ガヴリール「ヴィーネとお風呂で」 (32)
~ヴィーネの家~
ザ-ザ-……
ガヴリール「ふー、急に雨降ってきたなー…ヴィーネの家が近くて助かった」ブルッ
ヴィーネ「すっかり濡れちゃったわね。ほら、タオルあるからガヴも早く拭いて」
ガヴリール「ん、ありがと」フキフキ
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ヴィーネ「だいぶ濡れちゃったし、シャワー浴びたほうがいいわね」
ガヴリール「たしかに。あ、ヴィーネが先に入っていいよ。家主なんだし」
ヴィーネ「ううん、お客さんなんだからガヴが先でいいわよ」
ガヴリール「そう?じゃお言葉に甘えちゃおっかな」
ヴィーネ「あ、ちょっと待って。まだ髪が濡れてるから」フキフキ
ガヴリール「別にいいよ、いまから洗うんだから」
ヴィーネ「あ、それもそうね……ん?」クンクン
ガヴリール「ん?どしたのヴィーネ?私の髪なんて匂って」
ヴィーネ「ガヴ、あんたどれくらいお風呂入ってないの?」
ガヴリール「えーと……このところネトゲのイベントが忙しくて……」ボソボソ
ガヴリール「一週間…くらいかな」
ヴィーネ「いっ…!?」ワナワナ
ガヴリール「あ、シャワーはたまに浴びてるから!そんなに引かないでよ!」アセアセ
ヴィーネ「…ダメよ、女の子がそんなんじゃ!私が徹底的に洗ってあげるから!!」キラキラ
ガヴリール「えっ」
~脱衣場~
ヴィーネ「ほら、早く脱いで脱いで」
ガヴリール「え~~…マジで一人で大丈夫だから」
ヴィーネ「ダメよ!一人じゃ届かないところもあるんだから、私も手伝うわ」ウキウキ
ガヴリール「なんでそんなに楽しそうなの」
ヴィーネ「た、たのっ、楽しくなんてないわよ!ガヴがだらし無いから、しかたなくお世話してあげてるんだからっ!」
ガヴリール「べつにそこまでお世話してもらわなくてもいいんだけど」
ヴィーネ「私がしたいからいいの!ほら脱いじゃって!」
ガヴリール「んん……しかたないな…」ゴソゴソ
ガヴリール「………///」
ヴィーネ「…なに恥ずかしがってるのよ」
ガヴリール「いや、だって私だけ裸になるって恥ずかしくない?」
ガヴリール「ていうかヴィーネも濡れてるんだから、一緒に洗えばいいじやん」
ヴィーネ「……たしかに」
ガヴリール「そんなことにも気づかないなんて、ヴィーネちゃんも案外天然ですな~」ニヤニヤ
ヴィーネ(ガヴリールを洗えることに夢中で考えてなかった)
ヴィーネ「わかったわよ。私もお風呂入るから、洗いっこしましょ」
ガヴリール「えっ」
~お風呂~
ヴィーネ「じゃあ、まずガヴの髪から洗うわね」
ガヴリール「おねがいしまー」
ヴィーネ(シャワーでガヴの髪を軽く洗い流して、シャンプーを小量手のひらに乗せる)
ヴィーネ(手のひらの上ですこし伸ばすと、ガヴの髪にシャンプーをつけて泡立たせる)
ヴィーネ(頭皮が傷つかないように、爪を立てずに指の腹で優しく髪を揉み上げる)
ヴィーネ「どう?痛くない?」ワシャワシャ
ガヴリール「んっ……うん…きもちいいよ、ヴィーネ」
ヴィーネ「!!そ、それなら良かったわ」ドキドキ
ガヴリール(やべ、なんか変な声出た…恥ずかしいな)
ヴィーネ「ええと、かゆいところとかない?」ワシャワシャ
ガヴリール「そうだな…耳の近くがちょっとかゆいかも」ムズムズ
ヴィーネ「ここ?」ワッシワッシ
ガヴリール「んーっと、もう少し下かな」ムズムズムズ
ヴィーネ「ここかしら」ワシャワシャ
ガヴリール「んあっ、そ、そこぉっ!」ビクッ
ヴィーネ「………」ワナワナ
ガヴリール「?、ヴィーネ?どうした?急に黙って…」
ヴィーネ「…なっ」
ヴィーネ「なんでそんなに喘ぐのよ!集中出来ないじゃない!///」
ガヴリール「ええ!?そ、そんなの、ヴィーネの洗い方が…い、いやらしいのが悪いんだろ!///」
ヴィーネ「いやらしくないわよ!!」
ガヴリール「いやらしいよ!」
ヴィーネ「あ、もしかしてガヴのほうがいやらしいんじゃないの?!」
ガヴリール「はあ!?///」
ヴィーネ「えっちなこと考えてるからそういう風に感じたんじゃないの!?」
ガヴリール「そ、そんなことないって!えっちなのはヴィーネの方だろ!///」
ヴィーネ「そんなに言うならガヴも私の髪洗ってみなさいよ!」
ガヴリール「よし、そこまで言うならやってやるよ!」
ガヴリール「あっ」
ヴィーネ(ちょろい)
ガヴリール(なんか乗せられた気がするけど、まあヴィーネも洗ってくれたんだしお互い様だな)
ヴィーネ「優しくお願いね」
ガヴリール「はいよー」ガシガシ
ヴィーネ「いたたっ!」
ガヴリール「あ、ごめん!強すぎた?」
ヴィーネ「ちょっとね…。もうちょっと軽くでいいのよ」
ガヴリール「加減がわからなくて…すまん」ワシワシ
ヴィーネ「うん…そんな感じでいいわよ」
ガヴリール「気持ちいいか?」ワシャワシャ
ヴィーネ「うん。やればできるしゃない、ガヴ」
ガヴリール(ヴィーネの髪、綺麗だな…)
ガヴリール(見ていると吸い込まれそうな夜空みたいに輝く黒髪)
ガヴリール(私なんかと違って、普段からよく整えているんだろう。少しのほつれの無い髪に指を沈み込ませると、吸い付くように馴染む)
ガヴリール(なんか、こっちが洗ってるのに、逆に心が洗われてる気分になるな…)
ヴィーネ「ガヴ?もうそろそろいいんじゃない?」
ガヴリール「あ、ああ、そうだな。じゃあ流すぞ」
ザパア-…
ヴィーネ「ふう、すっきりした。じゃ、次はガヴの身体を洗うわね」
ガヴリール「えええっ!?いやいや、そこまでしなくていいから!」
ヴィーネ「何言ってるの、一人じゃ絶対適当に洗うんだからだめ!」グィッ
ガヴリール「ううっ、なんか子供みたいに扱われてる…」
ヴィーネ「じゃあ背中から洗うわよー」ヌルッ
ガヴリール「ひゃああぅっ!?」ビクン
ヴィーネ「え、どうしたの?!」
ガヴリール「い、いやっ、洗うって言ったら普通さ、タオルとかスポンジとかあるじゃん!いきなり素手って!」ドキドキ
ヴィーネ「あ、ごめん…私肌が弱いから、タオルとか使わないのよね。ついいつものクセで…」
ガヴリール「そ、そっか…まあいいけどさ、心の準備が欲しかったよ」
ヴィーネ「じゃあ続けるけど、いい?」
ガヴリール「ん」
ヴィーネ(ガヴはぶっきらぼうにそう言うと、目をつむって背中を預けてきた)
ヴィーネ(私はボディソープを手に取り、ガヴの背中、肩、腕、足と順番に素手で洗っていく)
ヴィーネ(乱暴に扱うと壊れてしまいそうな細くて小さな身体を、丁寧に洗い上げていく)
ヴィーネ(だんだん可愛いお人形を手入れしているような、何だか幸せな気持ちになってきた)
ヴィーネ(しかしそのうち私はあることに気づく)
ヴィーネ(胸とかお腹とか、その、大事なところとかは……?///)
ヴィーネ(私がどうしようかとおろおろしていると、目をつむっていたガヴが片目を開けてこっちをチラリと見た)
ガヴリール「ヴィーネの好きにして、いいよ」
ヴィーネ「ガヴ……うん」
ヴィーネ(私の中で、何かのストッパーが外れる音がした)
ガヴリール「……っ………っふぁっ…//」ブルッ
ヴィーネ(私はガヴの身体の前の方を洗っていく。胸からお腹、おへそ、そして…)
ヴィーネ「ガヴ?あの…」
ガヴリール「…そこも、おねがいできる…?いやだったら、いいんだけど…」
ヴィーネ「はい喜んで」
ガヴリール「え?……~~っ!!//」
ヴィーネ(ガヴの許可が下りると同時に、私はガヴのデリケートな部分を丁寧に撫でるように洗う)
ヴィーネ(手で口を押さえて必死で声を我慢してるけど、全然抑えられてない…)
ヴィーネ(むしろ、口から漏れる声が余計に妖しく聞こえるというか)
ガヴリール「んんんっ……んくっ……///」
ヴィーネ(…………)ムラムラ
ヴィーネ「は、はいおしまい!流すわよ!」ザパァ-ン
ガヴリール「ひゃーっ!」ブルブル
ヴィーネ(危なかった…あのまま続けてたら私…)ゾクッ
ガヴリール「あーさっぱりした…ありがとな、ヴィーネ」
ヴィーネ「い、いえいえ」
ヴィーネ(途中で押し倒しそうになったなんて言えない…)
ガヴリール「こんだけ綺麗にしてもらったんだ、お礼をしなきゃな?」ニヤニヤ
ヴィーネ「お礼…??」
ヴィーネ(ガヴは突然私を立ち上がらせると、前の椅子に座らせた)
ガヴリール「今度は私が洗う番だ。そうだろ?」
ヴィーネ「そ、そうなの?……ひゃっ!」
ガヴリール「へへ、どうだ、他人に素手で身体を洗われる気分は?」ヌルヌル
ヴィーネ「なんか変な口調になってるわよ…っていうか、触り方やらしいからっ!///」
ガヴリール「さんざんいじられたんだ、これくらいやり返してもいいだろっ!」ゴシゴシ
ヴィーネ「やっ、やだ、くすぐったいってば!あはははっ!」
ガヴリール「前の方も失礼して…えい」ムニムニ
ヴィーネ「ちょっ、どこ触ってるのよっ///」
ガヴリール「ヴィーネもさっき触ってたじゃん。ほら、もっと綺麗にするからおとなしくして」
ヴィーネ「うう~~っ、わかったわよ…」
ガヴリール「………」ゴシゴシ
ヴィーネ「………っ、ふぅ……」
ヴィーネ(なんか、急に静かになると恥ずかしいわね…)
ガヴリール「………ヴィーネってさ」ゴシゴシ
ヴィーネ「え?なに?」
ガヴリール「結構濃いんだね」
ヴィーネ「が?ぅぅぅぅ!!??」
ガヴリール「嫌いじゃないよ」
ヴィーネ「そ、そうなの?ってそういうことじゃないでしょ!!///」
ガヴリール「はい、終わったから流すぞー」ザパ-ン
カポ-ン
ガヴリール「はあ、やっとお風呂にありつけたよ」
ヴィーネ「でもすっきりしたでしょ?」
ガヴリール「まあね。でもやっぱりめんどくさいわ」
ヴィーネ「またそんなこと言って…」
ガヴリール「でもさ」ピトッ
ヴィーネ「ん?どうしたの、くっついて」
ガヴリール「こうやってヴィーネに洗ってもらえるなら、まあたまにはいいかなーって」
ヴィーネ「…そっか」
ガヴリール「あと、ヴィーネの家のシャンプーとボディソープ使うとさ」
ヴィーネ「うん」
ガヴリール「私からヴィーネの匂いがして、なんかいい」
ヴィーネ「もう、あんまり恥ずかしいこと言わないのっ!///」
ガヴリール「ま、楽しかったし気持ちよかったからさ、また洗いっこしよう?」
ヴィーネ「……うんっ!」
完
ありがとうございました。洗いっこするだけのガヴィーネでした。
おつ
最高かよ
おつ。お肌が敏感なガヴかわいい
最高だ
かわいい
ありがとう
いいね👍
すごく良い
読み返してもやっぱり素晴らしいな
素晴らしい
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