善子「リリー!苺狩りに行きましょう?」 (31)

よしりこです。

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梨子「えぇ…そんな藪から棒に…」

善子「いいじゃない、今度の日曜に行きましょ?」

梨子「日曜かぁ…」ウーン

善子「…もしかして予定あった?」ウワメ

梨子「」

善子「…リリー?」ウルウル

梨子「だ、大丈夫…その日に行こっか♪」

善子「やったー♪リリーの予定ゲット~♪」

梨子(もうちょっとで堕天するところだった…あぶなかった)

善子「あ、沼津で待ち合わせしましょ?」

梨子「うん、分かった」

善子ハウス


善子「明日はついにリリーとのデートだわ!」

善子「服も選んであるし…あ、目覚ましセットして…」

善子「これで準備OKね、あとは寝るだけ」

善子「おやすみリリー」チュッ

HJNN梨子 テレリコ///

善子(楽しみ過ぎて寝れない…)

善子(そうだ!苺について少し調べておきましょ…)

梨子ハウス


梨子「ついに明日…」

梨子「晴れるみたいで良かった…お洋服も決まったし、準備万端だね」

梨子「…」ジー

HJNN善子 ナニヨ!///

梨子「よっちゃん…」ギュー

HJNN善子 ダッ、ダテン///

梨子「///」ポッ

梨子「下着も選んでおこうかな…?///」

梨子「いっ、いや?期待してる訳じゃあないよ??ホントに!全然だよ???///」ゴソゴソ

(・8・) 日曜ちゅんよ

一時間前

善子「…」ソワソワ

善子(速すぎたわ…)

善子「はっ!」ヒラメキ

善子(一度家に戻ろう…)

───
──

後十分

善子「まだ来てないみたいね…」キョロキョロ

タタタッ

善子(ん?…この足音は!)

善子「リリー!」パァァ

梨子「ごめんね、よっちゃん待った?」ハァハァ

善子「いいえ、今来たところよ!」

梨子「そっか、良かったぁ♪」ニコッ

善子「!?///」ドキッ

善子(なんかリリー…走って来たからか血色が良くて色っぽい)ポケー

梨子「よっちゃん?」

善子「なっ、ナンでもないわ!///」

梨子「そう?」

善子「それより行きましょ」テニギリ

梨子「よっちゃん?!///」アワワ

善子「その…場所、分からないでしょ?だから…その、案内よ!///」

梨子「う、うん…お願いします///」

移動中


善子「苺にはビタミンCが100g中に約60㎎含まれているのよ!」

梨子「それで?」

善子「6~8個食べれば一日に必要なビタミンCが摂取出来るの!」

梨子「へぇ~…」フムフム

善子「それだけじゃあないわ!」

梨子「まだあるの?」

善子「ビタミンCには肌のメラニン色素の増加を抑えてシミ、そばかすの予防…さらに新陳代謝を高めて免疫力を強くする働きがあるの!」ドヤァ!

梨子「凄い!よっちゃん物知りなんだね?」ニコッ

善子「!?…とっ、当然よ!なんたって堕天使ヨハネなんだから!///」ドキッ

善子(言えない…昨日夜更かしして調べたなんて…)

苺狩り某所


善子「ついに来たわ!」

善子「あぁ、こんなに苺が…」キラキラ

善子「その場で食べても良いみたい!」ワーイ

梨子「…」ムスー

善子「リリー、どうしたの?」キョトン
梨子「別にー?」

善子「うそ!なんかある!」

梨子「そんなことより、どんどん摘んでいこ?」

善子「そうね!」

梨子(私より苺が良いんだ…)

善子「~♪」パクパク

梨子(私のことほったらかして苺ばっか…)

善子「おいし~」パクパク

梨子「食べてないで摘んでよ…」

善子「あ!リリーが摘んだ苺おいしそう!」ヒョイ

梨子「ちょっと!!」

善子「うっ」ビクゥ

善子「…ごめんなさい」ショボン

梨子(うぅ…かわいそうなんて思っちゃダメよ、よっちゃんが悪いんだから)グヌヌ

梨子「分かったら摘んで?」(低音)

善子「はい…」ションボリーヌ

善子「…ねぇ、リリー?」ツミツミ

梨子「…なに?」ツミツミ

善子「その、ごめんなさい…本当に」

梨子「…もう怒ってないよ?」

善子「じゃあ…どうしたの?」

梨子「…何でもないよ?」

善子(落ち着くのよヨハネ…まだ慌てるような時間じゃあないわ、リリーが不機嫌な理由を考えるのよ!)

梨子「…いちご」ボソッ

善子(はっ!そうよきっと苺に嫉妬してるんだわ…ってそれじゃ自惚れすぎよね…)

善子「ねぇ…リリー?」

梨子「今度はなに?」

善子「一番大切なのは貴女だけよ」(イケボ)

梨子「ゑ"ぇ"!?!?!?//////」ボッ

善子「ヨハネと一緒に堕天しましょ?」アゴクイ

梨子「よ、よっちゃん…///」

梨子「はい…私で良かったら…///」

善子(な~んて出来る訳ないか…リリー可愛い`¶cリ≧з≦ル)

梨子(なんか幸せそうな顔してる…その顔も可愛いメイ*//▽//リ)

善子「リリー?」

梨子「なあに?」

善子「その…貴女の髪の色って苺に似てるわね…」

梨子「…急にどうしたの?」

善子「えっと、私って苺が好きじゃない?」

梨子「知ってるよ」

梨子(私より苺が好きってこと…)

善子「だから…その、リリーの髪も好き…」

梨子「…髪だけ?」

善子「!?違う、そんなことない…リリーの笑った顔好きだし、匂いも好きで…」

善子「休日でも逢いたくて、声が聞きたくて、一緒にお出かけしたくなるくらい好き」

善子(!?ってなんか告白みたいに…)

善子「違うのよ?いやっ、違くはないんだけど……そう!リトルデーモンを大切にするのは主として当然よ!///」

梨子「私のことたくさん想ってくれてありがとう」ニコッ

善子「!?!?!?!?///」

梨子(勝手に嫉妬して、よっちゃんはちゃんと私のこと考えてくれてるんだ)

苺狩り終了


善子「いっぱい採れた!」

梨子「そうだね♪」

善子「まだまだ時間あるわね…」

梨子「どうしよっか?」クゥー

梨子「うぅ///」

善子「…お昼にしましょう!」

梨子「う、うん///」

梨子(よっちゃんみたいにその場で苺食べれば良かった…)

どこかの喫茶店


善子「リリーはやっぱりタマゴのサンドイッチ?」

梨子「うん、よっちゃんは?」

善子「オムライスよ!それじゃあ注文しましょ」

梨子「そうだね」


~注文カット~


よしりこ「「いただきます」」

梨子「~♪」パクッ

善子「ん~♪」モグモグ

梨子「…」ジー

善子「なっ、なによ///」

梨子「この前の仕返し♪」

梨子「よっちゃん、あーん」スッ

善子「!?///」

梨子「よっちゃん、はやくぅ~…手が疲れちゃうよ」

善子「…あーん///(えっろ)」パクッ

梨子「おいしい?」

善子「あ、味なんて分からないわよ!///」

梨子「うふふ♪」ニコニコ

善子(仕返しよ…)

善子「…リリー、あーん!」

梨子「えぇ!?///」

善子「良いじゃない、あーん」

梨子「えぇ~///」アワワ

梨子「…あ、あーん///」パクッ

善子「どう?」

梨子「おいしい…」パァ

善子「あ…間接キスね」

梨子「!!?えほっ、えほっ///」カァァ

善子「大丈夫?水飲んで…」スッ

梨子「えほっ…ありがと」ゴクゴク

善子「…実はその水、私の」

梨子「!?!?ごほっ!」

梨子「…ちょっと、よっちゃん!?///」

善子「…嫌だった?」

梨子「なっ、そんなこと!…嫌じゃないよ」

善子「…じゃあ、嬉しい?」

梨子「…え~っと、それは~」

梨子「///」

梨子「どっちでも善いでしょ!」

梨子「もう行きましょう!」

善子(私の勝ちね♪)ヨハァ!!

───
──


梨子「行きたい所があるの」

善子「?」

ぽつっぽつっ…

梨子「えっ…雨?」

梨子「今日、晴れじゃ…」

善子「…リリー、これ…」スッ

梨子「折り畳み傘?」

善子「これ多分私のせいだから…」

梨子「よっちゃん…ありがとう」

善子「その、ごめんなさい…もう帰りましょう?」

梨子「……傘があるならもう少し一緒に居られるね♪」ニコッ

善子「!///」

───
──

某お花農園

ザァー

善子「色々な花があるのね…」

善子「……これ、結構キレイ」

梨子「ここに名前と花言葉が書いてあるみたい…」

善子「どれ…」ズイッ

ガサッ

善子「あ…ごめん、傘ぶつかっちゃった」

梨子「ううん、大丈夫」

善子「…ストックって謂うのね」

善子「花言葉は…『永遠の美』……!///」チラッ

梨子「?」

梨子「……」ノゾキ


花言葉全般『永遠の美』『愛情の絆』『求愛』


梨子「!///」チラッ

バッチリ

よしりこ「「//////」」カアアアア

善子「つっ、次行きましょ!//」テレッ

梨子「う、うん//」テレリコ

 傘を二つ並べてよっちゃんと歩く…いつもより二人の距離が遠く感じる───

そっか…いつも凄く近くに居たんだ…どうしてこんなことにも気付かなかったんだろ───

無意識に、無自覚に近付いてしまうくらい───

あぁ…私、よっちゃんのこと好きなんだ…

善子「アングレカム?聞いたことない花ね……この花言葉…」

私は傘を閉じ、よっちゃんの傘の中に入ると手を握った───

善子「!」

梨子「…祈ろっか?」ニコッ

善子「ふふっ…そうね」

そう言いよっちゃんも握り返してくれる……いつもよりずっと、ずいぶん近くで…隣で微笑む。

あぁ、どうか…願うことなら、どうかいつまでも…いつまでも一緒に居られますように───

花言葉

苺全般
『尊重と愛情』『先見の明』『あなたは私を喜ばせる』『幸福な家庭』

西洋
『尊重と愛情』『完全なる善』


アングレカム
『祈り』『いつまでもあなたと一緒』


ストック

赤『私を信じて』

ピンク『ふくよかな愛』

白『思いやり』『ひそやかな愛』

紫『おおらかな愛情』

黄『寂しい恋』

本編は終わりです。

以下おまけです。

苺狩りに来た黒澤姉妹


ダイヤ「ルビィ知っていますか?苺にはビt(ry `¶cリ?ヮ・ル<内容が同じだからカットするわ!

Σ|c||;°.о°||


ダイヤ「ならわたくしは豆知識を…」

ダイヤ「まずはイチゴの語源!こちらは、はっきりとは分かっていませんが日本書記には『伊致寐姑(いちびこ)』、新撰字鏡には『一比古(いちびこ)』とあり、これが転じてイチゴになったと考えられていますわ!」

ルビィ「知らなかったよ!」

ダイヤ「英語では『strawberry』この『straw』とは何か知っていますか?」

ルビィ「知ってるよ『straw』は『藁(わら)』のことだよね!」

ダイヤ「さっすが!我が妹!良く出来まちた~♪」ヨシヨシ

ルビィ「がんばルビィ!」

ダイヤ「由来も諸説ありますが『麦わらを敷いて育てた』『麦わらに包まれて売られていた』などと言われておりますわ」

ルビィ「流石お姉ちゃん!」

ダイヤ「花言葉にも由来があり『先見の明』は、西洋の古い時代にイチゴの根と葉を漬けた水が眼をひやし、視力を回復させると信じられていたそうですわ」

ルビィ「そんな簡単に視力が回復する訳ないのにね…」

ダイヤ「『幸福な家庭』には、親株から多数の小ヅルが出ている様子からつけられたと言われていますわ!」

ルビィ「ちゃんとした理由があるんだね」

ダイヤ「西洋の花言葉で『尊重と愛情』『完全なる善』とありますがこれはイチゴがキリスト教において聖ヨハネと聖母マリアにささげられ、両者のエンブレムになっていることにちなんでいるそうです」

ルビィ「善子ちゃん?」ヨハネ?

ダイヤ「そのヨハネとは違いますわ!」


──
───

───
──


ダイヤ「お土産でも買って帰りましょう」

ダイヤ「いくつかわたくしが払いますわ」

ルビィ「やったー♪」

ダイヤ「あまり買いすぎないでくださいね」

ルビィ「ジャム…イチゴケーキにタルト…」

ダイヤ「わたくしはイチゴプリンですわぁ♪」


優しい世界

しかし現実


⌒°( ^p^)°⌒<うゆゅ、おねぇちゃあのイチゴプリンはおいしいんだあ~♪

|c||´;.д;||<なんてこと…なんてことなの…


終わり

実は本編より先におまけが出来たのは内緒

続き考えてたのですがバレンタインとっくに終わって2月も終わるという…本当に遅筆でやばいです。

最後まで読んでくださった方ありがとうございました。

こちら前作です。

善子「桜と梨の花言葉」
【ラブライブ!サンシャイン!!】善子「桜と梨の花言葉」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1486126418/)

乙です!
可愛いよしりこでした!

おつ!

乙!
癒されました

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