【モバマスSS】モバP「誰か、一緒に…」 (14)
シーズン開幕!
のはずが、開幕3連敗…。この西武戦から巻き返して行けば…!
モバP「…」
ちひろ「どうしたんですか?難しい顔をして」
モバP「…野球中継を見ていたんです。おりっくす戦です」
ちひろ「はあ…」
モバP「友紀のやつは、上手くやって仁奈と茜を手に入れた…。俺も一緒に野球を見てくれる人が欲しい…」
ちひろ「仕事してください」
モバP「あ~。マジで誰か『一緒に見よ?』って言ってくれるこいねーかなー?」
ちひろ「そんな事言うなら、彼女でも作ればいいじゃないですか?野球好きな彼女でも」
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モバP「…凛を呼ぼう」
ちひろ「無駄だと思いますよ。凛ちゃんは野球というよりサッカー派だと…」
モバP「善は急げ行ってみよう!」ピュー
ちひろ「…仕事しろよ。マジで…はあ…」
――
凛「…ヤダ」
モバP「なんでだよ!?俺と一緒に野球見ようぜ?」
凛「プロデューサーと野球を見るのは、悪くないけど、おりっくすはちょっと…」
モバP「…え?」
凛「だって、おりっくすってしばらく優勝してないでしょ?スター選手だっていないし、何というか?プロ球団なの?」
モバP「い、いちおうプロ球団だぞ。歴史も結構深いし…」
凛「まあ、昔は強かったよね。はんきゅーとか。でも今は?この10年でAクラス何回とった?」
モバP「えーっと…。08年と14年の2回だけです…」
凛「帰って。弱いチームの応援なんてカッコ悪い」バタン
モバP「…」
ちひろ「どうでしたか?」
モバP「断られました…。弱いチームの応援なんていやだって」
ちひろ「まあ、弱いですからね。去年は全部さいか――」
モバP「ああああああ!きこえねえ!ぜんぜんきこえねえ!」
ちひろ「子どもですか…。まあ、野球小僧ですね…」
モバP「こうなったら、友紀だ!コツ聞いてくる!」バタン
ちひろ「…多分駄目ですね。あれじゃあ」
――
友紀「おりっくす戦を見てくれるアイドルが欲しい?ムリムリ。おりっくすは駄目だよ」ケラケラ
モバP「なんだと?」
友紀「だってさ、まず弱いじゃん。去年何位?確か6位だよね?それじゃ女の子は振り向かないよ!」
モバP「おまえんとこのキャッツだって、2位でCS初戦敗退じゃないか!」
友紀「それでもAクラスで、日本一になれる可能性はあったんだよ。でも、おりっくすは?駄目だったじゃん」
モバP「でも、キャッツだって大分かーぷと離されていたじゃないか!それでも強いってか?」
友紀「はあ…。ほんっとうちのプロデューサーって頭悪いなあ…」
友紀「良い?一度しか言わないからちゃんと聞いてよ?」
友紀「キャッツは由緒ある球団で『大正義』なの。だから良いの。おりっくすは?由緒ある?」
モバP「それは一番あるぞ!なんたって――」
友紀「はんきゅうは駄目だよ。おりっくすじゃないんだから」
モバP「ずるいぞ!それじゃパリーグのほとんどは歴史が浅い球団ばっかりじゃないか!」
友紀「そういうことだよプロデューサー。歴史が人を呼び、大勢のファンに認められることで『大正義キャッツ』の名前が呼ばれるんだよ。今のおりっくすは到底駄目だよね」
モバP「ち、ちくしょー!」
友紀「さーてと、今日のキャッツは勝ってるかな~?」
――
モバP「うわぁぁぁん!ちひえもーん!」
ちひろ「人をねこ型ロボットみたいに呼ばないでください!――それでどうでしたか?」
モバP「友紀に大正義とは何か講義させられたよ~。悔しいよ~」
ちひろ「どうしようもないですね。おりっくすはまだ30年弱ですし…」
モバP「!そうだ。断れないアイドルを誘おう!そうしたら絶対に応援してくれる!」
ちひろ「もう考えが下衆ですね…。本当にアンタプロデューサーなの?」
モバP「そうと決まればくるみ~!」
続く!
おうまってるぞ
中ロ「裏切り者…」
10.19当日に身売りの発表する球団なんていらんよ
この続きだけ書いていきます…。貯金生活最高や!
モバP「くるみ~~~!」
くるみ「ぷ、ぷろでゅーしゃー…。どうしたんでしゅか?」
モバP「一緒に野球を見よう!な!?」
くるみ「プ、プロデューシャー…。近いでしゅ…」
モバP「あ、ああ…。すまない。どうだ?俺と一緒に野球を、おりっくすを見ないか?」
くるみ「くるみはバカでしゅから、ルールはよく分からないでしゅ…」
モバP「全然いいぞ!俺が教えてやる!」
くるみ「そ、それならいいでしゅよ」
モバP「よかった~。それじゃ、談話室にいこう!」
――談話室
モバP「野球は全く見ないのか?」
くるみ「うん…。くるみはスポーツはあんまり見ないかも…」
モバP「そうか、でも大体のルールは教えてやるからな」
テレビ『ここで、バッターはアダチです』
くるみ「このバッターのOPSってどれくらいでしゅか?」
モバP「え?おーぴーえす?なにそれ?」
くるみ「え?OPSは打率と長打率を足した値でしゅ」
モバP「あ、ああ!そうだった!すまんな。ド忘れしてたよ」
くるみ「相手ピッチャーはBB/9が高いピッチャーでしゅから荒れ球なんでしゅよね」
モバP「…ん?びーびーきゅー?バーベキューが何だって?」
くるみ「…もしかしてプロデューシャーは、野球の指標を知らないんでしゅか?」
モバP「…すまん。その系統はサッパリだ」
???「全く、野球を見るのに、ただ打った打たれたで一喜一憂するなんて…豚にはお似合いね」
モバP「その、脳髄にも突き刺さる悪寒のような声色は…やはりお前か財前時子!」
ビシィ!
時子「時子様。でしょ?豚」
モバP「は、ははぁー!時子様!」
くるみ「と、時子しゃん…。ぷろでゅーしゃーをいじめないで…」
時子「いじめじゃないわ。これは教育。ダメな豚を少しマシな豚へ育てているのよ」
モバP「えーっと。どういうことですか?」
時子「私が直々に、野球のなんたるかを教えてやるわ」
――んほぉぉぉぉぉ!
――事務所
モバP「…」ボロッ
ちひろ「お帰り…。どうしたんですか!?スーツがボロボロですよ!」
モバP「時子…様に野球のなんたるかを骨の髄まで教え込まれました…」
ちひろ「な、なにが分かったんですか?」
モバP「BB/9とか、UZRとか…」
ちひろ「大変でしたね…。それでお二人とは野球を見てくれそうなんですか?」
モバP「…くるみは時子様になついており、時子様は球場で観戦派だそうです。しかもVIP席で」
ちひろ「…仕方ありませんね」
モバP「くそぉー!誰か俺と野球観戦してくれー!」
留美「私がいるわよ」
モバP「る、留美さん!」
留美「私もこの年になって人肌が恋しくなってきたの。だから私と――」
???「おっと☆抜け駆けはなしだぜ☆」
???「そうです。抜け駆けは梨田。ですよ。ふふふ」
???「…私もプロデューサーさんと野球が見たいです」
???「私は元アナウンサーだから。野球の知識もわかるわ!」
???「野球観戦も一生懸命べんきょうするわ。だから、一緒に…」
ちひろ「良かったですね。プロデューサーさん。一緒に見てあげてくださいね」ニッコリ
モバP「んほぉぉぉぉー!」
劇終!
乙
観戦どころかナイター(ホテル街スタジアム)しそうな人選が集まったな…
三重士+3…
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