赤松「キレッキレな最原くん」 (77)

食堂にて

終一「…」

百田「おい、終一の様子はどうだ?」

星「相変わらずのままだ」

キーボ「彼に機嫌を直してもらうのは相当難しそうですね…」

王馬「にしし、誰のせいかな?」

天海「王馬君のせいじゃないっすか…」

王馬「そーだっけ?でも俺だけじゃなくみんなも同調したよねー?」

是清「確かにしたけどネ…」

ゴン太「ゴン太はしてないよ!だってあれは紳士的じゃなかったよ!」

王馬「ゴン太以外は全員同調したってのがまた最原ちゃんをあんな風にさせた原因でもあるんだよねー」

星「…まあな」

百田「オレも否定せず同調しちまったしな…」

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キーボ「場が少々盛り上がりすぎてたこともありましたからね、流れでつい同調してしまうのも仕方がないです」

是清「昨日のは中々有意義だったからネ、とても楽しめたヨ」

天海「あのあだ名決め大会以外は、っすね」

王馬「えー?あれ含めて楽しかったじゃん!」

百田「終一があんなになるなら止めときゃ良かったと後悔してるぜ…」

キーボ「昨日の会話は全部録音してありますから声をかけてくれれば再生可能ですよ!」

ゴン太「そうなの?凄いねキーボくん!後で聞かせてよ!」

キーボ「ええ、任せてください!どこから再生しましょう?」

百田「おいバカ!終一がいる前で再生するな!」

王馬「ロボにはそういう配慮が欠けちゃうんだね…あーあ」

キーボ「さ、再生することで昨日の思い出に浸ろうとしてただけですよ!最原クンに危害を加える気はありません!」

是清「配慮が欠けてるっていうのはそこだヨ…」

天海「まあまあ、彼ロボットですから」

キーボ「天海クン!それはロボット差別ですよ!」

星「ロボット差別の発言に対して凄い敏感だな」

終一「…」

百田「あ…終一出て行っちまった」

天海「…最原君の機嫌が悪いのは自己嫌悪も入ってると思うっす」

是清「そうだろうネ、彼は昨日の発言を悔いてるはずだ ヨ…クックック」

百田「昨日の終一は…」

百田「…キレッキレだったなあ…」

星「キレッキレ、か。ピッタリの言葉じゃねえか」

ゴン太「きれっきれ?そうだったかな?」

是清「いや、間違いなくキレッキレだったヨ」

赤松「キレッキレ?誰が?」

是清「おや、赤松さん…聞いていたのかい?」

赤松「うん、丁度みんなが話してるのが見えたから…あ、おはようみんな」

キーボ「おはようございます、赤松さん」

百田「赤松か、他の女子はどうした?」

赤松「そろそろ食堂に来ると思うよ、私が1番のりだったみたいだね」

天海「昨日はいわゆる女子会ってのをやってたんすよね?どうでした?」

赤松「楽しかった!みんなとの親睦が深まったよ!」

赤松「男子達もなにか集まってやってたんだよね?それはどうだったの?」

王馬「にしし、キレッキレな人がキレッキレな発言残して終わったよ」

赤松「そのキレッキレの人って?」

星「最原だ」

赤松「最原くん?」

キーボ「はい、その発言も残ってますよ」

赤松「あ、聞きたいな」

百田「お、おいバカキーボ!」







最原『…そうだよ…』

王馬『んー?なになに?』

最原『僕は確かにラブアパートに通ってたッ!』

百田「どっせええええええええええい!」

キーボ「うわぁ!何するんですか百田クン!」

星「何するんですか、じゃねえだろ…」

天海「というか彼が聞かれたくなかったであろう部分だけピンポイントで晒されたっすね」

赤松「」

是清「…当然の反応、というべきかな?赤松さん、戻っておいでヨ」

キーボ「ボ、ボクは赤松さんが聞きたいというから…」

百田「終一の気持ちを考えろよ!」

王馬「こりゃ昨日のあだ名は間違いじゃなかったようだね、あはははっ」

キーボ「昨日のあだ名というのは『鉄屑』のことですか!?撤回してください!それは見過ごせないロボット差別です!」

ゴン太「ああ、昨日の僕のあだ名は昆虫博士だったね!嬉しかったよ!」

王馬「あれ?昆虫馬鹿じゃなかった?」

ゴン太「ええっ!?」

星「盛り上がった割には悪口飛び交う会話だったからな」

赤松「ちょ、ちょっっと待って!待って!」

キーボ「あ、赤松さん。どうですか?ボクのこの録音性能は!綺麗な音質だったでしょう!」

王馬「はーなるほどね、録音機能の自慢したさが前に出てたのか…」

百田「理由はどうあれ今のキーボの行動はダメだろ…」

赤松「というかアレどういう流れ!?どうして最原くんがら、らぶ…に通ってたって力説してたの!?」

是清「聞きたいのかい…?」

赤松「え、う、うん…」

百田「だ、ダメだ!終一が死ぬ!社会的に死ぬ!」

是清「社会的に死ぬことは言い得て妙だネ…確かに昨日の会話は女性には聞かせられないかな…特に最原くんの部分は、ネ」

赤松「そうは言ってもあんなところだけ聞かされたら余計気になるよー!」

キーボ「えっと…ボクはどうしたらいいんでしょう?」

天海「やめといた方が賢明だと思うっすよ」

キーボ「やめるとは録音機能の披露をですか?」

星「あれは披露じゃなくて暴露だろ」

ゴン太「確かに昨日の最原くんは最後だけおかしかったけど…それ以外は楽しくお話ししてたよ?」

王馬「悪口多目の会話だけどね!」

百田「お前のせいだろ!」

赤松「じゃあ…昨日の会話は聞いちゃダメってことかな?」

星「ああ、やめといた方がいいな。そっちも昨日の集まりの会話は聞かれたくねえだろ?」

王馬「そっちにはポンコツロボットいないから会話の録音はされてないだろうけどね」

キーボ「王馬クン!ロ差止!」

ゴン太「ゴ、ゴン太には今のキーボくんの言葉がわからなかったけど、それはゴン太が馬鹿だからだよね…」

赤松「うーん…聞かれたらダメって会話でもなかったけど…確かに男子に聞かれるのはちょっと恥ずかしい、かな」

百田「だろ!?じゃあもうこれ以上の詮索は無しだ!終一にもさっきのは聞かなかったってことで接してくれ!」

赤松「でもやっぱり気になるけどね…ら、らぶあぱ…とに通ってるって…それに力説だったのも…」

王馬「にしし、そういうことだよ赤松ちゃん」

赤松「そういうこと?」

王馬「そ。後は自分で考えるなり最原ちゃんに詰め寄るなり好きにしたらいいと思うよ」

百田「詰め寄るなって!頼むぞ赤松!」

赤松「う、うん…」

赤松「…とはいったものの気になるなあ」

赤松(男子達が集まって何を話したのかってのも興味あるし)

キーボ「あの、赤松さん」

赤松「あれ、キーボくん?解散した時に何か忘れ物でもした?」

キーボ「いえ、忘れ物ではなくて…」

赤松「ん?」

キーボ「その、百田クンに説教されまして…最原クンのことを考えろ、と。確かに先程のボクは人の会話をいきなり流すということをしてしまいました」

赤松「う、うん」

キーボ「ですからもうそれは止めようかと思います。人に許可をとってから流すようにします。なので折角録音したのにもったいなく感じますがこれは封印することにしました」

赤松「封印って、そんなことできるの?」

キーボ「気持ち的なものです」

赤松「あ、そうなんだ…」

キーボ「なので申し訳ありませんが先程の録音再生は聞かなかったことにしてください」

赤松「…うん、わかった。それは聞かなかったことにするよ、けど」

キーボ「けど?」

赤松「昨日男子達はどんな会話したのかはちょっとだけ気になるから口頭でちょっとだけ教えてもらってもいい?録音再生はしなくていいから」

キーボ「気になるんですか?正直そんなに聞いてていいものではないかと思いますが」

赤松「どんな会話したの…」

キーボ「いえ、聞いてていいものではないというか王馬クンが言ってましたけど悪口が飛び交ってましたから。王馬クン先導で」

赤松「…女子会も入間さんのおかげで悪口というか汚い言葉遣いが耳に残る会話だったよ」

キーボ「しかし昨日集まって話したことといえば…」

赤松「いえば?」

キーボ「まず集まって、そこから趣味の話になって…」

赤松「ふむふむ」

キーボ「そしてケンカになって…」

赤松「ケンカ!?誰と誰が!?」

キーボ「ほぼ全員ですよ、星クンやゴン太クンなんかは巻き込まれてただけでしたが」

赤松「なんでそんなことに?」

キーボ「些細なことですよ、ロボットに趣味なんてあるはずがないという言葉にボクが怒ってしまってみんなを巻き込んだケンカになったんです」

赤松「あ…原因キーボくんなんだ」

キーボ「一通りケンカの余韻が収まった後、今度は好きな人の話になりましたね」

赤松「あ…男子もそういう話するんだね…意外」

キーボ「意外なんですか?」

赤松「うん、こう、恋とかの話題は女子のイメージ強かったから…まあそうだよね、男子も恋の話くらいするよね!」

キーボ「ええ、ケンカにはなりましたが確かに好きな人の話題でしたよ」

赤松「また!?」

キーボ「はい、今度はゴン太クンと王馬クンのケンカにみんな巻き込まれてた形でした」

赤松「ゴン太くんと王馬くんが?」

キーボ「主に王馬クンの所為です。虫に関する話題でゴン太クンの怒りに触れてしまったらしくて」

赤松「好きな人の話題じゃなかったの…?」

キーボ「好きな人の話題から虫の話題へと発展したんです」

赤松「会話の流れが読めない…」

キーボ「地獄絵図でしたよ…なんとか最原クンが収拾つけてくれましたが部屋は荒れに荒れました」

赤松「そういえば男子達はどこに集まってたの?」

キーボ「ゲームルームですよ」

赤松「ゲームルーム荒れちゃったんだ…」

キーボ「片付けはしましたし、大丈夫です」

赤松「ならいいんだけど…」

キーボ「そしてそのケンカが収まった後、今度はみんなのあだ名決め大会になりました」

赤松「あ、楽しそう!」

キーボ「1番荒れましたね」

赤松「なんで1つの話題ごとに荒れるの!?」

キーボ「特に、王馬クンが決めた最原クンのあだ名が1番凄いことになりました」

赤松「どんなあだ名?」

キーボ「えっと…言えません」

赤松「そんなに酷いあだ名なの?」

キーボ「確かに酷いあだ名でした」

赤松「そうなんだ…」

キーボ「みんな2度のケンカを通してテンションが上がってあました」

キーボ「ですから悪口が1番飛び交ってました」

赤松「それは全員で悪口言い合ってたの…?」

キーボ「言い合っていたわけではないですよ。ゴン太クンなんかはそういうことは一切言っていませんでしたし」

赤松「ゴン太くん以外は言ってたんだ?」

キーボ「まあ…そうですね。ボクも場の流れでつい…」

赤松「詳細なところは省いていいからどんな悪口言ってのか知りたいな」

キーボ「聞いたところで赤松さんにとって何の得にもなりませんよ」

赤松「みんなの知らない一面だもん、気になるよ」

キーボ「そうですか…例えば」

キーボ「天海クンのあだ名は『なんで図書室なんかに行ったんすかね?』でしたし」

赤松「それあだ名なの…?」

キーボ「ええ、図書室住まいの天海クンにピッタリだと」

赤松「なんで図書室になんか行ったんすかね、って天海くんがいいそうな言葉だけども…」

キーボ「このあだ名決めたのは最原クンでしたし、そこは彼に聞いてください」

赤松「あ、最原くんが決めたんだ…」

赤松「でもそれって悪口とはちょっと違くない?」

キーボ「天海クンは気分を少しだけ害したようなので悪口だと思いますけど…」

赤松「天海くんにとっては嫌なあだ名なんだね…」

キーボ「天海クンが嫌がってからあだ名決めはヒートアップして、悪口も更にヒートアップしました」

赤松「なんで…」

キーボ「王馬クンには『ガキ大将』というあだ名がついてケンカになりましたし」

赤松「男子ってそんなに野蛮だったの?ケンカ頻繁に起きすぎじゃない?」

キーボ「王馬クンのあだ名の時のケンカは非常に汚い言葉の投げ合いでした」

赤松「王馬くんのケンカの相手は?」

キーボ「百田クンです」

赤松「ああ…あの2人かあ」

キーボ「そうして酷いあだ名決めが更にヒートアップしたところでついた王馬クンの最原クンに対するあだ名が昨日最大の荒れ模様でした」

赤松「ゴン太くんと王馬くんのケンカとか王馬くんと百田くんのケンカとかよりも荒れたの?」

キーボ「ええ、そうです。というか改めて確認すると昨日の騒動のほとんどは王馬クンが引き金ですね…」

赤松「その、どんな風に凄かったの?最原くんと王馬くんのケンカ」

キーボ「ええと…最原クンの怒涛の力説が…すみません、これ以上は言えないです」

赤松「やっぱり、さっきの録音再生が関わってるんだね」

キーボ「あ、えっと…その」

赤松「うん、大丈夫。さっきの録音再生は聞かなかったことにするから大丈夫だよ」

キーボ「はい…お願いします」

赤松「それでその後はどうなったの?」

キーボ「…そうですね、キレッキレになった最原クンがゲームルームを飛び出した後に部屋の後片付けをして解散になりました」

赤松「それが昨日の集まりの流れ?」

キーボ「はい」

赤松「そっか、ありがとう!今度女子会でどんな話があったか教えてあげるねっ」

キーボ「い、いえ…というかこれは星クンから聞きましたが女性の集まりは男性には聞かれてはいけない話をしてるのでは?」

赤松「まあ確かに恥ずかしくはあるけどね…でも男子達の会話とそんなに変わらないよ?」

キーボ「ではそちらでもケンカは起きたんですね」

赤松「そこは男子がおかしいだけだよ」



赤松「じゃあ、ありがとうねキーボくん!」

キーボ「はい、ではまた今度お話を聞かせてください!それでは!」



赤松「…うーん、そっかあ」

赤松「…やっぱり最原くんのこと気になるかな」

赤松「ちょっと訪問してみようかな?」

今日はここまでです

ちなみに男子陣のあだ名募集してます

ラブアパ狂いとでも言われたか?

百田…アニキ♂
星…テニスの囚人様
塩…真宮寺

王馬はスライムかカニヘアーかな

テニプリ(ズナー)
宇宙バカ
ていうかあの鍵最原しか使ってないのかよ、健全な男子高校生らしくねえな

百田:バカイト
真宮寺:SM女王
星:みかん箱
王馬:ウソップ

最原は定番のラブホギャンブラーじゃないの?w

百田:宇宙に轟くバカ
星:テニスコートの蛇
真宮寺:根暗マスク、不審者

赤松「さいはらくーん?」

赤松「さーいはらくん!」

赤松「さいはらくん!」

最原「き、聞こえてるよ赤松さん!聞こえてるからその…は、離れて」

赤松「なら私の方向いてくれてもいいじゃん」

最原「それはちょっと…今は勘弁してほしいかな」

赤松「昨日のキレッキレの最原くんに関係あるの?」

最原「っ…、昨日のこと誰かに何か聞いた?」

赤松「大まかな流れはキーボくんから聞いたけど詳細なところは聞いてないよ」

最原「大まかな流れ?」

赤松「えーと確か…

ゲームルームに集まって、

趣味の話題になって、

ケンカになって、

好きな人の話題になって、

ケンカになって、

あだ名決めの大会になって、

1番荒れて、最原くんがゲームルームを飛び出して

みんなで後片付けして解散した」

赤松「という感じで把握してるよ」

最原「ああ…だいぶ優しく説明したんだね」

赤松「え、これでもまだ優しいの?」

最原「僕が言うのも何だけど昨日はケンカというより暴れ回ってたから…」

赤松「ケンカって表現がマイルドなんだ…」

最原「真宮寺くんとか星くんでさえ争いの場に自ら入ってきたから…ゴン太くん以外はみんな自由に暴れてたよ」

赤松「男子の集まりってそういうものなんだね…」

最原「そういうものなんだよ…」

赤松「それでその中で最原くんが…えーとキレッキレになったんですか?」

最原「…キレッキレ、割とピッタリな表現かもね…」

赤松「そうなんだ…だからその、ちょっと機嫌が悪かったの?」

最原「僕機嫌悪そうに見える?」

赤松「なんというか、背中からそう判断しました」

最原「…確かに悪いと言えるけどそれは自分に対してだから…」

赤松「あだ名をつけられたんだよね?」

最原「うん…」

赤松「…」

最原「…いや、いくら赤松さんでも…というか赤松さんだからこそそれは教えられないよ」

赤松「私だから?」

最原「他の女の子にも言えることだけど…」

赤松「…ふーん、女の子絡みのあだ名をつけられたんだ」

最原「…そういうことになるかな」

赤松「そっか、分かったよ。じゃあ私は最原くんの機嫌が直るまで一緒にいるよ!」

最原「ええ!?それは…やめておいた方がいい気が…」

最原「…うん、やめておいた方がいいと思う…」

赤松「…でも大丈夫?」

最原「僕なら大丈夫だから…明日にでもなったらまたみんなといつも通り過ごすよ、今日はちょっとそういう気持ちになれないだけだから」

最原「もし昨日の会話が気になるならキーボくん辺りに尋ねれば録音再生とかしてくれると思うよ」

赤松「でもキーボくんは封印するって言ってたよ」

最原「あ、そうなんだ…あだ名決め以外は大丈夫だと思うけど」

赤松「あだ名決め大会以外なら録音再生してもいいの?」

最原「僕が決めることじゃないけどね、ただやけに赤松さん興味津々だから、さ」

赤松「あ、うそ。そんな風に見える?」

最原「僕目線ではね」

赤松「なんかそれ恥ずかしい…」

赤松「とはいえ最原くんも明日には元どおりになってるはずって言ってたからそんなに固執することはないんだけど…」

茶柱「おや、どうなさいました?赤松さん」

赤松「あ、茶柱さん。おはよう」

茶柱「おはようございます!昨日の女子会、楽しかったですよ!」

赤松「うん、楽しかったね!ちょっと乱れたけど…」

茶柱「それは主に入間さんのせいですよ!」

赤松「そうだね…そういえば昨日男子達も集まってたの知ってた?」

茶柱「男死の集まりですか?どうせろくなことしてなかったんでしょうね!」

王馬「いやー?楽しかったね俺は!」

茶柱「うわ、出ました!」

王馬「幽霊みたいな扱いだなー、傷つくなー」

赤松「どうしたの?王馬くん」

王馬「どうやら赤松ちゃんは昨日の男子会が気になるみたいだしキーボの録音機能披露会に赤松ちゃんも招待してあげようかなーってね」

茶柱「ろくおんきのうひろうかい?なんですかそれ」

王馬「主に昨日の男子会の会話の垂れ流しだよん」

赤松「でもいいの?」

茶柱「え、行きたいんですか!?赤松さん!」

赤松「あ、うん…ちょっと気になる…かな」

王馬「よし参加決定!茶柱ちゃんは?どう?」

茶柱「そんなの聞いてる暇があったら転子は鍛錬に励みます!」

王馬「そっかー、残念。じゃあ赤松ちゃんこっちおいでよ」

赤松「でも百田くんとか反対しないかな…それにキーボくんも封印するって言ってたし」

王馬「そのための録音機能披露会だって、そういう名目があればあの鉄屑くんは喜んで再生するだろうねー」

王馬「百田ちゃんも例のシーン流さなきゃ問題ないって言うでしょ」

赤松「なら参加させてもらおうかな」

茶柱「ちょっと待ってください!それって誰が参加するんですか?」

王馬「最原ちゃん除く男どもと赤松ちゃん」

茶柱「そんな野獣の檻に美女を放り込むような真似を転子が許すはず無いでしょう!」

赤松「び、美女だなんて…」

王馬「じゃあ茶柱ちゃんも来る?」

茶柱「行きませんよ!赤松さんも行かせません!」

赤松「大丈夫だよ茶柱さん」

茶柱「いえ、危険です!」

王馬「なんなら女子全員で来る?」

赤松「へ?」

茶柱「なぜそうなるんです!」

王馬「それだけ危険のない披露会だってことの意味合いを含めての発言でーす!」

赤松「ほら、王馬くんもこう言ってることだし…」

茶柱「…絶対無事で帰ってきてくださいね?赤松さん」

王馬「結局参加しないんだね茶柱ちゃん」

茶柱「当然です!」

王馬「それにしてもなんでそんなに昨日の野郎どもの集まりなんかに興味津々なのさ赤松ちゃん」

赤松「え?」

王馬「普通女の子はそんなどうでもいい集まりなんかに興味は示さないけどねー?」

赤松「うーん…なんで興味津々か…」

王馬「そこでパッと答えが出ないあたりまだまだだね赤松ちゃん!」

赤松「王馬くんは私が興味津々な理由わかるの?」

王馬「そりゃもうバッチリと」

王馬「なんで分かるのかって質問には答えないからね?」

赤松「私をその披露会に誘ったのって私が興味津々な理由と関係あるの?」

王馬「んー?あるよ、大ありだよ?」

王馬「それに赤松ちゃんを誘っておいた方がつまらなくない展開になりそうだからさ!」

赤松「…なんか王馬くんのその言葉聞いて不安しか感じないな」

王馬「ちなみに昨日の野郎どもの集まりで赤松ちゃんが1番興味あるのって最原ちゃんのことでしょ」

赤松「え?…うーん、そうなるのかな?」

王馬「最原ちゃんが機嫌悪い原因知って慰めてあげたいの?」

赤松「…ん!?いやいやいや、ち、違うよ!」

王馬「え?最原ちゃんを慰めてあげて甘々な展開にするのが狙いだから男子会に興味津々なんじゃないの?」

赤松「ちがうよ!ち、ちがうよ!確かに機嫌は直してほしいけどそれとはちがうよ!」

王馬「にしし、この慌てよう…最原ちゃんも罪作りな男だよ、昨日の発言もあるし」


ゲームルーム

王馬「はいヒロイン到着!」

赤松「ヒロイン?」

是清「本当に連れてきたんだネ…」

百田「まああのシーン流さなきゃ問題ないけどよ…」

キーボ「ええ!?赤松さんも参加するんですか!?」

赤松「うん…やっぱ、ダメだったかな?さっき忘れるとか言っちゃったし…」

キーボ「…いえ、大丈夫です。少しでも多くの人にこの機能の素晴らしさを知ってもらいたいですから!」

王馬「ほらね、大丈夫だったでしょ」

赤松「そうだね…」

キーボ「さて、では流しますよ!」

星「いや、待てキーボ」

キーボ「どうしたんですか?星クン」

星「別に疑うわけじゃあねえがその録音された昨日の会話は無編集なんだろうな?」

キーボ「無編集…?」

星「ああ、俺はキーボの機能をよく分かってねえから言っておくが、その録音機能は編集可能なのか?」

キーボ「はい!編集可能ですよ!」

星「そうか、で、編集したのか?」

キーボ「…」

是清「…自分にとって不利な発言は消したのかい?それは罪が重いヨ…?」

キーボ「ま、まさかかかかかかか」

百田「こいつマジかよ!誰か入間呼べ!入間!」

キーボ「な、なんで入間さんを呼ぶんですか!」

赤松「入間さんなら無編集音声とかキーボくんから抜き取ったりできそうだもんね」

キーボ「そんな残酷なことするんですか!?誰かー!助けてくださーい!」

入間「おっ、何してんだ?地下に集まって辛気臭い奴らだな!」

キーボ「なんでよりによってあなたが来るんですか!」

入間「ひ、な、なんだよぅ…声がしたから来ただけなのにぃ…」

天海「入間さん、ちょっと頼み事があるんすよ、聞いてくれると助かるっす」

入間「…お、お?オレ様に何か頼みごとか!高くつくぞこんな美人に頼みごとなんてよ!」

天海「ええ、ちょっとキーボくんの録音機能を確認してほしいんすよ」

入間「…まさか卑猥な音声を録音させておいてオレ様に聞かせて発情させようって算段かよ!?」

百田「発言と発想がぶっ飛んでるな…」

入間「まあなんだか知んねーけどそんくらいオレ様にかかればぶっ楽勝だぜ!ひゃっひゃっひゃっ」

赤松「それって入間さんの研究教室じゃないと出来ない?」

入間「そんなもんキーボ次第だけどこの場で出来ることだからな!分かったら黙ってろ雌豚!」

赤松「うーん、相変わらずだね」

星「ずいぶんこいつの扱いに慣れてるな…」

是清「ほら、入間さんに体を預けなヨ、キーボくん」

キーボ「へ、編集なんかしてませんって!信じてください!」

王馬「はい拘束、そっちは百田ちゃんと天海ちゃんよろしく」

キーボ「信じてくださーい!」

入間「お、おお…拘束されてるキーボの体を弄るとか背徳感すごい…」

ゴン太「ゴン太はキーボくんのどこを抑えればいいのかな?」

王馬「頭でもロックしておけば?」

ゴン太「うん、わかったよ!」

キーボ「」



入間「で」

王馬「この都合良く編集された録音再生は、ポイで」

キーボ「」

星「まさかとは思ったがマジだったとはな」

是清「その無編集の音声を流そうか…入間さん、お願いするヨ」

入間「つーか、なにこの音声」

王馬「どーせなら入間ちゃんも聞いてく?」

入間「どーせくだらねー音声だろうけど聞いてやるよ!なにせオレ様は心が!広い!」

赤松「はいはい、お願いね入間さん」

次から男子会の流れです

書いてもらったあだ名は多分どこかで使わせてもらいます
ということで次は男子陣の持ち合わせてそうな趣味募集してまーす


百田:プラモデル、ホワイトパズル
真宮寺:塩集め

最原 地図を眺める

おっつー
もうこれ再生しちゃいけない部分まで再生されるフラグ立ちまくりやん

おつー

星 猫の毛並みの手入れ
天海 日記を書く
最原 ほこりをねちねちこねくり回して丸くする

ゴン太 雄たけび キーボ 音声編集で遊ぶ、クソコラ作り

最原 クラシックを聴く
天海 写真集を読む

ゴン太:かけっこ
天海:読書
真宮寺:書道

ゴン太、虫で和もうの会
王馬、ロボット差別
百田、トレーニング
天海、妹探し
キーボ、希望探し
星、掃除
真宮寺、拷問器具の作成
最原、パンツハンティング

ゴン太:ジョナサン

最原:読書(エロ本含)
百田:サバイバル
星:野良猫探し
王馬:ピンポンダッシュ

最原、推理小説で犯人当て
真宮寺、散歩兼人間観察
星、筋トレ
百田、カジノ(なくなったら最原に借りる)
王馬、怖い顔の練習
キーボ、人間に近づく練習
ゴン太、虫さんとのおしゃべり
天海、寿司

星:チビダンディ
最原:ぼうしくん
王馬:マジ吉
真宮寺:拷問官

天海
料理、ただし寿司とオムライスのみ

生きてる?

ロンパ系SSは一部以外は中途半端で失踪するパターン多すぎだな

あげ

あげ

あげ

あげたって来ねえよ諦めろ

女子十一番/総合二十三番 時岡千波(ときおか・ちなみ)



身長 152cm
体重 42kg
誕生日 11月13日
血液型 A
部活動 吹奏楽部
友人 久瀬ゆかり・宗和歩
辻莉津子・寺内紅緒
藤原奈央・堀内尚子
前川染香・水無瀬繭子
山崎雛子
(女子主流派グループ)
愛称 千波・千波ちゃん
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★☆

★★★★☆

★★★☆☆

★★★★☆

★☆☆☆☆

★★★☆☆
無邪気で天然の幼い子。周りから可愛がられる妹的存在。
口が達者で、はっきりした物言いで相手を傷つけることもあるが、本人に自覚は全くない。頭はいいが、何事も直感なので深くは考えない。
 

以下ネタバレです。白黒反転すると読めます。

支給武器:

NO DATA
kill:

なし
killed:

酒井真澄(男子六番)
死亡話数:

第90話
凶器:

コルト・ガバメント
 

教室内で、プログラムに対して東海林至(男子十番)が反論。芝崎務(担任)が銃を取り出し危険に晒されるが、城龍慶(男子九番)に守られ事なきを得た。<11話>

D=02エリアの倉庫に、寺内紅緒(女子十番)・藤原奈央(女子十四番)・水無瀬繭子(女子十七番)と共に篭城。<55話>

繭子と奈央が気絶した相模夕姫(女子七番)を連れてくる。目覚めた夕姫の話で辻莉津子(女子九番)の最期の状況を知る。倉庫に木下亘(男子特別参加者)が来る。亘とただならぬ関係の夕姫に説得され、亘を信用する。突如酒井真澄(男子六番)の襲撃を受け、頭部に被弾し死亡。<88~90話>


個人的にはデザインした時から好きな子だったんですが、あっけない最期になってしまいました。計 画 通 り …ではないという。ごめんよぅ。
せめてこの子には真澄の前髪をパッツンにしてほしかったww
 

入間「ポヨヨォ~ン、ガシャン!ボイ~ンッ!
デカパイ屁こきロボ入間、コレヨリ屁こきヲ開始シマス……ブッブゥー!ブッブゥー!!」

ブッボォォォォォッ!!ボブゥッ!

入間は自分の乳を揉みしだき、 ロボットの様に棒読みのセリフを言いながら 屁をぶっこいていた。

雷田 矛平
@raida_hokohira
ネットの片隅に生息する物書き。小説家になろうやss速報に出没します。なろうでは同名義で、ssはYySYGxxFkUの酉です。Twitter初心者のため分からないことばかりです……。基本創作に関わることだけを呟いてます
mypage.syosetu.com/240189/

あげ

ああ、どうして――



水色と朱色のグラデーションの空。
薄汚れた校舎の壁。
愛用していた錆びた非常階段。
一部が切り取られたように欠けた手摺。
そこから差し伸べられた手。

それらが遠ざかっていくのが、妙にゆっくりと感じられた。


大きな音。
後頭部に、背中に、走る衝撃。
全身を走る激痛。

悲鳴。
駆け寄る足音。
騒ぐ、いくつもの声。


ああ、落ちたのか。
そう自覚した時には、意識は朦朧としていた。

それでも、確実に、聞こえた。
声の主が誰かまでは、朦朧とした意識の中で判別することができなかったけれど。



「        」



どうして。

どうしてこんなことになってしまったのか。

わからない。
わからない。



ただ、これだけはわかる。

自分の考えは、間違っていたこと。

そして――

守護星は、偽りであったこと。

あげ

あげ

あげ

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