ガルパンと笑ゥせぇるすまんのクロス
私の名は喪黒福造、人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。ただのセールスマンじゃございません。
私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。
この世は老いも若きも男も女も心の淋しい人ばかり。そんな皆様のココロのスキマをお埋めします。
いいえ、お金は一銭も頂きません。お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます。
さて、今回のお客様は…
逸見エリカ(17)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492929772
ピカッ…カーンッ!
エリカ「3号車!何やってんの!もっと連携を考えて!2号車!どこ狙ってんの!砲手は2軍に落とされたいの!」
小梅「エリカさん、最近なんかカリカリしてるよねえ」
直下「副隊長、どうしたのかなあ、欲求不満って感じだよね」
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エリカ「あんたらみんな何やってるの!黒森峰の名前に泥を塗る気なの!?もういいわ!後片付けして解散!」
まほ「エリカ、ちょっといいか?」
エリカ「はい、なんでしょうか?」
まほ「一体どうしたんだ?最近ちょっとおかしいぞ。なんかイライラしてるというか…、1年生の中には
お前のこと怖がってるやつもいるぞ?とにかくこのままじゃ士気に係わることにもなりかねないし、
本当に悩んでることがあったら相談してくれ。私にできることなら何でも協力するから」
エリカ「はい…、申し訳ありません…」
エリカ(相談なんて出来るわけないじゃない…、隊長やみほのことが好き過ぎていろいろ溜まってるなんて…)
エリカ「はぁ…、どうしたもんか…」
喪黒「よろしかったらご相談に乗りましょうか?」
エリカ「わぁっ!何あんた!?」
喪黒「申し遅れました、私、こういう者です」
エリカ「『ココロのスキマをお埋めします』?何これ?いらないわよ。どうせならココロのスキマより
下半身のスキマを埋めて欲しいわ」
喪黒「ストレートな物言いをなさる方ですねえ、まあ性癖のほうはストレートとは言い難いようですが」
エリカ「大きなお世話よ!ていうかなんで知ってるのよ!?」
喪黒「まあ立ち話もなんですからちょっとお付き合い下さい」
BAR・魔の巣
喪黒「マスター、こちらのお嬢さんに催眠ハンバーグ定食を。私はいつもの」
エリカ「で、一体何なのよ、こんな所まで連れてきて」
喪黒「いえねえ、あなたがあんまりにも悩んでらっしゃるご様子でしたのでねえ。私はあなたのような
心の淋しい方をお救いするのが仕事なのです。ああ、ボランティア活動みたいなものですのでお金は一銭も頂きません」
エリカ「はぁ、あからさまに怪し過ぎるんだけど…」
喪黒「まあ、ここだけの話にしておきますからどうぞお話しください」
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喪黒「そうですか、大好きな隊長さんやその妹さんに虐めて欲しいと…」
エリカ「そうなのよ…、でも2人ともノンケでストレートだから、『好きです!虐めてください!』なんて言ったら
ドン引きどころか絶縁されるだろうし、何よりツンデレなドMだなんてバレたら社会的におしまいだろうし…」
喪黒「つまりあなたは社会的な信用を保ちつつ、なんとか性癖を満たす方法はないかと、そう仰るんですね?」
エリカ「でもそんなの無理よね…、我慢するしか…」
喪黒「よろしい、私がお力になれると思いますよ。もし、信じていただけるのであれば明日の同じ時間にここに来て下さい」
エリカ「大丈夫なの…?」
翌日…
喪黒「逸見さん、お待たせしました。これをお使いください」
エリカ「なにこのディスク?」
喪黒「催眠音声のCDですよ」
エリカ「はぁ!?今更それ!?言っとくけど私、催眠音声には一家言あるって有名なのよ?『催眠音声といえば逸見エリカ』って
呼ばれてその手の薄い本も何冊も出てるくらいなんだから」
喪黒「ええ、存じております。私も何冊か持ってますから。ですがこれはいままでの物とは次元が違います」
二次設定バリバリか
まさかカリエ先生か?
>>どうせならココロのスキマより下半身のスキマを埋めて欲しいわ
既にかかれてるネタかわからないけど吹いた
喪黒「このVRゴーグル付きヘッドフォンをお使いください、最高の効果を得られるはずです。
ですが、これを使うのは1日に1度だけにしてくださいね。高い効果を得られるかわりに心身に
強い負担をかけますから」
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エリカ「で、もらってきちゃったけど、これ本当に使えるのかしら?まあタダだから使えなくても別にいいけど」
エリカ「装着して、再生っと」
エリカ「あ…、あら?私、部屋にいたはずなのに、なんで学校に…、ちょっと!なんで私裸なの!?」
まほ「いい格好だな、エリカ」
みほ「逸見さんがこんなにいやらしい人だったなんて知らなかったな」
エリカ「な…なんで…」
まほ「覚悟しろ、2人でたっぷりとお仕置きしてやる」
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「はっ…何これすごい!最高だわ!」
直下「副隊長、このところご機嫌だね。なんかスッキリしたっていうか…」
小梅「イライラがなくなっていい感じだよね、エリカさん個人も隊全体も戦績が上がってるし」
まほ「エリカ、調子がいいな。何かいいことでもあったのか?」
エリカ「いいえ、何でもありませんよ。じゃあ失礼します」
Ⅲ号戦車車長子「でも、調子が良くなったかわりに付き合いが悪くなったよね」
マウス車長子「訓練が終わったらまっすぐ帰るし」
直下「まさか…、男が出来たとか…」
小梅「いや、寄り道せずにまっすぐ帰って部屋で何かしてるみたいですよ」
まほ「何してるんだろう…?」
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みほ「紹介するね、私の大洗でのペットの優花里さんだよ。ご挨拶して」
優花里「わんわんっ♡」
まほ「流石にみほのペットは躾けが行き届いているな。それに引き換えウチの駄犬ときたら…、
おいエリカ、お預けだ、我々3人がしているところを眺めてろ」
エリカ「そんなぁ…」
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まほ「いやあ、五十鈴さん、みほがお世話になってるだけじゃなくて、ペットの躾けまで手伝ってくれて本当にありがとう」
華「いえいえ、いいんですよ。私も沙織さんを躾けるいい稽古になりますし」
まほ「エリカ、それにしてもいいザマだな。荒縄で縛られて逆さ吊りか」
エリカ「うう…」
華「それではお花を活けましょうね」
エリカ「ひぃぃぃ!やめてぇぇぇ!」
華「あらあら、花器がしゃべったらおかしいですよ?」
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エリカ「はっ!もうこんな時間じゃないの!早く支度して訓練に行かないと!」
エリカ「はあ!?今日の訓練は中止!?どういうことよ!?」
小梅「なんか整備の業者の方でトラブルがあったそうで、今日は戦車が出せないって…」
直下「で、隊長がここのところ忙しかったからたまにはみんな休養してくれって…」
エリカ「急に休みだって言われてもすることないわよ」
直下「副隊長、昼寝でもしたらどうです?目の下にクマができてますよ」
小梅「調子よくやってたのはいいけど疲れてるみたいだし」
エリカ(あのおっさんは「1日1度にしろ」って言ってたけど、別に問題ないわよね。装着っと)
喪黒「ホーッホッホッホ、逸見さん、あれほど1日1回にしろと言ったのに、約束を破ってしまいましたねえ」
エリカ「ちょっと!なんであんたが出てくるのよ!別にいいでしょ!私の身体なんだから!」
喪黒「そうですか、それがあなたの選択なのですね。ではその代償を支払ってもらいましょう。ドーン!!」
エリカ「ひぃぃぃぃっ!」
まほ「おい!一体何事だ!」
小梅「あっ、隊長!変な声がするから入ってみたらこの有様で…」
まほ「エリカ!しっかりしろ!エリカ!」
エリカ「あははぁ…西住サンド最高ぉ…」
まほ「一体何が…」
喪黒「いやいや、向こう側に行って帰ってこれなくなってしまったようですねえ。ですが、あの幸せそうな顔を見てると
それが彼女にとって一番良い選択だったのかもしれません。ホーッホッホッホ」
優花里「と、いうのが三ッ井カリヱ先生の新刊なんですが…」
みほ「なにこれ…、逸見さん、私生活で何かいやなことでもあったのかなあ、いつもに増して性癖や願望がダダ漏れなんだけど…」
優花里「ええ、西住殿やお義姉さんだけじゃなくて私や五十鈴殿まで…」
みほ「優花里さん、しれっと『お義姉さん』とか言うのやめてね?」
優花里「すみません…」
終
以上です。本当は結婚願望をこじらせた沙織とか、自分を偉く見せたい桃ちゃんとか、背が高くなりたいカチューシャとかが
ドーンされる話を考えてたんですがどうしてこうなった。
乙
そのネタも見てみたいなー
逸見さんに救いが欲しいわに。喪黒福次郎さんに助けてもらって欲しいわに。
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