ピンポーン 絵里「…こ、こんな時間に誰かしら?」 (38)

亜里沙「でね、その時雪穂がクラスの男の子にねビシッと言ったの」

絵里「へえ、雪穂ちゃんは凄いわね」

亜里沙「うん!そうなの!雪穂は何か凄いの!」

絵里「ふふふ、亜里沙は毎日楽しそうね。さあ、そろそろお風呂入っちゃいなさい」

亜里沙「うん!」

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絵里「さてと、その間に私は宿題でも」

ピンポーン

絵里「ん?こんな時間に誰かしら?」

ピンポーン

絵里「はーい。今出ます」

ガチャ

凛「絵里ちゃーん」

希「えりち遊びに来たよ」

穂乃果「こんばんは」

絵里「…何しに来たの?」

希「え?遊びに来たって言ったやん」

絵里「約束してたっけ?」

凛「してないよ?」

絵里「そうよね?今何時だと思う?」

穂乃果「9時だよ」

絵里「そうよね?21時よね?遊ぶような時間じゃないよね?」

希「でも、今日は金曜日やん。明日休みやん。練習も午後からやん」

絵里「まあ、そうだけど。私これから宿題をやるから」

希「え?」

穂乃果「ええ?」

凛「えええ?」

絵里「な、何よ?」

穂乃果「いや、だって明日から休みだよ?まだ金曜日だよ?」

凛「そうだにゃ。土日があるんだよ?もう宿題やるの?」

絵里「そうね」

穂乃果「でしょ?おかしくない?」

絵里「おかしくないわよ。なんで宿題やろうとしておかしい人扱いされなきゃならないのよ」

穂乃果「絶対少数派だもん。金曜日に宿題やる人なんて日本中探しても絵里ちゃんか海未ちゃんくらいのもんだよ」

絵里「少数派の割に身近に2人もいるじゃない」

希「なあ、えりち?立ち話もなんだからとりあえず中に入らない?」

絵里「いや…それは私のセリフでしょ?」

希「そっか。じゃあ、えりち!どあぞ!」

絵里「いや、言わないわよ?」

希「え?」

絵里「なぜなら入れないから」

希「またまた~」

絵里「いや、本当よ?」

バタン

穂乃果「…どうする?」

凛「かよちん家行く?」

希「でもこんな時間に行ったら迷惑やん?」

穂乃果「じゃ、解散しようか?」

希「そうやね」

2

亜里沙「わあ、美味しそう」

絵里「さ、好きなの選んで良いわよ」

亜里沙「本当?じゃあ、チョコレートケーキにしようかな?」

絵里「うん。いいわよ」

亜里沙「やった」

絵里「じゃあ、私はこっちのに」

亜里沙「残りの二つは明日?」

絵里「そうね。行列に並んで買ってきたんだから味わって食べなさいよ?」

亜里沙「うん」

ピンポーン

絵里「あら?誰かしら?」

亜里沙「私出てくる」

絵里「先に誰か確認してから開けるのよ?」

亜里沙「はーい」

絵里「こんな時間に誰なのかしら?」

亜里沙「お姉ちゃーん」

絵里「ん?どうしたの?」

穂乃果「いやぁ、お邪魔しまーす」

凛「遊びに来たにゃ~」

希「トランプとUNO持ってきたから一緒にやろうな~。今夜は寝かせんよ~」

絵里「あなた達…えっと…約束してたっけ?」

穂乃果「してない」

絵里「でしょ?」

希「約束しないとえりちは遊んでくれんの?」

絵里「いや…せめて連絡してから来てくれない?私これから」

亜里沙「私もトランプやりたいです」

穂乃果「ほんと?」

絵里「え?あ、亜里沙?」

希「えりちは嫌なん?」

絵里「いや、もう夜も遅いしね」

穂乃果「でも、明日休みなんだしさ」

亜里沙「そうだよ。お姉ちゃん。ケーキもあるんだし今日は遅くまで遊びたい」

絵里「ちょ、ちょっと亜里沙?」

希「ケーキ?」

絵里「え?な、なんの事かしら?」

凛「…」じぃー

絵里「な、何?」

凛「絵里ちゃんが後ろに隠して持ってるのは…ケーキ?これから食べる所だったの?」

絵里「い、いや…」

亜里沙「まだ残りがあるから皆さんの分もありますよ?」

穂乃果「わーい。やったあ」

絵里「そ、それは明日…」

希「えりち、もう諦めなって」

3

絵里「グスッ…なんて感動的な映画なのかしら…」

END

絵里「素晴らしい。素晴らしい映画だったわ」

ピンポーン

絵里「グスッ…誰かしら?しばらく余韻に浸ってたかったのに…」

ピンポーン

絵里「はーい。今出ます」

ガチャ

穂乃果「や!」

凛「や!」

希「やっほー!」

絵里「…」

バタン

ピンポーン

絵里「何かしら?」

穂乃果「ちょっと!なんでいきなり閉めるのさ」

希「友達に取る態度ちゃうやん」

凛「酷いにゃー」

絵里「あのね…なんで毎週毎週週末のこの時間にうちに来るの?」

凛「え?友達だし?」

絵里「友達なら他のメンバーもいるじゃない」

穂乃果「まあ、そうなんだけど…なんとなくね?」

凛「ね!」

絵里「なんでよ…」

希「…」じぃー

絵里「な、何よ?」

希「もしかして、えりち泣いてた?なんかあったん?」

絵里「いや、なにもないから」

希「嘘!ウチには分かる。だって、えりちの親友なんやから」

穂乃果「そっか!流石希ちゃん。絵里ちゃん大丈夫!」

絵里「いやね?ただ、映画を観て感動しちゃっただけだから」

希「え?そうなん?」

凛「なーんだ。心配して損したにゃ」

希「ね?」

絵里「あなた達ねぇ…」

希「まあ、いいや。じゃあ、改めてえりちあーそぼ」

絵里「あのね?私今は映画の余韻に浸っていたいの」

穂乃果「うん。どうぞ」

絵里「あなた達が居ると絶対に無理だから」

凛「そんな事ないにゃ。雰囲気壊さない様にするって誓うにゃー」

絵里「…既に壊れそうなんだけど?」

振り回される絵里ちゃん良いな

希「ほんと、ほんと!絶対に壊さんて。ねー?」

穂乃果「うんうん。絶対に壊さないよ!絶対だよ?なんなら、絵里ちゃんには話しかけない!」

絵里「じゃあ、ウチに来る必要ないじゃない」

穂乃果「確かにそうだ!じゃあ、絵里ちゃんも一緒に遊ぶ?」

絵里「だからね?」

亜里沙「あっ!穂乃果さん!それに希さんに凛さんも!遊びに来たんですか?」

穂乃果「うん」

亜里沙「本当に?私も一緒に遊んでいいですか?」

穂乃果「もちろん!」

亜里沙「やったー!」

絵里「…」

4

カチ カチ カチ カチ

絵里「亜里沙、そろそろ寝たかしら?迷惑掛けてなければいいけど…」

カチ カチ カチ カチ

絵里「はあ…夜に家で一人だと…寂しいわね。心なしか時計の音がいつもより気になる」

カチ カチ カチ

絵里「て、テレビでも観ようかしら」

~心霊特集~

絵里「なんでこんなテレビやってるのよ…」

ピッ

絵里「あれ?なんで?電池切れ?」

それではもう一度お聞き下さい

絵里「い、いや…亜利沙がいない時に限って…」

パキッ

絵里「何?何の音?」

絵里「いやぁ。まだお風呂入ってないのに…」

ブォォォォォン

絵里「こ、今度はなんの音?」

カチ カチ カチ カチ

絵里「ま、まあそう言えば今日は金曜日だし…いつものパターンだと穂乃果達が」

ピンポーン

絵里「ほら…はーい。今出まーす」

ガチャ

絵里「お待たせ~」

配達員「あっ、配達です」

絵里「あっ、はい」

配達員「ハンコかサインをお願いします」

絵里「はい。お疲れ様です」

ガチャ

絵里「誰からかしら?こんな時間に配達って来るの?」

カチ カチ カチ カチ

絵里「え?なんで?どうして今日に限って来ないの?」

それではもう一度お聞き下さい

絵里「ああ、テレビ消す忘れてた。早く消さなきゃ」

ジリリリリ

絵里「ひいっ、で、電話?」

絵里「もしもし?亜里沙?うん。大丈夫?迷惑掛けてない?え?希と凛も?…そうなの…あの…穂乃果に代わってもらえる?うん。あっ、穂乃果?ええ…私も行ってもいいかしら?うん。それじゃあ」

こわい

はよ

5

絵里「ふわぁ~」

亜里沙「お姉ちゃん眠いの?」

絵里「そうねぇ…今日は練習が一段とキツかったからね…何故か海未が張り切ってたのよね」

亜里沙「へ~そうなんだ。海未さんハラショーだね」

絵里「そうね…海未は大抵ハラショーよ」

亜里沙「ふ~ん」

ピンポーン

絵里「なんか嫌な予感が…いやでも、あんだけきつい練習の後だし…」

亜里沙「私出てくるね?」

絵里「ええ…いえ、待って?私が出るわ」

ガチャ

穂乃果「イェーイ」

凛「絵里ちゃーん」

希「あーそぼ!」

絵里「どうして…?」

穂乃果「え?」

絵里「どうしてそんなに元気なの?確か皆んなクタクタで別れたわよね?」

穂乃果「あ~…パン食べたし?」

凛「かよちんとラーメン食べたし」

希「焼肉食べたいし」

絵里「知らないわよ。あのね?私あなた達と違って疲れが取れてないのよ。もう眠いの」

穂乃果「…あっ!そっか!」

絵里「分かってくれた?」

穂乃果「コーヒー買ってくる?」

絵里「そうじゃなくて…そうじゃなくテェェェ」

希「なんだ元気やん」

絵里「あのね…希、あのね…これ以上大きな声を出させないで」

穂乃果「疲れてるんなら立ちっぱなしで辛いでしょ?とにかく中に」

絵里「入りません」

凛「凛だけでも?」

絵里「ダメよ。なんでいいと思ったの?」

凛「凛、この中で一番落ち着いてるから」

絵里「凛…もうつっこむ元気もないから」

希「今更やけどね」

穂乃果「今日の絵里ちゃんなんだか接しにくい。いつにもましてクールなんだもん」

絵里「だから…疲れてるの。眠いの」

希「子守うt」

絵里「いい。いらない」

穂乃果「添い寝…」

絵里「いらない。お願いだから今日は帰って」

穂乃果「まあ…そこまで言うなら」

凛「うん。帰ろっか」

希「そうやね」

絵里「うん。ごめんね…それじゃあ」

亜里沙「きゃー、ゴキブリー」

絵里「え?」

穂乃果「…帰ろっか」

凛「うん。早く帰るにゃ」

希「そやね」

絵里「待って。帰らないで!」

6

ピンポーン

絵里「…また穂乃果達ね…なんで私の家なのよ。なんでこの時間なのよ」

ガチャ

絵里「ダメよ。今日は遊ばないわよ?だいたい何時だと思ってるの?よくもまあ毎週毎週練習終わりで元気に遊べるわね」

真姫「え?だって…凛がこの時間に絵里の家に集合って…」

絵里「え?ま、真姫?」

真姫「や、やっぱり迷惑だった?あの…私だってそうかなって思ったのよ?でも皆んなで遊ぶって連絡あったしたまには私も顔くらい出そうかなって思ったし…」

絵里「う、うん。分かったから」

真姫「ほ、ほんとよ?」

絵里「凛達も来るのよね?」

真姫「そりゃあ、凛に誘われたんだから」

絵里「はあ…まあいいわ。今日は特別よ。さあ、中に入って?コーヒーでいいかしら?」

真姫「夜にコーヒー飲むと眠れなくなっちゃうから…」

絵里「あら?真姫は可愛い事言うのね」




希「先に真姫ちゃんを送っといて正解だったね」

穂乃果「なんで?なんで真姫ちゃんはすんなり入れてもらえるの?」

凛「納得出来ないにゃ」

日頃の行いやろなぁ
平和で良かった乙


もっと読みたい気持ちもある

真姫ちゃんだから仕方ない

おつ
同じ作者なら別スレ立てないで同じスレでやってほしい

終わらないで延々書いててほしい

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