天海「皆の超高校級としての意識が高すぎるっす」【ダンガンロンパV3】 (14)

※ダンガンロンパV3のネタバレがあるかもしれない。最初の事件が起こりませんでした時空。

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ーーー図書室

天海「コロシアイが始まってから早一週間」

天海「全然殺しあわない俺たちに業を煮やしたモノクマは、俺以外の全員の研究教室を開放したっす」

天海「なんでも、才能を利用したコロシアイをより起こしやすくするためらしいっすけど……」

天海「…………なんで俺の研究教室だけ開放してくれないんすかね?」

天海「でも……開放されなくて良かったかもしれないっす」

天海「研究教室が開放されてから、皆おかしくなっちゃいましたから……」

天海「とりあえず……赤松さんの様子から見に行きますか」

ーーー超高校級のピアニストの研究教室

~~♪ ~~~♬

天海「いつ聞いても綺麗な音色っすね……流石は超高校級のピアニストっす……」

天海「でも……俺、知ってるっすよ……」

天海「赤松さんが三日間ずっとピアノ弾き続けている事をね!! 頭おかしいんすかね!? 死ぬっすよ!?!」

東条「天海君、どいてもらえるかしら?」

天海「あっ、すいませんっす」

天海(東条さんの献身的なお世話で何とかなってるっすけど……いやなんで何とかなってるかも謎っすけど……)

東条「天海君も何かあったらすぐ私に言ってね。24時間365日受け付けているわ」

天海(東条さんは元々超高校級のメイドとしての意識が高いっすからね……あんまり違いは無いっすけど……)

天海(違いはお世話のための手段が過激になった事くらいっすかね……)

天海(研究教室に閉じこもっている真宮寺君、夜長さん、夢野さんのお世話もしているみたいっすね……行っても全然中に入れてくれないんで行かないっすけど)

天海(真宮寺なんか本当に神経抜き取られかけましたからね……怖かったっす……)ガタガタ

天海「はぁ……けっこう仲良かったと思うんすけどね……」

天海「研究教室のせいでバラバラになっていく気がするっす……」

白銀「そうだよね……私も地味にこんなつもりじゃなかったんだけど……」ズーン

天海「あっ、白銀さん。いたっすか」

白銀「うん、地味にね……」

天海(白銀さんは前とあんまり変わらないっす)

天海(ただ、めちゃくちゃモノクマに怒られているの見た事あるっす。しかも何回も)

白銀「天海君……天海君は普通で良かったよ…………」トボトボ……

天海「…………」

天海「……食堂に行きますか」

ーーー食堂

王馬「……………」ズゥゥゥゥゥゥゥン

天海(ふ、負のオーラがスゴイっす…………!!)

王馬「……ん? あぁ、天海ちゃんか」

王馬「俺、さっき人を殺したんだ。嘘だけど…………はぁ…………」

天海「嘘にキレが無さすぎるっすよ…」

王馬「だってさぁ…………みんな自分の才能研究に夢中で俺の話聞いてくれないんだもん」

王馬「この前茶柱ちゃんにイタズラしようとしたら、本気で殺されそうになったんだよ? 才能研究の邪魔するなーってさ」

王馬「俺のイタズラとか嘘は、それを聞いてくれる人がいないとダメなんだよ…………」

天海(王馬君は超高校級の総統として意識が高くなる事は無いみたいっすね)

王馬「ちなみに俺はみんなの反応を見て怖くなって研究教室入ってないからね」

天海(そうだったのか)

王馬「大体さぁ! ゴン太とかキー坊がいないと面白くないのにさぁ!」

王馬「ゴン太はまだいいよ! 昆虫大好きすぎて研究教室中に虫をうじゃうじゃさせてるくらいだからさ!?」

天海(俺はイヤっすけどね)

王馬「問題はキー坊だよ!! アイツ、入間ちゃんに改造されまくってんだぞ!?! 超高校級のロボットとしての意識云々の話じゃないよ!!!」

天海「噂ではキーボ君、エグイサルより強いらしいっすよ」

王馬「知ってるよ……モノタロウがキー坊の話題出すと震え出すんだよ……」

天海「モノクマーズにトラウマを植え付けるレベルなんすか」

春川「あっ、二人とも! ちょっと手を貸してくれない!?」

天海「どうしたんすか、そんなに慌てて?」

王馬「…………春川ちゃんはマトモなんだね……」

春川「アタシは命令されたら殺すだけだからね。別に殺しが趣味なわけじゃないから」

春川「そんな事より大変なんだ! 百田が……百田が…………ッ!!」

天海「百田君がどうしたんすか?」

春川「百田が入間のロケットで宇宙に旅立とうとしてるんだッ!!!」

天海・王馬「!?!!??!?!?」

わざわざ自分からthe space journeyするのか……

ーーー中庭

天海(俺たちが慌てて中庭に向かうと………)

百田「サンキューな、入間! これで本物の宇宙に轟く百田解斗になれるぜ!!」

入間「ヒャーハッハッハッ!! 俺様にかかればこんな物、お茶の子さいさいよォ!! なぁ、キーボ!?」

対エグイサル自立型戦闘兵器通称キーボ「ハイ」

天海「意味分かんないっすけど」

王馬「キー坊がああああああああ!?! キー坊じゃないよもうあれ!!! ガンダムじゃないか!?!」

入間「あぁ!? 失礼だそ短小馬!! イメージはマジンガーZだ!!!」

百田「ロマンがあるな!」

王馬「そこじゃないよ!!」

エグイサルサイズのマジンガーZつまりキーボ「ワタシハキーボウデハアリマセン。キーボデス」

白銀「ど、どうしようこれ」

王馬「いたんだ」

白銀「地味にね」

天海「ロケットを何とかしないと百田君が宇宙に行っちゃうっす! でも、キーボ君?に邪魔されるっすよね……!」

春川「アタシも流石にこれとはやりあえないよ……!?」

百田「じゃあな! お前ら!! 超高校級の宇宙飛行士として、まずは月に名前を刻んでくるぜぇ!!!」

春川「も、百田ァ!!!」




ガァン!!!



天海「!?」

天海(ロケットに、鉄球がめり込んでいる…………!?)

入間「だ、誰だァ!? 誰がこんな事しやがった!?!」

星「おいおい…………ここは俺の壁打ちスペースだぜ? ガキはママんとこに帰りな…」

天海「ほ、星君!?」

王馬「なんで鉄球で壁打ちしてるの???」

白銀「直すの私なんだからやめてほしいホントに」

春川「えっ?」

白銀「なんでもない」

星「邪魔なロケットだな……壊すか」

百田「くっ、せっかく入間が作ってくれたロケット!! 壊されてたまるかよ!!!」

入間「待て早漏田!! ここは…………キーボの出番だ!!」

戦闘準備万端キーボ「ワカリマシタ」ウィーン……

天海「ビームライフルとか出してきたんすけど?」

王馬「ガンダムじゃねぇか」

星「フッ……久しぶりに面白い試合ができそうだなァ…………!!!」

白銀「ホントやめてホントに地味にじゃなくてホントに!!!」

最原「みんな!! 早く避難するんだ!!」

天海「さ、最原君!?」

春川「でも、百田が………!!」

最原「君の身が危ないよ!! 大丈夫、百田君なら大丈夫だ!!」

王馬「キー坊がヤバイって!!」

白銀「大丈夫大丈夫エグイサル出動させるから大丈夫」

最原「みんな!! 逃げるよ!!」

ーーー超高校級の探偵の研究教室

最原「ふぅ………ここなら安全だ」

天海「最原君、今まで何してたんすか? 全然見なかったんすけど」

最原「ゴメン……ずっと長編推理小説を書いていたんだ」

白銀「それもう超高校級の探偵とかじゃないよね?」

最原「僕はなんとか才能の暴走を自力で食い止めだけど…………他のみんなは自力ではダメみたいだ……」

最原「まだ正気を保っている僕らで、みんなの才能の暴走を止めるんだ!!」

天海「そうっすね……! 俺たちにしか、できないんすよね………!!」

最原「まずは全員のアリバイから調べようと思う。春川さんは昨日の夜何してた?」

王馬「あっこれ自力で食い止めてないわ」



ーーープロローグ『蘇りすぎた超高校級』

ここまで。

天海クンも王馬クンと春川さんと白銀さんが皆の暴走を止めようとしたり止められなかったりします。

ん?プロローグが完なの?
それとも終わり?

止めるとこもはよ

探偵は事件がないと何も出来ないから
衝動を小説書くことでいやしてたのか

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