ニューダンガンロンパV3のSSです。
モノクマ及びモノクマーズは登場しません!
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夢野「んああー、もう朝かのう・・・。でも、起きるのもめんどいぞ。じゃが、ご飯も食べておらんから腹も減って・・・そうじゃっ!!」ピーーン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
食堂
東条「えっ、夢野さんが食事を部屋まで持ってきてほしいですって?」
茶柱「はい!」
東条「依頼は承ったわ。けれど、どうして茶柱さんが? こういう場合は夢野さんが来て、私に依頼をすればいいんじゃないの??」
茶柱「夢野さん、今は手が離せない状態だそうで、代わりにこの転子が夢野さんの言伝を預かったという訳です。」
東条「そうだったの。訳ありなら、仕方ないわね」
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夢野の部屋の前
ピンポーーン♪
東条「夢野さん、食事を持ってきたわよ?」
夢野「おぉ、東条か、待っておれ! 今、転子を向かわせるからのう」
東条「茶柱さんを?」
ガチャッ
茶柱「東条さん、ありがとうございます! 食事は転子が受け取っておきます。」
東条「えっ!?」
一週間後、食堂で・・・。
赤松「最近、夢野さんが部屋に籠っているようだけど、何かあったのかな?」
百田「さあな。病気か何かで寝込んでんじゃねぇのか!」
東条「・・・・・」
真宮寺「そういえば、茶柱さんも最近、食事の時以外、見かけなくなったけど、それと関係してるのかナ??」
入間「そういやあ、赤毛貧乳の部屋に茶バネゴキブリが出入りしてんのを何回か見かけたことがあっけど・・・これってあれか、二人がアッー、な関係になってんじゃねぇのか!!」
王馬「はいはい、そんな下品な事を言うビチ子ちゃんはさておいてさっ♪」
入間「び、ビチ子っー!?///」ビクッ!?
キーボ「でも、夢野さんが部屋に籠ったままで、しかも茶柱さんが部屋に出入りしているということは、何か裏がありそうですね・・・」
東条「皆、ちょっといいかしら?」
獄原「なに、東条さん?」
東条「今から私が言う事を耳に入れてほしいのだけれど、話してよろしいかしら?」
白銀「うん。いいよ」
アンジー「主は言いました、斬美の話をしっかり聞くべきだと!」
東条「ありがとう。実はね・・・」カクカクシカジカ
一同「えぇっっっーーー!?」
天海「それって本当っすか?」
東条「えぇ。信じたくないでしょうけど、事実よ」
赤松「夢野さんが消極的なのは皆も知ってるけどさ・・・」
最原「まさか、あまりの面倒くささに部屋から一歩も出ないで一日を過ごし・・・」
百田「しかも身の回りの世話も全部、茶柱に任せてるなんてなっ!? 流石の俺も驚きだぜ!!」
東条「私だって信じられないわよ。あそこまで消極的過ぎる人を見たのは、夢野さんが初めてよ」
キーボ「茶柱さんも良く身の回りの世話をあっさりと引き受けましたね」
王馬「まぁ、茶柱ちゃんは夢野ちゃんにゾッコンなんだから、彼女からの頼みを茶柱ちゃんがあっさりと引き受けることなんて目に見えてるけどねー♪」
百田「夢野もそれを把握した上で茶柱を使ったんだな・・・。まったく、いつもは消極的なのに、怠けることを考える時だけは頭を使うなんてよぉっ!」
真宮寺「くっくっく、いいヨ。憧れの人のために、一人の人間が尽くし続ける・・・まったくもって人間って不思議な生き物だよネー。」
最原「真宮寺くんもその人間だよね?」
東条「とにかく、私も最初は食事を部屋に持ってきてほしいって依頼された時は魔法(マジック)の構想を練っているとか、皆に喜んでもらえるようなマジックを考えてるって聞いて、夢野さんのサポートに全力を尽くそうとしたのだけれど、流石に一週間以上、部屋に籠るのもいけないと思って昨日、注意したのよ。そしたら・・・」
回想
東条「夢野さん、部屋に籠ってから一週間は経つわよ? そろそろ、部屋から出た方が・・・」
夢野「うるさいのう。ウチはまだ考え中じゃ、部屋から出れん!」
東条「そう言ってるけれど、夢野さん。本当に考えているのかしら? いくらなんでも一週間はかかりすぎじゃないのかしら?」
夢野「お主はウチを信用しておらんのかっ?!」
東条「いえ、別にそういう訳じゃ・・・。ただ、私は夢野さんの健康も考えて」
夢野「とにかく、ウチは部屋から出ないぞ! 転子も傍におるしのう」
茶柱「夢野さん、転子を頼ってもいいですよ! 他に申し付けることがあればなんなりと」
東条「・・・やはりだめね」
回想終了
天海「あらあらっ、典型的なだめ人間になりつつあるようっすね」
白銀「なりつつというか、もうなってるよね、完全に!」
東条「昨日、あの後何回も部屋の前で説得したのだけれど、耳も貸してもらえなくてね。しかも、私が仕方なく夕食を持っていくと・・・」
再び回想
夢野「ウチを困らせる奴が用意した食事なんか、いらん!! 転子、モノモノマシーンからお菓子とジュースを持ってきてくれ!」
茶柱「はい、夢野さん♪」
東条「・・・・・」
再び回想終了
入間「ヒャヒャヒャ。で、嫌われちまったって訳かよ!!」
東条「えぇ・・・」
最原「東条さん、そんなに落ち込まないで」
東条「ありがとう」
赤松「夢野さん、流石に茶柱さんを頼り過ぎだよ!」
キーボ「しかもご飯もお菓子にジュースだけとは・・・・」
春川「まったく、呆れて物も言えないよ・・・」
赤松「あっ、春川さん」
春川「なに、私が居ちゃ悪い?」
赤松「うぅん、そこまでは言ってないよ!?」
春川「まぁ、いいよ。私は部屋に戻るから、後はあんたらで勝手にやってれば?」タッタッタ
獄原「?」
王馬「にししっ、ゴン太。今の春川ちゃんの言葉の意味とこの状況を理解できてないみたいだねー。」
アンジー「とりあえず、秘密子と転子を説得すればいいんだよねー?」
東条「そうね。でも、私は夢野さんから嫌われたみたいだから、しばらくは近寄れないわね」
赤松「じゃあ、私が説得に行くよ!」
最原「あっ、僕も一緒に行くよ」
東条「そうね。じゃあ、赤松さんと最原君にひとまずお願いしようかしら? それで、ほとぼりが冷めたら、私も再び説得するわね」
しかし、結局は夢野と彼女を甘やかす茶柱を説得できないまま二週間、三週間が過ぎ・・・。
白銀「あれから三週間ぐらい経つけど、どうするの!? 夢野さんも相変わらずドア越しに話をするだけで、全然姿を見せてくれないけど、本当に大丈夫かなっ?!」
東条「大丈夫って保証はないわ。三週間も部屋に籠って、食事もお菓子だけだとすれば、健康が心配よ!」
入間「んでっ、今日は誰が夢野と茶柱の説得に行ってんだよ?」
東条「赤松さんが行ってるわ。」
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部屋の前
赤松「夢野さん、そろそろ出てきてmガチャッ!
茶柱「・・・・」
赤松「茶柱さん!?」
茶柱「赤松さん、夢野さんは出たくないと仰ってるんですよ!」
赤松「でも、それだと夢野さんのためにならないと思うよ?」
茶柱「いくら立派な女子である赤松さんの説得でもこれだけは聞き入れられません!! 話は終わりですか? 転子は部屋に戻ります、それでは」
赤松「あっ、茶柱さん!?」
バタンッ!
赤松「あーあ、やっぱり今日もだめだったか・・・。」ズーン
物陰・・・。
春川「・・・・・・」ジッーーーーー!
夜時間・・・。
夢野「転子、腹が減ったぞ!」
茶柱「はい、夢野さん。ちょっと待っててくださいね? 今から転子がお菓子を持ってきますから」
夢野「うむ、いつも悪いな」
茶柱「いいですよ。夢野さんの為ならたとえ火の中、水の中です!」
ガチャッ!
茶柱「♪」
春川「・・・・・・」スッ
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モノモノマシーンの前
茶柱「さて、今日もいいお菓子をお願いしm春川「茶柱!」
茶柱「!?、は、春川さん!」
春川「ちょっといい、話したいことがあるんだけど?」
茶柱「えぇ。ちょっとだけでしたら構いませんが・・・?」
やったこの二人のSSか
春川「単刀直入に言うよ。あんた、夢野を甘やかし過ぎだよ!」
茶柱「何を仰ってるんですか、春川さん!! 転子が夢野さんのために何かをすることがそんなに悪いことなんですかっ!?」
春川「悪いどころか、あんたの今の行動は、夢野自体をダメにしてるんだよ!」
茶柱「違います! 転子はただ、夢野さんの喜ぶ顔が見たいだけなんです。」
春川「その喜ぶ顔を見たいがための行動が、他人の代わりに何かをしてあげることなの?」
茶柱「そうなんですよ、春川さん! 夢野さんは魔法が使える上に可愛い存在なんです。ですから、そんな憧れの夢野さんの為に転子が尽くすことが夢野さんの幸せであり、夢野さんから頼られる事や感謝される事自体が転子の喜びでもあるんです!」
春川「・・・・こんな事を言うのは酷だけどさ、それはあんたの自己満足だよ、茶柱」
茶柱「えっ!?」
春川「あんたは夢野に尽くして感謝される事が自分にとっての満足だって語ってるようだけど、それって所詮、夢野じゃなくて、あんた自身が感謝されて嬉しいって思ってるだけなんだよ?」
茶柱「そ、それは・・・」
春川「それにこれも酷なんだけど、あいつはあんたを自分の代わりに何かをさせようと使ってるだけなんだよ? そういうのっておかしいとは思わなかったの?」
茶柱「違います、夢野さんが転子を使うなんて・・・。夢野さんはそんな酷い人じゃ春川「でも、実際、あんたはあいつに使われている! それは事実なんだよ、そして同時に自分もこのままじゃいけないと感じている。あんただって本当はどこかで気付いてるんじゃないの、甘やかすのもだめだって?」
茶柱「・・・・はい。気付いてました・・・気付いてましたよ、転子は! でも、夢野さんを見てるとつい、その事からも目を逸らしてしまうんです」
春川「いい加減、目を覚ましなよ! このままじゃ夢野がいけないと気付いているなら、心を鬼にしてでも厳しくするべきだと私は思うよ!」
茶柱「でも、転子には夢野さんに厳しくする自信が・・・」
春川「自信とかそういう問題じゃないよ! 要は、あんたがこれから夢野の為にどうしてあげるべきかを考えればいいって話だよ。もちろん、甘やかすのは無しでさ!!」
茶柱「転子が夢野さんに、どうしてあげるべきかを、ですか?」
春川「はぁっー。じゃあ、私から一つ聞くけど、もし夢野が無実なのに全員から犯人だって疑われた時は、茶柱はどうするの? やっぱり夢野を疑う?」
茶柱「疑いません! むしろ、転子は夢野さんのことを信じます!!」
春川「主旨を変えるけど、無実じゃなくて本当に犯人だとしても? もちろん、それで皆が死ぬとか、そんな状況になっても??」
茶柱「当たり前じゃありませんかっ!! どんな状況だろうと、信じたい人すら信じられないなら、転子は死んだ方がマシです!」
春川「そう・・・、それがあんたの本心なんだね、茶柱」
茶柱「?」
春川「まぁ、夢野に対してそこまで考えてるなら、後は私が言った「厳しくすること」をあんたの口から夢野にさせてあげるべきだね・・・」
茶柱「・・・・・わかりました。春川さんがそこまで言うなら、転子はやります! それが厳しくすることが夢野さんの為になるなら、転子は鬼でもなんでもなります!!」
春川「決心はついたみたいだね・・・。じゃあ、これから私を夢野の部屋に入れてよ?」
茶柱「え、でも、いきなりは・・・」
春川「嫌だとは言わせないよ! 今はそう言っても、部屋に戻ったらまた夢野を甘やかしそうだからね?」
茶柱「・・・・わかりました」
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夢野の部屋
ガチャッ。
夢野「おぉ、転子よ。遅かったのう、さっそk・・・」
春川「・・・・・・」
夢野「んあああっっっー!? は、春川!? なぜ、お主はウチの部屋に!!」
春川「そんなことは今、どうでもいいよ。それよりも夢野、あんたは・・・・」
夢野「んあっ?」[ピザ]ーーーーーン!!!
茶柱「うわぁぁっー/// まんまるに太った夢野さんは相変わらず可愛いですねー!!!」
春川「あんたは黙ってて! 夢野、しばらく見ないうちに大分、太ったみたいだね!」ジッーーーー!!
夢野「なっ、お、お主には関係ないじゃろうっ!?」
春川「大アリだよ。特に東条や白銀とかが健康やら体型やらを心配してるけど、こんなのを見たら絶対に絶叫するね・・・」
茶柱「東条さんに白銀さんが、ですか??」
春川「うん。ただ、今は体重も気になるよ。茶柱、ちょっと夢野を体重計に載せてみてよ?」
茶柱「転子がですかっ!?」
春川「他に誰がいるの? 私が載せてあげてもいいけど、ここは甘えを捨てるためにあんたがやるべきだと思うよ」
茶柱「うぅっー」
夢野「転子よ。ウチは動きたくないんじゃ・・・。ウチを動かさんでくれっ!!」
茶柱「夢野さん・・・。でも、」チラッ
春川「・・・・・」ジィッーーーーーー!
茶柱「うぅっー、視線がきついですね」
茶柱「でも・・・ごめんなさい!」スッ!
夢野「転子っー!?」ゴロン
春川「良くやったよ、茶柱。ええっと・・・」
夢野「」
春川「110キロっ!? ふ、太り過ぎっ!!」
茶柱「夢野さん、こんなに大きくなっていたんですね!」
春川「これはさすがにやばいね! 今すぐ痩せた方がいいよ」
夢野「嫌じゃ! ウチは絶対に動かんぞ!!」
茶柱「春川さん、急に動かすのは無理があるのではないですか?」
春川「何言ってるの! このままにしておくと夢野は死ぬよ? 茶柱はそれでもいいの?」
茶柱「いいはずないじゃないですかっ!!」
春川「だったら、夢野が死なないように彼女を説得することも自分に出来ることだと思わない?」
茶柱「うぅっー、分かりました! 夢野さん、転子はもう甘やかしたりは出来ません。転子も頑張りますので、夢野さんも一緒に頑張りましょう」
夢野「う、裏切り者っー!」
茶柱「うぅっ、ごめんなさい。こんな転子を許してください」
春川「とにかく明日、皆を呼んでこよう。今後のことも話し合いたいしね!」
茶柱「分かりました」
夢野「んああっ・・・」
150cm110kgはヤバい
1週間で70㎏増は動かなかったとかそんなレベルじゃないだろう…
翌日、夢野の部屋・・・。
夢野「・・・」[ピザ]ーーン
東条「やはり私の予想通りだったようね。」
白銀「三週間近くも部屋に籠って、お菓子だけ食べてたらそうなるよね・・・」
茶柱「すみません。転子も夢野さんを甘やかし過ぎたためにこんな風にまでしてしまいまして・・・。なんてお詫びすればいいんでしょうか。」
赤松「それにしても春川さん、良く茶柱さんを説得できたね・・・凄いよ!!」
最原「夢野さんはこれからとしても、あんな頑なだった茶柱さんの説得は僕でも容易じゃなかったのに」
春川「大したことはしてないよ。ただ、茶柱に夢野をこのままにしておけばどうなるかの重要性を説いただけで・・・」
星「いずれにしても、それで説得は成功したんだ。良かったじゃねぇか!」
百田「さすがは俺の一番の助手、ハルマキだな。」
春川「一番って、別に褒められても嬉しく、なんかっ/////」モジモジ
東条「さて、問題は夢野さんね。ここまで太ってたら、さすがに痩せる事をお勧めするしかないわね」
春川「ほら、茶柱。東条に依頼しなよ、例のさ!」
茶柱「分かりました。東条さん!」
東条「なにかしら?」
茶柱「転子からの一生のお願いです。夢野さんを元の状態に戻して下さい!」
東条「つまりはダイエットのサポートをしてほしい、という訳ね・・・。分かったわ、依頼として受け取っておくわね」
茶柱「お願いします!」
東条「それじゃあ、さっそく始めようかしら、夢野さん?」
夢野「んあっ!? と、東条よ、お主は一体ウチに何をさせるんじゃっ!?」
東条「もちろん、ダイエットよ! 今日からしばらくは私が考案するダイエット方法を実行してもらうわよ。」
夢野「だから、ウチh東条「夢野さん、これは茶柱さんからの依頼でもあるのよ。だからこそ、貴方が元の状態まで痩せられるように、全力でサポートするわ!」
夢野「んあああっーーー。転子y茶柱「夢野さん、私も手伝いますので、頑張りましょう!!!」
夢野「そんなっーーー!?」
天海「夢野さん、ファイトっす!」
獄原「ゴン太も応援するよ、頑張って夢野さん」
まるでどこかの干物妹みたいな生活してんなぁ
そして、今日から夢野のダイエットは始まった・・・。
東条「まずは食事からよ。朝昼晩とも三食を取ることが大事だけれど、メニューはほとんど野菜を中心としたものを摂取することね。もちろんメニューは決まったものだけを食べることや間食も暴飲暴食も禁止よ!」
夢野「野菜は嫌いなんじゃ・・・。転子よ、もう一度頼むが、ウチの好きなメニューを用意してくれんかのう?」
茶柱「うぎぎっ・・・」
春川「茶柱!」
茶柱「分かっています! 夢野さん、好き嫌いはせずに食べましょう、決まったメニューだけですが!」
夢野「くぅ、覚えておれ。」
茶柱「そんなっ!?」
朝食後・・・
東条「食べ終わった後は、運動で体を動かすのよ。まずはランニングは学園内を10周から始めようかしら。」
夢野「じ、10周じゃとっ!? ウチを[ピーーー]気かっ!!」
東条「ちなみにランニングに付き合うのは獄原君よ!」
獄原「夢野さん、痩せられるようにゴン太が支えるから頑張ろう」
夢野「ゴン太、お主まで・・・」
東条「獄原君、お願いね」
運動後からの昼食
東条「今日は栄養満点のメニューを用意したわ。」
夢野「はぁはぁ・・・。は、腹が減ったぞ! さっそくいただくわい!!」
夢野「」ガツガツ
赤松「あっ、夢野さん、待って。 食べる時の回数が早いよ! 食べる時はゆっくり良く噛んで食べるんだよ!!」
夢野「赤松っ、お主は一体なんなんじゃっ!?」
東条「赤松さんには食事の指導を任せているのよ! 皆を心配する赤松さんには適任と思ってね。」
赤松「ピアノや楽曲以外のことは良く分からないけど、東条さんから食事に関する事を少し教わったから、何とか指導だけは頑張れるって状態だけどね。」
王馬と個室で1日中2人っきりで過ごさせれば痩せる気がしないでもない
それよりもゴン太に頼んで寄生虫ダイエットをしようよ!!
昼食後・・・
東条「午後からの運動は茶柱さんにお願いしたわ。彼女の合気道で体を動かして、いい汗をかくのよ」
茶柱「夢野さん、合気道で体を動かすなら転子にお任せください」
夢野(転子との特訓なら、あいつを上手くいいくるめれば・・・)
東条「ちなみに特訓に付き合うのは茶柱さんだけじゃなくて、春川さんも一緒よ?」
夢野「なんじゃとっー!?」
春川「夢野っ、茶柱をいいくるめてサボるようなことは考えない方がいいよ?」ギロッ
夢野「うぅっ!」
夕食
夢野「おぉっ、肉があるではないかっ!!」
東条「野菜中心だけれど、たまにたんぱく質を摂取するのも大事なことよ」
夕食後
夢野「美味しかったのう。ウチは満足じゃ♪」
東条「夕食後はこれを飲みましょう!」コトッ
夢野「なんじゃっ、この禍々しい緑色の液体は!?」
東条「野菜ジュースよ。白銀さんに頼んで作ってもらったのよ」
白銀「私ってスポンサーがつく前は地味にアルバイトを色々としてた時期があってね。その中で野菜ジュースの販売員のアルバイトをしてたこともあるんだけど、その時に自分で野菜ジュースを作ったことがあるんだよ! だから、今回の夢野さんのダイエットに大いに役に立つかなって思ってさ!」
夢野「白銀よ、お主は余計なことww東条「夢野さん、白銀さんがせっかく作ったのよ。飲みなさい!」
夢野「うぅ、分かったわい。ゴクッ・・・うっ、おえっぷ!」
白銀「厨房に用意してあった全部の野菜を一つずつをミキサーに入れ、最後に御酢を混ぜてからミキサーにかけたものだから地味にまずいけど、我慢してね。身体にもいいし、ダイエットの時には一番の飲み物だから。」
夢野「おえっぷ、何か出る!」
物陰
茶柱「夢野さん・・・(涙)」ホロッ
夜時間・・・
夢野「んあー、今日は疲れたわい。もう寝rピンポーン♪
夢野「なんじゃっ、誰じゃあ!?」
ガチャッ
東条「こんばんは、夢野さん」
夢野「東条。夜時間なのに、何の用じゃ? ウチはこれから寝るところなんじゃぞっ!!」
東条「寝る前に軽くトレーニングをすることもおススメするわ」
夢野「と、トレーニングじゃと!?」
東条「今からトレーニングに付き合う人を紹介するわ。・・・百田君!」
百田「よぉ、夢野!」スッ!
夢野「百田・・・」
東条「それと・・・」
最原「夢野さん、こんばんは」
春川「・・・・・」
夢野「最原、それにまた春川っ!?」
東条「夢野さんには毎晩、寝る前に百田君たちと一緒にトレーニングをしてもらうわよ。」
夢野「寝る前も体を動かすのかっ! なんと、めんどうのう・・・」ズーン
百田「おっし、さっそく外に出たら、腕立て100回だ!」
夢野「ひ、100回じゃとっー!!??」
終了後・・・
夢野「はぁはぁ、つ、疲れた・・ぞ。」バタン
夢野「毎日、続けると考えたら億劫になってきたぞー!! それにしても、春川は早かったのう。ああいう肩書き程、腕立てが早く出来る人間は凄いと感じるぞ。」
翌日・・・
夢野「むにゃむにゃ・・・」
ピンポーン、ピンポーン、ピポン、ピポン、ピポンッ♪♪♪
夢野「んあああああぁぁぁっっっーーーー!!! うるさいぞっ」ガチャッ
東条「おはよう、夢野さん」
夢野「まだ5時じゃぞ! 朝まで、まだ時間はあるではないか!!」
東条「朝早く起きて、早朝マラソンをする事もダイエットの基本よ。」
夢野「そ、そこまでするのかっ!?」
東条「ちなみに早朝マラソンの前に準備運動を行うのだけれど、それに付き合うのはアンジーさんに任せてあるわ」
夢野(アンジーか・・・。アンジーなら言えば少しは手加減をしてくれるじゃろ。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
外
アンジー「おっはー、斬美ー。秘密子もおっはー♪」
夢野「アンジーよ、さっそくじゃが」
アンジー「もっちもちー。さっそくはじめるよー」
夢野「おっ、おいっ!?」
終了後・・・
アンジー「アンジーの準備運動はこれで終わりだよー。後は頑張ってね、秘密子ー!」
夢野(アンジーめ、ウチに変な体操をやらせおって・・・。なにが島に伝わる元気が出る体操じゃ・・・)
東条「次は早朝マラソンだけれど、マラソンに付き合うのはキーボ君に任せてあるわ」
キーボ「おはようございます!」
夢野「な、何故、キーボなんじゃっ!?」
東条「早朝マラソンは長距離だけれど、ロボットのキーボ君なら務まると思って、選んだのよ」
キーボ「もちろん、人間の歩幅に合わせられるように入間さんに頼んでメンテナンスもしてもらったので、どんなペースで走っても大丈夫ですよ」
夢野「こ、こりゃあ、また大変になるではないか!」
朝食・・・
赤松「おはよう、夢野さん」
夢野「お、おはよう・・・」フラフラ
茶柱「夢野さんっ!?」バッ
春川「・・・・」スッ
茶柱「春川さんっ、どうして止めるんですかっ!?」
春川「夢野のためだよ。ここで夢野を甘やかしたら、どうなるか、あんたには分かってるよね?」
茶柱「うぅっ・・・」
東条「夢野さん、つらいでしょうけど、これもダイエットの為よ!」
朝食後・・・
東条「今日は星君とテニスをしてもらうわ!」
夢野「星とテニスっ!? ウチはテニスなんて一度m星「まぁ、初心者なら一度はそういうことを言うぜ。だが、俺とシングルスで勝負するなら、覚悟はしておいた方がいいぞっ、夢野?」
夢野「じゃから、テニスh東条「さっそく星君の研究教室に移動するわよ」
夢野「ウチの話を聞けぃっーーーー!!!」
昼食後・・・
東条「午後は入間さんに頼んで作ってもらったこのトレーニングマシンで体を動かしてもらうわよ」
夢野「入間め、余計なものを作りおって。いっそのこと、寝ながら楽して運動が出来る発明でもすればよいではないかっ!」
入間「うるせぇー、[ピザ][ピザ]ビッチ。オレ様は乗り気じゃねぇのに、このメイド婆g東条「入間さん、良い発明をしてくれたこと、感謝するわ」
入間「うっ、お、オレ様の発明を褒めるなんざ、100万年早ぇーけどよ。まぁ、悪気はしねぇかな・・・///」
夢野「お主は一々忙しないのう・・・」
3時ちかく・・・
夢野「はぁはぁ、もう疲れたぞ。少しだけで良い、休憩をくれー!」
東条「そうね。ずっと動いていた訳だから、たまには休憩をもうけるのも必要ね、分かったわ」
夢野「ふぅー、やっと楽になれるわい。それにしても・・・お腹がすいたのぉー」ぐぅっー!
物陰から覗く王馬「夢野ちゃん、夢野ちゃん」チョイチョイ
夢野「んあっ、王馬かっ!! ウチに何の用じゃ?」
王馬「休憩中だけど、お腹が減ったんだよね、これさっきモノモノマシーンで当てたんだけど、食べない?」スッ
夢野「おぉっ、魔法の粉をかけた甘いお菓子にジュースではないかっ!! 王馬よ、気がきくのう」
王馬「ニシシっ、けど、オレって悪の総統だから、結構気がきかないんだよねー♪」ニヤリ
夢野「えっ!?」
王馬「あっー、夢野ちゃんがオレのお菓子をつまみぐいしてるっー!!!」
東条「!?」
夢野「お、王馬、お主・・・ウチを嵌めたなっ!!」
王馬「嵌めたつもりないけどね。だって、夢野ちゃん、断ればよかったのに。オレのお菓子を食べようとしたから・・・」
夢野「この、一生嘘がつけない魔法をかけてやる!!」
王馬「えー、それは困るよ。ほら、オレって嘘吐きがトレードマークだからさー♪」ニヤニヤ
東条「夢野さん、何をしてるのかしら? それに王馬君、どうして夢野さんの近くにお菓子とジュースを持ってきたのかしら?」スッ
王馬「わぁー、東条ちゃんに見つかった。逃げるぞー!」ダッ!
東条「待ちなさい、王馬君っ! 天海君、彼をお願い」
天海「はいはい。王馬君は俺に任せるっす。必ず捕まえてきますから」ダッ!
夢野「なんじゃ、天海まで近くでスタンバイしておったのかっ!?」
東条「それよりも夢野さん、王馬君に嵌められそうになったとはいえ、断らずにお菓子とジュースを受け取った事・・・分かっているわね?」
夢野「と、東条よ。そんな怖い顔をするな・・・」ビクビク
東条「トレーニングは一旦中止にして、変更よ。・・・真宮寺君!」
真宮寺「なにかナ、東条さん?」
東条「夢野さんにお説教をお願いしてもいいかしら? 私はこれから、夢野さんのダイエットのプログラムを変更しないといけないしね。」
真宮寺「分かったヨ。僕が学説的に夢野さんのお灸を据えておくヨ」
東条「ありがとう。それじゃあ、よろしく頼んだわよ。・・・まったく王馬君は引っ掻き回すと思ったから、ダイエットの手伝いから外したのに、まさか堂々と邪魔をしてくるなんてね・・・」ブツブツ。タッタッタ・・・。
真宮寺「さて、始めようカ、夢野さん」
夢野「真宮寺よ。こうなったのもウチ自身の責任じゃが、なるべく手短に分かりやすくしてくれないかのう?」
真宮寺「くっくっく、まぁ、僕も今日は長々と語る気分じゃないからネ。今回だけは、君の言う通り手短にするヨ」
夢野「うむ。」
王馬は仲間外れにされるのが一番嫌いだからなぁ
干物妹ですなあ
塩なら[ピザ]が持て囃される民族とか知ってそう
お説教が終了してからの夕食
東条「王馬君は捕まえてお灸を据えたから、ひとまずは安心ね。夢野さん、明日からまた厳しくなるから、覚悟はしておいてね!」
夢野「んあああっっっーーーー!?」
東条「これも夢野さんの為よ? それに真宮寺君のお説教を聞いて、大分応えたと思うけど」
夢野「そうじゃあっ! 真宮寺のあのお説教を聞いて、ウチは確か、やる気を出したんじゃったなぁ!!」
東条(流石は真宮寺君ね・・・)
―――――――――――― それからというもの・・・ ―――――――――――――
夢野「1、2、3・・・」シュシュ
茶柱「夢野さん、その意気です!」
―――――――――――― 夢野は・・・ ――――――――――――――
夢野「1、2、3・・・ゲホゲホっ!?」
赤松「夢野さん、噛んだ回数は心の中で数えようね!? 噛んだまま直接数えると、気管に入るからさ。」
―――――――――――― 誘惑にも負けずに・・・ ―――――――――――――
王馬「夢野ちゃん、おk夢野「ウチはいらんぞ!! お主だけで食べるがよい!!!」
天海「その意気っすよ、夢野さん」
夢野「白銀よ、ウチにいつものを!」
白銀「いいよっ! 野菜ジュースだね♪」
―――――――――――― 地道に・・・ ―――――――――――――
夢野「はぁはぁ・・・」タッタッタ
獄原「その調子だよ、頑張って夢野さん!」
―――――――――――― ダイエットを・・・ ――――――――――――――
アンジー「秘密子ー、大分動きが良くなった来たねー♪」
夢野「毎日、やっておると自然と身に付く魔法を自分にかけたんじゃ!」
キーボ「走るペースも前よりも大分、あがってきましたね!」
夢野「んああっー、キーボになんか、負けんぞ!!」ダッダッダ
キーボ「その、ボクになんか、という言葉のワードは気になりますが・・・」
―――――――――――― 続けていった・・・ ――――――――――――――
夢野「ほいっ、ほいっ、ほいっ!!!」シュッ、バシッ、シュッ、バシッ!
星「だんだんボールを打ち返すタイミングが良くなってきたな!」
夢野「10、11、12・・・」グッ、グッ、グッ!
入間「やっと夢野も、オレ様のトレーニングマシンの良さを理解してきたなぁっ、ヒャヒャヒャっ!!!」
―――――――――――― そうな・・・ ―――――――――――――――
真宮寺「そもそも、この国では痩せる方法として、昔からネ・・・」ペチャクチャ
夢野「ふむふむ・・・」
百田「おっ、夢野もようやく腕立てが早く出来るようになったな!」
夢野「ハルマキになんぞ、負けてなるものかっ!!」
春川「あんたはハルマキなんて呼ばないでっ! 百田以外から呼ばれるとなんだか恥ずかしいし・・・」
最原「夢野さん、良く見ると前よりも大分、痩せてきたね。」
そして、三か月後・・・。
東条「夢野さん、三か月間よく頑張ったわ! ダイエットのおかげで体型も元の状態に戻ったけれど、一応体重だけ確認させてもらってもいいかしら?」
夢野「うぬ、よかろう。ウチのダイエットの成果、とくと見るが良い!」
現在の体重→「35kg」
茶柱「うわわぁっーー!! 随分、軽くなりましたね。おめでとうございます、夢野さん!」
春川「110kgから35kgに減ったのは、夢野の頑張りの証だね。」
夢野「しかし、太る前の体重(39kg)からダイエットで4kgも減って、35kgになるとはのう・・・。まぁ、痩せただけでも良しとするか」
茶柱「はわわっ、夢野さんが軽くなってますねっ、可愛いです//////」←よだれがダラダラ
夢野「こらっ、転子。持ち上げるでないっ!?」
白銀「せっかくだし、夢野さんのダイエットが成功した記念にお祝いでもしない?」
東条「そうね。茶柱さんの依頼はここで終了だけれど、ここからは白銀さんの依頼として受け取っておくわ!」
夢野「おぉっ、久しぶりにご馳走が食べれるわいっ♪」
東条「ただ、夢野さんは食べ過ぎに気を付けて頂戴!」
夢野「分かっておるわい」
夕食中・・・
夢野「転子に、ハルマk・・・おっと、春川よ」
春川「・・・・・」
夢野「またハルマキと呼ぶところじゃったわい! すまぬな、百田以外に呼ばれると恥ずかしいんじゃったかのう?」
春川「別に・・・。あんたが呼びたければ、好きに呼べば!」
夢野「おぉ、そうか。ではハルマキよ!」
春川「なにっ?」
茶柱「夢野さん、転子に何か御用ですか?」
夢野「転子には色々と世話や迷惑を掛けたのう。そして、ハルマキには色々と世話になったのう!」
茶柱「いいえ。あの時、転子が少しだけ変われたのは春川さんのお蔭です! むしろ、転子からも感謝の言葉を・・・」
春川「いいって別に。」
夢野「他にも皆にも世話になったわい。特に今回の事でウチは「どんな時でも真っ直ぐに進み続けるという積極性」を学んだんじゃ!!」
茶柱「夢野さん・・・」
夢野「おっと、東条にも直接お礼を言わんとな。転子にハルマキよ、また後でな!」タッタッタ
<東条よ、ちょっとよいか?
<何かしら、夢野さん?
春川「・・・・・」
茶柱「・・・・・」
茶柱「春川さん!」
春川「なに?」
茶柱「夢野さんもそうですが、転子も春川さんのお蔭で大事な答えに辿り着くことが出来ました!」
春川「大事な答え?」
茶柱「はい。前に転子が言ったじゃありませんか、信じたい人すら信じられないなら死んだ方がマシだって? あの時の答えは春川さんの言葉のお蔭で気付いて言えたことなんですよ!だから、ありがとうございます、春川さん」
春川「別に、そんなつもりじゃないよ。だけど、茶柱。あんたの「人を信じる」ってあの時の言葉は、少なくとも今の私には響いたかな・・・」
茶柱「えっ!?」
春川「私にも同じ経験があったからね・・・。 特に「信じる」ことは大切だって、私も学んだからね、ある奴から」
茶柱「そ、それって百t春川「ストップ! 分かっていても、後は何も言わなくていいよ!」
茶柱「!?」
春川「とにかく私は、これで失礼するよ!」コツコツ
茶柱「あっ、春川さんっ!?」
春川「ふふっ・・・」←少しの笑顔
終里
乙
杏うまるガヴリール夢野というグータラ女子四天王も面白そう
焼肉の人?
良かった、さくらちゃんみたいなムッキムキのヒューマノイドウェポンボディにならなくて良かった…!!!
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