラギッタンディスカ!!』にしか聞こえないことに由来して、オンドゥル語と呼ばれてるよ」

女「オンドゥル語?」

男「そう、序盤部分は『ここ凄い滑舌だなー』とか『何言ってるんだ(笑)』くらいの気持ちで見続ければ良いんだ」

男「そのうち熱い展開になってきて、引き込まれること間違いなしだよ!」

女「なるほどね...」

女「でもそれって、作品のファンや役者さんに失礼じゃないかしら?」

男「ところがどっこい、このオンドゥル語は役者さんや東映も認めた、半公式なんだ」

男「流石に節度ってものはあるけど、行きすぎなければOKだよ」

女「そうなのね!それなら序盤も苦痛にならなさそうだわ」

男「ちなみに、ライダーにはそれぞれ完成度の高い顔文字があるよ」

男「ブレイド(0w0)、カリス(<::V::>)、ギャレン(0M0)」

女「あらカワイイ」

男「ネット上でよく使われるから、知っておいて損はないよ」 

男「ここまであんまり良い印象のことは言ってこなかったけど、剣後半は本当に面白いんだ」

男「きれいに纏まっているし、熱い部分もたくさんある」

男「最終回の出来と感動は前に紹介したオーズに通じるところがあるね」

男「最終フォームも評価が高くて、あの重厚感と輝きはとても格好いいよ!」

男「まあ基本フォームが最終から引き算されて作られてるから、納得の進化って感じだね」

女「そういえば気になってたんだけど、この主人公エグゼイドの外伝の宣伝で見た気がするわ」

男「そう!剣崎一真はエグゼイド外伝の仮面戦隊ゴライダーにも出てるんだ!」

男「だからエグゼイドファンの人はブレイドも見るべきと言えよう!」

女「それは言い過ぎじゃないかしら?」

男「そう?でもブレイドを知ってるからこそ盛り上がるシーンもあるんだよ」

女「そうなのね、これは見るしかないわ!」

男「今見てもブレイドはハマれる作品だから、みんな是非見てね!」

男「エグゼイドの檀黎斗と同系統の人も出てくるよ!」

仮面ライダー剣(ブレイド)第1話
何者かにより、52枚のカードに封印されていたアンデットが現代に蘇った。人類基盤史研究所・BOARDが開発したベルトを使い、仮面ライダーブレイドと仮面ライダーギャレンに変身した橘と剣崎は、アンデットを再び封印するために戦っていた。そんな彼らの前にあらわれた白井は、仮面ライダーについて取材させろと言う。
https://youtu.be/qRKVui1yFqk

終わりです。
今日中に上げたくて急いだので、オーズの時より雑になっていたらすみません。

最後にもう一度、仮面ライダー剣(ブレイド)をどうかよろしくお願いします!

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